JP2017161283A - 時計用リューズ及び時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】リューズ本体の凹部に確実に飾り石を固定できる時計用リューズ及び時計を提供する。【解決手段】凹部83が形成されたリューズ本体8及び凹部83に固定される飾り石9を備える時計用リューズ7において、凹部83の内側面と飾り石9との間には、接着剤が配置され、内側面の深さ寸法は、0.5mm以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、時計用リューズ及び時計に関する。
従来、腕時計のケース内には、ステップモーター及び輪列を備え、当該ステップモーター及び輪列を介して時針、分針及び秒針を駆動させるムーブメントを備えている。このような、ムーブメントには、巻真を介してリューズが接続され、当該リューズの頭部には、装飾性を向上させるため透明部材(飾り石)が固定されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の腕時計用リューズでは、リューズ本体の頭部に凹部が形成され、当該凹部には、位置合わせ用のマークが印刷されたシートが固定配置され、当該シート上にUV硬化接着剤が塗布される。そして、UV硬化接着剤が塗布されたシート上に透明部材が配置された後、紫外線が照射され、当該頭部に透明部材が固定される。
特開2002−62369号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の腕時計用リューズでは、凹部の内側面及び透明部材における接着剤との接合面積が充分ではない場合があり、当該凹部から透明部材が外れる可能性が高いという問題がある。
本発明は、リューズ本体の凹部に確実に飾り石を固定できる時計用リューズ及び時計を提供することを目的とする。
本発明の時計用リューズは、凹部が形成されたリューズ本体及び当該凹部に固定される飾り石を備える時計用リューズにおいて、前記凹部の内側面と前記飾り石との間には、接着剤が配置され、前記内側面の深さ寸法は、0.5mm以上であることを特徴とする。
本発明によれば、凹部の内側面の深さ寸法が0.5mm以上に設定されていることから、当該内側面と飾り石との間に充分に接着剤が配置される。これによれば、内側面及び飾り石における接着剤との接合面積を拡大できるので、凹部と飾り石とを確実に接着剤により固定できる。このため、例えば、時計用リューズの製造過程における不良率を低減できる。また、製造後においても、当該飾り石に当該凹部に対して衝撃が加えられた場合であっても、当該衝撃により飾り石が当該凹部から外れることを抑制できる。
本発明では、前記内側面は、前記凹部の底面から垂直に起立し、前記飾り石は、前記内側面に平行な側面を有し、前記内側面と前記側面との間には、接着剤が配置されていることが好ましい。
本発明によれば、凹部の内側面が底面から垂直に起立し、飾り石が当該内側面と平行な側面を有しているので、内側面と飾り石の側面との距離を小さくした状態で飾り石を凹部に配置し、内側面と側面との間に略均等に接着剤を配置できる。すなわち、内側面と側面とが平行でない場合に比べて、当該内側面と側面との接合力を高めることができる。従って、飾り石をリューズ本体に確実に固定できる。
本発明では、前記側面は、前記凹部の底面側から、当該凹部の開口面より前記底面側の位置まで延出し、前記飾り石は、前記側面の前記底面とは反対方向側の端部から連続して前記内側面から離れる方向に傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面と前記内側面との間に前記接着剤が配置されていることが好ましい。
本発明では、飾り石の傾斜面と内側面との間に接着剤が配置されるので、当該飾り石を凹部の内側面のみならず、開口面側でも固定することができる。これによれば、飾り石が凹部の開口面側への移動を確実に規制することができるので、時計用リューズの衝撃等に対する強度を更に高めることができる。
本発明では、前記接着剤は、紫外線硬化接着剤により構成されていることが好ましい。
本発明によれば、凹部の内側面と飾り石との間に配置される接着剤がUV硬化接着剤により構成されているので、紫外線が照射されるまで、当該接着剤は硬化することがない。これによれば、凹部に飾り石を配置した後、当該飾り石の位置を調整できる。
本発明の時計は、上記時計用リューズを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記時計用リューズと同様の効果を奏することができる。また、時計用リューズの不良率を低減できるので、当該時計用リューズを備える時計の不良率も低減させることができる。
本発明の第1実施形態に係る時計の平面図。 上記第1実施形態における時計の断面図。 上記第1実施形態におけるリューズの斜視図。 上記第1実施形態におけるリューズの平面図。 上記第1実施形態におけるリューズの拡大図。 本発明の第2実施形態に係る時計の断面図。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る時計1の平面図であり、図2は、時計1を図1におけるA1−A1線にて切断した断面を示す断面図である。
時計1は、図1及び図2に示すように、後述するムーブメント等を収容する外装ケース2を備える。この外装ケース2は、ケース本体3と、裏蓋4と、を備える。このケース本体3は、円筒状の胴11と、当該胴11の表面側に設けられたベゼル12とを備える。
胴11の側面には、貫通孔111が形成され、当該貫通孔111を挿通する軸部82を有するリューズ7が設けられている。ベゼル12は、リング状に形成されている。これらベゼル12と胴11とは、互いの対向面に形成された凹凸による嵌め合わせ構造あるいは両面粘着テープや接着剤等の手段により接続されている。なお、ベゼル12は、胴11に対して回転可能に取り付けられていてもよい。
ベゼル12の内側には、ベゼル12によって保持されたカバーガラス5が取り付けられている。
ケース本体3の裏面側には、ケース本体3の裏面側の開口を塞ぐ円板状の裏蓋4が設けられている。裏蓋4は、ケース本体3の胴11にねじ込まれて取り付けられている。
胴11、ベゼル12、裏蓋4には、BS(真鍮)、SUS(ステンレス鋼)、チタン合金などの金属材料が利用される。
[時計の内部構造]
次に、時計1の外装ケース2に内蔵される内部構造について説明する。
外装ケース2内には、図2に示すように、ムーブメント6と、文字板15と、上記文字板15の外周縁に沿って配置されたダイヤルリング16と、文字板受けリング17と、中枠(図示省略)とが収納されている。
ムーブメント6は、上記文字板受けリングの内周に取り付けられている。また、文字板15は上記文字板受けリングの表面に当接され、ムーブメント6の時計表面側(カバーガラス5側)に取り付けられている。
[ムーブメントの構成]
ムーブメント6は、従来から時計に用いられているものが利用できる。本実施形態では、ソーラーパネルと、この発電機の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるステップモーターとを備えたムーブメントである。
なお、ムーブメント6としては、ボタン型の一次電池でステップモーターを駆動する一般的なクオーツ時計用のムーブメントでもよいし、ゼンマイを駆動源として発電する発電機と、この発電機の発電電力を充電する二次電池と、二次電池の電力で駆動されるステップモーターとを備えたムーブメントでもよい。更に、ムーブメント6としては、ゼンマイの駆動力で輪列を回転し、調速機構で調速する機械式時計用のムーブメントでもよい。
本実施形態のムーブメント6は、ステップモーター及び輪列を介して、図1に示す時針61、分針62、秒針63を駆動する。更に、ムーブメント6は、ステップモーター及び輪列を介して日車65を駆動する。なお、各指針や日車のレイアウトや数、種類などは図1に示すものに限定されない。
[リューズの構成]
リューズ7は、本発明の時計用リューズに相当し、使用者により操作される操作部として機能する。このリューズ7は、図2に示すように、リューズ本体8と、当該リューズ本体8に固定される飾り石9と、を備える。これらのうち、リューズ本体8は、真鍮やステンレス鋼等の金属により構成される頭部81と軸部82とを有する。
頭部81は、その外端部が胴11から突出した状態とされる。軸部82は、貫通孔111を通して外装ケース2の内部にて、ムーブメント6に接続されている巻真64と連結される。
頭部81の軸部82側の中央部には、軸部82に向けて開放された凹部810が形成されている。この凹部810には、筒状部811が設けられ、当該筒状部811に軸部82が嵌合される。また、頭部81の軸部82とは反対方向側の中央部には、本発明の凹部に相当する凹部83が形成され、当該凹部83には、紫外線硬化接着剤UVにより飾り石9が固定される。
なお、凹部83の構成については、後述する。
軸部82は、ロウ付け等により固定された金属製のパイプ66の内部において、合成樹脂等よりなるパッキン等を介して軸線方向に摺動自在かつ軸線回りに回転自在に構成される。
図3は、リューズ7の斜視図であり、図4は、リューズ7の平面図であり、図5は、図4に示すB1−B1線にて切断したリューズ7の断面図である。
頭部81の外周面には、8つの装飾部812が形成されている。これら装飾部812は、それぞれ等間隔に上記外周面に配置され、それぞれの装飾部812の間には、軸部82の延出方向(以下、第1方向という場合がある。)に延びるV字状の切欠813が形成されている。すなわち、切欠813は、上記装飾部812と同様に8つ上記外周面に等間隔に配置される。また、切欠813の稜線814は、後述する飾り石9の稜線951と等間隔に配置される。
[凹部の構成]
凹部83は、飾り石9が固定される略円柱状の凹部であり、当該凹部83における第1方向に直交する方向(以下、第2方向という場合がある。)の寸法は、飾り石9における第2方向の寸法より若干大きな寸法に形成されている。この凹部83は、図3〜図5に示すように、底面831及び内側面832を有する。これらのうち、略円形状の底面831は、飾り石9の底面92が当接する面であり、これら底面831及び底面92は、平面により構成されている。これにより、飾り石9が凹部83に配置されると、当該飾り石9の底面92は、凹部83の底面831に略隙間なく当接することとなる。
内側面832は、凹部83の底面831から垂直に起立している。具体的に、内側面832は、底面831の外周縁から連続して第1方向とは反対方向側に延びている。この内側面832の深さ寸法aは、0.6mmに設定されている。
また、内側面832と飾り石9との間には、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化接着剤UVが配置され、当該紫外線硬化接着剤UVに紫外線が照射されることにより、当該凹部83に飾り石9が固定される。
ここで、凹部83の内側面832の深さ寸法が0.5mm未満である場合、内側面832及び飾り石9と、紫外線硬化接着剤UVとの接合面積(接触面積)が充分に確保できないので、リューズ7の製造工程において、不良率が高くなる。
Figure 2017161283
具体的に、表1に示すように、内側面832の深さ寸法が0.3mmの場合、20個のリューズ7を製造した場合に不良数が6個となり、不良率が30%となることが分かった。また、内側面832の深さ寸法が0.4mmの場合、20個のリューズ7を製造した場合に不良数が4個となり、不良率が20%となることが分かった。
これに対し、内側面832の深さ寸法が0.5mm以上の場合(0.5mm〜0.7mmの場合)、20個のリューズ7を製造した場合に不良数が0個となり、不良率が0%となることが分かった。すなわち、内側面832の深さ寸法が0.5mm以上に設定されていれば、内側面832及び飾り石9と、紫外線硬化接着剤UVとの接合面積が充分に確保されるので、凹部83と飾り石9とが確実に固定される。
このように内側面832の深さ寸法aは、0.5mm以上であることが好ましいことから、本実施形態では、当該深さ寸法を0.6mmに設定している。
[飾り石の構成]
飾り石9は、前述したように、リューズ7、ひいては、時計1の美観を向上させるためにリューズ本体8の頭部81の凹部83に固定される。この飾り石9は、本実施形態では、ガラスにより構成される。
飾り石9は、図3〜図5に示すように、天面91と、底面92と、湾曲面93と、側面94と、8つの傾斜面95と、を備える。
天面91は、第1方向とは反対方向側から見た場合に、正八角形に形成されている。この天面91に対向する底面92は、略円形状に形成されている。また、底面92の外周縁には、湾曲面93が接続されている。この湾曲面93は、第1方向と反対方向側に湾曲し、側面94に接続されている。この側面94は、凹部83の底面831側から、当該凹部83の開口面833より底面831側の位置まで垂直に延出する部位である。具体的に、側面94は、湾曲面93の端部から、第1方向とは反対方向側に垂直に延出している。このため、飾り石9が凹部83に固定された際には、当該飾り石9の側面94と、凹部83の内側面832とは、平行となる。
また、これら湾曲面93及び側面94の深さ寸法bは、上記内側面832の深さ寸法aに比べて小さく設定されている。例えば、湾曲面93及び側面94の深さ寸法bは、内側面832の深さ寸法aの0.8倍程度に設定される。
8つの傾斜面95のそれぞれは、側面94の第1方向とは反対方向側の端部と、天面91を構成する8つの辺のそれぞれとを接続する面である。これら傾斜面95は、側面94の上記端部から連続して内側面832から離れる方向に傾斜している。換言すると、これら傾斜面95のそれぞれは、略扇状に形成され、第1方向に傾斜し、かつ、天面91の各辺から第1方向に向かうに従って拡張している。また、隣り合う傾斜面95のそれぞれは、角度を持って接続され、当該それぞれの傾斜面95の間には、稜線951が形成される。すなわち、飾り石9は、8つの稜線951を有する。
これら8つの稜線951は、それぞれ切欠813の稜線814と等間隔に配置されている。これにより、例えば、紫外線硬化接着剤UVが塗布された凹部83に、飾り石9を配置した後、上記稜線814と稜線951の位置を合わせることにより、容易に飾り石9の位置合わせを行うことができる。
[紫外線硬化接着剤の構成]
紫外線硬化接着剤UVは、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化樹脂により構成される。この紫外線硬化接着剤UVは、凹部83の底面831に塗布される。そして、当該紫外線硬化接着剤UVが塗布された凹部83に飾り石9が配置されると、凹部83に塗布された紫外線硬化接着剤UVが内側面832側に押し出され、当該内側面832と飾り石9との間に充填される。この状態において、上記稜線814と稜線951との位置合わせが行われ、リューズ本体8に紫外線が照射される。これにより、紫外線硬化接着剤UVが硬化し、飾り石9が頭部81の凹部83に強固に固定される。
なお、本実施形態では、図示は省略するが、飾り石9の底面92と、凹部83の底面831との間にも、紫外線硬化接着剤UVが配置されている。
このような紫外線硬化接着剤UVは、上記底面92及び底面831との間の他、図5に示すように、凹部83の内側面832と飾り石9との間に配置される。具体的に、内側面832と、飾り石9の湾曲面93、側面94及び傾斜面95の一部と、の間に配置される。詳述すると、湾曲面93は、上記第1方向とは反対方向側に湾曲しているため、上記底面92及び底面831との間に配置された紫外線硬化接着剤UVが押し出され、当該湾曲面93に沿って、湾曲面93と内側面832との間に位置する紫外線硬化接着剤UVが配置される。
また、側面94と内側面832とは、平行であるため、当該側面94及び内側面832の間には、均等に紫外線硬化接着剤UVが配置される。更に、傾斜面95は、側面94の第1方向とは反対方向側の端部から内側面832から離れる方向に傾斜しているので、当該傾斜面95と内側面832との間にも紫外線硬化接着剤UVが配置される。
すなわち、傾斜面95の一部には、紫外線硬化接着剤UVが重なっており、その厚さ寸法αは、傾斜面95の第1方向側の端部から開口面833までの距離と同じである。このため、本実施形態においては、内側面832の深さ寸法aは、湾曲面93及び側面94の深さ寸法bと傾斜面95に重なって配置される紫外線硬化接着剤UVの厚さ寸法αの和と同一となる。
このように、本実施形態においては、飾り石9における4面(底面92、湾曲面93、側面94及び傾斜面95)と凹部83との間に紫外線硬化接着剤UVが配置されている。これにより、飾り石9が凹部83に強固に固定され、当該飾り石9の上記第1方向とは反対方向への移動が規制されている。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る時計1は、以下の効果を奏する。
凹部83の内側面832の深さ寸法aが0.5mm以上である0.6mmに設定されていることから、当該内側面832と飾り石9との間に充分に紫外線硬化接着剤UVが配置される。これによれば、凹部83及び飾り石9における紫外線硬化接着剤UVとの接合面積を拡大できるので、凹部83と飾り石9とを確実に固定できる。このため、例えば、リューズ7の製造過程における不良率を低減できる。また、製造後においても、当該飾り石9に衝撃が加えられた場合であっても、当該衝撃により飾り石9が当該凹部83から外れることを抑制できる。
凹部83の内側面832が底面831から垂直に起立し、飾り石9が内側面832と平行な側面94を有しているので、内側面832と飾り石9の側面94との間に略均等に紫外線硬化接着剤UVを配置できる。すなわち、内側面832と側面94とが平行でない場合に比べて、当該内側面832と側面94との接合力を高めることができる。従って、飾り石9をリューズ本体8に固定できる。
飾り石9の傾斜面95と内側面832との間に紫外線硬化接着剤UVが配置されるので、当該飾り石9を凹部の内側面832のみならず、開口面833側でも固定することができる。これによれば、飾り石9が凹部83の開口面833側への移動を確実に規制することができるので、リューズ7の衝撃等に対する強度を更に高めることができる。
凹部83の内側面832と飾り石9との間に配置される接着剤が紫外線硬化接着剤UVにより構成されているので、紫外線が照射されるまで、当該紫外線硬化接着剤UVは硬化することがない。これによれば、凹部83に飾り石9を配置した後、当該飾り石9の位置を上記稜線814及び稜線951の位置合わせを行うだけで、容易に調整できる。
ここで、凹部83の底面831及び飾り石9の底面92の少なくとも一方が平面でない場合、凹部83内に飾り石9を安定して配置することができない。
これに対し、本実施形態では、凹部83の底面831及び飾り石9の底面92が平面により構成されているので、飾り石9が凹部83に配置されると、当該飾り石9の底面92は、凹部83の底面831に紫外線硬化接着剤UVを挟んで略隙間なく当接する。これによれば、凹部83内に飾り石9を安定して配置できる。
また、本実施形態では、凹部83の内側面832近傍において、飾り石9を確実に固定できるので、例えば、飾り石9が紫外線の通過を妨げる物質により構成されていてもよい。すなわち、飾り石9として使用する部材の材質を選ばないので、リューズ7の美観を向上させる可能性をより高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る時計1Aについて説明する。
上記第1実施形態に係る時計1では、リューズ7の頭部81の凹部83に固定される飾り石9は、天面91、底面92、湾曲面93、側面94及び傾斜面95を備える形状であった。これに対し、本実施形態に係る時計1Aの飾り石は、上記飾り石9とは異なる略半球形状である点で上記時計1と相違する。
なお、以下の説明では、上記第1実施形態と同様の構成については、同番号を付し、説明を省略及び簡略化し、異なる点のみ詳しく説明する。
図6は、第2実施形態に係る時計1Aを示す断面図である。
本実施形態では、リューズ本体8の頭部81の凹部83には、図6に示すように、飾り石9に代えて、飾り石9Aが固定される。
飾り石9Aは、例えば、セラミックにより構成される半球形状である。この飾り石9Aは、図6に示すように、半球形状に構成されているため、当該半球形状の飾り石9Aの曲面に沿って紫外線硬化接着剤UVが配置される。
[第2実施形態の効果]
本実施形態に係る時計1Aは、上記実施形態に係る時計1と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態では、飾り石9Aが半球状に形成されているので、半球形状の飾り石9Aの開口面833側の曲面を紫外線硬化接着剤UVにより覆うことができる。従って、半球状の飾り石9Aを確実に固定できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、凹部83の内側面832の深さ寸法aは、0.6mmであることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、深さ寸法aは、0.5mmであってもよいし、0.7mmであってもよい。すなわち、深さ寸法aは、0.5mm以上であればよい。
上記第1実施形態では、湾曲面93及び側面94の深さ寸法bは、内側面832の深さ寸法aの0.8倍程度に設定されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、湾曲面93及び側面94の深さ寸法bは、内側面832の深さ寸法aの0.5倍程度であってもよいし、0.9倍程度であってもよい。すなわち、上記深さ寸法bは、上記深さ寸法aより小さければよい。
上記各実施形態では、内側面832は、凹部83の底面831から垂直に起立していることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、内側面832は、垂直に起立していなくてもよく、飾り石9,9Aに向かう方向に傾斜していてもよいし、離れる方向に傾斜していてもよい。
上記第1実施形態では、飾り石9は、凹部83の底面側から、当該凹部83の開口面833より底面831側の位置まで垂直に起立する起立面としての側面94を有することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、第2実施形態のように起立面を備えなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、飾り石9は、起立面としての側面94の端部から連続して内側面832から離れる方向に傾斜する傾斜面95を有することとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、飾り石9は、傾斜面95を有していなくてもよい。すなわち、飾り石9の形状は、上記第1実施形態の形状に限らず、三角錐や四角錐であってもよいし、三角柱や四角柱であってもよい。換言すると、飾り石9は、どのような形状であってもよい。
上記第1実施形態では、飾り石9の傾斜面95と内側面832との間に紫外線硬化接着剤UVが配置されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、傾斜面95と内側面832との間に紫外線硬化接着剤UVが配置されなくてもよい。この場合であっても、内側面832と湾曲面93及び側面94との間に紫外線硬化接着剤UVが配置されるので、上記深さ寸法bが0.5mm以上であれば、上記実施形態と略同様の効果を奏することができる。また、この場合、傾斜面95に紫外線硬化接着剤UVが配置されないので、飾り石9の美観を更に向上させることができる。
上記各実施形態では、飾り石9,9Aの底面92及び凹部83の底面831は、平面であることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、飾り石9,9Aの底面は、突出していてもよいし、凹部を有していてもよい。この場合、凹部83の底面831の形状が当該飾り石9,9Aの底面92の形状に合わせた形状であればよい。この場合であっても、上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記各実施形態では、飾り石9,9Aは、ガラス及びセラミックにより構成されることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。すなわち、上記実施形態では、凹部83の内側面832と飾り石9との間に紫外線硬化接着剤UVを配置して固定するので、例えば、飾り石9は、透明な石に限らず、アクリル、サファイア、ルビー、スワロフスキー、ダイヤモンド、オニキス、パール、プラスチック等により構成されてもよい。
上記各実施形態では、飾り石9,9Aを凹部83に固定する接着剤として、紫外線硬化樹脂(紫外線硬化接着剤UV)を用いることとした。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、上記接着剤として、紫外線硬化接着剤UVに代えて、シリコーン系の接着剤を用いてもよい。すなわち、どのような接着剤を使用してもよい。
1…時計、11…胴、111…貫通孔、12…ベゼル、15…文字板、16…ダイヤルリング、1A…時計、2…外装ケース、3…ケース本体、4…裏蓋、5…カバーガラス、6…ムーブメント、61…時針、62…分針、63…秒針、64…巻真、65…日車、66…パイプ、7…リューズ(時計用リューズ)、8…リューズ本体、81…頭部、810…凹部、812…装飾部、813…切欠、814…稜線、82…軸部、83…凹部、831…底面、832…内側面、833…開口面、9,9A…飾り石、91…天面、92…底面、93…湾曲面、94…側面(起立面)、95…傾斜面、951…稜線、UV…紫外線硬化接着剤、a…寸法、b…寸法、α…寸法。

Claims (5)

  1. 凹部が形成されたリューズ本体及び当該凹部に固定される飾り石を備える時計用リューズにおいて、
    前記凹部の内側面と前記飾り石との間には、接着剤が配置され、
    前記内側面の深さ寸法は、0.5mm以上であることを特徴とする時計用リューズ。
  2. 請求項1に記載の時計用リューズにおいて、
    前記内側面は、前記凹部の底面から垂直に起立し、
    前記飾り石は、前記内側面に平行な側面を有し、
    前記内側面と前記側面との間には、接着剤が配置されていることを特徴とする時計用リューズ。
  3. 請求項2に記載の時計用リューズにおいて、
    前記側面は、前記凹部の底面側から、当該凹部の開口面より前記底面側の位置まで延出し、
    前記飾り石は、前記側面の前記底面とは反対方向側の端部から連続して前記内側面から離れる方向に傾斜する傾斜面を有し、
    前記傾斜面と前記内側面との間に前記接着剤が配置されていることを特徴とする時計用リューズ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の時計用リューズにおいて、
    前記接着剤は、紫外線硬化接着剤により構成されていることを特徴とする時計用リューズ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の時計用リューズを備える時計。
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