JP6841029B2 - 医療用高周波処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用高周波処置具に関する。
医療用高周波処置具は、開閉可能な鋏型や鉗子型のものがあり、高周波電流により生体組織を切開、切除、焼灼または止血する器具である。
医療用高周波処置具は、例えば一組の把持片と、把持片に高周波電流を供給する給電部とを備えて構成されている(特許文献1参照)。
把持片の表面には非導電性層の形成領域と非形成領域とがあり、非形成領域は把持片の閉方向側の面に沿い形成されていて、その他の領域は形成領域となっている。
把持片に高周波電流が供給されると、主に非導電性層の非形成領域から生体組織へと電流が印加され、生体組織に切開等の処置が施される。
ところで、医療用高周波処置具では、非導電性層の非形成領域からの電流の印加に加えて、形成領域から生じる電流も重要な働きを担っている。
すなわち、高周波電流が非導電性層の非形成領域に集中することにより生体組織の切開を行いやすくなるものの、切開部分の周辺部位に電流が流れないと止血が行いにくくなってしまう。
そこで非導電性層の形成領域から電流が生じることにより、切開部分の周辺部位に電流を流すことができ、止血を良好に行うことが可能となる。
特開2012−205606号公報
非導電性層の形成領域からの電流は、絶縁性の高い非導電性層が形成されている場合には発生しづらくなるため、非導電性層の種類によっては止血が行いづらくなることがあった。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、非導電性層の種類によらず、切開のし易さと良好な止血を両立することのできる医療用高周波処置具を提供するものである。
本発明によれば、生体組織を切開、切除、焼灼または止血する医療用高周波処置具であって、回動軸により開閉可能に軸支されている一対の導電性の把持片と、前記把持片の基端部に駆動力を付与して前記把持片を開閉操作する操作ワイヤと、前記把持片に高周波電流を供給する給電部と、を備え、前記把持片の表面には非導電性層の形成領域及び非形成領域を有し、前記非形成領域は少なくとも前記把持片の閉方向側の面に沿い形成され、遠位側において前記非形成領域が幅広となる幅広部が形成されていることを特徴とする医療用高周波処置具が提供される。
本発明の医療用高周波処置具によれば、非導電性層の種類によらずに生体組織の切開のし易さと止血のし易さを両立することが可能である。
本発明の実施形態に係る医療用高周波処置具の全体構造を示す模式図である。 医療用高周波処置具における先端処置部の閉鎖状態を示す平面図である。 医療用高周波処置具における先端処置部の閉鎖状態を示す側面図である。 閉鎖状態の医療用高周波処置具における先端処置部の縦断面図である。 医療用高周波処置具における先端処置部の開放状態を示す側面図である。 開放状態の医療用高周波処置具における先端処置部の縦断面図である。 鋏片を示す正面図である。 本発明の変形例に係る医療用高周波処置具の鋏片を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る医療用高周波処置具100の全体構造を示す模式図である。図2は、医療用高周波処置具100における先端処置部10の閉鎖状態を示す平面図である。図3は、医療用高周波処置具100における先端処置部10の閉鎖状態を示す側面図である。図4は、閉鎖状態の医療用高周波処置具100における先端処置部10の縦断面図である。図5は、医療用高周波処置具100における先端処置部10の開放状態を示す側面図である。図6は、開放状態の医療用高周波処置具100における先端処置部10の縦断面図である。図7は、鋏片12、22示す正面図である。
はじめに、本実施形態の医療用高周波処置具100の概要について説明する。医療用高周波処置具100は、生体組織を切開、切除、焼灼または止血する医療用高周波処置具である。
医療用高周波処置具100は、回動軸により開閉可能に軸支されている一対の導電性の把持片(鋏片12、22)と、把持片(鋏片12、22)の基端部に駆動力を付与して把持片(鋏片12、22)を開閉操作する操作ワイヤ30と、把持片(鋏片12、22)に高周波電流を供給する給電部52と、を備えている。
把持片(鋏片12、22)の表面には非導電性層の形成領域131、231及び非形成領域132、232を有し(図7参照)、非形成領域132、232は少なくとも把持片(鋏片12、22)の閉方向側の面に沿い形成され、遠位側において非形成領域132、232が幅広となる幅広部が形成されている。
こうした構成を備える医療用高周波処置具100によれば、電極となる非形成領域132、232が生体組織の切開等に供するとともに、幅広部が形成されていることにより非導電性層からの電流が発生していないかあるいは非常に少ない場合であっても生体組織の焼灼と止血を行いやすくすることができる。これにより非導電性層の種類によらずに生体組織の切開のし易さと止血のし易さを両立することが可能である。
次に、本実施形態の医療用高周波処置具100について詳細に説明する。
医療用高周波処置具100は、互いに重ね合わされた薄板状の把持片としての鋏片12、22を開閉させて生体組織に剪断力を付与して把持する鋏状の先端処置部10を有している。
鋏片12、22は、回動軸29を軸として面内方向に互いに開閉する。回動軸29の延在方向(軸方向)は、鋏片12、22の重ね方向であり、言い換えると鋏片12、22の厚み方向である。先端処置部10は操作ワイヤ30により開閉駆動される。操作ワイヤ30は、ステンレス鋼などの導電性の金属材料で作成されている。
医療用高周波処置具100は、可撓性のシース40と、このシース40の近位側に設けられた手元操作部50とを備えている。
シース40は絶縁性の管状をなし、その内部に操作ワイヤ30が挿通されている。なお、本実施形態の説明において絶縁という場合には、微弱な電流が流れる状態も含むものとする。
手元操作部50は、操作ワイヤ30が挿通された軸部58と、この軸部58の基端部に設けられた指掛リング54と、操作ワイヤ30の基端が連結されて軸部58に対して進退移動するスライダ56と、を備えている。操作ワイヤ30は軸部58に対して摺動可能に挿通されている。
ユーザは、指掛リング54に例えば親指を挿入し、スライダ56を他の2本の指で軸部58の長手方向に沿って進退駆動する。これにより、操作ワイヤ30は手元操作部50に対して前進または後退する。
操作ワイヤ30はシース40に対して進退可能に挿通されており、操作ワイヤ30の先端部はスライダ56の移動に連動してシース40に対して前進または後退する。
操作ワイヤ30の先端側には進退部26が一体に連結されている(図2、図4及び図6参照)。進退部26には、2枚のリンク片17、27が回動可能に連結されている。さらに、リンク片17には第1の鋏片12が回動可能に連結され、リンク片27には第2の鋏片22が回動可能に連結されている。第1の鋏片12、第2の鋏片22およびリンク片17、27は、図4及び図6に示す平面内で相対的に回動する。
図2及び図4に示すように、シース40の先端には保持枠20が装着されている。保持枠20の基端部はシース40に対して回転可能に固定され、保持枠20の先端部はシース40より突出してリンク片17、27を収容している。第1の鋏片12と第2の鋏片22とを回動可能に連結する回動軸29は保持枠20に対して固定されている。
図4に示すように、操作ワイヤ30および進退部26が基端側(図4の右方)に牽引されると、リンク片17、27および鋏片12、22は略直線状となり、先端処置部10は閉じた状態となる。逆に、図6に示すように操作ワイヤ30および進退部26が先端側(図6の左方)に押し出されると、保持枠20の内部でリンク片17、27が回動軸29に近づいて鋏片12、22を駆動し、先端処置部10は開いた状態となる。
鋏片12、22は、回動軸29の近傍において回動面内方向に浅く屈曲する略L字状すなわち鎌形状をなしている。対になる鋏片12、22の形状は、対称形状でもよくまたは非対称形状でもよい。鋏片12、22およびリンク片17、27は、回動軸29を支点として先端処置部10を開閉駆動する四節リンク機構を構成している。そして操作ワイヤ30は、進退部26およびリンク片17、27を介して鋏片12、22の基端部に駆動力を付与し、鋏片12、22の先端部を開閉操作する。
本実施形態のシース40は、可撓性のチューブ及び当該チューブの内部にステンレス線等の導電性ワイヤを密着巻回して作成されたコイルを有している。シース40の外表面には絶縁外層42が密着して設けられている。なお、本発明においてはコイルは必須の構成ではなく、これを省略し可撓性のチューブのみとすることが可能である。
回転操作部57(図1参照)には操作ワイヤ30が接続されており、回転操作部57を軸部58のまわりに軸回転させることで、スライダ56に基端が固定された操作ワイヤ30はシース40の内部で回転する。これにより、先端処置部10を所望の向きに指向させることができる。
回転操作部57は給電部52に対して回転可能に取り付けられており、給電部52と高周波電源(図示せず)とを連結する電源ケーブル(図示せず)を下方に垂下させた状態で回転操作部57を軸部58の周りに回転操作することができる。
なお、本実施形態に代えて、スライダ56を軸部58のまわりに軸回転可能に構成して、スライダ56に回転操作部57の機能を付与してもよい。すなわち、スライダ56を軸部58の長手方向に沿って進退駆動することで操作ワイヤ30を進退させて先端処置部10を開閉操作し、またスライダ56を軸部58のまわりに軸回転させることで先端処置部10を回転させて所望の向きに指向させるように構成してもよい。
また、回転操作部57を軸部58に設け、給電部52に対して回転可能な構成としてもよい。この場合、スライダ56を軸部58の周りに軸回転可能に構成してもよい。
把持片は本実施形態においては薄板状の刃部を有する鋏片12、22であり、一対の鋏片12、22は閉状態において鋏片12、22の開閉方向と平行な側面の少なくとも一部が側面視において重なり合っている。
鋏片12、22には、互いに重ね合わされる各内面のうち対向する端縁(エッジ)に沿って刃部13、23が形成されている。本実施形態の刃部13、23は、鋏片12、22のうち回動軸29よりも先端側の一部領域に形成されている。刃部13、23は、鋏片12、22において比較的鋭利に形成された刃面であり、生体組織を切開する部位である。
具体的には、手元操作部50のスライダ56(図1参照)を牽引して、回動軸29を中心に鋏片12、22を回動させて先端部を閉じることで、刃部13、23同士の間に剪断力が発生する。
刃部13、23の端縁は、かかる剪断力により生体組織を切開可能な程度に鋭利に形成されてもよく、またはかかる剪断力では生体組織が切開されない程度に鈍い角度で形成されてもよい。
本実施形態の医療用高周波処置具100では、刃部13、23の端縁は鈍い角度で形成され、スライダ56を牽引して発生する剪断力のみでは生体組織が実質的に切開されないように構成されている。そして、鋏片12、22で生体組織を把持した状態で、後述する高周波電流を鋏片12、22の間に印加することにより生体組織が焼灼されて切開される。これにより、鋏片12、22で生体組織を把持し、そして生体組織を引き延ばして所定の張力で伸長する間に、生体組織が不測に切開されてしまうことがない。
鋏片12または22の少なくとも一方の先端部には、生体組織を把持する爪部14が、刃部13または23よりも閉方向に突出して形成されている。閉方向とは一方の鋏片12、22から他方の鋏片22、12に向かう方向であり、その反対方向を開方向と呼称する。
図3に示すように、本実施形態の医療用高周波処置具100においては、第1の鋏片12の先端部に爪部14が閉方向に突出して形成されており、第2の鋏片22には、かかる爪部は形成されていない。ただし、本実施形態に代えて、第1の鋏片12および第2の鋏片22の双方に、それぞれ内向きに突出する爪部(符号略)を形成してもよい。第1の鋏片12および第2の鋏片22にそれぞれ爪部を形成する場合、各爪部の位置、形状および寸法は特に限定されず、同一形状または異形状の爪部が鋏片12、22から内向きにそれぞれ突出していてもよい。
爪部14は、生体組織に食い込み、鋏片12、22で把持された生体組織を抱えるように保持して脱落を防止するための突起部である。具体的には、爪部14は、筋層を脱落させて筋層以外の生体組織(粘膜層や粘膜下層)を挟み込み、鋏片12、22で把持された粘膜層や粘膜下層を抱えるように保持する。爪部14には組織を把持して牽引した際に、硬い筋層部分の組織は脱落して、柔らかい粘膜層や粘膜下層は把持した状態にする役割がある。このように筋層組織が脱落することで通電した際に筋層を穿孔する危険が無くなり安全に処置を行うことが可能となる。また、この目的を達するため、爪部14には刃面は形成されていなくてもよく、その厚み寸法は刃部13の厚み寸法よりも大きくてもよい。
一対の鋏片12、22は、凹部15a〜15dの形成領域よりも先端側に、重ね方向の一方側(図2における上方)に湾曲する先端湾曲部60を有している。
先端湾曲部60は、板状の鋏片12、22を面直方向に曲げ形成することにより作成することができる。より具体的には、鋏片12、22の中間部を面直方向に曲げ形成して曲折突部66を形成することで、鋏片12、22の先端64は、操作ワイヤ30の延長線Lに対して斜め方向を向くこととなる。延長線Lは医療用高周波処置具100における仮想線であり、図2において一点鎖線で図示する。
曲折突部66は、鋏片12、22のうち、先端湾曲部60の湾曲方向と反対側(図2における下側)に形成される凸領域である。曲折突部66における鋏片12、22の曲率半径は特に限定されないが、曲折突部66において先端湾曲部60と基端湾曲部62とが滑らかに連続形成されていることが好ましい。本実施形態のように先端湾曲部60を形成し、先端処置部10を粘膜層に沿って前進させる際に曲折突部66を粘膜層と当接させることで、先端処置部10の先端64が粘膜層とは反対側を向くため、当該先端64が粘膜層と干渉することが抑制される。
本実施形態の医療用高周波処置具100において、一対の鋏片12、22は、先端湾曲部60よりも基端側に、重ね方向の他方側(図2における下方)に湾曲する基端湾曲部62を有している。一対の鋏片12、22の先端64は、操作ワイヤ30の延長線L上に位置している。また、医療用高周波処置具100を先端側から目視したときに、先端湾曲部60および基端湾曲部62を含む鋏片12、22は、保持枠20の包絡域の内部に収まっている。これにより、医療用高周波処置具100を内視鏡の鉗子孔に挿入して生体組織に向かって前進させる際に、先端湾曲部60を含む鋏片12、22が鉗子孔の壁面と干渉することが防止される。
図2に示すように、鋏片12、22は、保持枠20の内部に収容されている最基端部67においては、進退部26と平行であり操作ワイヤ30の延長線Lに沿って配置されている。かかる最基端部67の一部は保持枠20より先端側に突出している。基端湾曲部62は最基端部67の先端側に連設されている。
一対の把持片(鋏片12、22)の少なくとも一方には、厚み方向に貫通する凹部15が閉方向側の面に形成されている。
本実施形態では、一対の鋏片12、22の両方の刃部13、23の刃先に対して、各4個の凹部15(15a、15b、15c、15d)および凹部25が、それぞれ互いに対応する位置に形成されている。
こうした凹部15が形成されていることにより、生体組織の把持時に生体組織が凹部15に入り込むため生体組織が医療用高周波処置具100から脱落することを防止することができる。
そして幅広部は凹部15よりも遠位側に形成されている。
幅広部は、凹部15(15a、15b、15c、15d)の少なくとも1つよりも遠位側に形成されていてもよく、あるいは全ての凹部15よりも遠位側に形成されていてもよい。このように幅広部が凹部15よりも遠位側に形成されていることにより、生体組織に過度に電流が印加され、生体組織を必要以上に傷つけることを防止することができる。
一対の把持片(鋏片12、22)の互いに対応する位置に凹部15、25が互いに対向して形成され、回転軸の軸方向にみて凹部15、25は円孤状となっている。
凹部15、25が対応する位置に形成され、かつ凹部が円孤状であることにより、生体組織の把持をし易くするとともに、把持した生体組織を傷つけることを防止することができる。
凹部15、25は、鋏片12、22の先基端方向の中間部よりも基端側に形成されている。具体的には、凹部15は刃部13の基端湾曲部62に形成されており、凹部25は刃部23の基端湾曲部62に形成されている。そして、刃部13における凹部15の形成領域を除く他の長さ領域は、連続的な線状に形成されている。
同様に、刃部23における凹部25の形成領域を除く他の長さ領域は、連続的な線状に形成されている。すなわち、刃部13、23は、先端湾曲部60(ただし爪部14を除く)においては平坦な線状に形成されている。
凹部15、25が形成されている長さ領域よりも先端側において鋏片12、22に先端湾曲部60を湾曲形成することで、凹部15、25を粘膜層に食い込ませて生体組織を先端処置部10で把持した状態で、先端湾曲部60によって粘膜層や粘膜下層を浅く切開することができる。これにより、先端処置部10によって筋層を切開してしまうことが好適に回避される。
本実施形態の先端処置部10は、鋏片12と保持枠20との間、および鋏片22と保持枠20との間にスペーサ部19が配置されている。スペーサ部19は環状をなし、回動軸29が挿通されている。スペーサ部19は、鋏片12、22の各外面または保持枠20の内面に、固定的に設けられている。
このように先端処置部10にスペーサ部19を設けることで、医療用高周波処置具100の開閉操作中または組立作業中に鋏片12、22の外面が保持枠20の内面と接触することが回避される。このため、鋏片12、22の表面に形成された絶縁層が保持枠20と不測に接触して剥離することが防止されている。
鋏片12、22の表面には非導電性層が形成されている。非導電性層は、たとえばフッ素樹脂;ダイヤモンドライクカーボン(DLC:Diamond-like Carbon);酸化チタン系やシリコン系などのセラミック材料;などの絶縁性材料をコーティングして形成することができる。本発明者の検討によれば、特にシリコン系セラミック材料を非導電性材料として選択することで、非導電性と通電に対する耐久性と密着性とに特に優れる絶縁性被覆が得られることが明らかとなっている。
非導電性と耐久性は非導電性被覆の膜厚を大きくすることで達成されるが、膜厚を大きくした場合は鋏片12、22との密着性が低下するという課題がある。これに対して、非導電性材料としてシリコン系セラミックを選択することで、他のセラミック材料やフッ素樹脂、DLCと比較して、非導電性、通電に対する耐久性および密着性をバランスして向上することができる。
シリコン系セラミックを非導電性材料とする場合、ポリシロキサン(オルガノポリシロキサン)を含む液状の絶縁性塗布剤を鋏片12、22に塗工して非導電性層を形成することができる。非導電性塗布剤としては、ポリシロキサンのほか、シリカなどの無機フィラー、バインダー樹脂、顔料などの着色剤を、水系または溶剤系の溶媒に配合するとよく、任意で硬化剤を配合してもよい。
一対の鋏片12、22の表面にそれぞれ設けられた非導電性層は、互いに異なる色に着色されていてもよい。具体的には、鋏片12に塗工される非導電性層に配合される第1の顔料と、鋏片22に塗工される絶縁層に配合される第2の顔料とを、目視にて弁別可能な程度に異なる色を呈する異種材料とするとよい。これにより、内視鏡観察下において、鋏片12、22の表裏の向きを容易に把握することができる。
非導電性層の厚さは特に限定されないが、絶縁性材料としてフッ素樹脂を用いる場合は20μm以上80μm以下、DLCを用いる場合は1μm以上5μm以下、シリコン系セラミック材料を用いる場合は5μm以上40μm以下とすることができる。
非導電性層は、体積抵抗率の下限値が1.0×1012Ω・cm以上1.0×1015Ω・cm以下の樹脂を含む。
非導電性層の体積抵抗率の下限値がこの範囲であることにより、非導電性層の形成領域131、231において良好な絶縁性を確保することができる。
また、非導電性層は、UL746Bに準拠する連続使用温度の下限値が200度以上300度以下の樹脂を含む。
UL746Bに準拠する連続使用温度の下限値が上述した範囲内であることにより、非導電性層の熱劣化を効果的に防止することができる。
非形成領域132、232は電極となる。鋏片12、22は、給電部52より同位相の高周波電流が印加されてモノポーラ型の高周波電極となる。
非導電性層の非形成領域132、232は鋏片12、22の閉方向側の面に沿い形成され、遠位側において非形成領域132、232が幅広となる幅広部が形成されている。
本実施形態においては、幅広部は把持片(鋏片12、22)の閉方向側の面から、把持片(鋏片12、22)の開閉方向と平行な側面にかけて形成されている。なお、鋏片12、22の開閉方向と平行な側面には前端面は含まれない。
幅広部が鋏片12、22の閉方向側の面から、鋏片12、22の開閉方向と平行な側面にかけて形成されていることにより、生体組織の切開部の周辺に幅広部を効率的に当接させることができ、当該周辺部分を効率的に焼灼、止血することができる。
幅広部は本実施形態においては図7に示すように鋏片12、22の刃部13、23の刃先に形成されている刃先部非形成領域132a、232aに連続して形成されている側部非形成領域132b、232bである。
非導電性層の非形成領域の遠位側に幅広部が形成されていることにより、非導電性層の形成領域131、231から電流が生じないか又は非常に少ない量である場合にも幅広部である側部非形成領域132b、232bから切開部分の周辺部位に電流を流すことができ、止血を良好に行うことができる。
また、本実施形態においては、非形成領域は一対の鋏片12、22の閉方向側の面と、一対の鋏片12、22の側面視において重なり合う面とに形成されている。
なお、ここでいう側面視において重なり合う面とは、一対の鋏片12、22において対向して重なり合う面(内側面)のことをいう。また、図7において刃部13、23の外側面に形成されている傾斜面は、刃部13、23の側面であり、閉方向側の面には含まれないものとする。
非形成領域は一対の鋏片12、22の閉方向側の面と、一対の鋏片12、22の側面視において重なり合う面とに形成されていることにより、医療用高周波処置具100が閉状態にある際に電極の露出部分が鋏片12、22の閉方向側の面のみとなる。そのため非形成領域132、232、すなわち電極が周囲の生体組織に不必要に接触することを防止しこれを電流により傷つけることを防止することができる。
また、非形成領域132、232は一対の鋏片の閉方向側の面と、一対の鋏片の側面視において重なり合う部分以外の側面には非形成である。
このように非形成領域132、232が一対の鋏片の閉方向側の面と、一対の鋏片の側面視において重なり合う部分以外の側面には非形成であることにより、十分な絶縁性を確保し、生体組織を電流により不必要に傷つけることを防止することができる。
刃部13、23を非導電性の電極とし、鋏片12、22におけるその他の領域に非導電性層を形成するにあたっては、以下のようにして行うことができる。すなわち、予め鋏片12、22の全体に非導電性材料をそれぞれコーティングしておき、その後に刃部13、23および凹部15、25の内周面にあたる屈曲した線状の領域のコーティングを研磨や薬品によって剥離することができる。
なお、本実施形態では、凹部15、25の略半円形の内周面が全体的に非導電性層から露出して電極の一部として用いる態様を例示したが、本発明はこれに限られない。凹部15、25の内周面に非導電性被覆を形成してもよい。
本実施形態のように凹部15、25の内周面に非導電性層を形成せずに露出させることで、刃部13、23および凹部15、25において生体組織を焼灼することができるため、迅速な切開手技が可能である。逆に、凹部15、25の内周面に非導電性層を形成することで、生体組織を焼灼した際に、凝固した組織が凹部15、25の内部に付着することが防止される。このため、医療用高周波処置具100を用いて生体組織を複数箇所に亘って切開する場合に、凹部15、25が凝固した組織で埋まることがなく、鋏片12、22の高い把持力が低下することが防止される。
保持枠20は、少なくとも外表面に非導電性層が被覆形成された金属材料、またはセラミックス材料もしくは樹脂材料などの非導電性材料で作成されている。すなわち、給電部52に印加された高周波電流が保持枠20を通じて生体組織に不測に印加されることがない。これにより、焼灼される生体組織が、刃部13、23を除く鋏片12、22のみならず、保持枠20に付着することも防止されている。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、種々の変形を採用することができる。
例えば把持片は棒状であり、一対の把持片は閉状態において閉方向側の面が対向する態様であってもよい。
すなわち変形例に係る医療用高周波処置具100は上述した実施形態のように鋏状ではなく、鉗子状である。こうした医療用高周波処置具100であっても生体組織を切開、切除、焼灼または止血することが可能であり、非導電性層の非形成領域132、232において遠位側に非形成領域132、232が幅広となる幅広部が形成されることにより生体組織の切開のし易さと止血のし易さを両立することが可能となる。
また、本発明において幅広部は把持片(鋏片12、22)の開閉方向と平行な側面に形成されている態様に限らず、他の態様で形成されていてもよい。
図8は本発明の変形例に係る医療用高周波処置具100の鋏片12、22を示す斜視図である。例えば図8に示すように、幅広部を鋏片12、22の刃部13、23の遠位側先端部において刃先部非形成領域132a、232aの幅を拡大させた拡張幅広部132c(232c)として形成してもよい。こうした態様によっても非導電性層の種類によらずに生体組織の切開のし易さと止血のし易さを両立することが可能である。
本発明の医療用高周波処置具100の構成要素は、個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)生体組織を切開、切除、焼灼または止血する医療用高周波処置具であって、回動軸により開閉可能に軸支されている一対の導電性の把持片と、前記把持片の基端部に駆動力を付与して前記把持片を開閉操作する操作ワイヤと、前記把持片に高周波電流を供給する給電部と、を備え、前記把持片の表面には非導電性層の形成領域及び非形成領域を有し、前記非形成領域は少なくとも前記把持片の閉方向側の面に沿い形成され、遠位側において前記非形成領域が幅広となる幅広部が形成されていることを特徴とする医療用高周波処置具。
(2)前記幅広部は前記把持片の前記閉方向側の面から、前記把持片の開閉方向と平行な側面にかけて形成されている(1)に記載の医療用高周波処置具。
(3)一対の前記把持片の少なくとも一方に、厚み方向に貫通する凹部が前記閉方向側の面に形成されている(1)又は(2)に記載の医療用高周波処置具。
(4)前記幅広部は前記凹部よりも遠位側に形成されている(3)に記載の医療用高周波処置具。
(5)一対の前記把持片の互いに対応する位置に前記凹部が互いに対向して形成され、前記回転軸の軸方向にみて前記凹部が円孤状である(3)又は(4)に記載の医療用高周波処置具。
(6)前記把持片は薄板状の刃部を有する鋏片であり、一対の前記鋏片は閉状態において前記鋏片の開閉方向と平行な側面の少なくとも一部が側面視において重なり合う(1)乃至(5)の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
(7)前記非形成領域は前記一対の鋏片の前記閉方向側の面と、前記一対の鋏片の側面視において重なり合う面とに形成されている(6)に記載の医療用高周波処置具。
(8)前記非形成領域は前記一対の鋏片の前記閉方向側の面と、前記一対の鋏片の側面視において重なり合う部分以外の側面には非形成である(7)に記載の医療用高周波処置具。
(9)前記把持片は棒状であり、一対の前記把持片は閉状態において前記閉方向側の面が対向する(1)乃至(5)の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
(10)前記非導電性層は、体積抵抗率の下限値が1.0×1012Ω・cm以上1.0×1015Ω・cm以下の樹脂を含む(1)乃至(9)の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
(11)前記非導電性層は、UL746Bに準拠する連続使用温度の下限値が200度以上300度以下の樹脂を含む(1)乃至(10)の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
10 先端処置部
12、22 鋏片
13、23 刃部
14 爪部
15、25 凹部
15a〜15d 凹部
17、27 リンク片
19 スペーサ部
20 保持枠
26 進退部
29 回動軸
30 操作ワイヤ
40 シース
42 絶縁外層
50 手元操作部
52 給電部
54 指掛リング
56 スライダ
57 回転操作部
58 軸部
60 先端湾曲部
62 基端湾曲部
64 先端
66 曲折突部
67 最基端部
100 医療用高周波処置具
131、231 形成領域
132、232 非形成領域
132a、232a 刃先部非形成領域
132b、232b 側部非形成領域
132c、232c 拡張幅広部
L 延長線

Claims (8)

  1. 生体組織を切開、切除、焼灼または止血する医療用高周波処置具であって、
    側面視方向に延在する回動軸により開閉可能に軸支されており前記側面視方向に互いにオフセットして設けられた一対の導電性の把持片と、
    前記把持片の基端部に駆動力を付与して前記把持片を開閉操作する操作ワイヤと、
    前記把持片に高周波電流を供給する給電部と、
    を備え、
    前記把持片は薄板状の刃部を有する鋏片であり、
    一対の前記鋏片は、前記回動軸を軸として前記鋏片の面内方向に互いに回動することにより開閉して閉状態または開状態となり、前記閉状態においてそれぞれの閉方向側の先端部同士が前記側面視方向に互いに重なっており、前記鋏片の開閉方向と平行な側面であり前記閉状態で前記側面視方向に互いに対向する内側面を有し、
    前記内側面は、前記鋏片の前記閉状態において前記側面視方向に互いに重なり合う部分を有し、
    前記把持片の表面には非導電性層の形成領域及び非形成領域を有し、
    前記非形成領域は少なくとも前記把持片の前記閉方向側の面に沿い形成され、遠位側において前記非形成領域が幅広となる幅広部が一対の把持片のそれぞれに形成されており、
    前記幅広部は、前記閉方向側の面に形成されている刃先部非形成領域と、前記内側面の前記重なり合う部分に形成されている側部非形成領域と、を含み、
    前記刃先部非形成領域と前記側部非形成領域とが連続して形成されていることを特徴とする医療用高周波処置具。
  2. 前記非形成領域は前記一対の鋏片の前記閉方向側の面と、前記一対の鋏片の側面視において重なり合う部分以外の側面には非形成である請求項1に記載の医療用高周波処置具。
  3. 生体組織を切開、切除、焼灼または止血する医療用高周波処置具であって、
    回動軸により開閉可能に軸支されて閉状態または開状態となる一対の導電性の把持片と、
    前記把持片の基端部に駆動力を付与して前記把持片を開閉操作する操作ワイヤと、
    前記把持片に高周波電流を供給する給電部と、
    を備え、
    前記把持片は棒状であり、一対の前記把持片は、前記閉状態において互いに対向する閉方向側の面を有し、
    前記把持片の表面には非導電性層の形成領域及び非形成領域を有し、
    前記閉方向側の面の遠位側において前記非形成領域が幅広となる幅広部が一対の把持片のそれぞれに形成されており、
    前記幅広部は、前記非形成領域において当該幅広部の近位側の領域よりも幅広であり、
    一対の前記把持片の前記閉状態において、前記幅広部どうしが互いに近接することを特徴とする医療用高周波処置具。
  4. 一対の前記把持片の少なくとも一方に、厚み方向に貫通する凹部が前記閉方向側の面に形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
  5. 前記幅広部は前記凹部よりも遠位側に形成されている請求項4に記載の医療用高周波処置具。
  6. 一対の前記把持片の互いに対応する位置に前記凹部が互いに対向して形成され、前記回転軸の軸方向にみて前記凹部が円孤状である請求項4又は5に記載の医療用高周波処置具。
  7. 前記非導電性層は、体積抵抗率の下限値が1.0×1012Ω・cm以上1.0×1015Ω・cm以下の樹脂を含む請求項1乃至6の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
  8. 前記非導電性層は、UL746Bに準拠する連続使用温度の下限値が200度以上300度以下の樹脂を含む請求項1乃至7の何れか1項に記載の医療用高周波処置具。
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