JP6146894B2 - インクジェットプリンター - Google Patents

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本発明は、記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドを備えているインクジェットプリンターに関する。
従来のインクジェットプリンターとして、記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径に影響する加熱を記録媒体に対して実行するヒーターとを備えていて、記録媒体上でのインクの密度に応じてヒーターの温度を制御するものが知られている(特許文献1、2参照。)。
ここで、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、ヒーターの温度が高いほど、乾燥し易い。記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、乾燥し易い場合、乾燥して径が固定化されるまでの時間が短いので、記録媒体上で広がり難い。すなわち、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径は、ヒーターの温度が高いほど小さい。
一方、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、ヒーターの温度が低いほど、乾燥し難い。記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、乾燥し難い場合、乾燥して径が固定化されるまでの時間が長いので、記録媒体上で広がり易い。すなわち、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径は、ヒーターの温度が低いほど大きい。
したがって、従来のインクジェットプリンターは、記録媒体上でのインクの密度に応じてヒーターの温度を制御することによって、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径を、記録媒体上でのインクの密度によらず安定化することができる。
ここで、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径は、インクジェットプリンターによって印刷された画像(以下「印刷画像」と言う。)の画質に影響する。
したがって、従来のインクジェットプリンターは、記録媒体上でのインクの密度に対する印刷画像の画質の安定性を向上することができる。
特開平9−131861号公報 特開2001−301131号公報
記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、記録媒体の所定の領域に対する記録ヘッドの走査回数であるパス数が2以上である場合、1パス目であれば記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接している可能性が低いが、パスの順番が遅いほど、記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接している可能性が高い。ここで、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接しているほど、周囲の空間が狭く、周囲の空間に存在することができるインクの溶媒成分の蒸気の量が少ないので、乾燥し難い。更に、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接している可能性が高い場合には、他のドットとの接触の量が多い可能性が高く、他のドットとの接触の量が多い場合には、他のドットとの接触の量が少ない場合と比較して、表面積が小さいので、乾燥し難い。記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、乾燥し難い場合、乾燥して径が固定化されるまでの時間が長いので、記録媒体上で広がり易い。すなわち、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径は、ヒーターの温度が一定であっても、このドットのパスの順番が遅いほど大きい。
一方、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、パスの順番が早いほど、記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接している可能性が低い。ここで、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接していないほど、周囲の空間が広く、周囲の空間に存在することができるインクの溶媒成分の蒸気の量が多いので、乾燥し易い。更に、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、記録媒体上に生成された時点で他のドットが隣接している可能性が低い場合には、他のドットとの接触の量が少ない可能性が高く、他のドットとの接触の量が少ない場合には、他のドットとの接触の量が多い場合と比較して、表面積が大きいので、乾燥し易い。記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットは、乾燥し易い場合、乾燥して径が固定化されるまでの時間が短いので、記録媒体上で広がり難い。すなわち、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径は、ヒーターの温度が一定であっても、このドットのパスの順番が早いほど小さい。
したがって、従来のインクジェットプリンターにおいては、ヒーターの温度が一定である場合であっても、パスの順番が遅いときと、パスの順番が早いときとで、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径が異なるという問題がある。すなわち、従来のインクジェットプリンターは、ドットによって径が不均一であるので、印刷画像の画質が悪いという問題がある。
そこで、本発明は、印刷画像の画質を従来より向上することができるインクジェットプリンターを提供することを目的とする。
本発明のインクジェットプリンターは、記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドによって吐出された前記インクの前記記録媒体上でのドットの径に影響する加熱を、前記インクが付着された前記記録媒体に対して実行するヒーターであるプリントヒーターとを備えており、前記プリントヒーターは、前記記録媒体の搬送方向に複数に分割された部分であるプリントヒーター分割部を備えており、前記プリントヒーターは、前記搬送方向の最も上流側の前記プリントヒーター分割部の温度が前記搬送方向の最も下流側の前記プリントヒーター分割部の温度より低く、前記搬送方向の両端以外の前記プリントヒーター分割部が存在する場合、このプリントヒーター分割部の温度がこのプリントヒーター分割部の上流側の隣のプリントヒーター分割部の温度以上であって下流側の隣のプリントヒーター分割部の温度以下であることを特徴とする。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、パスの順番が早いドット、すなわち、乾燥し易いドットに対する加熱の温度を、パスの順番が遅いドット、すなわち、乾燥し難いドットに対する加熱の温度と比較して低くするので、記録ヘッドによって吐出されたインクの記録媒体上でのドットの径を、パスの順番によらず安定化することができる。すなわち、本発明のインクジェットプリンターは、印刷画像の画質を従来より向上することができる。
また、本発明のインクジェットプリンターは、前記記録媒体の所定の領域に対する前記記録ヘッドの走査回数であるパス数に応じて複数の前記プリントヒーター分割部の温度を制御するヒーター制御手段を備えていても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、複数のプリントヒーター分割部の温度をパス数に応じて制御するので、パス数に対する印刷画像の画質の安定性を向上することができる。
また、本発明のインクジェットプリンターにおいて、前記プリントヒーターは、前記搬送方向の両端以外の前記プリントヒーター分割部が存在する場合、このプリントヒーター分割部の温度がこのプリントヒーター分割部の上流側の隣のプリントヒーター分割部の温度より高く下流側の隣のプリントヒーター分割部の温度より低くても良い。
この構成により、本発明のインクジェットプリンターは、プリントヒーターのうち少なくとも一部の隣接するプリントヒーター分割部の温度が同一である場合と比較して、記録媒体に対する加熱の温度が細かく設定されているので、印刷画像の画質を更に向上することができる。
本発明のインクジェットプリンターは、印刷画像の画質を従来より向上することができる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンターの斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンターの側面図である。 図1に示すインクジェットプリンターのブロック図である。 図3に示すヒーター出力テーブルの一例を示す図である。 図1に示すインクジェットプリンターのパス数を説明する図である。 プリントヒーターの温度を制御する場合の図1に示すインクジェットプリンターの動作のフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るインクジェットプリンターの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るインクジェットプリンター10の斜視図である。
図1に示すように、インクジェットプリンター10は、矢印10aで示す主走査方向に延在する本体11と、記録媒体90を搬送する搬送装置12とを備えている。
本体11は、矢印10aで示す主走査方向に延在しているガイドレール11aと、矢印10aで示す主走査方向に移動可能にガイドレール11aに支持されているキャリッジ11bとを備えている。キャリッジ11bは、ノズルからインクを記録媒体90に向けて吐出する記録ヘッド11cを搭載している。記録ヘッド11cが吐出するインクとしては、ソルベントインク、水性インク、ソルベントUVインクなど、加熱によって乾燥、すなわち、溶媒が蒸発することによって固まるインクであれば、任意のインクが使用されることができる。
搬送装置12は、本体11の記録ヘッド11cに対して矢印10bで示す副走査方向に記録媒体90を搬送する装置である。
図2は、インクジェットプリンター10の側面図である。
図2に示すように、インクジェットプリンター10は、記録ヘッド11cによって吐出されたインクが付着された記録媒体90を加熱するヒーターであるプリントヒーター13と、搬送装置12による記録媒体90の搬送方向においてプリントヒーター13より上流に配置されているヒーターであるプレヒーター14と、搬送装置12による記録媒体90の搬送方向においてプリントヒーター13より下流に配置されているヒーターであるアフターヒーター15とを備えている。
プリントヒーター13は、矢印10bで示す搬送方向に複数に分割された部分であるプリントヒーター分割部13aを備えている。
なお、プリントヒーター13が記録媒体90に対して実行する加熱は、記録ヘッド11cによって吐出されたインクが付着した後の記録媒体90の温度を上昇させるので、記録媒体90の熱によって記録媒体90上のインクを乾燥させる。したがって、プリントヒーター13が記録媒体90に対して実行する加熱は、記録ヘッド11cによって吐出されたインクの記録媒体90上でのドットの径に直接的に影響する。
プレヒーター14は、記録ヘッド11cによって吐出されるインクが付着される前の記録媒体90を加熱するヒーターである。プレヒーター14が記録媒体90に対して実行する加熱は、記録ヘッド11cによって吐出されたインクが付着する前の記録媒体90の温度を予め上昇させるので、記録ヘッド11cによって吐出されたインクが記録媒体90に付着した後、記録媒体90の熱によって記録媒体90上のインクを乾燥させる。したがって、プレヒーター14が記録媒体90に対して実行する加熱は、記録ヘッド11cによって吐出されたインクの記録媒体90上でのドットの径に間接的に影響する。
アフターヒーター15が記録媒体90に対して実行する加熱も、プリントヒーター13およびプレヒーター14が記録媒体90に対して実行する加熱と同様に、記録媒体90の熱によって記録媒体90上のインクを乾燥させる。しかしながら、記録媒体90上でのインクのドットの径は、プリントヒーター13が記録媒体90に対して実行する加熱によって固定される。したがって、アフターヒーター15が記録媒体90に対して実行する加熱は、記録媒体90上でのインクのドットの径には影響しない。
図3は、インクジェットプリンター10のブロック図である。
図3に示すように、インクジェットプリンター10は、搬送装置12、プリントヒーター13、プレヒーター14およびアフターヒーター15と、キャリッジ11bを駆動するキャリッジ駆動装置16と、記録ヘッド11cを駆動するヘッド駆動装置17と、ネットワーク経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部18と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶デバイスである記憶部19と、インクジェットプリンター10全体を制御する制御部20とを備えている。
記憶部19は、記録媒体90の所定の領域に対する記録ヘッド11cの走査回数であるパス数と、プリントヒーター分割部13aの出力との対応関係を示すヒーター出力テーブル19aを記憶している。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部20は、ROMまたは記憶部19に記憶されているプログラムを実行することによって、プリントヒーター13、プレヒーター14およびアフターヒーター15の温度を制御するヒーター制御手段20aとして機能する。
図4は、ヒーター出力テーブル19aの一例を示す図である。
図4に示すように、ヒーター出力テーブル19aは、記録媒体90の所定の領域に対する記録ヘッド11cの走査回数であるパス数と、プリントヒーター分割部13aの出力との対応関係を示すテーブルである。
図4によれば、プリントヒーター13は、パス数が2以上である場合、矢印10bで示す搬送方向の最も上流側のプリントヒーター分割部13aの出力が、矢印10bで示す搬送方向の最も下流側のプリントヒーター分割部13aの出力より低い。すなわち、プリントヒーター13は、パス数が2以上である場合、矢印10bで示す搬送方向の最も上流側のプリントヒーター分割部13aの温度が、矢印10bで示す搬送方向の最も下流側のプリントヒーター分割部13aの温度より低い。
また、図4によれば、プリントヒーター13は、矢印10bで示す搬送方向の両端以外のプリントヒーター分割部13aの出力が、このプリントヒーター分割部13aの上流側の隣のプリントヒーター分割部13aの出力以上であって下流側の隣のプリントヒーター分割部13aの出力以下である。すなわち、プリントヒーター13は、矢印10bで示す搬送方向の両端以外のプリントヒーター分割部13aの温度が、このプリントヒーター分割部13aの上流側の隣のプリントヒーター分割部13aの温度以上であって下流側の隣のプリントヒーター分割部13aの温度以下である。
次に、インクジェットプリンター10の動作について説明する。
インクジェットプリンター10の制御部20は、ネットワーク通信部18を介して印刷データを受信すると、印刷データに応じて搬送装置12、プリントヒーター13、プレヒーター14、アフターヒーター15、キャリッジ駆動装置16およびヘッド駆動装置17を制御する。すなわち、制御部20は、印刷データに応じて搬送装置12によって記録媒体90を矢印10bで示す副走査方向に移動させ、印刷データに応じてキャリッジ駆動装置16によってキャリッジ11bをガイドレール11aに沿って矢印10aで示す主走査方向に移動させ、印刷データに応じてヘッド駆動装置17によって記録ヘッド11cにインクを吐出させる。すなわち、インクジェットプリンター10は、印刷データに基づいた画像をインクによって記録媒体90に印刷する。なお、インクジェットプリンター10の制御部20のヒーター制御手段20aは、記録媒体90に画像を印刷している間、プリントヒーター13、プレヒーター14およびアフターヒーター15の温度を制御する。
ここで、制御部20は、記録媒体90の所定の領域に対する記録ヘッド11cの走査回数であるパス数を変更することができる。
図5は、インクジェットプリンター10のパス数を説明する図である。
図5に示す例では、制御部20は、記録媒体90の所定の領域に対して記録ヘッド11cによって4回の走査でインクを吐出している。すなわち、図5に示す例のパス数は、4である。
制御部20は、図5(a)に示すように、1パス目のドット91を記録媒体90に生成する。次いで、制御部20は、図5(b)に示すように、2パス目のドット91を記録媒体90に生成する。次いで、制御部20は、図5(c)に示すように、3パス目のドット91を記録媒体90に生成する。最後に、制御部20は、図5(d)に示すように、4パス目のドット91を記録媒体90に生成する。
なお、制御部20は、パス数が4である場合であっても、図5に示す順番とは異なる順番でドット91を記録媒体90に生成するようになっていても良い。また、図5においては、パス数が4である場合について説明しているが、制御部20は、4以外のパス数でドット91を記録媒体90に生成することもできる。
図6は、プリントヒーター13の温度を制御する場合のインクジェットプリンター10の動作のフローチャートである。
プリントヒーター13による加熱を開始するか、パス数が変化すると、制御部20は、図6に示す動作を実行する。
図6に示すように、制御部20のヒーター制御手段20aは、記憶部19上のヒーター出力テーブル19aに基づいて、現在のパス数に応じた複数のプリントヒーター分割部13aの出力を取得する(S31)。
次いで、ヒーター制御手段20aは、複数のプリントヒーター分割部13aの出力を、S31において取得した出力に変更して(S32)、図6に示す動作を終了する。
以上に説明したように、インクジェットプリンター10は、パスの順番が早いドット91、すなわち、乾燥し易いドット91に対する加熱の温度を、パスの順番が遅いドット91、すなわち、乾燥し難いドット91に対する加熱の温度と比較して低くするので、記録ヘッド11cによって吐出されたインクの記録媒体90上でのドット91の径を、パスの順番によらず安定化することができる。すなわち、インクジェットプリンター10は、印刷画像の画質を従来より向上することができる。
また、インクジェットプリンター10は、パス数が2以上である場合に、複数のプリントヒーター分割部13aの少なくとも1つの温度が最大の温度ではないので、複数のプリントヒーター分割部13aの全ての温度を最大とするときと比較して、エネルギーの消費量を低減することができる。
また、インクジェットプリンター10は、パス数が2以上である場合に、複数のプリントヒーター分割部13aの少なくとも1つの温度が最大の温度ではないので、複数のプリントヒーター分割部13aの全ての温度を最大とするときと比較して、記録媒体90に与える熱を少なくすることができる。したがって、インクジェットプリンター10は、加熱による記録媒体90の波打ち現象、すなわち、コックリングの発生を抑えることができる。
また、インクジェットプリンター10は、複数のプリントヒーター分割部13aの温度をパス数に応じて制御するので、パス数に対する印刷画像の画質の安定性を向上することができる。
また、インクジェットプリンター10は、ヒーター出力テーブル19aが図4に示すテーブルである場合、例えばパス数が4であるときに、矢印10bで示す搬送方向の両端以外のプリントヒーター分割部13aの温度が、このプリントヒーター分割部13aの上流側の隣のプリントヒーター分割部13aの温度より高く下流側の隣のプリントヒーター分割部13aの温度より低くなるように設定されている。したがって、インクジェットプリンター10は、ヒーター出力テーブル19aが図4に示すテーブルである場合、例えばパス数が4であるときに、プリントヒーター13のうち少なくとも一部の隣接するプリントヒーター分割部13aの温度が同一であるときと比較して、記録媒体90に対する加熱の温度が細かく設定されているので、印刷画像の画質を更に向上することができる。
なお、インクジェットプリンター10は、本実施の形態においてプリントヒーター13が4つのプリントヒーター分割部13aに分割されているが、プリントヒーター13が4つ以外の数のプリントヒーター分割部13aに分割されていても良い。
また、インクジェットプリンター10は、本実施の形態においてパス数に応じたプリントヒーター分割部13aの温度をヒーター出力テーブル19aに基づいて取得するようになっているが、パス数に応じたプリントヒーター分割部13aの温度を、所定の計算式に基づいて都度算出するようになっていても良い。
10 インクジェットプリンター
11c 記録ヘッド
13 プリントヒーター
13a プリントヒーター分割部
20a ヒーター制御手段
90 記録媒体
91 ドット

Claims (3)

  1. 記録媒体に対してインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドによって吐出された前記インクの前記記録媒体上でのドットの径に影響する加熱を、前記インクが付着された前記記録媒体に対して実行するヒーターであるプリントヒーターとを備えており、
    前記プリントヒーターは、前記記録媒体の搬送方向に並ぶように複数に分割された部分であるプリントヒーター分割部を備えており、
    前記プリントヒーターは、前記記録媒体の所定の領域に対して前記記録ヘッドが前記インクを吐出する走査回数であるパス数が複数である場合に、前記搬送方向の最も上流側の前記プリントヒーター分割部の温度が前記搬送方向の最も下流側の前記プリントヒーター分割部の温度より低く、前記搬送方向の両端以外の前記プリントヒーター分割部が存在するとき、このプリントヒーター分割部の温度がこのプリントヒーター分割部の上流側の隣のプリントヒーター分割部の温度以上であって下流側の隣のプリントヒーター分割部の温度以下であることを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記パス数に応じて複数の前記プリントヒーター分割部の温度を制御するヒーター制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記プリントヒーターは、前記パス数が複数である場合に、前記搬送方向の両端以外の前記プリントヒーター分割部が存在するとき、このプリントヒーター分割部の温度がこのプリントヒーター分割部の上流側の隣のプリントヒーター分割部の温度より高く下流側の隣のプリントヒーター分割部の温度より低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンター。
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