JP3111799U - 腕時計の文字盤構造 - Google Patents

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耕一 鈴木
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株式会社ミナセ
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Abstract

【課題】文字盤の組立て作業の容易化を図ると共に、部品を強固に固定でき、衝撃や振動に耐えられる腕時計の文字盤構造を提供することにある。
【解決手段】文字盤11を形成するベースプレート17に装飾体23を固定する腕時計の文字盤構造において、ベースプレート17に貫通孔22を設け、この貫通孔22に装飾体23の外周縁部より小径で、該装飾体23の外周縁部に接合する押え部25及び貫通孔22に嵌合した状態で、該貫通孔22の内周縁部に係合される係合部27を有し、ベースプレート17の表側から貫通孔22に嵌合される押えリング24を設け、ベースプレート17の裏側から貫通孔22に嵌合された押えリング24の内周面に弾性的に嵌合され、押えリング24をベースプレート17の貫通孔22に固定する固定リングとしてのCリング29を設けたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この考案は、文字盤を形成するベースプレートに、例えば時刻指標を形成する装飾体を固定する腕時計の文字盤構造に関する。
腕時計は、着用者に時刻を知らせるのみならず、装飾品の一つであり、腕時計の外観的美観を図ると共に、時刻指標を有する文字盤にまで美観を図るための工夫がなされている。
例えば、文字盤を形成するベースプレートを、生地に白蝶貝プレートを貼り合せた構造としたり、文字盤上に等間隔に配置する時刻指標を白蝶貝等の装飾体とし、白蝶貝の持つ光沢によって高級化を図って商品価値を高めている。
ところが、白蝶貝は、それ自体が脆弱であり、取り扱いに注意を要する。しかも、腕時計のような小型製品における文字盤を構成する部品は超微細部品となり、この部品を取付けるための取付けスペースも超微細スペースとなる。また、腕時計は、衝撃や振動に耐えられる組立て強度が要求されるため、文字盤を組立てる作業にも細心の注意を要し、特に接着剤を使用することが余儀なくされ、組立て作業に多くの労力を費やしている。
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、文字盤の組立て作業の容易化を図ると共に、部品を強固に固定でき、衝撃や振動に耐えられる腕時計の文字盤構造を提供することにある。
この考案は、前述した目的を達成するために、請求項1は、文字盤を形成するベースプレートに装飾体を固定する腕時計の文字盤構造において、前記ベースプレートに貫通孔を設け、この貫通孔に前記装飾体の外周縁部より小径で、該装飾体の外周縁部に接合する押え部及び前記貫通孔に嵌合した状態で、該貫通孔の内周縁部に係合される係合部を有し、前記ベースプレートの表側から前記貫通孔に嵌合される押えリングを設け、前記ベースプレートの裏側から前記貫通孔に嵌合された前記押えリングの内周面に弾性的に嵌合され、該押えリングを前記ベースプレートの貫通孔に固定する固定リングを設けたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1の装飾体は、前記略半球状の白蝶貝またはオパールやオニキス等の宝石類であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1の前記押えリングの内周面には環状の係合溝が設けられ、前記固定リングは、その外周面に前記係合溝に弾性的に係合する係合凸部を有するCリングであることを特徴とする。
この考案によれば、ベースプレートの表側から貫通孔に嵌合される押えリングとベースプレートの裏側から押えリングに弾性的に嵌合される固定リングとによって、文字盤を簡単に組立てできると共に、接着剤を用いることなく、部品を強固に固定でき、衝撃や振動に耐えられる腕時計の文字盤構造を提供できる。
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は腕時計の斜視図、図2は文字盤を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。図1及び図2に示すように、文字盤11は円板状に形成され、中心部には同軸二重構造の主軸12が挿通される中心孔13が設けられている。主軸12には短針14及び長針15が装着されている。文字盤11の外周縁には12個の時刻指標16が周方向に等間隔に設けられている。12個の時刻指標16のうち、0時、6時及び9時の時刻に対応する部分には柱状指標16aが、3時の時刻に対応する部分にはカレンダー窓16bが、残りの時刻の部分には球状指標16cが設けられている。
時刻指標16のうち、球状指標16cの取付け構造について説明すると、図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示すように構成されている。すなわち、文字盤11を構成するベースプレート17は、生地18と、この生地18の上面に重ねて設けられた装飾プレート19とからなり、装飾プレート19は、透明または半透明の白蝶貝プレート20の下面に裏打ちした白色の塗料膜21とから形成されている。ベースプレート17には球状指標16cを取付けるための貫通孔22が設けられ、この貫通孔22には時刻指標16を形成する装飾体23が取付けられている。装飾体23は、例えば、略半球状の白蝶貝であり、貫通孔22は装飾体23の最大径部23aより大径に形成されている。白蝶貝は、ウグイスガイ科の二枚貝で、殻は円盤状で黄褐色、内面は白銀色で真珠光沢が強いという特徴がある。
貫通孔22には押えリング24が嵌合されている。押えリング24は装飾体23の最大径部23aより小径で、最大径部23aに接合する押え部25を内周部に有すると共に、貫通孔22に嵌合する嵌合筒部26を有している。さらに、押えリング24の押え部25の外周部には貫通孔22の内周縁部に係合する係合部27を有し、押えリング24はベースプレート17の表側から貫通孔22に装着されている。また、押えリング24の嵌合筒部26の内周面には環状の係合溝28が形成されている。さらに、押えリング24の嵌合筒部26の内部にはベースプレート17の裏側から弾性的に嵌合される固定リングとしてのCリング29が設けられている。Cリング29は外周面には押えリング24の嵌合筒部26の内周面に形成した係合溝28に係合される係合凸部30が形成されている。なお、押えリング24の嵌合筒部26の係合溝28と係合凸部30との間に接着剤(図示しない)を塗布することにより、一層強固に固定される。また、Cリング29はその上面で装飾体23の下面を支持し、押え部25との間で装飾体23を挟持している。
一方、前記時刻指標16のうち、0時に対応する一つの柱状指標16aは、図4(a)(b)に示すように構成されている。すなわち、金属材料からなる柱状指標本体31は、横断面がアルファベットの「M」をなしている。柱状指標本体31は、文字盤11の径方向に沿って設けられており、文字盤11の中心方向に向う端部は、斜め(例えば、α=140°前後)にカットされ、文字盤11に対して正面視で、アルファベットの「M」を標示する標示部32が形成されている。つまり、横断面がアルファベットの「M」の柱状指標本体31を斜めにカットすることにより、文字盤11を正面から見たときアルファベットの「M」のサイズが大きく標示されるようにしている。
さらに、柱状指標16aの標示部32と対応するベースプレート17の生地18の上面には楕円形状の凹陥部33が形成されている。凹陥部33と対向する装飾プレート19には凹陥部33の形状に倣って塗料膜21を施さない箇所を設けることにより、装飾プレート19を透過して表側に凹陥部33を露出させている。従って、文字盤11の一部にアルファベットの「M」を標示する標示部32が浮き出るようにして文字盤11の美観を図っている。なお、ベースプレート17の生地18の上面に凹陥部33を形成することによって装飾プレート19との間に、図4(b)で示すように、空隙部が形成されるが、この空隙部に透明部材を収納することにより、装飾プレート19の変形、破損を防止できる。
なお、柱状指標本体31の横断面は、アルファベットの「M」に限定されるものではなく、「A」「H」などでもよく、1文字に限らず、2文字以上の組合わせでもよい。また、装飾体23は、白蝶貝に限定されるものではなく、オパールやオニキス等の宝石類でもよく、形状も限定されるものではない。
この考案の第1の実施形態の腕時計の斜視図。 同実施形態の文字盤を示し、(a)は正面図、(b)は断面図。 同実施形態の時刻指標の取付け構造を示し、(a)は縦断側面図、(b)はCリングの斜視図。 同実施形態の時刻指標を示し、(a)は正面図、(b)は縦断側面図。
符号の説明
11…文字盤、16…時刻指標、17…ベースプレート、22…貫通孔、23…装飾体、24…押えリング、25…押え部、26…嵌合筒部、27…係合部、28…係合溝、29…Cリング(固定リング)

Claims (3)

  1. 文字盤を形成するベースプレートに装飾体を固定する腕時計の文字盤構造において、
    前記ベースプレートに貫通孔を設け、この貫通孔に前記装飾体の外周縁部より小径で、該装飾体の外周縁部に接合する押え部及び前記貫通孔に嵌合した状態で、該貫通孔の内周縁部に係合される係合部を有し、前記ベースプレートの表側から前記貫通孔に嵌合される押えリングを設け、
    前記ベースプレートの裏側から前記貫通孔に嵌合された前記押えリングの内周面に弾性的に嵌合され、該押えリングを前記ベースプレートの貫通孔に固定する固定リングを設けたことを特徴とする腕時計の文字盤構造。
  2. 前記装飾体は、略半球状の白蝶貝またはオパールやオニキス等の宝石類であることを特徴とする請求項1記載の腕時計の文字盤構造。
  3. 前記押えリングの内周面には環状の係合溝が設けられ、前記固定リングは、その外周面に前記係合溝に弾性的に係合する係合凸部を有するCリングであることを特徴とする請求項1記載の腕時計の文字盤構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0445895U (ja) * 1990-08-24 1992-04-17

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