JPH0529367Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529367Y2
JPH0529367Y2 JP1985194142U JP19414285U JPH0529367Y2 JP H0529367 Y2 JPH0529367 Y2 JP H0529367Y2 JP 1985194142 U JP1985194142 U JP 1985194142U JP 19414285 U JP19414285 U JP 19414285U JP H0529367 Y2 JPH0529367 Y2 JP H0529367Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
ball
outer race
dustproof
tapered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985194142U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62100333U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985194142U priority Critical patent/JPH0529367Y2/ja
Publication of JPS62100333U publication Critical patent/JPS62100333U/ja
Priority to US07/293,934 priority patent/US4958943A/en
Priority to US07/344,004 priority patent/US4909640A/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529367Y2 publication Critical patent/JPH0529367Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は簡易型ボールベアリングに関する。
(従来技術) 従来、ボールベアリングとしては、第5図に示
すようなラジアルボールベアリング10が一般的
に用いられる。すなわち、このラジアルボールベ
アリング10は内輪11、ボール12および外輪
13とを備え、かつ使用中、塵等がボール部へ入
ることによつて性能低下を防止するため、外輪1
3と内輪11間に設けられたボール12の両側に
シール部材14をそれぞれ配設した、いわゆるW
シール構造が採用されていた。
しかして、組立てにあたつては、先ず治具内に
内輪11および外輪13を入れ、ついで外輪13
または内輪11をズラし、その間にボール12を
挿入可能な〓間をつくり、その中に適数個のボー
ル12を入れ、しかる後、ボール12を所定の位
置に移動し、外輪13、内輪11を同軸上にし、
かつリテナーを入れボール12をその孔に位置さ
せプレスする。そして、オイルまたはグリス等を
入れ、その後シール部材14を取付けてラジアル
ボールベアリング10を組み上げていた。
また、取付本体15の取付けに際しては内輪1
1内に別部材の取付ネジ16を挿入し、かつ取付
本体15のネジ部15aにこの取付ネジ16を螺
設することによつて取付・固定し、取付本体15
側を固定して外輪13側を回動自在としたり、あ
るいは第6図に示すように、外輪13側に固定部
材17を取付けて固定し、取付本体15側を軸と
して回動自在としていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記構成のラジアルボールベアリン
グ10にあつては組立が煩雑で、よつてコスト高
となつており、かつ取付本体15への取付けにあ
たつては取付ネジ16が必要であり、ラジアルボ
ールベアリングを保持した状態で取付ネジ16を
用いて取付けるため、作業が煩雑であるという欠
点を有していた。
本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、そ
の目的とするところは、組立てが容易で、コスト
ダウンを図ることができ、かつ取付本体への取付
も容易で小型化も可能な簡易型ボールベアリング
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は上記目的を達成するため
に、シヤフトに取付本体への取付用の取付部を一
体的に形成し、かつシヤフトの外周に離間・対向
して設けられるアウターレースとの間にボール径
より大きい開口部を介し回動自在に設けられるボ
ールを、シヤフト側またはアウターレース側に設
けられた弧状凹部にてなるボール受け部と、アウ
ターレース側またはシヤフト側に設けられた一方
のテーパ部、およびこのアウターレース側または
シヤフト側に収納・固定されたボール押えに設け
られた他方のテーパ部によつて形成された断面略
V字状のテーパ部とにより保持し、シヤフトの突
出部の両側に形成された段部と、アウターレース
テーパ部の内周縁部に形成されたフランジ状の防
塵部および前記ボール押えのテーパ部の内周縁部
に形成されたフランジ状の防塵部との間に、また
は、アウターレース内部の突出部の両側に形成さ
れた段部と、シヤフトの外端部外周に固定された
ボール押えのテーパ部外端のフランジ状の防塵部
および前記ボール押えのテーパ部に対向してシヤ
フトの外周に形成されたテーパ部外端のフランジ
状の防塵部との間に防塵用L字状ギヤツプを形成
してなることを要旨としている。
(作用) 本考案ではシヤフト自体を、防塵機能を有する
簡易構成のボールベアリングとして組立性を良く
し、また、シヤフト自体に他の取付本体への簡易
構成の取付手段を一体的に設け、取付作業の容易
化も達成するようにしている。
(実施例) 以下、図面に沿つて本考案の好ましい実施例を
説明する。
第1図イ,ロは本考案の第1実施例を示すもの
で、図中1は略円柱状を呈するシヤフトであり、
このシヤフト1の外周部には環状を呈する大径の
突出部1aが形成され、かつこの突出部1aの外
周面の略中央部には弧状の凹部にてなるボール受
け部1bが形成されている。また、このシヤフト
1の内端部には略円柱状の取付部1cが突出して
一体的に形成され、この取付部1cは取付本体2
の取付孔2a内に圧入等により取付・固定可能に
構成されている。
また、3は略有底短円筒状を呈したアウターレ
ースであり、突出部1aの外周を離間・対向して
包囲するように設けられるもので、シヤフト1の
外端部1e側に大径の開口部が形成され、かつ反
対側の底部側にはシヤフト1を挿通するための開
口部より小径の孔が形成され、この孔の周縁部に
は後述する防塵部3aが形成されている。更に、
アウターレース3の内部の隅部にはテーパ部3b
が形成されている。このテーパ部3bはアウター
レース3の内周壁3cの略中央部から防塵部3a
に向かつて斜目に傾斜しており、内周壁3cに対
し略30度ないし45度のテーパに設定され、かつテ
ーパ部外端にフランジ状の前記防塵部3aが形成
され、この防塵部3aは孔の周縁となつている。
更に、4はアウターレース3の開口部内に収
納・固定されるボール押えであり、略中央部には
シヤフト1の外周に取付けるための孔が形成さ
れ、この孔の周縁にはアウターレース3の防塵部
3aと同様の防塵部4aが形成されている。ま
た、内周壁はテーパ部4bが形成れ、かつ外周壁
はアウターレース3の開口部内の内周壁に圧入、
ネジ止、接着等によつて固定されるもので、アウ
ターレース3と一体化される。
そして、前記アウターレース3側のテーパ部3
bと、ボール押え4側のテーパ部4bとによつて
断面略V字状のテーパ部が形成される。
しかして、アウターレース3とシヤフト1との
間にボール5が設けられ、このボール5の一部は
シヤフト1のボール受け部1b内に受容されて受
けられ、また、ボール5は断面略V字状を呈する
アウターレース3側の2つのテーパ部3b,4b
等によつて受けられている。また、防塵部3a,
4aはシヤフト1の突出部1aの両側に形成され
た段部にそれぞれ位置し、かつ防塵部3a,4a
はシヤフト1と非接触となつており、微少の水平
ギヤツプg1、垂直ギヤツプg2が形成され、これら
の微少ギヤツプが外部よりボール部内に塵等侵入
阻止用の防塵ギヤツプgとなつている。
次に組立例について説明する。
先ず、ボール受け部1bが形成されたシヤフト
1とアウターレース3とを図示しない適宜構成の
治具内に入れ、シヤフト1の外周にアウターレー
ス3を配する。そして、ボール当り面にグリスま
たはオイル等を塗布する。ついで、所定数の球状
のボール5をシヤフト1の外周部であつてアウタ
ーレース3の開口部内に入れ、ボール受け部1
b、テーパ部3b等によつてボール5を保持しつ
つ、ボール押え4を開口部内にいれ、アウターレ
ース3の内周壁3cに固定すれば本考案のボール
ベアリングを容易に組立てることができる。
また、取付本体2への取付けにあたつては、シ
ヤフト1の端面1eとは反対側に取付部1cが一
体的に形成されているため、別段他の取付ネジを
用いることなく取付本体2の取付孔2a内に圧入
すれば容易に取付けることができ、固定されたシ
ヤフト1に対しアウターレース3側を回動自在と
することができる。
この場合、取付本体2がシヤフト1より大径の
ものであれば、防塵部3aの外壁面とこれと対向
する取付本体2との間に垂直ギヤツプg3を形成し
得、防塵部3aの外周面とシヤフト1の外周面間
の水平ギヤツプg1、防塵部3aの内壁面と突出部
1a側面間の垂直ギヤツプg2と相俟つて内側部分
において防塵機能を向上させることができる。
なお、使い方としては上記のようにシヤフト1
側を固定し、アウターレース3側を回転可能にし
ても良いし、その逆にアウターレース3側を固
定、シヤフト1側を回転側としても良いことは勿
論である。
第2図イ,ロは本考案の第2実施例を示すもの
で、この実施例は取付部1cを取付本体2の取付
孔2a内に挿通し、かつ露出した先端部をカシメ
ることによつて取付けるようにした点が第1実施
例と異なつている。すなわち、ロ図中1dはカシ
メ部分である。また、イ図中において1eは取付
部1cの先端部に形成された皿モミであつて、こ
の皿モミ1eは別段無くとも良いことは勿論であ
る。
なお、他の構成、作用は第1実施例と同様であ
る。
第3図は本考案の第3実施例を示すもので、こ
の実施例ではシヤフト1Aの外周上に離間・対向
して設けられるアウターレース3AにR面を持た
せ、かつシヤフト1A側に設けた2つのテーパ部
1f,4b′によつてボール5を回転可能に保持し
た点に特徴を有している。
すなわち、取付部1cを有するシヤフト1の外
端部外周にはボール押え4′のテーパ部4b′が内
側に向く状態で固定される。なお、このテーパ部
外端にはフランジ状の防塵部4a′が形成されてい
る。また、ボール押え4′のテーパ部4b′に対向
し、断面略V字状をなすテーパ部1fがシヤフト
1Aの外周に形成され、かつそのテーパ部外端に
はフランジ状の防塵部1gが形成されている。
そして、シヤフト1A、アウターレース3Aを
治具内に入れ、その間に入れる適数個のボール当
り面にグリスまたはオイル等を塗布してからボー
ル5を入れ、これらのボール5をテーパ部1f
と、アウターレース3Aの内周部に形成された突
出部3a′の弧状凹部にてなるボール受け部3b′と
により受け、かつシヤフト1Aの外側から開口部
内にボール押え4′を挿入し適位置で固定させれ
ば良い。この場合、防塵部1g,4a′は突出部3
a′両側の凹状の段部にアウターレース3Aと非接
触の状態でそれぞれ位置され、その間に、水平ギ
ヤツプg1、垂直ギヤツプg2にてなる防塵ギヤツプ
gが形成されている。取付本体2への取付は第1
実施例と同様である。
第4図は本考案の第4実施例を示すもので、こ
の実施例では取付部1cをカシメて取付本体2に
取付・固定するようにした点が第3実施例と異な
つている。他については同様である。
なお、上記各実施例においてシヤフトまたはア
ウターレースに設けたボール受け部を弧状の凹部
にて形成したが、断面略V字状を呈するV字溝に
て形成することも可能である。
また、シヤフトに取付部を一体的に形成した例
ついて説明したが、シヤフトの中央部に取付孔を
貫設し、一方、取付部本体側に略円柱状の取付部
を突設し、この取付部と取付孔とを嵌合させ両者
を一体化して固定するように構成することも可能
である。
(考案の効果) 以上のように構成した本考案によれば、簡易構
成であり、組立が容易で量産に適するため、コス
トダウンを図り得る効果がある。
また、他の取付本体への取付けにあたり、別体
の取付ネジを用いることなく、その分部品を削減
せしめ、かつ取付が容易である利点がある。
更に、従前におけるラジアルベアリングの内輪
が不要となり、シヤフト自体に内輪機能をもたせ
たので、その分小型化が可能である利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はそれぞれ本考案の第1な
いし第4の実施例の断面図、第5図および第6図
はそれぞれ従来例である。 1,1A……シヤフト、2……取付本体、3,
3A……アウターレース、4,4′……ボール押
え、1a,3a′……突出部、1g,3a,4a,
4a′……防塵部、1b,3b′……ボール受け部、
1f,3b,4b,4b′……テーパ部、5……ボ
ール、g……防塵ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤフトに取付本体への取付用の取付部を一体
    的に形成し、かつシヤフトの外周に離間・対向し
    て設けられるアウターレースとの間にボール径よ
    り大きい開口部を介し回動自在に設けられるボー
    ルを、シヤフト側またはアウターレース側に設け
    られた弧状凹部にてなるボール受け部と、アウタ
    ーレース側またはシヤフト側に設けられた一方の
    テーパ部、およびこのアウターレース側またはシ
    ヤフト側に収納・固定されたボール押えに設けら
    れた他方のテーパ部によつて形成された断面略V
    字状のテーパ部とにより保持し、シヤフトの突出
    部の両側に形成された段部と、アウターレーステ
    ーパ部の内周縁部に形成されたフランジ状の防塵
    部および前記ボール押えのテーパ部の内周縁部に
    形成されたフランジ状の防塵部との間に、また
    は、アウターレース内部の突出部の両側に形成さ
    れた段部と、シヤフトの外端部外周に固定された
    ボール押えのテーパ部外端のフランジ状の防塵部
    および前記ボール押えのテーパ部に対向してシヤ
    フトの外周に形成されたテーパ部外端のフランジ
    状の防塵部との間に防塵用L字状ギヤツプを形成
    してなることを特徴とした簡易型ボールベアリン
    グ。
JP1985194142U 1985-10-25 1985-12-16 Expired - Lifetime JPH0529367Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985194142U JPH0529367Y2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16
US07/293,934 US4958943A (en) 1985-10-25 1989-01-05 Ball bearing
US07/344,004 US4909640A (en) 1985-10-28 1989-04-26 Ball bearing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985194142U JPH0529367Y2 (ja) 1985-12-16 1985-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62100333U JPS62100333U (ja) 1987-06-26
JPH0529367Y2 true JPH0529367Y2 (ja) 1993-07-28

Family

ID=31150836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985194142U Expired - Lifetime JPH0529367Y2 (ja) 1985-10-25 1985-12-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529367Y2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS455291Y1 (ja) * 1965-09-01 1970-03-13
JPS5413478U (ja) * 1977-06-24 1979-01-29
JPS58184317A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 Tokyo Keiki Co Ltd 軸受装置
JPS5853919B2 (ja) * 1975-02-07 1983-12-01 科研製薬株式会社 シンコウセイブツシツ c20−12 ノセイホウ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853919U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 日亜精密工業株式会社 プラスチツク製ベアリング
JPS5959528U (ja) * 1982-10-13 1984-04-18 ダイトク産業株式会社 ベアリング

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS455291Y1 (ja) * 1965-09-01 1970-03-13
JPS5853919B2 (ja) * 1975-02-07 1983-12-01 科研製薬株式会社 シンコウセイブツシツ c20−12 ノセイホウ
JPS5413478U (ja) * 1977-06-24 1979-01-29
JPS58184317A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 Tokyo Keiki Co Ltd 軸受装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62100333U (ja) 1987-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4958943A (en) Ball bearing
JPH0510260Y2 (ja)
KR100359505B1 (ko) 회전검출센서를 가지는 전동기
JPH0529537Y2 (ja)
US20060188324A1 (en) Joint structure of ball joint and arm
KR937000757A (ko) 로커 아암 조립체
JPH0449372Y2 (ja)
US20040028304A1 (en) Instrumented antifriction bearing provided with a sealing device
JPH0529367Y2 (ja)
JPH011677A (ja) 軸受の非接触形シール装置
US4252384A (en) Cycle crank gear assembly including replaceable cartridge
JPS58112675U (ja) 回転軸の支持構造
JPH062023Y2 (ja) 簡易型ボールベアリング
JPH0636342Y2 (ja) ロ−ラ−
JPH0237251Y2 (ja)
JPH0526336Y2 (ja)
JP3096083B2 (ja) スピンドルモータ
US4815646A (en) Pinch roller assembly with dust prevention means
JPS6339452Y2 (ja)
KR840001224B1 (ko) 소형 전동기에 있어서의 회전축의 냉각홴 조립체
JPH034015A (ja) ボールジョイント
JPH0433567Y2 (ja)
JPS6223244Y2 (ja)
JPS5918852Y2 (ja) モ−タのロ−タ
JP2578172Y2 (ja) 回転体固定具