JP2000205222A - ネジの固定構造及びこれを用いた時計 - Google Patents

ネジの固定構造及びこれを用いた時計

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JP2000205222A
JP2000205222A JP11007675A JP767599A JP2000205222A JP 2000205222 A JP2000205222 A JP 2000205222A JP 11007675 A JP11007675 A JP 11007675A JP 767599 A JP767599 A JP 767599A JP 2000205222 A JP2000205222 A JP 2000205222A
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bush
screw
hole
fixing
fixing structure
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Yoshihiro Hitai
好広 比田井
Tomonori Momose
智規 百瀬
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素材に拘わらず腐蝕や電蝕を抑制することが
できるとともに、腐蝕や電蝕が部分的に発生しても支障
のない新たなネジの固定構造を提供する。 【解決手段】 時計ケース10の端部にはそれぞれ背面
側から前面側に向けて形成されたネジ穴10aが形成さ
れている。これらのネジ穴10aの内面には雌ネジ16
が刻設されている。このネジ穴10aには、合成樹脂か
らなるブッシュ17が螺入されている。裏蓋14には、
ステンレス鋼などの耐食性金属からなる固定ネジ18を
受け入れるとともに、その頭部18bに係合する段差部
を備えたネジ挿通孔14aが形成されている。このネジ
挿通孔14aを通して固定ネジ18の雄ネジ部18aが
上記ブッシュ17にねじ込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネジの固定構造及び
これを用いた時計に係り、特に、時計ケースと裏蓋との
固定に用いる場合の固定構造として好適な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計の時計ケースと裏蓋、時計
ケースと飾り縁や飾り板、時計ケースとガラス縁などの
ように、時計の外装部品においては、2以上の部品を相
互に接続する必要がある場合が多い。このような外装部
品の接続構造としては、外装部品の一方に雄ネジを、他
方に雌ネジをそれぞれ刻設し、直接の螺合によって接続
する方法や両者を固定ネジによって接続する方法などの
螺合による接続方法、或いは、外装部品同士を嵌合、圧
入などの方法によって強制的に接続する方法などが用い
られている。
【0003】また、例えば時計ケースなどに丸穴などの
凹部を設け、この凹部にステンレス鋼などの耐食性金属
素材からなり、外周面上に軸線方向に伸びるローレット
を備えているとともに内周面上に雌ネジを形成した金属
製のブッシュを圧入して、当該ブッシュの内部に固定ネ
ジを螺入することによって裏蓋などを固定する方法もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の螺合
による接続方法では、外装部品として金属が使用される
場合が多く、真鍮などのように耐食性に問題のある素材
を用いる場合には表面にメッキを施して耐食性を高める
ようにするが、ネジ構造のメッキの被覆性が不十分であ
ることから、ネジ構造の部分から腐蝕が進行する場合が
あり、接続性に支障が出たり、取り外しが不可能になっ
てしまったりするという問題点がある。
【0005】一方、圧入などによる接続方法では、接続
部の固定力が不足したり、取り外しができないなど、取
り扱いが困難であるという問題点がある。
【0006】さらに、上記の金属製のブッシュを用いて
固定ネジを螺入させる方法では、時計ケースとブッシュ
との固定力不足によってブッシュを圧入した後に接着剤
などによってブッシュを接着させる必要があり、また、
ブッシュの素材として耐食性金属を用いる必要があるこ
とからコスト高になるという問題点がある。
【0007】これらに加えて、上記のいずれの方法にお
いても、異なる素材からなる金属部品同士を直接に接触
させると電位差が異なることによって電蝕が発生する場
合があるために、素材の選択の自由度が制限されるとい
う問題点がある。
【0008】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、素材に拘わらず腐蝕や電蝕を抑制
することができるとともに、腐蝕や電蝕が部分的に発生
しても支障のない新たなネジの固定構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、基材に穴部若しくは孔部を形
成し、該穴部若しくは孔部に可撓性素材からなる中空構
造のブッシュを挿入し、該ブッシュの内部に固定ネジを
螺入して締め付け固定したことを特徴とするネジの固定
構造である。
【0010】この手段によれば、基材に形成した穴部若
しくは孔部に可撓性素材からなる中空構造のブッシュを
挿入し、このブッシュの内部に固定ネジを螺入して締め
付け固定したので、穴部若しくは孔部、ブッシュ及び固
定ネジの寸法を調整することにより、固定ネジをブッシ
ュに螺入させると可撓性を有するブッシュが拡径し、穴
部若しくは孔部の内部にしっかりと保持されるように構
成することができる。したがって、ブッシュを介して固
定ネジを取り付ける構造において、ブッシュを接着固定
したり、ブッシュを強い強度で圧入したりするなどの手
間がかからなくなり、容易に固定ネジを基材に固定する
ことが可能である。
【0011】請求項1において、前記基材は金属製素材
からなり、前記ブッシュは合成樹脂からなることが好ま
しい。基材を金属製素材からなるものとし、ブッシュを
合成樹脂からなるものとしたことにより、ブッシュの可
撓性を確保することが容易になるとともに、基材の穴部
若しくは孔部の内側面にネジ山その他の凹凸形状を形成
した場合にブッシュが確実に凹凸形状に食い込んで強固
に固定され、また、穴部若しくは孔部の内面にメッキ処
理などを施しても、メッキ層が剥離して耐食性に問題の
生ずる可能性を低減することができる。また、ブッシュ
自体の耐食性が問題になることが少なく、しかも、基材
と固定ネジの素材如何に拘わらず、異種金属の接触によ
る電蝕を防止することができる。
【0012】請求項1又は請求項2において、前記固定
ネジは、前記ブッシュの内部をネジ立てしながら螺入さ
れたセルフタッピングネジであることが好ましい。この
手段によれば、ブッシュに雌ネジを形成する必要がなく
なるので、コストを削減することができる。
【0013】請求項1から請求項3までのいずれか1項
において、前記穴部若しくは孔部の内側面は、前記ブッ
シュの挿入方向に凹凸形状を備えていることが好まし
い。この凹凸形状によってブッシュの固定力が増強さ
れ、抜けが防止される。
【0014】ここで、凹凸形状は雌ネジであることが好
ましく、さらにこの場合には前記ブッシュを前記凹部に
螺入する際に回転させるための回転係合部が前記ブッシ
ュに設けられていることが好ましい。このとき、前記ブ
ッシュは前記雌ネジによってネジ立てされながら螺入さ
れている場合もあり、また、前記ブッシュの外周面に前
記雌ネジに螺合する雄ネジが形成されている場合もあ
る。
【0015】請求項1から請求項4までのいずれか1項
において、前記ブッシュには、その挿入方向に伸びるス
リットが形成されていることが好ましい。ブッシュに挿
入方向に伸びるスリットを設けることによって、ブッシ
ュの外径が拡縮し易くなるため、固定ネジの螺入による
締め付け固定をより確実に行うことができる。
【0016】ここで、スリットは、前記ブッシュの基端
部から切り込まれ、前記ブッシュの先端部に向かう途中
で終了している形状に構成されていることが好ましい。
このように形成されたスリットにより、ブッシュを挿入
する際にはブッシュの基端部側が縮径して挿入しやすく
なり、ブッシュの挿入後にブッシュが抜けようとすると
ブッシュが拡径して抜けが防止される。
【0017】請求項1から請求項5までのいずれか1項
において、前記ブッシュは、その先端部に向けて縮径し
た外周形状を備えていることが好ましい。この形状によ
ればブッシュを挿入しやすくなる。
【0018】ここで、ブッシュには、その挿入方向に伸
びるスリットが形成され、該スリットは、前記ブッシュ
の先端部から切り込まれ、前記ブッシュの基端部に向か
う途中で終了している形状に構成されていることが好ま
しい。この形状によれば、固定ネジの螺入時においてブ
ッシュの先端部側が特に拡径しやすくなるため、ブッシ
ュを穴部若しくは孔部内に確実に保持することができ
る。
【0019】請求項1から請求項6までのいずれか1項
において、前記穴部若しくは孔部には前記ブッシュにネ
ジ立て可能な雌ネジが形成され、前記ブッシュの外周面
には周回方向に凹凸形状が設けられていることが望まし
い。ブッシュの外周面に周回方向の凹凸形状が設けられ
ていることにより、ブッシュを穴部若しくは孔部に螺入
させたとき、周回方向の突出部分のみがネジ立てされる
とともに、ネジ立てによって発生する切粉などを周回方
向の非突出部分の外側に収容することができるため、螺
入抵抗も少なく、良好な条件でタッピングによってブッ
シュを基材に係合させることができる。この場合に、ブ
ッシュの外周面自体を三角柱、六角柱などの多角柱の外
周面形状に構成することが好ましく、特に、正多角柱の
外周面形状であることが均等な係合が得られることから
より好ましい。
【0020】請求項1から請求項7までのいずれか1項
において、前記ブッシュの基端部には、外周側に張り出
すとともに、軸線周りに外径の異なる断面形状を備えた
異形フランジ部が形成されており、前記穴部若しくは孔
部の開口縁部に、若しくは、前記固定ネジによって前記
基材に固定される他材のネジ挿通孔の開口縁部に、前記
異形フランジ部に嵌合するように構成された開口段部を
設けることが好ましい。この手段によれば、異形フラン
ジ部が開口段部に嵌合することによって固定ネジを螺入
する際に、或いは、緩める際にブッシュの回転を防止す
ることができる。
【0021】さらに、請求項1から請求項8までのいず
れか1項において、前記ブッシュは、前記基材への導入
側端部が閉鎖された有底筒状の構造を備えていることが
好ましい。ブッシュの導入側端部が閉鎖された有底筒状
の構造になっている、すなわち、ブッシュの中空部が基
材の穴部に挿入される側の奥部において閉鎖されている
ことにより、基材の穴部に外部から進入した水分などが
到達しにくくなり、さらに耐蝕性に優れた構造とするこ
とができる。
【0022】請求項1から請求項までのいずれか1項
に記載されたネジの固定構造を備えた時計である。この
場合に、時計ムーブメントを収容する時計ケースと、該
時計ケースを封鎖する裏蓋とを備え、前記基材は前記時
計ケースであり、前記固定ネジによって前記裏蓋を前記
時計ケースに固定するように構成されていることが好ま
しい。
【0023】なお、上述のネジの固定構造とは、固定ネ
ジによって2つの部材を接続する場合に限らず、他の目
的で単に或る部材に固定ネジを螺入した構造をも含むも
のである。
【0024】また、基材に雌ネジ部を形成し、内部に雌
ネジ及び外部に雄ネジを有する耐蝕性金属製のブッシュ
を前記雌ネジ部に挿入して接着剤により固着し、他材に
開口部を設けて、前記ブッシュの内部の前記雌ネジに固
定ネジを前記開口部を通して螺入することにより、前記
基材と前記他材とを締め付け固定したことを特徴とする
ネジの固定構造である。耐蝕性金属製のブッシュの内外
にそれぞれ雌ネジと雄ネジを形成して基材の雌ネジ部に
螺入して接着剤にて固着し、ブッシュの雌ネジに固定ネ
ジを螺入して基材と他材とを締め付け固定することによ
り、ネジ構造と接着剤との併用によって簡単な構造で確
実に基材と他材とを着脱自在に固定することができ、分
解と組立の繰り返しにも耐えうる構造となる。
【0025】なお、この場合には、電触を防止するため
に、ブッシュと固定ネジとを同種金属で構成することが
好ましく、さらに、基材及び/又は他材についても同種
金属で構成することが望ましい。また、この場合にも、
時計ムーブメントを収容する時計ケースと、該時計ケー
スを封鎖する裏蓋とを備え、前記基材は前記時計ケース
であり、前記固定ネジによって前記裏蓋を前記時計ケー
スに固定するように構成されていることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて詳細に説明する。図1は本発明に係るネジの固定構
造を備えた実施形態である腕時計の本体部の概略構造を
示す概略縦断面図である。図1において、図示中央の一
点鎖線の右側は時計の1時方向、5時方向、7時方向及
び11時方向と平行な断面を示し、同一点鎖線の左側は
9時方向と平行な断面を示すものである。図2も本実施
形態の断面を示すものであり、図示一点鎖線の右側は時
計の3時方向と平行な断面を示し、同一点鎖線の左側は
12時方向及び6時方向と平行な断面を示すものであ
る。図3は、本実施形態の本体部の概略構造を示す正面
図(a)、底面図(b)、背面図(c)及び右側面図
(d)である。
【0027】本実施形態においては、真鍮、洋白、黄銅
などの種々の金属素材の表面上にメッキ処理を施してな
る時計ケース(胴)10と、この時計ケース10の内部
に収容される時計ムーブメント11と、時計ムーブメン
ト11の前面側に配置され、文字板や指針部を含む時刻
表示部12と、時刻表示部12を覆うカバーガラス13
とを有し、さらに、時計ケース10の背面側に合成樹脂
からなる裏蓋14が取り付けられている。時計の3時方
向の側面部にはリューズ15が突設されている。
【0028】時計ケース10の1時方向、5時方向、7
時方向及び11時方向の端部にはそれぞれ背面側から前
面側に向けて形成されたネジ穴10aが形成されてい
る。これらのネジ穴10aの内面には雌ネジ16が刻設
されている。このネジ穴10aには、合成樹脂、例え
ば、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなるブ
ッシュ17が螺入されている。裏蓋14には、ステンレ
ス鋼などの耐食性金属からなる固定ネジ18を受け入れ
るとともに、その頭部18bに係合する段差部を備えた
ネジ挿通孔14aが形成されている。このネジ挿通孔1
4aを通して固定ネジ18の雄ネジ部18aが上記ブッ
シュ17にねじ込まれている。
【0029】ブッシュ17の内部には、当初、ネジの刻
設されていない内周面が形成されており、組み立て時に
上記固定ネジ18をねじ込むことによってタッピングさ
れる、いわゆるセルフタッピングによってブッシュ17
と固定ネジ18とが固着されている。
【0030】ブッシュ17は基本的に筒形状を備えたも
のであり、全体として径方向に可撓性を有するように構
成されている。ブッシュ17の基端部にはブッシュ17
を軸線周りに回転させるために使用する工具係合部17
aが形成されており、この工具係合部17aにドライバ
ーなどの工具を係合させてネジ穴10aにブッシュ17
がねじ込まれる。時計ケース10は、ネジ穴10aに形
成された雌ネジ16の代わりに、単なる周回方向に伸び
る環状リブが形成されるなど、ブッシュ17の挿入方向
或いは取り出し方向に凹凸形状が形成された内周面を備
えていてもよい。ブッシュ17の外周面は単なる円筒面
であっても、角筒面であっても、或いは、雄ネジが刻設
されたものであってもよい。
【0031】いずれの場合であっても、ブッシュ17が
時計ケース10内に挿入された後に、固定ネジ18の雄
ネジ部18aが螺入されることによって、ブッシュ17
の筒壁は外側へ押し広げられ、その結果、時計ケース1
0とブッシュ17との結合が強化されるように構成され
ている。したがって、ブッシュ17が時計ケース10内
に挿入されていて、固定ネジが螺入されていない状態で
は、ブッシュ17の内径は固定ネジ18の雄ネジ部18
aの外径に対応する適合径よりもやや小さくなってい
る。
【0032】ブッシュ17の形状は本実施形態の場合に
は有底円筒状に形成されており、固定ネジ18が螺入す
ると、ブッシュ17の可撓性によって、ネジ穴10aの
内周面の雌ネジ16にブッシュ17の外周面が食い込む
ようになっている。
【0033】図4以降の各図には、上記実施形態に用い
ることができるブッシュ17の種々の形状例を示してあ
る。図4(a)に示すものは、有底円筒状に形成された
基本形状の基端部に、上記実施形態と同様の一対の工具
係合部27aが形成されており、さらに、基本形状の基
端部から切り込まれ、先端部に向けて伸びて途中で終了
した形状の4つのスリット(すり割り部)27bがほぼ
90度間隔に形成されている。スリット27bは一つで
も、或いは4つ以外の複数個でもよく、複数形成される
場合の間隔も任意である。
【0034】図4(b)に示すものは変形例であり、ブ
ッシュ27と同様に工具係合部27’a及びスリット2
7’bを備えたブッシュ27’には、その外周面上に、
ネジ穴10aの雌ネジ16に対応した雄ネジ27’cが
形成されている。
【0035】図4に示すように、ブッシュ27に基端側
から切り込んだスリット27bを形成することによっ
て、ブッシュ27自体に可撓性が与えられるので、ブッ
シュ27を構成する素材自体に可撓性が乏しくても、固
定ネジを螺入することによって全体としては十分な拡径
作用が得られる。したがって、このブッシュ27では合
成樹脂でなく、より可撓性に乏しい素材、例えばステン
レス鋼などを用いてもよい。また、スリット27bは、
ブッシュ27の挿入方向の基端部(すなわち先端部とは
反対側の端部)から切り込まれた形状であるため、挿入
時若しくは螺入時には縮径して挿入若しくは螺入抵抗が
少なくなるが、取出時には拡径することによって取り出
し抵抗が大きくなるようになっている。したがって、取
付作業は容易であるが、抜けが防止される。
【0036】なお、ブッシュの工具係合部については、
工具の形状によって様々な形状に構成することができる
ことは言うまでもなく、上記のようにマイナス型の係合
構造を有する工具に対応するものだけではなく、例え
ば、十字型(プラスドライバーに対応する。)、四角型
や六角型などの角柱形状若しくは角穴形状(レンチなど
に対応する。)に形成してもよい。
【0037】図5(a)に示すものは、外周面に周回方
向の凹凸形状を有するローレット37aを形成したブッ
シュ37である。このブッシュ37は、上記実施形態の
ネジ穴10aに圧入する。この場合、時計ケース10に
ネジ穴の代わりに雌ネジを有しない丸穴を形成し、この
丸穴にブッシュ37を圧入してもよい。ブッシュ37は
可撓性を有する素材、特に合成樹脂で形成されているた
め、固定ネジ18を螺入することによって拡径し、ロー
レット37aがネジ穴若しくは丸穴の内周面に食い込
み、強固に固定される。
【0038】図5(b)に示すものは変形例であり、図
5(a)に示すブッシュ37と同様に外周面上にローレ
ット37’aを備えているが、その外周壁にスリット3
7’bを設けたものである。この変形例においても、ス
リットの存在により可撓性が増大するとともに、圧入時
には圧入抵抗は少ないが抜け方向の抵抗は大きくなるた
め、ブッシュ37の抜けが防止される。
【0039】図6(a)には、底のない段付き円筒状の
ブッシュ47の形状を示す。このブッシュ47の基端部
には上述のものと同様の工具係合部47aが形成されて
いる。また、ブッシュ47の軸線方向の外径は段付き形
状となっており、先端部は基端部よりも小径に形成され
ている。このブッシュ47は構成素材自体が可撓性を有
しており、上記実施形態における時計ケース10のネジ
穴10aにブッシュ47を螺入した後に、ブッシュ47
に固定ネジ18をねじ込むことによってブッシュ47が
拡径し、ネジ穴10aの雌ネジ16に食い込み、強固に
固着される。図6(b)に示すものは、ブッシュ47と
同様の構造の外周面に、ネジ穴10aに対応する雄ネジ
47’bを形成したブッシュ47’である。
【0040】図7(a)には、円筒状のブッシュ57の
形状を示す。このブッシュ57は、基端部から先端部に
向けて縮径した全体として円錐台形状の外周面を備えた
ものであり、さらに、その周壁の対向配置された2個所
(一方は図示せず)に、スリット57bが設けられてい
る。このスリット57bは、小径の先端部から切りこま
れ、大径の基端部近くで終了した形状に構成されてい
る。
【0041】このブッシュ57を用いると、先端部側が
縮径した形状となっているため、ネジ穴10aに挿入し
やすくねじ込み時の回転量も僅かで装着することができ
る。ブッシュ57がネジ穴10aに挿入された状態は、
図7(b)に示されているように、より大径に形成され
た基端部側がネジ穴10aの雌ネジ16にしっかりと食
い込んでいるが、小径の先端部側はネジ穴10aの雌ネ
ジ16に対して浅く係合しているか或いは全く係合して
いない状態となっている。ここで、固定ネジ18をブッ
シュ57に螺入すると、固定ネジ18の雄ネジ部18a
によってブッシュ57の内周面が押し広げられるので、
スリット57bの存在に助けられてブッシュ57の先端
部側が拡径され、その外周面がネジ穴10aの雌ネジ1
6に食い突き、ブッシュ57と時計ケース10とがしっ
かりと固着する。
【0042】このブッシュ57においても、雌ネジ16
の形成されていない丸穴に対して挿入するようにしても
よいが、ブッシュ57の時計ケース10に対する固着力
を高めるためにも、雌ネジ16を備えたネジ穴10a
か、或いは、軸線方向に凹凸形状を備えた穴であること
が好ましい。
【0043】図8の(a)及び(b)には、上記のネジ
穴10aにセルフタッピングによって螺入する場合に好
適なブッシュ67,77を示す。ブッシュ67は、略三
角柱形状の外面を備えており、工具係合部67aを有す
る。ブッシュ77は、六角柱形状の外面を備えており、
この六角柱形状の外面の基端部そのものが工具に対して
係合する工具係合部77aとなっている。これらのブッ
シュ67,77はいずれも、ネジ穴10aに対してねじ
込むことによって、外面の突出部67b,77bがタッ
ピングされ、そのときに発生する切粉がブッシュにおけ
る突出部以外の外面とネジ穴10aの内面との間の空間
に収容されるようになっているので、ブッシュ67,7
7の螺入時の抵抗が少なく、ブッシュの装着が容易であ
るという利点がある。特にブッシュ77は基端部自体が
工具係合部77aとなっているために高い回転トルクを
加えることが可能であることから、ブッシュの外径を大
きく設定してネジ穴10aに対する締め代を設けること
若しくは締め代を大きくとることが可能であり、結果と
して、ブッシュと時計ケースとの固着力を増強すること
ができる。
【0044】図9の(a)及び(b)には、基端部に拡
径したフランジ部87a,97aを備えたブッシュ8
7,97を示す。フランジ部87aは拡径した円盤状の
外縁の一部に突出部を備えており、フランジ部97aは
拡径した六角形上の平面形状を備えている。したがっ
て、これらのブッシュに設けられたフランジ部87a,
97aの外縁部は、いずれも軸線周りに測った外径が回
転方向に変化した、軸線周りに異なる形状となってい
る。このため、時計ケース10’のネジ穴10’aの開
口縁部に段差を設けて形成した開口段部10’b、或い
は、裏蓋14’のネジ挿通孔14’aの内側の開口縁部
に段差を設けて形成した開口段部14’b(いずれの開
口段部もフランジ部87a,97aに嵌合する平面形状
を備えている。)に嵌合させることによってブッシュ8
7,97の回転を防止することができ、固定ネジ18の
螺入時にも有効であるが、特に、固定ネジ18を緩める
際に効果的である。ここで、図9において二点鎖線で示
すのは、それぞれ開口段部10‘b及び14’bの平面
形状を示すための斜視図である。
【0045】なお、上記の場合、図9(a)に示すよう
に、時計ケース10’のネジ穴10’aの開口縁部に開
口段部10’bを設ける場合には、少なくともフランジ
部を開口段部に収める際にブッシュをネジ穴に螺入する
ことはできないので、打ち込みなどの方法によって開口
段部10’bにフランジ部を嵌合させる必要がある。こ
のときにも、固定ネジ18を螺入することによって、ブ
ッシュはネジ穴に食い込み、締め付け固定される。
【0046】最後に、図10を参照して本発明に係る別
の実施形態について説明する。この実施形態は、図1か
ら図3までに示す時計において、上記実施形態と同様に
時計ケースと裏蓋とを固定するための構造に関するもの
である。時計ケース110の底面側からはネジ穴110
aが穿設されており、このネジ穴110aの内周面には
雌ネジ110bが刻設されている。時計ケース110
は、パラジウムメッキなどによりネジ穴110aの内部
も含めてメッキ処理が施されている。
【0047】ネジ穴110aの内部にはステンレス鋼か
らなるブッシュ117が螺入されている。ブッシュ11
7の外周面には雄ネジ117aが形成されており、ブッ
シュ117のネジ穴117dの内周面には雌ネジ117
eが形成されている。ブッシュ117の頭部117bに
は十字型の溝からなる工具係合部117cが形成されて
いる。
【0048】ブッシュ117のネジ穴117dには裏蓋
114の開口部114aを通してステンレス鋼からなる
固定ネジ118が螺入されている。固定ネジ118の外
周面には雄ネジ118aが形成されている。また、固定
ネジ118には、裏蓋114の開口部114aの開口縁
部に係合する頭部118bが設けられている。頭部11
8bには工具係合部118cが形成されている。
【0049】時計ケース110のネジ穴110aにブッ
シュ117を螺入するときには、ネジ穴110aとブッ
シュ117の少なくともいずれか一方に接着剤を塗布し
てから工具係合部117cに工具を係合させて螺入す
る。そして、接着剤によりブッシュ117が時計ケース
110に固着された後に、固定ネジ118を螺入する。
【0050】この実施形態では、ブッシュ117の素材
として耐蝕性金属を用いたので、剛性を高めることがで
きるとともに、時計ケース110とブッシュ117との
固定に螺合構造と接着剤の固着とを組み合わせて用いた
ので、両者を確実に固定することができる。ここで、時
計ケース110とブッシュ117とが異種金属で構成さ
れていても、接着剤を介在させることによって電触を抑
制することができる。もちろん、時計ケース110とブ
ッシュ117とを同種金属で形成すればさらに好まし
い。
【0051】また、この実施形態では、ブッシュ117
と固定ネジ118とを同種金属で構成しているため、両
者間の電触は発生せず、長期間の締付固定にも耐えう
る。したがって、本実施形態では、上記構成により分解
及び組立の繰り返しにも耐えられるものとなっている。
【0052】以上説明した上述の各実施形態において、
ブッシュの導入側端部が閉鎖された有底筒状の構造にな
っている、すなわち、ブッシュの中空部が基材の穴部に
挿入される側の奥部において閉鎖されていることが好ま
しい。このことにより、基材の穴部に外部から進入した
水分などが到達しにくくなり、さらに耐蝕性に優れた構
造とすることができる。このような有底筒状の構造は図
10に示す最後の実施形態のブッシュ117において実
現されているが、上記各実施形態のいずれでも採用でき
る。特に、合成樹脂製のブッシュを有底筒状に構成する
場合に基材側の耐蝕性を高める上で効果的である。
【0053】例えば、図1に示すように有底筒状に構成
することによって、時計ケース10と裏蓋14との間や
裏蓋14と固定ネジ18との間から水などがブッシュ1
7の内部に侵入する場合があり、このような場合にはブ
ッシュ17が有底筒状になっていることにより時計ケー
ス10のネジ穴10aの奥部にまで水が侵入することが
防止される。図4、図5、図6、図8及び図9(a)の
他の上記実施形態のブッシュにおいても同様に有底筒状
に形成することは可能である。また、図7や図9(b)
に示すブッシュでは、ブッシュの奥部側の可撓性を減じ
ないために薄壁の底部を形成することによって同様の効
果が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
材に形成した穴部若しくは孔部に可撓性素材からなる中
空構造のブッシュを挿入し、このブッシュの内部に固定
ネジを螺入して締め付け固定したので、ブッシュを介し
て固定ネジを取り付ける構造において、ブッシュを接着
固定したり、ブッシュを強い強度で圧入したりするなど
の手間がかからなくなり、容易に固定ネジを基材に固定
することが可能である。
【0055】特に、基材を金属製素材からなるものと
し、ブッシュを合成樹脂からなるものとしたことによ
り、ブッシュの可撓性を確保することが容易になるとと
もに、基材の耐食性に問題の生ずる可能性を低減するこ
とができるとともに、ブッシュ自体の耐食性が問題にな
ることが少なく、しかも、基材と固定ネジの素材如何に
拘わらず、異種金属の接触による電蝕を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネジの固定構造を有する実施形態
の腕時計の本体の構造を示す縦断面図である。
【図2】同実施形態における図1とは異なる部分を示す
縦断面図である。
【図3】同実施形態の本体の正面図(a)、底面図
(b)、背面図(c)及び右側面図(d)である。
【図4】同実施形態に用いることのできる他のブッシュ
の形状を示す斜視図(a)及び(b)である。
【図5】同実施形態に用いることのできる他のブッシュ
の形状を示す斜視図(a)及び(b)である。
【図6】同実施形態に用いることのできる他のブッシュ
の形状を示す斜視図(a)及び(b)である。
【図7】同実施形態に用いることのできる他のブッシュ
の形状を示す斜視図(a)及び断面説明図(b)であ
る。
【図8】同実施形態に用いることのできる他のブッシュ
の形状を示す斜視図(a)及び(b)である。
【図9】同実施形態に用いることのできる他のブッシュ
の形状を示す説明斜視図(a)及び(b)である。
【図10】本発明に係るネジの固定構造の異なる実施形
態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10,10’ 時計ケース 10a,10’a ネジ穴 11 時計ムーブメント 12 時刻表示部 13 カバーガラス 14 裏蓋 15 リューズ 16 雌ネジ 17 ブッシュ 17a 工具係合部 18 固定ネジ 18a 雄ネジ部 18b 頭部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に穴部若しくは孔部を形成し、該穴
    部若しくは孔部に可撓性素材からなる中空構造のブッシ
    ュを挿入し、該ブッシュの内部に固定ネジを螺入して締
    め付け固定したことを特徴とするネジの固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基材は金属製素
    材からなり、前記ブッシュは合成樹脂からなることを特
    徴とするネジの固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記固
    定ネジは、前記ブッシュの内部をネジ立てしながら螺入
    されたセルフタッピングネジであることを特徴とするネ
    ジの固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項において、前記穴部若しくは孔部の内側面は、前記ブ
    ッシュの挿入方向に凹凸形状を備えていることを特徴と
    するネジの固定構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項において、前記ブッシュには、その挿入方向に伸びる
    スリットが形成されていることを特徴とするネジの固定
    構造。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項において、前記ブッシュは、その先端部に向けて縮径
    した外周形状を備えていることを特徴とするネジの固定
    構造。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項において、前記穴部若しくは孔部には前記ブッシュに
    ネジ立て可能な雌ネジが形成され、前記ブッシュの外周
    面には周回方向に凹凸形状が設けられていることを特徴
    とするネジの固定構造。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項において、前記ブッシュの基端部には、外周側に張り
    出すとともに、軸線周りに外径の異なる断面形状を備え
    た異形フランジ部が形成されており、前記穴部若しくは
    孔部の開口縁部に、若しくは、前記固定ネジによって前
    記基材に固定される他材のネジ挿通孔の開口縁部に、前
    記異形フランジ部に嵌合するように構成された開口段部
    を設けることを特徴とするネジの固定構造。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項において、前記ブッシュは、前記基材への導入側端部
    が閉鎖された有底筒状の構造を備えていることを特徴と
    するネジの固定構造。
  10. 【請求項10】 基材に雌ネジ部を形成し、内部に雌ネ
    ジ及び外部に雄ネジを有する耐蝕性金属製のブッシュを
    前記雌ネジ部に挿入して接着剤により固着し、他材に開
    口部を設けて、前記ブッシュの内部の前記雌ネジに固定
    ネジを前記開口部を通して螺入することにより、前記基
    材と前記他材とを締め付け固定したことを特徴とするネ
    ジの固定構造。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれ
    か1項に記載されたネジの固定構造を備えた時計。
  12. 【請求項12】 請求項11において、時計ムーブメン
    トを収容する時計ケースと、該時計ケースを封鎖する裏
    蓋とを備え、前記基材は前記時計ケースであり、前記固
    定ネジによって他材である前記裏蓋を前記時計ケースに
    固定するように構成されていることを特徴とする時計。
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