JP2022188663A - 時計及び時計ケース - Google Patents

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Hajime Iguchi
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Abstract

【課題】風防ガラスを正確に固定しつつ、接着剤による見栄えの低下を抑制することのできる時計及び時計ケースを提供する。【解決手段】時計は、第1端が開放された筐体(5)と、第1端に位置する風防ガラス(6)と、筐体の内側に位置する見切り板(8)と、筐体と風防ガラスとを接合している接着剤(7)とを備える。筐体は、内周面(5a)から内側に突出して周方向に伸びる突出部(51)と、内周面から内側に突起して風防ガラスの位置を規定する複数の突起部(52)とを有し、風防ガラスは、接着剤を介して、側面が内周面と接合しかつ下面の周縁が突出部の上面と接合しており、見切り板は、外周面が突出部の内側面に沿って伸びている。突出部及び見切り板の風防ガラスに沿った対向部分のうち突起部の位置を含む一部の領域の隙間は、一部の領域以外の部分の隙間よりも広い。【選択図】図5

Description

この発明は、時計及び時計ケースに関する。
時計、特に防水性や防塵性などが要求される携帯型のものでは、筐体(ケース)内に駆動部や時刻の表示部などが収容され、この表示部による表示内容が外部から視認可能に、上面や正面に位置する透明な風防ガラスが筐体と接合されている。接合には、接着剤が用いられるものが知られている。
接合に利用される接着剤は、通常、外側から見えない位置で利用される。しかしながら、接着剤は、接着前には流動性を有し、圧着固定する際に接合面から多少広がるので、この広がり方が大きくなってユーザの視認可能な位置へとはみ出ると、見栄えが悪化する。これに対し、特許文献1では、ケースの風防ガラスとの接合面に接着剤が留まる空間を設けることで、接合面の外への不要な流出を抑制する技術が開示されている。
実開昭58-37586号公報
しかしながら、風防ガラスの側面とケースとの間に接着剤が溜まる隙間を単純に設けただけでは、ケースに対する風防ガラスの位置が特定されず、位置のばらつきが生じて見栄えが悪いという課題がある。
この発明の目的は、風防ガラスを正確に固定しつつ、接着剤による見栄えの低下を抑制することのできる時計及び時計ケースを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
第1端が開放された筐体と、
前記第1端に位置する光透過性部材と、
前記筐体の内側に位置する機能部品と、
前記筐体と前記光透過性部材とを接合している接着剤と、
を備え、
前記筐体は、
当該筐体の内周面から内側に突出して周方向に伸びる突出部と、
前記内周面から内側に突起して設けられ、当該内周面に対する前記光透過性部材の位置を規定する複数の突起部と、
を有し、
前記光透過性部材は、当該光透過性部材の側面が前記内周面と前記接着剤を介して接合し、かつ前記光透過性部材の下面の周縁が前記突出部の上面と前記接着剤を介して接合しており、
前記機能部品は、当該機能部品の外周面が前記突出部の内側面に沿って伸びており、
前記突出部と前記機能部品との前記光透過性部材に沿った対向部分には隙間があり、
前記対向部分のうち前記突起部の位置を含む一部の領域の前記隙間は、前記対向部分の前記一部の領域以外の部分の前記隙間よりも広い
ことを特徴とする時計である。
本発明に従うと、風防ガラスを正確に固定しつつ、接着剤による時計の見栄えの低下を抑制することができるという効果がある。
本実施形態の時計の上面を示す図である。 時計の断面の一部を示す図である。 切り欠き位置について説明する図である。 切れ目の側から見切り板を側面視した場合について説明する図である。 突起部を含む断面の断面図である。 本実施形態の時計の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の時計1の上面を示す。
時計1は、特には限られないが、例えば、指針2による時刻表示を行う腕時計である。時計1は、筐体5(時計ケース)と、図示略の風防ガラス6(図2参照)と、風防ガラス6の下で回転動作することにより時刻などを表示する指針2と、指針2の下方に位置し、図示略の目盛などを有する文字盤3と、文字盤3上で指針2の周囲を筐体5の内周面5aに沿って略環状に位置する見切り板8などを備える。風防ガラス6は、光を透過する部材(光透過性部材)であり、文字盤3、指針2及び見切り板8が風防ガラス6を介して外側から視認可能である。
筐体5は、内部に時計1の制御部、上記の指針2、文字盤3及び見切り板8などを含む表示部やバッテリなどの各種部品(機能部品)を収容する。筐体5は、上下が開放された筒状、ここでは略円筒状の形状を有する。筐体5の材質は、特には限られないが、後述の接着剤7が適切に接着する材質であり、ここでは、例えば、各種樹脂である。風防ガラス6は、この筐体の開放された上面側の一端(第1端)を覆うように位置している。
筐体5内に位置する各種部品には、指針2が含まれる。
筐体5の第1端とは反対側(下面側の一端)も開放されていてよく、この一端は、図示略の裏蓋などにより封止されればよい。
図2は、時計1の断面の一部を示す図である。
筐体5は、突出部51の上面に溝51aを有する。風防ガラス6は、突出部51の上面により支持されて固定される。
風防ガラス6は、下面の周縁に沿って環状の薄膜61(薄膜層)を有する。この薄膜61は、有色(例えば、銀色)の光非透過膜であり、例えば、風防ガラス6に印刷形成される。この薄膜61は、目隠し膜であり、この薄膜61の更に下方に位置する接着剤7及び筐体5の構造などは、薄膜61により遮蔽されて上面側から視認されない。
接着剤7は、風防ガラス6の薄膜61(すなわち下面の周縁)を突出部の上面と接合し、側面を突出部51より上側の内周面5aと接合する。接着剤7は、溝51aに対して塗布され、突出部51上の接着剤7は、主に溝51a内に留まる。また、風防ガラス6の側面と内周面5aとの間には隙間があり、接着剤7は、この隙間にも進入して留まる。すなわち、これらの溝51a及び隙間の存在により、接着剤7が圧着、加熱される際に接合面から大きくはみ出ない。接着剤7は、必要な接合強度が得られ、かつ必要な防水性や防塵性などが得られる程度に分布していれば、必ずしも隙間全体に充填されている必要はない。接着剤7は、特に限られるものではないが、例えば、熱硬化性のものであってよい。この熱硬化性の接着剤は、加熱硬化時に若干(数%など)膨張するものがある。接着剤7の色は、無色透明である必要はなく、有色(ここでは白色も有色に含む)であってもよい。このようにして、風防ガラス6は、その側面が筐体5の内周面5aと接着剤7を介して接合しており、また、その下面の周縁が突出部51の上面と接着剤7を介して接合している。
また、風防ガラス6の側面下端は、接合時に、接着剤7が当該風防ガラス6の下面側と側面側とを跨って広がりやすいように、面取りがなされている。この面取りは、45度よりも深い角度(面取り面6aが底面に対してより急激に立ち上がる角度)でなされていてもよい。
突出部51の先端側側面(内側面)には、見切り板8の外周面8aが対向している(対向部分)。この対向部分には、風防ガラス6に沿った部分に隙間がある。風防ガラス6の薄膜61の内縁は、見切り板8の外縁よりも内側まで広がっている。見切り板8の上面と風防ガラス6との間には、微小な隙間を有していてよい。
図3は、切り欠き位置について説明する図である。
図3(a)に示すように、筐体5は、内周面5aに沿って複数、ここでは90度間隔で4か所に、当該内周面5aから突起して設けられている突起部52を有している。突起部52の先端位置を通る円は、風防ガラス6の外縁と略同サイズ(実際には、僅かに大きい)であり、これにより風防ガラス6の筐体5(内周面5a)に対する位置が規定される。すなわち、突起部52は、この円を規定可能に3か所以上にそれぞれ180度未満の角度差で位置していればよい。
上述のように、筐体5の平面視中心位置から内周面5aまでの距離は、この突起部52を含む断面では、部分的に非常に狭くなっているので、風防ガラス6と筐体5の接合時に接着剤7がこの狭い部分から押し出されて、また、上記のように加熱による膨張に応じて、周囲へ広がる。特に、風防ガラス6の底面側において、溝51aよりも内側では、風防ガラス6と突出部51及び見切り板8との隙間が微小であるので、押し出された接着剤7の体積に対して当該接着剤7が内側へ広がる幅が大きくなりやすい。接着剤7が薄膜61よりも内側まで広がると、外側から接着剤7が見えることになり、見栄えが低下する。
図3(b)に示す見切り板8は、一方向で切れ目81を有するC型形状であるが、ひとつながりの環状であってもよい。特には限られないが、ここでは、見切り板8は、樹脂である。
見切り板8は、切り欠き部82~86(切り欠き)を有する。切り欠き部82、83は、切れ目81の両側に位置している。切り欠き部84~86は、それぞれ、切り欠き部83を含めて90度間隔で位置している。これら切り欠き部83~86の角度範囲には、平面視で突起部52の位置(角度方向)が含まれる。切り欠き部83~86の角度方向(内周面5aに沿った方向)についての幅は、いずれも突起部52の角度方向についての幅よりも広い。また、切り欠き部83~86により円筒形状の見切り板8からそれぞれ切り欠かれている体積(容積)は、突起部52の各体積よりも大きい。
これらの切り欠きは、突起部52に合せて意図して追加されたものである必要はなく、他の用途により使用される/使用されたものが流用されてもよい。例えば、見切り板8は、通常、樹脂を型に流し込んで固める射出成形により得られる。このときの樹脂の流入経路であるゲートの切断跡を含む面が切り欠き部84、86などとされてもよい。また、見切り板8が切れ目81を有する場合、射出成形時には、切れ目81の両側が接続経路(ブリッジ)により一つながりとされている場合があるので、このブリッジの切断跡を有し、切れ目81に隣接する(切れ目81に対応する位置。ここでいう対応とは、見切り板8の製造方法などに応じて定まる切れ目81からの距離などを示す)面が切り欠き部82、83とされてもよい。ゲートやブリッジの形状は必要に応じて適宜定められてよい。また、ブリッジに係る切り欠き部82、83の位置は、必ずしも切れ目81に接して両隣に位置している必要はない。切れ目81とは離隔していてもよい。
図4は、切れ目81の側から見切り板8を側面視した場合について説明する図である。
切れ目81の両隣に位置し、ブリッジの切断がなされた切り欠き部82、83には、これらの切断跡87が残っている場合がある。切断跡87は、切り欠き部82、83の切り欠き面から突出していたり、表面が粗かったりするものに限られない。また、ブリッジの断面形状やサイズなどは任意のものであってよい。
ゲートやブリッジの位置関係は、必要な切れ目81の方向などにより定まるものである。したがって、切り欠き部が突起部52に対して位置が合致しない場合や数が足りない場合には、これらと別個の切り欠き部85などが形成されてよい。
図5は、図3(a)の断面線AAにおける断面図と、断面線BBにおける断面図とをそれぞれ示したものである。
図5(a)に示す断面線AAにおける断面図は、突起部52と、上記のようにゲートの位置に切り離し跡を有する切り欠き部84を含む。見切り板8の内周面5aと対向する外周面8aのうち切り欠き部84に対応する部分(切り欠き面)は、平面(平面視で直線)であってよい。これに伴い、切り欠き部84を含む断面において、突出部51の内側面と見切り板8の外周面8aとの間には、見切り板8の外周の高さに応じた隙間が生じる。切り欠き部86を含む断面もこれと同一の構造であってよい。また、ブリッジの跡に対応する切り欠き部82を含む断面も、これと同一の構造であってよい。すなわち、ゲートの跡とブリッジの跡とでは、区別される必要はない。切り欠き部83は、切り欠き部82との角度差が小さいので、見切り板8は、この切り欠き部83に対応する方向には突起部52を有していないが、切り欠き部83に対応する方向に突起部52を有していてもよい。
図5(b)に示す断面線BBにおける断面図は、突起部52と、上記のようにゲートの切断跡を有さない切り欠き部85を有する。この切り欠き部85は、特には限られないが、ここでは切り欠き部84とは異なる断面形状を有する。ここでは、見切り板8を上下方向に完全に切り欠くのではなく、上面付近の一部のみが切り欠かれている。このような形状であっても、切り欠きが風防ガラス6の下面に沿って中心方向に伸びた接着剤7を受けきることのできる容積を有していればよい。
このように切り欠き部82~86により、突出部51の内側面と見切り板8との対向部分のうち風防ガラス6の下面に沿った一部の領域であって突起部52を含む平面視範囲(角度方向)での隙間は、当該一部の領域以外の部分の隙間よりも広くなっている。突起部52により内周面5aと風防ガラス6との隙間が狭い角度範囲にこのような広い隙間の部分を設けることにより、狭い隙間から押し出されて特に風防ガラス6の中心方向に広がる接着剤7がこの隙間に留まって、それ以上中心方向へ広がるのを抑制する。これにより、接着剤7が薄膜61よりも内側に広がって外側から視認可能となるのを抑えることができる。
[変形例]
図6は、本実施形態の時計1の変形例を示す断面図である。
この断面は、図5(b)に示した断面と同一の突起部52を含むものであり、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例では、見切り板8が突起部52と同一断面に切り欠き部を有さず、代わりに筐体5の突出部51に突出幅が一部で当該一部以外の部分(他の部分)よりも狭い切り欠き部511を有している。風防ガラス6に沿って見切り板8と突出部51との間の隙間が部分的に広くなっていればよいので、隙間となる切り欠き部は、見切り板8と突出部51のいずれにあってもよい。
ここでは、切り欠き部511は、溝51aの内側の縁51bより更に内側の部分のみに位置しているが、縁51bが細くなっていてもよいし、局所的に縁51bがなくてもよい。
以上のように、本実施形態の時計1は、上面側の一端(第1端)が開放された筐体5と、第1端に位置し、光を透過する部材である風防ガラス6と、筐体5の内側に位置する機能部品である見切り板8と、筐体5と風防ガラス6とを接合している接着剤7と、を備える。筐体5は、その内周面5aから内側に突出して周方向に伸びる突出部51と、内周面5aから内側に突起して設けられ、当該内周面5aに対する風防ガラス6の位置を規定する複数の突起部52と、を有する。風防ガラス6は、当該風防ガラス6の側面が内周面5aと接着剤7を介して接合し、かつその下面の周縁が突出部51の上面と接着剤7を介して接合しており、見切り板8は、当該見切り板8の外周面8aが突出部51の内側面に沿って伸びている。突出部51と見切り板8との風防ガラス6に沿った対向部分には隙間があり、そのうち突起部52の位置を含む一部である切り欠き部83~86がなす領域の隙間は、当該切り欠き部83~86による領域以外の部分の隙間よりも広い。
このように突起部52に合せて隙間を有する形とすることで、時計1では、風防ガラス6の位置を確実に合わせつつ、接着剤7が不要な場所にはみ出すのを抑制し、見栄えの低下を抑えることができる。
また、上記切り欠き部83~86に係る一部の隙間は、見切り板8によるものである。薄膜61の内側まで接着剤7が広がるのは、見切り板8(機能部品)の位置と形状に依存するので、見切り板8の側で隙間を調整することで、筐体5の製品に応じた形状のパターンの数を低減させ得る。
また、切り欠き部82~86の内周面5aに沿った方向についての幅は、突起部52の内周面5aに沿った方向についての幅よりも広い。これにより、接合時に接着剤7がより周方向に広がりやすく誘導し、また、切り欠き部82~86の厚みを小さく留め、時計1の表示画面のサイズなどへの影響を最小限とすることができる。
また、この切り欠き部83~86の切り欠かれた部分の各々の容積は、対応する突起部52の体積よりも大きい。これにより、突起部52の分だけ押し出された接着剤7が全て切り欠き部83~86に流入しても溢れないので、薄膜61の内側への接着剤7の広がりをより確実に抑制することができる。
また、見切り板8の切り欠き部83~86の表面は樹脂であり、切り欠き部83~86の表面の少なくとも一部には、切断跡87を有する。すなわち、切り欠き部83~86の全てが接着剤7を溜めるために形成されたものでなくてもよい。ゲートやブリッジなどの用途で生じた切り欠きのこれらゲートやブリッジが切り離された後の部分を流用して効率よく接着剤7の溜まる場所として用いられてもよい。
また、見切り板8は、その先端側側面(内側面)に沿った方向について切れ目81を有し、切れ目81に対応する位置に、例えば、隣接して切り欠き部82、83を有していてもよい。すなわち、見切り板8の機能や、他の部品との位置の兼ね合いなどに応じて、見切り板8は、必ずしも環状のものである必要はない。また、切れ目81の位置自体が突起部52の位置と対応していてもよいが、切れ目81の位置に他の部品が位置する場合には、これに隣り合う切り欠き部82、83の位置、主にブリッジが切り取られた位置を利用することが可能である。
また、風防ガラス6は、突出部51の上面との接合面に環状に薄膜61を有し、接着剤7は、薄膜61と突出部51の上面とを接合している。このように、薄膜61を接着剤7で接合することで、風防ガラス6の下面に直接接着剤7を付着させないので、風防ガラス6を介した指針2などによる表示面を接着剤7が邪魔をしない。そして、薄膜61により接着剤7を隠すことができるので、見栄えを向上させることができる。
特に、接着剤7が上面側からも視認しやすい有色である場合に、接着剤7を薄膜61の内側まで広がらせないことで、見栄えの低下を適切に抑えることができる。
また、突起部52は、突出部51と第1端との間に位置する。これにより、風防ガラス6を安定的に支持することができるとともに、内周面5aと風防ガラス6との間の領域から押し出された接着剤7を適切に突出部51と外周面8aとの間の隙間に流入させ、留めることができる。
また、本実施形態の時計ケースは、第1端(上面側端部)が開放された筐体5を備える。筐体5は、当該筐体5の内周面5aから内側に突出して周方向に伸び、上面に前記第1端を覆う風防ガラス6が配置される突出部51と、内周面5aから内側に突起して設けられ、当該内周面5aに対する風防ガラス6の位置を規定する複数の突起部52と、を有する。突出部51の風防ガラス6に沿った対向部分のうち少なくとも突起部52の位置を含む一部(切り欠き部511)は、当該一部以外の部分よりも狭い。
このように、筐体5の側に切り欠き部511があってもよく、これにより、風防ガラス6を接着剤7により接合する場合に、接着剤7の風防ガラス6の下面に沿った内側への広がりを抑制することができる。これにより、接着剤7が風防ガラス6を介して上面側から可視状態となるのを抑制し、見栄えの低下を抑えることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、突起部52と切り欠き部83~86とが一対一で対応するものとして説明したが、突起部52の間隔が狭い部分がある場合などには、一つの切り欠き部内に複数の突起部52を含んでいてもよい。この場合には、当該切り欠き部が複数の突起部52の体積の和よりも大きい容積であるとよい。
また、上記実施の形態では、樹脂製の見切り板8からゲートやブリッジなどが切り離された跡の切り欠き部82~86をインク溜まり用の隙間として利用する場合について説明したが、全て専用に設けられた切り欠き部による隙間であってもよい。特に、樹脂ではなく金属製の見切り板8などの機能部品の場合には、このような切り離し跡が生じないので、全て別個に専用に設けられてよい。
また、切り欠き部82~86の数及び間隔は、風防ガラス6の位置が規定可能な範囲において任意に定められてよい。また、切り欠き部82~86ごとに形状やサイズが異なっていてもよい。
また、切り欠き部82~86の切り欠き面は、平面視で平面状でなくてもよい。凹状又は凸状の曲面であってもよい。
また、突起部52から押し出された接着剤7が全て切り欠き部82~86に流入するわけではないので、切り欠き部82~86の各々の容積が必ずしも突起部52の体積よりも大きくないといけないわけではない。また、反対に、必要な容積が得られていれば、周方向についての幅が突起部52の幅より狭い切り欠き部であってもよい。
また、接着剤7の色は特に限られず、無色透明であってもよい。また、薄膜61の風防ガラス6との接合面は、上面側からの見え方のデザインなどに応じて適宜な色のものであってもよい。また、接着剤7は、熱硬化性のものでなければならないわけではなく、また、熱硬化時に膨張するものである必要もない。
また、上記実施の形態では、指針2により表示を行う時計であるものとして説明したが、デジタル表示画面を有する時計であってもよい。また、時計1は、電子時計に限られない。ぜんまいなどを利用した機械式の時計であってもよい。また、時計1は、時刻表示専用の製品である必要はない。ストップウォッチやアラームなどの基本的な機能を有していてもよいし、さらに、気圧、地磁場、温度、加速度、光学パラメータなどの物理センサなどを有し、温度、方位、高度、天気変動、使用状況、ユーザの活動状況、脈拍やSpO2などの計測、表示を行うことが可能な多機能製品(スマートウォッチを含む)であってもよい。また、多様な情報を通信部により外部から取得して表示や報知動作などが可能であってもよい。また、時計1は、手首に装着される腕時計に限られない。身体のその他の部分に装着されるものや、ポケットなどに入れられて移動する懐中時計などであってもよい。
また、筐体5の開口端及び風防ガラス6の外形は、円形でなくてもよい。これらの形状は、楕円形であってもよいし、角を丸めた又は落とした多角形状などであってもよい。また、風防ガラス6の外形と見切り板8の外形は異なる形状であってもよい。特に、デジタル表示画面を有する時計1の場合には、デジタル表示画面に応じた見切り板8の形状であってよい。
また、上記実施の形態では、機能部品として見切り板8を例に挙げて説明したが、これに限られない。文字盤3が直接筐体5の突出部51に接する場合には、文字盤3が機能部品であってもよいし、その他の用途で用いられる部品などであってもよい。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、処理動作の内容及び手順などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
第1端が開放された筐体と、
前記第1端に位置する光透過性部材と、
前記筐体の内側に位置する機能部品と、
前記筐体と前記光透過性部材とを接合している接着剤と、
を備え、
前記筐体は、
当該筐体の内周面から内側に突出して周方向に伸びる突出部と、
前記内周面から内側に突起して設けられ、当該内周面に対する前記光透過性部材の位置を規定する複数の突起部と、
を有し、
前記光透過性部材は、当該光透過性部材の側面が前記内周面と前記接着剤を介して接合し、かつ前記光透過性部材の下面の周縁が前記突出部の上面と前記接着剤を介して接合しており、
前記機能部品は、当該機能部品の外周面が前記突出部の内側面に沿って伸びており、
前記突出部と前記機能部品との前記光透過性部材に沿った対向部分には隙間があり、
前記対向部分のうち前記突起部の位置を含む一部の領域の前記隙間は、前記対向部分の前記一部の領域以外の部分の前記隙間よりも広い
ことを特徴とする時計。
<請求項2>
前記一部の領域の隙間は、前記機能部品の切り欠きによるものであることを特徴とする請求項1記載の時計。
<請求項3>
前記切り欠きの前記内周面に沿った方向についての幅は、前記突起部の前記内周面に沿った方向についての幅よりも広いことを特徴とする請求項2記載の時計。
<請求項4>
前記隙間の各々の容積は、対応する前記突起部の体積よりも大きいことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の時計。
<請求項5>
前記機能部品の前記切り欠きの表面は樹脂であり、
前記切り欠きの表面の少なくとも一部には、切り離し跡を有する
ことを特徴とする請求項2又は3記載の時計。
<請求項6>
前記機能部品は、前記内側面に沿った方向について切れ目を有し、前記切れ目に対応する位置に前記切り欠きを有することを特徴とする請求項2、3、5のいずれか一項に記載の時計。
<請求項7>
前記光透過性部材は、前記突出部の上面との接合面に沿って薄膜層を有し、前記接着剤は、前記薄膜層と前記突出部の上面とを接合していることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の時計。
<請求項8>
前記接着剤は有色であることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の時計。
<請求項9>
前記突起部は、前記突出部と前記第1端との間に位置することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の時計。
<請求項10>
第1端が開放された筐体を備え、
前記筐体は、
当該筐体の内周面から内側に突出して周方向に伸び、上面に前記第1端を覆う光透過性部材が配置される突出部と、
前記内周面から内側に突起して設けられ、当該内周面に対する前記光透過性部材の位置を規定する複数の突起部と、
を有し、
前記突出部の前記光透過性部材に沿った対向部分のうち前記突起部の位置を含む一部は、当該一部以外の部分よりも狭い
ことを特徴とする時計ケース。
1 時計
2 指針
3 文字盤
5 筐体
5a 内周面
51 突出部
51a 溝
51b 縁
511 切り欠き部
52 突起部
6 風防ガラス
6a 面取り面
61 薄膜
7 接着剤
8 見切り板
8a 外周面
81 切れ目
82~86 切り欠き部
83 切り欠き部
87 切断跡

Claims (10)

  1. 第1端が開放された筐体と、
    前記第1端に位置する光透過性部材と、
    前記筐体の内側に位置する機能部品と、
    前記筐体と前記光透過性部材とを接合している接着剤と、
    を備え、
    前記筐体は、
    当該筐体の内周面から内側に突出して周方向に伸びる突出部と、
    前記内周面から内側に突起して設けられ、当該内周面に対する前記光透過性部材の位置を規定する複数の突起部と、
    を有し、
    前記光透過性部材は、当該光透過性部材の側面が前記内周面と前記接着剤を介して接合し、かつ前記光透過性部材の下面の周縁が前記突出部の上面と前記接着剤を介して接合しており、
    前記機能部品は、当該機能部品の外周面が前記突出部の内側面に沿って伸びており、
    前記突出部と前記機能部品との前記光透過性部材に沿った対向部分には隙間があり、
    前記対向部分のうち前記突起部の位置を含む一部の領域の前記隙間は、前記対向部分の前記一部の領域以外の部分の前記隙間よりも広い
    ことを特徴とする時計。
  2. 前記一部の領域の隙間は、前記機能部品の切り欠きによるものであることを特徴とする請求項1記載の時計。
  3. 前記切り欠きの前記内周面に沿った方向についての幅は、前記突起部の前記内周面に沿った方向についての幅よりも広いことを特徴とする請求項2記載の時計。
  4. 前記隙間の各々の容積は、対応する前記突起部の体積よりも大きいことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の時計。
  5. 前記機能部品の前記切り欠きの表面は樹脂であり、
    前記切り欠きの表面の少なくとも一部には、切り離し跡を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の時計。
  6. 前記機能部品は、前記内側面に沿った方向について切れ目を有し、前記切れ目に対応する位置に前記切り欠きを有することを特徴とする請求項2、3、5のいずれか一項に記載の時計。
  7. 前記光透過性部材は、前記突出部の上面との接合面に沿って薄膜層を有し、前記接着剤は、前記薄膜層と前記突出部の上面とを接合していることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の時計。
  8. 前記接着剤は有色であることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の時計。
  9. 前記突起部は、前記突出部と前記第1端との間に位置することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の時計。
  10. 第1端が開放された筐体を備え、
    前記筐体は、
    当該筐体の内周面から内側に突出して周方向に伸び、上面に前記第1端を覆う光透過性部材が配置される突出部と、
    前記内周面から内側に突起して設けられ、当該内周面に対する前記光透過性部材の位置を規定する複数の突起部と、
    を有し、
    前記突出部の前記光透過性部材に沿った対向部分のうち前記突起部の位置を含む一部は、当該一部以外の部分よりも狭い
    ことを特徴とする時計ケース。
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