JP2570762B2 - 時計ケ−ス構造 - Google Patents

時計ケ−ス構造

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JP2570762B2
JP2570762B2 JP62213939A JP21393987A JP2570762B2 JP 2570762 B2 JP2570762 B2 JP 2570762B2 JP 62213939 A JP62213939 A JP 62213939A JP 21393987 A JP21393987 A JP 21393987A JP 2570762 B2 JP2570762 B2 JP 2570762B2
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Japan
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torque
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徳門 小河
正 小森
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、外部操作部材を案内する案内部材を有する
時計ケース構造における案内部材の回転防止構造に関す
る。
〔従来の技術〕 従来、外部操作部材を男性の大人の親指と人さし指で
つまんだ状態で回転させたときに生じる最大回転トルク
を実験で求めた結果を第2図に示した。外部操作部材は
回転しやすいようにその外周にローレットが切ってあ
る。第2図で横軸は外部操作部材の外径で、縦軸は最大
トルクである。外部操作部材を案内部材にネジ締めして
固定する、ネジロックタイプの外部操作部材の外形は通
常φ4,5mmで第2図でlの値になる。またそのときの最
大回転トルクはTの値で約0.7kg−cmである。
ところで、従来の外部操作部材を案内する案内部材を
有する時計ケース構造における案内部材の回転防止構造
は、案内部材のまわりの胴に形成された面取り斜面に案
内部材をカシメていた。そのため案内部材の回転防止ト
ルクは、案内部材と胴との摩擦で生じるトルクの値しか
得られずその値は約0.5kg−cmであった。従って、前記
のように外部操作部材を案内部材にネジ締め固定する構
造には回転防止トルクが小さく、案内部材が外部操作部
材と一緒に回転してしまうという問題点を有していた。
また、他に従来の構造として案内部材を胴にロー付する
ものがあり、その回転防止トルクは約5kg−cm以上と回
転防止トルクでは十分であったが、ロー付はコストが高
く、また、材質がフェライト系ステンレス鋼の胴はロー
付により耐食性が悪くなり、ロー付ができないという問
題点を有していた。
そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、
その目的は簡単な構造で案内部材の回転防止ができる構
造を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の時計ケース構造は、胴と前記胴に設けられた
穴に係合するとともに外部操作部材を案内する案内部材
を有する時計ケース構造において、前記胴には前記穴の
半径方向に深さをもつ凹状の溝が設けられ、前記案内部
材は前記溝に係合するとともに前記案内部材の軸方向の
抜けと回転を防止する変形部を前記案内部材の外周を内
側から外側に向けて塑性変形させて形成したことを特徴
とする。
〔実施例〕
第1図は、本発明の実施例を示す要部の斜視図であっ
て、1は胴、2は胴1に組み込まれた案内部材、3はパ
ッキンである。1aは胴1の内側に沿って形成された溝
で、Wは溝の幅、Hは溝の深さである。1bは胴1の案内
部材2のまわりに形成された面取り斜面である。2aは案
内部材2を胴1に設けられた溝1aにカシメ治具等によっ
て内側から外側に塑性変形させて係合させた変形部であ
る。2bは外部操作部材を案内部材2にネジ締め固定する
ためのネジである。パッキン3は胴1と案内部材2のス
キマから水が浸入することを防止するために設けたもの
で、防水を必要としない場合は不要である。
つぎに本発明の実施例の回転防止トルクについて実施
した結果を示すと、第3図は案内部材2の穴径dをφ2,
3mm、肉厚tを0.2mm、胴1の案内部材組み込み穴と案内
部材2の締め代を0.02mm、胴の溝1aの溝深さHを0.4m
m、胴の斜面1bを0.2mmとしたときの胴の溝1aの溝幅Wと
回転防止トルクの関係を示したものである。本発明の実
験は2カ所に係合させた構造についての結果である。第
3図で横軸は溝幅W、縦軸は回転防止トルクである。第
3図に示すように溝幅Wは小さくても大きくても回転防
止トルクは小さくなり、溝幅Wには最適な値がある。溝
幅0.6mm(W2)のとき回転防止トルクが最大でその値は
約2.8kg−cm(T2)であった。溝幅0.5mm(W1)のとき約
2.4kg−cm(T1)、0.7mm(W3)のとき、約2.4kg−cm(T
3)、0.8mm(W4)のき約1.8kg−cm(T4)であった。ま
た、−60℃〜20℃の温度サイクルに、一週間、1mからコ
ンクリート上に落下、0.8kg−cmの回転トルクを繰り返
し1000回の耐久試験においても本発明の構造は回転防止
トルクの劣化はほとんどない結果が得られた。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は、胴と前記胴に設けられ
た穴に係合するとともに外部操作部材を案内する案内部
材を有する時計ケース構造において、前記胴には前記穴
の半径方向に深さをもつ凹状の溝が設けられ、前記案内
部材は前記溝に係合するとともに前記案内部材の軸方向
の抜けと回転を防止する変形部を前記案内部材の外周を
内側から外側に向けて塑性変形させて形成したことによ
り、簡単な構造で、回転防止に必要なトルクが得られ、
案内部材の軸方向の抜けと回転を防止することができ
る。
また、ロー付のできないフェライト系ステンレス鋼の
ような胴にも適用でき、外部操作部材をネジ固定する時
計のモデル拡大ができ、更にロー付に比べコストが低減
できる時計のケースを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の時計ケース構造の実施例を示す斜視
図である。 第2図は、外部操作部材の外形と最大回転トルクの関係
を示した図である。 第3図は、本発明の時計ケース構造の実施例の胴の溝幅
Wをパラメータとしたときの案内部材の回転防止トルク
の関係を示した図である。 1……胴 1a……溝 1b……面取り斜面 2……案内部材 2a……変形部 2b……ネジ 3……パッキン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴と前記胴に設けられた穴に係合するとと
    もに外部操作部材を案内する案内部材を有する時計ケー
    ス構造において、前記胴には前記穴の半径方向に深さを
    もつ凹状の溝が設けられ、前記案内部材は前記溝に係合
    するとともに前記案内部材の軸方向の抜けと回転を防止
    する変形部を前記案内部材の外周を内側から外側に向け
    て塑性変形させて形成したことを特徴とする時計ケース
    構造。
JP62213939A 1987-08-27 1987-08-27 時計ケ−ス構造 Expired - Lifetime JP2570762B2 (ja)

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JPS6457192A JPS6457192A (en) 1989-03-03
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