JP2019168407A - 蓋部材および時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】外圧に対する強度またはモジュールに対するクリアランスを確保して、薄型化を図ることができる蓋部材およびそれを備えた時計を提供する。【解決手段】時計モジュールを収容する腕時計ケースの下側開口部を塞ぐ蓋本体23を備え、この蓋本体23における時計モジュールの外径よりも内側に対応する箇所に、蓋本体23の外面における平面を第1基準面9aとして、この第1基準面9aよりも外面側に突出する凸部25と、蓋本体23の内面における平面を第2基準面9bとして、この第2基準面9bよりも外面側に向けて窪む凹部26と、が設けられている。従って、凸部25によって蓋本体23の強度を確保して水圧などの外圧による蓋本体23の変形を抑制できる。また、凹部26によって時計モジュールに対するクリアランスを確保して蓋本体23の肉厚を薄く形成できる。これにより、腕時計全体の薄型化が図れる。【選択図】図5

Description

この発明は、腕時計などの時計に用いられる蓋部材およびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、時計モジュールを収容する腕時計ケースの上部開口に時計ガラスを取り付け、腕時計ケースの下部に裏蓋を取り付けることにより、腕時計ケースの内部に収容された時計モジュールを保護する構造のものが知られている。
特開2010−249716号公報
このような腕時計では、裏蓋が水圧などの外圧を受けて変形すると、裏蓋が腕時計ケース内に収容された時計モジュールを押圧して破損する恐れがあるため、裏蓋と時計モジュールとの間に十分なクリアランスを設けるか、あるいは裏蓋の肉厚を十分に厚くする必要がある。このため、腕時計全体の厚みが厚くなるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、外圧に対する強度またはモジュールに対するクリアランスを確保して、薄型化を図ることができる蓋部材およびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、モジュールを収容するケースの開口部を塞ぐ蓋本体を備え、前記モジュールの外径よりも内側に対応する前記蓋本体の箇所には、前記蓋本体の外面における平面を第1基準面として、前記第1基準面よりも前記外面側に突出する凸部と、前記蓋本体の内面における平面を第2基準面として、前記第2基準面よりも前記外面側に向けて窪む凹部とのうち、少なくとも一方が設けられていることを特徴とする蓋部材である。
この発明によれば、外圧に対する強度またはモジュールに対するクリアランスを確保して、薄型化を図ることができる。
この発明を腕時計に適用した第1実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA−A矢視における要部を示した拡大断面図である。 図2に示されたスイッチ装置における筒状部材を示し、(a)は筒状部材を腕時計ケースの内部側から見た拡大斜視図、(b)は筒状部材を腕時計ケースの外部側から見た拡大斜視図である。 図2に示された裏蓋を左斜め上方から見た拡大斜視図である。 図4に示された裏蓋を示し、(a)はその拡大平面図、(b)は(a)のB−B矢視における拡大断面図である。 この発明を腕時計に適用した第2実施形態において、裏蓋を左斜め上方から見た拡大斜視図である。 図6に示された裏蓋を示し、(a)はその拡大平面図、(b)は(a)のC−C矢視における拡大断面図である。 この発明を適用した腕時計の裏蓋の変形例を示した拡大断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、この発明を腕時計に適用した第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、バンド取付部2がそれぞれ設けられている。この腕時計ケース1の3時側には、スイッチ装置3が設けられており、この腕時計ケース1の2時側と4時側とには、押釦スイッチ4がそれぞれ設けられている。
この場合、腕時計ケース1は、図2に示すように、本体ケース5とベゼルケース6とを備えている。本体ケース5は、ステンレスなどの金属で形成されている。ベゼルケース6は、本体ケース5と同様、ステンレスなどの金属で形成され、本体ケース5の上部に防水パッキン7を介して設けられている。この場合、本体ケース5とベゼルケース6とは、本体ケース5上にベゼルケース6が配置された状態で、両方の境界部における内周面がレーザ光線の照射による溶接部Rによって接合されている。
また、腕時計ケース1の上側開口部、つまりベゼルケース6の上側開口部には、図2に示すように、時計ガラス8がガラスパッキン8aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の下部、つまり本体ケース5の下部には、蓋部材である裏蓋9が蓋パッキン10を介して取り付けられている。
この腕時計ケース1の内部には、図2に示すように、時計モジュール11が収納されている。この時計モジュール11は、図示しないが、指針を運針させて時刻を指示させる時計ムーブメント、時刻などの情報を電気光学的に表示する平面型の表示パネル、これらを駆動して制御する回路基板などの時計機能に必要な各種の部品を備えている。
ところで、腕時計ケース1の3時側に設けられたスイッチ装置3は、図2に示すように、腕時計ケース1の本体ケース5に設けられた貫通孔12に嵌め込まれた筒状部材13と、この筒状部材13にスライド可能に挿入された操作軸14と、この操作軸14の外端部に設けられた操作頭部15と、を備えている。
筒状部材13は、図2および図3に示すように、腕時計ケース1の貫通孔12に圧入によって嵌め込まれる小径筒部16と、腕時計ケース1の外部に突出する大径筒部17と、を備えている。小径筒部16は、外径が貫通孔12の内径と同じ大きさに形成され、軸方向の長さが貫通孔12の軸方向の長さよりも長く形成されている。これにより、小径筒部16は、貫通孔12内に嵌め込まれて大径筒部17の内端部が腕時計ケース1の外面に当接した際に、小径筒部16の内端部が腕時計ケース1内に突出するように形成されている。
大径筒部17は、図2および図3に示すように、外径が貫通孔12の内径および小径筒部16の外径よりも大きく、かつ内径が小径筒部16の内径と同じ大きさで形成され、軸方向の長さが小径筒部16の軸方向の長さとほぼ同じ長さで形成されている。これにより、大径筒部17は、小径筒部16が貫通孔12内に嵌め込まれて大径筒部17の内端面が腕時計ケース1の外面に当接した状態で、腕時計ケース1の外部に突出して配置されるように形成されている。
この場合、小径筒部16は、図2および図3に示すように、腕時計ケース1の内部に突出した内端部の下側半分に切欠き部16aが設けられていることにより、腕時計ケース1の内部に突出した内端部が半円筒状に形成されている。このため、大径筒部17の外端部には、小径筒部16の切欠き部16aの位置を確認するための位置合せ部17aが設けられている。この位置合せ部17aは、大径筒部17の外端部における上部に設けられた切欠き部であるが、単純な目印としてのマーク部であっても良い。
操作軸14は、図2に示すように、内径が筒状部材13の内径、つまり小径筒部16と大径筒部17との各内径と同じ大きさで、軸方向の長さが筒状部材13の軸方向の長さよりも長く形成されている。これにより、操作軸14は、筒状部材13内に挿入された際に、内端部が小径筒部16から腕時計ケース1内に突出し、外端部が大径筒部17から腕時計ケース1の外部に突出するように構成されている。
この場合、操作軸14は、図2に示すように、外周面に複数の第1防水リング18が設けられ、これら複数の第1防水リング18の外周部が筒状部材13の内周面に圧接した状態で、軸方向に摺動することにより、筒状部材13内にスライド可能で且つ回転可能な状態で取り付けられている。また、この操作軸14の内端部には、巻真(図示せず)が連結される連結穴14aが設けられている。
操作頭部15は、図2に示すように、外端部が塞がれたほぼ円筒状に形成され、内端面に操作軸14の外端部が一体に設けられた構造になっている。この操作頭部15は、外径が腕時計ケース1の本体ケース5の上下方向の長さ(高さ)よりも少し大きく形成され、内径が腕時計ケース1の本体ケース5の上下方向の長さ(高さ)よりも少し小さく、かつ筒状部材13の大径筒部17の外径よりも少し大きく形成されている。
また、この操作頭部15は、図2に示すように、その軸方向の長さが筒状部材13の大径筒部17の軸方向の長さよりも長く形成されている。これにより、操作頭部15は、操作軸14が筒状部材13内に挿入された際に、大径筒部17の外周を覆って配置され、この状態で操作軸14と共に軸方向に移動すると共に、回転するように構成されている。
この場合、操作頭部15は、図2に示すように、大径筒部17の外周に設けられた第2防水リング20が操作頭部15の内周面に圧接した状態で、軸方向に摺動するように構成されている。また、操作頭部15の内端面と大径筒部17の外端面との間には、操作頭部15が腕時計ケース1の外面に向けて押し込まれた際に、操作頭部15の内端面と大径筒部17の外端面とに圧接する第3防水リング21が配置されている。
これにより、スイッチ装置3は、図2に示すように、操作頭部15が腕時計ケース1の外面に向けて押されて、操作軸14が腕時計ケース1の内部に押し込まれた際に、操作軸14に連結された巻真(図示せず)が時計モジュール11内に押し込まれることにより、巻真の動作が時計モジュール11に伝わらない非伝達状態になるように構成されている。
このため、このスイッチ装置3は、図2に示すように、操作軸14に連結された巻真(図示せず)が時計モジュール11内に押し込まれて、巻真が時計モジュール11に対して非伝達状態のときに、操作頭部15を回転操作させて操作軸14が巻真を回転させても、巻真の回転が時計モジュール11に伝達されないため、時計モジュール11の時刻修正などの操作が行われないように構成されている。
また、このスイッチ装置3は、図2に示すように、操作頭部15が腕時計ケース1の外部に向けて引き出されて、操作軸14が腕時計ケース1の外部に向けてスライドした際に、操作軸14に連結された巻真(図示せず)が時計モジュール11内を移動して時計モジュール11を動作可能な状態で連結されるように構成されている。
このため、このスイッチ装置3は、操作頭部15が腕時計ケース1の外部に向けて引き出されて、巻真(図示せず)が時計モジュール11を動作可能に連結された状態で、操作頭部15を回転操作させて操作軸14が巻真を回転させた際に、巻真の回転が時計モジュール11に伝達されることにより、時計モジュール11の時刻修正などの操作が行えるように構成されている。
ところで、腕時計ケース1の下部に取り付けられる蓋部材である裏蓋9は、図2、図4および図5に示すように、腕時計ケース1の本体ケース5の下側開口部を塞ぐ蓋本体23と、この蓋本体23を本体ケース5に取り付ける取付部24と、を備えている。蓋本体23は、ほぼ円板状に形成され、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する箇所に凸部25と凹部26とが設けられた構造になっている。
この蓋本体23の凸部25は、図4および図5に示すように、水圧などの外圧による蓋本体23の変形を抑制するためのものであり、蓋本体23の裏面である外面における平面を第1基準面9aとして、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第1基準面9aよりも蓋本体23の裏面である外面つまり下面の下側に突出する湾曲凸形状に形成されている。
また、蓋本体23の凹部26は、図4および図5に示すように、時計モジュール11に対してクリアランスを設けるためのものであり、蓋本体23の内面における平面を第2基準面9bとして、凸部25に対応した状態で、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第2基準面9bよりも蓋本体23の裏面である外面つまり下面の下側に向けて窪む湾曲凹形状に形成されている。
すなわち、蓋本体23の凸部25は、図5(b)に示すように、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲しながら第1基準面9aよりも蓋本体23の下側に突出する球面状の湾曲凸面に形成されている。このため、この蓋本体23の凸部25は、水圧などの外圧が蓋本体23に加わった際に、その外圧を凸部25の外周側に分散させて、蓋本体23全体の強度を確保することにより、外圧による蓋本体23の変形を抑えるように構成されている。
また、蓋本体23の凹部26は、図5(b)に示すように、凸部25に対応して蓋本体23の内面である上面側に設けられ、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲しながら第2基準面9bよりも蓋本体23の下側に向けて窪む球面状の湾曲凹面に形成されている。このため、この蓋本体23の凹部26は、蓋本体23が時計モジュール11に接触いないように、時計モジュール11に対してクリアランスをもって蓋本体23を配置させるように構成されている。
これにより、蓋本体23は、図5(b)に示すように、凹部26によって蓋本体23の肉厚が薄く形成されていると共に、蓋本体23の肉厚を薄く形成しても、水圧などの外圧によって蓋本体23が時計モジュール11に向けて変形するのを凸部25によって抑制するように構成されている。また、この蓋本体23は、凹部26によって腕時計ケース1内に収容された時計モジュール11との間にクリアランスをもって配置されるように構成されている。
一方、裏蓋9の取付部24は、図2、図4および図5に示すように、蓋本体23の内面である上面における外周部にほぼ円筒状に設けられて、腕時計ケース1の本体ケース5の内周面にリング状の蓋パッキン10を介して取り付けられるように構成されている。すなわち、この取付部24は、外径が本体ケース5の内径よりも小さく形成されていることにより、取付部24の外周面と本体ケース5の内径との間に蓋パッキン10が配置された状態で、本体ケース5の内周面に取り付けるように構成されている。
この場合、取付部24は、図2に示すように、その軸方向である上下方向の長さが、本体ケース5の下面から貫通孔12までの長さよりも長く、かつ本体ケース5の下面からスイッチ装置3の操作軸14までの長さよりも短く形成されている。これにより、取付部24は、その上端部がスイッチ装置3の筒状部材13における小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に蓋パッキン10と共に配置されるように構成されている。
このため、この裏蓋9は、図2に示すように、小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に取付部24の上端部が配置されることにより、本体ケース5の内周面に取り付けられる取付部24の上下方向の長さを十分に確保して、本体ケース5の内周面に対する取付強度を確保するように構成されている。
また、この裏蓋9は、図2に示すように、取付部24の上端部が小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置されることにより、本体ケース5の上下方向の長さを短く形成して、腕時計全体の薄型化を図ると共に、裏蓋9の蓋本体23と時計モジュール11との間のクリアランスを小さくして配置されるように構成されている。
次に、このような腕時計の作用について説明する。
この腕時計を組み立てる場合には、まず、腕時計ケース1を組み立てる。このときには、ステンレスなどの金属製の本体ケース5の上部に防水パッキン7を介してステンレスなどの金属製のベゼルケース6を配置し、この状態で本体ケース5とベゼルケース6との境界部における内周面をレーザ光線の照射による溶接部Rによって接合する。
すなわち、本体ケース5とベゼルケース6との内周面における境界部にレーザ光線の照射する際には、レーザ光線の照射範囲が小さいので、溶着領域の上下方向の幅が小さくなる。このため、上下方向の溶接幅を広く設定する必要がないので、本体ケース5とベゼルケース6との上下方向の長さを短くして、腕時計ケース1全体の薄型化が図れる。
そして、腕時計ケース1の上側開口部、つまりベゼルケース6の上側開口部にガラスパッキン8aを介して時計ガラス8を取り付けた上、腕時計ケース1の本体ケース5にスイッチ装置3および押釦スイッチ4を取り付ける。この場合、スイッチ装置3を取り付ける際には、予め、腕時計ケース1の内部にその下側から時計モジュール11を収容して、本体ケース5の貫通孔12に筒状部材13を取り付ける。
この場合には、筒状部材13の大径筒部17の外端部に設けられた位置合せ部17aを上方に向けた状態で、小径筒部16を腕時計ケース1の外部から貫通孔12に圧入によって嵌め込む。これにより、筒状部材13の大径筒部17の内端面が腕時計ケース1の外面に当接して、大径筒部17が腕時計ケース1の外部に配置された状態で、小径筒部16の内端部が腕時計ケース1の内部に突出すると共に、この突出した内端部に設けられた切欠き部16aが下側を向いて配置される。
この状態で、筒状部材13の大径筒部17の外周に第2防水リング20を取り付けると共に、大径筒部17の外端部に第3防水リング21を配置する。そして、スイッチ装置3の操作軸14を筒状部材13に腕時計ケース1の外部から挿入する。このときには、予め、操作軸14の連結穴14aに巻真(図示せず)を挿入させて連結させると共に、操作軸14の外周に複数の第1防水リング18を取り付ける。
この状態で、操作軸14および巻真を筒状部材13に複数の第1防水リング18と共に挿入させて、操作頭部15を筒状部材13の大径筒部17の外周に配置させる。これにより、操作軸14の内端部が腕時計ケース1の内部に突出すると共に、この操作軸14に取り付けられた巻真が時計モジュール11内に挿入されて、時計モジュール11に連結される。
このときには、複数の第1防水リング18によって操作軸14の外周面と筒状部材13の内周面との間の防水が図れると共に、第2防水リング20によって操作頭部15の内周面と大径筒部17の外周面との間の防水が図れる。また、このときには、操作頭部15の内端面と大径筒部17の外端面との間に第3防水リング21が挟まれて防水が図られる。これにより、スイッチ装置3が腕時計ケース1に組み付けられる。
そして、腕時計ケース1の下部に裏蓋9を取り付ける。このときには、予め、裏蓋9の取付部24の外周に蓋パッキン10を取り付け、この状態で裏蓋9の蓋本体23を腕時計ケース1の本体ケース5の下側開口部に対応させて、取付部24を蓋パッキン10と共に本体ケース5内に下側から嵌め込む。このときには、取付部24の上端部が操作軸14に接触することなく小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置される。このため、操作軸14が取付部24の上端部の影響を受けずにスライド操作する。
すなわち、取付部24の上端部が小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置されることにより、本体ケース5の内周面に取り付けられる取付部24の上下方向の長さを十分に確保して、本体ケース5の内周面に対する取付強度が確保される。このため、この裏蓋9は、取付部24が小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置されることにより、蓋本体23と時計モジュール11との間のクリアランスを小さくすることができるので、腕時計全体の薄型化が図れる。
このように組み立てられた腕時計は、腕時計ケース1の本体ケース5とベゼルケース6との内周面における境界部がレーザ光線の照射による溶接部Rによって接合されていると共に、裏蓋9の取付部24の上端部が、腕時計ケース1内に突出した筒状部材13の小径筒部16の内端部に当接することなく、小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置されることによって、腕時計ケース1全体の薄型化が図れる。
また、この腕時計の裏蓋9は、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する蓋本体23の箇所の凸部25が、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第1基準面9aよりも蓋本体23の下側に突出する球面状の湾曲凸形状に形成されていることにより、蓋本体23全体の強度が確保され、水圧などの外圧による蓋本体23の変形が抑えられる。
また、この腕時計の裏蓋9は、蓋本体23の凹部26が、凸部25に対応する蓋本体23の箇所において、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第2基準面9bよりも蓋本体23の下側に向けて窪む球面状の湾曲凹形状に形成されていることにより、蓋本体23の肉厚を薄く形成することができると共に、時計モジュール11と蓋本体23との間にクリアランスを確保することができる。このため、この腕時計は、蓋本体23の凸部25と凹部26とによって、腕時計ケース1全体の薄型化が図れる。
この場合、この腕時計は、蓋本体23の肉厚を薄く形成しても、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する蓋本体23の箇所の凸部25が、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第1基準面9aよりも蓋本体23の下側に突出する球面状の湾曲凸面に形成されて、蓋本体23全体の強度が高められることにより、裏蓋9が水圧などの外圧を受けても、蓋本体23の変形が抑えられる。
すなわち、この裏蓋9は、水圧などの外圧を受けた際に、その外圧が凸部25の外周に向けて分散されることにより、蓋本体23全体の強度を高めて蓋本体23の変形が抑制される。このため、腕時計ケース1内に収容された時計モジュール11と蓋本体23との間のクリアランスを小さく設定して、腕時計全体の薄型化が図れる。
このように、この腕時計の裏蓋9によれば、時計モジュール11を収容する腕時計ケース1の下側開口部を塞ぐ蓋本体23を備え、この蓋本体23における時計モジュール11の外径よりも内側に対応する箇所に、蓋本体23の裏面である外面の下面における平面を第1基準面9aとして、この第1基準面9aよりも蓋本体23の下面側に突出する凸部25と、蓋本体23の内面における平面を第2基準面9bとして、この第2基準面9bよりも蓋本体23の下面側に向けて窪む凹部26と、が設けられていることにより、蓋本体23の強度および時計モジュール11に対して、クリアランスを確保して薄型化を図ることができる。
すなわち、この腕時計の裏蓋9では、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する蓋本体23の箇所に、蓋本体23の裏面である外面の下面における平面を第1基準面9aとして、この第1基準面9aよりも蓋本体23の下面側に突出して設けられた凸部25によって、蓋本体23の強度を確保することができるので、水圧などの外圧による蓋本体23の変形を抑制することができる。
また、この腕時計の裏蓋9では、凸部25に対応する蓋本体23の箇所に、蓋本体23の内面における平面を第2基準面9bとして、この第2基準面9bよりも蓋本体23の下面側に向けて窪んで設けられた凹部26によって、時計モジュール11に対してクリアランスを設けることができるので、時計モジュール11と蓋本体23との間にクリアランスを確保することができると共に、蓋本体23の肉厚を薄く形成することができるので、腕時計全体の薄型化を図ることができる。
この場合、蓋本体23の凸部25は、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第1基準面9aよりも蓋本体23の裏面の外部側に突出する湾曲凸形状に形成されていることにより、蓋本体23の肉厚を薄く形成しても、水圧などの外圧に対する蓋本体23の強度を確保すことができるので、水圧などの外圧によって時計モジュール11に向かう蓋本体23の変形を確実に抑えることができ、これにより蓋本体23と時計モジュール11との間にクリアランスを確保して、腕時計全体の薄型化を図ることができる。
すなわち、この蓋本体23の凸部25は、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲しながら第1基準面9aよりも蓋本体23の下側に突出する球面状の湾曲凸面に形成されていることにより、水圧などの外圧が加わった際に、その外圧を凸部25の外周側に分散させることができるので、蓋本体23全体の強度を十分に高めることができ、水圧などの外圧による蓋本体23の変形を確実にかつ良好に抑えることができる。
また、この蓋本体23では、凹部26が凸部25に対応する蓋本体23の箇所において、蓋本体23の中心部に向けて緩やかに湾曲して第2基準面9bよりも蓋本体23の外部側に向けて窪む湾曲凹形状に形成されていることにより、蓋本体23の肉厚を薄く形成することができると共に、時計モジュール11と蓋本体23との間にクリアランスを確実にかつ良好に設けることができる。
このため、この裏蓋9では、凹部26によって時計モジュール11と蓋本体23との間にクリアランスを確保することができると共に、蓋本体23の肉厚を薄く形成しても、凸部25によって蓋本体23の強度を確保することができるので、水圧などの外圧によって時計モジュール11に向かう蓋本体23の変形を確実に抑えることができると共に、腕時計ケース1内に収容された時計モジュール11と蓋本体23との間にクリアランスを確保して、腕時計全体の薄型化を図ることができる。
また、この腕時計の裏蓋9では、蓋本体23の外周部に腕時計ケース1に取り付けられる取付部24が設けられていることにより、この取付部24によって蓋本体23を腕時計ケース1に確実にかつ良好に取り付けることができる。すなわち、この取付部24は、蓋本体23の内面である上面における外周部にほぼ円筒状に設けられて、腕時計ケース1の本体ケース5の内周面にリング状の蓋パッキン10を介して取り付けられることにより、防水性を確保して蓋本体23を腕時計ケース1に確実に取り付けることができる。
この場合、取付部24は、その軸方向である上下方向の長さが、本体ケース5の下面から貫通孔12までの長さよりも長く、かつ本体ケース5の下面からスイッチ装置3の操作軸14までの長さよりも短く形成されていることにより、取付部24の上端部をスイッチ装置3の筒状部材13における小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置させることができる。
このため、この裏蓋9は、小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に取付部24の上端部が配置されることにより、本体ケース5の内周面に取り付けられる取付部24の上下方向の長さを十分に確保して、本体ケース5の内周面に対する取付強度を確保することができると共に、本体ケース5の上下方向の長さを短くして、蓋本体23と時計モジュール11との間のクリアランスを小さくすることができるので、これによっても腕時計全体の薄型化を図ることができる。
この場合、この腕時計では、腕時計ケース1の本体ケース5とベゼルケース6との内周面における境界部がレーザ光線の照射による溶接部Rによって接合されていると共に、裏蓋9の取付部24の上端部が、腕時計ケース1内に突出した筒状部材13の小径筒部16の内端部に当接することなく、小径筒部16の内端部に設けられた切欠き部16a内に配置されることにより、これらによっても腕時計ケース1全体の更なる薄型化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図6および図7を参照して、この発明を腕時計に適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図6および図7に示すように、裏蓋9の蓋本体30が第1実施形態と異なる構造であり、これ以外は第1実施形態と同じ構造になっている。
すなわち、この裏蓋9の蓋本体30は、図6および図7に示すように、ほぼ円板状に形成され、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する箇所に、凸部25と凹部26とが設けられているほか、これら凸部25と凹部26との外周に沿って溝部31が設けられた構造になっている。
この場合、凸部25は、第1実施形態と同様、水圧などの外圧による蓋本体30の変形を抑制するためのものである。凹部26は、第1実施形態と同様、時計モジュール11に対してクリアランスを設けるためのものである。また、溝部31は、水圧などの外力が凸部25に加わった際に、その凸部25の変形を受け止めるためのものである。
すなわち、この蓋本体30の凸部25は、図6および図7に示すように、第1実施形態と同様、蓋本体30の中央部に向けて緩やかに湾曲して第1基準面9aよりも蓋本体23の裏面である下面側に突出する球面状の湾曲凸面に形成されていることにより、蓋本体30全体の強度を確保するように構成されている。
また、この蓋本体30の凹部26は、図6および図7に示すように、第1実施形態と同様、凸部25に対応する蓋本体30の箇所において、蓋本体30の中央部に向けて緩やかに湾曲して第2基準面9bよりも蓋本体23の裏面であるの下面側に向けて窪む球面状の湾曲凹面に形成されていることにより、時計モジュール11に対してクリアランスを設けるように構成されている。
これにより、蓋本体30は、図5(b)に示すように、凹部26によって蓋本体30の肉厚が薄く形成されていると共に、蓋本体30の肉厚を薄く形成しても、水圧などの外圧を受けた際に、第1実施形態と同様、凸部25によって外圧を凸部25の外周に分散させることにより、時計モジュール11に向かう蓋本体30の変形を抑制するように構成されている。
また、蓋本体30の溝部31は、図6および図7に示すように、断面形状がほぼ半円形の溝状に形成され、蓋本体30の内面である上面側つまり第2基準面9bから腕時計ケース1の内部に向けて突出すると共に、蓋本体30の外面である下面側つまり第1基準面9aから腕時計ケース1の内部に向けて窪んだ状態で、凸部25と凹部26との外周に沿って円形のリング状に設けられている。
これにより、この溝部31は、図6および図7に示すように、蓋本体30が受けた水圧などの外圧を凸部25でその外周に分散させた際に、その分散された外圧を受け止めることにより、時計モジュール11に向かう蓋本体30の変形を良好に抑えるように構成されている。
この場合、蓋本体30の溝部31は、図7(b)に示すように、蓋本体30の内面である第2基準面9bの上面側に突出した上端部が、腕時計ケース1内に収容された時計モジュール11の下面に接触することなく接近して配置されている。すなわち、蓋本体30の溝部31は、蓋本体30の内面である第2基準面9bの上面側に突出した上端部と時計モジュール11の下面との間に僅かなクリアランスをもって、蓋本体30を配置させるように構成されている。
このような第2実施形態における腕時計の裏蓋9によれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、蓋本体30における時計モジュール11の外径よりも内側に対応する箇所に、水圧などの外圧による蓋本体30の変形を抑制するための凸部25と、時計モジュール11に対してクリアランスを設けるための凹部26と、凸部25に加わった外力を受け止めるための溝部31と、が設けられていることにより、第1実施形態よりも、十分な強度を確保して腕時計全体の更なる薄型化を図ることができる。
すなわち、この第2実施形態における腕時計の裏蓋9では、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する蓋本体30の箇所に設けられた溝部31によって、凸部25に加わった水圧などの外力が凸部25の外周に分散された際に、その分散された外圧を受け止めることができるので、蓋本体30の厚みを薄く形成しても、時計モジュール11に向かう蓋本体30の変形を確実に抑えることができ、これにより十分な強度を確保して腕時計全体の更なる薄型化を図ることができる。
この場合、蓋本体30の溝部31は、断面形状がほぼ半円形の溝状に形成され、蓋本体30の内面である上面側つまり第2基準面9bから腕時計ケース1の内部に向けて突出すると共に、蓋本体30の外面である下面側つまり第1基準面9aから腕時計ケース1の内部に向けて窪んだ状態で、凸部25と凹部26との外周に沿って円形のリング状に設けられていることにより、時計モジュール11に向かう蓋本体30の変形を抑えることができる。
すなわち、この蓋本体30の溝部31は、蓋本体30が受けた水圧などの外圧を凸部25でその外周に分散させた際に、その分散された外圧を溝部31によって確実にかつ良好に受け止めることができるので、時計モジュール11に向かう蓋本体30の変形を確実にかつ良好に抑えることができる。
また、この蓋本体30の溝部31は、蓋本体30の内面である第2基準面9bの上面側に突出した上端部が、腕時計ケース1内に収容された時計モジュール11の下面に接触することなく接近して配置されていることにより、蓋本体30の内面である第2基準面9bの上面側に突出した上端部と時計モジュール11の下面との間に僅かなクリアランスを設ければ良いので、これによっても腕時計全体の更なる薄型化を図ることができる。
なお、上述した第1、第2実施形態では、蓋本体23、30に凸部25と凹部26とを互いに対応させて設けた場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば図8に示された変形例のように、腕時計ケース1内に収容された時計モジュール11の外径よりも内側に対応する蓋本体35の箇所に平坦な形状の凹部36を設け、この凹部36に対応する蓋本体35の下面に球面状に湾曲して突出する湾曲凸形状の凸部37を設けた構造であっても良い。
また、上述した変形例では、蓋本体35に凹部36と凸部37とを設けた構造である場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば蓋本体35に平坦な形状の凹部36のみを設けた構造であっても良く、また蓋本体35に球面状に湾曲して突出する湾曲凸形状の凸部37のみを設けた構造であっても良い。
また、上述した第1、第2実施形態およびその変形例では、蓋本体23に凸部25と凹部26とを円形状に設けた場合について述べたが、この発明は、必ずしも凸部25と凹部26とを円形状に形成する必要はなく、例えば三角形状、四角形状、五角形状などの多角形状、または星形状、あるいは楕円形状に形成しても良い。
また、上述した第1、第2実施形態およびその変形例では、時計モジュール11の外径よりも内側に対応する蓋本体23、30、35の箇所に、凹部26、36を設けた場合について述べたが、この発明は、これに限らず、例えば時計モジュール11がアンテナを備えている場合、このアンテナに対応する蓋本体23、30、35の箇所に、上述した凹部26、36のほかに、アンテナ凹部を設けた構成であっても良い。この場合には、アンテナが耐磁板を介してアンテナ凹部に対応して配置されるようにすれば良い。
さらに、上述した第1、第2実施形態およびその変形例では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計にも適用することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、モジュールを収容するケースの開口部を塞ぐ蓋本体を備え、前記モジュールの外径よりも内側に対応する前記蓋本体の箇所には、前記蓋本体の外面における平面を第1基準面として、前記第1基準面よりも前記外面側に突出する凸部と、前記蓋本体の内面における平面を第2基準面として、前記第2基準面よりも前記外面側に向けて窪む凹部とのうち、少なくとも一方が設けられていることを特徴とする蓋部材である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蓋部材において、前記凸部と前記凹部との両方を備えていることを特徴とする蓋部材である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の蓋部材において、前記凸部は、前記蓋本体の中心部に向けて緩やかに湾曲して前記ケースの外部側に突出する湾曲凸形状に形成されていることを特徴とする蓋部材である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蓋部材において、前記凹部は、前記凸部に対応した状態で、前記蓋本体の中心部に向けて緩やかに湾曲して前記ケースの外部側に向けて窪む湾曲凹形状に形成されていることを特徴とする蓋部材である。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の蓋部材において、前記凸部の外周部または前記凹部の外周部には、溝部が設けられていることを特徴とする蓋部材である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の蓋部材において、前記モジュールはアンテナを備えており、前記凹部は前記アンテナに対応するアンテナ凹部を備えていることを特徴とする蓋部材である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の蓋部材において、前記蓋本体の外周部には、前記ケースに前記蓋本体を取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする蓋部材である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載された蓋部材を備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
3 スイッチ装置
5 本体ケース
6 ベゼルケース
9 裏蓋
9a 第1基準面
9b 第2基準面
10 蓋パッキン
11 時計モジュール
12 貫通孔
13 筒状部材
14 操作軸
15 操作頭部
16 小径筒部
16a 切欠き部
17 大径筒部
17a 位置合せ部
23、30、35 蓋本体
24 取付部
25、37 凸部
26、36 凹部
31 溝部

Claims (8)

  1. モジュールを収容するケースの開口部を塞ぐ蓋本体を備え、
    前記モジュールの外径よりも内側に対応する前記蓋本体の箇所には、前記蓋本体の外面における平面を第1基準面として、前記第1基準面よりも前記外面側に突出する凸部と、前記蓋本体の内面における平面を第2基準面として、前記第2基準面よりも前記外面側に向けて窪む凹部とのうち、少なくとも一方が設けられていることを特徴とする蓋部材。
  2. 請求項1に記載の蓋部材において、前記凸部と前記凹部との両方を備えていることを特徴とする蓋部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蓋部材において、前記凸部は、前記蓋本体の中心部に向けて緩やかに湾曲して前記ケースの外部側に突出する湾曲凸形状に形成されていることを特徴とする蓋部材。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蓋部材において、前記凹部は、前記凸部に対応した状態で、前記蓋本体の中心部に向けて緩やかに湾曲して前記ケースの外部側に向けて窪む湾曲凹形状に形成されていることを特徴とする蓋部材。
  5. 請求項3または請求項4に記載の蓋部材において、前記凸部の外周部または前記凹部の外周部には、溝部が設けられていることを特徴とする蓋部材。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の蓋部材において、前記モジュールはアンテナを備えており、前記凹部は前記アンテナに対応するアンテナ凹部を備えていることを特徴とする蓋部材。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の蓋部材において、前記蓋本体の外周部には、前記ケースに前記蓋本体を取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする蓋部材。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載された蓋部材を備えていることを特徴とする時計。
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