JP2001198137A - 凝固切開システム - Google Patents

凝固切開システム

Info

Publication number
JP2001198137A
JP2001198137A JP2000327148A JP2000327148A JP2001198137A JP 2001198137 A JP2001198137 A JP 2001198137A JP 2000327148 A JP2000327148 A JP 2000327148A JP 2000327148 A JP2000327148 A JP 2000327148A JP 2001198137 A JP2001198137 A JP 2001198137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact surface
incision
tissue
coagulation
heating element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000327148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3349139B2 (ja
Inventor
Eiji Kanehira
永二 金平
Koji Iida
浩司 飯田
Naoki Sekino
直己 関野
Makoto Inaba
誠 稲葉
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
Tairyo Sato
泰亮 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to US09/793,431 priority Critical patent/US20030171747A1/en
Publication of JP2001198137A publication Critical patent/JP2001198137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3349139B2 publication Critical patent/JP3349139B2/ja
Priority to US10/654,178 priority patent/US7329257B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検体組織を迅速かつ確実に凝固しながら切開で
き、手術時間を短縮できる凝固切開システムを提供する
ことにある。 【解決手段】検体組織を把持する当接面を構成する第1
と第2の把持部7,8と、第1と第2の把持部7,8を
可動させて検体組織を把持可能な手元操作部と、通電す
ることにより第1の把持部7を加熱する発熱体18と、
発熱体18に通電する通電手段と、前記手元操作部によ
り第1の把持部と第2の把持部とで検体組織を把持した
とき、発熱体18の発熱により検体組織が凝固可能な温
度に通電手段を設定可能な第1の設定手段と、前記手元
操作部により第1の把持部7と第2の把持部8とで検体
組織を把持したとき、発熱体18の発熱により検体組織
が切開可能な温度に通電手段を設定可能な第2の設定手
段とを具備したことを特徴とする凝固切開システムにあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体の体腔内に
挿入し、生体組織を凝固及び切開することができる凝固
切開システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生体組織を把持する一対の把持
部を備え、把持部の一方または両方に発熱体を設け、生
体組織を把持した状態で発熱体を発熱させて生体組織を
凝固及び凝固部位を切開する手術器械が知られている。
この種の手術器械は、通常、生体組織に含まれる血管の
止血、生体組織の表層の病変部、出血点の焼灼、避妊を
目的とした卵管の閉塞等の多種症例に用いられる。そし
て、手術器械が血管の止血や、卵管の閉塞を目的として
用いられ、患者の処置対象の生体組織を凝固できるよう
になっており、また凝固した生体組織を切開することが
できるようになっている。
【0003】例えば、USP5792137は、切開鉗
子の処置部に鋭利なメス切刃を有するシリコン半導体を
備え、シリコン半導体に通電し、抵抗発熱させて生体組
織の切開を行うものである。
【0004】USP5716366は、挿入部の先端部
に生体組織を把持する一対のジョーを備え、このジョー
に生体組織を凝固する熱エレメントを設けるとともに、
進退する切断エレメントを設け、生体組織を凝固後、切
開を行なうものである。
【0005】USP5593406は、挿入部の先端部
にフック形状の抵抗加熱部分を設け、生体組織を加熱し
ながら切開するものである。
【0006】USP5308311は、先端部に鋭利な
メス切刃を設け、このメス切刃の側面に加熱素子を設け
て、生体組織を側面で凝固しながら切開するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たUSP5792137は、切刃が鋭利であるが故に、
処置した時生体組織との接触面積が少ないため凝固する
のが困難である。また、USP5792137の第1実
施例では鋭利な切刃が鋏状に噛み合うため、やはり生体
組織を凝固するのが困難である。
【0008】そのため、第2実施例では溝部に組織を押
圧して、凝固力を高める改善をしているが、依然として
生体組織との接触面積が少ないため凝固するのが困難で
あることに加え、高い切開力を維持するために溝部と切
刃が全く隙間無く噛み合う必要がある。しかし、実際に
は特に工夫のない構造で隙間なく噛み合うのは困難であ
り、結果として安定して切開することは困難である、と
いう問題がある。
【0009】USP5716366では凝固と切開が別
の部材で行なうため、操作性が悪いとともに構造が複雑
である。
【0010】USP5593406では鉗子状に上下に
噛み合う構造になっていないため、生体組織の圧縮力が
弱く、切開することはできても凝固が困難である。
【0011】USP5308311ではメス刃で機械的
に切る構造であるため、生体組織を凝固するのが困難で
あるという問題がある。
【0012】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、生体組織を迅速かつ
確実に凝固しながら切開でき、手術時間を短縮できる凝
固切開システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、検体組織を把持する当接
面を構成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1
の当接面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当
接面と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動
させて、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、
通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
と、前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動
手段により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前
記検体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前
記検体組織が切開可能な温度に前記通電手段を設定可能
な設定手段と、を具備したことを特徴とする凝固切開シ
ステムにある。
【0014】請求項2は、検体組織を把持する当接面を
構成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当
接面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段
により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検
体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検
体組織が凝固可能な温度に前記通電手段を設定可能な第
1の設定手段と、前記把持部駆動手段により前記第1の
当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持した
とき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が切開可能
な温度に前記通電手段を設定可能な第2の設定手段と、
を具備したことを特徴とする凝固切開システムにある。
【0015】請求項3は、請求項2の設定手段または前
記第2の設定手段による通電手段の設定状態の少なくと
も一方を変更可能な設定状態変更手段を具備したことを
特徴とする。
【0016】請求項4は、検体組織を把持する凸部を構
成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接
面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
を具備したことを特徴とする凝固切開処置具にある。
【0017】前記構成によれば、第1の当接面と第2の
当接面が検体組織を圧縮するため、凝固力が高い。更に
凝固と同時に切開も可能である。また、発熱体の発熱に
より検体組織が凝固可能な温度に設定可能な第1の設定
手段と、第1の当接面と第2の当接面とで検体組織を把
持したとき、発熱体の発熱により検体組織が切開可能な
温度に設定可能な第2の設定手段とを有しているため、
検体組織を均一に圧縮し、確実な凝固・切開が可能であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0019】図1〜図5は第1の実施形態を示し、図1
は凝固切開システムの全体構成図、図2は熱凝固切開鉗
子の把持部の斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面
図、図4(a)(b)は組織凝固切開時の作用説明図、
図5は電源装置の電気回路図である。
【0020】図1に示すように、手術器械としての熱凝
固切開鉗子1はケーブル2を介して通電手段としての電
源装置3に接続され、電源装置3にはフットスイッチ4
が接続されている。熱凝固切開鉗子1は把持部駆動手段
としての手元操作部5、挿入部6、挿入部6の先端に設
けられた第1と第2の当接面としての一対の把持部7,
8とから構成されている。
【0021】手元操作部5は、操作部本体12と、操作
部本体12と一体に設けられた固定ハンドル9と、操作
部本体12に枢支軸10を支点として回動自在に設けら
れた可動ハンドル11とから構成されている。操作部本
体12には回転操作部13によって前記挿入部6が軸心
を中心として回転可能に設けられている。
【0022】挿入部6は細径パイプによって形成され、
この挿入部6の内部には軸方向に進退自在な駆動軸14
が内挿されている。駆動軸14の基端部は可動ハンドル
11に連結され、先端部には前記第1と第2の把持部
7,8が設けられている。第1と第2の把持部7,8は
枢支ピン15を支点として開閉可能であり、可動ハンド
ル11をa方向に回動すると、駆動軸14が後退して閉
じ、b方向に回動すると、駆動軸14が前進して開くよ
うになっている。
【0023】また、前記操作部本体12にはコネクタ接
続部16aが設けられ、このコネクタ接続部16aには
前記ケーブル2のコネクタ16が着脱自在に接続される
ようになっている。コネクタ接続部16aは駆動軸14
に沿って第1の把持部7に設けられた後述する発熱体に
電気的に接続されている。
【0024】図2及び図3に示すように、第1の把持部
7には第2の把持部8に向かって開口する凹溝17が設
けられている。この凹溝17は第1の把持部7の前後方
向に亘って設けられている。凹溝17には発熱体18が
収納されており、この発熱体18には発熱板19が接合
した状態に設けられている。
【0025】前記発熱体18としては、小型で発熱効率
の高い例えばモリブデン薄膜抵抗加熱素子が用いられて
いる。また、発熱板19の断面形状は突起部19aを有
し、その先端には幅dの平面部19bが形成され、その
両側に角度αをなす二つの平面19c,19dが形成さ
れている。
【0026】さらに、発熱板19の外表面及び第1及び
第2の把持部7,8の外表面には生体組織の貼りつきを
防止するため、テフロン(登録商標)コーティングがさ
れている。ここで、幅dの推奨値として0.1〜0.1
5mm前後がよい。また、αは30〜90度が望ましい
(なす角度は左右非対称でも別に構わない)。
【0027】なお、前記幅dは発熱板19の表面のテフ
ロンコーティングを含む寸法である(図にはテフロンコ
ーティングは示していない)。また、発熱板19は銅、
銀、タングステン等の熱伝導性のよい材質が望ましく、
発熱体18は他にセラミックヒーター、カートリッヂヒ
ーター、PTCヒーター等でもよい。
【0028】前記第2の把持部8は、幅広で第1の把持
部7に向かって開口する凹部20を有し、断面が上向き
コ字状に形成されている。凹部20の内部には柔軟性部
材からなる受け部材21が設けられている。受け部材2
1の材質例を挙げると、ゴム(シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム等)、ゲル
(シリコンをベースとしたαゲル等)テフロンがある。
また、凹部20を挟んで両側縁には鋸歯状の滑り止め2
2が設けられている。
【0029】また、前記電源装置3には発熱体18の発
熱温度を設定できる設定操作部23と表示部24が設け
られている。表示部24には設定されている発熱体18
の発熱温度(例として150℃)が表示される。発熱温
度は設定操作部23で設定でき、ボタン23aを押すと
設定温度が上がり、ボタン23bを押すと設定温度が下
がる。また、フットスイッチ4には第1のペダル25と
第2のペダル26が設けられている。
【0030】図5は電源装置3の電気回路であり、商用
電源と接続する電源部27は出力部28を介してケーブ
ル2に接続されている。出力部28はフットスイッチ4
と接続する制御部29に接続され、制御部29は発熱温
度を設定する設定手段30に接続されている。第1のペ
ダル25は例えば、切開可能な温度に設定された出力を
行なうための切開ペダルであり、第2のペダル26は例
えば凝固可能な温度に設定された出力を行なうための凝
固ペダルである。
【0031】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。
【0032】術者が手元操作部5を把持し、図1に示す
ように、固定ハンドル9に対して可動ハンドル11を矢
印b方向に回動すると、駆動軸14が前進して第1と第
2の把持部7,8が開く。この状態で、熱凝固切開鉗子
1を前進させて、生体組織の凝固切開部位を第1と第2
の把持部7,8間に介在した状態で、可動ハンドル11
を図1に示すように、矢印a方向に回動すると、駆動軸
14が後退して把持部7,8が閉じる。
【0033】そして、図4(a)に示すように、生体組
織の凝固切開部位Xを凝固処置に適する加圧力で圧迫し
た状態で把持する。すなわち、発熱板19の平面部19
b及び平面部19c,19dと受け部材21の間で生体
組織は圧縮される。この時、平面部19bがあるため、
発熱板19の先端は生体組織を切るほどには鋭利でなく
鋭い形状であり、生体組織が切開されることはない。
【0034】次に、電源装置3から発熱体18に通電し
て発熱体18を発熱させると発熱板19が伝熱により発
熱し、狭い幅の平面部19bに接触する部分の圧力が高
い状態で凝固され、生体組織の水分の蒸発が進み、図4
(b)に示すように、もろくなった生体組織が切れて切
開が実施される。その時、受け部材21が平面部19
b,19c,19dに当接する部分で微少に変形して、
切開される生体組織の周辺を圧縮するため凝固力が高ま
る。
【0035】また、この変形により切開される生体組織
は平面部19bと受け部材21との間で全長に亘って圧
縮され、発熱板19が全長にわたり確実に凝固切開が可
能である。
【0036】ここで、発熱体18の発熱温度について述
べると、発熱温度を200℃に設定すると、生体組織の
水分の蒸発が比較的急激に行われ、切開が早く行われる
ことが解かっている。このとき、発熱時間が短くて済む
ので生体組織の凝固はあまり行われず、あたかも鋭利な
刃物で切っているのに近い状態となる。従って、血管が
あまり無い組織やごく細い血管を含む組織の切開に向い
ている。
【0037】次に発熱温度を180℃に設定すると、2
00℃の設定時よりも水分の蒸発は比較的ゆっくり行わ
れ、切開も比較的ゆっくり行われる。このとき、発熱時
間がすこし長くなるため、生体組織の凝固も充分行わ
れ、凝固力を高めると同時に切開も実施できる。従っ
て、血管を含む組織を出血無しに切開可能である。
【0038】さらに発熱温度160℃に設定すると、生
体組織の水分の蒸発が不充分となり、切開ができなくな
る。従って、この状態では切開することなしに凝固のみ
可能である。
【0039】第1の実施形態によれば、狭い幅の発熱板
が生体組織を圧縮するため、凝固力が高い。更に凝固と
同時に切開も可能である。また、非発熱状態では生体組
織を切ることがない。さらに、把持部が互いに閉じた
時、受け部材が変形して、全長に亘って、組織を均一に
圧縮し、確実な凝固・切開が可能であり、受け部材の微
少な変形により、凝固力が高まる。また、薄膜抵抗加熱
素子のように外部環境に影響を受けやすい発熱体では、
把持部に埋没して設けられるため、耐久性が高まるとい
う効果がある。
【0040】ここで、凝固切開作用の別の例について説
明すると、図4(a)に示すように、生体組織の凝固切
開部位Xを凝固処置に適する加圧力で圧迫した状態で把
持した状態で、術者は第1のペダル25または第2のペ
ダル26のいずれかを踏む。まず、第1のペダル25を
踏んだ場合について説明する。電源装置3からコード2
を介して熱凝固切開鉗子1に通電される。この時、設定
手段30の設定状態に関わらず、第1のペダル25を踏
むと第1の把持部7に設けられた発熱体18が最高温度
で発熱するように制御部29が制御を行い、電流が通電
される。
【0041】発熱体18は最高温度で発熱するため、生
体組織の水分の蒸発も早くなり、切開が早く行われる。
結果として切開力が高い状態となる。しかし、発熱時間
は短いため、生体組織の凝固はあまり行われず、あたか
も鋭利な刃物で切っているのに近い状態となる。従っ
て、血管があまり無い組織やごく細い血管を含む組織の
切開に向いている。
【0042】次に、第2のペダル26を踏んだ場合につ
いて説明する。第2のペダル26を踏むと発熱体18が
設定手段30によって設定された温度で発熱するように
制御部29が制御を行い電流が通電される。今、術者が
設定温度として、発熱体18の最高温度よりやや低い温
度を設定したとする。この時、発熱体18は最高温度よ
りやや低い温度で発熱するため、第1のペダル25を踏
んだ状態よりも切開は遅くなり、発熱時間が延びるた
め、凝固力を高めることができる。この状態でも凝固と
同時に切開できるため、血管を含む組織を出血無しに切
開可能である。
【0043】次に、設定温度を更に低くすると、生体組
織の水分の蒸発が不充分となり、切開ができなくなる。
従って、この状態では切開することなしに凝固のみを行
うことができる。
【0044】このように、1つの熱凝固切開鉗子1で、
切開のみ、凝固に連続して切開及び凝固のみのいずれか
を自在に選択でき、あたかも複数の処置器械を使うのに
等しい利便性が得られる。特に術中の鉗子の交換が面倒
な内視鏡下手術では絶大な効果が得られる。
【0045】前述した実施形態に示したフットスイッチ
4の動作では、消化器等の手術で多用する切開処置につ
いて術者があらかじめ設定温度の設定を省略でき、便利
である。
【0046】また、フットスイッチ4の動作は、前記実
施形態に限定されず、次のようにしてもよい。
【0047】第1のペダル25:設定温度で発熱させ
る。
【0048】第2のペダル26:常に最低温度(設定温
度の下限温度をこう呼ぶことにする)で発熱させる。
【0049】これにより第2のペダル26を踏めば切開
されることなく、凝固のみ実施でき、出血の多い手術な
どでは設定を省略できる効果がある。もちろん、術者が
今まで挙げたフットスイッチ4の動作パターンを選択で
きるようにしてもよい。
【0050】なお、第1の実施形態では設定手段30で
設定された設定温度で、第1または第2のペダルによっ
て出力するようにしたが、この設定手段30に更に最高
温度または最低温度を設定する機能を追加したり、設定
温度に設定する設定手段と最高または最低温度を設定す
る設定手段の2つの設定手段を設けてもよい。
【0051】また、設定手段30としては、各種のスイ
ッチ、キーボード、マウス等の入力手段、設定値を記憶
したメモリ、設定値を有する回路など様々な手段の適用
が可能である。
【0052】図6は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。発熱板19の先端部に幅dの平面部19bが形成さ
れ、その両角部はR面取りがされている。幅dの推奨値
は0.1〜0.15mm前後(テフロンコーティングを
含む寸法)である。
【0053】第1の実施形態に比べるとR面取りが有る
分、生体組織との接触面積が増え、凝固力が高くなる
(その分、切開力は低くなる)。
【0054】図7は第3の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。発熱板19の先端部19eが半径Rの円弧状に形成
され、その両側には平面部19f,19gが形成されて
いる。半径Rの推奨値は0.05〜0.15mm前後
(テフロンコーティングを含む寸法)である。
【0055】第1の実施形態に比べて、さらに鋭利な角
度がないため、テフロンコーティングが安定して被覆可
能である。
【0056】図8は第4の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。発熱板19の先端部に凸部19hが形成されてい
る。凸部19hの形状は円弧状であるが、矩形や三角形
でもよい。第3の実施形態に比べ、凸部19hで切開す
るため、切開力が高い。
【0057】図9は第5の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は発熱板19の代りにセラミックヒータ
ー31を直接設けたものである。
【0058】すなわち、第1の把持部7の下部にはセラ
ミックヒーター31が直接固着されている。セラミック
ヒーター31の断面形状は、第1の実施形態の発熱板1
9と同じであるが、第2〜第4の実施形態の発熱板19
と同じでもよい。またセラミックヒーター31、第1の
把持部7の外表面にはテフロンコーティングが被覆され
ている。セラミックヒーター31は単体で比較的強度が
高いため、このような使い方が可能であり、構造が簡略
化できるという効果がある。
【0059】図10は第6の実施形態を示し、第1の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、鋭利な先端部100を持つ発熱板1
9の外表面にテフロンコーティング101を被覆したも
のである。本実施形態のように、発熱板19の先端部1
00が非常に鋭利であっても、テフロンコーティング1
01を被覆することで、先端を狭い幅の直線部や断面円
弧状にすることができ、第1の実施形態と同様の効果が
得られる。
【0060】なお、発熱板19(セラミックヒーター3
1を含む)の形状は、前述した実施形態に限らず、適宜
変更可能である。また、発熱板、セラミックヒーターの
断面形状は全長に亘って同一する必要はなく、部分的に
変化させてもよい。例えば、遠位側は鋭利にして切開の
みを実施する部分とし、手元側は前記実施形態で示した
形状として凝固・切開する部分とすることもできる。
【0061】図11は第7の実施形態を示し、第1の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、第2の把持部8の変形例を示し、
(a)は受け部材21の上面に断面円弧状の溝部32が
略全長に亘って設けられている。受け部材21の材質は
第1の実施形態に示したとおりである。溝部32の形状
は同図(b)(c)に示すように矩形や三角形でもよ
い。
【0062】このように溝部32を設けることにより、
生体組織が第1の把持部7の発熱部(発熱板やセラミッ
クヒーター等)が溝部32の間で係合することにより、
凝固切開力の向上が可能である。
【0063】図12は第8の実施形態を示し、第1の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、第2の把持部8の凹部20にテフロ
ンコーティング33を被覆したものであり、製作が容易
で安価に製造できるという効果がある。
【0064】図13は第9の実施形態を示し、第1の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、第2の把持部8の凹部20に合成樹
脂からなる受け部材34が枢支ピン35により軸支さ
れ、枢支ピン35を支点として受け部材34がわずかに
回動するようになっている。合成樹脂としてはテフロ
ン、PEEK、ポリイミド、PPS等が挙げられる。
【0065】本実施形態によれば、第1の把持部7と第
2の把持部8が互いに閉じる時、受け部材34が枢支ピ
ン35を支点として第2の把持部8の動作に追従して回
動する。そのため、発熱板19と受け部材34が互いに
隙間無く接触するため、生体組織を均一に圧縮し、確実
な凝固・切開が可能という効果が得られる。
【0066】図14(a)(b)及び図15は第10の
実施形態を示し、電源装置3の表示部の変形例である。
第1の実施形態では表示部24に発熱温度を表示してい
たのに対し、本実施形態では表示部41にレベル表示と
したものである。図14(a)ではレベルをバー(例と
してレベル3を示している)、同図(b)では表示部4
1にレベルを数字(例としてレベル3)で表示してい
る。ここで、設定レベルと発熱温度の関係を図15に示
す。レベル5がT5(=最高温度)、レベル1がT1
(=最低温度)に相当する。図15のように設定レベル
と発熱温度は非線形の関係で、特に最高温度付近では設
定レベルの変化に対し、温度の変化が小さくなってい
る。これは、最高温度付近ではわずかな温度差でも切れ
方に差が生じるのに対し、やや低い温度ではあまり切れ
方が変わらない点を考慮したものである。
【0067】設定操作部23でレベルを変えて、希望の
凝固・切開状態を選び、通電・発熱させることにより、
非線型の関係としたことでレベルを変えても切開力が少
しずつ変わることになり、使い勝手がよい。
【0068】図16は第11の実施形態を示し、第1の
実施形態のフットスイッチ4の代わりに熱凝固切開鉗子
1の固定ハンドル9にハンドスイッチ42を設けたもの
である。本実施形態によれば、手指だけで操作できるた
め、フットスイッチ4に比べて使い勝手がよい。
【0069】図17は第12の実施形態を示し、本実施
形態は、鋏型の熱凝固切開鉗子45の斜視図である。熱
凝固切開鉗子45の本体46には2つの鋏構成部材4
7,48が設けられている。これらの鋏構成部材47,
48は中途部分が略交叉する状態に重ねられている。さ
らに、両鋏構成部材47,48の交叉部には両鋏構成部
材47,48を回動自在に連結する支点ピン49が配設
されている。
【0070】また、本体46の先端部には生体組織を把
持する開閉可能な把持部としての一対のジョー50,5
1を備えた処置部52が配設されている。さらに、各鋏
構成部材47,48の基端部にはラチッェト53a,5
4aを備えた略楕円形状の手指挿入リング53,54が
形成されている。そして、これらの手指挿入リング5
3,54の部分によって一対のジョー50,51を開閉
操作する手元操作部55が形成されている。
【0071】また、本体46の処置部52には略円弧状
に緩く湾曲された湾曲部56が形成されている。さら
に、一方のジョー50の内面には鋸歯状の滑り止め部5
0aが設けられ、他方のジョー51の内面、つまり生体
組織との接触面側に生体組織を凝固するための発熱体を
埋設した薄板状の発熱板51aが設けられている。この
発熱体51aは鋏構成部材47を介してコネクタ57に
接続され、コネクタ57には電源装置(図示しない)と
接続するケーブル58が接続されている。
【0072】次に、前述のように構成された熱凝固切開
鉗子45の作用について説明する。まず、本体46の先
端部の処置部52を閉じた状態で図示しない血管等の被
処置部を含む生体組織に差し込む。その後、一対のジョ
ー50,51を開くことにより、血管等の被処置部を他
の生体組織から剥離して露出させる。
【0073】続いて、剥離した血管等を各ジョー50,
51間で凝固処置に適する比較的小さい適正な加圧力で
圧迫した状態で把持する。この状態で、図示しない電源
装置を出力すると、ケーブル58を介して各ジョー51
の発熱板51aの発熱体に電流が通電される。この通電
時の電気抵抗により発熱体が発熱し、発熱板51aの表
面に接触している血管等の被処置部の生体組織が凝固・
切開される。
【0074】本実施形態によれば、第1の実施形態と同
様に、生体組織に対して略線接触状態となり、切開性に
優れ、各ジョー50,51の軽い把持力で切開すること
ができる。従って、凝固から切開が一連の操作で行な
え、また組織の切開性に優れた熱凝固切開鉗子を提供で
きる。
【0075】もちろん発熱体は薄膜抵抗加熱素子、PT
Cヒーター、カートリッジヒーター、セラミックヒータ
ー等のいずれでもよい。
【0076】図18及び図19は第13の実施形態を示
し、本実施形態は、医療用処置具としての鋏鉗子102
の斜視図である。鋏鉗子102の支軸107よりも鉗子
本体104の先端部側の一対の開閉要素108,109
の部分に略円弧形状に緩く湾曲された把持部141a,
141bが形成されている。
【0077】さらに、各開閉要素108,109の把持
部141a,141bの内部には第1の実施形態と同様
に発熱体が配設されている。そして、発熱体の通電加熱
時にはこの発熱体の熱が発熱板を介して把持部141
a,141bの表面側に伝熱され、各開閉要素108,
109の把持部141a,141bの間に把持された生
体組織が凝固されるようになっている。
【0078】鋏鉗子102の一方の把持部141b側に
は、他方の把持部141a側に向けて生体組織を切開す
る切開用の刃部142が突設されている。この刃部14
2は把持部141bの略中央部位に配置され、かつこの
把持部141bの長手方向に延設されている。
【0079】次に、本実施形態の作用について説明す
る。鋏鉗子102を使用して第1の実施形態と同様に体
内臓器等の生体組織に密着されている血管等の患部を処
置する際、生体組織と血管とを剥離した後、血管を把持
部141a,141b間で把持する。このとき、把持部
141bの刃部142によって血管を切除しない程度の
比較的軽い加圧力で両把持部141a,141b間で血
管を圧迫する。
【0080】この状態で、発熱体を通電加熱することに
より、発熱体の熱が発熱板を介して両把持部141a,
141b間に把持されている血管に伝熱され、血管の管
腔が凝固される。さらに、手元操作部113を強く握り
締めて把持部141a,141b間を閉じる方向にさら
に移動すると、把持部141bの刃部142の頂点部分
を把持部141aに当接させる方向に強く押圧すること
により、把持部141bの刃部142によって切開する
ことができる。
【0081】本実施形態においては、鋏鉗子102の両
把持部141a,141b間で血管を把持する際に、把
持部141bの刃部142によって血管を切除しない程
度の比較的軽い加圧力で圧迫した状態で、発熱体を通電
加熱することにより、血管の管腔が凝固される。さら
に、手元操作部113を強く握り締めて把持部141b
の刃部142の頂点部分を把持部141aに当接させる
方向に強く押圧することにより、把持部141bの刃部
142によって容易に切開することができる。
【0082】このため、本実施形態においても、第1の
実施形態と同様に生体組織の凝固、切開を1本の鋏鉗子
102で行なうことができ、各処置をそれぞれ別々の処
置具を使用して行なう場合のように処置具を入れ替える
操作を省略することができ、使い勝手が良い上、コスト
的にも安価となり有利である。
【0083】図20(a)(b)は第14の実施形態を
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図20(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材200が設けられ、この受け部材200の把
持面には生体組織の滑り止め用の波状部201が形成さ
れている。
【0084】従って、図20(b)に示すように、生体
組織の凝固及び切開時に第1と第2の把持部7,8を強
く閉じたとき受け部材200の波状部201が略平坦に
弾性変形させることが可能であり、受け部材200の波
状部201によって生体組織の把持時に生体組織が逃げ
るのを防止できる。
【0085】図21(a)(b)は第15の実施形態を
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図21(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材202が設けられ、この受け部材202の把
持面には曲率半径の大きい円弧状部203が形成されて
いる。
【0086】図21(a)は、第1と第2の把持部7,
8を軽く閉じた状態であり、生体組織の凝固及び切開時
に第1と第2の把持部7,8を強く閉じると、図21
(b)に示すように、受け部材202の円弧状部203
が略平坦に弾性変形させることが可能であり、生体組織
を確実に把持することができる。
【0087】図22(a)(b)は第16の実施形態を
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図22(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材204が設けられ、この受け部材204の把
持面で、第1の把持部7の発熱板19が当接する部分に
凸部205が形成されている。また、凸部205の形状
は、図22(b)に示すように山形状に形成しても良
い。
【0088】このように、受け部材204に凸部205
を設けることによって生体組織の切開が容易となる。ま
た、凸部205は生体組織の凝固及び切開時に第1と第
2の把持部7,8を強く閉じたとき略平坦に弾性変形さ
せるようにしても良い。
【0089】図23(a)(b)は第17の実施形態を
示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付し
て説明を省略する。本実施形態は、図23(a)に示す
ように、第2の把持部8の凹部20に柔軟性部材からな
る受け部材206が設けられ、この受け部材206の把
持面で、第1の把持部7の発熱板19が当接する凹面2
07が形成されている。また、凹面207の形状は、図
23(b)に示すように一部に形成しても良い。
【0090】このように形成することによって、把持す
る生体組織の形状または性状によって滑りやすく把持し
にくい場合に有効であり、凹面207は生体組織の凝固
及び切開時に第1と第2の把持部7,8を強く閉じたと
き略平坦に弾性変形させるようにしても良い。
【0091】前記実施の形態によれば、次のような構成
が得られる。
【0092】(付記1)検体組織を把持する当接面を構
成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接
面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段
により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検
体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検
体組織が切開可能な温度に前記通電手段を設定可能な設
定手段と、を具備したことを特徴とする凝固切開システ
ム。
【0093】(付記2)検体組織を把持する当接面を構
成する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接
面との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面
と、前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させ
て、前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電
することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、
前記発熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段
により前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検
体組織を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検
体組織が凝固可能な温度に前記通電手段を設定可能な第
1の設定手段と、前記把持部駆動手段により前記第1の
当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持した
とき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が切開可能
な温度に前記通電手段を設定可能な第2の設定手段と、
を具備したことを特徴とする凝固切開システム。
【0094】(付記3)前記第1の設定手段または前記
第2の設定手段による通電手段の設定状態の少なくとも
一方を変更可能な設定状態変更手段を具備したことを特
徴とする付記2記載の凝固切開システム。
【0095】(付記4)検体組織を把持する凸部を構成
する第1の当接面と、前記検体組織を前記第1の当接面
との間で把持可能な当接面を構成する第2の当接面と、
前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電する
ことにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、を具
備したことを特徴とする凝固切開処置具。
【0096】(付記5)前記第1の設定手段で設定され
た状態で前記通電手段を駆動させる第1のスイッチ手段
と、前記第2の設定手段で設定された状態で前記通電手
段を駆動させる第2のスイッチ手段とを具備したことを
特徴とする付記2記載の凝固切開システム。
【0097】(付記5)前記第1の当接面に非発熱状態
で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部を設け、
第1の平面部の両側に、互いに角度をなす第2、第3の
平面部を設けたことを特徴とする付記1記載の凝固切開
システム。
【0098】(付記6)前記第1の当接面に非発熱状態
で組織の切開を防止する狭い幅の平面部を設け、前記平
面部の両側に、第1、第2の曲面部を設けたことを特徴
とする付記1記載の凝固切開システム。
【0099】(付記7)前記第1の当接面に非発熱状態
で組織の切開を防止する断面円弧部を設け、その両側に
互いに角度をなす第2、第3の平面部を設けたことを特
徴とする付記1記載の凝固切開システム。
【0100】(付記8)前記第2の当接面を樹脂を含む
受け部材で構成したことを特徴とする付記1記載の凝固
切開システム。
【0101】(付記9)付記6及び7において、第1の
当接面にはテフロンが被覆されていることを特徴とする
凝固切開システム。
【0102】(付記10)付記8において、前記樹脂は
柔軟な材質からなることを特徴とする凝固切開システ
ム。
【0103】(付記11)付記8において、前記受け部
材の材質はゴムであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
【0104】(付記12)付記8において、前記受け部
材の材質はゲルであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
【0105】(付記13)付記8において、前記受け部
材の材質はテフロンであることを特徴とする凝固切開シ
ステム。
【0106】(付記14)付記8において、前記受け部
材は把持部に回動自在に軸支されていることを特徴とす
る凝固切開システム。
【0107】(付記15)付記14において、前記受け
部材はテフロンを含む部材からなることを特徴とする凝
固切開システム。
【0108】(付記16)付記8において、前記受け部
材には溝が設けられていることを特徴とする凝固切開シ
ステム。
【0109】(付記17)先端部に組織を把持する一対
の把持部を有し、把持部の少なくとも一方に熱発生部を
有する手術器械と熱発生部に通電して発熱させる電源の
組み合わせにおいて、電源には発熱温度を設定できる設
定手段があって、電源の設定手段は設定温度の表示部を
有し、表示部は設定温度に対応するとともに、設定温度
の高低を認知可能な符号を表示し、設定温度の高低と符
号の対応関係が非線形である凝固切開システム。
【0110】(付記18)付記17において、前記符号
が有段のバーであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
【0111】(付記19)付記17において、前記符号
が数字であることを特徴とする凝固切開システム。
【0112】(付記20)先端部に生体組織を把持する
一対の把持部を有し、手元操作部の開閉操作に伴い把持
部の開閉を行う手術器械において、把持部の少なくとも
一方に熱発生部を有し、その熱発生部の組織接触面に非
発熱状態で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部
を設け、発熱状態でのみ組織の切開を実施することを特
徴とする手術器械。
【0113】(付記21)前記熱発生部は、切開力が高
い第1の設定温度と、切開力が低い第2の設定温度と、
切開できない第3の設定温度のうち、少なくとも2つを
選択可能としたことを特徴とする付記20記載の手術器
械。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、発熱体の発熱により検体組織が凝固可能な温度に設
定可能な第1の設定手段と、検体組織が切開可能な温度
に設定可能な第2の設定手段とを備えることにより、検
体組織を迅速かつ確実に凝固しながら切開でき、手術時
間を短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す凝固切開シス
テムの全体構成図。
【図2】同実施形態の処置部の斜視図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】同実施形態を示し、(a)(b)は作用説明
図。
【図5】同実施形態の電源装置3の電気回路。
【図6】この発明の第2の実施形態を示す把持部の断面
図。
【図7】この発明の第3の実施形態を示す把持部の断面
図。
【図8】この発明の第4の実施形態を示す把持部の断面
図。
【図9】この発明の第5の実施形態を示す把持部の断面
図。
【図10】この発明の第6の実施形態を示す把持部の断
面図。
【図11】この発明の第7の実施形態の把持部を示し、
(a)〜(c)はそれぞれ異なる変形例の断面図。
【図12】この発明の第8の実施形態を示す把持部の断
面図。
【図13】この発明の第9の実施形態の把持部を示し、
(a)は断面図、(b)は斜視図。
【図14】この発明の第10の実施形態を示し、(a)
(b)は表示部を示す図。
【図15】同実施形態の設定レベルと発熱温度との関係
を示すグラフ図。
【図16】この発明の第11の実施形態を示す熱凝固切
開鉗子の操作部の斜視図。
【図17】この発明の第12の実施形態を示す熱凝固切
開鉗子の斜視図。
【図18】この発明の第13の実施形態を示す熱凝固切
開鉗子の斜視図。
【図19】同実施形態を示し、図18のB−B線に沿う
断面図。
【図20】この発明の第14の実施形態を示し、(a)
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
【図21】この発明の第15の実施形態を示し、(a)
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
【図22】この発明の第16の実施形態を示し、(a)
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
【図23】この発明の第17の実施形態を示し、(a)
(b)は図2のA−A線に対応する断面図。
【符号の説明】
1…熱凝固切開鉗子 3…電源装置 4…手元操作部 7,8…把持部 18…発熱体 21…受け部材
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月5日(2000.12.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、検体組織を把持する当接
面を構成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前
記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接
面を構成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前
記第1の当接と前記第2の当接とを可動させて、前
記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電するこ
とにより前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発
熱体に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により
前記第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織
を把持したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織
が切開可能な温度に前記通電手段を設定可能な設定手段
と、を具備したことを特徴とする凝固切開システムにあ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項2は、検体組織を把持する当接面を
構成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検
体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を
構成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前記第
1の当接と前記第2の当接とを可動させて、前記検
体組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することに
より前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発熱体
に通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により前記
第1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把
持したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が凝
固可能な温度に前記通電手段を設定可能な第1の設定手
段と、前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前
記第2の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記
発熱体の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前
記通電手段を設定可能な第2の設定手段と、を具備した
ことを特徴とする凝固切開システムにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項4は、検体組織を把持する凸部を構
成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体
組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構
成する第2の当接面を有する第1の当接部と、前記第1
の当接と前記第2の当接とを可動させて、前記検体
組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することによ
り前記第1の当接面を加熱する発熱体と、を具備したこ
とを特徴とする凝固切開処置具にある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】図1に示すように、手術器械としての熱凝
固切開鉗子1はケーブル2を介して通電手段としての電
源装置3に接続され、電源装置3にはフットスイッチ4
が接続されている。熱凝固切開鉗子1は把持部駆動手段
としての手元操作部5、挿入部6、挿入部6の先端に設
けられた第1と第2の当接面を有する第1と第2の当接
としての一対の把持部7,8とから構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】(付記1)検体組織を把持する当接面を構
成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体
組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構
成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前記第1
の当接と前記第2の当接とを可動させて、前記検体
組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することによ
り前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発熱体に
通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により前記第
1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持
したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が切開
可能な温度に前記通電手段を設定可能な設定手段と、を
具備したことを特徴とする凝固切開システム。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】(付記2)検体組織を把持する当接面を構
成する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体
組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構
成する第2の当接面を有する第2の当接部と、前記第1
の当接と前記第2の当接とを可動させて、前記検体
組織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することによ
り前記第1の当接面を加熱する発熱体と、前記発熱体に
通電する通電手段と、前記把持部駆動手段により前記第
1の当接面と前記第2の当接面とで前記検体組織を把持
したとき、前記発熱体の発熱により前記検体組織が凝固
可能な温度に前記通電手段を設定可能な第1の設定手段
と、前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記
第2の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発
熱体の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前記
通電手段を設定可能な第2の設定手段と、を具備したこ
とを特徴とする凝固切開システム。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】(付記4)検体組織を把持する凸部を構成
する第1の当接面を有する第1の当接部と、前記検体組
織を前記第1の当接面との間で把持可能な当接面を構成
する第2の当接面を有する第1の当接部と、前記第1の
当接と前記第2の当接とを可動させて、前記検体組
織を把持可能な把持部駆動手段と、通電することにより
前記第1の当接面を加熱する発熱体と、を具備したこと
を特徴とする凝固切開処置具。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】(付記)前記第1の当接面に非発熱状態
で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部を設け、
第1の平面部の両側に、互いに角度をなす第2、第3の
平面部を設けたことを特徴とする付記記載の凝固切開
処置具
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】(付記)前記第1の当接面に非発熱状態
で組織の切開を防止する狭い幅の平面部を設け、前記平
面部の両側に、第1、第2の曲面部を設けたことを特徴
とする付記記載の凝固切開処置具
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】(付記)前記第1の当接面に非発熱状態
で組織の切開を防止する断面円弧部を設け、その両側に
互いに角度をなす第2、第3の平面部を設けたことを特
徴とする付記記載の凝固切開処置具
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】(付記)前記第2の当接面を樹脂を含む
受け部材で構成したことを特徴とする付記記載の凝固
切開処置具
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】(付記10)付記7及び8において、第1
の当接面にはテフロンが被覆されていることを特徴とす
る凝固切開処置具
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】(付記11)付記9において、前記樹脂は
柔軟な材質からなることを特徴とする凝固切開処置具
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】(付記12)付記9において、前記受け部
材の材質はゴムであることを特徴とする凝固切開処置
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】(付記13)付記9において、前記受け部
材の材質はゲルであることを特徴とする凝固切開処置
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】(付記14)付記9において、前記受け部
材の材質はテフロンであることを特徴とする凝固切開
置具
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】(付記15)付記9において、前記受け部
材は把持部に回動自在に軸支されていることを特徴とす
る凝固切開処置具
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】(付記16)付記15において、前記受け
部材はテフロンを含む部材からなることを特徴とする凝
固切開処置具
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】(付記17)付記15において、前記受け
部材には溝が設けられていることを特徴とする凝固切開
処置具
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正内容】
【0109】(付記18)先端部に組織を把持する一対
の把持部を有し、把持部の少なくとも一方に熱発生部を
有する手術器械と熱発生部に通電して発熱させる電源の
組み合わせにおいて、電源には発熱温度を設定できる設
定手段があって、電源の設定手段は設定温度の表示部を
有し、表示部は設定温度に対応するとともに、設定温度
の高低を認知可能な符号を表示し、設定温度の高低と符
号の対応関係が非線形である凝固切開システム。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正内容】
【0110】(付記19)付記18において、前記符号
が有段のバーであることを特徴とする凝固切開システ
ム。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】(付記20)付記18において、前記符号
が数字であることを特徴とする凝固切開システム。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正内容】
【0112】(付記21)先端部に生体組織を把持する
一対の把持部を有し、手元操作部の開閉操作に伴い把持
部の開閉を行う手術器械において、把持部の少なくとも
一方に熱発生部を有し、その熱発生部の組織接触面に非
発熱状態で組織の切開を防止する狭い幅の第1の平面部
を設け、発熱状態でのみ組織の切開を実施することを特
徴とする手術器械。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】(付記22)前記熱発生部は、切開力が高
い第1の設定温度と、切開力が低い第2の設定温度と、
切開できない第3の設定温度のうち、少なくとも2つを
選択可能としたことを特徴とする付記21記載の手術器
械。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 晴山 典彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 泰亮 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 FF12 FF19 KK50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体組織を把持する当接面を構成する第
    1の当接面と、 前記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当
    接面を構成する第2の当接面と、 前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
    前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、 通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
    と、 前記発熱体に通電する通電手段と、 前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記第2
    の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発熱体
    の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前記通電
    手段を設定可能な設定手段と、 を具備したことを特徴とする凝固切開システム。
  2. 【請求項2】 検体組織を把持する当接面を構成する第
    1の当接面と、 前記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当
    接面を構成する第2の当接面と、 前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
    前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、 通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
    と、 前記発熱体に通電する通電手段と、 前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記第2
    の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発熱体
    の発熱により前記検体組織が凝固可能な温度に前記通電
    手段を設定可能な第1の設定手段と、 前記把持部駆動手段により前記第1の当接面と前記第2
    の当接面とで前記検体組織を把持したとき、前記発熱体
    の発熱により前記検体組織が切開可能な温度に前記通電
    手段を設定可能な第2の設定手段と、 を具備したことを特徴とする凝固切開システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の設定手段または前記第2の設
    定手段による通電手段の設定状態の少なくとも一方を変
    更可能な設定状態変更手段を具備したことを特徴とする
    請求項2記載の凝固切開システム。
  4. 【請求項4】 検体組織を把持する凸部を構成する第1
    の当接面と、 前記検体組織を前記第1の当接面との間で把持可能な当
    接面を構成する第2の当接面と、 前記第1の当接面と前記第2の当接面とを可動させて、
    前記検体組織を把持可能な把持部駆動手段と、 通電することにより前記第1の当接面を加熱する発熱体
    と、 を具備したことを特徴とする凝固切開処置具。
JP2000327148A 1999-01-25 2000-10-26 凝固切開システム Expired - Fee Related JP3349139B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/793,431 US20030171747A1 (en) 1999-01-25 2001-02-26 Medical treatment instrument
US10/654,178 US7329257B2 (en) 1999-01-25 2003-09-03 Medical treatment instrument

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US48873200A 2000-01-20 2000-01-20
US09/488732 2000-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001198137A true JP2001198137A (ja) 2001-07-24
JP3349139B2 JP3349139B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=23940882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000327148A Expired - Fee Related JP3349139B2 (ja) 1999-01-25 2000-10-26 凝固切開システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3349139B2 (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003275220A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Olympus Optical Co Ltd 医療機器
JP2005348820A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Olympus Corp 発熱素子、それを用いた医療用処置具、処置装置
US7025763B2 (en) 2002-03-26 2006-04-11 Olympus Corporation Medical apparatus
US7306599B2 (en) 2003-07-24 2007-12-11 Olympus Corporation Medical instrument and medical instrument system
JP2008537692A (ja) * 2005-03-16 2008-09-25 スタリオン インストゥルメンツ コーポレイション 組織の切断および密封デバイスで用いる一体化した金属化セラミック加熱要素
JP2012000479A (ja) * 2004-02-27 2012-01-05 Ethicon Endo Surgery Inc 超音波外科鋏およびこの鋏を用いて血管をシールするための方法
WO2012132673A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 処置システム
JP5840326B2 (ja) * 2013-08-16 2016-01-06 オリンパス株式会社 処置具及び処置システム
JP5977908B2 (ja) * 2014-09-05 2016-08-24 オリンパス株式会社 把持処置ユニット、把持処置具及び把持処置システム
WO2016167197A1 (ja) * 2015-04-13 2016-10-20 オリンパス株式会社 医療機器
WO2018087840A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 オリンパス株式会社 医療機器
WO2018092278A1 (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 オリンパス株式会社 エネルギー処置具
US10952759B2 (en) 2016-08-25 2021-03-23 Ethicon Llc Tissue loading of a surgical instrument
US10966744B2 (en) 2016-07-12 2021-04-06 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US11000707B2 (en) 2009-06-24 2021-05-11 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
US11006971B2 (en) 2004-10-08 2021-05-18 Ethicon Llc Actuation mechanism for use with an ultrasonic surgical instrument
US11020140B2 (en) 2015-06-17 2021-06-01 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blade for use with ultrasonic surgical instruments
USD924400S1 (en) 2016-08-16 2021-07-06 Cilag Gmbh International Surgical instrument
US11058447B2 (en) 2007-07-31 2021-07-13 Cilag Gmbh International Temperature controlled ultrasonic surgical instruments
US11253288B2 (en) 2007-11-30 2022-02-22 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument blades
US11272952B2 (en) 2013-03-14 2022-03-15 Cilag Gmbh International Mechanical fasteners for use with surgical energy devices
US11350959B2 (en) 2016-08-25 2022-06-07 Cilag Gmbh International Ultrasonic transducer techniques for ultrasonic surgical instrument
US11369402B2 (en) 2010-02-11 2022-06-28 Cilag Gmbh International Control systems for ultrasonically powered surgical instruments
US11439426B2 (en) 2007-11-30 2022-09-13 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US11553954B2 (en) 2015-06-30 2023-01-17 Cilag Gmbh International Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
US11602371B2 (en) 2012-06-29 2023-03-14 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments with control mechanisms
US11607268B2 (en) 2007-07-27 2023-03-21 Cilag Gmbh International Surgical instruments
US11666784B2 (en) 2007-07-31 2023-06-06 Cilag Gmbh International Surgical instruments
US11690641B2 (en) 2007-07-27 2023-07-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic end effectors with increased active length
US11877734B2 (en) 2007-07-31 2024-01-23 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments
US11998229B2 (en) 2005-10-14 2024-06-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic device for cutting and coagulating
US12042168B2 (en) 2006-01-20 2024-07-23 Cilag Gmbh International Ultrasound medical instrument having a medical ultrasonic blade

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4734058B2 (ja) * 2005-07-29 2011-07-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療用処置装置
WO2018016011A1 (ja) 2016-07-19 2018-01-25 オリンパス株式会社 処置具

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152914U (ja) * 1982-04-01 1983-10-13 富士写真光機株式会社 止血装置
JPS62127040A (ja) * 1985-11-28 1987-06-09 オリンパス光学工業株式会社 把持鉗子
JPH0698150B2 (ja) * 1992-07-11 1994-12-07 日新器械株式会社 電気メス
JPH08238255A (ja) * 1994-12-22 1996-09-17 Ethicon Endo Surgery Inc 手術用電気止血装置
US5792137A (en) * 1995-10-27 1998-08-11 Lacar Microsystems, Inc. Coagulating microsystem
JPH11267132A (ja) * 1998-01-23 1999-10-05 Olympus Optical Co Ltd 高周波処置具
JP2000139943A (ja) * 1998-09-02 2000-05-23 Olympus Optical Co Ltd 高周波処置具
JP2000210296A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Olympus Optical Co Ltd 医療用処置具

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152914U (ja) * 1982-04-01 1983-10-13 富士写真光機株式会社 止血装置
JPS62127040A (ja) * 1985-11-28 1987-06-09 オリンパス光学工業株式会社 把持鉗子
JPH0698150B2 (ja) * 1992-07-11 1994-12-07 日新器械株式会社 電気メス
JPH08238255A (ja) * 1994-12-22 1996-09-17 Ethicon Endo Surgery Inc 手術用電気止血装置
US5792137A (en) * 1995-10-27 1998-08-11 Lacar Microsystems, Inc. Coagulating microsystem
JPH11267132A (ja) * 1998-01-23 1999-10-05 Olympus Optical Co Ltd 高周波処置具
JP2000139943A (ja) * 1998-09-02 2000-05-23 Olympus Optical Co Ltd 高周波処置具
JP2000210296A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Olympus Optical Co Ltd 医療用処置具

Cited By (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003275220A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Olympus Optical Co Ltd 医療機器
US7025763B2 (en) 2002-03-26 2006-04-11 Olympus Corporation Medical apparatus
US7306599B2 (en) 2003-07-24 2007-12-11 Olympus Corporation Medical instrument and medical instrument system
US10010341B2 (en) 2004-02-27 2018-07-03 Ethicon Llc Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US10874418B2 (en) 2004-02-27 2020-12-29 Ethicon Llc Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US9168055B2 (en) 2004-02-27 2015-10-27 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
US11730507B2 (en) 2004-02-27 2023-08-22 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical shears and method for sealing a blood vessel using same
JP2012000479A (ja) * 2004-02-27 2012-01-05 Ethicon Endo Surgery Inc 超音波外科鋏およびこの鋏を用いて血管をシールするための方法
JP2005348820A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Olympus Corp 発熱素子、それを用いた医療用処置具、処置装置
US11006971B2 (en) 2004-10-08 2021-05-18 Ethicon Llc Actuation mechanism for use with an ultrasonic surgical instrument
US8192432B2 (en) 2005-03-16 2012-06-05 Microline Surgical, Inc. Integrated metalized ceramic heating element for use in a tissue cutting and sealing device
JP2008537692A (ja) * 2005-03-16 2008-09-25 スタリオン インストゥルメンツ コーポレイション 組織の切断および密封デバイスで用いる一体化した金属化セラミック加熱要素
US11998229B2 (en) 2005-10-14 2024-06-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic device for cutting and coagulating
US12042168B2 (en) 2006-01-20 2024-07-23 Cilag Gmbh International Ultrasound medical instrument having a medical ultrasonic blade
US11690641B2 (en) 2007-07-27 2023-07-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic end effectors with increased active length
US11607268B2 (en) 2007-07-27 2023-03-21 Cilag Gmbh International Surgical instruments
US11877734B2 (en) 2007-07-31 2024-01-23 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments
US11058447B2 (en) 2007-07-31 2021-07-13 Cilag Gmbh International Temperature controlled ultrasonic surgical instruments
US11666784B2 (en) 2007-07-31 2023-06-06 Cilag Gmbh International Surgical instruments
US11690643B2 (en) 2007-11-30 2023-07-04 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US11253288B2 (en) 2007-11-30 2022-02-22 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument blades
US11266433B2 (en) 2007-11-30 2022-03-08 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument blades
US11766276B2 (en) 2007-11-30 2023-09-26 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US11439426B2 (en) 2007-11-30 2022-09-13 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blades
US11179582B2 (en) 2009-06-24 2021-11-23 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments
US11000707B2 (en) 2009-06-24 2021-05-11 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instruments
US11369402B2 (en) 2010-02-11 2022-06-28 Cilag Gmbh International Control systems for ultrasonically powered surgical instruments
WO2012132673A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 処置システム
US11602371B2 (en) 2012-06-29 2023-03-14 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instruments with control mechanisms
US11272952B2 (en) 2013-03-14 2022-03-15 Cilag Gmbh International Mechanical fasteners for use with surgical energy devices
JP5840326B2 (ja) * 2013-08-16 2016-01-06 オリンパス株式会社 処置具及び処置システム
US9949781B2 (en) 2014-09-05 2018-04-24 Olympus Corporation Grasping treatment unit, grasping treatment instrument, and grasping treatment system
JP5977908B2 (ja) * 2014-09-05 2016-08-24 オリンパス株式会社 把持処置ユニット、把持処置具及び把持処置システム
JPWO2016167197A1 (ja) * 2015-04-13 2017-04-27 オリンパス株式会社 医療機器
WO2016167197A1 (ja) * 2015-04-13 2016-10-20 オリンパス株式会社 医療機器
US11020140B2 (en) 2015-06-17 2021-06-01 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical blade for use with ultrasonic surgical instruments
US11553954B2 (en) 2015-06-30 2023-01-17 Cilag Gmbh International Translatable outer tube for sealing using shielded lap chole dissector
US11883055B2 (en) 2016-07-12 2024-01-30 Cilag Gmbh International Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
US10966744B2 (en) 2016-07-12 2021-04-06 Ethicon Llc Ultrasonic surgical instrument with piezoelectric central lumen transducer
USD924400S1 (en) 2016-08-16 2021-07-06 Cilag Gmbh International Surgical instrument
US11350959B2 (en) 2016-08-25 2022-06-07 Cilag Gmbh International Ultrasonic transducer techniques for ultrasonic surgical instrument
US10952759B2 (en) 2016-08-25 2021-03-23 Ethicon Llc Tissue loading of a surgical instrument
US11925378B2 (en) 2016-08-25 2024-03-12 Cilag Gmbh International Ultrasonic transducer for surgical instrument
CN109922749B (zh) * 2016-11-09 2021-10-12 奥林巴斯株式会社 医疗设备
CN109922749A (zh) * 2016-11-09 2019-06-21 奥林巴斯株式会社 医疗设备
WO2018087840A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 オリンパス株式会社 医療機器
US11504180B2 (en) 2016-11-09 2022-11-22 Olympus Corporation Medical device
WO2018092278A1 (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 オリンパス株式会社 エネルギー処置具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3349139B2 (ja) 2002-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3349139B2 (ja) 凝固切開システム
JP3523839B2 (ja) 手術器械
US7329257B2 (en) Medical treatment instrument
US7025763B2 (en) Medical apparatus
US6736813B2 (en) High-frequency treatment tool
JP2001190564A (ja) 医療用処置具
JP4253540B2 (ja) 医療器械
JP3255885B2 (ja) 医療用処置具
JP4981505B2 (ja) 処置装置
JP3895393B2 (ja) 拡張可能な切断部を備えた外科用手術具
JP5196842B2 (ja) 開放血管封止鉗子使い捨て可能ハンドスイッチ
EP3222239B1 (en) Treatment tool and treatment system
JPH1147150A (ja) 内視鏡下手術器械
US20180036023A1 (en) Medical instrument
JPH11267132A (ja) 高周波処置具
JP3746722B2 (ja) 医療機器
JP2001095813A (ja) バイポーラ凝固切開処置具
JP2003144451A (ja) 手術器械
JP2001353165A (ja) 手術器械
JP2004188012A (ja) 医療器械
JP2001340349A (ja) 手術器械
JP6841029B2 (ja) 医療用高周波処置具
JP2005058553A (ja) 医療用処置具
WO2022051359A1 (en) Thermal cutting elements, electrosurgical instruments including thermal cutting elements, and methods of manufacturing
JP2003093402A (ja) 手術器械

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020820

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3349139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100913

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110913

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120913

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130913

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees