JP2001198137A - 凝固切開システム - Google Patents
凝固切開システムInfo
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Abstract
き、手術時間を短縮できる凝固切開システムを提供する
ことにある。 【解決手段】検体組織を把持する当接面を構成する第1
と第2の把持部7,8と、第1と第2の把持部7,8を
可動させて検体組織を把持可能な手元操作部と、通電す
ることにより第1の把持部7を加熱する発熱体18と、
発熱体18に通電する通電手段と、前記手元操作部によ
り第1の把持部と第2の把持部とで検体組織を把持した
とき、発熱体18の発熱により検体組織が凝固可能な温
度に通電手段を設定可能な第1の設定手段と、前記手元
操作部により第1の把持部7と第2の把持部8とで検体
組織を把持したとき、発熱体18の発熱により検体組織
が切開可能な温度に通電手段を設定可能な第2の設定手
段とを具備したことを特徴とする凝固切開システムにあ
る。
Description
挿入し、生体組織を凝固及び切開することができる凝固
切開システムに関する。
部を備え、把持部の一方または両方に発熱体を設け、生
体組織を把持した状態で発熱体を発熱させて生体組織を
凝固及び凝固部位を切開する手術器械が知られている。
この種の手術器械は、通常、生体組織に含まれる血管の
止血、生体組織の表層の病変部、出血点の焼灼、避妊を
目的とした卵管の閉塞等の多種症例に用いられる。そし
て、手術器械が血管の止血や、卵管の閉塞を目的として
用いられ、患者の処置対象の生体組織を凝固できるよう
になっており、また凝固した生体組織を切開することが
できるようになっている。
子の処置部に鋭利なメス切刃を有するシリコン半導体を
備え、シリコン半導体に通電し、抵抗発熱させて生体組
織の切開を行うものである。
に生体組織を把持する一対のジョーを備え、このジョー
に生体組織を凝固する熱エレメントを設けるとともに、
進退する切断エレメントを設け、生体組織を凝固後、切
開を行なうものである。
にフック形状の抵抗加熱部分を設け、生体組織を加熱し
ながら切開するものである。
メス切刃を設け、このメス切刃の側面に加熱素子を設け
て、生体組織を側面で凝固しながら切開するものであ
る。
たUSP5792137は、切刃が鋭利であるが故に、
処置した時生体組織との接触面積が少ないため凝固する
のが困難である。また、USP5792137の第1実
施例では鋭利な切刃が鋏状に噛み合うため、やはり生体
組織を凝固するのが困難である。
圧して、凝固力を高める改善をしているが、依然として
生体組織との接触面積が少ないため凝固するのが困難で
あることに加え、高い切開力を維持するために溝部と切
刃が全く隙間無く噛み合う必要がある。しかし、実際に
は特に工夫のない構造で隙間なく噛み合うのは困難であ
り、結果として安定して切開することは困難である、と
いう問題がある。
の部材で行なうため、操作性が悪いとともに構造が複雑
である。
噛み合う構造になっていないため、生体組織の圧縮力が
弱く、切開することはできても凝固が困難である。
に切る構造であるため、生体組織を凝固するのが困難で
あるという問題がある。
もので、その目的とするところは、生体組織を迅速かつ
確実に凝固しながら切開でき、手術時間を短縮できる凝
固切開システムを提供することにある。
達成するために、請求項1は、検体組織を把持する当接
面を構成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1
の当接面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当
接面と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動
させて、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、
通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
と、前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動
手段により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前
記検体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前
記検体組織が切開可能な温度に前記通電手段を設定可能
な設定手段と、を具備したことを特徴とする凝固切開シ
ステムにある。
構成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当
接面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段
により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検
体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検
体組織が凝固可能な温度に前記通電手段を設定可能な第
1の設定手段と、前記把持部駆動手段により前記第1の
当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持した
とき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が切開可能
な温度に前記通電手段を設定可能な第2の設定手段と、
を具備したことを特徴とする凝固切開システムにある。
記第2の設定手段による通電手段の設定状態の少なくと
も一方を変更可能な設定状態変更手段を具備したことを
特徴とする。
成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接
面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
を具備したことを特徴とする凝固切開処置具にある。
当接面が検体組織を圧縮するため、凝固力が高い。更に
凝固と同時に切開も可能である。また、発熱体の発熱に
より検体組織が凝固可能な温度に設定可能な第1の設定
手段と、第1の当接面と第2の当接面とで検体組織を把
持したとき、発熱体の発熱により検体組織が切開可能な
温度に設定可能な第2の設定手段とを有しているため、
検体組織を均一に圧縮し、確実な凝固・切開が可能であ
る。
図面に基づいて説明する。
は凝固切開システムの全体構成図、図2は熱凝固切開鉗
子の把持部の斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面
図、図4(a)(b)は組織凝固切開時の作用説明図、
図5は電源装置の電気回路図である。
固切開鉗子1はケーブル2を介して通電手段としての電
源装置3に接続され、電源装置3にはフットスイッチ4
が接続されている。熱凝固切開鉗子1は把持部駆動手段
としての手元操作部5、挿入部6、挿入部6の先端に設
けられた第1と第2の当接面としての一対の把持部7,
8とから構成されている。
部本体12と一体に設けられた固定ハンドル9と、操作
部本体12に枢支軸10を支点として回動自在に設けら
れた可動ハンドル11とから構成されている。操作部本
体12には回転操作部13によって前記挿入部6が軸心
を中心として回転可能に設けられている。
この挿入部6の内部には軸方向に進退自在な駆動軸14
が内挿されている。駆動軸14の基端部は可動ハンドル
11に連結され、先端部には前記第1と第2の把持部
7,8が設けられている。第1と第2の把持部7,8は
枢支ピン15を支点として開閉可能であり、可動ハンド
ル11をa方向に回動すると、駆動軸14が後退して閉
じ、b方向に回動すると、駆動軸14が前進して開くよ
うになっている。
続部16aが設けられ、このコネクタ接続部16aには
前記ケーブル2のコネクタ16が着脱自在に接続される
ようになっている。コネクタ接続部16aは駆動軸14
に沿って第1の把持部7に設けられた後述する発熱体に
電気的に接続されている。
7には第2の把持部8に向かって開口する凹溝17が設
けられている。この凹溝17は第1の把持部7の前後方
向に亘って設けられている。凹溝17には発熱体18が
収納されており、この発熱体18には発熱板19が接合
した状態に設けられている。
の高い例えばモリブデン薄膜抵抗加熱素子が用いられて
いる。また、発熱板19の断面形状は突起部19aを有
し、その先端には幅dの平面部19bが形成され、その
両側に角度αをなす二つの平面19c,19dが形成さ
れている。
第2の把持部7,8の外表面には生体組織の貼りつきを
防止するため、テフロン(登録商標)コーティングがさ
れている。ここで、幅dの推奨値として0.1〜0.1
5mm前後がよい。また、αは30〜90度が望ましい
(なす角度は左右非対称でも別に構わない)。
ロンコーティングを含む寸法である(図にはテフロンコ
ーティングは示していない)。また、発熱板19は銅、
銀、タングステン等の熱伝導性のよい材質が望ましく、
発熱体18は他にセラミックヒーター、カートリッヂヒ
ーター、PTCヒーター等でもよい。
部7に向かって開口する凹部20を有し、断面が上向き
コ字状に形成されている。凹部20の内部には柔軟性部
材からなる受け部材21が設けられている。受け部材2
1の材質例を挙げると、ゴム(シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム等)、ゲル
(シリコンをベースとしたαゲル等)テフロンがある。
また、凹部20を挟んで両側縁には鋸歯状の滑り止め2
2が設けられている。
熱温度を設定できる設定操作部23と表示部24が設け
られている。表示部24には設定されている発熱体18
の発熱温度(例として150℃)が表示される。発熱温
度は設定操作部23で設定でき、ボタン23aを押すと
設定温度が上がり、ボタン23bを押すと設定温度が下
がる。また、フットスイッチ4には第1のペダル25と
第2のペダル26が設けられている。
電源と接続する電源部27は出力部28を介してケーブ
ル2に接続されている。出力部28はフットスイッチ4
と接続する制御部29に接続され、制御部29は発熱温
度を設定する設定手段30に接続されている。第1のペ
ダル25は例えば、切開可能な温度に設定された出力を
行なうための切開ペダルであり、第2のペダル26は例
えば凝固可能な温度に設定された出力を行なうための凝
固ペダルである。
する。
ように、固定ハンドル9に対して可動ハンドル11を矢
印b方向に回動すると、駆動軸14が前進して第1と第
2の把持部7,8が開く。この状態で、熱凝固切開鉗子
1を前進させて、生体組織の凝固切開部位を第1と第2
の把持部7,8間に介在した状態で、可動ハンドル11
を図1に示すように、矢印a方向に回動すると、駆動軸
14が後退して把持部7,8が閉じる。
織の凝固切開部位Xを凝固処置に適する加圧力で圧迫し
た状態で把持する。すなわち、発熱板19の平面部19
b及び平面部19c,19dと受け部材21の間で生体
組織は圧縮される。この時、平面部19bがあるため、
発熱板19の先端は生体組織を切るほどには鋭利でなく
鋭い形状であり、生体組織が切開されることはない。
て発熱体18を発熱させると発熱板19が伝熱により発
熱し、狭い幅の平面部19bに接触する部分の圧力が高
い状態で凝固され、生体組織の水分の蒸発が進み、図4
(b)に示すように、もろくなった生体組織が切れて切
開が実施される。その時、受け部材21が平面部19
b,19c,19dに当接する部分で微少に変形して、
切開される生体組織の周辺を圧縮するため凝固力が高ま
る。
は平面部19bと受け部材21との間で全長に亘って圧
縮され、発熱板19が全長にわたり確実に凝固切開が可
能である。
べると、発熱温度を200℃に設定すると、生体組織の
水分の蒸発が比較的急激に行われ、切開が早く行われる
ことが解かっている。このとき、発熱時間が短くて済む
ので生体組織の凝固はあまり行われず、あたかも鋭利な
刃物で切っているのに近い状態となる。従って、血管が
あまり無い組織やごく細い血管を含む組織の切開に向い
ている。
00℃の設定時よりも水分の蒸発は比較的ゆっくり行わ
れ、切開も比較的ゆっくり行われる。このとき、発熱時
間がすこし長くなるため、生体組織の凝固も充分行わ
れ、凝固力を高めると同時に切開も実施できる。従っ
て、血管を含む組織を出血無しに切開可能である。
体組織の水分の蒸発が不充分となり、切開ができなくな
る。従って、この状態では切開することなしに凝固のみ
可能である。
が生体組織を圧縮するため、凝固力が高い。更に凝固と
同時に切開も可能である。また、非発熱状態では生体組
織を切ることがない。さらに、把持部が互いに閉じた
時、受け部材が変形して、全長に亘って、組織を均一に
圧縮し、確実な凝固・切開が可能であり、受け部材の微
少な変形により、凝固力が高まる。また、薄膜抵抗加熱
素子のように外部環境に影響を受けやすい発熱体では、
把持部に埋没して設けられるため、耐久性が高まるとい
う効果がある。
明すると、図4(a)に示すように、生体組織の凝固切
開部位Xを凝固処置に適する加圧力で圧迫した状態で把
持した状態で、術者は第1のペダル25または第2のペ
ダル26のいずれかを踏む。まず、第1のペダル25を
踏んだ場合について説明する。電源装置3からコード2
を介して熱凝固切開鉗子1に通電される。この時、設定
手段30の設定状態に関わらず、第1のペダル25を踏
むと第1の把持部7に設けられた発熱体18が最高温度
で発熱するように制御部29が制御を行い、電流が通電
される。
体組織の水分の蒸発も早くなり、切開が早く行われる。
結果として切開力が高い状態となる。しかし、発熱時間
は短いため、生体組織の凝固はあまり行われず、あたか
も鋭利な刃物で切っているのに近い状態となる。従っ
て、血管があまり無い組織やごく細い血管を含む組織の
切開に向いている。
いて説明する。第2のペダル26を踏むと発熱体18が
設定手段30によって設定された温度で発熱するように
制御部29が制御を行い電流が通電される。今、術者が
設定温度として、発熱体18の最高温度よりやや低い温
度を設定したとする。この時、発熱体18は最高温度よ
りやや低い温度で発熱するため、第1のペダル25を踏
んだ状態よりも切開は遅くなり、発熱時間が延びるた
め、凝固力を高めることができる。この状態でも凝固と
同時に切開できるため、血管を含む組織を出血無しに切
開可能である。
織の水分の蒸発が不充分となり、切開ができなくなる。
従って、この状態では切開することなしに凝固のみを行
うことができる。
切開のみ、凝固に連続して切開及び凝固のみのいずれか
を自在に選択でき、あたかも複数の処置器械を使うのに
等しい利便性が得られる。特に術中の鉗子の交換が面倒
な内視鏡下手術では絶大な効果が得られる。
4の動作では、消化器等の手術で多用する切開処置につ
いて術者があらかじめ設定温度の設定を省略でき、便利
である。
施形態に限定されず、次のようにしてもよい。
る。
度の下限温度をこう呼ぶことにする)で発熱させる。
されることなく、凝固のみ実施でき、出血の多い手術な
どでは設定を省略できる効果がある。もちろん、術者が
今まで挙げたフットスイッチ4の動作パターンを選択で
きるようにしてもよい。
設定された設定温度で、第1または第2のペダルによっ
て出力するようにしたが、この設定手段30に更に最高
温度または最低温度を設定する機能を追加したり、設定
温度に設定する設定手段と最高または最低温度を設定す
る設定手段の2つの設定手段を設けてもよい。
ッチ、キーボード、マウス等の入力手段、設定値を記憶
したメモリ、設定値を有する回路など様々な手段の適用
が可能である。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。発熱板19の先端部に幅dの平面部19bが形成さ
れ、その両角部はR面取りがされている。幅dの推奨値
は0.1〜0.15mm前後(テフロンコーティングを
含む寸法)である。
分、生体組織との接触面積が増え、凝固力が高くなる
(その分、切開力は低くなる)。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。発熱板19の先端部19eが半径Rの円弧状に形成
され、その両側には平面部19f,19gが形成されて
いる。半径Rの推奨値は0.05〜0.15mm前後
(テフロンコーティングを含む寸法)である。
度がないため、テフロンコーティングが安定して被覆可
能である。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。発熱板19の先端部に凸部19hが形成されてい
る。凸部19hの形状は円弧状であるが、矩形や三角形
でもよい。第3の実施形態に比べ、凸部19hで切開す
るため、切開力が高い。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は発熱板19の代りにセラミックヒータ
ー31を直接設けたものである。
ミックヒーター31が直接固着されている。セラミック
ヒーター31の断面形状は、第1の実施形態の発熱板1
9と同じであるが、第2〜第4の実施形態の発熱板19
と同じでもよい。またセラミックヒーター31、第1の
把持部7の外表面にはテフロンコーティングが被覆され
ている。セラミックヒーター31は単体で比較的強度が
高いため、このような使い方が可能であり、構造が簡略
化できるという効果がある。
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、鋭利な先端部100を持つ発熱板1
9の外表面にテフロンコーティング101を被覆したも
のである。本実施形態のように、発熱板19の先端部1
00が非常に鋭利であっても、テフロンコーティング1
01を被覆することで、先端を狭い幅の直線部や断面円
弧状にすることができ、第1の実施形態と同様の効果が
得られる。
1を含む)の形状は、前述した実施形態に限らず、適宜
変更可能である。また、発熱板、セラミックヒーターの
断面形状は全長に亘って同一する必要はなく、部分的に
変化させてもよい。例えば、遠位側は鋭利にして切開の
みを実施する部分とし、手元側は前記実施形態で示した
形状として凝固・切開する部分とすることもできる。
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、第2の把持部8の変形例を示し、
(a)は受け部材21の上面に断面円弧状の溝部32が
略全長に亘って設けられている。受け部材21の材質は
第1の実施形態に示したとおりである。溝部32の形状
は同図(b)(c)に示すように矩形や三角形でもよ
い。
生体組織が第1の把持部7の発熱部(発熱板やセラミッ
クヒーター等)が溝部32の間で係合することにより、
凝固切開力の向上が可能である。
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、第2の把持部8の凹部20にテフロ
ンコーティング33を被覆したものであり、製作が容易
で安価に製造できるという効果がある。
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、第2の把持部8の凹部20に合成樹
脂からなる受け部材34が枢支ピン35により軸支さ
れ、枢支ピン35を支点として受け部材34がわずかに
回動するようになっている。合成樹脂としてはテフロ
ン、PEEK、ポリイミド、PPS等が挙げられる。
2の把持部8が互いに閉じる時、受け部材34が枢支ピ
ン35を支点として第2の把持部8の動作に追従して回
動する。そのため、発熱板19と受け部材34が互いに
隙間無く接触するため、生体組織を均一に圧縮し、確実
な凝固・切開が可能という効果が得られる。
実施形態を示し、電源装置3の表示部の変形例である。
第1の実施形態では表示部24に発熱温度を表示してい
たのに対し、本実施形態では表示部41にレベル表示と
したものである。図14(a)ではレベルをバー(例と
してレベル3を示している)、同図(b)では表示部4
1にレベルを数字(例としてレベル3)で表示してい
る。ここで、設定レベルと発熱温度の関係を図15に示
す。レベル5がT5(=最高温度)、レベル1がT1
(=最低温度)に相当する。図15のように設定レベル
と発熱温度は非線形の関係で、特に最高温度付近では設
定レベルの変化に対し、温度の変化が小さくなってい
る。これは、最高温度付近ではわずかな温度差でも切れ
方に差が生じるのに対し、やや低い温度ではあまり切れ
方が変わらない点を考慮したものである。
凝固・切開状態を選び、通電・発熱させることにより、
非線型の関係としたことでレベルを変えても切開力が少
しずつ変わることになり、使い勝手がよい。
実施形態のフットスイッチ4の代わりに熱凝固切開鉗子
1の固定ハンドル9にハンドスイッチ42を設けたもの
である。本実施形態によれば、手指だけで操作できるた
め、フットスイッチ4に比べて使い勝手がよい。
形態は、鋏型の熱凝固切開鉗子45の斜視図である。熱
凝固切開鉗子45の本体46には2つの鋏構成部材4
7,48が設けられている。これらの鋏構成部材47,
48は中途部分が略交叉する状態に重ねられている。さ
らに、両鋏構成部材47,48の交叉部には両鋏構成部
材47,48を回動自在に連結する支点ピン49が配設
されている。
持する開閉可能な把持部としての一対のジョー50,5
1を備えた処置部52が配設されている。さらに、各鋏
構成部材47,48の基端部にはラチッェト53a,5
4aを備えた略楕円形状の手指挿入リング53,54が
形成されている。そして、これらの手指挿入リング5
3,54の部分によって一対のジョー50,51を開閉
操作する手元操作部55が形成されている。
に緩く湾曲された湾曲部56が形成されている。さら
に、一方のジョー50の内面には鋸歯状の滑り止め部5
0aが設けられ、他方のジョー51の内面、つまり生体
組織との接触面側に生体組織を凝固するための発熱体を
埋設した薄板状の発熱板51aが設けられている。この
発熱体51aは鋏構成部材47を介してコネクタ57に
接続され、コネクタ57には電源装置(図示しない)と
接続するケーブル58が接続されている。
鉗子45の作用について説明する。まず、本体46の先
端部の処置部52を閉じた状態で図示しない血管等の被
処置部を含む生体組織に差し込む。その後、一対のジョ
ー50,51を開くことにより、血管等の被処置部を他
の生体組織から剥離して露出させる。
51間で凝固処置に適する比較的小さい適正な加圧力で
圧迫した状態で把持する。この状態で、図示しない電源
装置を出力すると、ケーブル58を介して各ジョー51
の発熱板51aの発熱体に電流が通電される。この通電
時の電気抵抗により発熱体が発熱し、発熱板51aの表
面に接触している血管等の被処置部の生体組織が凝固・
切開される。
様に、生体組織に対して略線接触状態となり、切開性に
優れ、各ジョー50,51の軽い把持力で切開すること
ができる。従って、凝固から切開が一連の操作で行な
え、また組織の切開性に優れた熱凝固切開鉗子を提供で
きる。
Cヒーター、カートリッジヒーター、セラミックヒータ
ー等のいずれでもよい。
し、本実施形態は、医療用処置具としての鋏鉗子102
の斜視図である。鋏鉗子102の支軸107よりも鉗子
本体104の先端部側の一対の開閉要素108,109
の部分に略円弧形状に緩く湾曲された把持部141a,
141bが形成されている。
部141a,141bの内部には第1の実施形態と同様
に発熱体が配設されている。そして、発熱体の通電加熱
時にはこの発熱体の熱が発熱板を介して把持部141
a,141bの表面側に伝熱され、各開閉要素108,
109の把持部141a,141bの間に把持された生
体組織が凝固されるようになっている。
は、他方の把持部141a側に向けて生体組織を切開す
る切開用の刃部142が突設されている。この刃部14
2は把持部141bの略中央部位に配置され、かつこの
把持部141bの長手方向に延設されている。
る。鋏鉗子102を使用して第1の実施形態と同様に体
内臓器等の生体組織に密着されている血管等の患部を処
置する際、生体組織と血管とを剥離した後、血管を把持
部141a,141b間で把持する。このとき、把持部
141bの刃部142によって血管を切除しない程度の
比較的軽い加圧力で両把持部141a,141b間で血
管を圧迫する。
より、発熱体の熱が発熱板を介して両把持部141a,
141b間に把持されている血管に伝熱され、血管の管
腔が凝固される。さらに、手元操作部113を強く握り
締めて把持部141a,141b間を閉じる方向にさら
に移動すると、把持部141bの刃部142の頂点部分
を把持部141aに当接させる方向に強く押圧すること
により、把持部141bの刃部142によって切開する
ことができる。
把持部141a,141b間で血管を把持する際に、把
持部141bの刃部142によって血管を切除しない程
度の比較的軽い加圧力で圧迫した状態で、発熱体を通電
加熱することにより、血管の管腔が凝固される。さら
に、手元操作部113を強く握り締めて把持部141b
の刃部142の頂点部分を把持部141aに当接させる
方向に強く押圧することにより、把持部141bの刃部
142によって容易に切開することができる。
実施形態と同様に生体組織の凝固、切開を1本の鋏鉗子
102で行なうことができ、各処置をそれぞれ別々の処
置具を使用して行なう場合のように処置具を入れ替える
操作を省略することができ、使い勝手が良い上、コスト
的にも安価となり有利である。
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図20(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材200が設けられ、この受け部材200の把
持面には生体組織の滑り止め用の波状部201が形成さ
れている。
組織の凝固及び切開時に第1と第2の把持部7,8を強
く閉じたとき受け部材200の波状部201が略平坦に
弾性変形させることが可能であり、受け部材200の波
状部201によって生体組織の把持時に生体組織が逃げ
るのを防止できる。
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図21(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材202が設けられ、この受け部材202の把
持面には曲率半径の大きい円弧状部203が形成されて
いる。
8を軽く閉じた状態であり、生体組織の凝固及び切開時
に第1と第2の把持部7,8を強く閉じると、図21
(b)に示すように、受け部材202の円弧状部203
が略平坦に弾性変形させることが可能であり、生体組織
を確実に把持することができる。
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図22(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材204が設けられ、この受け部材204の把
持面で、第1の把持部7の発熱板19が当接する部分に
凸部205が形成されている。また、凸部205の形状
は、図22(b)に示すように山形状に形成しても良
い。
を設けることによって生体組織の切開が容易となる。ま
た、凸部205は生体組織の凝固及び切開時に第1と第
2の把持部7,8を強く閉じたとき略平坦に弾性変形さ
せるようにしても良い。
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図23(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材206が設けられ、この受け部材206の把
持面で、第1の把持部7の発熱板19が当接する凹面2
07が形成されている。また、凹面207の形状は、図
23(b)に示すように一部に形成しても良い。
る生体組織の形状または性状によって滑りやすく把持し
にくい場合に有効であり、凹面207は生体組織の凝固
及び切開時に第1と第2の把持部7,8を強く閉じたと
き略平坦に弾性変形させるようにしても良い。
が得られる。
成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接
面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段
により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検
体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検
体組織が切開可能な温度に前記通電手段を設定可能な設
定手段と、を具備したことを特徴とする凝固切開システ
ム。
成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接
面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段
により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検
体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検
体組織が凝固可能な温度に前記通電手段を設定可能な第
1の設定手段と、前記把持部駆動手段により前記第1の
当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持した
とき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が切開可能
な温度に前記通電手段を設定可能な第2の設定手段と、
を具備したことを特徴とする凝固切開システム。
第2の設定手段による通電手段の設定状態の少なくとも
一方を変更可能な設定状態変更手段を具備したことを特
徴とする付記2記載の凝固切開システム。
する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接面
との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面と、
前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電する
ことにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、を具
備したことを特徴とする凝固切開処置具。
た状態で前記通電手段を駆動させる第1のスイッチ手段
と、前記第2の設定手段で設定された状態で前記通電手
段を駆動させる第2のスイッチ手段とを具備したことを
特徴とする付記2記載の凝固切開システム。
で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部を設け、
第1の平面部の両側に、互いに角度をなす第2、第3の
平面部を設けたことを特徴とする付記1記載の凝固切開
システム。
で組織の切開を防止する狭い幅の平面部を設け、前記平
面部の両側に、第1、第2の曲面部を設けたことを特徴
とする付記1記載の凝固切開システム。
で組織の切開を防止する断面円弧部を設け、その両側に
互いに角度をなす第2、第3の平面部を設けたことを特
徴とする付記1記載の凝固切開システム。
受け部材で構成したことを特徴とする付記1記載の凝固
切開システム。
当接面にはテフロンが被覆されていることを特徴とする
凝固切開システム。
柔軟な材質からなることを特徴とする凝固切開システ
ム。
材の材質はゴムであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
材の材質はゲルであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
材の材質はテフロンであることを特徴とする凝固切開シ
ステム。
材は把持部に回動自在に軸支されていることを特徴とす
る凝固切開システム。
部材はテフロンを含む部材からなることを特徴とする凝
固切開システム。
材には溝が設けられていることを特徴とする凝固切開シ
ステム。
の把持部を有し、把持部の少なくとも一方に熱発生部を
有する手術器械と熱発生部に通電して発熱させる電源の
組み合わせにおいて、電源には発熱温度を設定できる設
定手段があって、電源の設定手段は設定温度の表示部を
有し、表示部は設定温度に対応するとともに、設定温度
の高低を認知可能な符号を表示し、設定温度の高低と符
号の対応関係が非線形である凝固切開システム。
が有段のバーであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
が数字であることを特徴とする凝固切開システム。
一対の把持部を有し、手元操作部の開閉操作に伴い把持
部の開閉を行う手術器械において、把持部の少なくとも
一方に熱発生部を有し、その熱発生部の組織接触面に非
発熱状態で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部
を設け、発熱状態でのみ組織の切開を実施することを特
徴とする手術器械。
い第1の設定温度と、切開力が低い第2の設定温度と、
切開できない第3の設定温度のうち、少なくとも2つを
選択可能としたことを特徴とする付記20記載の手術器
械。
ば、発熱体の発熱により検体組織が凝固可能な温度に設
定可能な第1の設定手段と、検体組織が切開可能な温度
に設定可能な第2の設定手段とを備えることにより、検
体組織を迅速かつ確実に凝固しながら切開でき、手術時
間を短縮できるという効果がある。
テムの全体構成図。
図。
図。
図。
図。
図。
面図。
(a)〜(c)はそれぞれ異なる変形例の断面図。
面図。
(a)は断面図、(b)は斜視図。
(b)は表示部を示す図。
を示すグラフ図。
開鉗子の操作部の斜視図。
開鉗子の斜視図。
開鉗子の斜視図。
断面図。
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
5)
達成するために、請求項1は、検体組織を把持する当接
面を構成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前
記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接
面を構成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前
記第1の当接部と前記第2の当接部とを可動させて、前
記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電するこ
とにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発
熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により
前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織
を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織
が切開可能な温度に前記通電手段を設定可能な設定手段
と、を具備したことを特徴とする凝固切開システムにあ
る。
構成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検
体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を
構成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前記第
1の当接部と前記第2の当接部とを可動させて、前記検
体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することに
より前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発熱体
に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により前記
第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把
持したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が凝
固可能な温度に前記通電手段を設定可能な第1の設定手
段と、前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前
記第2の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記
発熱体の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前
記通電手段を設定可能な第2の設定手段と、を具備した
ことを特徴とする凝固切開システムにある。
成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体
組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構
成する第2の当接面を有する第1の当接部と、前記第1
の当接部と前記第2の当接部とを可動させて、前記検体
組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することによ
り前記第1の当接面を加熱する発熱体と、を具備したこ
とを特徴とする凝固切開処置具にある。
固切開鉗子1はケーブル2を介して通電手段としての電
源装置3に接続され、電源装置3にはフットスイッチ4
が接続されている。熱凝固切開鉗子1は把持部駆動手段
としての手元操作部5、挿入部6、挿入部6の先端に設
けられた第1と第2の当接面を有する第1と第2の当接
部としての一対の把持部7,8とから構成されている。
成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体
組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構
成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前記第1
の当接部と前記第2の当接部とを可動させて、前記検体
組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することによ
り前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発熱体に
通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により前記第
1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持
したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が切開
可能な温度に前記通電手段を設定可能な設定手段と、を
具備したことを特徴とする凝固切開システム。
成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体
組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構
成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前記第1
の当接部と前記第2の当接部とを可動させて、前記検体
組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することによ
り前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発熱体に
通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により前記第
1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持
したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が凝固
可能な温度に前記通電手段を設定可能な第1の設定手段
と、前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記
第2の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発
熱体の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前記
通電手段を設定可能な第2の設定手段と、を具備したこ
とを特徴とする凝固切開システム。
する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体組
織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構成
する第2の当接面を有する第1の当接部と、前記第1の
当接部と前記第2の当接部とを可動させて、前記検体組
織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することにより
前記第1の当接面を加熱する発熱体と、を具備したこと
を特徴とする凝固切開処置具。
で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部を設け、
第1の平面部の両側に、互いに角度をなす第2、第3の
平面部を設けたことを特徴とする付記4記載の凝固切開
処置具。
で組織の切開を防止する狭い幅の平面部を設け、前記平
面部の両側に、第1、第2の曲面部を設けたことを特徴
とする付記4記載の凝固切開処置具。
で組織の切開を防止する断面円弧部を設け、その両側に
互いに角度をなす第2、第3の平面部を設けたことを特
徴とする付記4記載の凝固切開処置具。
受け部材で構成したことを特徴とする付記4記載の凝固
切開処置具。
の当接面にはテフロンが被覆されていることを特徴とす
る凝固切開処置具。
柔軟な材質からなることを特徴とする凝固切開処置具。
材の材質はゴムであることを特徴とする凝固切開処置
具。
材の材質はゲルであることを特徴とする凝固切開処置
具。
材の材質はテフロンであることを特徴とする凝固切開処
置具。
材は把持部に回動自在に軸支されていることを特徴とす
る凝固切開処置具。
部材はテフロンを含む部材からなることを特徴とする凝
固切開処置具。
部材には溝が設けられていることを特徴とする凝固切開
処置具。
の把持部を有し、把持部の少なくとも一方に熱発生部を
有する手術器械と熱発生部に通電して発熱させる電源の
組み合わせにおいて、電源には発熱温度を設定できる設
定手段があって、電源の設定手段は設定温度の表示部を
有し、表示部は設定温度に対応するとともに、設定温度
の高低を認知可能な符号を表示し、設定温度の高低と符
号の対応関係が非線形である凝固切開システム。
が有段のバーであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
が数字であることを特徴とする凝固切開システム。
一対の把持部を有し、手元操作部の開閉操作に伴い把持
部の開閉を行う手術器械において、把持部の少なくとも
一方に熱発生部を有し、その熱発生部の組織接触面に非
発熱状態で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部
を設け、発熱状態でのみ組織の切開を実施することを特
徴とする手術器械。
い第1の設定温度と、切開力が低い第2の設定温度と、
切開できない第3の設定温度のうち、少なくとも2つを
選択可能としたことを特徴とする付記21記載の手術器
械。
Claims (4)
- 【請求項1】 検体組織を把持する当接面を構成する第
1の当接面と、 前記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当
接面を構成する第2の当接面と、 前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、 通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
と、 前記発熱体に通電する通電手段と、 前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記第2
の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発熱体
の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前記通電
手段を設定可能な設定手段と、 を具備したことを特徴とする凝固切開システム。 - 【請求項2】 検体組織を把持する当接面を構成する第
1の当接面と、 前記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当
接面を構成する第2の当接面と、 前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、 通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
と、 前記発熱体に通電する通電手段と、 前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記第2
の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発熱体
の発熱により前記検体組織が凝固可能な温度に前記通電
手段を設定可能な第1の設定手段と、 前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記第2
の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発熱体
の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前記通電
手段を設定可能な第2の設定手段と、 を具備したことを特徴とする凝固切開システム。 - 【請求項3】 前記第1の設定手段または前記第2の設
定手段による通電手段の設定状態の少なくとも一方を変
更可能な設定状態変更手段を具備したことを特徴とする
請求項2記載の凝固切開システム。 - 【請求項4】 検体組織を把持する凸部を構成する第1
の当接面と、 前記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当
接面を構成する第2の当接面と、 前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、 通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
と、 を具備したことを特徴とする凝固切開処置具。
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