JP6476815B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡の鉗子孔に挿入して用いられる内視鏡用処置具に関する。
内視鏡手術は低侵襲であるため、たとえば病変組織などの生体組織を切除する外科手術等に用いられている。この種の内視鏡手術に用いられる処置具として、特許文献1には、回動軸に軸支された一対の鋏片を備える内視鏡用処置具が記載されている。特許文献1の処置具は、一対の鋏片の刃面で生体組織を挟んだ状態で高周波電流を印加することによりこの生体組織を焼灼切開するものである。かかる処置具を鋏鉗子と呼称する場合がある。鋏片の基端側には長尺の操作ワイヤが接続されており、操作ワイヤの基端には操作部が設けられている。操作部を操作して操作ワイヤを押し込むことで一対の鋏片は開き、逆に操作ワイヤを牽引することで一対の鋏片は閉じる。鋏片を閉じる操作とあわせて鋏片に高周波電流を印加することで、生体組織が焼灼切開される。
鋏片のうち刃面を除く略全体に絶縁性皮膜が被覆されており、刃面は露出している。鋏片に絶縁性皮膜を設けることにより、高周波電流を印加した状態で、切断予定箇所以外の生体組織が鋏片に焼き付くことが低減される。
特許文献1の処置具における一対の鋏片の間には、所定寸法幅で円盤状に形成された間隔環またはスペーサ座が介挿されている。間隔環やスペーサ座は鋏片の回動軸の周囲に設けられており、一対の鋏片の内面同士が所定寸法幅の間隔をもって離間する。これにより、生体組織を焼灼切開した際に凝固する生体組織が鋏片の内面に焼き付くことが防止され、鋏片の開閉を阻害することが低減されるとされている。
特開2013−138844号公報
しかしながら、特許文献1の処置具は、円盤状の間隔環やスペーサ座の摩擦抵抗が大きいため、鋏片を正確に開閉操作することが困難であるという問題がある。すなわち、鋏片を開閉操作する際に発生する摩擦力が大きいと、操作ワイヤに付与した牽引力や押込力の多くが操作ワイヤ自体の伸縮変形によって費消されてしまい、操作部を操作しても鋏片が十分に開閉しなくなる。このため、操作部を所定の移動量だけ操作しても、鋏片が所望の開き角度にならなかったり、または鋏片が十分に閉じず生体組織を所望に切除できなかったりする問題が生じる。また、鋏片を開閉操作する際に発生する摩擦力が大きいと、操作ワイヤに付与すべき牽引力や押込力が大きくなるため、正確な手技をおこなうことが困難となる。
かかる問題は、特許文献1のように板状の鋏片で生体組織を剪断する鋏鉗子に限らず、一対のカップ状の鉗子片で生体組織を抉り取るようにして切除する態様の生検鉗子と呼称される処置具など、種々の内視鏡用処置具に共通して発生する。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、操作ワイヤに付与すべき牽引力や押込力を低減して確実な開閉操作をすることが可能な内視鏡用処置具を提供するものである。
本発明によれば、生体組織を把持する導電性の刃部をそれぞれ先端部に有する第一および第二の把持片と、互いに対向して重ね合わされた前記第一および第二の前記把持片を開閉可能に軸支する回動軸と、前記第一および第二の把持片の基端部に駆動力を付与して前記第一および第二の把持片の前記刃部を開閉操作する操作ワイヤと、前記回動軸の周囲の複数箇所に配置されて前記第一および第二の把持片に挟持される複数の真球状の摺動部と、を備え、前記第一の把持片は複数の前記摺動部をそれぞれ回転自在に軸受けする複数の保持凹部が形成されており、前記第二の把持片が前記回動軸と同軸の円弧状または部分円弧状に形成された摺動溝を有し、前記摺動溝は、前記開閉操作に連動して前記摺動部を該摺動溝に対して点接触させた状態で円弧状または部分円弧状に転動させ、複数の前記摺動部が、前記第一および第二の把持片に対してそれぞれ点接触した状態で摺動し、かつ、少なくとも第一から第三の前記摺動部が前記回動軸の周囲に分散して配置されており、前記回動軸よりも前記把持片の基端部に配置された第一および第二の前記摺動部を結ぶ直線に対して直交するとともに第三の前記摺動部を通過する他の直線が、前記把持片の先端部の長手方向に沿って延在していることを特徴とする内視鏡用処置具が提供される。
本発明の内視鏡用処置具によれば、操作ワイヤに付与すべき牽引力や押込力が低減されるため、確実な開閉操作をすることが可能である。
本発明の実施形態にかかる内視鏡用処置具の全体構造を示す模式図である。 閉鎖状態の内視鏡用処置具における先端処置部の縦断面図である。 開放状態の内視鏡用処置具における先端処置部の縦断面図である。 把持片の閉鎖状態を示す側面図である。 把持片の開放状態を示す側面図である。 内視鏡用処置具における先端処置部の平面図である。 摺動部の配置を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各図面において、対応する構成要素には共通の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態の内視鏡用処置具(以下、「処置具」と略記する場合がある)100の全体構造を示す模式図である。図2は閉鎖状態の処置具100における先端処置部10の縦断面図であり、図3は開放状態の処置具100における先端処置部10の縦断面図である。
以下の説明において、図1から図3の各上方を処置具100の上方、同図の各下方を処置具100の下方と説明する場合があるが、これは処置具100の構成要素の相対関係を説明するために便宜的に規定するものであり、処置具100の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
はじめに、本実施形態の内視鏡用処置具(処置具)100の概要について説明する。本実施形態の処置具100は、内視鏡の鉗子孔(図示せず)に挿入して用いられて生体組織(図示せず)を切開する器具である。処置具100としては、鋏鉗子や生検鉗子を例示することができる。以下の説明では、薄板状の把持片12・22を開閉させて生体組織に剪断力を付与して把持する鋏鉗子を例示する。
処置具100は、一対の把持片12・22、回動軸39、操作ワイヤ30および複数の摺動部60a〜60cを備えている。
一対の把持片12・22は、生体組織を把持する導電性の刃部13・23をそれぞれ先端部に有している。回動軸39は、互いに対向して重ね合わされた一対の把持片12・22を開閉可能に軸支する軸である。操作ワイヤ30は、把持片12・22の基端部122・222に駆動力を付与して把持片12・22の刃部13・23を開閉操作する部材である。複数の摺動部60a〜60cは、回動軸39の周囲の複数箇所に配置されて一対の把持片12・22に挟持されている。
本実施形態の処置具100は、複数の摺動部60a〜60cが、一対の把持片12・22の少なくとも一方(本実施形態では把持片12)に対してそれぞれ点接触した状態で摺動することを特徴とする。
ここで、摺動部60a〜60cが把持片12または22に対して点接触するとは、摺動部60a〜60cがそれぞれ有する曲面と、把持片12または22の平坦面または上記曲面よりも曲率半径が大きい緩曲面とが接触することをいう。また、摺動部60a〜60cが把持片12または22に対して摺動するとは、摺動部60a〜60cが把持片12または22に対して向きが固定された状態で接触して移動(擦動)することと、摺動部60a〜60cが把持片12または22に対して向きを変えながら接触して移動(転動)することの両方を含む。すなわち、摺動部60a〜60cは把持片22に固定されて把持片12に対して擦動してもよく、または摺動部60a〜60cに対して回転自在に保持されて把持片12に対して転動してもよい。
次に、本実施形態の処置具100について詳細に説明する。
処置具100は、長尺の操作ワイヤ30と、操作ワイヤ30の先端に設けられた先端処置部10と、操作ワイヤ30が収容された可撓性のシース40と、シース40の近位側に設けられて操作ワイヤ30の近位端が接続された手元操作部50と、を備えている。
先端処置部10は、鋏状の把持片12・22、回動軸39、2枚のリンク片17・27、進退部26および保持枠20を備えている。把持片12・22は、回動軸39を軸として相対的に回転して開閉する。回動軸39の延在方向(軸方向)は、把持片12・22の重なり方向であり、言い換えると把持片12・22の厚み方向である。把持片12・22は、操作ワイヤ30により開閉駆動される。操作ワイヤ30は、ステンレス鋼などの導電性の金属材料で作成されている。
図2および図3に示すように、進退部26は操作ワイヤ30の先端に一体に連結されている。進退部26には2枚のリンク片17・27が回動可能に連結されている。さらに、リンク片17には把持片12の基端部122が回動可能に連結され、リンク片27には把持片22の基端部222が回動可能に連結されている。把持片12・22およびリンク片17・27は、図2および図3に示す平面内(回動軸39に直交する平面内)で相対的に回動する。
保持枠20はシース40の先端に固定され、リンク片17・27を収容するとともに回動軸39を保持している。回動軸39はリンク片17・27の先端側に設けられている。
図2に示すように、操作ワイヤ30および進退部26が基端側(図2の右方)に牽引されると、リンク片17・27および把持片12・22は略直線状となり、先端処置部10は閉鎖状態となる。逆に、図3に示すように、操作ワイヤ30および進退部26が先端側(図3の左方)に押し出されると、リンク片17・27が回動軸39に近づいて把持片12・22をリンク駆動し、先端処置部10は開放状態となる。
把持片12・22は、回動軸39の近傍において回動面内で浅く屈曲する略L字状(すなわち鎌形状)をなしている。把持片12・22のうち回動軸39よりも先端側を先端部121・221と呼称し、回動軸39よりも基端側を基端部122・222と呼称する。
対になる把持片12・22の形状は、図2および図3に示す上下方向に対称形状でもよくまたは非対称形状でもよい。把持片12・22の少なくとも一方(本実施形態では両方)の先端部121・221には、生体組織を把持する爪部14・24が、刃部13・23よりも閉じ方向に突出して形成されている。閉じ方向とは一方の把持片12・22から他方の把持片22・12に向かう方向であり、その反対方向を開き方向と呼称する。本実施形態の処置具100では、把持片12・22は略上下対称形状をなし、それぞれに爪部14・24が形成されている。爪部14・24は、生体組織に食い込み、かつ生体組織を抱えるように保持して脱落を防止した状態で切開するための突起である。
シース40は、操作ワイヤ30を収容する長尺かつ管状の部材である。本実施形態のシース40は、ステンレス線等の導電性ワイヤを密着巻回した作成された金属コイルである。シース40の外表面には絶縁性被覆42が密着して設けられている。ただしシース40としては、金属コイルに代えて絶縁性の管状部材(チューブ)を用いてもよい。
図1に示す手元操作部50は、操作ワイヤ30が挿通された軸部58と、この軸部58の基端部に設けられた指掛リング54と、操作ワイヤ30の基端が連結されて軸部58に対して進退移動するスライダ56と、を備えている。操作ワイヤ30は軸部58に対して摺動可能に挿通されている。ユーザは、指掛リング54に例えば親指を挿入し、スライダ56を他の2本の指で挟んで軸部58の長手方向に沿って進退駆動する。これにより、操作ワイヤ30は手元操作部50に対して前進または後退する。シース40の基端は手元操作部50に固定され、操作ワイヤ30はシース40に対して進退可能に挿通されているため、スライダ56の進退移動に連動して操作ワイヤ30の先端はシース40に対して前進または後退する。これにより、上述したように先端処置部10の進退部26が駆動されて把持片12・22の刃部13・23は開閉する。
図3に示すように、先端処置部10は、把持片12・22の開き角度の最大値を規定する角度規制部32を有している。本実施形態の角度規制部32は、把持片22のうち、把持片12に対向する内面220の面上に突出して形成されている。開放状態の処置具100において把持片12の基端部122が角度規制部32に当接することで、開き方向への把持片12・22の相対移動が規制される。
図1に示すように、手元操作部50は給電部52を備えている。給電部52は把持片12・22に高周波電流を印加するための端子であり、電源ケーブルを介して高周波電源が接続される(図示せず)。先端処置部10を構成する把持片12・22、リンク片17・27および進退部26は、いずれも導電性の金属材料で作成されている。また、操作ワイヤ30も導電性の金属材料で作成されている。このため、給電部52に印加された高周波電流は把持片12・22に負荷される。
図3に示すように、把持片12・22には、開放状態で対向する端縁(エッジ)に沿って刃部13・23が形成されている。刃部13・23は、把持片12・22において比較的鋭利に形成された刃面であり、生体組織を切開する部位である。刃部13・23の端縁(エッジ)は、剪断力により生体組織を切開可能な程度に鋭利に形成されてもよく、またはかかる剪断力では生体組織が切開されない程度に鈍い角度で形成されてもよい。
把持片12・22の表面には絶縁性被覆18・28が設けられている。便宜上、図2および図3では絶縁性被覆18・28に部分的にハッチングを付して図示しているが、絶縁性被覆18・28は、把持片12・22の表面のうち、後述する保持凹部25の内側および刃部13・23を除く略全体に設けられている。ここで、把持片12・22の表面の略全体とは、重なり領域62(図4参照)の内側を除く領域である。すなわち、絶縁性被覆18・28は、把持片12・22のうち、重なり領域62(後述する摺動溝15および保持凹部25を含む)と刃部13・23を除く表面に設けられている。
絶縁性被覆18・28は、たとえばフッ素樹脂などの絶縁性材料をコーティングして形成することができる。絶縁性被覆18・28から露出する刃部13・23は線状の電極となる。把持片12・22は、給電部52から同位相の高周波電圧が印加されてモノポーラ型の高周波電極となる。把持片12・22で生体組織を把持した状態で高周波電流を把持片12・22の間に印加することにより、生体組織は焼灼されて切開される。なお、本実施形態に代えて、把持片12・22の一方をアクティブ電極とし、他方をリターン電極とするバイポーラ型の処置具100としてもよい。
<摺動部60a〜60cについて>
以下、把持片12・22に挟持された摺動部60a〜60cについて説明する。
図4は閉鎖状態の把持片12・22の側面図であり、図5は開放状態の把持片12・22の側面図である。図6は処置具100の先端処置部10の平面図である。図7は複数の摺動部60a〜60cの配置を説明する説明図である。
摺動部60a〜60cは、一対の把持片12に対して点接触した状態で摺動することにより、把持片12と把持片22との間の摺動摩擦を低減させる。摺動部60a〜60cの全部が一方の把持片(本実施形態では把持片12)に対して点接触してもよく、または摺動部60a〜60cの一部が一方の把持片12に点接触し、他の摺動部(符号省略)が他方の把持片22に点接触してもよい。本実施形態の処置具100では、3個の摺動部60a〜60cの全部が、一方の把持片12に対して点接触している。そして摺動部60a〜60cは、他方の把持片22に設けられている。摺動部60a〜60cは、把持片22に対して固着していてもよく、または把持片22に対して回転可能に設けられていてもよい。
3個の摺動部60a〜60cは、回動軸39(図2から図6参照)が挿通される軸孔29の周囲に離散的に配置されている。摺動部60a〜60cは、回動軸39の周囲に等間隔に配置されてもよく、または不等間隔に配置されてもよい。
摺動部60a〜60cの個数を3個とすることにより、製造公差に起因して摺動部60a〜60cの頂点の高さに所定の差異が生じても、これらの3頂点で規定される平面に沿って把持片22が摺動部60a〜60cに支持される。このため、摺動部60a〜60cが摺動しても把持片12・22の対向状態が安定して維持される。
摺動部60a〜60cの形状は特に限定されない。把持片12に対して点接触し、かつ機械的強度に優れる観点から、摺動部60a〜60cは把持片12に点接触する湾曲面を有している。摺動部60a〜60cは、この湾曲面の頂点で把持片12に点接触する。
摺動部60a〜60cが備える湾曲面の形状や曲率半径は特に限定されない。本実施形態の摺動部60a〜60cは、湾曲面として球形部を有している。摺動部60a〜60cは、球形部の頂点で把持片12にそれぞれ点接触している。球形とは、真球状や楕円球状のほか、半球状など部分球状や部分楕円球状を含む。摺動部60a〜60cは全体が球形部であってもよく、または摺動部60a〜60cのうち把持片12に対向する一部が球形部であってもよい。
本実施形態の摺動部60a〜60cは、より具体的には、真球状のボールベアリングであり、把持片22および把持片12に対して転動する。摺動部60a〜60cをボールベアリングとすることで、把持片12と把持片22との間の摩擦力を良好に低減することができる。摺動部60a〜60cの材料は特に限定されないが、ステンレス鋼、クロム鋼、チタン合金、タングステンカーバイドなどの金属材料(合金)のほか、ガラスやセラミックなど非金属無機材料を用いることができる。
図6に示すように、摺動部60a〜60cが設けられている把持片22は、真球状の摺動部60a〜60cを回転自在に軸受けする保持凹部25を有している。保持凹部25の形状は特に限定されないが、摺動部60a〜60cを嵌合させる半球状または部分球面状とすることができる。本実施形態では、3個の保持凹部25が、回動軸39の周囲の所定位置に形成されている。保持凹部25の形成位置、すなわち摺動部60a〜60cの配置位置に関しては後述する。
摺動部60a〜60cの表面には潤滑処理が施されている。これにより把持片22の保持凹部25との間の摩擦力を低減することができる。潤滑処理としては、固体潤滑処理を用いることができる。固体潤滑処理の例としては、二硫化モリブデンコーティングやDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングのほか、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂コーティングを挙げることができる。
ただし、本実施形態に代えて、摺動部60a〜60cの一部または全部は、把持片12・22の一方(たとえば把持片22)に固定されていてもよい。具体的には、半球状の摺動部60a〜60cを把持片22に固着するか、または把持片22と一材で一体成形してもよい。または、把持片22の内面220に形成した保持凹部25に対して、球状の摺動部60a〜60cを嵌合させた状態で固着させてもよい。これにより、摺動部60a〜60cが把持片22から脱離することを完全に防止した状態で、把持片12と摺動部60a〜60cとを点接触させた状態で摺動(擦動)させることができる。
本実施形態の先端処置部10を組み立てるにあたっては、予め、把持片12とリンク片17、把持片22とリンク片27を、それぞれ回動自在に連結しておく(図2参照)。つぎに、把持片22に形成された保持凹部25に摺動部60a〜60cをそれぞれ嵌合させた状態で把持片22に把持片12を対向させて組み合わせ、任意で治具(図示せず)により把持片12と把持片22とを保持する。この状態で、把持片12・22およびリンク片17・27を保持枠20に介挿する。そして、リンク片17・27を進退部26に対して軸(図示せず)で連結し、また把持片12・22を回動軸39によって保持枠20に連結するとよい。
一対の把持片12・22は、操作ワイヤ30(図1から図3参照)を進退操作することにより回動軸39を中心に軸回転して、図4に示す閉鎖状態と図5に示す開放状態とに相互に遷移する。
図4および図5に示すように、一対の把持片12・22は、回動軸39を中心に相対的に軸回転した際に常に重なり合う重なり領域62を有している。重なり領域62は、図4に示す閉鎖状態から図5に示す開放状態に至る間に把持片12と把持片22とが側面視において互いに重複している仮想領域である。複数の摺動部60a〜60cの全部が、重なり領域62に配置されている。なお、摺動部60a〜60cが重なり領域62に配置されているとは、摺動部60a〜60cのうち把持片12と点接触する頂点が、図4および図5に示す側面視にて重なり領域62の内部に位置することを意味する。
摺動部60a〜60cが重なり領域62に配置されていることにより、一対の把持片12・22が開閉操作されても摺動部60a〜60cのいずれか一以上が把持片12から脱落することがない。言い換えると、摺動部60a〜60cは、開閉操作される一対の把持片12・22に挟持されている。このため、上記他方の把持片22に形成された保持凹部25を半球状の凹部などの簡易な形状としても、摺動部60a〜60cを脱落することなく保持することができる。
また、摺動部60a〜60cに対向配置された上記一方の把持片12は、平坦面または湾曲面で摺動部60a〜60cの頂点と点接触する。回動軸39(軸孔29)の周囲に配置された摺動部60a〜60cは、把持片12・22の開閉操作に連動して、把持片12に対して回動軸39のまわりを円弧状に摺動する。本実施形態の把持片22は、回動軸39のまわりに孤状に形成されて摺動部60a〜60cを点接触した状態で摺動させる摺動溝15を有している(図6参照)。摺動溝15の断面形状は、矩形でもよくまたは湾曲形状でもよい。図6に示す本実施形態の摺動溝15は、摺動部60a〜60cの曲率半径よりも大きな曲率半径で湾曲する緩曲面である。これにより、摺動部60a〜60cが摺動溝15に対して頂点で当接し、すなわち点接触した状態で摺動溝15の内部を摺動(転動)する。摺動溝15の深さは摺動部60a〜60cの半径寸法よりも小さい。
本実施形態の摺動溝15は、図4および図5に示すように、回動軸39と同軸に配置された円弧状である。ただし、摺動溝15は部分円弧状としてもよい。摺動溝15の幅寸法は特に限定されず、摺動部60a〜60cの直径より幅広でもよく、または細幅でもよい。
摺動部60a〜60cは、回動軸39のまわりに同心円上に配置されてもよく、または摺動部60a〜60cと回動軸39との離間距離が異なってもよい。本実施形態では、摺動部60a〜60cと回動軸39との離間距離が互いに等しく、摺動部60a〜60cが同心円上に配置されている態様を例示する。この場合、摺動溝15は一本の孤状とすることができる。摺動部60a〜60cの一部同士における回動軸39との離間距離が互いに異なる場合、複数本の摺動溝15を回動軸39のまわりに同心かつ異径の孤状に形成して摺動部60a〜60cの当該一部同士をそれぞれ収容するようにしてもよい。または、摺動溝15を太幅に構成し、回動軸39との離間距離が異なる複数個の摺動部60a〜60cを一本の摺動溝15に収容してもよい。この場合、摺動溝15の断面形状を矩形とし、摺動部60a〜60cの頂点が接する溝底面を平坦に形成してもよい。
摺動部60a〜60cは、緩曲面である摺動溝15の内部で摺動(転動)する。把持片12に摺動溝15を形成することで、摺動溝15と保持凹部25とで摺動部60a〜60cを挟持することができるため、摺動部60a〜60cが把持片12・22の間から脱落することが好適に防止される。摺動溝15は、重なり領域62の内側に形成されているとよい。ただし、摺動溝15のうち摺動部60a〜60cの頂点が点接触する中心線が、重なり領域62の内側に形成されていればよい。
摺動部60a〜60cの転動性を良好にする観点から、把持片12・22の表面の略全体に設けられた絶縁性被覆18・28は、刃部13・23および保持凹部25の内側のほか、摺動溝15の内側にも設けないことが好ましい。これにより、摺動部60a〜60cは把持片12・22の金属面に接して低摩擦で摺動することができる。
また、把持片12・22の重なり領域62は、絶縁性被覆18・28で被覆してもよく、または絶縁性被覆18・28から露出させてもよい。把持片12・22の重なり領域62を絶縁性被覆18・28から露出させることで、開閉操作時に絶縁性被覆18・28が把持片12・22と接触して剥離してしまうことが防止される。
複数の摺動部60a〜60cがスペーサとなって一対の把持片12・22の刃部13・23どうしが互いに離間している。摺動溝15と保持凹部25との間に摺動部60a〜60cが介挿されることで、図6に示すように、把持片12の内面120と把持片22の内面220との間に、先端処置部10の厚み方向(図6の上下方向)に空隙Vが形成されている。空隙Vを隔てて刃部13・23が先端処置部10の厚み方向に離間していることにより、生体組織が把持片12の内面120や把持片22の内面220に付着して開閉操作を損なうことが低減される。
図7に示すように、本実施形態の処置具100においては、少なくとも第一から第三の摺動部60a〜60cが回動軸39の周囲に分散して配置されている。保持凹部25(図6参照)は摺動部60a〜60cに対応する位置にそれぞれ形成されている。直線L1は、回動軸39よりも把持片22の基端部222に配置された第一の摺動部60aおよび第二の摺動部60bを結ぶ直線である。直線L2は、第三の摺動部60cを通過し直線L1に直交する他の直線であり、把持片22の先端部221の長手方向に沿って延在している。
直線L1および直線L2は、図7に示す側面視において摺動部60a〜60cの中心を通る仮想線である。先端部221の長手方向とは、回動軸39の近傍における把持片22の幅中心と、爪部24と、を結ぶ方向である。本実施形態の把持片22においては、直線L2は先端部221の長手方向に沿って延在している。直線L2が当該長手方向に沿って延在しているとは、直線L2と当該長手方向とが30度程度以下の角度範囲内にあることをいう。本実施形態においては、直線L2と先端部221の長手方向とは略一致している。
直線L1および直線L2が上記のごとく形成されるように摺動部60a〜60cを配置することで、把持片12・22を開閉操作した際に先端同士が不測に接触することが好適に防止される。すなわち、製造公差に起因するガタツキがあると、把持片12・22の開閉操作時に空隙V(図6参照)の大きさが僅かに変動する場合がある。そして、把持片12・22のうち回動軸39から最も離間している先端(爪部14・24)同士が、僅かなガタツキによって最も接触しやすい。すなわち、把持片22の先端(爪部24)から遠位に位置する摺動部60a・60bを結ぶ直線L1を揺動軸として把持片12・22が厚み方向に揺動した場合に、把持片12・22の先端同士は接触しやすくなる。これに対し、先端部221の長手方向に対して直線L1が略直交し、かつ直線L1の直交線のうち先端部221の長手方向に沿う直線である直線L2上に摺動部60cを配置することで、摺動部60cがストッパーとなって直線L1まわりの揺動を抑制する。このため、把持片12・22に僅かなガタツキがあっても、把持片12・22の開閉操作時に先端(爪部14・24)同士が不測に接触することが防止される。これにより、把持片12・22の開閉操作によって絶縁性被覆18・28が剥離することが防止される。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
たとえば、上記実施形態では把持片12の内面120に摺動溝15を形成して摺動部60a〜60cを収容することを例示したが、これに限られない。把持片12の内面120のうち、少なくとも回動軸39の周囲の重なり領域62を平坦に形成し、当該平坦面に対して摺動部60a〜60cを点接触させてもよい。
本発明の内視鏡用処置具(処置具)100を構成する各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)生体組織を把持する導電性の刃部をそれぞれ先端部に有する一対の把持片と、互いに対向して重ね合わされた一対の前記把持片を開閉可能に軸支する回動軸と、前記把持片の基端部に駆動力を付与して前記把持片の前記刃部を開閉操作する操作ワイヤと、前記回動軸の周囲の複数箇所に配置されて一対の前記把持片に挟持される複数の摺動部と、を備え、複数の前記摺動部が、一対の前記把持片の少なくとも一方に対してそれぞれ点接触した状態で摺動することを特徴とする内視鏡用処置具。
(2)複数の前記摺動部がスペーサとなって一対の前記把持片の前記刃部どうしが互いに離間している上記(1)に記載の内視鏡用処置具。
(3)一対の前記把持片は、前記回動軸を中心に相対的に軸回転した際に常に重なり合う重なり領域を有し、複数の前記摺動部の全部が前記重なり領域に配置されている上記(1)または(2)に記載の内視鏡用処置具。
(4)少なくとも第一から第三の前記摺動部が前記回動軸の周囲に分散して配置されており、前記回動軸よりも前記把持片の基端部に配置された第一および第二の前記摺動部を結ぶ直線に対して直交するとともに第三の前記摺動部を通過する他の直線が、前記把持片の先端部の長手方向に沿って延在している上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
(5)前記摺動部が球形部を有している上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
(6)前記把持片が、真球状の前記摺動部を回転自在に軸受けする保持凹部を有する上記(5)に記載の内視鏡用処置具。
(7)前記把持片に高周波電流を印加するための給電部を備え、前記把持片の表面のうち前記保持凹部の内側および刃部を除く略全体に絶縁性被覆が設けられている上記(6)に記載の内視鏡用処置具。
(8)前記摺動部の表面に潤滑処理が施されている上記(1)から(7)のいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
(9)前記一方の前記把持片が、前記回動軸のまわりに孤状に形成されて前記摺動部を点接触した状態で摺動させる摺動溝を有する上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
10 先端処置部
12・22 把持片
120・220 内面
121・221 先端部
122・222 基端部
13・23 刃部
14・24 爪部
15 摺動溝
17・27 リンク片
18・28 絶縁性被覆
20 保持枠
25 保持凹部
26 進退部
29 軸孔
30 操作ワイヤ
32 角度規制部
39 回動軸
40 シース
42 絶縁性被覆
50 手元操作部
52 給電部
54 指掛リング
56 スライダ
58 軸部
60a〜60c 摺動部
62 重なり領域
100 処置具
L1、L2 直線
V 空隙

Claims (6)

  1. 生体組織を把持する導電性の刃部をそれぞれ先端部に有する第一および第二の把持片と、
    互いに対向して重ね合わされた前記第一および第二の前記把持片を開閉可能に軸支する回動軸と、
    前記第一および第二の把持片の基端部に駆動力を付与して前記第一および第二の把持片の前記刃部を開閉操作する操作ワイヤと、
    前記回動軸の周囲の複数箇所に配置されて前記第一および第二の把持片に挟持される複数の真球状の摺動部と、を備え、
    前記第一の把持片は複数の前記摺動部をそれぞれ回転自在に軸受けする複数の保持凹部が形成されており、
    前記第二の把持片が前記回動軸と同軸の円弧状または部分円弧状に形成された摺動溝を有し、前記摺動溝は、前記開閉操作に連動して前記摺動部を該摺動溝に対して点接触させた状態で円弧状または部分円弧状に転動させ、
    複数の前記摺動部が、前記第一および第二の把持片に対してそれぞれ点接触した状態で摺動し、かつ、
    少なくとも第一から第三の前記摺動部が前記回動軸の周囲に分散して配置されており、
    前記回動軸よりも前記把持片の基端部に配置された第一および第二の前記摺動部を結ぶ直線に対して直交するとともに第三の前記摺動部を通過する他の直線が、前記把持片の先端部の長手方向に沿って延在していることを特徴とする内視鏡用処置具。
  2. 複数の前記摺動部がスペーサとなって前記第一および第二の把持片の前記刃部どうしが互いに離間している請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  3. 前記第一および第二の把持片は、前記回動軸を中心に相対的に軸回転した際に常に重なり合う重なり領域を有し、
    複数の前記摺動部の全部が前記重なり領域に配置されている請求項1または2に記載の内視鏡用処置具。
  4. 前記摺動部が球形部を有する請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
  5. 前記第一および第二の把持片に高周波電流を印加するための給電部を備え、
    前記第一および第二の把持片の表面のうち前記保持凹部の内側および刃部を除く略全体に絶縁性被覆が設けられている請求項に記載の内視鏡用処置具。
  6. 前記摺動部の表面に潤滑処理が施されている請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
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