JP2002315446A - 施設園芸用被覆材 - Google Patents
施設園芸用被覆材Info
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Abstract
た熱可塑性樹脂膜の凹凸形成面に防曇塗布膜を形成する
ことにより、防曇塗布膜を凹凸形状が保護することから
巻き上げや巻き下ろし等の必要な用途にも使用できる施
設園芸用被覆材を提供する。 【課題】 本発明は、優れた防曇性を有し、換気、保
温、雨水導入による土壌管理、気温較差による作物の着
色促進と糖度向上及び休眠打破等を目的として巻き上げ
と巻き下ろしによる開閉作業を繰り返しても長期間防曇
性の低下が少ない施設園芸用被覆材を提供することを目
的とする。 【解決方法】熱可塑性樹脂膜に特定の凹凸形状を賦形
し、更に該凹凸賦形面に防曇塗布膜を形成した施設園芸
用被覆材。
Description
やトンネル等(以下ハウス等という)に使用する施設園
芸用被覆材に関する。詳しくは、優れた防曇性を有し、
ハウス等において前記施設園芸用被覆材の巻き上げと巻
き下ろしによる開閉作業を繰り返しても防曇性の低下が
少ない施設園芸用被覆材に関する。
芸用被覆材として様々な熱可塑性樹脂フィルムが使用さ
れている。それらの代表的なものとして、ポリ塩化ビニ
ルフィルム、ポリエチレンフィルム、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体フィルム等を挙げることができる。これらの
熱可塑性樹脂フィルムで被覆されたハウスやトンネル等
の内部では、地面や作物から蒸散した水蒸気が外気で冷
やされたフィルム面で結露し水滴となって付着する。こ
の水滴は、光を反射させてハウス等の中へ入る日射量を
減少させるだけでなく、フィルム面から落下(以下「ぼ
た落ち」という)して作物を濡らし病虫害発生の原因に
もなるため、速やかに取り除く必要があり、通常、ハウ
ス等の天面部に勾配を持たせて付着した水滴を水膜にし
てフィルム面に沿って流下させ、ハウス等の側面(サイ
ド)から地面に吸収させる方法が採られている。
に、前記熱可塑性樹脂フィルムには、古くからソルビタ
ンモノステアレート、ソルビタンモノパルミテート、ソ
ルビタンモノベヘネート等のソルビタン系界面活性剤、
グリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノパルミテ
ート、グリセリンモノステアレート等のグリセリン系界
面活性剤等の防曇剤が配合されてきた。しかし、配合さ
れた防曇剤が時間の経過につれてフィルム表面に析出し
消費されるため、防曇効果が長期間持続しないという問
題があった。
芸コストの低減の一環として被覆材の長期耐用化が求め
られ、防曇性にも長期持続性が望まれるようになった。
防曇性を長期間持続させる方法としては、無機系コロイ
ド物質を主成分とした防曇性塗料をフィルム表面に塗布
及び乾燥する方法が知られている(特公昭63−454
32号公報、特公昭63−45717号公報、特公昭6
4−2158号公報)。しかし、これらの方法ではフィ
ルム表面の防曇塗布膜が擦れにより剥離しやすいため、
換気のための巻き上げ作業が必要なハウス内部に張設さ
れる内張用やトンネル用の被覆材として使用することが
できなかった。
気を目的として、また、土壌中の塩類を除去するために
ハウス内への雨水導入による土壌管理を目的として、施
設園芸用ハウスの外張用の被覆材についても繰り返し巻
き上げや巻き下ろしによる開閉ができるものが必要とさ
れている。更に、果樹等に見られるように昼夜の気温較
差を利用して着色を促進させたり糖度を上げる目的で、
また、ハウス内の作物の休眠打破や花芽分化促進の目的
で、繰り返し巻き上げや巻き下ろしができるものが必要
とされている。しかしながら前記防曇塗布方法では、防
曇塗布膜が剥離して防曇性が失われるため防曇性塗布剤
の塗布方式のものは使用することができなかった。
性を有し、換気、保温、雨水導入による土壌管理、気温
較差による作物の着色促進と糖度向上及び休眠打破等を
目的として巻き上げと巻き下ろしによる開閉作業を繰り
返しても長期間防曇性の低下が少ない施設園芸用被覆材
を提供することを目的とする。
した結果、熱可塑性樹脂フィルムに特定の凹凸形状を付
与し、更に前記凹凸形状付与面に防曇塗布膜を形成した
施設園芸用被覆材が前記目的を達成することを見出し、
本発明を完成した。
ムの少なくとも片面に、実質的に連続した凸部と前記凸
部に仕切られた不連続の凹部とからなる凹凸形状が形成
され、前記凹凸形状が形成された面に、更に防曇性塗布
膜が形成されたことを特徴とする施設園芸用被覆材。
ことを特徴とする前記(1)項記載の施設園芸用被覆
材。 1)凹部の深さdaが0.005〜0.5mm。 2)凹凸形状が形成されたフィルム面における凹部面積
Saと凸部面積Sbの割合Sa/Sbが、0.1≦ S
a/Sb≦ 5。
塑性樹脂が、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂の群から選ばれた1種または
2種以上である前記(1)もしくは(2)項記載の施設
園芸用被覆材。
フィルムが一軸もしくは二軸方向に延伸された延伸フィ
ルムであることを特徴とする前記(1)〜(3)項のい
ずれか1項記載の施設園芸用被覆材。
する。本発明の施設園芸用被覆材に用いられる熱可塑性
樹脂組成物を構成する熱可塑性樹脂としては、ポリオレ
フィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエス
テル系樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリカーボネイト樹脂、フッ素樹脂等が挙げられ
る。中でも、エチレン単独重合体、エチレン−α−オレ
フィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポ
リエチレン系樹脂や、プロピレン単独重合体、プロピレ
ン−α−オレフィン共重合体等のポリプロピレン系樹脂
に代表されるポリオレフィン樹脂やポリ塩化ビニル樹脂
が加工性や経済性の観点から好ましい。
ンの単独重合体、エチレンを主成分とするエチレン以外
の単量体との二元以上のランダムまたはブロック共重合
体及びこれらの2種類以上の混合物が挙げられる。な
お、本発明において主成分とは最も多い成分をいう。前
記エチレン以外の単量体としては、特に限定されない
が、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン等の炭素数3〜12のα−オレフィ
ン、酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸エチル
等のアクリル酸エステル、メタクリル酸メチル等のメタ
クリル酸エステル、一酸化炭素等が例示できる。これら
は1種でも2種以上の併用でもよい。
は、プロピレンの単独重合体、プロピレンを主成分とす
るプロピレン以外の単量体との二元以上のランダムまた
はブロック共重合体及びこれらの2種類以上の混合物が
挙げられる。前記プロピレン以外の単量体としては、特
に限定されないが、エチレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−オクテン等の炭素数2〜12の
α−オレフィン等が例示できる。これらは1種でも2種
以上の併用でもよい。
性を向上させるためにシングルサイト触媒や公知のマル
チサイト触媒で重合されたエチレン−ジエン弾性共重合
体、エチレンープロピレン弾性共重合体、スチレン−ブ
タジエン系弾性共重合体等の弾性共重合体を添加しても
構わない。
常ポリオレフィン系樹脂に使用される保温剤、酸化防止
剤、ヒンダードアミン系耐候剤、紫外線吸収剤、防霧剤
や帯電防止剤等の界面活性剤、アンチブロッキング剤、
スリップ剤、抗菌剤、防黴剤、顔料等を必要に応じて配
合することができる。
単独重合体のほか、塩化ビニルを50重量%を超えて含
有する塩化ビニルとそれ以外の単量体との共重合体をい
う。塩化ビニルと共重合しうる単量体化合物としては、
塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、アクリロニト
リル、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、酢酸ビニル等があげられる。これらポリ塩化ビニ
ル系樹脂は、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊
状重合法等の従来公知の製造法のうち、いずれの方法に
よって製造されたものであってもよい。
600〜3,000程度のものが用いられ、引張強さや
引裂強さ等の物性を向上させるためには平均重合度の高
いものが望ましいが、平均重合度を高くするにつれ加工
性が低下する。これらの加工性を改善する目的で平均重
合度2,000〜3,000程度のポリ塩化ビニル系樹
脂に平均重合度600〜2,000程度のポリ塩化ビニ
ル系樹脂を混合しても構わない。
を付与するために、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して、20〜60重量部の可塑剤が配合される。可
塑剤の配合量を上記範囲にすることにより、目的の施設
園芸用ポリ塩化ビニル系樹脂被覆材に、優れた柔軟性と
機械的性質を付与することができる。
クチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレー
ト、ジベンジルフタレート、ジイソデシルフタレート等
のフタル酸誘導体;ジオクチルフタレート等のイソフタ
ル酸誘導体;ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチルア
ジペート等のアジピン酸誘導体;ジ−n−ブチルマレー
ト等のマレイン酸誘導体;トリ−n−ブチルシトレート
等のクエン酸誘導体;モノブチルイタコネート等のイタ
コン酸誘導体;ブチルオレエート等のオレイン酸誘導
体;グリセリンモノリシノレート等のリシノール酸誘導
体;その他、エポキシ化大油、エポキシ樹脂系可塑剤等
があげられる。また、樹脂フィルムに柔軟性を付与する
ために、上述の可塑剤に限られるものでなく、例えば熱
可塑性ポリウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル−一酸
化炭素三元共重合体等を使用することもできる。
剤のほかに、通常ポリ塩化ビニル系樹脂に使用される紫
外線吸収剤、光安定剤、有機リン酸エステル又は有機リ
ン酸金属塩、滑剤、熱安定剤、酸化防止剤、安定化助
剤、防霧剤、防曇剤、帯電防止剤、無機フィラー、着色
剤、防カビ剤、防藻剤等を必要に応じて配合することが
できる。
なくともハウスやトンネル等の内面側に、実質的に連続
した凸部と前記凸部に仕切られた不連続の凹部とからな
る凹凸形状が形成され、凹部は凸部により囲まれた正方
形、平行四辺形、菱形、円形や楕円形等の形状となる。
なお、本発明においては、施設園芸用被覆材として必要
な物性を損なわない範囲で凸部に部分的に不連続個所が
設けられる場合、凸部は実質的に連続したものとみな
す。
性等によって、また更に熱可塑性樹脂膜を延伸する際に
は延伸倍率や総平均厚さ等を勘案して決定されるが、施
設園芸用被覆材としての引張強さ、引裂強さや衝撃強さ
向上の観点から、また、延伸する際には加工性の観点か
ら網目模様が好ましい。
記凹凸形状の形成により下記の効果が得られる。 ハウスの外張や内張に用いる際の巻き上げやたくし上
げによる磨耗によって生じる防曇塗布膜の損傷を、表面
の凹凸形状により防止することができる。これにより、
従来、防曇塗布膜形成タイプは固定外張や固定内張にし
か用いることが出来なかったが、本発明の被覆材は、固
定外張や固定内張だけでなく巻き上げが必要な外張、天
窓部、サイド部、内張、トンネル等に広く用いることが
できる。
滴となりにくく、また、被覆材内面への付着水分が凹部
を伝わって下方に流れるため、熱可塑性樹脂と塗布膜の
密着性とは裏腹な傾向を示す防曇性能を多少落として密
着性を向上させても十分な防曇性能が得られる。
脂膜から剥離した場合でも、凹凸形状の効果により防曇
性不良による極端なぼた落ちが発生しにくく、病害虫の
発生や日射量の低減を抑制することができる。
強さが弱く、台風等で破れやすかったが、表面の凹凸形
状により、引裂強さが向上し耐久性が向上する。
ては、公知の加工技術であるカレンダー装置、Tダイ装
置やインフレーション装置等により熱可塑性樹脂フィル
ムを製造した後、前記熱可塑性樹脂フィルムを一対の加
熱エンボスロールユニット間に挟み込んで冷却する方
法、前記熱可塑性樹脂フィルムを溶融軟化させ一対の冷
却エンボスロールユニット間で押圧し冷却する方法、ま
た、熱可塑性樹脂を押出機やカレンダーロールで溶融状
態としたものを一対の冷却エンボスロールユニット間で
押圧し冷却する方法等が挙げられる。
状を付与する場合には、一方のロール表面にフィルム表
面と逆の凹凸形状を形成したものを、他方のロールは表
面が平滑な金属ロールやゴムロールを用い、熱可塑性樹
脂フィルムの両面に凹凸形状を形成させる場合には、凹
凸形状を有する二本のエンボスロールを用いる。
強さが必要な場合には、1軸延伸もしくは2軸延伸の手
法が用いられる。この場合は、延伸前の熱可塑性樹脂フ
ィルム・シートに予め凹凸形状を形成させておくことが
望ましく、延伸後の被覆材に凹凸形状を形成させるため
には、被覆材を再溶融させる必要があるため、延伸の効
果が失われて所期の剛性や引張強さが得られないことが
ある。
た前記熱可塑性樹脂フィルム・シートは、通常、縦(機
械)方向と横方向の2軸方向にそれぞれ2〜8倍の延伸
倍率(面積倍率で4〜60倍)で延伸されるが、同時に
2軸方向に延伸する同時2軸延伸方式でも、縦方向に延
伸した後に横方向へ延伸、もしくは横方向に延伸した後
に縦方向に延伸する逐次延伸方式であっても構わない。
延伸の面積倍率が4〜60倍であると、均一に延伸する
ことができ、延伸時の前記フィルム・シートの破断も起
こりにくい。また、こうして得られた延伸フィルムは内
部の残留歪みを除去する目的で、溶融温度以下の加温環
境下で緩和処理してもよい。
部の深さdaは0.005〜0.5mmである。その中
で、好ましい凹部の深さdaは施設園芸用被覆材の種類
により異なり、ポリ塩化ビニル系樹脂やポリオレフィン
系樹脂の軟質系被覆材では、0.005〜0.1mm
が、フッ素系、ポリエステル系等の硬質系被覆材では、
0.005〜0.5mmが好適である。前記daが0.
005mm未満では所期の防曇性向上効果が得られ難
く、前記daが0.5mmを超える場合は、前記被覆材
に優れた防曇性や強靱性は得られるが、凹凸形状の付与
は硬質系被覆材では困難で生産性が低下し、軟質系被覆
材ではその利点である柔軟性が低下して取扱がしにくく
なる。
凸部の厚さは特に限定されるものではなく、被覆材とし
て必要とされる強度や保温性等の特性によって決定され
るが、軟質系被覆材の場合には0.03mm〜0.2m
m、硬質系被覆材の場合には0.2mm〜5mm程度の
ものが用いられる。
成された面における凹部面積Saと凸部面積Sbの割合
Sa/Sbは、0.1≦Sa/Sb≦5、好ましくは
0.3≦Sa/Sb≦4、更に好ましくは0.5≦Sa
/Sb≦3である。この割合S a/Sbが0.1未満の
場合には、凸部の幅が大きくなり、防曇性の向上効果が
得られにくくなる。また、Sa/Sbが5を超える場合
には、凸部の幅が狭くなるため前記防曇性の向上効果に
は好ましいが、エンボスロールへの凹凸形状の形成が難
しくなる。
いて、凹部もしくは凸部のピッチ(図1参照)は1〜5
0mm、好ましくは5〜25mmが好適である。ピッチ
が50mmを超える場合には、付着水が水滴となりやす
くなり、本発明の防曇性の向上効果は得られ難い。ま
た、1mm未満の場合には、エンボスロールへの凹凸形
状の形成が難しくなる。
の凹凸形状が形成された面に、更に形成される防曇性塗
布膜は、施設園芸用被覆材に防曇性を付与するものであ
れば限定されるものではなく、コロイダルシリカやコロ
イダルアルミナに代表される無機コロイドを利用した無
機コロイド系防曇性塗布剤を塗布及び乾燥したもの(特
公昭54−22230号公報、特公昭63−45432
号公報、特公昭60−44149号公報、特公昭63−
45717号公報、特公平02−18357号公報)、
親水性ポリマーを利用した親水性ポリマー系防曇性塗布
剤を塗布及び乾燥したもの(特公昭50−6437号公
報、特開平03−197511号公報、特開平03−2
21566号公報)、親水性を示す重合性単量体を含む
塗布剤を塗布し、電子線や紫外線等の放射線により硬化
させたもの(特開昭63−251401号公報、特開平
02−38431号公報、特開平03−275705号
公報、特開平06−145274号公報)等が挙げられ
る。中でも無機コロイドを含有する防曇性塗料(以下
「無機コロイド系防曇性塗料」という)は防曇性や耐候
性等の持続性の観点から好適に用いることができる。
適に用いられる前記無機コロイド系防曇性塗料は、溶媒
中に無機コロイド物質と親水性有機化合物及び/もしく
は疎水性有機化合物が分散した塗料である。この無機コ
ロイド系防曇性塗料には、これらの成分の他に、必要に
応じて消泡剤、造膜助剤、増粘剤、紫外線吸収剤、フッ
素系界面活性剤、顔料、顔料分散剤等の慣用の添加剤を
添加することができる。
ては、水、メチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、エ
チレングリコール、キシレン等が挙げられる。これらの
溶媒は防曇性塗料が塗布された後の乾燥工程で除去さ
れ、防曇性塗布膜が前記熱可塑性樹脂フィルムの凹凸形
状が形成された表面に形成される。
化合物がコロイド状に分散する性質を有する無機粒子で
ある。具体的には、コロイダルシリカ、コロイダルアル
ミナ、コロイド状のFe(OH)2 、コロイド状のSn
(OH)4、コロイド状のTiO2 、コロイド状のBa
SO4及びコロイド状のリチウムシリケート等が挙げら
れる。中でも塗工性及び塗布膜の透光性の観点からコロ
イダルシリカ及びコロイダルアルミナが好適に用いられ
る。
は2種以上組み合わせて溶媒中に添加して用いられ、無
機コロイド系防曇性塗料に対し、0.1〜5重量%の割
合で添加される。0.1重量%未満の場合には、防曇性
が不十分であり、5重量%を超える場合には無機コロイ
ド系防曇性塗料の塗工性が低下したり、塗布膜の透明性
が低下する。
している無機コロイド物質粒子の平均粒径は、通常5〜
200nmのものが用いられる。5nm未満の場合は、
防曇性塗料としての塗工性が劣り、200nmを越える
場合には形成される防曇性塗布膜の透明性が劣る。
料の成分となる前記親水性有機化合物としては、アニオ
ン系、カチオン系、ノニオン系等の各種界面活性剤、水
酸基含有ビニル単量体成分と酸基含有ビニル単量体成分
とからなる共重合体またはその部分もしくは完全中和
物、スルホン酸基含有ポリエステル樹脂等が挙げられ
る。
限定されないが、具体的には、カプリル酸ナトリウム、
カプリル酸カリウム、デカン酸ナトリウム、カプロン酸
ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、オレイン酸カリ
ウム、ステアリン酸ナトリウム、ベヘン酸カリウム、ス
テアリン酸テトラメチルアンモニウム等の炭素原子数6
〜24のアルキル鎖を有するカルボン酸の金属塩または
アンモニウム塩;オクチルスルホン酸ナトリウム、ドデ
シルスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸アンモニウ
ム等の炭素原子数6〜24のアルキル鎖を有するスルホ
ン酸の金属塩またはアンモニウム塩;炭素原子数6〜2
4のアルキル鎖を有するリン酸エステルの金属塩または
アンモニウム塩;炭素原子数6〜24のアルキル鎖を有
するホウ酸エステルの金属塩またはアンモニウム塩;パ
ーフルオロデカン酸ナトリウム、パーフルオロオクチル
スルホン酸ナトリウム等のフッ素系アニオン性界面活性
剤;ポリジメチルシロキサン基とカルボン酸金属塩等に
陰イオン性基を有するシリコン系アニオン性界面活性剤
等が挙げられる。これらの中では、特に炭素原子数6〜
10のアルキル鎖を有するカルボン酸のアルカリ金属塩
が好ましい。
されないが、具体的には、アルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキル
ジメチルエチルアンモニウム塩等の炭素原子数12〜1
8のアルキル鎖を有するアンモニウム塩;ステアロオキ
シメチルピリジニウム塩、脂肪酸トリエタノールアミ
ン、脂肪酸トリエタノールアミンギ酸塩等のエステル結
合を有するアンモニウム塩;ポリオキシエチレンアルキ
ルアミン、N-アルキルプロピレンアミン、N-アルキルポ
リエチレンポリアミン等の炭素原子数12〜18のアル
キル鎖を有するアミン誘導体等が挙げられる。
されないが、具体的には、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルナフチルエーテル、ポ
リオキシエチレンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノ脂肪酸エステル等の炭素原子数7〜
18のアルキル鎖を有するポリオキシエチレン系化合
物;エチレングリコールモノ脂肪酸エステル、プロピレ
ングリコールモノ脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪
酸エステル等の炭素原子数9〜17のアルキル鎖を有す
る多価アルコール系化合物等が挙げられる。
含有ビニル単量体成分とからなる共重合体としては、具
体的には、ビニルアルコール単位と(メタ)アクリル酸
単位を有する重合体、ビニルアルコール誘導体単位と
(メタ)アクリル酸単位を有する重合体、ヒドロキシア
クリレート単位と(メタ)アクリル酸単位を有する重合
体等が挙げられる。また、その共重合体の部分もしくは
完全中和物としては、具体的には、前記の重合体酸基の
メチルエステル、エチルエステル等の重合体等が挙げら
れる。
類により異なるが、前記無機コロイド系防曇性塗料に対
して0.05〜10重量%の範囲が好ましく、より好ま
しくは0.1〜5重量%である。0.05重量%未満で
あると十分な濡れ効果が得られず、10重量%を超える
と無機コロイド系防曇剤塗料の粘度が高くなって作業性
が低下し、塗布面が不均一になりやすい。
料の成分となる前記疎水性有機化合物は、前記無機コロ
イド系防曇性塗料と前記熱可塑性樹脂フィルムの凹凸形
状が形成された表面との密着性向上及び耐水性向上を目
的として必要に応じ添加され、特開平9−111227
号公報に開示されているような疎水性アクリル系樹脂が
例示できる。
成された表面に対する無機コロイド系防曇性塗料の接着
性が不充分な場合は、前記凹凸形状が形成された表面を
予めアルコール又は水で洗浄したり、プラズマ放電処理
やコロナ放電処理を施したり、他の塗料あるいはプライ
マーを下塗りする等の前処理を施してもよい。このう
ち、表面処理効果、コスト等の面でコロナ放電処理が好
ましい。
可塑性樹脂フィルムの凹凸形状が形成された表面にディ
ップコート法、スプレーコート法、はけ塗り等の公知の
方法で塗布される。無機コロイド系防曇性塗料の乾燥方
法は、自然乾燥、加熱乾燥のいずれを用いてもよいが、
乾燥効率の面から加熱乾燥法が好適に用いられる。無機
コロイド系防曇性塗料の塗布量は乾燥後で0.02〜
1.0g/m2の範囲が好ましく、この範囲であれば塗
布されたフィルムは防曇持続性に優れ、塗布時の塗布む
らの発生も起こりにくく、短時間で乾燥することができ
る。
ネル等に展張する場合、前記被覆材の防曇塗布膜形成面
がハウスやトンネル等の内面となるように展張される。
また、施設園芸用被覆材はヒートシール、超音波シー
ル、高周波シール等の方法により長さや幅継ぎ加工され
るが、ヒートシール等をし易くするために施設園芸用被
覆材の防曇塗布膜のない表面に、共押出法、ウェットラ
ミネート法、ドライラミネート法等の公知の方法により
シール層が形成されていても構わないし、塵埃等による
汚れを防止するため施設園芸用被覆材のハウス外面側と
なる面に公知の防塵性塗布膜を形成しても構わない。ま
た、前記熱可塑性樹脂フィルム・シートは、その断面が
一層のものだけでなく、2種3層、3種3層、3種5
層、4種5層等の多層構造のものでもよい。
体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるも
のではない。
用被覆材のそれぞれの特性は、下記評価方法により実施
した。
「プラスチックの密度と比重の測定方法」6.1A法
(水中置換法による測定方法)により測定した。
10−1976「熱可塑性プラスチックの流れ試験方
法」表1の条件4(試験温度190℃、試験荷重21.
18N)によりポリエチレン系樹脂を、表1の条件14
(試験温度230℃、試験荷重21.18N)によりポ
リプロピレン系樹脂を測定した。以下MFRという。
スに施設園芸用被覆材サンプルを展張し、巻き上げと巻
き下ろしによる開閉作業を実施し、防曇性の変化を評価
した。 (1).試験圃場;熊本県水俣市 (2).試験期間;2000年10月6日から2001
年3月5日まで実施。 (3).開閉作業 9時から16時まで1時間毎に巻き上げが、9時50分
から16時50分まで1時間毎に巻き下ろしができるよ
うにタイマーをセットし、一日当たり8回の開閉作業を
実施した。 (4).防曇性評価;下記評価基準に従い、展張直後か
ら一ヶ月毎の防曇性をハウス内より朝8時に目視判定し
た。 ◎:防曇性が非常に良好であり、ハウス外側がクリアー
に見える。 ○:防曇性が良好であるが、若干水滴が認められる。 △:水滴の発生が認められるが、ぼた落ちにはなってい
ない。 ×:水滴の発生が激しく、ぼた落ちしている状態。
さ;JIS K 6732「農業用ポリ塩化ビニルフィ
ルム」の試験方法に従って測定した。
N)、密度=0.910g/cm3のシングルサイト触
媒より重合された直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:
PL1845、ダウケミカル日本(株)製)に、ハイド
ロタルサイト類化合物(商品名DHT4A、協和化学工
業(株)製)5重量%、ヒンダードアミン系耐候剤0.
1重量%、紫外線吸収剤0.05重量%、フェノール系
安定剤0.1重量%、リン系安定剤0.1重量%を配合
した熱可塑性樹脂組成物を90mm押出機にて溶融混練
し、Tダイより溶融フィルムとして押出した。
幅及び縦横ピッチがそれぞれ0.05mm、1.0m
m、5mmであって、凸部の形状が正方形である凹凸形
状をロール表面の機械方向(MD)に配列した鉄製エン
ボスロールと、テフロン(登録商標)チューブで被覆し
たゴムロールとの間に挟み込んで冷却固化し、幅2m、
目付重量90g/m2の熱可塑性樹脂フィルムを得た。
形成面側にコロナ処理を施して、コロイダルシリカ1.
5重量%,コロイダルアルミナ2.5重量%、水溶性セ
ルロースエステル3.0重量%、フッ素系界面活性剤
0.1重量%からなる無機コロイド系防曇性塗料をスプ
レーコーティングにより塗布・乾燥し2m幅の施設園芸
用被覆材を得た。塗布量(目付重量)は乾燥後で0.0
5g/m2であった。
向に並べ、MFR=1.0g/10分(190℃、2
1.18N)、密度0.908g/cm3のシングルサ
イト触媒により重合された直鎖状低密度ポリエチレン
(商品名:PL1840、ダウケミカル日本(株)製)
に、ヒンダードアミン系耐候剤0.3重量%を配合した
組成物よりなる幅50mm、厚さ0.1mmのテープ
を、前記施設園芸用被覆材の防曇性塗布膜の形成されて
いない面に当てて熱融着し、幅8mのハウス展張用サン
プルとした。被覆材の仕様と評価結果を表1に示した。
分、密度=0.90g/cm3のエチレン−プロピレン
共重合体樹脂(商品名:チッソポリプロXF1800、
チッソ(株)製)に、全結合スチレン量=10重量%、
メルトフローレート(230℃、21.18N)=3.
5g/10分、密度=0.89g/cm3の水添された
スチレン−ブタジエン系共重合体ゴム(商品名;DYN
ARON1320P、日本合成ゴム(株)製)20重量
%、ヒンダードアミン系耐候剤0.1重量%、紫外線吸
収剤0.05重量%、フェノール系安定剤0.1重量
%、リン系安定剤0.1重量%を配合した熱可塑性樹脂
組成物を90mm押出機にて溶融混練し、Tダイより溶
融フィルムとして押出した。
及び縦横ピッチがそれぞれ0.3mm、0.6mm、2
mmであって、凸部の形状が正方形の凹凸形状をロール
表面の機械方向に配列した鉄製エンボスロールと鏡面鉄
製ロールとの間に挟み込んで冷却固化し、目付重量が1
800g/m2の熱可塑性樹脂シートとした。得られた
熱可塑性樹脂シートをシート温度が140℃となるよう
に加熱したのち、縦方向延伸倍率×横方向延伸倍率がそ
れぞれ4×5倍(面積倍率20倍)の条件で2軸延伸
し、幅2m、凹部厚さ0.025mmであって、目付重
量91g/m2の熱可塑性樹脂フィルムを得た。
形成面にコロナ処理を施して、コロイダルシリカ1.5
重量%,コロイダルアルミナ2.5重量%、水溶性セル
ロースエステル3.0重量%、フッ素系界面活性剤0.
1重量%からなる無機コロイド系防曇性塗料をスプレー
コーティングにより塗布・乾燥し2m幅の施設園芸用被
覆材を得た。塗布量(目付重量)は乾燥後で0.05g
/m2であった。
向に並べ、 MFR(230℃、21.18N)=1.
8g/10分、密度=0.90g/cm3のエチレン−
プロピレン共重合体樹脂(商品名:チッソポリプロXF
1800、チッソ(株)製)に、ヒンダードアミン系耐
候剤0.3重量%を配合した組成物よりなる幅50m
m、厚さ0.1mmのテープを、前記施設園芸用被覆材
の防曇性塗布膜の形成されていない面に当てて熱融着
し、幅8mのハウス展張用サンプルとした。被覆材の仕
様と評価結果を表1に示した。
部、ジオクチルフタレート50重量部、バリウム−亜鉛
系複合液状安定剤1.5重量部、ステアリン酸バリウム
0.2重量部、ステアリン酸亜鉛0.4重量部、有機リ
ン酸エステル、紫外線吸収剤0.1重量部、ヒンダード
アミン系光安定剤0.1重量部からなるポリ塩化ビニル
系樹脂組成物を90mmφ押出機を用い、押出温度19
0℃にて溶融・混練した後に溶融フィルムとして押出し
た。
及び縦横ピッチがそれぞれ0.3mm、0.6mm、2
mmであって、凸部の形状が正方形の凹凸形状をロール
表面の機械方向に配列した鉄製エンボスロールと鏡面鉄
製ロールとの間に挟み込んで冷却固化し、目付重量が1
100g/m2の熱可塑性樹脂シートとした。得られた
熱可塑性樹脂シートを温度が110℃に加熱したのち、
縦方向延伸倍率×横方向延伸倍率がそれぞれ3×3倍
(面積倍率9倍)の条件で2軸延伸し、幅2m、目付け
重量124g/m2の熱可塑性樹脂フィルムを得た。
形成面にコロナ処理を施して、コロイダルシリカ1.5
重量%,コロイダルアルミナ2.5重量%、水溶性セル
ロースエステル3.0重量%、フッ素系界面活性剤0.
1重量%からなる無機コロイド系防曇性塗料をスプレー
コーティングにより塗布・乾燥し2m幅の施設園芸用被
覆材を得た。塗布量(目付重量)は乾燥後で0.05g
/m2であった。更に、4枚の前記施設園芸用被覆材を
幅方向に並べ、 ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とする組
成物よりなる幅50mm、厚さ0.1mmのテープを、
前記施設園芸用被覆材の防曇性塗布膜の形成されていな
い面に当てて熱融着し、幅8mのハウス展張用サンプル
とした。被覆材の仕様と評価結果を表1に示した。
実施例1の記載と同様に実施した。被覆材の仕様と評価
結果を表1に示した。
実施例2の記載と同様に実施した。被覆材の仕様と評価
結果を表1に示した。
実施例3の記載と同様に実施した。被覆材の仕様と評価
結果を表1に示した。
用被覆材サンプルは、形成された防曇塗布膜が凹凸形状
により保護されるため、施設園芸用ハウスに展張し、巻
き上げと巻き下ろしによる開閉作業を繰り返しても防曇
性の低下が認められない。
凸形状が形成された熱可塑性樹脂フィルムの凹凸形状形
成面に更に防曇塗布膜を形成させることにより、防曇塗
布膜を凹凸形状が保護し、これまで防曇性塗布膜を形成
させた施設園芸用被覆材では不可能であった換気、保
温、雨水導入による土壌管理、気温較差による作物の着
色促進と糖度向上及び休眠打破等を目的として巻き上げ
と巻き下ろしによる開閉作業を頻繁に行なうことを可能
にした。これにより、従来の防曇性塗布膜を形成させた
施設園芸用被覆材が使用できなかった施設園芸用ハウス
の内張りや巻き上げ用外張りでの使用が可能になり、更
に、施設園芸用トンネルの被覆材として数年間、繰り返
し使用することが可能となり、省資源、省エネルギー及
び施設園芸農家の被覆資材コスト低減に大きく寄与する
ことができる。
例を示す。
より見た凹部形状の一例を示す。
げ換気部。 3・・・・・・施設園芸用被覆材の凸部。 4・・・・・・施設園芸用被覆材の凹部。 5・・・・・・施設園芸用被覆材の凹部幅。 6・・・・・・施設園芸用被覆材のピッチ。 7・・・・・・施設園芸用被覆材の凹部深さ(da)。
Claims (4)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂組成物からなる熱可塑性樹脂
フィルムの少なくとも片面に、実質的に連続した凸部と
前記凸部に仕切られた不連続の凹部とからなる凹凸形状
が形成され、前記凹凸形状が形成された面に、更に防曇
性塗布膜が形成されたことを特徴とする施設園芸用被覆
材。 - 【請求項2】前記凹凸形状が下記条件を満足することを
特徴とする請求項1記載の施設園芸用被覆材。 1)凹部の深さdaが0.005〜0.5mm。 2)凹凸形状が形成されたフィルム面における凹部面積
Saと凸部面積Sbの割合Sa/Sbが、0.1≦ S
a/Sb≦ 5。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂組成物を構成する熱可塑性樹
脂が、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂の群から選ばれた1種または2種以
上である請求項1もしくは2記載の施設園芸用被覆材。 - 【請求項4】凹凸形状が形成された熱可塑性樹脂フィル
ムが一軸もしくは二軸方向に延伸された延伸フィルムで
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
の施設園芸用被覆材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126452A JP2002315446A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 施設園芸用被覆材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126452A JP2002315446A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 施設園芸用被覆材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002315446A true JP2002315446A (ja) | 2002-10-29 |
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ID=18975492
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001126452A Pending JP2002315446A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 施設園芸用被覆材 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5843181B1 (ja) * | 2014-11-17 | 2016-01-13 | 大日本印刷株式会社 | 農業用シート |
JP2016096822A (ja) * | 2015-09-16 | 2016-05-30 | 大日本印刷株式会社 | 農業用シート |
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-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001126452A patent/JP2002315446A/ja active Pending
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