JPH11267132A - 高周波処置具 - Google Patents

高周波処置具

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JPH11267132A
JPH11267132A JP10241561A JP24156198A JPH11267132A JP H11267132 A JPH11267132 A JP H11267132A JP 10241561 A JP10241561 A JP 10241561A JP 24156198 A JP24156198 A JP 24156198A JP H11267132 A JPH11267132 A JP H11267132A
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JP
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jaws
incision
tissue
jaw
coagulation
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Application number
JP10241561A
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English (en)
Inventor
Koji Yamauchi
幸治 山内
Naoki Sekino
直己 関野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部の一連の操作によって組織を簡単に凝
固、切開でき、操作性に優れた高周波処置具を提供する
ことにある。 【解決手段】挿入部2及び挿入部2の手元側に操作部4
を有し、前記挿入部2の先端部に組織の凝固、切開を行
うためのジョー8a,8bを有した高周波処置具におい
て、前記操作部4のトリガー17の操作により組織の凝
固、切開操作を行える切開突起10a,10bを前記ジ
ョー8a,8bに設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体の体腔内に
挿入し、組織を把持、剥離、凝固及び切開することがで
きる高周波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生体組織を把持する一対の把持
部材としてのジョーを備え、各ジョーに高周波通電用の
電極が配設されたバイポーラ鉗子が知られている。そし
て、このバイポーラ鉗子の使用時には一対のジョー間に
処置対象の生体組織を把持させた状態で、各ジョーの電
極間に高周波電流を通電してジョー間の生体組織を凝固
させるようになっている。
【0003】この種のバイポーラ鉗子は、通常、生体組
織に含まれる血管の止血、生体組織の表層の病変部、出
血点の焼灼、避妊を目的とした卵管の閉塞等の多種の症
例に用いられる。そして、バイポーラ鉗子が血管の止血
や、卵管の閉塞を目的として用いられ、患者の処置対象
の生体組織を凝固できるようになっており、また凝固し
た生体組織を切開することができるようになっている。
【0004】従来、この種の内視鏡下高周波処置具とし
ては、例えばEP598348 A1、DE40324
71 C2、WO97/05829、WO97/107
62、USP5,514,134、WO95/0236
5等で知られている。EP598348 A1は、バイ
ポーラ高周波切除器において、先端の電極のうち一方が
切除用ワイヤーを有し、他方が切除用ワイヤーを引き入
れるU字部を有する。組織の切開操作は、組織を把持し
た後、各電極を管状軸方向に引き入れることにより行
う。
【0005】DE4032471 C2は、挿入部の先
端部に凝固電極と切開電極を有し、組織の凝固と切開を
行うことができ、操作部には凝固と切開を切替える切替
えスイッチを備えている。
【0006】WO97/05829は、挿入部の先端部
に設けられたジョーにより組織を把持し、通電凝固を行
った後、操作部に設けられたレバーを回転させることに
より刃を前進させ組織を切開するようになっている。ま
た、バイポーラ鉗子として、組織を凝固する電極の外側
表面を絶縁材料によって被覆したものは、特開平9−1
08234号公報で知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たEP 598348 A1は、組織の切開操作のみで
凝固及びジョー先端での把持操作、特に細かい操作を行
うことができない。同時に剥離操作を行うことができな
い。
【0008】DE4032471 C2は、凝固と切開
とで操作部に設けられたスイッチを切り替える操作を行
う必要があり、操作性が悪く、スイッチを設けるため操
作部の構造が複雑になるという欠点がある。さらに、凝
固、切開操作のみで剥離操作を行うことができない。ま
た、電極先端での細かい把持、凝固の操作性が悪い。
【0009】WO 97/05829は、組織を凝固
後、ナイフを押し出す操作により組織を切開するため、
操作部の構造が複雑になり、また操作性が悪い。さら
に、ナイフを用いて組織切開を行うが切れ味を維持する
ためにはナイフ交換を行う必要があり、メンテナンス性
が良くない。
【0010】WO97/10762及びUSP5,51
4,134は、挿入軸に2つの分離管腔を有し、第1と
第2の細長い押し棒が前記各分離管腔内を進退するよう
になっている。従って、挿入軸の構造が複雑となるとと
もに、押し棒が細いため再使用可能な耐性強度を確保で
きない。
【0011】WO95/02365は、片開き式バイポ
ーラ鉗子であり、第1電極は挿入部外側のチューブで、
第2電極は前記チューブ内に配置されたロッドで構成さ
れている。従って、挿入部の構造及び操作部における電
極の配置の取り方が複雑となる。
【0012】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、組織の凝固及び切開
を切り替えるための機械的な切り替えを行うことなく、
操作部の一連の操作によって組織を簡単に凝固、切開で
き、操作性に優れた高周波処置具を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、手元側に操作部を有し、先端部に組織
の凝固、切開を行うためのジョーを有した高周波処置具
において、前記操作部の操作により組織の凝固、切開操
作を行える突起部を前記ジョーに設けたことを特徴とす
る。
【0014】そして、組織の凝固止血等の処置時にジョ
ーによって組織を把持した状態でジョー間に凝固電流を
流して組織を凝固させ、また、ジョー間に切開電流を流
して組織を切開することができるようにしたものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2は第1の実施形
態を示し、図1は内視鏡下手術器械としての高周波処置
具の全体構成図である。図1に示すように、高周波処置
具としてのバイポーラ鉗子1には患者の体腔内に挿入さ
れる細長い挿入部2と、この挿入部2の先端部に配置さ
れ、体腔内で生体組織を把持、凝固、切開するための通
電可能な処置部3と、挿入部2の基端部に連結された操
作部4とが設けられている。
【0016】挿入部2は、回転自在な外シース5を有
し、この外シース5の内シース7は操作部4を構成する
グリップ6の内部に挿通されている。処置部3には外シ
ース5に内挿された細長いロッド(図示しない)が設け
られている。このロッドの先端部には処置部3を構成す
る電極からなる一対のジョー8a,8bがこれらのジョ
ー8a,8bを拡開させる方向に付勢する弾性部材9
a,9bに固定されている。弾性部材9a,9bはばね
鋼等によって形成され、その表面は絶縁材によって被覆
されている。
【0017】図2に示すように、ジョー8a,8bは閉
じたときに互いに噛合する鋸歯状部が形成され、生体組
織Aを確実に把持できるように形成されている。ジョー
8a,8bの噛合部における幅方向の略中間部には前後
方向に亘って突起部としての切開突起10a,10bが
一体に設けられている。
【0018】切開突起10a,10bは断面が略V字状
で、先端部に鋭角部11及び先端部を挟んで両側部に斜
面12を有している。ジョー8a側に設けられた切開突
起10aはジョー8aの幅方向の中間部に設けられ、ジ
ョー8b側に設けられた切開突起10bはジョー8bの
幅方向の片側に偏倚して設けられている。そして、ジョ
ー8aと8bとを閉じたとき、互いの鋭角部11が当接
することなく、切開突起10aと切開突起10bとがラ
ップして右側の斜面12と左側の斜面12が互いに接合
するようになっている。
【0019】また、図1に示すように、処置部3のジョ
ー8a,8bと接続する導電部材(図示ない)は挿入部
2を構成する外シース5を貫通して操作部4に設けられ
たコネクタ受け13に接続されている。そして、このコ
ネクタ受け13にはケーブル14を介して高周波焼灼電
源装置15に接続され、高周波焼灼電源装置15にはフ
ットスイッチ16が設けられている。
【0020】また、グリップ6には鉗子操作手段として
のトリガー17が設けられている。このトリガー17は
グリップ6の上端部に回動ピン18を中心に回動自在に
連結されている。さらに、このトリガー17には回動支
点の上端部は前記内シース7の基端部に連結されてい
る。
【0021】さらに、グリップ6には術者が親指を掛け
る指掛け部6aが設けられ、トリガー17には人差し指
と中指を掛ける指掛け部17a,17bが設けられてい
る。そして、トリガー17を矢印a方向に開くと、内シ
ース7が後退し、ジョー8a,8bが開き、トリガー1
7を矢印b方向に閉じると、内シース7が前進してジョ
ー8a,8bが閉じるようになっている。
【0022】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。バイポーラ鉗子1のコネクタ受け13にケーブル
14を接続し、バイポーラ鉗子1と高周波焼灼電源装置
15とを電気的に接続する。初期状態では操作部4のト
リガー17を矢印a方向に回動する。この状態では、図
1(b)に示すように処置部3の一対の弾性部材9a,
9bが内シース7から突出してジョー8a,8bが開い
た状態にある。
【0023】そこで、トリガー17の手掛け部17a,
17bをグリップ6内の付勢部材のばね力に抗してグリ
ップ6側に引き込み操作することにより、内シース7が
軸方向前方へ移動し、内シース7の前進に伴って弾性部
材9a,9bが相対的に内シース7内に引き込まれた状
態となり、図1(a)に示すように、ジョー8a,8b
が閉じる。
【0024】この状態で、バイポーラ鉗子1の挿入部2
を患者の体内に挿入され、この挿入部2の先端の処置部
3が体内の処置対象の生体組織Aの近傍位置まで誘導す
る。トリガー17が解放されると、グリップ6内の付勢
部材のばね力によって定位置に戻り、弾性部材9a,9
bが相対的に内シース7から突出してジョー8a,8b
は弾性部材9a,9bの弾性復元力によって開く。
【0025】続いて、拡開したジョー8a,8bの間に
生体組織Aを挿入した後、トリガー17の手掛け部17
a,17bをグリップ6側に引き込み操作することによ
り、内シース7が軸方向前方へ移動する。内シース7の
前進に伴って弾性部材9a,9bが相対的に内シース7
内に引き込まれた状態となり、ジョー8a,8bが閉
じ、生体組織Aが図2(a)に示すように、一対のジョ
ー8a,8b間に把持される。
【0026】このとき、ジョー8a,8bには閉じたと
きに互いに噛合する鋸歯状部に形成され、生体組織Aを
確実に把持できる。この状態で、高周波焼灼電源装置1
5からケーブル14を介してコネクタ受け13に高周波
電流が流れ、ジョー8aと8bとの間に凝固電流が流
れ、生体組織Aの凝固が行われる。
【0027】続いてトリガー17の手掛け部17a,1
7bをさらにグリップ6側に引き込み操作することによ
り、ジョー8a,8bがさらに閉じるとともに、ジョー
8aと8bとの間に切開電流が流れ、切開突起10a,
10bが接近するが、切開突起10a,10bの互いの
鋭角部11が当接することなく、切開突起10aと切開
突起10bとがラップして互いの斜面12が接合するた
め、生体組織Aが図2(b)に示すように、一対のジョ
ー8a,8bによって切開される。
【0028】前記凝固電流は、一般的には生体組織Aの
インピーダンスが凝固に伴って上昇すると、図1(c)
の破線で示すように、出力が低下する負荷特性を持つモ
ードによる出力であるが、本実施形態においては、図1
(c)の実線で示すように、インピーダンスが上昇して
も出力が低下しない定電力出力モードにて電力制御を行
っている。したがって、短時間に電力が集中でき、生体
組織Aの切開ができる。つまり、凝固電流と切開電流と
の切替え操作を行うことなく、凝固と同時に切開ができ
る。
【0029】凝固、切開が完了した後、トリガー17を
矢印a方向に回動すると、内シース7が後退し、弾性部
材9a,9bが弾性復元力によって開き、ジョー8a,
8bは生体組織Aから開放される。
【0030】また、生体組織Aを剥離する場合には、ト
リガー17によってジョー8a,8bを閉じた状態で、
生体組織Aの剥離部位にジョー8a,8bの先端部を押
し当てた状態で、トリガー17を矢印a方向に回動する
と、内シース7が後退してジョー8a,8bは弾性部材
9a,9bの弾性復元力によって開くため、このジョー
8a,8bの開閉を繰り返すことにより生体組織Aの剥
離を行うことができる。
【0031】本実施形態によれば、生体組織Aの把持、
凝固、切開及び剥離が1つのバイポーラ鉗子1で行うこ
とができ、手術時にバイポーラ鉗子1の交換を少なくし
て煩わしさを軽減でき、手術時間の短縮を図ることがで
き、また、組織の凝固及び切開を切り替えるための機械
的な切り替えを行うことなく、操作部4の一連の操作に
よって組織を簡単に凝固、切開できる。
【0032】図3は第2の実施形態を示し、切開突起1
0a,10bの先端部をナイフエッジ状に形成し、先端
部に鋭角部20及び片側に斜面21を形成し、ジョー8
aと8bとを閉じたとき、互いの鋭角部20が当接する
ことなく、切開突起10aと切開突起10bとがラップ
して右側の斜面21と左側の斜面21が互いに接合する
ようにしたものである。
【0033】図4は第3の実施形態を示し、一方の切開
突起10aの先端部をナイフエッジ状に形成し、先端部
に鋭角部20及び片側に斜面21を形成し、他方の切開
突起10bの先端部を円弧状部22に形成したものであ
る。そして、ジョー8aと8bとを閉じたとき、鋭角部
20と円弧状部22が当接することなく、切開突起10
aと切開突起10bとがラップして斜面21と円弧状部
22が互いに接合するようにしたものである。
【0034】図5は第4の実施形態を示し、切開突起1
0a,10bは断面が略V字状で、先端部に鋭角部11
及び先端部を挟んで両側部に斜面12を有している。切
開突起10aと10bとは互いに対向しており、ジョー
8aと8bとを閉じたとき、互いの鋭角部11が当接し
て組織の切開が行えるようになっている。本実施形態に
よれば、互いの鋭角部11が当接するため、薄膜等の切
開に有効である。
【0035】図6は第5の実施形態を示し、一方の切開
突起10aは断面が略V字状で、先端部に鋭角部11及
び先端部を挟んで両側部に斜面12を有している。ジョ
ー8bには広角V字状溝23及びこの広角V字状溝23
の底部に連続して凹溝24が形成され、広角V字状溝2
3と凹溝24との間にはエッジ部25が形成されてい
る。そして、ジョー8aと8bとを閉じたとき、一方の
切開突起10aの鋭角部11が凹溝24に進入し、両斜
面12がエッジ部25に同時に当接して組織の切開が行
えるようになっている。
【0036】図7は第6の実施形態を示し、一方の切開
突起10aは断面が略V字状で、先端部に鋭角部11及
び先端部を挟んで両側部に斜面12を有している。ジョ
ー8bには凹溝26が形成され、凹溝26の縁部にはエ
ッジ部27が形成されている。そして、ジョー8aと8
bとを閉じたとき、一方の切開突起10aの鋭角部11
が凹溝26に進入し、両斜面12がエッジ部27に同時
に当接して組織の切開が行えるようになっている。
【0037】第5及び第6の実施形態によれば、ジョー
8bに凹溝24,26を設けることにより、組織との接
触面積を少なくでき、電流密度を高めることができる。
図8は第7の実施形態を示し、一方の切開突起10aは
断面が略V字状で、先端部に鋭角部11及び先端部を挟
んで両側部に斜面12を有している。ジョー8bには平
坦面28が形成されている。そして、ジョー8aと8b
とを閉じたとき、一方の切開突起10aの鋭角部11が
平坦面28に当接して組織の切開が行えるようになって
いる。なお、平坦面28を凸円弧面に形成してもよい。
【0038】前記各実施形態によれば、次のような構成
が得られる。 (付記1)挿入部及び挿入部の手元側に操作部を有し、
前記挿入部の先端部に組織の凝固、切開を行うためのジ
ョーを有した高周波処置具において、前記操作部の操作
により組織の凝固、切開操作を行える突起部を前記ジョ
ーに設けたことを特徴とする高周波処置具。
【0039】(付記2)挿入部及び挿入部の手元側に操
作部を有し、前記挿入部の先端部にジョーを有した高周
波処置具において、前記操作部の操作により組織の把
持、剥離、凝固及び切開が行える突起部をジョーに設け
たことを特徴とする高周波処置具。
【0040】(付記3)各ジョーの突起部には斜面を有
しており、ジョーを閉じることにより、各斜面の近接ま
たは接合して組織を切開できることを特徴とする付記1
記載の高周波処置具。
【0041】(付記4)一方のジョーの突起部には斜面
を有し、他方の突起部には円弧面を有し、ジョーを閉じ
ることにより、斜面と円弧面が接合して組織を切開でき
ることを特徴とする付記1記載の高周波処置具。
【0042】(付記5)各ジョーの突起部には鋭角部と
斜面を有しており、ジョーを閉じることにより、各鋭角
部が当接して組織を切開できることを特徴とする付記1
記載の高周波処置具。
【0043】(付記6)一方のジョーの突起部には斜面
を有し、他方のジョーには凹溝を有し、ジョーを閉じる
ことにより、斜面と凹溝のエッジ部が接触して組織を切
開できることを特徴とする付記1記載の高周波処置具。
【0044】(付記7)一方のジョーの突起部には鋭角
部を有し、他方のジョーには平坦面または円弧面を有
し、ジョーを閉じることにより、鋭角部と平坦面または
円弧面が接触して組織を切開できることを特徴とする付
記1記載の高周波処置具。
【0045】(付記8)各ジョーの突起部には斜面を有
しており、ジョーを閉じ、斜面を近付けることにより、
組織を凝固できることを特徴とする付記1記載の高周波
処置具。
【0046】付記1によれば、組織の凝固及び切開を切
り替えるための機械的な切り替えを行うことなく、操作
部の一連の操作によって組織を簡単に凝固、切開でき
る。付記2によれば、操作部の操作により組織の把持、
剥離、凝固及び切開が行える。付記3によれば、組織の
凝固と同時に切開突起相互の斜面により組織の切開がで
きる。
【0047】付記4によれば、組織の凝固と同時に切開
突起の斜面と切開突起の円弧面により組織の切開ができ
る。付記5によれば、組織の凝固と同時に切開突起相互
の鋭角部により組織の切開ができ、薄膜等の切開に特に
有効である。付記6によれば、組織との接触面積を少な
くでき、電流密度を高めることができる。付記7によれ
ば、組織を安定させた状態で切開でき、操作性が向上す
る。付記8によれば、広範囲の凝固が可能となる。
【0048】図9は第8の実施形態を示し、リンク式の
駆動方法からなる処置部を持った高周波処置具を示す。
挿入部29の先端部には切開突起30を有したジョー3
1a,31bが設けられている。ジョー31a,31b
は枢支軸32に回動自在に枢支されており、ジョー31
a,31bの基端部はリンク33a,33bを介して挿
入部29に進退自在に内挿された操作ロッド34と連結
されている。
【0049】そして、操作ロッド34を前進させると、
ジョー31a,31bが枢支軸32を中心として開き、
後退させると、ジョー31a,31bが枢支軸32を中
心として閉じるようになっている。
【0050】したがって、生体組織Aを剥離する場合に
は、ジョー31a,31bを閉じた状態で、生体組織A
の剥離部位にジョー31a,31bの先端部を押し当て
た状態で、操作ロッド34を前進させてジョー31a,
31bを枢支軸32を中心として開く。再び操作ロッド
34を後退してジョー31a,31bを枢支軸32を中
心として閉じる、ジョー31a,31bの開閉を繰り返
すことにより生体組織Aの剥離を行うことができる。
【0051】図10は第9の実施形態を示し、カム式の
処置部を持った高周波処置具を示す。挿入部29の先端
部には切開突起30を有し、カム式に開閉するジョー3
1a,31bが設けられている。ジョー31a,31b
は枢支軸32に回動自在に枢支されており、ジョー31
a,31bの基端部はカム軸35a,35bが設けられ
ている。一方、挿入部29に進退自在に内挿された操作
ロッド36の先端部にはカム板37が設けられ、このカ
ム板37にはカム軸35a,35bに係合するカム溝3
8a,38bが設けられている。
【0052】そして、操作ロッド36を前進させると、
カム軸35a,35bがカム溝38a,38bに案内さ
れ、カム軸35aが押し下げられ、カム軸35bが押し
上げられてジョー31a,31bが枢支軸32を中心と
して開き、後退させると、ジョー31a,31bが枢支
軸32を中心として閉じるようになっている。
【0053】したがって、生体組織Aを剥離する場合に
は、ジョー31a,31bを閉じた状態で、生体組織A
の剥離部位にジョー31a,31bの先端部を押し当て
た状態で、操作ロッド36を前進させてジョー31a,
31bを枢支軸32を中心として開く。再び操作ロッド
36を後退してジョー31a,31bを枢支軸32を中
心として閉じる、ジョー31a,31bの開閉を繰り返
すことにより生体組織Aの剥離を行うことができる。
【0054】なお、第9及び第10の実施形態におい
て、切開突起30による生体組織Aの凝固、切開操作
は、基本的に前述した実施形態と同一であるため、説明
を省略する。
【0055】図11は第10の実施形態を示し、開腹手
術用鉗子を示す。鉗子本体40は基本的には鋏形状で、
同一形状の一対の鉗子部材41a,41bは略中間部が
枢支軸42によって回動自在に連結されている。一対の
鉗子部材41a,41bの先端部にはジョー42a,4
2bが設けられ、このジョー42a,42bは閉じたと
きに互いに噛合する鋸歯状部が形成され、生体組織Aを
確実に把持できるように形成されている。さらに、ジョ
ー42a,42bの噛合部における幅方向の略中間部に
は前後方向に亘って突起部としての切開突起43a,4
3bが一体に設けられている。
【0056】また、一対の鉗子部材41a,41bの基
端部には指掛け部44a,44bが設けられ、この指掛
け部44a,44bには高周波焼灼電源装置(図示しな
い)に接続されるケーブル45a,45bが接続されて
いる。
【0057】さらに、一対の鉗子部材41a,41b及
び枢支軸42は絶縁部材46によって被覆されており、
ジョー42a,42bに設けられた突起部としての切開
突起43a,43bのみが絶縁部材46から露出してい
る。
【0058】したがって、術者が指掛け部44a,44
bに指を掛け、開閉操作を行うことにより、ジョー42
a,42bを開閉して生体組織を把持でき、またジョー
42a,42bに設けられた切開突起43a,43bに
凝固電流及び切開電流を流すことにより、生体組織の凝
固、切開を行うことができる。
【0059】図12は第11の実施形態を示し、挿入部
47の先端部にはカム式に開閉するジョー48a,48
bが設けられている。ジョー48a,48bの互いに対
向する面における幅方向の略中間部には前後方向に亘っ
て突起部としての切開突起49a,49bが一体に設け
られている。この切開突起49a,49bは断面が略V
字状で、先端部に鋭角部50及び先端部を挟んで両側部
に斜面51を有している。
【0060】さらに、前記切開突起49a,49bを除
くジョー48a,48bの全面は絶縁層52によって被
覆されている。この絶縁層52はテフロンコーティン
グ、絶縁塗装、絶縁チューブによって覆ってもよく、ま
たジョー48a,48b自体を絶縁性セラミックまたは
合成樹脂で形成してもよい。
【0061】本実施形態によれば、ジョー48aと48
bとを閉じたとき、互いの切開突起49a,49bが接
近して生体組織Aを把持でき、ジョー48a,48bに
凝固電流を流すことにより、生体組織Aを凝固でき、ま
た切開電流を流すことにより、生体組織Aを切開でき
る。このとき、切開突起49a,49b以外のジョー4
8a,48bの全面は絶縁層52によって被覆されてい
るため、切開突起49a,49bに切開電流が集中して
切開が容易に行える。
【0062】図13は第12の実施形態を示し、第11
の実施形態におけるジョー48a,48aの互いに対向
する面における幅方向の両側縁部に切開突起49a,4
9bに沿って凹凸部を有する絶縁把持部52a,52b
を設けたものである。
【0063】本実施形態によれば、凹凸部を有する絶縁
把持部52a,52bによって生体組織Aを把持したと
きに滑るのを防止でき、目的部位を確実に把持できる。
図14は第13の実施形態を示し、第11の実施形態に
おけるジョー48a,48bを先端部に向かって漸次狭
幅に形成するとともに、ジョー48a,48bの先端部
に同一方向に湾曲してケリータイプとしたものである。
【0064】本実施形態によれば、ジョー48a,48
bの先端部が湾曲しているので、生体組織Aの剥離操作
の操作性が向上するという効果がある。なお、切開突起
49a,49bはジョー48a,48bの先端部の湾曲
部分まで設けてもよい。
【0065】図15は第14の実施形態を示し、ジョー
54a,54bを導電性の切開突起54と絶縁性の把持
部55とに2分割し、導電性の切開突起54に対して絶
縁性の把持部55を着脱可能に構成したものである。切
開突起54は棒状で、把持部55には切開突起54に係
合する係合溝56が設けられている。さらに、切開突起
54の基端部には係合穴57aが設けられ、把持部55
の基端部には係合穴56に係合する係合部57bが設け
られている。
【0066】本実施形態によれば、形状、大きさ等が異
なる複数種類の把持部55を用意することにより、ジョ
ー54a,54bの形状、大きさを変えることができ、
破損した場合の交換も容易である。さらに、把持部55
が湾曲しているので、生体組織Aの剥離操作の操作性が
向上するという効果がある。
【0067】図16は第15の実施形態を示し、第12
の実施形態におけるジョー48a,48bの切開突起4
9a,49bの先端側端部に曲面部58を設けたもので
ある。このように曲面部58を設けることにより、生体
組織Aの凝固、切開時に、曲面部58では切開突起49
a,49bが互いに接触しないため、切開に至らず、凝
固のみとなり、切開突起49a,49bの基本部分での
凝固・切開される領域59aと曲面部58での凝固のみ
の領域59bとに区分でき、切開端部からの出血を防止
できる。
【0068】前記実施形態によれば、次のような構成が
得られる。 (付記9)挿入部及び挿入部の手元側に操作部を有し、
前記挿入部の先端部に組織の凝固、切開を行うためのジ
ョーを有した高周波処置具において、前記ジョーの少な
くとも一方に、組織の凝固、切開用の突起部を設けると
ともに、前記突起部以外のジョーの表面を絶縁材料で形
成したことを特徴とする高周波処置具。
【0069】(付記10)ジョーの突起部以外の把持部
は絶縁材料で形成されていることを特徴とする付記9記
載の高周波処置具。 (付記11)ジョーの把持部は先端部に湾曲部を有して
いることを特徴とする付記9記載の高周波処置具。
【0070】(付記12)ジョーの把持部は突起部に対
して着脱可能であることを特徴とする付記9記載の高周
波処置具。 (付記13)ジョーの突起部は、先端部が曲面形状の切
開突起であることを特徴とする付記9記載の高周波処置
具。
【0071】(付記14)手元側に操作部を有し、先端
部に組織の凝固、切開を行うための凝固切開部を有した
開腹手術用処置具において、前記操作部の操作により組
織の凝固、切開を行える突起部を前記凝固切開部に設け
たことを特徴とする開腹手術用処置具。
【0072】付記9、10によれば、突起部以外のジョ
ーの表面が絶縁層によって被覆されているため、突起部
に切開電流が集中して切開が容易に行える。付記11に
よれば、生体組織の剥離操作が容易に行える。付記12
によれば、形状、大きさ等が異なる複数種類の把持部を
用意することにより、ジョーの形状、大きさを変えるこ
とができ、破損した場合の交換も容易である。付記13
によれば、凝固・切開される領域と凝固のみの領域とに
区分でき、切開端部からの出血を防止できる。付記14
によれば、操作部の操作により組織の凝固、切開を行な
える。
【0073】図17〜図19は第16の実施形態を示
し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して
説明を省略する。図17は内視鏡下手術器械としての高
周波処置具の全体構成図である。図17に示すように、
高周波処置具としてのバイポーラ鉗子1には患者の体腔
内に挿入される細長い挿入部2と、この挿入部2の先端
部に配置され、体腔内で生体組織を把持、凝固、切開す
るための通電可能な処置部3と、挿入部2の基端部に連
結された操作部4とが設けられている。
【0074】挿入部2は、回転自在な外シース5を有
し、この外シース5の内部の内シース7は操作部4を構
成するグリップ6の内部に挿通されている。処置部3に
は外シース5に内挿された細長いロッド(図示しない)
が設けられている。このロッドの先端部には処置部3を
構成する電極からなる一対のジョー60a,60bがこ
れらのジョー60a,60bを拡開させる方向に付勢す
る弾性部材9a,9bに固定されている。弾性部材9
a,9bはばね鋼等によって形成され、その表面は絶縁
チューブ61a,61bによって被覆されている。
【0075】図18に示すように、一対のジョー60
a,60bのうち、上側のジョー60aは、直径dが
0.5〜2.5mm、好ましくは、1〜2mmの針金状
の電極で、生体組織Aの凝固と同時に切開を行えるよう
になっており、下側のジョー60bは平板状で、組織把
持面の幅wは約5mmであり、組織把持面の略中央部に
は上側のジョー60aが嵌合可能な凹溝62が設けられ
ている。
【0076】また、処置部3のジョー60a,60bと
接続する導電部材(図示しない)は挿入部2を構成する
外シース5を貫通して操作部4に設けられたコネクタ受
け13に接続されている。そして、このコネクタ受け1
3にはケーブル14を介して高周波焼灼電源装置15に
接続され、高周波焼灼電源装置15にはフットスイッチ
16が設けられている。
【0077】また、グリップ6には鉗子操作手段として
のトリガー17が設けられている。このトリガー17は
グリップ6の上端部に回動ピン18を中心に回動自在に
連結されている。さらに、このトリガー17には回動支
点の上端部は前記内シース7の基端部に連結されてい
る。
【0078】さらに、グリップ6には術者が親指を掛け
る指掛け部6aが設けられ、トリガー17には人差し指
と中指を掛ける指掛け部17a,17bが設けられてい
る。そして、トリガー17を矢印a方向に開くと、内シ
ース8が後退し、ジョー60a,60bが開き、トリガ
ー17を矢印b方向に閉じると、内シース7が前進して
ジョー60a,60bが閉じるようになっている。
【0079】次に、第16の実施形態の作用について説
明する。バイポーラ鉗子1のコネクタ受け13にケーブ
ル14を接続し、バイポーラ鉗子1と高周波焼灼電源装
置15とを電気的に接続する。初期状態では操作部4の
トリガー17を矢印a方向に回動する。この状態では、
図17(b)に示すように処置部3の一対の弾性部材9
a,9bが内シース7から突出してジョー60a,60
bが開いた状態にある。
【0080】そこで、トリガー17の手掛け部17a,
17bをグリップ6内の付勢部材のばね力に抗してグリ
ップ6側に引き込み操作することにより、内シース7が
軸方向前方へ移動し、内シース7の前進に伴って弾性部
材9a,9bが相対的に内シース7内に引き込まれた状
態となり、図17(a)に示すように、ジョー60a,
60bが閉じる。
【0081】この状態で、バイポーラ鉗子1の挿入部2
を患者の体内に挿入され、この挿入部2の先端の処置部
3が体内の処置対象の生体組織Aの近傍位置まで誘導す
る。トリガー17が解放されると、グリップ6内の付勢
部材のばね力によって定位置に戻り、弾性部材9a,9
bが相対的に内シース7から突出してジョー60a,6
0bは弾性部材9a,9bの弾性復元力によって開く。
【0082】続いて、拡開したジョー60a,60bの
間に生体組織Aを挿入した後、トリガー17の手掛け部
17a,17bをグリップ6側に引き込み操作すること
により、内シース7が軸方向前方へ移動する。内シース
7の前進に伴って弾性部材9a,9bが相対的に内シー
ス7内に引き込まれた状態となり、ジョー60a,60
bが閉じ、生体組織Aが図19(a)に示すように、一
対のジョー60a,60b間に把持される。
【0083】この状態で、高周波焼灼電源装置15から
ケーブル14を介してコネクタ受け13に高周波電流が
流れ、ジョー60aと60bとの間に凝固電流が流れ、
生体組織Aの凝固が行われる。
【0084】続いてトリガー17の手掛け部17a,1
7bをさらにグリップ6側に引き込み操作することによ
り、ジョー60a,60bがさらに閉じるとともに、ジ
ョー60aと60bとの間に切開電流が流れ、生体組織
Aが図19(b)に示すように、一対のジョー60a,
60bによって切開される。
【0085】凝固、切開が完了した後、トリガー17を
矢印a方向に回動すると、内シース7が後退し、弾性部
材9a,9bが弾性復元力によって開き、ジョー60
a,60bは生体組織Aから開放される。
【0086】この場合、インピーダンスの変化によって
生体組織の凝固が確実に完了したことを判断して切開電
流を流すようにしてもよい。すなわち、凝固電流は、図
20(a)に示すように、インピーダンスが焼灼に伴っ
て上昇すると、出力が低下する負荷特性を持つモードに
よる出力であるが、切開電流は、図20(b)に示すよ
うに、インピーダンスが上昇しても出力が低下しない定
電力出力モードである。図20(c)に示すように、イ
ンピーダンス制御では、焼灼の時間経過とともに、一旦
下がったインピーダンスが再度上昇する点aで凝固が完
了したことをジェネレータが判断することにより、凝固
が確実に完了した後に、切開電流を流して生体組織Aを
切開できる。つまり、凝固電流と切開電流との切換えを
自動的に行うことができる。
【0087】本発明者の実験によれば、各ジョー60
a,60bの投影面の面積比は1:10から1:2(上
側のジョー60aは、直径が0.5〜2.5mm、下側
のジョーは、幅が5mm)の場合、組織を把持した後に
高周波発振器の凝固出力を30Wで凝固を行い、その
後、切開出力を30Wとして切開を行うことにより組織
の凝固、切開を行うことができた。
【0088】図19に示す第16の実施形態は、凝固、
切開を1回の把持操作で行っているが、図21に示すよ
うに、2回の操作で凝固、切開を行なってもよい。すな
わち、トリガー17の手掛け部17a,17bをグリッ
プ6側に引き込み操作することにより、ジョー60a,
60bを閉じる。
【0089】この状態で、バイポーラ鉗子1の挿入部2
を患者の体内に挿入され、この挿入部2の先端の処置部
3が体内の処置対象の生体組織Aの近傍位置まで誘導す
る。トリガー17が解放されると、グリップ6内の付勢
部材のばね力によって定位置に戻り、弾性部材9a,9
bが相対的に内シース7から突出してジョー60a,6
0bは弾性部材9a,9bの弾性復元力によって開く。
【0090】続いて、拡開したジョー60a,60bの
間に生体組織Aを挿入した後、トリガー17の手掛け部
17a,17bをグリップ6側に引き込み操作すること
により、内シース7が軸方向前方へ移動する。内シース
7の前進に伴って弾性部材9a,9bが相対的に内シー
ス7内に引き込まれた状態となり、ジョー60a,60
bが閉じ、生体組織Aを図21(a)に示すように、一
対のジョー60a,60b間に把持する。
【0091】この状態で、高周波焼灼電源装置15から
ケーブル14を介してコネクタ受け13に高周波電流が
流れ、ジョー60aと60bとの間に凝固電流が流れ、
生体組織Aの凝固が行われる。ここで、凝固に伴って生
体組織Aの変化に応じて、トリガーの17に軽い把持力
を加える。
【0092】次に、トリガー17を解放すると、グリッ
プ6内の付勢部材のばね力によって定位置に戻り、弾性
部材9a,9bが相対的に内シース7から突出してジョ
ー60a,60bは弾性部材9a,9bの弾性復元力に
よって開き、図21(b)に示すように、ジョー60
a,60bを拡開して生体組織Aから一旦離す。
【0093】続いてトリガー17の手掛け部17a,1
7bをさらにグリップ6側に引き込み操作することによ
り、ジョー60a,60bが接触するまで閉じるととも
に、ジョー60aと60bとの間に切開電流を流し、生
体組織Aが図21(c)に示すように、一対のジョー6
0a,60bによって切開される。
【0094】凝固、切開が完了した後、トリガー17を
矢印a方向に回動すると、内シース7が後退し、弾性部
材9a,9bが弾性復元力によって開き、ジョー60
a,60bは生体組織Aから開放される。
【0095】図22及び図23は第17の実施形態を示
し、第16の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。処置部3を構成する一対のジョー6
3a,63bのうち、上側のジョー63aを断面が三角
形状の針金状の電極とし、下側のジョー63bを平板状
で、その把持面にジョー63aと対向する凹溝64を形
成するとともに、凹溝64の両側に鋸歯状部65を形成
したものであり、他の構成は第16の実施形態と同じで
ある。
【0096】本実施形態においては、上側のジョー63
aが鋭利な刃部を有しているため、生体組織Aの切開能
力に優れ、トリガー17の操作力量を軽減できるという
効果がある。
【0097】図24は第18の実施形態を示し、第16
の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省
略する。処置部3を構成する一対のジョー66a,66
bのうち、上側のジョー66aを断面が三角形状のナイ
フ形で、鋭利部67を形成するとともに、中央部に肉抜
き部68を形成した電極とし、下側のジョー66bを平
板状で、その把持面に鋸歯状部65を形成したものであ
り、他の構成は第16の実施形態と同じである。
【0098】本実施形態においては、上側のジョー66
aが鋭利部67を有しているため、生体組織Aの切開能
力に優れ、トリガー17の操作力量を軽減できるという
効果がある。
【0099】図25は第19の実施形態を示し、第16
の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省
略する。処置部3を構成する一対のジョー69a,69
bのうち、上側のジョー69aを断面が角柱状で、一側
部に鋭利部70を形成した電極とし、下側のジョー69
bを平板状で、その把持面にジョー69aに対向する凹
溝71を形成したものであり、他の構成は第16の実施
形態と同じである。
【0100】本実施形態においては、上側のジョー69
aが鋭利部70を有しているため、生体組織Aの切開能
力に優れ、トリガー17の操作力量を軽減できるという
効果がある。
【0101】なお、第17〜第19の実施形態における
一対のジョーは、いずれも第16の実施形態と同様に、
上側のジョー63a,66a,69aは、電極幅が、1
〜2mmの電極で、生体組織Aの凝固と同時に切開を行
えるようになっており、下側のジョー63b,66b,
69bは平板状で、組織把持面の幅は約5mmであり、
1:10から1:2の関係になっている。
【0102】前記実施形態によれば、次のような構成が
得られる。 (付記15)挿入部と、前記挿入部の手元側操作部と、
前記挿入部の先端側にあって、前記操作部の操作に連動
して開閉することにより組織の凝固、切開を行なうため
の一対の電極を有するジョーと、前記ジョーへ電力を供
給する電力供給部とを備えた高周波処置具において、前
記ジョーの少なくとも一方に設けた、他方のジョー側に
突出した突起部と、前記電力供給部からの電力が、切開
出力または凝固出力となるように電力を制御する電力制
御部とを設け、組織の凝固と切開の両方の操作を可能に
したことを特徴とする高周波処置具。
【0103】(付記16)挿入部と、前記挿入部の手元
側操作部と、前記挿入部の先端側にあって、前記操作部
の操作に連動して開閉することにより組織の凝固、切開
を行なうための一対の電極を有するジョーとを備えた高
周波処置具において、前記組織と接触する前記ジョー部
の横断面形状を、一方のジョーは前記組織と面接触し、
他方のジョーは前記組織と線接触するように設定したこ
とを特徴とする高周波処置具。
【0104】(付記17)挿入部と、前記挿入部の手元
側操作部と、前記挿入部の先端側にあって、前記操作部
の操作に連動して開閉することにより組織の凝固、切開
を行なうための一対の電極を有するジョーとを備えた高
周波処置具において、一対のジョーの各々が、把持した
組織と接触する部分の面積の比が、1:10〜1:2の
間となるように設定したことを特徴とする高周波処置
具。
【0105】(付記18)前記手元側操作部の操作によ
り一対のジョーを閉じたとき、一方のジョーにある突起
部と、他方のジョーとが当接することを特徴とする付記
15記載の高周波処置具。
【0106】付記15〜18によれば、一対のジョーに
よって組織の十分な凝固と切開が行なえ、またジョーの
構成が簡単軽量で、メンテナンス及び取り扱いが容易で
あるという効果がある。
【0107】図26及び図27は第20の実施形態を示
し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して
説明を省略する。図26は内視鏡下手術器械としての高
周波処置具の全体構成図である。図26に示すように、
高周波処置具としてのバイポーラ鉗子1には患者の体腔
内に挿入される細長い挿入部2と、この挿入部2の先端
部に配置され、体腔内で生体組織を把持、凝固、切開す
るための通電可能な処置部3と、挿入部2の基端部に連
結された操作部4とが設けられている。
【0108】挿入部2は、回転自在な外シース5を有
し、この外シース5の先端部には図27に示すように先
端カバー80が取付けられ、この先端カバー80には処
置部3を取付けるピン81が設けられている。また、外
シース5の内部には基端部が操作部4を構成するグリッ
プ6の内部に挿通され、先端部が処置部3に連結される
操作ロッド82が内挿されている。
【0109】操作ロッド82は、断面形状が略半円形状
の2本のそれぞれ電気的に独立した電極83a,83b
と、断面が略長方形状の絶縁材84及びこれらを覆う絶
縁チューブ85とから構成されている。電極83a,8
3bはピン89によって連結され、電極83a,83b
の先端部はピン90を介してリンク86a,86bと連
結されている。さらに、このリンク86a,86bは前
記ピン81に枢支された一対のジョー8a,8bに連結
されている。
【0110】そして、ピン81,89,90は絶縁部材
81a,89a,90aによって絶縁されている。ま
た、前記コネクタ受け13はケーブル14を介して高周
波焼灼電源装置15に接続され、高周波焼灼電源装置1
5にはフットスイッチ16が設けられている。
【0111】また、操作部4の固定グリップ87には可
動グリップ88が設けられている。可動グリップ88は
固定グリップ87の上端部に回動ピン91を中心に回動
自在に連結されている。さらに、この可動グリップ88
の回動支点の上端部は前記操作ロッド82の基端部に連
結されている。さらに、可動グリップ88には術者が親
指を掛ける指掛け部88aが設けられ、固定グリップ8
7には人差し指と中指を掛ける指掛け部87a,87b
が設けられている。そして、可動グリップ88を矢印a
方向に閉じると、操作ロッド82が後退し、リンク86
a,86bを介してジョー8a,8bが閉じ、可動グリ
ップ88を矢印b方向に開くと、操作ロッド82が前進
してジョー8a,8bが開くようになっている。
【0112】前記実施形態によれば、次のような構成が
得られる。 (付記19)挿入部及び挿入部の手元側に操作部を有
し、前記操作部の操作により組織を把持し、把持した組
織に高周波通電することのできる一対の把持部材を有
し、かつ前記操作部の操作によって前記挿入部内で進退
し、前記ジョーの開閉を行なうための1本の駆動軸を有
した高周波処置具において、前記1本の駆動軸を電気的
に独立した二極に構成したことを特徴とする高周波処置
具。 (付記20)前記駆動軸は、断面が半円形状の2本の電
極からなり、両電極間に絶縁材が配置されていることを
特徴とする付記20記載の高周波処置具。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、操作部の操作により組織の凝固、切開操作を行える
突起部をジョーに設けたことにより、組織の凝固及び切
開を切り替えるための機械的な切り替えを行うことな
く、操作部の一連の操作によって組織を簡単に凝固、切
開でき、操作性に優れた高周波処置具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の高周波処置具を示
し、(a)は全体図で、ジョーが閉じた状態の側面図、
(b)はジョーが開いた状態の側面図、(c)は出力
とインピーダンスとの関係を示す図。
【図2】同実施形態を示し、(a)はジョーによって組
織を把持した状態の断面図、(b)は組織を凝固・切開
時の断面図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示すジョーの断面
図。
【図4】この発明の第3の実施形態を示すジョーの断面
図。
【図5】この発明の第4の実施形態を示すジョーの断面
図。
【図6】この発明の第5の実施形態を示すジョーの断面
図。
【図7】この発明の第6の実施形態を示すジョーの断面
図。
【図8】この発明の第7の実施形態を示すジョーの断面
図。
【図9】この発明の第8の実施形態を示し、(a)はリ
ンク式高周波処置具の先端部の縦断平面図、(b)はA
−A線に沿う縦断側面図。
【図10】この発明の第9の実施形態を示し、(a)は
カム式高周波処置具の先端部の縦断平面図、(b)はB
−B線に沿う縦断側面図。
【図11】この発明の第10の実施形態の開腹手術用鉗
子を示し、(a)はジョーを閉じた状態の側面図、
(b)はジョーを開いた状態の側面図、(c)はC−C
線に沿う断面図、(d)はD−D線に沿う断面図。
【図12】この発明の第11の実施形態の高周波処置具
を示し、(a)は先端部の斜視図、(b)は凝固状態の
断面図。
【図13】この発明の第12の実施形態を示す高周波処
置具の先端部の斜視図。
【図14】この発明の第13の実施形態を示す高周波処
置具の先端部の斜視図。
【図15】この発明の第14の実施形態を示す高周波処
置具の先端部の斜視図。
【図16】この発明の第15の実施形態を示し、(a)
は高周波処置具の先端部の斜視図、(b)は凝固・切開
時の断面図、(c)は切開部の説明図。
【図17】この発明の第16の実施形態を示し、(a)
は全体の側面図、(b)はジョーが開いた状態の側面
図、(c)はE−E断面図、(d)はF−F断面図。
【図18】同実施形態を示し、(a)は高周波処置具の
先端部の側面図、(b)はG−G線に沿う断面図。
【図19】同実施形態を示し、(a)は凝固時の断面
図、(b)は切開時の断面図。
【図20】同実施形態の変形例を示し、(a)は凝固時
の出力とインピーダンスとの関係を示す図、(b)は切
開時の出力とインピーダンスとの関係を示す図、(c)
は凝固時の通電によるインピーダンスの変化を示す図。
【図21】同実施形態の変形例を示し、(a)は凝固時
の断面図、(b)は組織からジョーを離したときの断面
図、(c)は切開時の断面図。
【図22】この発明の第17の実施形態を示し、(a)
は高周波処置具の側面図、(b)はH−H線に沿う断面
図。
【図23】同実施形態の作用を示し、(a)は凝固時の
側面図及び断面図、(b)は切開時の側面図及び断面
図。
【図24】この発明の第18の実施形態を示し、(a)
は高周波処置具の側面図及び正面図、(b)はI−I線
に沿う断面図。
【図25】この発明の第19の実施形態を示し、(a)
は高周波処置具の側面図、(b)はJ−J線に沿う断面
図。
【図26】この発明の第20の実施形態を示し、(a)
は高周波処置具の全体構成図、(b)は操作部の縦断側
面図。
【図27】この発明の第21の実施形態を示し、(a)
はリンク式高周波処置具の先端部の縦断平面図、(b)
はK−K線に沿う縦断側面図、(c)はL−L線に沿う
断面図。
【符号の説明】
3…処置部 4…操作部 8a,8b…ジョー 10a,10b…切開突起(突起部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手元側に操作部を有し、先端部に組織の
    凝固、切開を行うためのジョーを有した高周波処置具に
    おいて、 前記操作部の操作により組織の凝固、切開操作を行える
    突起部を前記ジョーに設けたことを特徴とする高周波処
    置具。
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