JP2016096822A - 農業用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】高い耐久性を有するとともに、高い遮水性を有しながら透湿性および通気性を有するなど農業用シート材に要求される全ての特性に優れ、作業性を改善することができる農業用シートを提供する。
【解決手段】基材12と、前記基材12の少なくとも一方の面に形成される補強樹脂層11とを、少なくとも備える農業用シート1であって、前記基材12は、ポリプロピレン系樹脂を含み、無機系充填剤および有機系充填剤のいずれか一方又は両方を含有し、空隙率が35%以上60%以下であり、且つ、厚みが30μm以上90μm以下であり、前記補強樹脂層11は、酢酸ビニルの含有量が10質量%以上30質量%のエチレン‐酢酸ビニル共重合体を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、農作物のマルチ栽培において土壌環境のコントロールのために地面を被覆す
るシート材(以下農業用シートと略称する)に関する。特に、ミカンなどの柑橘類、桃、
及び柿などの落葉果樹類および野菜類のマルチ栽培に適した農業用シートに関する。
最近、果実、野菜および花等の農作物の国外から自由化要求が高まり、農作物の高品質
化および差別化等が図られている中でマルチ栽培の技術が注目されている。マルチ栽培と
は、栽培時の天候に影響されることなく良質の農作物を得るために栽培土壌(地面)の状
態をコントロールする栽培方法をいう。マルチ栽培においては、樹木の根が伸びている地
面を農業用シート材で被覆することによって栽培土壌(地中)の状態のコントロールを行
う。
1950年代から農作物の栽培環境を制御するために、種々のマルチ栽培用のフィルム
材である農業用シート(マルチフィルム、又は、マルチシートとも称する)が用いられる
ようになってきた。その後、1970年代に至って反射機能を有するマルチフィルムの開
発が始まった。
例えば、果樹の栽培において、果実の糖度を向上させるためには、雨水の土壌への浸透
を防ぐと共に、土壌中の水分を蒸散させて、土壌を適度な乾燥状態に保つことが重要であ
る。また、樹勢の低下を防ぐためには、土壌中の炭酸ガスを外気中に放出することが重要
である。さらに、果実の着色の促進のためには、太陽光線を地上で拡散反射させてこれを
果樹に照射することが重要である。
そのようなところから、遮水性、透湿性、通気性とを有し、併せて太陽光線を拡散反射
することを可能とするフィルムないしシートを樹木周囲の地表に敷いて、栽培土壌(地中
)の水分量、炭酸ガス濃度、及び樹木への太陽光の照射を制御しようとするものである。
これに用いられるのがマルチフィルムないしマルチシートと呼ばれる農業用シートである
今日これらの反射機能を有する農業用シートとしては、白色の防水性シート、防水性シ
ルバーポリフィルム、白色の防水性・透湿性不織布シート、防水性アルミ蒸着シート等が
用いられている。たとえば、柑橘類のマルチ栽培においては、ポリエチレンや塩化ビニル
系樹脂からなるシルバー又は黒の不透明シート、または無色透明シート等が農業用シート
材として使用されている。桃のマルチ栽培においては、ポリエチレンや塩化ビニル系樹脂
にアルミ箔を蒸着したシルバーシート等が用いられている。
例えば、特許文献1にはマルチシートとして、長繊維不職布からなる不職布シート表面
の少なくとも一部に光反射性の樹脂層を形成して、光反射率を所定以上にした光反射性マ
ルチシートが記載されている。引用文献1によれば、このような光反射性マルチシートを
農業用シートとして用いることにより、土壌への光透過が抑制されて除草効果があるとと
もに、夏期の地温上昇を抑えることができるとされている。
これらの中の不織布シートは針によって穴を開けたものではなく、不織布における繊維
間の間隙を利用したものである。したがって、遮水性や透湿性を正確に制御することが困
難である。また、不織布であるために物理的強度が劣る。このためにこのシート上で作業
し、農業機械が走行すると、シートの強度が低いために耐用年数が短くなる問題がある。
そのため、透湿性を有するような樹脂シートをマルチシートとして使用することも提案
されている。例えば、特許文献2および特許文献3等には、オレフィン樹脂等の熱可塑性
樹脂に、炭酸カルシウム等の充填剤を配合したものを原料としてフィルム化することによ
り透湿性のある多孔質フィルムを得ることができ、マルチ栽培用のシートとして利用でき
ることが提案されている。
特開2003−333940号公報 特開平3−280816号公報 特開平4−166022号公報
しかしながら、特許文献2、及び特許文献3に記載されているようなプラスチックフィ
ルム製のシートは、水を通さないが同時に通気性、透湿性が十分であるとは言えず、地中
から蒸発する水分(水蒸気)および炭酸ガスの透過が不十分であることが知られている。
このように樹木の根が伸びている地面からの水分の蒸発および炭酸ガスの放出が阻害され
た場合、樹木を弱らせることとなる。そこで、これらプラスチック製のシートを、雨天時
には樹木の根が伸びている地面を覆うように敷き、晴天時には取り除くか又は該地面を露
出するようにめくる必要がある。しかし、この作業を収穫時まで天候に応じて繰り返すこ
とには天候の予測がむずかしいこともあって著しく作業性に欠けるという問題があった。
また、充填剤を大量に含んだ多孔質フィルムは、単独では耐久性がなくシート上で作業
時や経時で破れ易い問題があった。
すなわち、本発明の課題は、従来のプラスチックフィルム製の農業用シートにおける上
述した問題を解決し、高い耐久性を有するとともに、高い遮水性を有しながら透湿性およ
び通気性を有するなど農業用シート材に要求される全ての特性に優れ、作業性を改善する
ことができる農業用シートを提供することにある。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、本願発明の請求項1は、基材と、前記基材の
少なくとも一方の面に形成される補強樹脂層とを、少なくとも備える農業用シートであっ
て、前記基材は、ポリプロピレン系樹脂を含み、無機系充填剤および有機系充填剤のいず
れか一方又は両方を含有し、空隙率が35%以上60%以下であり、且つ、厚みが30μ
m以上90μm以下であり、前記補強樹脂層は、酢酸ビニルの含有量が10質量%以上3
0質量%のエチレン‐酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする農業用シートである。
加えて、本願発明の請求項2は、前記基材が少なくとも一方向に延伸されていることを
特徴とする請求項1に記載の農業用シートである。
加えて、本願発明の請求項3は、前記基材を構成する前記ポリプロピレン系樹脂が、エ
チレン−αオレフィン共重合体であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
に記載の農業用シートである。
本発明の農業用シートによれば、農業用のマルチシートとして必要な、高い耐久性を有
するとともに、高い遮水性を有しながら透湿性および通気性を有し、同時に植物の光合成
向上に必要な光散乱シートとしての反射性を満たすものである。
図1は、本願発明の農業用シートを、その一実施形態で説明する概念図(断面図)である。 図2は、本発明の農業用シートにおける水蒸気および炭酸ガスの移動の状態を示す説明図である。 図3は、本発明の農業用シートにおける水分(雨水)の遮水の状態を示す説明図である。
以下、本願発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、図面
は概念図であり、説明上の都合に応じて適宜、構成要素の縮尺関係、縦横比等は誇張され
ていることがある。また、本願発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、
本願発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
本実施形態において、遮水性とは、液体としての水の通過を妨げる性質を指し示す用語
として用いている。また、透湿性とは、気体としての水すなわち水蒸気の通過させやすい
性質を指し示す用語として用いている。さらに、通気性とは、二酸化炭素をはじめとする
気体を通過させやすい性質を指し示す用語として用いている。
本実施形態による農業用シート1を、図1に示す一実施形態例を参照して説明する。
本実施形態の農業用シート1は、基材12と、前記基材12の少なくとも一方の面に形
成される補強樹脂層11とを、少なくとも備える農業用シート1である。前記基材12は
、ポリプロピレン系樹脂を含み、無機系充填剤および有機系充填剤のいずれか一方又は両
方を含有し、空隙率が35%以上60%以下であり、且つ、厚みが30μm以上90μm
以下であり、また、前記補強樹脂層11は、酢酸ビニルの含有量が10質量%以上30質
量%以下のエチレン‐酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする。
[基材]
本実施形態における基材12は、ポリプロピレン系樹脂を含み、無機系充填剤および有
機系充填剤のいずれか一方又は両方を含有し、空隙率が35%以上60%以下であり、且
つ、厚みが30μm以上90μm以下である。
本実施形態の基材12は、微細な空隙を含有し、その空隙率が、35%以上60%以下
とすることで、雨水は通さないが水蒸気やガスを透過する材料となる。
空隙の大きさは、平均径が1μm以上50μm以下の範囲にあるのが好ましく、より好
ましくは2μm以上40μm以下の範囲にあり、更に好ましくは5μm以上30μm以下
の範囲にある。
空隙の大きさは、基材12の積層方向または積層面における任意の断面の空隙の径であ
る。基材12の空隙の平均径が1μm未満の場合には、基材12の表面に生じる空隙の大
きさが小さいため、基材12が所望の透湿性を発現し難くなるため、好ましくない。また
、基材12の空隙の平均径が50μmを超える場合には、基材12の強度が著しく低下す
るため、好ましくない。
なお、空隙の形状は、円状、楕円状等様々であるが、それぞれの空隙の最大径(L)と
それに直角な方向の最大の径(M)を測定して平均したもの[(L+M)/2]をそれぞ
れの空隙の平均径とする。少なくともn個(nは1以上の整数)の空隙を選び繰り返して
測定し、その平均値を平均径とする。
空隙の径の測定方法は、試料より任意の一部を切り取り、エポキシ樹脂などで包埋して
ミクロトーム等で切断後、試料台に貼り付けて、観察面に金または金−パラジウム等を蒸
着し、試料の断面を、例えば、(株)日立製作所製の走査型電子顕微鏡S−2400等を
使用して観察しやすい任意の倍率にて表面の空隙形状を観察することで測定する。
本実施形態においては、空隙の大きさは、充填剤の添加量、得られた熱可塑性樹脂シー
トを延伸する際の延伸倍率および延伸温度等を適宜調整することにより、所望の平均径の
範囲とすることができる。
基材12を構成する熱可塑性樹脂材料としては、プロピレン系樹脂が、耐熱性、耐水性
、耐薬品性、コスト面の面から好ましく用いることができる。かかるプロピレン系樹脂と
しては、プロピレン単独重合体でありアイソタクティックないしはシンジオタクティック
及び種々の程度の立体規則性を示すポリプロピレン、プロピレンを主成分とし、これと、
エチレン、ブテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1,4−メチルペンテン−1等のαオ
レフィンを共重合体させた樹脂が好ましく使用される。これらの共重合体は、2元系でも
3元系でも4元系でもよく、またランダム共重合体でもブロック共重合体であってもよい
本実施形態においては、基材12の厚みは30μm以上90μm以下の範囲である。こ
のような基材12の厚みとすることで農業用シート1として扱うに十分な柔軟性があり、
かつ強度も保持されるので好ましい。
基材12の厚みが30μmより薄いと、農業用シート1としての剛性がなく、強度に欠
け、また、反射性が落ちるので好ましくない。また、基材12の厚みが90μmを超える
と農業用シートとして柔軟性に欠け、また重量感が増すためにハンドリングが悪く、農業
作業者が地面に敷き詰める作業に負担が大きくなるため好ましくない。汎用のポリエチレ
ン製マルチシートでは通常15μm以上20μm以下であり作業効率は軽ければ軽いほど
良い。また、90μmを超えると基材12の使用樹脂量が多くなるために、コスト的に高
価となってしまうため好ましくない。
また、後述するように、基材12は、強度を出すため、基材12を縦延伸し、しかる後
、同じ樹脂層を貼り合わせて横延伸加工を行うことが好ましい。
(無機系充填剤、有機系充填剤)
本実施形態の基材12に用いる無機系充填剤および有機系充填剤は、延伸によりフィル
ムに空隙を発生させる目的で使用するもので、充填剤の種類は特に限定されない。また、
基材12の反射率を向上する目的を兼ねる場合もある。
無機系充填剤としては、例えば、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、焼成クレ
イ、タルク、酸化珪素、珪藻土、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、などが挙げられ、これらは脂肪酸等で表面処理されていてもよい。中でも、重質炭酸
カルシウム、軽質炭酸カルシウム、焼成クレイ、タルクが、安価で成形性が良く好ましい
無機系充填剤の粒径は、通常0.01μm以上15.00μm以下、好ましくは0.0
1μm以上8.00μm以下のものが使用できる。なお、「平均粒子径」とは、体積基準
で測定した粒径分布の統計的平均値として定義され、公知の粒子径分布測定装置(例えば
、商品名「LA−920」、株式会社堀場製作所製)によって測定された値を意味する。
有機系充填剤としては、主成分である熱可塑性樹脂とは異なる種類の樹脂を選択するこ
とが好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン、メラミン、ポ
リエチレンサルファイト、ポリイミド、ポリエチルエーテルケトン、ポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリフェニレンサルファイト、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、ポリメチル
メタクリレート、環状オレフィンの単独重合体や環状オレフィンとエチレンとの共重合体
等で、融点が120℃〜300℃、ないしはガラス転移温度が120℃〜280℃を有す
るものを挙げることができる。
上記の無機系充填剤または有機系充填剤の中から一種を選択してこれを単独で使用して
もよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。また、無機系充填剤および有機系充
填剤のいずれか一方又は両方の含有量は1質量%以上65質量%以下であることが好まし
く、2質量%以上55質量%以下であることがより好ましい。含有量が65質量%を越え
ると、縦延伸後に行う横延伸時に基材12が破断し易くなるため好ましくない。
本実施形態の基材12には、必要に応じて結露を防ぐために、非イオン性界面活性剤(
例えばグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシプ
ロピレン・ポリオキシエチレンブロックポリマーなど)、陰イオン性界面活性剤(例えば
、スルホン酸塩<Na、K、アンモニウム>、アルキルベンゼンスルホン酸塩など)ある
いは両イオン性界面活性剤などから1種あるいは複数種を混合して添加することができる
また、滑剤として、流動パラフィン、合成パラフィン、マイクロクリスタリンワックス
などの脂肪族炭化水素、直鎖アルコールのステアリン酸エステル、高級脂肪酸アマイドな
どの滑剤を適宜に選択して添加することができる。
(空隙率)
本実施形態の基材12は、空隙率が35%以上60%以下である。ここで空隙率とは、
基材12中に占める空隙の割合を示しており、下記式1により算出できる。

空隙率(%)={(ρo−ρ)/ρo}×100・・・(式1)

上式中、ρoは、基材12の真密度を示し、ρは基材12の密度(JIS P 811
8に準拠)を示すが、延伸前の材料が多量の空気を含有するものでない限り、真密度は延
伸前の密度にほぼ等しくなる。
本実施形態で使用される基材12は、上式で算出された空隙率が35%以上であること
で、菌を通さないが、水蒸気やガスを透過する滅菌用包装材料としての機能を発現する上
で好ましく、60%以下であることが、農業用シート1としての強度を保持する上で好ま
しい。空隙率が35%未満であると、透湿度が悪くなるため農業用シート1として使用で
きず、60%を超えると、農業用シート1としての強度が不足する傾向にあるため好まし
くない。空隙率は、より好ましくは、40%以上58%以下である。
本実施形態の基材12は、JIS Z 8722に準拠して測定した不透明度が70%
〜100%であることが好ましい。70%未満では紙状の外観を視認出来ず農業用シート
とした際の反射率が低下するため好ましくない。
基材12の密度は0.50g/cm3以上0.90g/cm3以下であることが好ましい
(基材製造方法)
基材12を構成する樹脂膜の製造方法に関しては特に限定されず、公知の製造方法が用
いられる。
例えば、共押し出しにより複数の押出機により溶融した樹脂をフィードブロックまたは
ルチマニホールドにより一台のダイで製造する。基材12は、このようにして製造した基
材12を構成する樹脂膜単層で形成されていてもよいし、基材12を構成する樹脂膜複数
層を積層したものであってもよい。
(空隙の形成方法)
本実施形態において基材12を構成する樹脂膜を延伸してもよい。延伸する場合には、
公知の種々の方法が使用できる。例えば、縦方向一軸延伸、縦方向一軸多段延伸、横方向
一軸延伸、縦横逐次二軸延伸、縦横同時二軸延伸、またはこれらの組合せ等により、一軸
あるいは二軸方向に延伸することができる。
熱可塑性樹脂であるポリプロピレン系樹脂の融点以下の温度にて延伸することにより、
無機系充填剤または有機系充填剤と熱可塑性樹脂の界面で剥離が起こり、これが延伸によ
り伝播し拡大することで微細な空隙が形成される。
また、無機系充填剤および有機系充填剤を含む基材12を構成する樹脂を押出機を用い
て成膜し、基材12を構成する樹脂膜から充填剤を除去した後に基材12を構成する樹脂
膜を延伸することにより空隙を形成してもよい。基材12を構成する樹脂膜から充填剤を
除去する際には、液体などが用いられる。
使用する液体は、熱可塑性樹脂シート中の充填剤の種類に応じて適宜選択されるが、充
填剤が炭酸カルシウム等の本質的に酸に溶解するものである場合には、酸性水溶液を用い
ることができる。充填剤を除去する方法としては、液体を基材12を構成する樹脂膜にシ
ャワー状に浴びせる方法、液体を入れた槽に基材12を構成する樹脂膜を浸漬する方法等
が挙げられる。
液体により充填剤を除去する方法は回分式でも連続式でもよいが、生産性の観点から連続
式が好ましく、例えば、2つ以上のロールを中に配置した槽に液体を入れ、回転する前記
ロールにより基材12を構成する樹脂膜を搬送し液体中を通過させる方法が挙げられる。
液体が酸性またはアルカリ性水溶液である場合には、充填剤が除去された基材12を構
成する樹脂膜をさらに水で洗浄することが好ましい。基材12を構成する樹脂膜を洗浄す
る場合には、通常は基材12を構成する樹脂膜に溶解した塩等が析出してこない程度まで
基材12を構成する樹脂膜を洗浄すればよい。
これら延伸と積層はいずれの組合せで行ってもよい。中でも、外層と内層に分け、内層
基材層を縦延伸した後、内層表面層に同じ樹脂の外層を積層させてから横延伸をして積層
体を製造させることにより、紙状の風合を生じて反射率が向上する。また、基材12の強
度を向上することができる。
[補強樹脂層]
本実施形態の補強樹脂層11は、基材12の少なくとも一方の面に形成され酢酸ビニル
含有率が10質量%以上30質量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含んでいる。
補強樹脂層11として使用する樹脂は、水蒸気の透過度が大きく、押出ラミネーシヨン
適性の優れたものであることが必要である。このような観点から補強樹脂層11の形成材
料としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体を用いる。特に、エチレン−酢酸ビニル共重
合体としては酢酸ビニル含有率が10質量%以上30質量%以下でMIが15以上45以
下であるものが適当である。
酢酸ビニル含有率が10質量%以下のものでは透湿度が100g/m2/24hr(温
度40℃、相対湿度90%、厚さ25μ)と透湿度が小さく、栽培土壌中の水分が大気中
に放出できないため実用性に欠け好ましくない。一方、酢酸ビニル含有率が30質量%以
上のものでは、押出された皮膜の滑性が悪く製品化が困難でありかつ酢酸ビニル臭が強く
なるために実用上好ましくない。上記のように、酢酸ビニル含有率が10質量%以上30
質量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体を使用した場合に、農業用シート材に必要な
適度な透湿度が得られる。
補強樹脂層11を形成するエチレン−酢酸ビニル共重合の厚さは、薄い方が透湿度が大
きくなり好ましいが、薄くなりすぎるとラミネーシヨン加工時の作業性や補強材としての
強度の面で問題が生じる。一方、補強樹脂層11を形成するエチレン−酢酸ビニル共重合
の厚さが厚くなると、ラミネーシヨン加工時の作業性や補強材としての強度の面で問題は
なくなるが透湿度が低下して好ましくない。エチレン−酢酸ビニル共重合体の厚さは基材
12との積層の場合は30μm以上50μm以下が適当である。
また、補強樹脂層11の基材12と反対の外表面をマット面として形成することが好ま
しい。マット面とすることで、製造時、保存時のスタッキングを防止することができる。
また、マット状の外表面とすることで、補強樹脂層11は不透明で白色となり、基材12
の白色度が増し農業用シート1として使用した際に、より優れた散乱反射を得ることがで
きる。
[農業用シート]
本実施形態による農業用シート1を、図1に示す一実施形態例を参照して説明する。
本実施形態の農業用シート1は、基材12と、前記基材12の少なくとも一方の面に形
成される補強樹脂層11とを、少なくとも備える農業用シート1でる。前記基材12は、
ポリプロピレン系樹脂を含み、無機系充填剤および有機系充填剤のいずれか一方又は両方
を含有し、空隙率が35%以上60%以下であり、且つ、厚みが30μm以上90μm以
下であり、また、前記補強樹脂層11は、酢酸ビニルの含有量が10質量%以上30質量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする。
本実施形態では補強樹脂層11として、酢酸ビニル含有率が高い10質量%以上30質
量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体を使用する。このため、基材12と補強樹脂層
11の接着強度が弱いという問題が生じる。従って、基材12の補強樹脂層11と積層す
る面に補強樹脂層11との接着性を改良する目的でアンカーコート層13を設けてもよい
。基材12のポリプロピレン対する基材12の積層面に、変成エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂等からなるアンカーコート層13を設けることにより接着強度の低下を防止する
こともできる。
即ち、図1に記載したように、表面から順に基材12とアンカーコート層13と補強樹
脂層11とが積層された構成である。
アンカーコート層13としては、変成エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等が適してい
る。例えば、アドコートAD−37P295(東洋モートン)が好適に使用できる。
(帯電防止剤)
本発明の農業用シート1の各層を形成する樹脂には、必要に応じて、帯電防止剤を練り
混むかあるいは塗布することができる。これら帯電防止剤としては、例えば、アミン、イ
ミダゾリン、アミン酸化エチレン付加体、4級アンモニウム塩等のカチオン性帯電防止剤
、ホスフェート、アルキルアリルホスホン酸、アジピン酸、グルタミン酸等のアニオン性
帯電防止剤、多価アルコール、多価アルコールエステル、高級アルコールエチレンオキサ
イド付加体、ポリエーテル、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加体、脂肪酸のグ
リセリンエステル、脂肪酸アミドおよびそのエチレンオキサイド付加物等の非イオン性帯
電防止剤、またカチオン基とアニオン基の両方を有する例えばアルキルアミンに無水マレ
イン酸を作用させたグアニジン塩、ポリエチレンイミンから誘導されるスルホン酸などの
両性帯電防止剤等いずれも使用できる。
さらに好ましい帯電防止剤としては、アルキルジエタノールアミン、ヒドロキシアルキ
ルモノエタノールアミン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
アルキルスルホン酸ソーダ、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ、過塩素酸テトラアルキ
ルアンモニウム塩等が使用できる。
これらは熱可塑性樹脂のガラス転移点や、押し出し延伸等の加工条件により、一種を選
択してこれを単独で使用してもよいし、二種以上を組み合わせて使用することもできる。
また、練り混みと塗布を同時に行っても良い。
また、本発明の農業用シート1では、植物の育成に有効な波長領域の紫外線又は赤外線
光反射率を向上する目的で白インキ層を設けて光散乱コーティング層として利用しても良
い。この光散乱コーティング層により、植物の育成に有効な波長領域の光反射率を100
%まで向上させることが可能になる。
本実施形態の農業用シート1は、補強樹脂層11に酢酸ビニル含有率が10質量%以上
30質量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体を使用しているため、耐久性に優れてお
り、また、遮水性がある。更に同時にその通気性および透湿性が優れていて、図2に示す
ように、栽培土壌(地中)40から蒸発する水分(水蒸気)並びに炭酸ガスを透過させる
ので、これらのガスがシートの下の土壌にトラップされて樹木20の生育および結実、果
実へ悪影響を与えることがない。
また、雨天であっても、図3に示すように本実施形態の農業用シート1で覆われている
地面および栽培土壌(地中)40の樹木20の根に雨水が到達することがなく、栽培土壌
40を乾燥した状態に保つことができる。
同時に、本実施形態の農業用シート1は、不透明度および白度が高く、これによって、
太陽光線をシート表面が反射し、シートの下に到達させないので、雑草の成育が抑制され
る。
このように、本発明の農業用シート1は、天候によらず、一旦樹木20の根元の地面上
に敷いておくたけで、以後一切シートについて作業を行う必要がなく、作業性が大幅に改
善される。
(農業用シートとしての使用法)
図2に示されるように農業用水用の排水溝30によって囲まれ区切られた、柑橘類およ
び桃類等の樹木20の下の根元部の栽培土壌40および排水溝30全面を覆うように当該
農業用シート1を敷く。ここで各区画に対応した領域の中央部には樹木20の幹の部分に
シート1に切れ目を入れて樹木20の幹に農業用シート1をプラスチックテープでしばり
つける等により、雨水が根元に達しないようにする。樹木20の幹部の外周と農業用シー
ト1の中心穴内側との間にはなるべく隙間がないことが望まれるが、多少あったとしても
枝葉によって雨が遮られるので、本発明の農業用シート1の作用および効果を減じるもの
ではない。土壌の水分をコントロールし、マルチ栽培の効果を一層引き出すために、農業
用水用の排水溝30を地面に設けることが好ましい。
排水溝30は樹木を1本ずつ囲むように格子状に縦横に設けてもよいし、一方向のみに
延びるように設けてもよい。排水溝30を縦横に設けると、排水効率が高く栽培土壌40
の水分コントロールが容易であるが、排水溝30を設ける作業に労力がかかる。排水溝3
0を一方向のみに延びるようにした場合は、排水効率は(格子状の場合よりもいくぶん低
下するが、目的とする栽培土壌40の水分コントロールは達成できるし、排水溝30を設
ける作業も簡単である。したがって、当初から計画的にマルチ栽培用の栽培地を作る場合
、根付け時にマルチ栽培が予定されている場合などには格子状の排水溝30を設け、また
、既に正木として生産されている果樹園でマルチ栽培を導入する場合などには一方向のみ
の排水溝30を設けるのが良い。また、コスト的な観点から、排水溝の上に位置するシー
トの部分は、単に集水および排水作用が要求されるだけなので、通常のプラスチックシー
ト(塩化ビニル樹脂、ポエチレン樹脂など)を用いることもできる。
[実施例1]
(基材の製造)
基材12の内層を構成する樹脂組成物として、プロピレン単独重合体(日本ポリケム(
株)製、商品名ノバテックPP、MA−8、融点164℃)を65.5質量%、高密度ポ
リエチレン(日本ポリケム(株)製、商品名ノバテックHD、HJ580、融点134℃
、密度0.960g/cm3)6.5質量%、および、平均粒径1.5μmの炭酸カルシ
ウム粉末28質量%よりなる樹脂組成物を、押出機を用いて無延伸シートを得た。次いで
、この無延伸シートを縦方向に4倍延伸して、一軸延伸シートを得た。
一方、基材12の外層を構成する積層体の表面層用樹脂組成物として、上記同様の材料
にて、プロピレン単独重合体51.5質量%、高密度ポリエチレン3.5質量%、平均粒
径1.5μmの炭酸カルシウム粉末42質量%、平均粒径0.8μmの酸化チタン粉末3
質量%よりなる組成物を別の押出機を用いて溶融混練し、上記で得られた一軸延伸基材の
表面の両側にダイより押し出し、積層して、層構成、外層/内層/外層からなる積層シー
トを得た。
次いで、この積層シートを横方向に7倍延伸し耳部をスリットして、厚みを70μmの
外層(15μm)/内層(40μm)/外層(15μm)の微細な空隙を含有する基材1
2得た。この条件では、基材12全体の空隙率は55%、不透明度93%であった。
(補強樹脂層の製造)
この基材12にアンカーコート剤を塗布した状態で、酢酸ビニル含有率が高い18質量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を30μm押出しコーティングすることで実施例1の
農業用シート1を得た。
[実施例2]
実施例1と同じ基材12を製造し、酢酸ビニル含有率が高い10質量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体を30μm押出しコーティングすることで実施例2の農業用シート1を得
た。
[実施例3]
実施例1と同じ基材12を製造し、酢酸ビニル含有率が高い30質量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体を30μm押出しコーティングすることで実施例3の農業用シート1を得
た。
[比較例1]
実施例1と同じ樹脂構成で70μmの基材を製造し、酢酸ビニル含有率が低い8質量%の
エチレン−酢酸ビニル共重合体を30μm押出しコーティングすることで比較例1の農業
用シートを得た。
[比較例2]
実施例1と同じ基材12を製造し、酢酸ビニル含有率が高い18質量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体を10μm押出しコーティングすることで比較例2の農業用シートを得た
(可視光の基材反射率の測定)
紫外・可視・近赤外分光光度計(島津製作所 UV−3600)で、積分球付属装置(
ISR−3100)を用いて、入射角8度で可視領域450〜750nmでの反射率(全
反射率)を測定した。結果を表1にまとめた。
この際に、標準板としては、米国ラブスフェア社の「スペクトラロン」(テフロン(登
録商標)製)を選択して測定した。この標準板は、250〜800nm間で99%以上の
反射率を示す材料であり、100%近い反射率を示す材料を正確に測定するために使用し
た。
なお、表1の判定欄に記載の「○」、「△」は、可視領域で最低反射率が95%以上であ
る場合を「○」、可視領域で最低反射率が95%を下回るものがある場合を「△」として
記載した。
Figure 2016096822
表1の結果より、押出し樹脂のエチレン−酢酸ビニル共重合体が薄い(比較例2)と、
反射率が不足することがわかった。
(透湿度の測定)
JIS−L1099 A−1法により測定した透湿度の結果を表2にまとめた。尚、表
2の判定欄に記載の「○」、「△」は、透湿度が100g/m2・day以上である場合
を「○」、透湿度が100g/m2・day未満で透湿度不足である場合を「△」と記載
した。
Figure 2016096822
表2の結果よりより、酢酸ビニル含有率が低い8質量%であるエチレン−酢酸ビニル共
重合体を補強樹脂層11とすると透湿度が不足することが判明した。
1 農業用シート
11 補強樹脂層
12 基材
13 アンカーコート層
20 樹木
30 排水溝
40 栽培土壌(地中)

Claims (3)

  1. 基材と、
    前記基材の少なくとも一方の面に形成される補強樹脂層とを、少なくとも備える農業用
    シートであって、
    前記基材は、ポリプロピレン系樹脂を含み、無機系充填剤および有機系充填剤のいずれ
    か一方又は両方を含有し、
    空隙率が35%以上60%以下であり、且つ、厚みが30μm以上90μm以下であり

    前記補強樹脂層は、酢酸ビニルの含有量が10質量%以上30質量%のエチレン‐酢酸
    ビニル共重合体を含むことを特徴とする農業用シート。
  2. 前記基材が少なくとも一方向に延伸されていることを特徴とする請求項1に記載の農業
    用シート。
  3. 前記基材を構成する前記ポリプロピレン系樹脂が、エチレン−αオレフィン共重合体で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の農業用シート。
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