JP3136791U - 宝石類保持構造体、時計バンドおよび腕時計ならびに装身具 - Google Patents
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Abstract
【課題】宝石類を、セラミックあるいは超硬金属製の基材に、確実かつ容易に保持固定することができるようにした宝石類保持構造体を提供する。
【解決手段】宝石類5を宝石類保持筒体3の大径部3aにおける内部に嵌着し、宝石類保持筒体3の小径の凹部3bにおける外側に弾性リング4を嵌入する。この状態で宝石類保持筒体3を基材1の保持凹部2内へ入れる。これにより弾性リング4が、保持凹部2の内側面と宝石類保持筒体3の外側面との間で両側面にそれぞれ弾接し、宝石類を、上部が基材1外に露出した状態で、基材1に保持固定することができる。
【選択図】図1
【解決手段】宝石類5を宝石類保持筒体3の大径部3aにおける内部に嵌着し、宝石類保持筒体3の小径の凹部3bにおける外側に弾性リング4を嵌入する。この状態で宝石類保持筒体3を基材1の保持凹部2内へ入れる。これにより弾性リング4が、保持凹部2の内側面と宝石類保持筒体3の外側面との間で両側面にそれぞれ弾接し、宝石類を、上部が基材1外に露出した状態で、基材1に保持固定することができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、セラミックあるいは超硬金属に宝石類を保持する宝石類保持構造体、および、その宝石類保持構造体を用いた時計バンド,腕時計,装身具に関する。
従来、宝石類を基材に装着固定するには、通常、基材に爪部を設け、この爪部を宝石類と係合するように変形して、基材に宝石類を保持固定したり、あるいは、特許文献1に記載されているように、宝石類を、介在部材を介して基材にカシメ固定したりする構造が採用されている。
また、特許文献2に記載されているように、宝石類を筒状体などにて保持し、保持した状態で一部を折り曲げるなどして、宝石類を保持した筒状体などを基材の取付け孔に嵌めて圧着固定する構造も知られている。
特許文献2に記載の構造では特許文献1に記載の構造に比べて、保持が確実ではあるが、部品数が多く、部品の構造、その加工が複雑になり、小さな宝石類あるいは基材には、そのまま適用することには課題がある。
また、近年、セラミックあるいは超硬金属を、宝石類を保持する基材として使用する要望が大きくなってきている。
実公平1−22510号公報 特開2003−88408号公報
セラミックあるいは超硬金属の装身具への利用すること、特に、高級品とされる時計などの技術分野にて、バンドあるいは時計の側などにセラミックあるいは超硬金属を用いることは、これらセラミックや超硬金属が有する独特の質感、あるいは錆びにくく、劣化しにくい特性が、高級品としての要求に合致したものとなる。
ところが、セラミックあるいは超硬金属を宝石類保持構造体の基材として用いることの技術的課題の一つに、その加工性の問題がある。すなわち、セラミックあるいは超硬金属は細かな加工がしにくいということである。外形成型されたセラミックあるいは超硬金属に対して、クラックなどを生ぜずに小さな孔やエッジの付いた溝などを加工することは容易ではない。
例えば、時計バンドの駒は、一般装身具の中でも個々のパーツが小さく、小さくなればなる程、保持部分の加工が難しく、また小型の宝石類を保持させようとすれば、さらに保持が容易でなくなる。
そこで本考案は、宝石類をセラミックあるいは超硬金属からなる基材に対して、簡素化された構成で、確実かつ容易に保持固定することができるようにした宝石類保持構造体、および、その宝石類保持構造体を用いた時計バンドおよび腕時計ならびに装身具を提供することを目的とする。
前記目的に鑑み、本考案の宝石類保持構造体は、宝石類の下側部に宝石類保持筒体を嵌着し、前記宝石類が外部に露出した状態で前記宝石類保持筒体を、セラミックあるいは超硬金属からなる基材に設けた保持凹部に挿入し、前記保持凹部の内側面と前記宝石類保持筒体の外側面との間に、前記両側面にそれぞれ弾接する弾性リングを介在させたことを特徴とする。
また、前記弾性リングが一部を切り欠いた構造であることを特徴とする。
また、前記弾性リングを前記宝石類保持筒体の側部に形成した凹部に配したことを特徴とする。
さらに、時計バンドとして、前記宝石類保持構造体をバンドの駒に用いたことを特徴とする。
また、腕時計として、前記宝石類保持構造体を外装ケースに用いたことを特徴とする。
また、装身具として、前記宝石類保持構造体を少なくとも一部に設けたことを特徴とする。
本考案によれば、セラミックあるいは超硬金属からなる基材には加工が簡単な単純な保持凹部を設けておき、この保持凹部に、宝石類を宝石類保持筒体に嵌着させた状態で弾性リングと共に挿入することにより、宝石類が弾性リングの弾性力にて基材に対して保持される。このため、セラミックあるいは超硬金属からなる基材に対して、宝石類が簡単かつ確実に装着され、各種の装飾用の部品として提供することができる。
このようなセラミックあるいは超硬金属が基材となる本宝石類保持構造体は、特に、ユーザの腕などに直接的に触れる時計バンド,時計の側,装身具に実施して効果が顕著である。
以下に、本考案の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の好適な実施の形態である宝石類保持構造体の断面図である。
図1において、1はセラミックあるいは超硬金属からなる基材、2は基材1の中央部に形成された保持凹部、3は、セラミックあるいは超硬金属よりも低い硬度でかつ加工のし易い、例えばステンレスなどの金属材からなる宝石類保持筒体、4は、保持凹部2の内側面と宝石類保持筒体3の外側面との間で両側面にそれぞれ弾接し、上下端が外側に突出し、かつ中央部が内側に凸状の形状をなす板バネ材からなる弾性リング、5は宝石類保持筒体3に嵌着された宝石類である。
図1において、1はセラミックあるいは超硬金属からなる基材、2は基材1の中央部に形成された保持凹部、3は、セラミックあるいは超硬金属よりも低い硬度でかつ加工のし易い、例えばステンレスなどの金属材からなる宝石類保持筒体、4は、保持凹部2の内側面と宝石類保持筒体3の外側面との間で両側面にそれぞれ弾接し、上下端が外側に突出し、かつ中央部が内側に凸状の形状をなす板バネ材からなる弾性リング、5は宝石類保持筒体3に嵌着された宝石類である。
前記宝石類保持筒体3は、中空円筒状のものであって、上部が大径部3aで、下部が小径の凹部3bとなっており、宝石類5の下側部が大径部3aに嵌着され、かつ大径部3aの上周部を塑性変形させて宝石類5を係止し、さらに弾性リング4が保持凹部2内において小径の凹部3b部分に配設されている。
前記弾性リング4は、平面視C状をなし、一部に切欠き部4aを有する形状のものである。
図2,図3は本宝石類保持構造体の組立を説明するための分解斜視図であって、図2は本宝石類保持構造体の構成部材全体を示す分解斜視図、図3は組立途中における本宝石類保持構造体の分解斜視図である。
図2,図3において、まず、宝石類5を、上部が外部に露出し、かつ下側部が宝石類保持筒体3の大径部3a内部に嵌着するように挿入し、さらに宝石類保持筒体3の小径の凹部3bにおける外側に弾性リング4を嵌入して宝石類セット体とする。その後、この宝石類セット体を基材1の保持凹部2内へ入れる。
前記宝石類セット体を基材1の保持凹部2内へ入れた状態では、図1に示すように、弾性リング4の外形寸法が、保持凹部2の内側面と宝石類保持筒体3の外側面との間で、両側面に対してリング上下端部とリング中央部とが、それぞれ弾接するようになっているため、宝石類セット体が基材1に保持されることになる。
図4は組立完了後の本宝石類保持構造体を示す斜視図である。
なお、前記各部材における要素部における数あるいは形状などは、前記実施の形態の構成に限定されない。
また、宝石類保持構造体の使用用途についても、宝石類を具備した各種宝飾品,装身具は無論のこと、時計バンドにおけるバンドの駒、あるいは腕時計の外装ケースとして用いることもできる。
上述したように、本実施の形態によれば、セラミックあるいは超硬金属からなる基材1に、加工が簡単な単純な形状の保持凹部2を形成加工するようにし、宝石類5を宝石類保持筒体3に嵌着させた状態で弾性リング4と共に保持凹部2に挿入することにより、宝石類5が弾性リング4の弾性力にて基材1に対し保持されることになり、宝石類保持構造体が完成する。
このように、セラミックあるいは超硬金属からなる基材1に対して、宝石類を簡単かつ確実に装着することができるため、コスト的に有利で、かつ装飾性に優れた部品として提供することができる。
本考案は、装身具などにおいて、イミテーションを含む宝石類をセラミックあるいは超硬金属に対して容易に保持させることができることから、身体に着ける各種の用具に適用され、また多様な意匠展開を図ることも可能である。
1 基材
2 保持凹部
3 宝石類保持筒体
3a 宝石類保持筒体の大径部
3b 宝石類保持筒体の小径の凹部
4 弾性リング
4a 切欠き部
5 宝石類
2 保持凹部
3 宝石類保持筒体
3a 宝石類保持筒体の大径部
3b 宝石類保持筒体の小径の凹部
4 弾性リング
4a 切欠き部
5 宝石類
Claims (6)
- 宝石類の下側部に宝石類保持筒体を嵌着し、
前記宝石類が外部に露出した状態で前記宝石類保持筒体を、セラミックあるいは超硬金属からなる基材に設けた保持凹部に挿入し、
前記保持凹部の内側面と前記宝石類保持筒体の外側面との間に、前記両側面にそれぞれ弾接する弾性リングを介在させたことを特徴とする宝石類保持構造体。 - 前記弾性リングが一部を切り欠いた構造であることを特徴とする請求項1記載の宝石類保持構造体。
- 前記弾性リングを前記宝石類保持筒体の側部に形成した凹部に配したことを特徴とする請求項1または2記載の宝石類保持構造体。
- 請求項1〜3いずれか1項記載の宝石類保持構造体をバンドの駒に用いたことを特徴とする時計バンド。
- 請求項1〜3いずれか1項記載の宝石類保持構造体を外装ケースに用いたことを特徴とする腕時計。
- 請求項1〜3いずれか1項記載の宝石類保持構造体を少なくとも一部に設けたことを特徴とする装身具。
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---|---|---|---|
JP2007006549U JP3136791U (ja) | 2007-07-27 | 2007-07-27 | 宝石類保持構造体、時計バンドおよび腕時計ならびに装身具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013162809A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Atelier Maillet D'or:Kk | 宝石保持部材の製作方法 |
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2007
- 2007-07-27 JP JP2007006549U patent/JP3136791U/ja not_active Expired - Fee Related
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