JP2009042140A - 携帯機器及び携帯時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 押しボタンの軸方向長さを短くできる携帯機器を提供する。
【解決手段】 腕時計(携帯機器)11は、貫通孔32を有した時計外装体(機器外装体)12、パイプ35、押しボタン25、コイルばね45、及びリング状のパッキン41を具備する。パイプ35を、ばね受け面37bを有した外配置筒部37を挿入筒部36に一体に設けて形成する。挿入筒部36を貫通孔32に挿入して時計外装体12にパイプ35を固定するとともに、外配置筒部37を時計外装体12の外部に配置する。押しボタン25は、パイプ35を移動可能に貫通する軸部26に取付けられて軸部26をパイプ35から抜け止めする抜け止め部材27と、軸部26に設けられた操作ヘッド28を有する。押しボタン25を時計外装体12の外方に付勢するコイルばね45を、操作ヘッド28とばね受け面37bとで挟設する。パイプ35と押しボタン25との間をシールするパッキン41を、パイプ35と押しボタン25との内の一方にコイルばね45の高さLの範囲内でこのコイルばね45と同心的に取付ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、押しボタンを備えた携帯機器及び携帯時計に関する。
腕時計や懐中時計などの携帯時計、ストップウオッチ、携帯電話、携帯型情報端末機などの携帯機器の中には、例えば機器ケース内の接点等を動作させる押しボタンを機器ケースに取付けたものがある。押しボタンが所定ストローク押込まれることによって、例えば携帯時計では、時計表示をアナログ表示からデジタル表示に或いはこの逆に切換えたり、デジタル表示された日付や曜日を修正したりできるようになっている。
この種の携帯機器では、押しボタンを押し戻す方向に付勢するコイルばねを備えている。これとともに、携帯機器は、押しボタンが機器ケースを挿通して設置されている部分での防水を図るための環状のパッキンを備えている。
具体的には、機器ケースの表面の凹部の底壁に設けた貫通孔にパイプが挿着されている。このパイプに押しボタンの軸部が挿通されているとともに、この軸部の外周に防水のためのパッキンが装着されている。コイルばねは、押しボタンの操作部の裏面とこれに対向した凹部の底壁とで挟設されていて、このばねの内部に押しボタンの軸部が通されている。したがって、コイルばねとパッキンとは、押しボタンの軸部の軸方向に沿って並べて設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−230989号公報(段落0002−0006、段落0025−0038、図1−図3)
特許文献1の技術のように押しボタンの軸部の軸方向に沿ってコイルばねとパッキンを並べた配置では、押しボタンの軸部が、コイルばねの高さに相当する軸部領域に対して軸方向にずれた位置に、パッキンを取付けるための軸部領域を有しているため、押しボタンの全長が長い。
そのため、例えば、押しボタンを携帯時計の胴の外側面から突出するように設ける場合には、その出幅が長くなってしまう。こうした押しボタンの出幅を所定長さに制限するには胴を大きくしなければならない。しかし、そのようにすると、携帯時計が大きく重くなるとともに、時刻表示部を透視させるカバーガラスから胴の外側面に至るカバーガラスまわりの胴正面の厚みが大きいデザインが与えられてしまうので好ましくない。
本発明の目的は、押しボタンの軸方向長さを短くできる携帯機器及び携帯時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の携帯機器は、貫通孔を有した機器外装体と、ばね受け面を有した外配置筒部を挿入筒部に一体に設けて形成され、前記挿入筒部を前記貫通孔に挿入するとともに前記外配置筒部を前記機器外装体の外部に配置して前記機器外装体に固定されたパイプと、このパイプを移動可能に貫通する軸部、この軸部の前記機器外装体内に位置する一端部に取付けられて前記軸部を前記パイプから抜け止めする抜け止め部材、及び前記軸部の前記機器外装体外に位置する他端に設けられた操作ヘッドを有する押しボタンと、前記操作ヘッドと前記ばね受け面とに挟設されて前記押しボタンを前記機器外装体の外方に付勢するコイルばねと、前記パイプと前記押しボタンとの内の一方に前記コイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に取付けられて前記パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンと、を具備している。
本発明の携帯機器は、腕時計や懐中時計などの携帯時計、ストップウオッチ、携帯電話、携帯型情報端末機等に適用でき、その機器外装体とは外装ケース等を指している。本発明で、コイルばねが押しボタンを機器外装体の外方に付勢するとは、押しボタンが機器外装体の正面から押込まれるように設けられる場合、コイルばねで押しボタンを上方に付勢することを指し、又、押しボタンが機器外装体の側面から押込まれる場合、コイルばねで押しボタンを外側方に付勢することを指している。
本発明及び以下の発明で、コイルばねの高さとは、このばねの一端から他端までの長さを指している。これとともに、本発明及び以下の発明で、パッキンがコイルばねの高さの範囲内に取付けられているとは、好ましくは、パッキンがばね受け面に支持されるコイルばねの一端から操作ヘッドに支持されるコイルばねの他端までの間に対応して配置されていることを指している。しかし、寸法誤差範囲の配置、つまり、コイルばねの大部分はコイルばねの一端から他端までの間に対応して配置されているが、コイルばねの一部が、ばね受け面を通って押しボタンの軸部に直交する仮想線を押しボタンの抜け止め部材側に超えて配置される場合も含んでいる。本発明及び以下の発明で、同心的に取付けられるとは、押しボタンを軸方向に見たときにコイルばねの中心とパッキンの中心とが一致する配置を指している。
本発明では、パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンを、押しボタンの軸部の軸方向に沿ってコイルばねに並べて配置することなく、コイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に配置している。
これにより、押しボタンの軸部に、コイルばねの高さに相当する軸部領域から軸方向にずれた位置に、パッキンを取付けるための領域を確保する必要がないので、パッキンの幅寸法に相当して押しボタンの軸方向長さを短くできる。
本発明の携帯機器の好ましい形態では、前記外配置筒部が前記ばね受け面から折れ曲がるように設けられて前記コイルばねの前記ばね受け面側の部位に対向する筒端部を有し、この筒端部に前記パッキンを取付けている。
この発明の形態では、操作ヘッドに支持されるコイルばねの端に向けてばね受け面から折れ曲がるように設けられた筒端部にパッキンを取付けたので、このパッキンをコイルばねの一端から他端までの間に対応させてコイルばねに対して同心的に配置できる。
本発明の携帯機器の好ましい形態では、前記外配置筒部が前記ばね受け面から折れ曲がるように設けられて前記コイルばねと前記軸部との間に挿入される筒端部を有し、前記パッキンを前記筒端部の内周に接触させて前記軸部に取付けている。
この発明の形態では、操作ヘッドに支持されるコイルばねの端に向けてばね受け面から折れ曲がるように設けられた筒端部に、押しボタンの軸部に取付けたパッキンを接触させたので、このパッキンをコイルばねの一端から他端までの間に対応させてコイルばねに対して同心的に配置できる。
前記課題を解決するために、本発明の携帯時計は、前記各発明の内のいずれかの発明の携帯機器で形成されている。
本発明の携帯時計は、前記各発明の内のいずれかの発明の携帯機器で形成されているので、押しボタンの軸方向長さを短くできる携帯時計を提供できる。
前記課題を解決するために、本発明の携帯時計は、胴外面に開放された凹部を有するとともに凹部の奥壁に貫通孔が設けられた胴を備える時計外装組立と、ばね受け面を有した外配置筒部を挿入筒部に一体に設けて形成され、前記挿入筒部を前記貫通孔に移動可能に挿入するとともに前記外配置筒部を前記胴の外部に配置して前記胴に固定されたパイプと、のパイプを貫通する軸部、この軸部の前記胴内に位置する一端部に取付けられて前記軸部を前記パイプから抜け止めする抜け止め部材、及び前記軸部の前記胴外に位置する他端に設けられた操作ヘッドを有する押しボタンと、前記操作ヘッドと前記ばね受け面とに挟設されて前記押しボタンを前記胴の外側方に付勢し、前記押しボタンの押し込みを可能とする間隙を前記奥壁と前記操作ヘッドとの間に形成するコイルばねと、前記パイプと前記押しボタンとの内の一方に前記コイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に取付けられて前記パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンと、を具備している。
本発明の携帯時計では、パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンを、押しボタンの軸部の軸方向に沿ってコイルばねに並べて配置することなく、コイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に配置している。
これにより、押しボタンの軸部に、コイルばねの高さに相当する軸部領域から軸方向にずれた位置に、パッキンを取付けるための領域を確保する必要がないので、パッキンの幅寸法に相当して押しボタンの軸方向長さを短くできる。言い換えれば、胴外面から側方に突出する押しボタンの出幅を短くできる。
本発明の携帯時計の好ましい形態では、前記胴の胴内面から前記胴外面の厚みを前記凹部の深さと前記奥壁の厚みとで規定し、前記奥壁を前記隙間よりも薄くしている。
この発明の形態では、押しボタンの押し込みを可能とする間隙よりも凹部の奥壁の厚みを薄くしたので、押しボタンの軸部の長さが更に短くなって、胴外面から側方に突出する押しボタンの出幅を短くできる。
本発明によれば、パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンを、押しボタンを付勢するコイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に配置したことで、押しボタンの軸方向長さを短くできる携帯機器及び携帯時計を提供できる。
本発明の第1実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
図1中符号11は携帯機器例えば携帯時計具体的にはデジタル表示式の腕時計を示している。腕時計11は機器外装体をなす時計外装体12を備えている。図2に示すように時計外装体12内に、例えば液晶表示板13、液晶の表示を制御する駆動モジュール14、図示しないランプ、及び電源として図示しない電池等の所要部材が収められている。
駆動モジュール14は板ばね等からなる接点15を例えば4個(図2に1個のみ図示する)有し、これらの接点15は駆動モジュール14の外周から突出されている。これらの接点15が後述の押しボタンで押されることによって、駆動モジュール14が夫々の押しボタンに与えられた機能を発揮するようになっている。例えば、図1中右上の押しボタンはスタート・ストップの機能を分担し、図1中右下の押しボタンはランプの点灯・消灯をする機能を分担し、図1中左上の押しボタンはラップタイムの計測を分担し、図1中左下の押しボタンは液表の表示モードを切り替える機能を分担している。
図2に示すように時計外装体12は、ステンレス鋼やチタンなどの金属により環状に作られた胴21の正面に、液晶表示板13を透視させるカバーガラス22を液密に装着するとともに、胴21の裏面に、金属や合成樹脂などから作られた裏蓋23を液密に装着して形成されている。
時計外装体12の所定箇所例えばこの時計外装体12の側壁をなす胴21の四箇所に押しボタン25を装着する構成を説明する。各押しボタン25とそれらを胴21に装着する構成は同じであるため、ここでは図2を参照してスタート・ストップ機能用の押しボタン25を胴21に装着する構成を代表して説明する。
胴21には、その胴外面(外装体外側面)21aに開放された凹部31が形成されているとともに、この凹部31の奥壁21bを貫通する貫通孔32が形成されている。凹部31及びこれより小径の貫通孔32は、いずれも円形であるとともに、同心的に設けられている。貫通孔32の一端が開口された胴21の胴内面(外装体内側面)21cから胴外面21aの厚みAは、凹部31の深さBと奥壁21bの厚みCとの合計値で設定されている。なお、符号Dはカバーガラス22まわりの胴正面の厚み示しており、この胴正面厚みDは、胴21のカバーガラス嵌合部から胴外面21aに至る幅寸法で規定されている。
ステンレス鋼やチタンなどの金属製のパイプ35が胴21に固定されている。パイプ35は、挿入筒部36と、これと一体の外配置筒部37とで形成されている。外配置筒部37は、ばね受け面37bを有した奥壁当接部37aと、挿入筒部36の突出方向とは逆方向に突出してばね受け面37bから直角に折れ曲がるように設けられた筒端部37cとで形成されている。以下の構成に限るものではないが、本実施形態では、挿入筒部36の内周面と外配置筒部37の内周面とを面一にした関係で、奥壁当接部37aは外配置筒部37の外周に突設されかつ周方向に連続する環状凸部をなしている。
このパイプ35は、その奥壁当接部37aが奥壁21bに当接するまで、挿入筒部36を胴21の外側から貫通孔32に圧入しかつ貫通させることによって胴21に挿着されている。これにより、外配置筒部37は凹部31の中央部に位置して胴21の外部に配置されている。
パイプ35の筒端部37cにその内周面に開放して形成された環状溝に防水及び防塵のためのパッキン41が取付けられている。パッキン41は弾性変形が可能なゴム系又はプラスチックス系の材料でリング状に形成されている。
押しボタン25は、軸部26と、抜け止め部材27と、操作ヘッド28とを有している。軸部26及び操作ヘッド28は金属又は合成樹脂の一体成形品であり、抜け止め部材27は別部材である。
軸部26は、円柱状であって、パイプ35を摺動可能に貫通する長さを有している。胴21の内部に位置された軸部26の長手方向の一端部に止め輪等からなる抜け止め部材27が取付けられている。抜け止め部材27は挿入筒部36の胴21の内部に突出された端面に引っ掛かる大きさを有している。
胴21の外部に位置された軸部26の長手方向の他端に操作ヘッド28が一体に設けられている。この操作ヘッド28はキャップ状をなしていて、その周壁28aは、外配置筒部37の筒端部37cに被さるとともに凹部31に嵌合される大きさをなしている。
押しボタン25は、その軸部26を胴21の外側からパイプ35に挿入して貫通させた後に、胴21の内部に突出された軸部26の先端部に抜け止め部材27を取付けることにより、胴21に取付けられている。パイプ35に貫通された軸部26の周面にパッキン41が密接されていて、このパッキン41によりパイプ35と押しボタン25との間がシールされている。
この押しボタン25はコイルばね45で時計外装体12の外方、具体的には胴21の外側方に向けて付勢されている。そのために、コイルばね45が、その一端をばね受け面37bと操作ヘッド28の内面とで挟設されている。コイルばね45は多少圧縮された状態にあり、押しボタン25が押し込まれることにより更に圧縮可能である。このコイルばね45のばね受け面37b側の部位と軸部26との間に、外配置筒部37の筒端部37cが挿入されている。それにより、筒端部37cは前記部位に対向している。
以上の構成を備えた腕時計11において、携帯時など押しボタン25が使用されない通常状態では、図2に示すように押しボタン25は、コイルばね45の付勢力によって押し込み可能な状態に保持されている。
この状態では、コイルばね45の付勢力(ばね力)により、抜け止め部材27が挿入筒部36の先端部に引っ掛かって押しボタン25が外れ止めされている。これとともに、操作ヘッド28の周壁28aの開放端部が凹部31の開口部に嵌まり込んでいて、奥壁21bと操作ヘッド28の周壁28aの開放端との間、及び、外配置筒部37の筒端部37cと操作ヘッド28の内面との間に、夫々押しボタン25の押し込みを可能とする間隙Gが確保されている。この間隙Gによって押しボタン25の押し込みストロークが規定されている。しかも、挿入筒部36への既述の引っ掛かりによって、押しボタン25の軸部26の先端26cが駆動モジュール14の接点15に近接して対向するように、押しボタン25が位置決めされている。又、パイプ35と押しボタン25との間に挟設されたパッキン41により、水や砂塵などの異物が胴21の内部に侵入することを抑制できる。
押しボタン25の押し込み操作は前記間隙Gによって許容されているので、胴21の外側から押しボタン25がコイルばね45のばね力に抗して押し込まれた場合、軸部26の先端26cが接点15を押圧する。それにより、押しボタン25に割り当てられた機能が発揮されるように駆動モジュール14が動作される。この後、押しボタン25の押圧が解除されるに伴い、押しボタン25はコイルばね45のばね力で押し戻される。
ところで、以上の構成を備えた腕時計11では、押しボタン25の操作ヘッド28に接したコイルばね45の端に向けて、パイプ35のばね受け面37bから折れ曲がるように設けられたパイプ35の筒端部37cにパッキン41を取付けている。このため、防水等を担うパッキン41は、コイルばね45の一端から他端までの間、言い換えれば、コイルばね45の高さLの範囲内でかつこのコイルばね45と同心的に配置されている。
このような押しボタン25まわりでのパッキン41とコイルばね45との配置によれば、コイルばね45とパッキン41を押しボタン25の軸部26の軸方向に沿って並べる場合のように、コイルばね45の高さLに相当する軸部領域から軸方向にずれた位置に、パッキン41を取付けるための領域を押しボタン25の軸部26に、確保する必要がない。言い換えれば、図2に示すようにコイルばね45の高さLに相当する軸部領域26a内に、パッキン41を取付けるための領域26bが設けられる。したがって、パッキン41の幅寸法に相当する長さR分だけ押しボタン25の軸方向長さを短くできる。
これにより、前記胴正面の厚みDを従来と同じとした条件では、胴外面21aからの押しボタン25の突出寸法Eを短くでき、この逆に、突出寸法Eを従来と同じとした条件では、胴正面の厚みDを狭くできる。そして、後者のようにした場合には、胴21の小形軽量化を実現できるととともに、胴正面の厚みDのボリューム感が小さいデザインの腕時計11とすることができる。
図3は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態は以下説明する事項を除いて第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成については第1実施形態と同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態ではコイルばね45と同心的に配置されるパッキン41を軸部26に取付けている。より詳しくは、コイルばね45で押しボタン25が押し戻されている通常の状態で、コイルばね45の高さLに相当する軸部領域26a内にパッキン41が取付けられていて、このパッキン41は、コイルばね45と軸部26との間に挿入されたパイプ35の筒端部37cの内周に密接されている。なお、筒端部37cの開口部はテーパ面を有していて、それにより、パッキン41が取付けられた軸部26のパイプ35内への挿入を容易にしている。
更に、第2実施形態では、押しボタン25の押し込みを可能とする間隙Gよりも凹部31の奥壁21bの厚みを薄くするとともに、奥壁当接部37aの厚みを奥壁21bの厚み以下に薄くしている。以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。
したがって、第2実施形態では、第1実施形態で説明した理由により本発明の課題を解決できる。加えて、以下の点において第2実施形態は第1実施形態よりも優れている。
第1に、押しボタン25の押し込みを可能とする間隙Gよりも凹部31の奥壁21bの厚みCを薄くしたので、それに応じて押しボタン25の軸部26の長さを、第1実施形態で用いた押しボタンに比較して短くできる。しかも、奥壁当接部37aの厚みも薄くしたので、この点でも軸部26の長さをより短くでき、それに伴い胴外面21aから外側方に突出する押しボタン25の出幅を短くできる。
そのため、前記間隙Gの大きさを第1実施形態での間隙と同じとした条件では、胴21のカバーガラス嵌合部から胴外面21aに至る胴正面厚みDを狭くできる。それにより、第1実施形態と比較して、更なる胴21の小形軽量化を実現できるととともに、胴正面厚みDのボリューム感が更に小さいデザインの腕時計11とすることができる。
第2に、パッキン41を軸部26に取付けたことで、パイプ35の外配置筒部37にパッキン41を保持するための肉厚を要しない。このように外配置筒部37の肉厚が薄くなることに伴い、奥壁当接部37aで規定される外配置筒部37の最大径を小さくできる。そのため、軸部26の径が第1実施形態の場合と同じであるにも拘わらず、小径なコイルばね45を使用できるとともに、それに伴い押しボタン25の操作ヘッド28を小径に形成することが可能である。
そして、このような押しボタン25の小径化を図った場合には、胴21の形成される凹部31の径も小さくなるので、胴21全体の厚み(高さ)が第1実施形態と比較して小さくなって、腕時計11の薄型化を図ることができる。
なお、前記各実施形態では、パイプ35と押しボタン25の軸部26との間で防水を図ったが、これに代えて、パイプ35と押しボタン25の操作ヘッド28との間で防水を図ることもできる。この場合、パイプ35の外配置筒部37のばね受け面37bから折れ曲がるように設けられた筒端部37cを、コイルばね45のばね受け面37b側部位の外周と、操作ヘッド28の周壁28aとの間に挿入させるとともに、この筒端部37cの外周部に周壁28aの内面に密接するパッキン41を筒端部37cに取付ければよい。この構成では、前記各実施形態と比較して大径なパッキン41を使用しなければならないが、コイルばね45に対する防水・防塵ができる点で好ましい。
本発明は前記各実施形態に制約されるものではなく、携帯時計の他にも、例えばストップウオッチ、携帯電話、携帯型情報端末機などの携帯機器に適用できる。
本発明の第1実施形態の腕時計を示す正面図。 図1中F2−F2線に沿う断面図。 本発明の第2実施形態の腕時計を示す図2相当の断面図。
符号の説明
11…腕時計(携帯時計・携帯機器)
12…時計外装体(機器外装体)
15…接点
21…胴
21a…胴外面
21b…奥壁
21c…胴内面
25…押しボタン
26…押しボタンの軸部
27…押しボタンの抜け止め部材
28…押しボタンの操作ヘッド
31…凹部
32…貫通孔
35…パイプ
36…挿入筒部
37…外配置筒部
37a…外配置筒部の奥壁当接部
37b…外配置筒部のばね受け面
37c…外配置筒部の筒端部
41…防水パッキン
45…コイルばね
L…コイルばねの高さ
G…間隙

Claims (6)

  1. 貫通孔を有した機器外装体と、
    ばね受け面を有した外配置筒部を挿入筒部に一体に設けて形成され、前記挿入筒部を前記貫通孔に挿入するとともに前記外配置筒部を前記機器外装体の外部に配置して前記機器外装体に固定されたパイプと、
    このパイプを移動可能に貫通する軸部、この軸部の前記機器外装体内に位置する一端部に取付けられて前記軸部を前記パイプから抜け止めする抜け止め部材、及び前記軸部の前記機器外装体外に位置する他端に設けられた操作ヘッドを有する押しボタンと、
    前記操作ヘッドと前記ばね受け面とに挟設されて前記押しボタンを前記機器外装体の外方に付勢するコイルばねと、
    前記パイプと前記押しボタンとの内の一方に前記コイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に取付けられて前記パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンと、
    を具備したことを特徴とする携帯機器。
  2. 前記外配置筒部が前記ばね受け面から折れ曲がるように設けられて前記コイルばねの前記ばね受け面側の部位に対向する筒端部を有し、この筒端部に前記パッキンを取付けたことを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記外配置筒部が前記ばね受け面から折れ曲がるように設けられて前記コイルばねと前記軸部との間に挿入される筒端部を有し、前記パッキンを前記筒端部の内周に接触させて前記軸部に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  4. 請求項1から3の内のいずれか一項の携帯機器で形成された携帯時計。
  5. 胴外面に開放された凹部を有するとともに凹部の奥壁に貫通孔が設けられた胴を備える時計外装組立と、
    ばね受け面を有した外配置筒部を挿入筒部に一体に設けて形成され、前記挿入筒部を前記貫通孔に移動可能に挿入するとともに前記外配置筒部を前記胴の外部に配置して前記胴に固定されたパイプと、
    このパイプを貫通する軸部、この軸部の前記胴内に位置する一端部に取付けられて前記軸部を前記パイプから抜け止めする抜け止め部材、及び前記軸部の前記胴外に位置する他端に設けられた操作ヘッドを有する押しボタンと、
    前記操作ヘッドと前記ばね受け面とに挟設されて前記押しボタンを前記胴の外側方に付勢し、前記押しボタンの押し込みを可能とする間隙を前記奥壁と前記操作ヘッドとの間に形成するコイルばねと、
    前記パイプと前記押しボタンとの内の一方に前記コイルばねの高さの範囲内でかつこのコイルばねと同心的に取付けられて前記パイプと押しボタンとの間をシールするリング状のパッキンと、
    を具備したことを特徴とする携帯時計。
  6. 前記胴の胴内面から前記胴外面の厚みを前記凹部の深さと前記奥壁の厚みとで規定し、前記奥壁を前記隙間よりも薄くしたことを特徴とする請求項5に記載の携帯時計。
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