JP4457628B2 - 時計 - Google Patents

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本発明は、文字板を備えた時計に関する。
一般に、置き時計、腕時計、懐中時計、ストップウォッチ等の各種時計においては、時計ケースに内蔵されたムーブメントの表面側に文字板が配置され、この文字板上に時刻等を表示する文字や図形、その他の模様等が表されている。
文字板には中央孔が形成され、この中央孔を貫通する指針部が設けられ、この指針部に取り付けられた各指針によって時刻や時間を表示する表示部が構成されている。上記各種時計の文字板は、一般に1枚の金属等からなる板状体からなり、時計ケースや地板に対して固定されている。文字板には、複数枚の板状体を重ねた多層文字板もあり、この多層文字板では、例えば、表面側の板状体に開口部を設けて、この開口部から裏面側の板状体に表された文字や模様等が視認できるように構成されている。
この多層文字板では、立体的かつ複雑な文字板デザインを形成することができ、さらに文字板デザインを複雑化するため、文字板にリングを植えたものなどが提案されている(例えば特許文献1)。
実開平5−92777号公報
しかし、従来の構成では、文字板の構成が無表情であり、デザインバラエティーに限界を生じさせるといった問題がある。
そこで、本発明の目的は、デザインバラエティーを広げることができる時計を提供することにある。
本発明は、時計ケース内にムーブメント及び表示部を構成する文字板を配置した時計において、文字板の表面の少なくとも一部を略鏡面状に形成すると共に、文字板の略鏡面状の表面に対し、表示部を正面から見たときには視認できない数字、記号或いは模様等の絵柄を、表示部を斜めに見たときには視認できるように映し込み可能に構成した映し込み手段を備えた、ことを特徴とする。
本発明によれば、表示部を正面から見たときには視認できない数字、記号或いは模様等の絵柄を、表示部を斜めに見たときには視認できるように構成するため、一見無表情な時計の中にも、光がもたらす表情を映し込むことができ、今まで表現できなかった表示部の実現が可能になり、デザインバラエティーを広げることができる。
また、前記映し込み手段がダイヤルリングで形成されていてもよい。
前記ダイヤルリングの裏側に傾斜面を形成し、この傾斜面に前記時計ケースの正面側から見えないように数字、記号或いは模様等の絵柄を配置し、この数字、記号或いは模様等の絵柄を前記文字板の略鏡面状の表面に映し込み可能としてもよい。
さらに、前記傾斜面が凸面、凹面或いは円錐面のいずれかであってもよい。
また、前記時計をアナログ式時計とし、前記ダイヤルリングの表側に略字を配置したものであってもよい。
さらに、前記映し込み手段が時計ケースの一部で形成されていてもよい。
本発明によれば、表示部を正面から見たときには視認できない数字、記号或いは模様等の絵柄を、表示部を斜めに見たときには視認できるように構成するため、一見無表情な時計の中にも、光がもたらす表情を映し込むことができ、今まで表現できなかった表示部の実現が可能になり、デザインバラエティーを広げることができる。
以下、本発明による時計の一実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による腕時計の時計ケースを示す斜視図、図2は、同じく断面図である。符号10は真鍮製の時計ケースを示し、この時計ケース10の胴部の外周面にはすべて鏡面仕上げが施されている。
時計ケース10は真鍮製に限定されず、例えば一般的なステンレス等の金属製、或いは樹脂製であってもよい。
この時計ケース10は同じく外面に鏡面仕上げが施された裏蓋10Aを備え、時計ケース10の内部にはムーブメント11が内蔵されている。この時計ケース10には時計バンド20が取り付けられている。
このムーブメント11は、筒車14、及び二番車15を備え、各車は、表示部を構成する文字板1の中央孔1Aを貫通し、当該文字板1の上方に延出し、上記筒車14には時針4Aが取り付けられ、上記二番車15には分針4Bが取り付けられている。
そして、時針4A、及び分針4Bの上方には、円形のリング状をなしたダイヤルリング15、並びにカバーガラス17が配置され、このカバーガラス17は、時計ケース10の上部の環状段部10Aに接着等によって固定されている。
時計ケース10には、リュウズ13が取り付けられ、このリュウズ13によって、時針4A、並びに分針4Bが操作されるとともに、図示を省略したカレンダー(年、月、日、曜日等)機構等が操作される。
時計ケース10と裏板10Aとの間には、必要に応じて、密閉性や防水性を向上させるための、パッキン、シール材等を配置することが望ましい。ここに、グリース、オイル、樹脂等を充填させた場合には、密閉性や防水性を更に向上させることができ、パッキンやシール材が空気に触れないように構成できるので、これらパッキンやシール材の耐久性を向上させることができる。
本実施形態では、表示部を構成する文字板1の表面1Bが磨かれて略鏡面状に仕上げられており、この表面1Bには、後述するような数字、記号或いは模様等の絵柄が映し出されるように構成されている。この表面1Bのいわゆる鏡面度合いは適宜に変更が可能である。例えば、表面1Bを梨地状に形成することも可能である。
図3A〜Cに示すように、ダイヤルリング15の裏側には傾斜面15A(映し込み手段)が形成され、この傾斜面15Aには、表示部を正面から見たときには視認できない状態で、鏡文字からなるアラビア数字30(数字、記号或いは模様等の絵柄)が配置されている。このアラビア数字30は、塗料を塗って表現するプリントであったり、型を強く当てることにより略字を浮き上がらせるエンボスであったり、シールを貼り付けるNDであったり、別に形成した略字を接着する植字であったりしてもよい。
このアラビア数字30は、いわば略字として機能し、鏡文字からなる1〜12の数字を周方向に等間隔で配置してなり、このアラビア数字30は、表示部を正面から見たときには視認できずに、表示部を斜めから覗いたときにのみ、光の反射で文字板1の表面1Bに映し出されて見えるようになっている。
ダイヤルリング15の傾斜面15Aは、図3Cに示すように、所定角度θ傾いて形成されている。この角度θは適宜に設定されるが、光の反射で文字板1の表面1Bにアラビア数字30を映し出せる角度に設定され、この設定によって、その角度に応じたデザインが提供される。この傾斜面15Aは、凸面であってもよく、凹面であってもよく、或いは円錐面などであってもよい。
ダイヤルリング15の表側には、棒状の略字15Bが配置されている。この略字15Bとしては、棒のほかにアラビア数字、ローマ数字、丸点、これらの混合などとして表される。本実施形態では、ダイヤルリング15の表側の略字と、ダイヤルリング15の傾斜面15Aの略字とが、異なる形式で表現される。すなわち、図3を参照し、ダイヤルリング15の表側の略字は棒であり、ダイヤルリング15の傾斜面15Aの略字はアラビア数字であり、異なる形式で表現されている。
これによれば、一つの時計の中に、異なる表示形態を持って、時刻を指し示す略字が表現されるため、今まで表現できなかった表示部の実現が可能になり、デザインバラエティーを広げることができる。
本実施形態によれば、時計ケース10を正面から見たときには、鏡状の文字板1と、時針4A、及び分針4Bと、ダイヤルリング15の棒状の略字15Bとが見えるだけであり、デザイン的にはいわば無表情である。ここで、時計ケース10を斜めから覗いて見たときには、覗いた角度に対応した位置にあるアラビア数字30が、光の反射で文字板1の表面1Bに映し出されて見える。
要するに、一見無表情な顔をした時計であるが、それを見る角度によって、光のもたらすユーモアによって、水面に映る景色のように、その略字を見つけだすことができ、大人の遊び心をくすぐる時計となる。
また、文字板1の略鏡面状の表面に数字、記号或いは模様等の絵柄が映し込まれるため、一見無表情な時計の中にも、光がもたらす表情を、例えばユーモアを伴って映し込むことができ、今まで表現できなかった表示部の実現が可能になり、デザインバラエティーを広げることができる。
本実施形態では、円形の時計ケース10で説明したが、これに限定されるものではなく、例えば角形の時計ケース等であってもよい。この場合にダイヤルリング15が角形になることはいうまでもない。
上記構成では、ダイヤルリング15の傾斜面15Bに配置される数字、記号或いは模様等の絵柄が、アラビア数字30であったが、これに限定されず、ほかの記号或いは模様等の絵柄であってもよい。
また、ダイヤルリング15の傾斜面15Bに配置される数字(アラビア数字)等の形態が、ダイヤルリング15の表側の略字(棒)とは異なる形態で表示されていたが、これに限定されず、同じ形態、例えば、共にアラビア数字等で表示されていてもよい。上記構成では、文字板1の表面1Bのすべてが鏡面状に仕上げられていたが、これに限定されず、アラビア数字等を映し出すことが可能であれば、表面1Bの一部を鏡面状に仕上げたものであってもよい。
別の実施形態として、時計ケース10の一部に映し込み手段を形成してもよい。この場合において、図示は省略するが、例えば、時計ケース10の内周に沿って、文字板1と略平行に延出するリング部を形成し、このリング部の裏面に数字、記号或いは模様等の絵柄を配置したものであってもよい。或いは、カバーガラス17に不透明な部分を形成し、この部分の裏側に数字、記号或いは模様等の絵柄を配置したものであってもよい。いずれの場合も、文字板1の少なくとも一部を鏡面状或いは鏡面度合いを変化させた状態に仕上げることが必要である。
上記構成では、文字板1が、一枚の金属等からなる板状体で構成されているが、これに限定されず、例えば、複数枚の板状体を重ねた積層文字板であってもよい。この積層された文字板では、例えば上板と下板とを接着剤により固定して構成され、下板にデザインを施し、このデザインを視認できるように、上板に開口部を形成し、さらにはこの上板にもデザインを施す等の工夫をしてもよい。
いずれの場合であっても、文字板1の少なくとも一部を鏡面状或いは鏡面度合いを変化させた状態に仕上げることはいうまでもない。
文字板を多層に形成することによって、立体的なデザインを形成することができるとともに、例えば、1枚の文字板上に形成することの困難な複雑なデザインも容易に構成することができる。また、多層文字板とすることによって、表面側から見えない裏面板を純鉄等の磁性体によって形成すれば、特に時計ケース10の表面側から磁界を受けた場合の耐磁性を向上させることができる。
以上、一実施形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。上記実施形態では、本発明を腕時計に適用した例を示したが、本発明は腕時計に限らず、置き時計、懐中時計、ストップウォッチ等の各種時計に対して同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、機械式のアナログ式時計について説明したが、デジタル式の時計に対しても適用が可能である。この場合、例えば、文字板に相当するデジタル表示部に対し鏡面部を配置すればよい。
本発明の一実施形態を示す平面図である。 同じく断面図である。 Aはダイヤルリングの平面図、Bは同じくダイヤルリングの裏面図、Cは同じくダイヤルリングの断面図である。
符号の説明
1…文字板、4A…時針、4B…分針、10…時計ケース、11…ムーブメント、15…ダイヤルリング、15A…傾斜面、30…アラビア数字、17…カバーガラス。

Claims (3)

  1. 時計ケースと、
    前記時計ケース内に配置されるムーブメントと、
    前記ムーブメント上に配置され表示部を構成する文字板と、
    前記文字板外周部に配置されるダイヤルリングと、を有する時計において、
    前記ダイヤルリングの裏側には傾斜面が形成され、
    前記傾斜面には、数字、記号、または模様等の絵柄のいずれかが配置され、
    前記文字板の表面は、少なくとも前記傾斜面と対向する領域においては略鏡面状に形成されていることを特徴とする時計。
  2. 前記傾斜面が凸面、凹面或いは円錐面のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の時計。
  3. 前記時計をアナログ式時計とし、前記ダイヤルリングの表側に略字を配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の時計。
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