JP2016108460A - 燃料、燃料の製造方法及び炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼性の悪い炭素繊維を含む廃棄物を焼成炉等において有効利用する。【解決手段】炭素繊維含有廃棄物(WC)からなり、含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下であることを特徴とする燃料。この燃料と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを揮発分が10%以上となるように混合して燃料としてもよい。この燃料を、セメントキルン11の窯前11a、窯尻11b又は主バーナ12の少なくとも一箇所からセメントキルンに投入してもよく、セメントキルン以外にも、他の焼成炉において焼成温度600℃以上、酸素濃度1%以上で焼成することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、炭素繊維を含む廃棄物から燃料を製造する方法、及びその方法で製造された燃料、並びに炭素繊維含有廃棄物を燃焼処理する方法に関する。
従来、炭素繊維強化プラスチック等が廃棄された際に生じる炭素繊維含有廃棄物は、廃プラスチックに分類され、埋立処分や焼却・燃焼処理されていた。例えば、特許文献1には、炭素繊維を含む廃プラスチックを平均粒径が3mm以下になるように粉砕し、セメントキルンの内部温度が1200℃以上である位置に供給して燃焼させる処理方法が記載されている。
また、特許文献2には、使用済み繊維強化プラスチック(以下「廃FRP」という。)を破砕した後、セメント製造設備で熱源として利用することが記載されている。さらに、特許文献3には、塊状に破砕された廃FRPに石炭を同量以上混合し、この混合物を1mm以下に粉砕して混合粉末燃料を製造する技術が記載されている。
特開2007−131463号公報 特開平6−8247号公報 特開2002−20772号公報
しかし、廃棄物中の炭素繊維は燃焼性が悪いため、上記特許文献に記載の技術を用いて炭素繊維含有廃棄物を燃料等として利用しても焼成炉等において有効利用することは困難であった。
そこで、本発明は、燃焼性の悪い炭素繊維を含む廃棄物を焼成炉等において有効利用することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究した結果、炭素繊維含有廃棄物中の炭素繊維の平均繊維長を500μm以下とすることで、燃焼効率を向上させ、焼成炉等において有効利用することができる燃料を製造することができることを見い出した。
ここで、炭素繊維含有廃棄物とは、炭素繊維を用いた複合材料である炭素繊維強化プラスチックや炭素繊維強化炭素複合材料からなる航空・宇宙航空機、自動車、ゴルフクラブのシャフト等のスポーツ用品、建築材料、プラスチック製品、医療機器等の部品の廃棄物や、炭素繊維そのものを含む廃棄物をいう。尚、炭素繊維とは、アクリル繊維やピッチ等の原料を高温で炭化して得られた繊維であって、質量比で90%以上が炭素で構成されるような繊維をいう。また、炭素繊維強化プラスチックとは、炭素繊維を織ってシート状にし、このシート状物に樹脂を含浸させた後、加熱して成形したものであり、炭素繊維強化炭素複合材料とは、炭素繊維強化プラスチックを熱処理して母材のプラスチックを炭化させたものであって、カーボンカーボン複合材料等と呼ばれるものである。
上記燃料と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを揮発分が10%以上となるように混合して燃料としてもよい。
ASR(Automobile Shredder Residue)は、自動車を破砕した際に生じる残さであって、使用済みの自動車からドア、エンジン、エアバッグ等を取り外し、破砕して有用金属を回収した後の残さである。RDF(Refuse Derived Fuel)は、生ごみやプラスチックごみ等の廃棄物の発熱量を調整して得られた固形化燃料である。また、RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)は、民間企業から分別された不純物の少ない産業廃棄から得られた高カロリーの固形化燃料である。
また、炭素繊維含有廃棄物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、前記炭素繊維含有廃棄物が含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となり、かつ全体の揮発分が10%以上となるように混合粉砕して燃料とすることもできる。
さらに、本発明は、炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法であって、炭素繊維含有廃棄物を、含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となるように粉砕し、該粉砕物を焼成炉へ投入し、焼成温度600℃以上、酸素濃度1%以上で焼成することを特徴とする。これにより、焼成炉において炭素繊維含有廃棄物を燃料として有効利用することができる。
前記粉砕物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、揮発分が10%以上となるように混合し、該混合物を前記焼成炉へ投入してもよい。
さらに、炭素繊維含有廃棄物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、前記炭素繊維含有廃棄物が含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となり、かつ全体の揮発分が10%以上となるように混合粉砕し、該混合粉砕物を前記焼成炉へ投入してもよい。
前記粉砕物、前記混合物又は前記混合粉砕物を、セメントキルンの窯前、窯尻又は主バーナの少なくとも一箇所から該セメントキルンに投入することができる。
以上のように、本発明によれば、燃焼性の悪い炭素繊維を含む廃棄物を焼成炉等において有効利用することができる。
本発明に係る炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法の第1実施形態を実施するためのシステムの全体構成図である。 本発明に係る炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法の第2実施形態を実施するためのシステムの全体構成図である。 本発明に係る方法で製造した燃料と微粉炭等の燃焼性を比較したグラフである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法の第1実施形態を実施するためのシステムを示し、この処理システム1は、受け入れた炭素繊維含有廃棄物WCを貯留するタンク2と、タンク2からの炭素繊維含有廃棄物WCを段階的に破砕及び粉砕する二軸せん断破砕機4、カッターミル5及び縦型ミル6と、縦型ミル6からの粉砕物Pをセメント製造装置10に投入する投入装置7とで構成される。
二軸せん断破砕機4は、2本の軸の各々に鋭利な回転刃が設けられ、処理対象物を噛み込んで破砕する装置である。二軸せん断破砕機4に代えて、一軸せん断破砕機、四軸せん断破砕機、ロールクラッシャー、インパクトクラッシャー等を用いてもよい。
カッターミル5は、ロータに装着されたカッタと、ケーシングに装着された固定刃とで、せん断力を利用して挟み切るように処理対象物を破砕する装置であって、衝撃力を受けても力を吸収したり、延びたりして細かく破砕することが困難な物を破砕するのに適する。カッターミル5に代えて、ロータリーミル、ハンマーミル等を用いてもよい。
縦型ミル6は、水平回転するテーブルと、テーブル凹部上面に沿うように取り付けられた複数のローラとを有し、テーブルとローラの間の処理対象物を粉砕する装置であって、粉砕された処理対象物はテーブルの外周方向に移動し、上昇気流でセパレータに運ばれて分級される。縦型ミル6に代えて、ボールミル、ディスクミル等を用いてもよい。
投入装置7には、スクリュー式、エゼクタ式の空気流動式のものや、ロータリフィーダ、スクリューフィーダ等が用いられる。
上記処理システム1によって得られた粉砕物Pを燃料として用いるセメント焼成装置10は、セメント原料CRを予熱するためサイクロンを多段に重ねたプレヒータ16と、セメント原料CRを仮焼する仮焼炉15と、主バーナ12等を備えてセメント原料CRを焼成するセメントキルン(ロータリーキルン)11と、セメントキルン11から排出されたセメントクリンカを冷却するクリンカクーラ13等で構成される。
次に、上記構成を有する処理システム1による炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法について説明する。
受け入れた炭素繊維含有廃棄物WCをタンク2に一時的に貯留した後、二軸せん断破砕機4、カッターミル5及び縦型ミル6でこの順に、最終的に炭素繊維含有廃棄物WCに含まれる炭素繊維の平均繊維長が500μm以下になるように粉砕する。
縦型ミル6からの粉砕物Pを、投入装置7を介してセメントキルン11の窯前11a、窯尻11bに投入したり、主バーナ12からセメントキルン11内に投入して燃料として使用しセメント原料CRを焼成する(図示例は、窯尻11bに投入した場合を示している)。窯前11a、窯尻11b、主バーナ12のいずれか一箇所からセメントキルン11に投入してもよく、複数箇所から投入してもよい。
尚、上記実施形態では、縦型ミル6からの粉砕物Pを投入装置7によってセメント製造装置10に投入したが、縦型ミル6と投入装置7との間にタンクを設け、粉砕物Pを一旦タンクに貯留した後投入装置7でセメント製造装置10に投入してもよい。
図2は、本発明に係る炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法の第2実施形態を実施するためのシステムを示し、この処理システム21は、炭素繊維含有廃棄物WCを貯留するタンク2に加え、受け入れた樹脂WRを貯留するタンク3を備え、二軸せん断破砕機4、カッターミル5及び縦型ミル6によってタンク2、3からの炭素繊維含有廃棄物WC及び樹脂WRを段階的に破砕及び粉砕する点が図1に示した処理システム1と異なり、他の構成は処理システム1と同じである。そこで、処理システム21において、処理システム1と同様の構成要素は、処理システム1と同一の参照番号を付して説明を省略する。
上記構成を有する処理システム21において、受け入れた炭素繊維含有廃棄物WCと樹脂WRとをタンク2、3に一時的に貯留した後、両者を二軸せん断破砕機4、カッターミル5及び縦型ミル6でこの順に、最終的に炭素繊維含有廃棄物WCに含まれる炭素繊維の平均繊維長が500μm以下になるように混合粉砕する。また、混合粉砕物Mの揮発分が10%以上となるように、二軸せん断破砕機4への炭素繊維含有廃棄物WC及び樹脂WRの投入量を調節する。樹脂WRには、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂のいずれも使用することができる。
縦型ミル6からの混合粉砕物Mを、投入装置7を介してセメントキルン11の窯前11a、窯尻11bに投入したり、主バーナ12からセメントキルン11内に投入して燃料として使用しセメント原料CRを焼成する(図示例は、窯尻11bに投入した場合を示している)。窯前11a、窯尻11b、主バーナ12のいずれか一箇所からセメントキルン11に投入してもよく、複数箇所から投入してもよい。
尚、上記実施形態では、縦型ミル6からの混合粉砕物Mを投入装置7によってセメント製造装置10に投入したが、縦型ミル6と投入装置7との間にタンクを設け、混合粉砕物Mを一旦タンクに貯留した後投入装置7でセメント製造装置10に投入してもよい。
また、上記実施形態では、炭素繊維含有廃棄物WCと樹脂WRとを二軸せん断破砕機4、カッターミル5及び縦型ミル6で混合粉砕したが、炭素繊維含有廃棄物WCのみをこれらの装置で粉砕し、炭素繊維含有廃棄物WCに含まれる炭素繊維の平均繊維長が500μm以下にした後、粉砕物を樹脂WRと混合して混合物の揮発分が10%以上となるようにしてもよい。
次に、本発明に係る炭素繊維廃棄物の燃焼処理方法の試験例について説明する。
実施例1〜5として、炭素繊維そのものの粉砕物と、炭素繊維の粉砕物とASR、石炭、樹脂(エポキシ樹脂)、廃プラスチック(以下「廃プラ」という。)、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉の各々の混合物と、比較例1、2として2種類の微粉炭の燃焼性を比較した。これらの性状は表1に示す通りである。これらを別々に1400℃、酸素濃度7%の電気炉内で燃焼させた。
Figure 2016108460
図3は、上記試験結果を示し、グラフの横軸は炉内での滞留時間を、縦軸は試料の燃焼後の未燃炭素率を示す。図3から分かるように、実施例1の炭素繊維の粉砕物でも燃料ととして使用できる程度の燃焼性を示し、ASR等と混合した実施例2〜6では、さらに燃焼性が向上し、滞留時間が短いと微粉炭の燃焼性には及ばないが、滞留時間が0.8秒を超えると略々微粉炭並みに燃焼し、微粉炭代替燃料として十分使用でき、実施例7〜12では、微粉炭と同等又は微粉炭以上の燃焼性を示すことが分かる。
尚、上記実施の形態においては、炭素繊維含有廃棄物WCの粉砕物P、又は炭素繊維含有廃棄物WCと樹脂WRとの混合粉砕物Mをセメント焼成装置10で燃焼処理(燃料として使用)する場合について説明したが、樹脂WR以外にも、ASR、石炭、廃プラ、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上を使用することができる。
また、上記炭素繊維含有廃棄物WCの粉砕物P、及び混合粉砕物M等は、セメント焼成炉以外にも、焼成温度が600℃以上で、酸素濃度が1%以上の他の焼成炉に投入して燃料として使用することができ、焼成炉以外の装置においても燃料として使用することができる。
1、21 処理システム
2、3 タンク
4 二軸せん断破砕機
5 カッターミル
6 縦型ミル
7 投入装置
10 セメント焼成装置
11 セメントキルン
12 主バーナ
13 クリンカクーラ
15 仮焼炉
16 プレヒータ
CR セメント原料
M 混合粉砕物
P 粉砕物
WC 炭素繊維含有廃棄物
WR 樹脂

Claims (9)

  1. 炭素繊維含有廃棄物からなり、含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下であることを特徴とする燃料。
  2. 請求項1に記載の燃料と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上からなり、揮発分が10%以上であることを特徴とする燃料。
  3. 炭素繊維含有廃棄物を、含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となるように粉砕することを特徴とする燃料の製造方法。
  4. 前記炭素繊維含有廃棄物の粉砕物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、揮発分が10%以上となるように混合することを特徴とする請求項3に記載の燃料の製造方法。
  5. 炭素繊維含有廃棄物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、前記炭素繊維含有廃棄物が含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となり、かつ全体の揮発分が10%以上となるように混合粉砕することを特徴とする燃料の製造方法。
  6. 炭素繊維含有廃棄物を、含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となるように粉砕し、該粉砕物を焼成炉へ投入し、焼成温度600℃以上、酸素濃度1%以上で焼成することを特徴とする炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法。
  7. 前記粉砕物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、揮発分が10%以上となるように混合し、該混合物を前記焼成炉へ投入することを特徴とする請求項6に記載の炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法。
  8. 炭素繊維含有廃棄物と、ASR、石炭、樹脂、廃プラスチック、RDF、RPF、廃タイヤ、木屑、下水汚泥、廃油及び肉骨粉からなる群から選択される少なくとも一種以上とを、前記炭素繊維含有廃棄物が含有する炭素繊維の平均繊維長が500μm以下となり、かつ全体の揮発分が10%以上となるように混合粉砕し、該混合粉砕物を前記焼成炉へ投入することを特徴とする請求項6に記載の炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法。
  9. 前記粉砕物、前記混合物又は前記混合粉砕物を、セメントキルンの窯前、窯尻又は主バーナの少なくとも一箇所から該セメントキルンに投入することを特徴とする請求項6、7又は8に記載の炭素繊維含有廃棄物の燃焼処理方法。
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