JP2016087171A - 内視鏡用鋏 - Google Patents
内視鏡用鋏 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016087171A JP2016087171A JP2014226397A JP2014226397A JP2016087171A JP 2016087171 A JP2016087171 A JP 2016087171A JP 2014226397 A JP2014226397 A JP 2014226397A JP 2014226397 A JP2014226397 A JP 2014226397A JP 2016087171 A JP2016087171 A JP 2016087171A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- endoscope
- stopper
- pair
- scissors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
【解決手段】内視鏡用鋏100は、体内に挿入される可撓管シース40と、可撓管シースに挿通された操作線30と、操作線の先端部に配置され回動軸29により互いに開閉可能に軸支された一対の鋏片12、22を備える処置部10と、可撓管シースの基端部に付設され操作線を操作して一対の鋏片を開閉する操作部と、を有し、一対の鋏片を構成する一方の鋏片は、他方の鋏片に係合することにより一対の鋏片の最大開き角度を規制する係合部15a、16aおよび係合部を一方の鋏片に固定する支持部15b、16bを備えるストッパー15、16を有しており、ストッパーが、一方の鋏片の厚み方向に穿設された孔に支持部が挿入され一方の鋏片に対して固定される。
【選択図】図3
Description
即ち、ストッパーを有する従来技術1によれば、図7に示すように、鋏の先端同士の間隔が開き過ぎ、または図8に示すように、当該先端同士が交差して先端が外側に突出するといった、鋏特有の不具合が改善される。
換言すると、従来技術1は、製造工程上、一定の割合で所望の最大開き角度が実現できない不良品が発生する虞があり生産性が悪い。
本発明の内視鏡用鋏の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、1つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
また本発明に関し、特段の断りなく鋏片の端縁という場合には、一対の鋏片が互いに向き合う側の端縁(エッジ)を意味する。
本明細書において、縦断面とは、操作線の延在方向に平行し、一対の鋏片を軸支する回動軸の両端の中間部を切断してなる切断面を意味する。
以下に、本発明の第一実施形態にかかる内視鏡用鋏100について図1から図4を用いて説明する。また比較のために従来技術である内視鏡用鋏を図7、図8に示す。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる内視鏡用鋏100の全体側面図である。
図2は、図1に示す内視鏡用鋏100の閉鎖状態における先端部の縦断面図である。
図3は、図1に示す内視鏡用鋏100の開放状態における先端部の縦断面図である。
図4(a)は、ストッパー(第一ストッパー15)が装着される前の一方の鋏片12の縦断面概略図であり、図4(b)は一方の鋏片12の縦断面概略図であり、図4(c)は第一実施形態の変形例における一方の鋏片12の縦断面概略図である。
図7は、開放状態である従来技術の内視鏡用鋏900の先端部側面図である。
図8は、閉鎖状態である従来技術の内視鏡用鋏900の先端部側面図である。
尚、図2および図3では支持部15b、16bを挿入するための孔19を図示省略している。孔については図4を適宜参照することができる。
内視鏡用鋏100は、体内に挿入される可撓管(シース40)と、可撓管(シース40)に挿通された操作線30と、操作線30の先端部に配置され回動軸29により互いに開閉可能に軸支された一対の鋏片12、22を備える処置部10を有している。可撓管(シース40)の基端部には、操作線30を操作して一対の鋏片12、22を開閉する操作部50が付設されている。
一対の鋏片12、22を構成する一方の鋏片12は、ストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)を有している。ストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)は、他方の鋏片22に係合することにより一対の鋏片12、22の最大開き角度を規制する係合部15a、16a、および係合部15a、16aを一方の鋏片12に固定する支持部15b、16bを備える。
内視鏡用鋏100は、ストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)が、一方の鋏片12の厚み方向に穿設された孔19(図4(a)、(b)参照)に支持部15b、16bが挿入され一方の鋏片12に対して固定されている。
また従来技術1のごとく鋏片に微細な突状のストッパーを直接に固着形成する場合の当該ストッパーの位置精度の制御に比べて、一方の鋏片12の所定の箇所において厚み方向に孔19を穿設する際の位置精度の制御は容易である。
したがって内視鏡用鋏100の構成は、良好に寸法制御された第一ストッパー15および第二ストッパー16を用い、位置精度が高い孔19に支持部15b、16bをそれぞれ挿入して係合部15a、16aを固定することにより、ストッパー付きの内視鏡用鋏100を製造することを可能とする。これにより内視鏡用鋏100では、一方の鋏片12において係合部15aまたは係合部16aの配置位置が所定位置からずれた不良品の発生率を低くすることができる。
内視鏡用鋏100は、内視鏡の鉗子孔(図示せず)に挿入して用いられ、生体組織(図示せず)を剪断して切開する器具である。内視鏡用鋏100は、一対の鋏片12、22と、操作線30と、を備えている。一対の鋏片12、22には、互いに開閉可能に軸支され生体組織を剪断する刃部13、23をそれぞれ有している。一対の鋏片12、22を備える処置部10が、内視鏡用鋏100の先端部に設けられている。処置部10は操作線30により開閉駆動される。操作線30は、たとえば、ステンレス鋼などの導電性の金属材料で作成されている。たとえば操作線30として導電性のワイヤを用いることができる。操作線30は、鋏片12、22の基端部に駆動力を付与して、鋏片12、22の先端部を開閉操作する部材である。
これにより内視鏡用鋏100は、図7に示すストッパーを有しない内視鏡用鋏900における一対の鋏片212、222の最大開き角度が所望の角度以上になることを防止することができる。
一対の鋏片212、222が閉じ方向に回動しすぎて互いの先端が交差して外側に突出した状態となることが防止される。
より具体的には、相対的に開き方向に回動する他方の鋏片22の端縁が係合部15a、16aに当接し、これによって他方の鋏片22が、さらに開き方向に相対的に回動することが困難となり、一対の鋏片12、22の最大開き角度が所定角度で規制される。
より具体的には、閉鎖状態の一対の鋏片12、22において、他方の鋏片22の端縁が係合部15aに当接し、これによって、他方の鋏片22が、さらに閉じ方向に相対的に回動することが困難となっている。
本実施形態における係合部15aは、図4に示すとおり、一方の鋏片12の内向きの側面120から突出している。一方の鋏片12は、内向きの側面120において開口するとともに、これと対向する側面である外向きの側面122に向かって厚み方向に延在する孔19が形成されている。図4(a)から(c)に示す孔19は、内向きの側面120から外向きの側面122に亘って厚み方向に一方の鋏片12を貫通している。図示省略する孔19の変形例としては、孔19は内向きの側面120において開口するとともに、上記厚み方向の任意の位置で閉鎖された有底であってもよい。
第一ストッパー15は、支持部15bが孔19に挿入されることにより一方の鋏片12に対して立設されている。
また別の態様として、第一ストッパー15は、図4(c)に示すとおり、支持部15bと係合部15aの径とが略同等である同径の柱状ピンである。柱状ピンは製造が容易であって寸法安定性に優れるため、内視鏡用鋏100の生産性をより向上させ得る。上記柱状ピンの形状は特に限定されず、角柱または円柱などであってよい。また、孔19に挿入される部分(即ち支持部15b)は円柱であり、孔19から露出する部分(即ち係合部15a)は角柱であるなど、柱状ピンの断面形状は任意の位置で異なっていてもよい。
また別の態様として、第一ストッパー15は、端面15cを、図4(c)に示すように外向きの側面122と略同一面となるよう配置することができる。これにより、柱状ピンである支持部15bの挿入深さを実質的に規制することができる。
支持部15bが孔19に挿入されることで一方の鋏片12に装着された第一ストッパー15は、接着剤による接着またはレーザー溶接などの任意の手段で一方の鋏片12に対し確実に固着することができる。
より具体的には、たとえば内視鏡用鋏100は、孔19が、一方の鋏片12の他方の鋏片12に対向する内向きの側面120から、内向きの側面120とは反対側の側面である外向きの側面122まで貫通している。支持部15bの端面15cは、外向きの側面122と略同一面となるよう配置され、溶接部110が支持部15bの端面15cと外向きの側面122とに亘って設けられている。
特に端面15cを外向きの側面122に対し略面一として溶接することによって、溶接不良の発生を防止することができる。
本実施形態では、具体的には、図3に示すとおり、他方の鋏片22の端縁が、複数のストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)の全てにおいて、これらに設けられた係合部15a、16aのそれぞれに対し、同時に係合する態様を図示して説明している。
上述する複数のストッパーにおいて、閉鎖状態で他方の鋏片22に係合するいずれかのストッパーは、開放状態では他方の鋏片22に係合しない態様、または開放状態でも他方の鋏片22に係合する態様のいずれであってもよい。
内視鏡用鋏100において一対の鋏片12、22を閉止状態にする場合には、通常、操作線30を基端側に引くよう操作部50を操作し、一対の鋏片12、22に連結するリンク片17、27が互いに平行となる方向に動作させる(図2参照)。これに対し、一対の鋏片12、22を開放状態にする場合には、通常、操作線30を先端側に押し込むよう操作部50を操作し、リンク片17、27を外側方向に屈曲させるよう動作させる(図3参照)。上述の操作において、一般的に、一方の鋏片に設けられたストッパーと他方の鋏片とを係合させて所望の最大開き角度に規制するために要する力は、所定の閉鎖状態を維持するために要する力よりも大きい傾向にある。そのため開き方向に回動する他方の鋏片に係合するストッパーの数を、閉じ方向に回動する他方の鋏片に係合するストッパーの数より多くすることが有効である。
共通のストッパーである第一ストッパー15は、側面の異なる箇所で、閉鎖状態および開放状態のそれぞれにおいて、他方の鋏片22に当接する。
一対の鋏片12、22の少なくとも一方の先端部には、生体組織を把持する爪部14が、刃部13、23よりも閉じ方向に突出して形成されている。本実施形態にかかる内視鏡用鋏100は、図2、図3に示すとおり、鋏片22の先端部に刃部23よりも閉じ方向に突出して形成された爪部14を有している。
より具体的には、一対の鋏片12、22に導電性の刃部13、23を設けるとともに、刃部13、23を除いた周面の略全面を絶縁性とし、かつ、孔19より露出するストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)の周面を絶縁性として構成する。そして、導電性の刃部13、23に高周波電圧を印加するための接続端子52をさらに設けることによって、高周波を利用した内視鏡用鋏100を構成することができる。ここでストッパーの露出する周面とは、孔19より露出するストッパーの周面のことをいい、たとえば係合部15a、16aの周面を指す。
または、ストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)は、セラミックス材料もしくは樹脂材料などの絶縁性材料で構成されてもよい。これによって、事後的にストッパー(第一ストッパー15、第二ストッパー16)の絶縁処理を行う必要がなくなる。また係合部15a、16aに繰り返し他方の鋏片22が係合して、係合部15a、16aにおける係合箇所の絶縁被膜が剥離するなどの虞がない。
次に、本発明の第二実施形態の内視鏡用鋏200について、図5および図6を用いて説明する。
図5は、内視鏡用鋏200の閉鎖状態における先端部を説明する説明図である。
図6は、内視鏡用鋏200の開放状態における先端部を説明する説明図である。
尚、図5および図6では支持部68を挿入するための孔19を図示省略している。孔については図4を適宜参照することができる。
本実施形態の内視鏡用鋏200は、一方の鋏片12に固定されたストッパー60の形状が、第一実施形態における内視鏡用鋏100の第一ストッパー15、第二ストッパー16の形状と異なる点で第一実施形態と相違する。
以下、第二実施形態の説明に関し、第一実施形態と重複する説明は適宜省略する。
図6に示すとおり、他方の鋏片22が、操作部50の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動することで、第一の所定箇所(第一係合エッジ63)と第一の係合辺(第一係合辺62)とが互いに沿って係合する。また図5に示すとおり、一対の鋏片12、22が閉鎖状態で、他方の鋏片22が、第二の所定箇所(第二係合エッジ65)と第二の係合辺(第二係合辺64)とが互いに沿って係合する。ここで、他方の鋏片22の端縁の所定箇所に沿う係合辺とは、係合部66の側面に含まれ、他方の鋏片22の端縁の所定箇所のラインに沿った所定の長さの線分を意味する。
具体的には、図5、図6に示す内視鏡用鋏200は、他方の鋏片22の端縁に設けられた所定箇所(第一係合エッジ63、第二係合エッジ65)と、係合部の係合辺(第一係合辺62、第二係合辺64)とが互いに沿って係合している。
同様に、係合部66が第二係合辺64を含む第二係合面(図示省略)を有し、一対の鋏片12、22が閉鎖状態で、第二係合エッジ65と当該第二係合面とが互いに沿って係合してもよい。
かかる変形例では、他方の鋏片22と係合部66とが面接触することによって互いに係合するため、係合の状態がより安定する。
たとえば上記実施形態では、一方の鋏片に設けられたストッパーが、他方の鋏片の端縁に当接して係合する態様を示したが、本発明はこれに限定されない。その他の例としては、たとえば他方の鋏片に図示省略する突起部または段差部等の任意の係合構造が設けられ、当該係合構造と一方の鋏片に設けられたストッパーとが係合する態様を本発明は包含する。
また上記実施形態において、ストッパーが一方の鋏片12にのみ設けられた例を示したが、本発明は、鋏片12および鋏片22のいずれにもストッパーが設けられた態様を包含する。
また、第二実施形態では、開放状態および閉鎖状態のいずれにおいても一方の鋏片に設けられた係合部と他方の鋏片の端縁とが係合する態様を示した。しかし、本発明は、開放状態のみで、一方の鋏片に設けられた係合部(第一係合辺)と他方の鋏片の端縁(第一係合エッジ)とが係合する態様を包含する。
(1)体内に挿入される可撓管と、
前記可撓管に挿通された操作線と、
前記操作線の先端部に配置され回動軸により互いに開閉可能に軸支された一対の鋏片を備える処置部と、
前記可撓管の基端部に付設され前記操作線を操作して前記一対の鋏片を開閉する操作部と、を有し、
前記一対の鋏片を構成する一方の鋏片は、他方の鋏片に係合することにより前記一対の鋏片の最大開き角度を規制する係合部および前記係合部を前記一方の鋏片に固定する支持部を備えるストッパーを有しており、
前記ストッパーが、前記一方の鋏片の厚み方向に穿設された孔に前記支持部が挿入され前記一方の鋏片に対して固定されていることを特徴とする内視鏡用鋏。
(2)前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記係合部が前記他方の鋏片に係合し、前記他方の鋏片が閉じ方向に相対的に回動することを規制する上記(1)に記載の内視鏡用鋏。
(3)前記一対の鋏片は、中間部で互いに重ね合わされた領域で前記回動軸に軸支されており、
前記係合部は、前記一方の鋏片の内向きの側面から、対向する前記他方の鋏片の側に向かって突出しており、
前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片の端縁が、前記係合部に係合する上記(1)または(2)に記載の内視鏡用鋏。
(4)前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記他方の鋏片の端縁が、前記係合部に係合する上記(3)に記載の内視鏡用鋏。
(5)前記一方の鋏片には複数の前記ストッパーが設けられており、
前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片が、前記複数の前記ストッパーのうちの2つ以上の前記ストッパーに設けられた前記係合部のいずれにも係合する上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(6)前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記複数の前記ストッパーのうちのいずれかの前記ストッパーにおける前記係合部が、前記他方の鋏片に係合する上記(5)に記載の内視鏡用鋏。
(7)前記複数の前記ストッパーが、前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片、および前記一対の鋏片が閉鎖状態における前記他方の鋏片のいずれにも係合する共通ストッパーを含む上記(6)に記載の内視鏡用鋏。
(8)前記複数の前記ストッパーのいずれもが、前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片と係合する上記(5)から(7)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(9)前記係合部の側面は、前記他方の鋏片の所定箇所に沿う係合辺を有し、
前記他方の鋏片が、前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動することで、第一の前記所定箇所と第一の前記係合辺とが互いに沿って係合し、
前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記他方の鋏片が、第二の前記所定箇所と第二の前記係合辺とが互いに沿って係合する上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(10)前記一対の鋏片は、導電性の刃部を備えるとともに前記刃部を除いた周面の略全面が絶縁性であり、かつ、前記孔より露出する前記ストッパーの周面が絶縁性であり、
前記刃部に高周波電圧を印加するための接続端子をさらに有している上記(1)から(9)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(11)前記ストッパーの支持部が導電性である上記(10)に記載の内視鏡用鋏。
(12)前記支持部の端面と前記一方の鋏片の一部とに亘る溶接部が設けられている上記(1)から(11)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(13)前記孔が、前記一方の鋏片の前記他方の鋏片に対向する内向きの側面から、前記内向きの側面とは反対側の側面である外向きの側面まで貫通しており、
前記支持部の前記端面は、前記外向きの側面と略同一面となるよう配置され、前記溶接部が前記支持部の前記端面と前記外向きの側面とに亘って設けられている上記(12)に記載の内視鏡用鋏。
12、22・・・鋏片
13、23・・・刃部
14・・・爪部
15・・・第一ストッパー
15a、16a・・・係合部
15b、16b・・・支持部
15c・・・端面
16・・・第二ストッパー
17、27・・・リンク片
18、28・・・絶縁性被覆
19・・・孔
20・・・保持枠
26・・・進退部
29・・・回動軸
30・・・操作線
40・・・シース
41・・・コイル
42・・・絶縁性被覆
50・・・操作部
52・・・接続端子
54・・・指掛リング
56・・・スライダ
57・・・回転操作部
58・・・軸部
60・・・ストッパー
62・・・第一係合辺
63・・・第一係合エッジ
64・・・第二係合辺
65・・・第二係合エッジ
66・・・係合部
68・・・支持部
100、200、900・・・内視鏡用鋏
110・・・溶接部
120・・・側面
122・・・側面
212、222・・・鋏片
n・・・モノポーラ型
Claims (13)
- 体内に挿入される可撓管と、
前記可撓管に挿通された操作線と、
前記操作線の先端部に配置され回動軸により互いに開閉可能に軸支された一対の鋏片を備える処置部と、
前記可撓管の基端部に付設され前記操作線を操作して前記一対の鋏片を開閉する操作部と、を有し、
前記一対の鋏片を構成する一方の鋏片は、他方の鋏片に係合することにより前記一対の鋏片の最大開き角度を規制する係合部および前記係合部を前記一方の鋏片に固定する支持部を備えるストッパーを有しており、
前記ストッパーが、前記一方の鋏片の厚み方向に穿設された孔に前記支持部が挿入され前記一方の鋏片に対して固定されていることを特徴とする内視鏡用鋏。 - 前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記係合部が前記他方の鋏片に係合し、前記他方の鋏片が閉じ方向に相対的に回動することを規制する請求項1に記載の内視鏡用鋏。
- 前記一対の鋏片は、中間部で互いに重ね合わされた領域で前記回動軸に軸支されており、
前記係合部は、前記一方の鋏片の内向きの側面から、対向する前記他方の鋏片の側に向かって突出しており、
前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片の端縁が、前記係合部に係合する請求項1または2に記載の内視鏡用鋏。 - 前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記他方の鋏片の端縁が、前記係合部に係合する請求項3に記載の内視鏡用鋏。
- 前記一方の鋏片には複数の前記ストッパーが設けられており、
前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片が、前記複数の前記ストッパーのうちの2つ以上の前記ストッパーに設けられた前記係合部のいずれにも係合する請求項1から4のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。 - 前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記複数の前記ストッパーのうちのいずれかの前記ストッパーにおける前記係合部が、前記他方の鋏片に係合する請求項5に記載の内視鏡用鋏。
- 前記複数の前記ストッパーが、前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片、および前記一対の鋏片が閉鎖状態における前記他方の鋏片のいずれにも係合する共通ストッパーを含む請求項6に記載の内視鏡用鋏。
- 前記複数の前記ストッパーのいずれもが、前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動した前記他方の鋏片と係合する請求項5から7のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
- 前記係合部の側面は、前記他方の鋏片の所定箇所に沿う係合辺を有し、
前記他方の鋏片が、前記操作部の操作により開き方向に所定の角度だけ相対的に回動することで、第一の前記所定箇所と第一の前記係合辺とが互いに沿って係合し、
前記一対の鋏片が閉鎖状態で、前記他方の鋏片が、第二の前記所定箇所と第二の前記係合辺とが互いに沿って係合する請求項1から8のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。 - 前記一対の鋏片は、導電性の刃部を備えるとともに前記刃部を除いた周面の略全面が絶縁性であり、かつ、前記孔より露出する前記ストッパーの周面が絶縁性であり、
前記刃部に高周波電圧を印加するための接続端子をさらに有している請求項1から9のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。 - 前記ストッパーの支持部が導電性である請求項10に記載の内視鏡用鋏。
- 前記支持部の端面と前記一方の鋏片の一部とに亘る溶接部が設けられている請求項1から11のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
- 前記孔が、前記一方の鋏片の前記他方の鋏片に対向する内向きの側面から、前記内向きの側面とは反対側の側面である外向きの側面まで貫通しており、
前記支持部の前記端面は、前記外向きの側面と略同一面となるよう配置され、前記溶接部が前記支持部の前記端面と前記外向きの側面とに亘って設けられている請求項12に記載の内視鏡用鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014226397A JP6390358B2 (ja) | 2014-11-06 | 2014-11-06 | 内視鏡用鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014226397A JP6390358B2 (ja) | 2014-11-06 | 2014-11-06 | 内視鏡用鋏 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016087171A true JP2016087171A (ja) | 2016-05-23 |
JP6390358B2 JP6390358B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=56016004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014226397A Active JP6390358B2 (ja) | 2014-11-06 | 2014-11-06 | 内視鏡用鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6390358B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108992139A (zh) * | 2018-09-10 | 2018-12-14 | 沈阳沈大内窥镜有限公司 | 微创手术用剪刀及医疗设备 |
JP2019047958A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 住友ベークライト株式会社 | 高周波処置具用ナイフ、及び、医療用の高周波処置具 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57203437A (en) * | 1981-03-09 | 1982-12-13 | Univ California | Operation tool |
JPH05285153A (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-02 | Olympus Optical Co Ltd | 処置具 |
US5637111A (en) * | 1995-06-06 | 1997-06-10 | Conmed Corporation | Bipolar electrosurgical instrument with desiccation feature |
JPH10179602A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-07 | Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk | 内視鏡用処置具における処置部の構造 |
JP2003299669A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Pentax Corp | 内視鏡用バイポーラ型高周波止血鉗子 |
WO2011043340A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 有限会社リバー精工 | 内視鏡用鋏 |
WO2013008817A1 (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-17 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 処置システムおよび内視鏡システム |
-
2014
- 2014-11-06 JP JP2014226397A patent/JP6390358B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57203437A (en) * | 1981-03-09 | 1982-12-13 | Univ California | Operation tool |
JPH05285153A (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-02 | Olympus Optical Co Ltd | 処置具 |
US5637111A (en) * | 1995-06-06 | 1997-06-10 | Conmed Corporation | Bipolar electrosurgical instrument with desiccation feature |
JPH10179602A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-07 | Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk | 内視鏡用処置具における処置部の構造 |
JP2003299669A (ja) * | 2002-04-09 | 2003-10-21 | Pentax Corp | 内視鏡用バイポーラ型高周波止血鉗子 |
WO2011043340A1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-14 | 有限会社リバー精工 | 内視鏡用鋏 |
WO2013008817A1 (ja) * | 2011-07-11 | 2013-01-17 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 処置システムおよび内視鏡システム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019047958A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 住友ベークライト株式会社 | 高周波処置具用ナイフ、及び、医療用の高周波処置具 |
CN108992139A (zh) * | 2018-09-10 | 2018-12-14 | 沈阳沈大内窥镜有限公司 | 微创手术用剪刀及医疗设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6390358B2 (ja) | 2018-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170303954A1 (en) | Endoscopic scissors and endoscopic high frequency treatment tool | |
JP5463363B2 (ja) | 内視鏡用鋏 | |
JP4845884B2 (ja) | 電気外科用器具 | |
US10188456B2 (en) | Electrode assembly for RF energy enabled tissue debridement device | |
US20080071268A1 (en) | Electrosurgical Instrument | |
JP6216482B1 (ja) | 内視鏡処置具 | |
JP2013138844A (ja) | 内視鏡用高周波焼灼切開鋏装置 | |
JP4726015B2 (ja) | 内視鏡用鋏型高周波処置具 | |
JP6390358B2 (ja) | 内視鏡用鋏 | |
JP6227204B1 (ja) | 内視鏡処置具 | |
WO2016068163A1 (ja) | 前嚢切開カッター | |
JP6798100B2 (ja) | 内視鏡用高周波処置具 | |
JP6476815B2 (ja) | 内視鏡用処置具 | |
US20200367960A1 (en) | High frequency treatment device, high frequency treatment device knife, and high frequency treatment device distal treatment instrument | |
JP6841029B2 (ja) | 医療用高周波処置具 | |
JP6763128B2 (ja) | 内視鏡用鋏 | |
JP2012075805A (ja) | 内視鏡用高周波鋏 | |
JP6988287B2 (ja) | 高周波処置具用ナイフ、及び、医療用の高周波処置具 | |
JP7000754B2 (ja) | 高周波処置具用先端処置具、及び、医療用の高周波処置具 | |
JP5689496B2 (ja) | 非導電性ストップ部材を有する血管の封着機および分割機 | |
JP7151143B2 (ja) | 高周波処置具 | |
JP2020185035A (ja) | 内視鏡用電気焼灼切開鋏 | |
JP7151142B2 (ja) | 高周波処置具 | |
JP3179005U (ja) | 鉗子 | |
JP2015092923A (ja) | 縫合糸切断器具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6390358 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |