JP2016112808A - 乾燥装置、画像形成装置、及び乾燥プログラム - Google Patents

乾燥装置、画像形成装置、及び乾燥プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予め定められた照射プロファイルを用いてレーザを照射する場合に比較して、画質の劣化を抑制することができる乾燥装置、画像形成装置、及び乾燥プログラムを提供する
【解決手段】温度センサ110により測定された液滴の温度特性に基づいて、液滴の温度が、レーザ乾燥装置70によるレーザの照射により上昇して変曲し始める変曲温度以上となった後に、変曲温度以上でかつ液滴が沸騰する沸騰温度未満の範囲内で維持されるレーザの照射プロファイルを作成し、作成された照射プロファイルを用いてレーザ乾燥装置70を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥装置、画像形成装置、及び乾燥プログラムに関する。
特許文献1には、対象物に液滴を吐出する、予め定められた方向に配設された複数のノズルを含む液滴吐出手段と、前記複数のノズルを、少なくとも1つのノズルが含まれるように複数のノズル群に分割した場合の各ノズル群に対応し、前記予め定められた方向とは交差する方向に配設され、前記交差する方向に搬送される前記対象物上において前記ノズル群の対向する位置を通り、前記交差する方向に延伸された直線上の異なる各位置において、当該各位置に到達した前記対象物上の前記液滴に対し順次光を照射する複数の光源を含む光源群が前記予め定められた方向に沿って複数設けられた光源手段と、前記液滴の吐出量を制御するとともに、吐出量が制御された前記ノズル群に対応する前記光源群を構成する各々の光源の照射エネルギーを吐出量に応じて制御する制御手段と、を備えた液滴乾燥装置が開示されている。
特開2014−083762号公報
本発明は、予め定められた照射プロファイルを用いてレーザを照射する場合に比較して、画質の劣化を抑制することができる乾燥装置、画像形成装置、及び乾燥プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の乾燥装置は、記録媒体に液滴を吐出する吐出手段により前記記録媒体上に吐出された液滴に対してレーザを照射して前記液滴を乾燥させる複数のレーザ光源が二次元状に配列された乾燥手段と、前記記録媒体上に吐出された液滴の前記記録媒体の搬送方向における温度特性を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記温度特性に基づいて、前記液滴の温度が、前記レーザの照射により上昇して変曲し始める変曲温度以上となった後に、前記変曲温度以上でかつ前記液滴が沸騰する沸騰温度未満の範囲内で維持される前記レーザの照射プロファイルを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記照射プロファイルを用いて前記乾燥手段を制御する制御手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記作成手段が、前記測定手段により測定された前記液滴の温度が前記レーザを照射してから前記変曲温度に達するまでの前記液滴の温度の上昇率から、前記液滴の温度が前記沸騰温度を超えない前記レーザの照射強度を導出して前記照射プロファイルを作成するものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記乾燥手段が、前記レーザの照射範囲が重ならないように前記搬送方向に沿って配置された複数のレーザ乾燥部を含み、前記測定手段が、異なる複数の照射強度で前記レーザが照射された前記液滴の温度特性を各々測定し、前記作成手段が、前記液滴の温度が前記沸騰温度を超えない前記照射強度で前記レーザが照射された前記液滴について、前記レーザの照射終了後に前記測定手段により測定された前記液滴の温度の低下率から、前記レーザの照射終了後と前記レーザの照射再開時とにおける前記液滴の温度差を導出し、前記上昇率から、前記温度差の分だけ前記液滴の温度が上昇し、かつ前記沸騰温度を超えない前記照射強度を導出して前記照射プロファイルを作成するものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記測定手段が、前記記録媒体の搬送に合わせて前記搬送方向に移動しながら前記温度特性を測定するものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項4の何れか1項記載の乾燥装置と、記録媒体に液滴を吐出する吐出手段と、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を備えている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記吐出手段が、前記記録媒体に複数ページの画像を形成する一連の処理が入力された場合、前記複数ページ間に前記液滴を吐出してテスト画像を形成し、前記測定手段が、前記テスト画像に含まれる前記液滴の温度特性を測定し、前記作成手段が、前記測定手段により測定された前記液滴の温度特性が、前記照射プロファイルを前回作成した際の温度特性と異なる場合、前記照射プロファイルを再度作成するものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記作成手段が、予め定められた前記レーザ光源より前記搬送方向の上流の位置で前記測定手段により測定された前記温度特性に基づいて前記照射プロファイルを再度作成し、前記制御手段が、前記予め定められた前記レーザ光源及び前記予め定められた前記レーザ光源より前記搬送方向の下流に位置する前記レーザ光源を、前記作成手段により再度作成された前記照射プロファイルを用いて制御するものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項8に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1から請求項4の何れか1項記載の乾燥装置の作成手段及び制御手段として機能させるためのものである。
請求項1、請求項5、及び請求項8に記載の発明によれば、予め定められた照射プロファイルを用いてレーザを照射する場合に比較して、画質の劣化を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、測定した液滴の温度のみから照射プロファイルを作成する場合に比較して、画質の劣化を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、測定した液滴の温度の上昇率のみから照射プロファイルを作成する場合に比較して、画質の劣化を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、測定手段が固定的に設けられている場合に比較して、より精度良く上記温度特性を測定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、予め定められたタイミングにのみ照射プロファイルを作成する場合に比較して、状況の変化に応じて、画質の劣化を抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、全てのレーザ光源によりレーザが照射された液滴の温度特性に基づいて照射プロファイルを作成する場合に比較して、リアルタイムに画質の劣化を抑制することができる。
第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置の主要構成部を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係るレーザ乾燥装置の概略構成を示す概略平面図である。 各実施の形態に係るインクジェット記録装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 浸透紙に吐出された液滴に対してレーザを照射した場合の液滴の温度の時系列の推移の一例を示すグラフである。 非浸透紙に吐出された液滴に対してレーザを照射した場合の液滴の温度の時系列の推移の一例を示すグラフである。 第1の実施の形態に係るプロファイル作成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るプロファイル作成処理の説明に供する概略平面図である。 第1の実施の形態に係る照射プロファイルの一例を示すグラフである。 第1の実施の形態に係る照射プロファイルにおけるレーザの照射強度のテーブルの一例を示す模式図である。 第1の実施の形態に係るプロファイル再作成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るプロファイル再作成処理の説明に供する概略平面図である。 第2の実施の形態に係るインクジェット記録装置の主要構成部を示す概略構成図である。 第2の実施の形態に係るレーザ乾燥装置の概略構成を示す概略平面図である。 第2の実施の形態に係るプロファイル作成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る照射プロファイルの一例を示すグラフである。 他の実施の形態に係るインクジェット記録装置の主要構成部を示す概略構成図である。 他の実施の形態に係るインクジェット記録装置の主要構成部を示す概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、記録媒体上にインク滴を吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、制御部20、記憶部30、ヘッド駆動部40、印字ヘッド50、レーザ駆動部60、レーザ乾燥装置70、給紙ロール80、排出ロール90、搬送ローラ100、及び温度センサ110を備えている。
制御部20は、搬送モータ150(図3も参照。)を駆動することで、搬送モータ150と例えばギヤ等の機構を介して接続された搬送ローラ100の回転を制御する。給紙ロール80には、記録媒体として長尺状の連続紙Pが巻きつけられており、搬送ローラ100の回転に伴って連続紙Pが図1の矢印A方向に搬送される。なお、以下では、連続紙Pが搬送される方向(図1の矢印A方向)を単に「搬送方向」という。
また、記憶部30は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶部である。そして、制御部20は、例えば記憶部30に記憶される、ユーザが連続紙Pに描画させたい画像の情報、すなわちユーザ画像情報を取得し、ユーザ画像情報に含まれる画像の画素毎の色情報に基づいてヘッド駆動部40を制御する。さらに、ヘッド駆動部40は、制御部20から指示されたインク滴の吐出タイミングに従って、ヘッド駆動部40に接続された印字ヘッド50を駆動して、印字ヘッド50からインク滴を吐出させ、搬送される連続紙P上にユーザ画像情報に対応した画像を形成する。以下、ユーザ画像情報に従って連続紙Pに形成される画像をユーザ画像という。
なお、ユーザ画像の画素毎の色情報には、画素毎の色を一意に示す情報が含まれる。本実施の形態では、例えば、ユーザ画像の画素毎の色情報がシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の各々の濃度によって表されているものとするが、ユーザ画像の画素毎の色を一意に示す他の表現方法を用いてもよい。
印字ヘッド50は、C色、M色、Y色、及びK色の4色それぞれに対応した4つの印字ヘッド50C、50M、50Y、及び50Kを含み、各色の印字ヘッド50に設けられたインク吐出口から対応する色のインク滴を吐出する。なお、印字ヘッド50においてインク滴を吐出するための駆動方法は特に限定されず、いわゆるサーマル方式や圧電方式等、公知のものが適用される。
また、インクとしては水性インク、溶媒が蒸発するインクである油性インク、紫外線硬化型インク等が存在するが、本実施の形態では一例として水性インクを使用する。以下、単に「インク」又は「インク滴」とある場合は、「水性インク」又は「水性インク滴」を意味しているものとする。また、本実施の形態に係るCMYK各色のインクには、IR(Infrared)吸収剤が添加され、インクがレーザを吸収する度合いが調整されるが、これに限らない。例えば、K色のインク等、レーザを吸収するインクには、必ずしもIR吸収剤を添加しなくてもよい。
レーザ駆動部60にはレーザ乾燥装置70に含まれるレーザ素子のオンオフを制御するFET(Field Effect Transistor)等のスイッチング素子が含まれる。レーザ駆動部60は、制御部20からの指示に基づいてスイッチング素子を駆動し、パルスのデューティー比を制御することでレーザ素子から照射されるレーザの照射強度(照射エネルギー)を調整する。
そして、制御部20はレーザ駆動部60を制御することで、レーザ乾燥装置70から連続紙Pの画像が形成される面に向けてレーザを照射させ、連続紙Pに形成されたユーザ画像のインク滴を乾燥させて、連続紙Pへのユーザ画像の定着を図る。なお、以下では、連続紙Pの画像が形成される面を「画像形成面」という。
その後、連続紙Pは搬送ローラ100の回転に伴って排出ロール90まで搬送され、排出ロール90に巻き取られる。
温度センサ110は、例えば放射温度計等の非接触方式でインク滴の表面温度を測定するセンサである。温度センサ110は、制御部20からの指示で不図示のモータ等の駆動により、連続紙Pの搬送速度と同じ速度で搬送方向に移動する。従って、温度センサ110により、連続紙Pに吐出された液滴の温度が、搬送方向に沿って異なる複数の位置で測定される。すなわち、温度センサ110により、インク滴の温度の時系列の変化により表される温度特性(以下、単に「温度特性」という。)が測定される。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るレーザ乾燥装置70の構成を詳細に説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係るレーザ乾燥装置70は、二次元状に、具体的には、搬送方向及び搬送方向に交差する連続紙Pの幅方向に格子状に配列された複数のVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:垂直共振器型の面発光レーザ素子)アレイ74を備えている。なお、以下では、上記連続紙Pの幅方向を単に「幅方向」という。なお、VCSELアレイ74が、本発明のレーザ光源の一例である。
また、VCSELアレイ74は、不図示の複数のVCSELを備えている。そして、本実施の形態に係るレーザ乾燥装置70では、VCSELアレイ74毎にレーザ駆動部60によってレーザの照射タイミング及びレーザの照射強度が制御される。また、レーザ駆動部60による駆動単位は一例であり、図2の破線の矩形で示すように、例えば搬送方向に配列された一列の複数のVCSELアレイ74を含むVCSELアレイ群74A毎にレーザ駆動部60によってレーザの照射タイミング及びレーザの照射強度が制御されてもよい。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の要部構成について説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係る制御部20は、インクジェット記録装置10の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)20A、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)20Bを備えている。また、制御部20は、CPU20Aよる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)20Cも備えている。
また、インクジェット記録装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部130を備えている。また、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録装置10に対するユーザからの指示を受け付けると共に、ユーザに対してインクジェット記録装置10の動作状況等に関する各種情報を通知する操作表示部140を備えている。なお、操作表示部140は、例えば、プログラムの実行によって操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ、及び、テンキーやスタートボタンなどのハードウェアキー等を含む。
そして、CPU20A、ROM20B、RAM20C、記憶部30、ヘッド駆動部40、レーザ駆動部60、温度センサ110、通信回線I/F部130、操作表示部140、及び搬送モータ150の各部がアドレスバス、データバス、および制御バス等のバス160を介して互いに接続されている。また、ヘッド駆動部40には印字ヘッド50が接続され、レーザ駆動部60にはレーザ乾燥装置70が接続され、搬送モータ150には搬送ローラ100が接続されている。
従って、CPU20Aは、バス160を介してヘッド駆動部40を制御することで、前述したように印字ヘッド50を駆動させる。また、CPU20Aは、バス160を介してレーザ駆動部60を制御することで、前述したようにレーザ乾燥装置70によるレーザの照射を制御する。また、CPU20Aは、バス160を介して搬送モータ150を制御することで、前述したように搬送ローラ100の回転を制御する。
さらに、CPU20Aは、バス160を介して温度センサ110の搬送方向への移動を制御すると共に、温度センサ110により測定されたインク滴の温度を取得する。
ところで、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10では、印字ヘッド50から連続紙Pに向けて吐出されたインク滴は、速やかに乾燥させることが求められる。そこで、例えば、レーザ乾燥装置70から上限の照射強度でレーザを照射することが考えられる。しかしながら、レーザの照射強度が高すぎると、画像の光学濃度は低下する。これは、インク滴の温度が、例えばインク滴が沸騰する沸騰温度を超えることにより、連続紙P上でインク滴が突沸し飛散することが一因である。なお、以下、単に「沸騰温度」とある場合は、「インク滴の沸騰温度」を意味しているものとする。また、以下、単に「照射強度」とある場合は、「レーザの照射強度」を意味しているものとする。また、本実施の形態のように水性インクを用いた場合のインク滴の沸騰温度は、インクジェット記録装置10の設置場所の気圧等により誤差はあるが、約100℃である。
また、照射強度が高すぎると、インク滴の温度が沸騰温度を超えて沸騰することによりインク滴が飛散するため、インク滴の連続紙Pへの定着度が低下する。一方、照射強度が低すぎるとインク滴の水分が蒸発しきらずに残存し、インク滴の連続紙Pへの定着度が低下する。
従って、インク滴の温度が、沸騰温度未満で、かつ沸騰温度に極力近い温度以上の範囲内で維持されるようにレーザを照射することが画質の劣化の抑制につながる。また、インク滴の温度が、該範囲内で維持されるようにレーザを照射することが、インク滴の乾燥効率が最も良いため、省エネルギーにもつながる。
ところで、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の実機を用いた実験により、図4A及び図4Bに示すように、レーザが照射された場合におけるインク滴の温度特性が見出された。なお、図4Aは、例えば普通紙等のインク滴が紙に浸透する浸透紙における温度特性を示し、図4Bは、例えばコート紙等のインク滴が紙に浸透しない非浸透紙における温度特性を示している。
また、図4A及び図4B共に、縦軸はインク滴の温度[℃]を示し、横軸はインク滴が吐出されてからの経過時間[sec]を示している。また、図4A及び図4B共に、左側の縦の破線がレーザの照射開始タイミングを示し、右側の縦の破線がレーザの照射終了タイミングを示している。さらに、図4A及び図4B共に、各曲線が、レーザが照射されなかった場合、すなわち、レーザの照射強度が0[J/cm]の場合、及び0.5[J/cm]以上4.5[J/cm]以下の範囲内の複数の照射強度でレーザが照射された場合のインク滴の温度特性を示している。
図4A及び図4Bの矩形に囲われた変曲領域において示すように、インク滴の温度は、レーザの照射開始後に略直線上に上昇し、沸騰温度の近傍で単位時間当たりの上昇度合(上昇率)がそれまでより緩くなる、すなわち、変曲する。この変曲し始めるインク滴の温度を、以下、「変曲温度」という。なお、本実施の形態では、変曲温度として、沸騰温度から予め定められた温度(一例として20度)を減算した温度以上でかつ沸騰温度未満の範囲内で、インク滴の温度の上昇率が予め定められた割合(一例として20%以上の割合)だけ低下した場合の温度を適用している。なお、上記予め定められた温度及び予め定められた割合は、操作表示部140を介してユーザにより設定可能とされていてもよい。
また、変曲温度やレーザの照射開始からインク滴の温度が変曲温度に到達するまでの時間、インク滴の温度が変曲温度に到達してから沸騰温度以上となるまでの時間は、インク滴の種類や連続紙Pの種類、VCSELアレイ74の温度や経年劣化等に応じて変わる。そこで、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、レーザが照射されたインク滴の温度を測定することにより、一例として図4A及び図4Bに示す温度特性を得て、インク滴の温度が、レーザの照射により上昇して変曲温度以上となった後に、変曲温度以上でかつ沸騰温度未満で維持されるレーザの照射プロファイルを作成するプロファイル作成処理を行う。
次に、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。まず、図5を参照して、本実施の形態に係るプロファイル作成処理について説明する。なお、図5は、インク滴の種類が変更された際にCPU20Aによって実行されるプロファイル作成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはROM20Bに予めインストールされている。このように、本実施の形態では、プロファイル作成処理プログラムを実行するタイミングとして、インク滴の種類が変更されたタイミングを適用するが、これに限定されるものではない。例えば、プロファイル作成処理プログラムを実行するタイミングとして、連続紙Pの種類が変更されたタイミングや保守作業が行われたタイミング等の他のタイミングを適用してもよい。
図5のステップS100では、CPU20Aは、連続紙Pにおけるレーザ乾燥装置70によりレーザが照射される領域に予め定められたサイズのテスト画像を形成する。具体的には、本実施の形態では、CPU20Aは、一例として、10mm四方の正方形状で、かつK色の濃度が100%のテスト画像を形成する。
次のステップS102では、CPU20Aは、テスト画像が形成された領域に対応する位置のVCSELアレイ群74A毎に異なる複数の照射強度で、レーザ乾燥装置70からテスト画像に対しレーザを照射させる。これと共に、CPU20Aは、温度センサ110を搬送方向に連続紙Pの搬送速度と同じ速度で移動させながら、上記の異なる照射強度のレーザが照射された単位毎にインク滴の温度を測定し、記憶部30に記憶する。この処理により、CPU20Aは、図4A及び図4Bに示した温度特性を取得して記憶部30に記憶する。以上のステップS100及びステップS102の処理により、図6に示すように、テスト画像Tにレーザが照射され、温度センサ110によりインク滴の温度特性が測定される。
次のステップS104では、CPU20Aは、上記ステップS102の処理により取得した温度特性に基づいて、照射プロファイルを作成する。具体的には、CPU20Aは、各照射強度の温度特性を示す曲線におけるレーザが照射されて温度が上昇し始めてから変曲温度に達するまでの部分を直線に近似した場合の直線の傾きを用いて、各照射強度でレーザを照射した場合の単位時間当たりのインク滴の温度の上昇度合(上昇率)を導出する。そして、CPU20Aは、各照射強度について導出したインク滴の温度の上昇率から、インク滴の温度が変曲温度以上でかつ沸騰温度未満で維持される照射強度を求めて照射プロファイルを作成する。なお、CPU20Aは、上記上昇率を、温度特性により示される曲線における沸騰温度や沸騰温度に達する直前の温度での接線の傾きを用いて求めてもよい。
次のステップS106では、CPU20Aは、上記ステップS104の処理によって作成した照射プロファイルに応じた照射強度を各VCSELアレイ74に設定して、本プロファイル作成処理プログラムを終了する。
その後、ユーザ画像が形成された場合、以上のプロファイル作成処理プログラムの処理によって各VCSELアレイ74に設定された照射強度に基づき、ユーザ画像にレーザが照射される。
図7及び図8を参照して、以上のプロファイル作成処理プログラムの処理によって作成された照射プロファイル及び該照射プロファイルを用いてインク滴を乾燥させた場合のインク滴の温度について説明する。図7の破線は、図7の右側の縦軸に対応し、レーザの照射強度を示している。図7の実線は、図7の左側の縦軸に対応し、インク滴の温度を示している。図7の横軸はインク滴を吐出してからの経過時間を示している。図7の一点鎖線は、沸騰温度を示し、図7の二点鎖線は、変曲温度を示している。また、図8は、1つの矩形が1つのVCSELアレイ74に対応し、矩形内の数値がVCSELアレイ74から照射されるレーザの照射強度[J/cm]を示している。また、図8における横方向は搬送方向に対応し、縦方向は幅方向に対応する。
図7及び図8に示すように、本実施の形態に係る照射プロファイルでは、インク滴には最初に高い照射強度でレーザが照射され、その後レーザの照射強度は徐々に低くなった後に、一定の範囲内の照射強度でレーザが照射される。これにより、図7に示すようにインク滴の温度は、沸騰温度までは略直線上に急上昇し、その後は変曲温度以上でかつ沸騰温度未満の範囲内が維持される。
次に、図9を参照して、本実施の形態に係るプロファイル再作成処理について説明する。なお、図9は、連続紙Pに複数ページの画像を形成する一連の処理(印刷ジョブ)が入力された際にCPU20Aによって実行されるプロファイル再作成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはROM20Bに予めインストールされている。また、錯綜を回避するために、ここではユーザ画像を形成する処理については説明を省略する。また、図9における図5と同一の処理を行うステップについては図5と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図9のステップS101では、CPU20Aは、連続紙Pにおけるレーザ乾燥装置70によりレーザが照射される領域で、かつ複数ページ間にテスト画像Tを形成する。このステップS101の処理及び上記ステップS102の処理により、図10に示すように、複数ページG1、G2間に形成されたテスト画像Tにレーザが照射され、温度センサ110によりインク滴の温度が測定される。
図9のステップS103では、CPU20Aは、上記ステップS102の処理によって取得された温度特性が、照射プロファイルを前回作成した際に取得して記憶部30に記憶された温度特性から変化が無いか否かを判定する。具体的には、CPU20Aは、例えば図4A及び図4Bにおけるインク滴の温度がレーザの照射が開始されて変曲温度まで上昇している曲線を直線に近似した場合の直線の傾きが、前回と今回とで同じである場合に、温度特性に変化が無いと判定する。なお、CPU20Aは、該傾きが同じであるかに限らず、該傾きの差分が、温度特性に変化が無いものとして予め定められた範囲内である場合に、温度特性に変化が無いと判定してもよい。また、CPU20Aは、例えば温度特性を示す曲線を二次曲線に近似した場合の二次係数の変化に基づいて、温度特性に変化が無いか否かを判定してもよい。CPU20Aは、本ステップS103の判定が肯定判定となった場合は、ステップS108の処理に移行する一方、該判定が否定判定となった場合はステップS104の処理に移行する。
ステップS108では、CPU20Aは、印刷ジョブが終了したか否かを判定する。CPU20Aは、この判定が否定判定となった場合はステップS100の処理に戻る一方、この判定が肯定判定となった場合は本プロファイル再作成処理プログラムを終了する。
以上のプロファイル再作成処理プログラムの処理により照射プロファイルが再作成された場合は、例えば印刷ジョブの終了後に、各VCSELアレイ74に該照射プロファイルに基づく照射強度が設定される。
なお、上記プロファイル再作成処理プログラムのステップS104において、CPU20Aは、上記温度特性の変化の比率に応じて、前回作成された照射プロファイルを修正する形態としてもよい。
[第2の実施の形態]
まず、図11を参照して、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の構成を説明する。なお、図11における図1と同一の構成部については、図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態に係るレーザ乾燥装置70は、搬送方向に沿って搬送方向の上流から順にレーザ乾燥部72A〜72Dを備えている。以下、レーザ乾燥部72A〜72Dを区別する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略する。各レーザ乾燥部72は、レーザの照射範囲が重ならないように、搬送方向に沿って予め定められた間隔を空けて配置されている。
本実施の形態に係る温度センサ110A〜110Eは、連続紙P上の搬送方向における印字ヘッド50とレーザ乾燥部72Aとの間の位置、各レーザ乾燥部72の間の位置、及びレーザ乾燥部72Dの下流の位置に、画像形成面と対向して設けられている。以下、温度センサ110A〜110Eを区別する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略する。そして、各温度センサ110は、制御部20からの指示に従ってそれぞれの位置を通過する連続紙P上のインク滴の温度を測定する。
次に、図12を参照して、本実施の形態に係るレーザ乾燥装置70の構成を詳細に説明する。なお、図12における図2と同一の構成部については、図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態に係るレーザ乾燥部72は、二次元状に、具体的には、搬送方向及び幅方向に格子状に配列された複数のVCSELアレイ74を備えている。
本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の要部構成は、上記第1の実施の形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の作用を説明する。まず、図13を参照して、本実施の形態に係るプロファイル作成処理について説明する。なお、図13は、インク滴の種類が変更された際にCPU20Aによって実行されるプロファイル作成処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムはROM20Bに予めインストールされている。また、図13における図5と同一の処理を行うステップについては図5と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。なお、プロファイル作成処理プログラムを実行するタイミングは、上記第1の実施の形態と同様に他のタイミングを適用してもよいことは言うまでもない。
図13のステップS101では、CPU20Aは、テスト画像が形成された領域に対応する位置のVCSELアレイ群74A毎に異なる複数の照射強度で、レーザ乾燥装置70からテスト画像に対しレーザを照射させる。これと共に、CPU20Aは、各温度センサ110により、上記の異なる照射強度のレーザが照射された単位毎にインク滴の温度を測定し、記憶部30に記憶する。また、CPU20Aは、各温度センサ110により測定された温度から、(温度センサ110の数−1)次(本実施の形態では4次)の曲線を近似して、図4A及び図4Bに示した温度特性を取得して記憶部30に記憶する。
次のステップS105では、CPU20Aは、上記ステップS101の処理により取得した温度特性から、インク滴の温度の上昇率及び低下率に基づいて、照射プロファイルを作成する。本実施の形態では、前述したように、各レーザ乾燥部72のレーザの照射範囲が重なっていないため、搬送方向上流のレーザ乾燥部72によるレーザの照射終了後から隣り合う搬送方向下流のレーザ乾燥部72によるレーザの照射開始まではインク滴にレーザが照射されない。従って、このレーザが照射されない期間は、インク滴の温度は低下する。そこで、本実施の形態では、インク滴の温度の低下率も用いて照射プロファイルを作成する。
具体的には、CPU20Aは、上記ステップS104の処理と同様に、各照射強度でレーザを照射した場合の単位時間当たりのインク滴の温度の上昇度合(上昇率)を導出する。また、CPU20Aは、温度特性を示す曲線のうち、沸騰温度近傍でレーザの照射が終了された曲線(図4Aに示す例では、照射強度が1.75[J/cm]の曲線)におけるレーザの照射終了後の単位時間当たりのインク滴の温度の低下度合(低下率)を導出する。そして、CPU20Aは、導出した上記上昇率から、レーザ乾燥部72Aについては、インク滴の温度が沸騰温度を超えない照射強度を求める。一方、CPU20Aは、導出した上記上昇率及び低下率から、レーザ乾燥部72B〜72Dについては、インク滴の温度が、レーザが照射されないことによって低下した温度差の分上昇し、かつ沸騰温度を超えない照射強度を求める。
図14を参照して、以上のプロファイル作成処理プログラムの処理によって作成された照射プロファイルを用いてインク滴を乾燥させた場合のインク滴の温度について説明する。図14の破線は、図14の右側の縦軸に対応し、レーザの照射強度を示している。図14の実線は、左側の縦軸に対応し、インク滴の温度を示している。図14の横軸はインク滴を吐出してからの経過時間を示している。図14の一点鎖線は、沸騰温度を示し、図14の二点鎖線は、変曲温度を示している。
図14に示すように、本実施の形態に係る照射プロファイルでは、インク滴に対し、レーザ乾燥部72Aからは、インク滴の温度が沸騰温度に達せず、かつ極力高い照射強度でレーザが照射される。また、本実施の形態に係る照射プロファイルでは、インク滴に対し、レーザ乾燥部72B〜72Dからは、インク滴の温度が、レーザが照射されないことにより低下した温度差の分上昇し、沸騰温度を超えない照射強度で照射される。これにより、図14に示すようにインク滴の温度は、沸騰温度近傍まで上昇した後、レーザが照射されないことにより低下することを繰り返す。すなわち、インク滴の温度は、変曲温度以上でかつ沸騰温度未満の範囲内で維持される。
また、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様に、印刷ジョブが入力された場合に、照射プロファイルの再作成処理を行ってもよいことは言うまでもない。
以上、実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、インクジェット記録装置10の構成として、上記第1の実施の形態における温度センサ110を上記第2の実施の形態における温度センサ110に置き換えて、図15に示す構成を適用する形態としてもよい。また、インクジェット記録装置10の構成として、上記第2の実施の形態における温度センサ110を上記第1の実施の形態における温度センサ110に置き換えて、例えば図16に示す構成を適用する形態としてもよい。
また、上記テスト画像の大きさ、形状、及び色は、上記各実施の形態で説明した大きさ、形状、及び色に限定されるものでない。例えば、上記温度特性を得ることが可能な大きさ、形状、及び色であれば、他の大きさ、形状、及び色でもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態では、テスト画像を用いて照射プロファイルを作成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザ画像を用いて照射プロファイルを作成する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、複数の照射強度でレーザが照射された場合の温度特性を用いて照射プロファイルを作成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、1つの照射強度でレーザが照射された場合の温度特性を用いて照射プロファイルを作成する形態としてもよい。例えば、図4Aに示す4.5[J/cm]の照射強度でレーザが照射された場合の温度特性を用いる場合、上記ステップS104の処理と同様に、4.5[J/cm]の照射強度でレーザの照射をした場合のインク滴の温度の上昇率を導出する。また、導出した上昇率からインク滴の温度が変曲温度以上となってから沸騰温度に到達するまでの時間を導出する。次に、導出した時間と、変曲温度以上となってからレーザ乾燥装置70によるレーザの照射が終了するまでの時間との比率に基づき、インク滴の温度が変曲温度以上でかつ沸騰温度未満の範囲内で維持される照射強度を導出する。そして、変曲温度以上となる時点に対応する位置までのVCSELアレイ74の照射強度を4.5[J/cm]に設定し、該位置より搬送方向下流に位置するVCSELアレイ74の照射強度を導出した上記照射強度に設定する照射プロファイルを作成する形態が例示される。
また、上記各実施の形態では、再作成した照射プロファイルを次回の印刷ジョブで用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インクジェット記録装置10が図16に示す構成の場合において、レーザ乾燥部72Cより搬送方向の上流の位置で温度センサ110により測定された温度特性に基づいて照射プロファイルを作成する。そして、作成した照射プロファイルを用いて、レーザ乾燥部72C及びレーザ乾燥部72Dのレーザの照射強度を印刷ジョブの実行中に更新する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、記録媒体として、連続紙Pを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、記録媒体として、A4やA3等のカット紙を適用する形態としてもよい。また、記録媒体の材質も紙に限られず、レーザが照射されることによりインク滴が乾燥されて定着される他の材質の記録媒体を用いる形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、各種プログラムがROM20Bに予めインストールされている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各種プログラムが、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記憶媒体に格納されて提供される形態、又は外部ネットワークを介して提供される形態としてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、プロファイル作成処理及びプロファイル再作成処理の各処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、該各処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明したインクジェット記録装置10の構成(図1〜図3、図11、図12参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した各種プログラムの処理の流れ(図5、図9、図13参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
さらに、上記各実施の形態で示したテーブルの構成(図8参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、構成を変えてもよいことは言うまでもない。
10 画像形成装置
20 制御部
50 印字ヘッド
70 レーザ乾燥装置
72A〜D レーザ乾燥部
74 VCSELアレイ
110 温度センサ
P 連続紙

Claims (8)

  1. 記録媒体に液滴を吐出する吐出手段により前記記録媒体上に吐出された液滴に対してレーザを照射して前記液滴を乾燥させる複数のレーザ光源が二次元状に配列された乾燥手段と、
    前記記録媒体上に吐出された液滴の前記記録媒体の搬送方向における温度特性を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記温度特性に基づいて、前記液滴の温度が、前記レーザの照射により上昇して変曲し始める変曲温度以上となった後に、前記変曲温度以上でかつ前記液滴が沸騰する沸騰温度未満の範囲内で維持される前記レーザの照射プロファイルを作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成された前記照射プロファイルを用いて前記乾燥手段を制御する制御手段と、
    を備えた乾燥装置。
  2. 前記作成手段は、前記測定手段により測定された前記液滴の温度が前記レーザを照射してから前記変曲温度に達するまでの前記液滴の温度の上昇率から、前記液滴の温度が前記沸騰温度を超えない前記レーザの照射強度を導出して前記照射プロファイルを作成する
    請求項1記載の乾燥装置。
  3. 前記乾燥手段は、前記レーザの照射範囲が重ならないように前記搬送方向に沿って配置された複数のレーザ乾燥部を含み、
    前記測定手段は、異なる複数の照射強度で前記レーザが照射された前記液滴の温度特性を各々測定し、
    前記作成手段は、前記液滴の温度が前記沸騰温度を超えない前記照射強度で前記レーザが照射された前記液滴について、前記レーザの照射終了後に前記測定手段により測定された前記液滴の温度の低下率から、前記レーザの照射終了後と前記レーザの照射再開時とにおける前記液滴の温度差を導出し、前記上昇率から、前記温度差の分だけ前記液滴の温度が上昇し、かつ前記沸騰温度を超えない前記照射強度を導出して前記照射プロファイルを作成する
    請求項2記載の乾燥装置。
  4. 前記測定手段は、前記記録媒体の搬送に合わせて前記搬送方向に移動しながら前記温度特性を測定する
    請求項1から請求項3の何れか1項記載の乾燥装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項記載の乾燥装置と、
    記録媒体に液滴を吐出する吐出手段と、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を備えた画像形成装置。
  6. 前記吐出手段は、前記記録媒体に複数ページの画像を形成する一連の処理が入力された場合、前記複数ページ間に前記液滴を吐出してテスト画像を形成し、
    前記測定手段は、前記テスト画像に含まれる前記液滴の温度特性を測定し、
    前記作成手段は、前記測定手段により測定された前記液滴の温度特性が、前記照射プロファイルを前回作成した際の温度特性と異なる場合、前記照射プロファイルを再度作成する
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記作成手段は、予め定められた前記レーザ光源より前記搬送方向の上流の位置で前記測定手段により測定された前記温度特性に基づいて前記照射プロファイルを再度作成し、
    前記制御手段は、前記予め定められた前記レーザ光源及び前記予め定められた前記レーザ光源より前記搬送方向の下流に位置する前記レーザ光源を、前記作成手段により再度作成された前記照射プロファイルを用いて制御する
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. コンピュータを、請求項1から請求項4の何れか1項記載の乾燥装置の作成手段及び制御手段として機能させるための乾燥プログラム。
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