JP2017150968A - 外装ケース及び計時装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置サイズの小型化・薄型化を図りつつ、モジュール等の収容物のがたつきを抑えることのできる外装ケース及び計時装置を提供する。【解決手段】内部に収容物5を収容し、少なくとも一端側が開口するケース本体10と、開口の周縁部に配置され、ケース本体10の開口の内側面に沿うように垂設された垂設部を備えるベゼル部材2と、弾性変形可能な材料で形成され、ベゼル部材2の垂設部の下部に位置し、収容物5とケース本体10との間に介在してケース本体10内での収容物5の位置を保持する位置保持部材7と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、外装ケース及び計時装置に関するものである。
従来、ケース内にモジュール等を備える時計等の機器においては、外装ケースの内部でモジュール等の収容物ががたつかないようにするため、収容物を位置決めする部材を設けてがたつきの発生を抑えていた。
例えば、特許文献1には、モジュール等の内部構造体を支持部材としての中枠によって外装ケース内に位置決め支持し、この中枠に文字板を平面方向に位置決めするための係合構造を設けることが記載されている。
特開2001−13268号公報
しかしながら、腕時計等の計時装置の場合、できるだけ製品サイズを小さくしたいとの要請がある。
この点、特許文献1に記載の構成では、支持部材である中枠に文字板を位置決めするための係合構造を設けている。具体的には、中枠側に位置決め突起を設け、文字板側にこれを受ける切欠き部を設けることが記載されている。
このような構成の場合、位置決め突起を設ける分だけ外装ケースの厚みが増したり、外装ケースのサイズが大きくなってしまうという問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、装置サイズの小型化・薄型化を図りつつ、モジュール等の収容物のがたつきを抑えることのできる外装ケース及び計時装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る外装ケースは、
内部に収容物を収容し、少なくとも一端側が開口するケース本体と、
前記開口の周縁部に配置され、前記ケース本体の前記開口の内側面に沿うように垂設された垂設部を備えるベゼル部材と、
弾性変形可能な材料で形成され、前記ベゼル部材の前記垂設部の下部に位置し、前記収容物と前記ケース本体との間に介在して前記ケース本体内での前記収容物の位置を保持する位置保持部材と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、装置サイズの小型化・薄型化を図りつつ、モジュール等の収容物のがたつきを抑えることができるという効果を奏する。
本実施形態における文字板を備える時計の正面図である。 図1における時計の分解斜視図である。 (a)及び(b)は、本実施形態の時計ケースにおけるケース本体、ベゼル部材及び位置保持部材の要部構成を示す要部断面斜視図であって、(a)は、ケース本体に収容物及び位置保持部材を収容した状態を示しており、(b)は、ケース本体に収容物及び位置保持部材を収容する前の状態を示している。 (a)及び(b)は、従来の時計ケースにおけるケース本体、ベゼル部材等の要部構成を示す要部断面斜視図であって、(a)は、ケース本体に収容物を収容した状態を示しており、(b)は、ケース本体に収容物を収容する前の状態を示している。
図1から図4(a)及び図4(b)を参照しつつ、本発明に係る外装ケース及びこの外装ケースを適用した計時装置の一実施形態について具体的に説明する。
本実施形態においては、外装ケースが時計ケース1であり、計時装置が時計(腕時計)100である場合を例として説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態における時計ケース(外装ケース)を備えた時計(計時装置)を示す正面図であり、図2は、図1に示す時計の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、時計100は、ケース本体10、ベゼル部材2、位置保持部材7を備える外装ケースとしての時計ケース1を備えている。
図3(a)及び図3(b)は、本実施形態の時計ケース1におけるケース本体10、ベゼル部材2及び位置保持部材7の要部構成を示す要部断面斜視図であって、図3(a)は、ケース本体10にモジュール4等の収容物及び位置保持部材7を収容した状態を示しており、図3(b)は、ケース本体10にモジュール4等の収容物及び位置保持部材7を収容する前の状態を示している。
本実施形態において、ケース本体10は、少なくとも一端側が開口する筒状部材であり、本実施形態では、時計の厚み方向における上下に開口した中空の短柱形状に形成されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、ケース本体10の視認側(表面側)の開口部分には、ケース本体10における面方向の中央部に向かって延在する内向きフランジ部10aが設けられている。
このケース本体10の図1における上下両端部、つまり時計の12時方向側の端部及び6時方向側の端部には、図示しない時計バンドが取り付けられるバンド取付け部11が設けられている。
時計100は、ケース本体10の側部であって時計における3時側に竜頭12aを備えている。
ケース本体10には、竜頭12aに対応する位置にケース本体10の外部から内部に貫通する貫通孔13が形成されており、竜頭12aは、この貫通孔13からケース本体10の内部に挿入される。
竜頭12aは、その挿入側の端部がケース本体10内部に収容されているモジュール4と接続されており、竜頭12aを押し込み又は回転させることによって各種操作が可能となるように構成されている。
また、時計100は、ケース本体10の側部の一方側(図1に示すように、時計における3時側)に2つの操作ボタン12bを備え、ケース本体10の側部の他方側(図1に示すように、時計における9時側)に1つの操作ボタン12bを備えている。
ケース本体10には、操作ボタン12bに対応する位置にそれぞれケース本体10の外部から内部に貫通する図示しない貫通孔が形成されており、操作ボタン12bは、この貫通孔からケース本体10の内部に挿入される。
操作ボタン12bは、その挿入側の端部がケース本体10内部に収容されているモジュール4と接続されており、操作ボタン12bを押し込む等によって各種操作が可能となるように構成されている。
操作ボタン12bとモジュール4との間には、図示しない板バネが配置されており、モジュール4はこの板バネが操作ボタン12bの先端部によって押圧されることでケース本体10の内側に押されている。操作ボタン12bがケース本体10内に収容されるモジュール4の外周方向において均等に配置されている場合には、モジュール4全体が、各方向からケース本体10の中心に向かってほぼ均等に押されるため、モジュール4がケース本体10の内部で偏りなく配置される。
これに対して、図1に示す本実施形態のように、操作ボタン12bが時計における3時側に偏って配置されている場合には、モジュール4はケース本体10の9時側により強く押圧され、ケース本体10内での配置が偏りやすくなる。
この点、本実施形態では、後述する位置保持部材7を配置することで、ケース本体10内部でのモジュール4等の偏りを抑制している。
このケース本体10の視認側(表面側)の開口は、透明なガラス等で形成された風防部材14によって閉塞されている。
また、ケース本体10の視認側とは反対側(裏面側)の開口は、裏蓋部材8によって閉塞されている。すなわち、図2に示すように、裏蓋部材8にはねじ穴81が複数箇所(本実施形態では4箇所)に設けられており、裏蓋部材8の裏面側(時計における裏面側)からねじ穴81にそれぞれねじ82を挿通させて螺着させることにより、ケース本体10に対してねじ止めされるようになっている。
ベゼル部材2は、ほぼ環状の部材であり、ケース本体10の視認側(表面側)の開口の周縁部に配設されている。
本実施形態においてベゼル部材2は、ケース本体10の上面(視認側の面)に沿う環状に形成され当該上面の上に載置されるベゼル本体21と、このベゼル本体21の内側に配置され、ケース本体10における面方向の中央部に向かって徐々に低くなるように傾斜する傾斜面22aを有する見切り部22とを備えている。見切り部22の傾斜面22aの上には、周方向に沿ってほぼ等間隔に時字部22bが配置されている。時字部22bは、後述する表示部3の指針32(例えば、時針、分針、秒針)によって示される時刻の目安となるものである。
なお、ベゼル部材2の構成は特に限定されず、例えばベゼル本体21と見切り部22とは一体的に形成されていてもよいし、別体として形成したものを嵌合等により一体化させてもよい。また、時字部22b等が設けられていないものであってもよい。
図3(a)及び図3(b)に示すように、ベゼル本体21の裏面側(時計100における裏面側、図3(a)及び図3(b)において下側)には、ケース本体10の開口の内側面に沿うように垂設された垂設部21aが設けられている。
垂設部21aの下端部には、ケース本体10における面方向の中央部に向かって張り出す内向きフランジ部23が設けられている。この内向きフランジ部23は、後述する表示部3の文字板31の上方向の位置を規制している。
また、垂設部21aの下端部には、ケース本体10の内向きフランジ部10aよりも下側の位置まで延出するかしめ係止部24が、ベゼル本体21の周方向に沿って設けられている。かしめ係止部24は、ベゼル本体21の全周に亘って設けられていてもよいし、部分的に数か所だけ設けられていてもよい。
かしめ係止部24は、ベゼル部材2をケース本体10に対してかしめにより係止するものである。かしめ係止部24は、ケース本体10の外側に向かって折り倒すことができるようになっている。内向きフランジ部10aの下側は凹部15となっており、折り倒されたかしめ係止部24は、ケース本体10の内向きフランジ部10aの下側面に当接するとともに、この凹部15内に配置される。これにより、ベゼル部材2がケース本体10の開口の周縁部に対して係止される。
かしめ係止部24を折り倒すことができるようにするためには、少なくともかしめ係止部24の延出方向における長さ以上の隙間が設けられていることが必要である。本実施形態では、図3(b)に示すように、ベゼル部材2は、かしめ係止部24を折り倒すかしめ係止の前後を通して、かしめ係止部24に対応する分(図3(b)において「α」)だけ、ケース本体10から離間しており、ベゼル部材2とケース本体10との間には「α」だけ離間部分が形成されている。
位置保持部材7は、弾性変形可能な材料で形成され、ベゼル部材2の垂設部21aの下部に位置し、収容物5であるモジュール4等とケース本体10との間に介在してケース本体10内での収容物5の位置を保持するものである。本実施形態において位置保持部材7は、図2に示すように、リング状に形成されている。
位置保持部材7は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene, PTFE)等のフッ素樹脂(フッ素樹脂、fluorocarbon polymers、テフゼル)等を切削加工する等の手法により形成される。なお、位置保持部材7を形成する材料はこれに限定されず、弾性変形可能な材料であれば適用可能である。また、位置保持部材7を形成する手法もここに例示したものに限定されない。
位置保持部材7は、ベゼル部材2とケース本体10との離間部分(図3(b)において「α」で示す幅の隙間)に配置される。位置保持部材7は、弾性変形可能な材料で形成されているため、湾曲変形させながら離間部分に挿入することができる。
ケース本体10等と収容物5との間のクリアランス(遊び)が大きい場合、ケース本体10の内部に収容物5を収容した場合に、ケース本体10内で収容物5ががたついてしまう。また、前述のように、モジュール4の板バネが操作ボタン12bの先端部で押されることでモジュール4の配置がケース本体10内部でいずれかに偏ってしまう。
この点、位置保持部材7を配置することにより、ケース本体10等と収容物5との間のクリアランス(遊び)を詰めることができ、ケース本体10内での収容物5のがた付きや偏りを抑制することができる。
また、ケース本体10の内部であって、風防部材14の下側には、表示部3が配置されている。
本実施形態の表示部3は、図1に示すように、文字板31及びこの文字板31の上方に配置された指針32等を備えるアナログ方式の表示部である。
なお、時計100に設けられる表示部3は、アナログ方式のものに限定されない。例えば液晶パネル等で構成されるデジタル方式の表示部であってもよいし、アナログ方式、デジタル方式の両方を備える表示部であってもよい。
本実施形態の文字板31には、部分的に突出形成された肉厚部33が設けられており、立体的で意匠性に優れた文字板となっている。なお、肉厚部33の形成手法は特に限定されず、例えば、文字板31全体を金型等を用いて一体的に形成してもよいし、平板状に形成された板状部材に立体的な部材を嵌め込み又は貼着等することにより肉厚部33を設けて立体的な文字板31を形成してもよい。
時計ケース1の内部であって、表示部3の下方(すなわち、時計100の裏面側)には、モジュール4が配置されている。
モジュール4は、例えば樹脂等で形成されたハウジング内に歯車機構やモータ等を備える運針機構(いずれも図示せず)を備えている。また、図示は省略するが、モジュール4には、各種電子部品等を実装した回路基板や時計100の各機能部に電力を供給するためのバッテリー等が組み込まれている。本実施形態において、モジュール4は、時刻を計時することが可能な計時機能部として機能する。
モジュール4には、時計100の表面側(視認側)に向かって突出する指針軸35が設けられている。指針軸35の基端側は運針機構と接続されており、自由端(突出側の端部)は文字板31を貫通して視認側に露出している。指針軸35の自由端には、指針32(時針、分針、秒針等)が取り付けられている。
モジュール4は、指針軸35を回転動作させることにより、指針軸35に取り付けられた指針32を文字板31の上方で運針させるようになっている。
図2に示すように、本実施形態では、計時機能部として機能するモジュール4及びこのモジュール4により計時された時刻を表示する表示部3がケース本体10の内部に収容される収容物5となっている。
収容物5である表示部3及びモジュール4は、中枠6に支持された状態でケース本体10の内部に収容される。
次に、本実施形態における外装ケースである時計ケース1及びこれを適用した計時装置である時計100の作用について説明する。
本実施形態において、時計100を組み立てる際は、まず、ケース本体10の視認側の開口にベゼル部材2を取り付ける。すなわち、ケース本体10の時計における12時側、6時側等の位置とベゼル部材2の時字部22bの位置を合わせ、ベゼル本体21の垂設部21aをケース本体10の視認側の開口内に挿入する。そして、かしめ係止部24をケース本体10の外側に向かって折り倒し、ベゼル部材2をケース本体10に対してかしめることにより係止する。
次に、位置保持部材7を、湾曲変形させながらベゼル部材2とケース本体10との離間部分に挿入する。これにより、外装ケースである時計ケース1が完成する。
また、ケース本体10の貫通孔から操作ボタン12bを挿入する。本実施形態では、時計における3時側に2つ、9時側に1つの操作ボタン12bを挿入する。また、貫通孔13から竜頭12aをケース本体10の内部に挿入する。
そして、モジュール4の視認側の面に文字板31を備える表示部3を載置し、この収容物5をケース本体10の内部に収容する。さらに、中枠6を挿入してモジュール4等の収容物5を支持させる。
なお、収容物5をケース本体10内に収容する際には、モジュール4の図示しない板バネが操作ボタン12bの挿入側の端部によって押圧される。これにより、操作ボタン12bが多く設けられている側から操作ボタン12bの少ない側に向かって(本実施形態では、時計における3時側から9時側に向かって)モジュール4が押圧されるが、収容物5(文字板31を含む表示部3やモジュール4)が、位置保持部材7に突き当たることで、文字板31の面方向への収容物5の位置ずれや偏り、がたつき等が抑制、低減される。
このようにして、収容物5等をケース本体10内に収容した後、ケース本体10の視認側(表面側)の開口を風防部材14により閉塞し、ケース本体10の非視認側(裏面側)の開口を裏蓋部材8により閉塞する。これにより、時計100が完成する。
図4(a)及び図4(b)は、従来の時計ケース(外装ケース)の構成を示すものである。
図4(a)及び図4(b)に示すように、従来は、ベゼル部材2の垂設部21aの下端に設けられた内向きフランジ部23に、文字板31等を突き当てる突き当て面25を有する段部26を備え、この突き当て面25に文字板31等を突き当てることで収容物5とケース本体10とのクリアランス(遊び)を少なくして、ケース本体10の内部で文字板31等の収容物5ががたつくことを抑制していた。
しかし、この場合、かしめ係止部24によってベゼル部材2をかしめるためのスペース(図4(b)における「α」分の離間部分)とは別に突き当て面25を有する段部26を設ける必要があることから、「α」分の離間部分がデッドスペースとなってしまい、その分時計ケース1の厚みが厚くなってしまう。
この点、本実施形態の時計ケース1では、ベゼル部材2をかしめるためのスペース(図3(b)における「α」分の離間部分)に位置保持部材7を配置して収容物5の位置決めを行うため、本来デッドスペースとなる部分を有効活用し、時計ケース1の小型化、薄型化を図りつつ、収容物5のがたつきを抑えることができる。
以上のように、本実施形態によれば、ケース本体10内に収容物5(文字板31を含む表示部3やモジュール4等)を収容する時計ケース(外装ケース)1において、収容物5とケース本体10との間に介在してケース本体10内での収容物5の位置を保持する位置保持部材7を備えている。これにより、時計100の組み立て時に収容物5を位置決めしやすく、組み立て作業性が向上する。特に、本実施形態のように、操作ボタン12bの位置が偏っている場合、操作ボタン12bがモジュール4の板バネ等を押圧する方向に偏りが生じ、モジュール4等の収容物5がケース本体10内で偏りやすく、組み立て作業性の低下を招きやすい。このような場合でも、位置保持部材7を設けて収容物5の位置を保持することで、こうした操作ボタン12bの偏りに起因する組み立て作業性の低下も防ぐことができる。
また、組み込み時等に収容物5がケース本体10内でがたつくと、文字板31の表面等がケース本体10やベゼル部材2の見切り部22や見切り部22に設けられた時字部22b等に接触して損傷したりするおそれがある。特に、本実施形態のように、文字板31が平板状ではなく肉厚部33を有する立体的なものである場合には、より一層損傷等のリスクが高まる。この点、本実施形態では、収容物5が位置保持部材7に突き当たることで文字板31等を含む収容物5を適切に位置決めできるため、組み込み時のがたつき等を防ぐことができ、組み込み時に文字板31等が損傷するのを防ぐことができる。
また、位置保持部材7は、テフゼル等の弾性変形可能な材料で形成されているため、外部から加えられる衝撃を吸収し、モジュール4等への影響を低減させることができる。また、このように位置保持部材7は、弾性変形が可能であるため、ケース本体10やベゼル部材2を組み立てた後でもわずかな隙間に湾曲変形させながら挿入することが可能である。
さらに、位置決め突起等によって位置決めする場合には、突起とこれを受け入れる凹部等の位置を合わせる必要があるが、弾性変形が可能な位置保持部材7によって収容物の位置を保持する場合には、正確な位置合せ等を行う必要がなく、この点でも組み立て作業性が向上する。
また、本実施形態では、ベゼル部材2はかしめ係止部24によりケース本体10に対してかしめることで係止している。かしめ係止部24によりかしめるためには、かしめ係止部24に対応する分だけスペース(離間部分)をとる必要があり、当該スペースは、本来かしめ作業の後は用途のないデッドスペースとなってしまう。しかし、本実施形態では、当該スペース(離間部分)に位置保持部材7を配置する。このため、デッドスペースを有効活用することができ、装置全体の小型化、薄型化を実現しつつ、収容物5のがたつきの解消を図ることができる。
腕時計等の時計100では、外装ケースの小型化、薄型化が特に望まれるが、本実施形態の時計ケース(外装ケース)1を採用することにより、組み立て作業性を落とすことなく、小型で薄型の外装ケースを備える時計100を実現することができる。
また、外装ケースに収容される収容物5は、文字板31を備える表示部3及び該表示部3を動作させるモジュール4を含んでいるが、本実施形態の時計ケース(外装ケース)1を採用することで、こうした破損しやすい収容物5であっても損傷のおそれを回避することができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、位置保持部材7が環状の部材である場合を例示したが、位置保持部材の形状等はここで例示したものに限定されない。例えば位置保持部材は棒状やブロック状の部材であってもよい。
また、位置保持部材7は、収容物5とケース本体10との間にケース本体10の全周に亘って設けられていなくてもよく、部分的に配置されていてもよい。
また、本実施形態では、操作ボタン12bが3つ設けられている場合を例示したが、操作ボタン12bの数やその配置は、ここに例示したものに限定されない。
また、本実施形態では、外装ケースが時計ケース1であり、計時装置が時計100である場合を例示したが、本発明の外装ケースを適用可能な計時装置は、時計に限定されない。
例えば、歩数計、心拍数計、高度計、気圧計等の外装ケースや、携帯電話機等の端末装置の外装ケースについて、本発明の外装ケースを広く適用することができる。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
内部に収容物を収容し、少なくとも一端側が開口するケース本体と、
前記開口の周縁部に配置され、前記ケース本体の前記開口の内側面に沿うように垂設された垂設部を備えるベゼル部材と、
弾性変形可能な材料で形成され、前記ベゼル部材の前記垂設部の下部に位置し、前記収容物と前記ケース本体との間に介在して前記ケース本体内での前記収容物の位置を保持する位置保持部材と、
を備えることを特徴とする外装ケース。
<請求項2>
前記ベゼル部材には、前記ベゼル部材を前記ケース本体に対してかしめにより係止するかしめ係止部が設けられており、
前記ベゼル部材は、前記かしめ係止部に対応する分だけ前記ケース本体から離間しており、
前記位置保持部材は、前記ベゼル部材と前記ケース本体との離間部分に配置されることを特徴とする請求項1に記載の外装ケース。
<請求項3>
請求項1又は請求項2に記載の外装ケースと、
前記外装ケース内に収容され、計時機能部及び該計時機能部により計時された時刻を表示する表示部を備える収容物と、
を備えることを特徴とする計時装置。
1 時計ケース
2 ベゼル部材
3 表示部
4 モジュール
5 収容物
6 中枠
7 位置保持部材
10 ケース本体
12b 操作ボタン
31 文字板
100 時計

Claims (3)

  1. 内部に収容物を収容し、少なくとも一端側が開口するケース本体と、
    前記開口の周縁部に配置され、前記ケース本体の前記開口の内側面に沿うように垂設された垂設部を備えるベゼル部材と、
    弾性変形可能な材料で形成され、前記ベゼル部材の前記垂設部の下部に位置し、前記収容物と前記ケース本体との間に介在して前記ケース本体内での前記収容物の位置を保持する位置保持部材と、
    を備えることを特徴とする外装ケース。
  2. 前記ベゼル部材には、前記ベゼル部材を前記ケース本体に対してかしめにより係止するかしめ係止部が設けられており、
    前記ベゼル部材は、前記かしめ係止部に対応する分だけ前記ケース本体から離間しており、
    前記位置保持部材は、前記ベゼル部材と前記ケース本体との離間部分に配置されることを特徴とする請求項1に記載の外装ケース。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の外装ケースと、
    前記外装ケース内に収容され、計時機能部及び該計時機能部により計時された時刻を表示する表示部を備える収容物と、
    を備えることを特徴とする計時装置。
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