JP2016098288A - アクリルゾル組成物 - Google Patents

アクリルゾル組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016098288A
JP2016098288A JP2014235431A JP2014235431A JP2016098288A JP 2016098288 A JP2016098288 A JP 2016098288A JP 2014235431 A JP2014235431 A JP 2014235431A JP 2014235431 A JP2014235431 A JP 2014235431A JP 2016098288 A JP2016098288 A JP 2016098288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
resin
parts
acrylic
blocked isocyanate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014235431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6417195B2 (ja
Inventor
整 冨谷
Hitoshi Tomitani
整 冨谷
佐藤 匡弘
Masahiro Sato
匡弘 佐藤
高田 あゆみ
Ayumi Takada
あゆみ 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Asahi Rubber Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Asahi Rubber Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Asahi Rubber Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014235431A priority Critical patent/JP6417195B2/ja
Publication of JP2016098288A publication Critical patent/JP2016098288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6417195B2 publication Critical patent/JP6417195B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】、焼付条件によらずに好適に焼付、硬化が可能なアクリルゾル組成物を提供する。
【解決手段】アクリル系樹脂と、UV硬化型樹脂と、解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を60〜30質量%、解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を40〜70質量%含有するブロックイソシアネート樹脂と、を含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、シーリング材として用いられるアクリルゾル組成物に関する。
シーリング材が自動車の鋼板接合部に用いられる場合には、ライン焼付工程の条件に依存せず使用でき、エアー膨れなどを抑制できるシーリング材が求められる。そこで従来、紫外線照射による紫外線樹脂の硬化で材料を固定化することができるシーリング材が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献2の技術は、UV未硬化部分を熱によって硬化させ、鋼板などの被着体との接着性を確保するため、熱により紫外線硬化樹脂と反応する熱重合開始剤を併用している。
特開2011−63637号公報 特開2013−223838号公報
前記紫外線硬化型シーリング材は、紫外線照射による紫外線樹脂の硬化の後、焼付工程が行われる。一般的に自動車用の塗装ラインの焼付工程は、塗装の仕様、オーブン固有の条件、シーリング材以外の部材との関係などにより、焼付温度や、時間、昇温速度などの焼付条件が適宜設定される。
焼付条件の違いに伴いシーリング材の組成を変更するなど、各条件に応じてシーリング材を変更する必要が生じる場合があり、その都度シーリング材組成物の配合を調整する作業が発生していた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、焼付条件によらずに好適に焼付、硬化が可能なアクリルゾル組成物を提供することを目的とする。
本発明に係るアクリルゾル組成物は、上述した課題を解決するために、アクリル系樹脂と、UV硬化型樹脂と、解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を60〜30質量%、解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を40〜70質量%含有するブロックイソシアネート樹脂と、を含有することを特徴とするアクリルゾル組成物。
本発明に係るアクリルゾル組成物においては、焼付条件によらずに好適に焼付、硬化を行うことができる。
アクリルゾル組成物の物温が100℃になるまで5分で昇温させた場合のアクリルゾル組成物の硬化反応の説明図。 アクリルゾル組成物の物温が100℃になるまで15分で昇温させた場合のアクリルゾル組成物の硬化反応の説明図。
本発明に係るアクリルゾル組成物の実施形態を説明する。本実施形態におけるアクリルゾル組成物は、例えば自動車の鋼板接合部のシーリング材、床裏やホイールハウスなどの車両部分に使用されるアンダーコート材、ロッカーパネル、ドア下部やフェンダーなどに使用される耐チッピング材などとして使用することができる。
本実施形態のアクリルゾル組成物は、アクリル系樹脂と、UV(紫外線)硬化型樹脂と、ブロックイソシアネート樹脂とを含有する。また、ブロックイソシアネート樹脂は、解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を60〜30質量%、解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を40〜70質量%含有する。
アクリル系樹脂としては、例えば、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステルなどから選ばれるモノマーの単一重合体や共重合体などを使用することができる。モノマーとしては、具体的には、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、ter−ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、ter−ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなどを使用することができる。また、共重合成分として、スチレン、α−メチルスチレン、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸などを使用することができる。本タイプは微粒子形状であり、特にコア部およびシェル部から構成されているコア−シェル型を使用することが好ましい。コア部には特にゲル化の早いブチルメタクリレートを使用するのが好ましい。
本実施形態におけるアクリルゾル組成物がシーリング材として用いられる場合、通常0.5〜2.5mm程度の厚みで使用(塗布)される。紫外線がシーリング材の深部まで硬化するために、光透過性を高める必要がある。塩ビ樹脂は、光透過性がアクリル樹脂よりも劣る。そのため、光透過性を維持するために、本実施形態においてはアクリル系樹脂が使用される。
UV硬化型樹脂としては、反応性ウレタンオリゴマーであって、イソシアネートとポリオールを反応させたウレタン構造を持ち、かつ、分子末端がアクリロイル基などのラジカル重合性の炭素−炭素二重結合を有するオリゴマーを使用することができる。
脂肪族系イソシアネートとしては、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、2,4,4−または2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネートを使用することができる。
芳香族イソシアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4、4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−4,4’−ビフェニレンジイソソアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート、または上記のアダクト体、ヌレート体、ビュレット体などを使用することができる。
その他、イソホロンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネートなどを使用することができる。
ポリオールとしては、代表的なものでは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールがある。ポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トロメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ソルビトール、しょ糖、アコニット糖、トリメリット酸、ヘミメリット酸、燐酸、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリイソプロパネールアミン、ピロガロール、ジヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシフタール酸、1,2,3−プロパントリチオールなどの活性水素原子を少なくとも2個有する化合物の1種または2種以上を開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフラン、シクロヘキシレンなどのモノマーの1種または2種以上を常法により付加重合したもの、または上記モノマーをカチオン触媒、プロトン酸、ルイス酸などを触媒として開環重合したものを使用することができる。
ポリエステルポリオールとしては、縮合ポリエステルポリオール、ラクトン系ポリエステルポリオール、ポリカーボネートジオールを含むポリエステルポリオールなどを使用することができる。
その他、ポリブタジエン系ポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、ポリエーテルポリオールの中でアクリロニトリル単独またはアクリロニトリルとスチレン、アクリルアミド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよび酢酸ビニルの群から選ばれる少なくも1種との混合モノマーを重合またはグラフト重合させたポリマーポリオールなどがあげられる。
密着成分としてのブロックイソシアネート樹脂としては、ブロックイソシアネート含有ウレタンプレポリマーを使用するのが好ましい。ブロックイソシアネート含有ウレタンプレポリマーは、イソシアネート、およびポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールなどのポリオールを反応させて得られるポリウレタンの残存イソシアネートを、ブロック剤を用いてブロックしたものである。
ブロックイソシアネート含有ウレタンプレポリマーは、以下の手順に従って製造することができる。まず、ポリオールと過剰のポリイソシアネート化合物を反応させ、末端NCO含有ウレタンプレポリマーを得る。
ポリオールとしては、代表的なものでは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールがある。ポリエーテルポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トロメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ソルビトール、しょ糖、アコニット糖、トリメリット酸、ヘミメリット酸、燐酸、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリイソプロパネールアミン、ピロガロール、ジヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシフタール酸、1,2,3−プロパントリチオールなどの活性水素原子を少なくとも2個有する化合物の1種または2種以上を開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフラン、シクロヘキシレンなどのモノマーの1種または2種以上を常法により付加重合したもの、または上記モノマーをカチオン触媒、プロトン酸、ルイス酸などを触媒として開環重合したものを使用することができる。
ポリエステルポリオールとしては、縮合ポリエステルポリオール、ラクトン系ポリエステルポリオール、ポリカーボネートジオールを含むポリエステルポリオールなどを使用することができる。
その他、ポリブタジエン系ポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、ポリエーテルポリオールの中でアクリロニトリル単独またはアクリロニトリルとスチレン、アクリルアミド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよび酢酸ビニルの群から選ばれる少なくも1種との混合モノマーを重合またはグラフト重合させたポリマーポリオールなどを使用することができる。
上記ポリイソシアネート化合物としては、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、2,4,4−または2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネートなどの脂肪族系イソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロへキシルイソシアネート)、メチル2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロへキサン、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、クルードMDI、2,4−または2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネート、ジアニジンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、1,3−または1,4−キシリレンジイソシアネート、ω,ω単位−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼンなどの芳香族系イソシアネートなどを使用することができる。その他、イソホロンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネートなどを使用することができる。
次に、末端NCO含有ウレタンプレポリマーを適当なブロック剤と反応させて遊離のNCOをブロック化することにより、目的のブロックイソシアネート含有ウレタンプレポリマーを得る。
上記ブロック剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、イソノニルアルコール、ステアリルアルコールなどの1価アルコールまたはこれらの異性体;フェノール、クレゾール、キシロール、p−ニトロフェノール、アルキルフェノールなどのフェノール類;マロン酸メチル、マロン酸エチル、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトンなどの活性メチレン化合物;アセトアミド、アクリルアミド、アセトアニリドなどの酸アミド類;コハク酸イミド、マレイン酸イミドなどの酸イミド類;2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類;2−ピロリドン、ε−カプロラクタムなどのラクタム類;アセトキシム、メチルエチルケトオキシム、メチルイソブチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム、アセトアルドキシムなどのケトンまたはアルデヒドのオキシム類;メチルグリコール、エチルグリコール、エチルジグリコール、エチルトリグリコールなどのグリコール誘導体;ジシクロへキシルアミンなどのアミン化合物、その他エチレンイミン、重亜硫酸塩を使用することができる。
本実施形態においては、ブロックイソシアネート樹脂は、ブロック剤の解離温度が約110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂と、ブロック剤の解離温度が約85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂とを混合して用いる。好ましくは、解離温度が約120℃のブロックイソシアネート樹脂と、解離温度が約90℃のブロックイソシアネート樹脂とを混合して用いる。解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂は、脂肪族系イソシアネート、芳香族イソシアネートのいずれも使用でき、特に規定する必要はないが、特にヘキサメチレンジイソシアネートおよびトリレンジイソシアネートを使用するのが好ましい。解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂は、芳香族系イソシアネートを使用するのが好ましく、特にトリレンジイソシアネートを使用するのが好ましい。
UV硬化型樹脂は、アクリル系樹脂100質量部に対して、20〜300質量部含有されることが好ましく、特に50〜200質量部含有されることが好ましい。20質量部未満では、紫外線による硬化が不十分となり、300質量部を超えるとモノマーよりも分子量が大きいため粘度が高く、塗布作業性を著しく悪化させる傾向となるからである。
ブロックイソシアネート樹脂は、解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を60〜30質量%含有するのが好ましい。また、解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を40〜70質量%含有するのが好ましい。解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂が30質量%未満、また、60質量%を超えると被着体への接着性が不十分となるからである。解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂が40質量%未満、また、70質量%を超えると被着体への接着性が不十分となるからである。
ブロックイソシアネート樹脂は、アクリル系樹脂100質量部に対して、40〜200質量部含有されることが好ましく、特に60〜120質量部含有されることが好ましい。40質量部未満では、被着体への接着性が不十分となり、200質量部を超えると塗布作業性を著しく悪化させる傾向となるからである。
また、解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂は、アクリル系樹脂100質量部に対して、100〜20質量部含有されるのが好ましく、特に48〜24質量部含有されるのが好ましい。解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂は、アクリル系樹脂100質量部に対して、20〜100質量部含有されるのが好ましく、特に32〜56質量部含有されるのが好ましい。解離温度が110〜125℃および85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂がアクリル系樹脂100質量部に対してそれぞれ20質量部未満であると、被着体への接着性が不十分となるからである。解離温度が110〜125℃および85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂がアクリル系樹脂100質量部に対してそれぞれ100質量部を超えると、塗布作業性(ノズルからの吐出性)を悪化させるためである。
本実施形態におけるアクリルゾル組成物には、アクリル系樹脂、UV硬化型樹脂およびブロックイソシアネート樹脂の他に、必要に応じて、可塑剤、熱ラジカル発生剤、充填剤、重合開始剤などを含有させることができる。また、アクリルゾル組成物は、ブロックイソシアネート樹脂と反応する潜在性硬化剤を含有する。
可塑剤としては、例えば、フタル酸エステル、リン酸エステル、アジピン酸エステル、セバチン酸エステル、スルホン酸エステル系可塑剤など、公知の可塑剤を使用することができる。例えば、フタル酸エステル系可塑剤としては、ジメチルフタレート(DMP)、ジエチルフタレート(DEP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジヘキシルフタレート(DHP)、ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジイソデシルフタレート(DIDP)、ブチルベンジルフタレート(BBP)、ジイソノニルフタレート(DINP)、ジノニルフタレート(DNP)などを使用することができる。リン酸エステル系可塑剤としては、トリクレジルホスフェート(TCP)、トリキシリレンホスフェート(TXP)などを使用することができる。アジピン酸エステル系可塑剤としては、ジオクチルアジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)などを使用することができる。セバチン酸エステル系可塑剤としては、ジブチルセバケート(DBS)、ジオクチルセバケート(DOS)などを使用することができる。スルホン酸エステル系可塑剤としては、アルキルスルホン酸フェニルエステルなどを使用することができる。上記可塑剤は、これらの1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができるが、特にフタル酸系可塑剤が好ましい。
可塑剤は、アクリル系樹脂100質量部に対して、200〜700質量部含有されることが好ましい。200質量部未満では、粘度が高く、塗布作業性を著しく悪化させる傾向となり、また、塗膜性能、特に柔軟性が損なわれる。700質量部を超えると塗膜性能、特に強度が損なわれ、また、被着体への接着性が不十分となるからである。可塑剤は、粘度調整で変量させることができるため、特に量を規定するものではないが、少量すぎると伸びが低下し、多量すぎると塗料密着性に影響を及ぼす恐れがある。通常は、添加すべき可塑剤の基本量に対して±20%程度で可塑剤の添加量が調整される。
熱ラジカル発生剤としては、例えばパーオキサイドを使用することができる。熱ラジカル発生剤は、アクリル系樹脂100質量部に対して、0.5〜5質量部含有されることが好ましく、特に1〜3質量部含有されることが好ましい。0.5質量部未満では、UV硬化型樹脂の硬化が不十分となり、塗膜性能の低下の懸念があり、5質量部を超えると貯蔵安定性低下の懸念があるからである。
充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレー、珪藻土、シリカ、タルクなどの無機充填剤を使用することができる。充填剤は、これらの1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。特に光透過性の高いシリカとの併用が好適である。また、必要に応じて、ガラスバルーン、樹脂バルーンまたは加熱時膨張する樹脂バルーンなどの中空粒子を配合することもできる。充填剤は、アクリル系樹脂100質量部に対して、50〜800質量部含有されることが好ましく、特に250〜450質量部含有されることが好ましい。粘度を調整する場合、50質量部未満では、塗布作業性を著しく悪化させる傾向となり、800質量部を超えると被着体への接着性が不十分となるからである。
潜在性硬化剤としては、例えばポリアミン系および変性物、芳香族アミン系および変性物、ヒドラジド系などをあげることができ、常温不活性であるが、特に加温により活性しイソシアネートと反応するものであればいずれも使用することができる。潜在性硬化剤は、アクリル系樹脂100質量部に対して、10〜80質量部含有されることが好ましく、特に20〜60質量部含有されることが好ましい。10質量部未満では、被着体への接着性が不十分となり、80質量部を超えると未反応物は多量に残り塗膜性能が低下するからである。
紫外線重合開始剤としては、例えばベンゾイン系、アルキルフェノン系(ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシアルキルフェノン、α−アミノアルキルフェノンなど)、アシルフォスフィンオキサイド系(モノアシルフォスフィンオキサイド、ビスアシルフォスフィンオキサイドなど)、チタノセン系、オキシムエステル系、オキシフェニル酢酸エステル系、テトラメチルチウラムジスルフィドなどの硫黄化合物などを使用することができる。
重合開始剤の中でも、厚膜の深部まで紫外線硬化させる必要から、アシルフォスフィンオキサイド系化合物を使用することが好ましい。また、アシルフォスフィンオキサイド系化合物にアルキルフェノン系のα−ヒドロキシアルキルフェノン系化合物を混合することが好ましい。重合効率の向上および表面硬化の促進を図ることができるからである。また、重合開始剤は表面硬化の促進と、深部までの硬化を促進する2系統を併用してもよい。
さらに、光重合開始効率を高めるために、光増感剤を組み合わせて使用してもよい。光増感剤としては、例えば、芳香族、脂肪族3級アミンなどを使用することができる。
なお、本発明のアクリルゾル組成物の塗布条件や硬化条件については、特に制限するものではないが、一例をあげると、塗布条件は、膜厚0.5mm〜2.5mm程度で、常温〜40℃程度である。紫外線硬化条件は、50mJ/cm〜2000mJ/cmである。
このような本実施形態におけるアクリルゾル組成物は、焼付条件によらずに界面剥離が起こりにくく、好適に焼付、硬化が可能となる。その理由を、以下図を用いて説明する。
図1は、アクリルゾル組成物の物温を100℃になるまで5分で昇温させた場合のアクリルゾル組成物の硬化反応の説明図である。
図2は、アクリルゾル組成物の物温を100℃になるまで15分で昇温させた場合のアクリルゾル組成物の硬化反応の説明図である。
アクリルゾル組成物は、アクリル系樹脂(アクリル樹脂)、解離温度が約120℃であるブロックイソシアネート樹脂(密着成分)、UV硬化型樹脂(UV樹脂)および潜在性硬化剤(硬化剤)を含有する。このアクリルゾル組成物においては、アクリルゾル組成物の温度80℃付近から開始されるアクリル系樹脂のゲル化反応と、120℃付近から開始されるブロックイソシアネート樹脂の架橋硬化反応と、100℃付近から開始されるUV硬化型樹脂の熱架橋硬化反応との3つの硬化反応が起こる。
具体的には、被着体(電着面)に対するアクリルゾル組成物の塗布後、UV照射によりUV硬化型樹脂がラジカル重合硬化し、重合率の大きいUV硬化型樹脂となる。アクリルゾル組成物の温度が80℃付近になると、アクリル系樹脂のゲル化反応が進行する。
ここで、昇温速度が速い図1の場合、密着成分としてのブロックイソシアネート樹脂などの他の樹脂と相溶しながら、アクリル系樹脂のゲル化が進行する。すなわち、アクリル系樹脂が可塑剤を吸収し膨潤し、同状態であるアクリル系樹脂と他の樹脂とが重なりあうことで一体化した塗膜となる。また、未反応のUV硬化型樹脂は焼付により硬化が進む。また、アクリルゾル組成物の温度が110℃付近になると、アクリル系樹脂のゲル化途中にUV硬化型樹脂残分の重合と密着成分との硬化反応が進む。アクリル系樹脂のゲル化塗膜と他の樹脂が相溶することと密着成分の表面官能基との結合で接着性が確保される。
一方、昇温速度が遅い図2の場合、アクリルゾル組成物の温度が80℃付近になると、アクリル系樹脂のゲル化反応のみが進行し、密着成分などの他の樹脂との相溶が起こらない。また、アクリルゾル組成物の温度が110℃付近になると、アクリル系樹脂のゲル化反応が進んだ後、UV硬化型樹脂の重合、密着成分の硬化反応と、それぞれの反応が個々に段階的に進行する。このため、特にアクリル系樹脂と他の反応樹脂との相溶が不充分となり、アクリル系樹脂が塗膜自体への接着性に機能しなくなることで、界面部の剥がれになるものと予想される。
以上の理由から、昇温速度が速い場合には、3つの硬化反応がほぼ同時に、または近接した時間で発現し、シーリング材を絡み合った状態で硬化することができる。しかし、緩やかに昇温させた場合、3つの硬化反応が単独で、時間差を持って進行してしまうことにより、接着性能が低下してしまう。このような課題を解決するため、本実施形態においては、解離温度が異なる2つのブロック剤を併用したブロックイソシアネート樹脂を用いることで、反応が単独で進む状態を防ぎ、緩やかに昇温する焼付条件下においても接着性を確保することができる。
以下、本発明に係るアクリルゾル組成物を実施例を用いてさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない。
[アクリルゾル組成物]
以下の実施例および比較例において、アクリルゾル組成物は、アクリル系樹脂としてブチルメタクリレートを含有するプラスチゾル用アクリルパウダー(三菱レーヨン(株)社製、ダイヤナールLP3106)、UV硬化型樹脂としてウレタンオリゴマー(サートマー社製、CN9002)、解離温度が約120℃のブロックイソシアネート樹脂としてポリイソシアネート化合物にヘキサメチレンジイソシアネートを使用したブロックイソシアネート含有ウレタンプレポリマー((株)アデカ社製、QR9402)、解離温度が約90℃のブロックイソシアネート樹脂としてポリイソシアネート化合物にトリレンジイソシアネートを使用したブロックイソシアネート含有ウレタンプレポリマー((株)三井化学社製、B7010S)、潜在性硬化剤としてポリアミン系硬化剤((株)ADEKA社製、EH3731S)を用いた。
また、可塑剤としてフタル酸エステル(DINP)(J−プラス社製、DINP)およびアルキルスルホン酸フェニルエステル系可塑剤(バイエル社製、メザモール)、熱ラジカル発生剤としてパーオキサイド(日本油脂(株)社製、パーブチルO)、充填剤としてシリカ(日本アエロジル(株)社製アエロジル200)、紫外線重合開始剤としてフォスフィンオキサイド系開始剤(BASFジャパン(株)社製、Irgacure819)を用いた。
[テストピース]
試験においては、鋼板に電着層を塗布した板で構成されたテストピースを用いた。テストピースは、幅70mm×奥行150mm×厚さ0.8mmの寸法を有し、このテストピースに対してアクリルゾル組成物が幅10mm×奥行100×厚さ2.5mmとなるように専用冶具により塗布した。テストピースは、300mJ/cmの条件による紫外線照射後、アクリルゾル組成物の物温が100℃まで昇温する時間を5分、15分、60分の3通りに設定して、卓上電気炉のようなオーブンを用いて焼付を行った。焼付工程においては、アクリルゾル組成物の物温が100℃まで昇温した後、アクリルゾル組成物の物温が130℃となる状態で20分維持した。
[試験および評価方法]
接着性試験は、焼付後のテストピースに対して、アクリルゾル組成物の爪剥離試験により行った。評価は、凝集破壊(Cohesive failure、Cf)、界面破壊(接着破壊、Adhesive Failure、Af)、および一部に界面破壊が発生した凝集破壊(Af、Cf混在)のいずれかで評価した。本実施例においては、界面破壊および界面破壊が発生した凝集破壊(一部でも界面剥離が発生したもの)については不適と評価した。
上記条件に基づいて、以下の通り実施例1〜6および比較例1〜5としてのテストピースを作製した。実施例1〜6および比較例1〜5においては、アクリルゾル組成物として、アクリル系樹脂100質量部に対して、UV硬化型樹脂を130質量部、潜在性硬化剤を40質量部、可塑剤を450質量部、熱ラジカル発生剤を1.2質量部、充填剤を340質量部、重合開始剤を2.4質量部含有した。
実施例1〜4および比較例1〜5においては、ブロックイソシアネート樹脂には、解離温度が約120℃のブロックイソシアネート樹脂と解離温度が約90℃のブロックイソシアネート樹脂とを、それぞれアクリル系樹脂100質量部に対して0〜80質量部の範囲で表1に示す配合で変化させた。一方、実施例5、6においては、アクリル系樹脂100質量部に対して解離温度が約120℃のブロックイソシアネート樹脂と解離温度が約90℃のブロックイソシアネート樹脂とを、それぞれ20質量部、100質量部含有した。
このような実施例1〜6および比較例1〜5の接着性の評価結果を表1に示す。
Figure 2016098288
以上のことから、本実施例のアクリルゾル組成物により形成される塗膜は、焼付工程の昇温速度によらずに界面剥離が起こることなく接着性に優れていることがわかる。すなわち、解離温度が120℃のブロックイソシアネート樹脂を60〜30質量%、解離温度が90℃のブロックイソシアネート樹脂を40〜70質量%含有するブロックイソシアネート樹脂を含有した実施例1〜6は、一部においても界面破壊が発生しなかった。これより本実施例におけるアクリルゾル組成物は、解離温度が異なる2つのブロック剤を併用したブロックイソシアネート樹脂を用いることで、反応が単独で進む状態を防ぎ、緩やかに昇温する焼付条件下においても接着性を確保することができることがわかった。

Claims (8)

  1. アクリル系樹脂と、
    UV硬化型樹脂と、
    解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を60〜30質量%、解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を40〜70質量%含有するブロックイソシアネート樹脂と、を含有することを特徴とするアクリルゾル組成物。
  2. 前記ブロックイソシアネート樹脂は、前記解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を前記アクリル系樹脂100質量部に対して100〜20質量部、前記解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を前記アクリル系樹脂100質量部に対して20〜100質量部含有する請求項1記載のアクリルゾル組成物。
  3. 前記ブロックイソシアネート樹脂は、前記解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂を前記アクリル系樹脂100質量部に対して48〜24質量部、前記解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂を前記アクリル系樹脂100質量部に対して32〜56質量部含有する請求項2記載のアクリルゾル組成物。
  4. 前記解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂は、脂肪族系イソシアネートまたは芳香族イソシアネートであり、
    前記解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂は、芳香族系イソシアネートである請求項1〜3のいずれか一項記載のアクリルゾル組成物。
  5. 前記解離温度が110〜125℃のブロックイソシアネート樹脂は、ヘキサメチレンジイソシアネートまたはトリレンジイソシアネートであり、
    前記解離温度が85〜95℃のブロックイソシアネート樹脂は、トリレンジイソシアネートである請求項4記載のアクリルゾル組成物。
  6. 前記ブロックイソシアネート樹脂は、解離温度が120℃のブロックイソシアネート樹脂と、解離温度が90℃のブロックイソシアネート樹脂とを含有する請求項1〜5のいずれか一項記載のアクリルゾル組成物。
  7. 前記アクリル系樹脂100質量部に対して、前記UV硬化型樹脂を20〜300質量部、前記ブロックイソシアネート樹脂を40〜200質量部、および前記ブロックイソシアネート樹脂と反応する潜在性硬化剤を10〜80質量部含有する請求項1〜6のいずれか一項記載のアクリルゾル組成物。
  8. 前記アクリル系樹脂100質量部に対して、前記UV硬化型樹脂を50〜200質量部、前記ブロックイソシアネート樹脂を60〜120質量部、および前記潜在性硬化剤を20〜60質量部含有する請求項7記載のアクリルゾル組成物。
JP2014235431A 2014-11-20 2014-11-20 アクリルゾル組成物 Active JP6417195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014235431A JP6417195B2 (ja) 2014-11-20 2014-11-20 アクリルゾル組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014235431A JP6417195B2 (ja) 2014-11-20 2014-11-20 アクリルゾル組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016098288A true JP2016098288A (ja) 2016-05-30
JP6417195B2 JP6417195B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=56076321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014235431A Active JP6417195B2 (ja) 2014-11-20 2014-11-20 アクリルゾル組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6417195B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021011525A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 サンスター技研株式会社 低温硬化型プラスチゾル組成物
CN112375251A (zh) * 2020-11-12 2021-02-19 广元瑞峰新材料有限公司 一种异氰酸酯交联剂及其制备方法
WO2021060796A1 (ko) * 2019-09-27 2021-04-01 주식회사 엘지화학 점착제 조성물, 이를 이용하여 제조된 편광판 및 디스플레이 장치
WO2022145464A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 三井化学株式会社 硬化性樹脂組成物、3dプリンター用硬化性樹脂組成物および樹脂硬化物
US11773306B2 (en) 2019-10-01 2023-10-03 Parker Asahi Co., Ltd. Vinyl chloride sol-based ultraviolet curable sealing material

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4928888B1 (ja) * 1970-09-28 1974-07-30
JPS62295972A (ja) * 1986-06-16 1987-12-23 Kansai Paint Co Ltd カチオン電着塗料用樹脂組成物
JPH02255853A (ja) * 1988-10-11 1990-10-16 Sanyo Chem Ind Ltd プラスチゾル組成物
JP2003336006A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 熱硬化型一液塗料組成物
JP2006152302A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Bayer Materialscience Ag ブロックトポリイソシアネートおよび二段硬化性塗料におけるその使用
JP2007062320A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Dainippon Ink & Chem Inc 水圧転写フィルム及び水圧転写体
JP2010059358A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Adeka Corp プラスチゾル組成物
JP2010084105A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Asahi Rubber Kk アクリルゾル組成物
JP2011063637A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Asahi Rubber Kk アクリルゾル組成物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4928888B1 (ja) * 1970-09-28 1974-07-30
JPS62295972A (ja) * 1986-06-16 1987-12-23 Kansai Paint Co Ltd カチオン電着塗料用樹脂組成物
JPH02255853A (ja) * 1988-10-11 1990-10-16 Sanyo Chem Ind Ltd プラスチゾル組成物
JP2003336006A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 熱硬化型一液塗料組成物
JP2006152302A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Bayer Materialscience Ag ブロックトポリイソシアネートおよび二段硬化性塗料におけるその使用
JP2007062320A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Dainippon Ink & Chem Inc 水圧転写フィルム及び水圧転写体
JP2010059358A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Adeka Corp プラスチゾル組成物
JP2010084105A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Asahi Rubber Kk アクリルゾル組成物
JP2011063637A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Asahi Rubber Kk アクリルゾル組成物

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021011525A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 サンスター技研株式会社 低温硬化型プラスチゾル組成物
JP7281985B2 (ja) 2019-07-04 2023-05-26 サンスター技研株式会社 低温硬化型プラスチゾル組成物
WO2021060796A1 (ko) * 2019-09-27 2021-04-01 주식회사 엘지화학 점착제 조성물, 이를 이용하여 제조된 편광판 및 디스플레이 장치
KR20210037555A (ko) * 2019-09-27 2021-04-06 주식회사 엘지화학 점착제 조성물, 이를 이용하여 제조된 편광판 및 디스플레이 장치
CN113767157A (zh) * 2019-09-27 2021-12-07 株式会社Lg化学 粘合剂组合物以及使用该粘合剂组合物制造的偏光板和显示装置
EP3945122A4 (en) * 2019-09-27 2022-07-06 Lg Chem, Ltd. ADHESIVE COMPOSITION, AND POLARIZING PLATE AND DISPLAY DEVICE EACH MADE THEREOF
CN113767157B (zh) * 2019-09-27 2023-03-31 株式会社Lg化学 粘合剂组合物以及使用该粘合剂组合物制造的偏光板和显示装置
KR102576670B1 (ko) * 2019-09-27 2023-09-11 주식회사 엘지화학 점착제 조성물, 이를 이용하여 제조된 편광판 및 디스플레이 장치
US11773306B2 (en) 2019-10-01 2023-10-03 Parker Asahi Co., Ltd. Vinyl chloride sol-based ultraviolet curable sealing material
CN112375251A (zh) * 2020-11-12 2021-02-19 广元瑞峰新材料有限公司 一种异氰酸酯交联剂及其制备方法
WO2022145464A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 三井化学株式会社 硬化性樹脂組成物、3dプリンター用硬化性樹脂組成物および樹脂硬化物
JP7443569B2 (ja) 2020-12-28 2024-03-05 三井化学株式会社 硬化性樹脂組成物、3dプリンター用硬化性樹脂組成物および樹脂硬化物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6417195B2 (ja) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6417195B2 (ja) アクリルゾル組成物
EP3347391B1 (en) Blocked polyurethane tougheners for epoxy adhesives
EP1756189B1 (en) Blocked polyurethane prepolymers useful in coating compositions
CN107207920B (zh) 半导体加工用粘合片
JP6561647B2 (ja) 両面粘着テープ
JP5183404B2 (ja) アクリルゾル組成物
EP3608345B1 (en) Acrylic sol composition
JP5462562B2 (ja) アクリルゾル組成物
JPWO2020158289A1 (ja) ウレタン系接着剤組成物
JP5091173B2 (ja) 自動車塗装ラインにおける塗装方法
JP7149245B2 (ja) 塩ビゾル系紫外線硬化型シーリング材
JP7276118B2 (ja) 接着剤組成物、及び積層体
JP5705071B2 (ja) ヘミング用シーリング材組成物
JP2022083041A (ja) 樹脂シート、及び積層体
JP7445102B2 (ja) 接着剤樹脂組成物、及び積層体
JP5675244B2 (ja) 塩化ビニル系プラスチゾル組成物及び架橋方法
JP2022057625A (ja) 接着剤、硬化物及び積層体
JP5979711B2 (ja) シーリング剤の塗布方法及び硬化方法
JP2022057626A (ja) 接着剤、硬化物、及び積層体
JP2021080407A (ja) ポリイソシアネート組成物、樹脂組成物及び硬化物
JP2021187937A (ja) 湿気硬化型接着剤、硬化物、及び積層体
JP2019035038A (ja) インキ及び積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6417195

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250