JP2016112634A - 切削工具及びこの切削工具を備えた切削装置 - Google Patents

切削工具及びこの切削工具を備えた切削装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スムーズに切削が行なえる裏表両面の切削工具を提供する。【解決手段】被加工物に形成された貫通孔の一方側から挿入し、被加工物の他方側の貫通孔の周囲を回転しながら加工する刃部14と、刃部14と繋がれた刃部14の外径より細い外径の首部13とを有する切削工具10であって、刃部14の首部側には、回転する方向に対して反対の向きにねじれた少なくとも一条の第1溝16と、刃部14の第1溝16に沿った第1切刃17とを有し、刃部14の首部13側には、被加工物を加工する第1切削部18が形成されている。更に、刃部14の先端側には、回転する方向にねじれた少なくとも一条の第2溝26と、刃部14の第2溝26に沿った第2切刃24とを有し、刃部14の首部13側には、被加工物を加工する第2切削部25が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物の裏面と表面の面取りやバリ取り等の加工をスムーズに且つ正確に行うことができる小型の切削工具、及びこの切削工具を備えた切削装置に関する。
従来、金属製の被加工物に孔あけ加工するために、ドリルやエンドミル等の切削工具が用いられている。また、これらの切削工具は、ボール盤やNC(Numerical Control)旋盤、マシニングセンタ等の切削装置に取り付けられて使用されている。これらの切削工具を用いて被加工物に孔あけするときには、被加工物の一方の面、例えば旋盤に載置された状態の表側の面から切削を行い、切削工具が被加工物の他方の面、例えば、裏側の面まで切削工具を貫通させることで行なわれる。
このとき、被加工物の裏面の孔から切削工具が突き抜ける際に孔の周囲にバリができることがあるため、このバリを除去する必要がある。また、形成された穴の回りは、角が立っており、作業者や使用者が触れると怪我をしたり、他の部品が損傷したりするおそれがあるため、この角を滑らかにするように面取りが行われる。このように、孔あけ加工を行なう場合、被加工物の裏側の加工を行なうことが必要となるが、被加工物を一つ一つ裏返して再度加工することは手間がかかり、作業性が悪くなる。又円筒等の被加工物は裏側から切削工具が入らず、加工は出来なかった。更に孔あけをするときの表面の穴の回りにはバリ、角が立つこともあり、被加工物の裏面と同時に表面の加工が行なうことができる切削工具が望まれていた。
このような、被加工物の裏側の加工を行うために、下記特許文献1には、一本のドリルで穴開け作業、表面の面取り作業及び裏面の面取り作業を可能にした両面取りドリルの発明が開示されている。下記特許文献1に開示された両面取りドリルの発明では、シャンクと連接するドリルボディと、前記ドリルボディの先端部に切刃とを有し、且つ前記シャンクの一部分とドリルボディと切刃にかけ、且軸線と平行状に切欠する逃げ溝とを有し、前記切刃を構成する傾斜角度が90度前後の前方ドリル刃をドリルの先端から緩やかに傾斜するように形成し、前記前方ドリル刃の上方に外径刃を形成し、前記外径刃より前記ドリルボディにかけてやゝ急角度をもって傾斜する前記外径刃に対し45度前後の面取り刃を形成せしめた両面取りドリルにおいて、前記外径刃が、一方の逃げ溝から他方の逃げ溝にかけて、最初の幅員が極端に狭く漸次広くなるように形成されている。
下記特許文献1に開示された両面取りドリルの発明によれば、前方ドリル刃と外径刃と共に、穴開け作業と、被切削物の面取り作業と、裏面の面取り作業及び側面部の面取り作業の4つの作業を同時に処理できるという優れた利点を併有するようになる。
特開2000−288813号公報
上記特許文献1に開示された両面取りドリルの発明では、孔の裏面の面取りを行なう面取り刃はドリルの軸線に対して略垂直に形成されている。このように、略垂直に形成された面取り刃で面取りを行なうと、被加工物の加工を行なう部分に垂直にあてて切削を行なうため、切削する部分に直角方向から大きな力がかかり、被加工物を損傷するおそれがある。また、バリ取りに用いた場合、バリが取られる際に略真横に引っ張られ、新たなバリが発生するおそれもある。
なお、従来のドリルやエンドミルのように切刃にねじれを形成することも考えられる。しかし、一般的に、穴開けに適したねじれは、切削工具の回転方向に対して同じ方向のものが用いられている。すなわち、穴開けの際に切削される屑が切刃と共に形成される溝に沿って排出させ易くなるためである。そのため、穴開け用の切刃の延長として裏面の面取りを行なう面取り刃を形成する場合、切削工具の回転方向と同じ方向のねじれで形成されることとなる。そして、切削工具の回転方向と同じ方向のねじれが形成された面取り刃を用いて裏面の面取りを行なうと、切削された屑は、上方、すなわち被加工物に向かって排出されることになるので、面取りやバリ取りの加工を円滑に行なうことが困難となる。
本発明者は、このような従来技術の問題点及び解決すべき課題に鑑みて種々実験を重ねた結果、切削工具の刃部に形成する溝及び切刃を切削工具の回転方向に対して反対の向きとすることで、裏面のバリ取りや面取りが円滑に行えるようになることを見出し、更に表面のバリ取りや面取りや穴あけが円滑のできる切削工具の発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の目的は、被加工物の裏面のバリ取りや面取りがスムーズに行える切削工具及びこの切削工具を備えた切削装置を提供することにある。
更に本発明の他の目的は、被加工物の表面のバリ取りや面取り更に孔あけが同一工具でスムーズに行える切削工具及びこの切削工具を備えた切削装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様の切削工具は、
被加工物に形成された貫通孔の一方側から挿入し、前記被加工物の他方側の前記貫通孔の周囲を回転しながら加工する刃部と、前記刃部と繋がれた前記刃部の外径より細い外径の首部とを有する切削工具であって、
前記刃部の首部側には、前記回転する方向に対して反対の向きにねじれた少なくとも一条の第1溝と、前記刃部の外周側の前記第1溝に沿った第1切刃とを有し、
前記刃部の前記首部側には、前記被加工物を加工する第1切削部が形成され、
前記刃部の先端側には、前記回転する方向にねじれた少なくとも一条の第2溝と、前記刃部の外周側の前記第2溝に沿った第2切刃とを有し、
前記刃部の前記先端側には、前記被加工物を加工する第2切削部が形成されていることを特徴とする。
また、第2の態様の切削工具は、第1の態様の切削工具において、前記第1溝と前記第2溝が交差されて形成されていることを特徴とする。
また、第3の態様の切削工具は、第1又は第2の態様の切削工具において、前記第1切削部と前記第2切削部が同数形成されていることを特徴とする。
また、第4の態様の切削工具は、第1〜第3のいずれかの態様の切削工具において、前記第1切削部と前記第2切削部が少なくても2個以上形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様の切削工具は、第1〜第4のいずれかの態様の切削工具において、前記首部には、前記首部の外径より太い外径で形成されたシャンクが繋がれており、
前記シャンクと前記首部との繋ぎ部分には、前記シャンクから前記首部に向かって徐々に縮径されて形成されたテーパー部を有していることを特徴とする。
更に、本発明の別の態様の切削装置は、第1〜第5のいずれかの態様の切削工具を備えたことを特徴とする。
第1〜第3のいずれかの態様の切削工具によれば、首部側にある第1切削部の第1切刃及び第1溝が切削工具の回転方向と反対の向きにねじれて形成されていることで、被加工物の裏面の切削をスムーズに行うことができるようになる。たとえば、切削工具が右回りに回転する場合、切刃及び溝は左ねじれで形成されるようになり、反対に、左回りに回転する場合、切刃及び溝は右ねじれで形成されるようになる。そして、回転方向に対し溝及び切刃が反対の向きに形成されることで、切削時に切り出される被加工物の切片は回転方向と反対の向きのねじれを有する切刃及び溝によって刃部の先端側にスムーズに排出されるようになる。
更に、先端部にある第2切削部の第2切刃及び第2溝が切削工具の回転方向と同じ向きにねじれて形成されていることで、被加工物の表面の切削をスムーズに行うことができるようになる。
また、第1〜第3のいずれかの態様の切削工具によれば、切り出された切片が刃部の先端側に排出されるため、被加工物や作業者に切片が付着しり飛散したりすることが抑制され、切削作業の作業性を高めることができる。また、第1の態様の切削工具によれば、簡単な構造であるため、切削工具を容易に、且つ、低コストで製造することができるようになる。なお、貫通孔とは、ストレートに形成された孔に限られず、ねじ切りされてねじ山が形成されたタップ穴等のように孔の一部が加工されたもの含まれる。
また、第1〜第3のいずれかの態様の切削工具によれば、小型の刃部及び首部を有する切削工具としても、第1溝及び第1切刃に形成されるねじれの方向を回転方向と反対の向きとすることで、裏面の切削時にかかる力が軽減されるため、高い耐久性を得ることができ、破損や損傷を抑制することができる。
また、第1〜第3のいずれかの態様の切削工具によれば、小型の刃部及び首部を有する切削工具としても、第2溝及び第2切刃に形成されるねじれの方向を回転方向の向きとすることで、表面の切削時にかかる力が軽減されるため、高い耐久性を得ることができ、破損や損傷を抑制することができる。
また、第4の態様の切削工具によれば、前記第1切削部と前記第2切削部が少なくても2個以上形成されていることで、効率的に作業かできる。
また、第5の態様の切削工具によれば、シャンクと首部とを繋ぐ部分を縮径して形成することで、切削時に被加工物に押し当てる際に受ける応力に耐えることができるようになり、切削工具の破損や変形等を抑制することができるようになる。
第6の態様の切削装置によれば、第1〜第5のいずれかの態様の切削工具の効果を奏する切削装置を得ることができる。
実施形態に係る切削工具の側面図である。 実施形態に係る切削工具の刃部の側面を拡大した図面代用写真である。 図3Aは実施形態の切削工具の被加工物の裏面加工を行なう工程を示した側面図であり、図3Bは図3Aに続く加工の工程を示した側面図であり、図3Cは加工中の状態を示した図3BのIIIC部の拡大図である。 図4Aは図3Bに続く裏面加工の工程を示した側面図であり、図4Bは切削の過程を説明する簡略図であり、図4Cは図4Aに続く加工の工程を示した側面図である。 切削工具の表面加工を行う工程の側面図である。 切削工具の他の実施形態を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための切削工具及びこの切削工具を備えた切削装置を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではない。本発明は、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態]
図1〜図4を参照して、本発明の実施形態に係る切削工具10を説明する。本発明の実施形態に係る切削工具10は、図3及び図4に示したように、被加工物19にドリルやエンドミル等の工具を用いて形成された貫通孔22の裏面21にできた、バリを取り除いたり、貫通孔の角部の面取りをしたりするものである。なお、被加工物19の裏面21とは、被加工物19の一方の面、すなわち貫通孔22を形成するためにドリル等を入れていく側を表面20とし、この表面20に対して、被加工物19の他方側、すなわち貫通孔22が形成されたとき切削工具10が突出する側を裏面21としている。また、貫通孔22は、単なる孔として説明するが、これに限らず、ねじ山が形成されたタップ穴としてもよい。
被加工物の加工は、切削装置に実施形態の切削工具10を取り付け、所定のプログラムにより自動で行なわれる。このような切削装置としては、NC旋盤やマシニングセンタ等があげられる。なお、このような切削装置は公知のものであるので、詳細な説明は省略する。
実施形態の切削工具10は、図1及び図2に示すように、金属製材料により一体に形成されたシャンク11と首部13と刃部14とで構成されている。シャンク11は、所定長さであって所定の外径を有する棒状体で形成されており、一方側が首部13とつながれ、他方側が切削装置に取り付けられる部分となっている。
首部13は、所定長さの、シャンク11や刃部14より細い外径を有する棒状体で形成されており、一方側が刃部14と繋がれ、他方側がシャンク11と繋がれている。首部13の長さは、加工を行なう被加工物19の厚さに関係し、刃部14を被加工物19の裏面21に当接可能な長さとなっている。そのため、首部の長さは加工する被加工物に合わせて選択が可能である。
また、シャンク11と首部13とが繋がれた部分は、シャンク11側から首部13側に向かって細くなるように縮径されたテーパー部12が形成されている。このようにテーパー部12を設けることで、シャンク11と首部13とが繋がれた部分を強化することができ、切削時にかかる応力により損傷や破損することを抑制することができる。
刃部14は、所定長さの、首部13より太い外径を有する棒状体で形成されており、一方側が先端部15となり、他方側が首部13とつながれている。刃部14には、複数の第1溝16、実施形態では3条の第1溝16が形成されている。これら第1溝16は、切削工具10が回転する方向とは反対の向きにねじれて形成されている。すなわち、切削工具10が右回転する場合、ねじれの向きは左ねじれで形成されるようになる。また、切削工具が左回転する場合、ねじれの向きは右ねじれで形成されるようになる。なお、実施形態の切削工具10では、右回転する場合を説明するため、ねじれの向きは左ねじれで形成されている。
更に刃部14の先端側15には、複数の第2溝26、実施形態では3条の第2溝26が形成されている。これら第2溝26は、切削工具10が回転する方向の向きにねじれて形成されている。すなわち、切削工具10が右回転する場合、ねじれの向きは右ねじれで形成されるようになる。また、切削工具が左回転する場合、ねじれの向きは左ねじれで形成されるようになる。なお、実施形態の切削工具10では、右回転する場合を説明するため、ねじれの向きは右ねじれで形成されている。
また、刃部14の首部側には、第1溝16に沿って第1切刃17が形成されている。この第1切刃17は、第1溝16の数と対応して形成されるため、実施形態では3本の切刃が形成されている。そして、首部13側の刃部14には、被加工物裏面19の加工される部分に押し当てて切削を行なう第1切削部18が形成されている。この第1切削部18は、第1切刃17を所定の角度θ1で傾斜させて形成されている。この角度θ1は、切削工具の軸線に対して例えば45°で形成されている。なお、この角度θ1は、被加工物が加工される角度とすることができ、45°に限られず、任意の角度で形成することができる。
また、刃部14の先端側には、第2溝26に沿って第2切刃24が形成されている。この第2切刃24は、第2溝26の数と対応して形成されるため、実施形態では3本の切刃が形成されている。そして、先端側の刃部14には、被加工物表面20の加工される部分に押し当てて切削を行なう第2切削部25が形成されている。この第2切削部25は、第2切刃24を所定の角度θ2で傾斜させて形成されている。刃部14の先端部15側は、角度θ2で傾斜して形成されている。このように先端部15を傾斜して形成させることで、被加工物に形成した貫通孔に挿入させやすくなり、また、被加工物の表面に損傷させることを抑制することができる。なお、この角度θ2は例えば45°で形成されているが、これに限らず、任意の角度で形成することができる。
次に、図3及び図4を参照して実施形態の切削工具10の裏面の加工の工程について説明する。なお、図3及び図4では、説明のために被加工物19を断面図で示している。
まず、実施形態の切削工具10により加工を行なう前提として、図3Aに示すように、あらかじめドリルやエンドミル等により、被加工物19に貫通孔を形成する。この貫通孔22の直径は、実施形態の切削工具10の刃部14の直径より大きいものである。
図3Aに示すように、実施形態の切削工具10を被加工物19の表面20の貫通孔22から挿入し、刃部14の第1切削部18が被加工物19の加工する部分と対応するように配置する。その後、図3Bに示すように、切削工具10が右回転して被加工物19の裏面21の加工する貫通孔22の周囲の部分に切削工具10の第1切削部18が当接することで、被加工物19の切削を行なう。このとき、図3Cに示すように、被加工物19を切削した屑23は、刃部14に形成した左ねじれの溝16を通り、被加工物19の下側に排出するようになる。
そして、図4A及び図4Bに示すように、切削工具10を貫通孔22の外周に沿って少なくとも一周させ、貫通孔22の裏面21側の周囲の加工を行なう。このとき、面取りを深く行なうような場合は、貫通孔の外周を数回に亘って周回させるようにしてもよい。被加工物19の裏面21の貫通孔22の周囲の加工が終了した後、図4Cに示すように、切削工具10を被加工物19の貫通孔22から抜き出すことで、被加工物の加工が終了、若しくは、次の加工が行なわれるようになる。以上の工程が、実施形態の切削工具を使用した被加工物の裏面の加工の工程となる。
次に、図5を参照して実施形態の切削工具10による被加工物19の表面の加工の工程について説明する。なお、図5では、説明のために被加工物19を断面図で示している。
まず、実施形態の切削工具10により加工を行なう前提として、図5に示すように、あらかじめドリルやエンドミル等により、被加工物19に貫通孔22を形成する。この貫通孔22の直径は、実施形態の切削工具10の刃部14の直径より大きいことが望ましい。あるいは、切削工具10の先端部の刃部14の第2切削部25で被加工物19に貫通孔を形成することもできる。
図5に示すように、実施形態の切削工具10を被加工物19の表面20に、刃部14の第2切削部25が加工する部分と対応するように、配置する。その後、切削工具10が右回転して被加工物19の表面20の加工する貫通孔22の周囲の部分に切削工具10の第2切削部25が当接することで、被加工物19の切削を行なう。このとき、図3Cに示すように、被加工物19を切削した屑は、刃部14に形成した右ねじれの第2溝26を通り、被加工物19の外側に排出される。
以上より、被加工物19の表面20の最適な面取りやバリ取りを行なうことができるようになる。なお、切削の工程は図1〜図4に示したものと共通するので、その詳細な説明は省略する。
次いで、他の実施形態の切削工具10Aについて、図6を用いて説明する。この切削工具10Aは金属製材料により一体に形成されたシャンク11と首部13と刃部14とで構成されている。シャンク11は、所定長さであって少し太めの外径を有する棒状体で形成されており、傾きのあるテーパー部12によって首部13とつながっている。更に、刃部14は、第2切刃24、第2切削部25、第2溝26を図1〜図5に示した実施形態の切削工具10よりも先端側15に向かって長くしたものである。これにより、別の実施形態の切削工具10Aでは、図1〜図5に示した実施形態の切削工具10よりも先端側が鋭利となり、切削加工はもとより、穴あけ加工にもより効果的な機能を有する切削工具を提供できるようになる。
10、10A:切削工具
11:シャンク
12:テーパー部
13:首部
14:刃部
15:先端部
16:第1溝
17:第1切刃
18:第1切削部
19:被加工物
20:表面
21:裏面
22:貫通孔
23:屑
24:第2切刃
25:第2切削部
26:第2溝

Claims (6)

  1. 被加工物に形成された貫通孔の一方側から挿入し、前記被加工物の他方側の前記貫通孔の周囲を回転しながら加工する刃部と、前記刃部と繋がれた前記刃部の外径より細い外径の首部とを有する切削工具であって、
    前記刃部の首部側には、前記回転する方向に対して反対の向きにねじれた少なくとも一条の第1溝と、前記刃部の外周側の前記第1溝に沿った第1切刃とを有し、
    前記刃部の前記首部側には、前記被加工物を加工する第1切削部が形成され、
    前記刃部の先端側には、前記回転する方向にねじれた少なくとも一条の第2溝と、前記刃部の外周側の前記第2溝に沿った第2切刃とを有し、
    前記刃部の前記先端側には、前記被加工物を加工する第2切削部が形成されていることを特徴とする切削工具。
  2. 前記第1溝と前記第2溝が交差されていることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記第1切削部と前記第2切削部が同数形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の切削工具。
  4. 前記第1切削部と前記第2切削部が少なくても2個以上形成されていること特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の切削工具。
  5. 前記首部には、前記首部の外径より太い外径で形成されたシャンクが繋がれており、
    前記シャンクと前記首部との繋ぎ部分には、前記シャンクから前記首部に向かって徐々に縮径されて形成されたテーパー部を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の切削工具。
  6. 前記請求項1〜5のいずれかに記載の切削工具を備えたことを特徴とする切削装置。
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