JP2001353165A - 手術器械 - Google Patents
手術器械Info
- Publication number
- JP2001353165A JP2001353165A JP2000180223A JP2000180223A JP2001353165A JP 2001353165 A JP2001353165 A JP 2001353165A JP 2000180223 A JP2000180223 A JP 2000180223A JP 2000180223 A JP2000180223 A JP 2000180223A JP 2001353165 A JP2001353165 A JP 2001353165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- jaws
- coagulation
- ceramic heater
- living tissue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/32—Surgical cutting instruments
- A61B17/320068—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
- A61B17/320092—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic with additional movable means for clamping or cutting tissue, e.g. with a pivoting jaw
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
- A61B18/08—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by means of electrically-heated probes
- A61B18/082—Probes or electrodes therefor
- A61B18/085—Forceps, scissors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/32—Surgical cutting instruments
- A61B17/320068—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
- A61B17/320092—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic with additional movable means for clamping or cutting tissue, e.g. with a pivoting jaw
- A61B2017/320094—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic with additional movable means for clamping or cutting tissue, e.g. with a pivoting jaw additional movable means performing clamping operation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/32—Surgical cutting instruments
- A61B17/320068—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
- A61B17/320092—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic with additional movable means for clamping or cutting tissue, e.g. with a pivoting jaw
- A61B2017/320095—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic with additional movable means for clamping or cutting tissue, e.g. with a pivoting jaw with sealing or cauterizing means
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00005—Cooling or heating of the probe or tissue immediately surrounding the probe
- A61B2018/00011—Cooling or heating of the probe or tissue immediately surrounding the probe with fluids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00571—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for achieving a particular surgical effect
- A61B2018/00607—Coagulation and cutting with the same instrument
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B90/00—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
- A61B90/08—Accessories or related features not otherwise provided for
- A61B2090/0801—Prevention of accidental cutting or pricking
- A61B2090/08021—Prevention of accidental cutting or pricking of the patient or his organs
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】生体組織を把持する把持部を強制的に冷却及び
自然放熱を待つことなく、次の処置ができ、手術時間の
短縮を図ることができる手術器械を提供することにあ
る。 【解決手段】手元操作部11と、この手元操作部11の
操作によって開閉する一対のジョー6,7とを有し、ジ
ョー6,7の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝
固切開する発熱部としてのセラミックヒータ13を備え
た手術器械において、凝固または凝固切開時には前記セ
ラミックヒータ13が被処置部に接触するように露出
し、凝固または凝固切開時以外は被処置部やその他の組
織に接触しないように非露出されることを特徴とする。
自然放熱を待つことなく、次の処置ができ、手術時間の
短縮を図ることができる手術器械を提供することにあ
る。 【解決手段】手元操作部11と、この手元操作部11の
操作によって開閉する一対のジョー6,7とを有し、ジ
ョー6,7の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝
固切開する発熱部としてのセラミックヒータ13を備え
た手術器械において、凝固または凝固切開時には前記セ
ラミックヒータ13が被処置部に接触するように露出
し、凝固または凝固切開時以外は被処置部やその他の組
織に接触しないように非露出されることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体組織を凝固
及び切開するための手術器械に関する。
及び切開するための手術器械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用の処置具として例えば血
管などの生体組織を加熱して凝固させた後、その凝固部
を切開する手術器械が知られている。例えば、特開平1
1−197157号公報は、超音波外科手術装置であっ
て、挿入部の先端部に生体組織を把持する把持部として
のクランピング機構を有し、手元操作部に超音波振動子
を備えている。
管などの生体組織を加熱して凝固させた後、その凝固部
を切開する手術器械が知られている。例えば、特開平1
1−197157号公報は、超音波外科手術装置であっ
て、挿入部の先端部に生体組織を把持する把持部として
のクランピング機構を有し、手元操作部に超音波振動子
を備えている。
【0003】そして、超音波振動子の超音波振動を先端
部のクランピング機構に伝達させ、生体組織を超音波振
動によって凝固及び/または切断することができるよう
になっている。
部のクランピング機構に伝達させ、生体組織を超音波振
動によって凝固及び/または切断することができるよう
になっている。
【0004】また、USP5,716,366は、処置
具の挿入部の先端部に開閉自在に一対のジョーを有し、
このジョーに発熱エレメントを設け、生体組織をジョー
によって把持して凝固させるとともに、一方のジョーに
設けた切断エレメントによって凝固部位を切開するよう
になっている。
具の挿入部の先端部に開閉自在に一対のジョーを有し、
このジョーに発熱エレメントを設け、生体組織をジョー
によって把持して凝固させるとともに、一方のジョーに
設けた切断エレメントによって凝固部位を切開するよう
になっている。
【0005】さらに、USP4,220,154は、処
置具の挿入部の先端部に生体組織を把持する把持部を有
するとともに、把持部に生体組織を加熱する手段及び冷
却する手段を備えている。冷却手段としては、冷却液源
から挿入部に内挿された送水管路を介して把持部に冷却
液を供給し、生体組織を凝固後に冷却液によって冷却す
るようになっている。
置具の挿入部の先端部に生体組織を把持する把持部を有
するとともに、把持部に生体組織を加熱する手段及び冷
却する手段を備えている。冷却手段としては、冷却液源
から挿入部に内挿された送水管路を介して把持部に冷却
液を供給し、生体組織を凝固後に冷却液によって冷却す
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平11
−197157号公報及びUSP5,716,366の
ように、処置具の把持部で生体組織を加熱して凝固また
は凝固切開すると、処置後において次の処置を行なう前
に把持部を冷却する必要があり、USP4,220,1
54においては、生体組織を凝固、切開した後、冷却す
るために、冷却液を用いている。しかし、挿入部に比較
的太い径の送水管路を設ける必要があり、挿入部が太径
になり、処置具が重くなり、操作性が悪いという不都合
がある。
−197157号公報及びUSP5,716,366の
ように、処置具の把持部で生体組織を加熱して凝固また
は凝固切開すると、処置後において次の処置を行なう前
に把持部を冷却する必要があり、USP4,220,1
54においては、生体組織を凝固、切開した後、冷却す
るために、冷却液を用いている。しかし、挿入部に比較
的太い径の送水管路を設ける必要があり、挿入部が太径
になり、処置具が重くなり、操作性が悪いという不都合
がある。
【0007】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、生体組織を把持する把
持部を強制的に冷却及び自然放熱を待つことなく、次の
処置ができ、手術時間の短縮を図ることができ、しかも
構造的に簡単で小型、軽量化を図ることができる手術器
械を提供することにある。
ので、その目的とするところは、生体組織を把持する把
持部を強制的に冷却及び自然放熱を待つことなく、次の
処置ができ、手術時間の短縮を図ることができ、しかも
構造的に簡単で小型、軽量化を図ることができる手術器
械を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、手元操作部と、この手元
操作部の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有
し、先端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固また
は凝固切開する発熱部を備えた手術器械において、凝固
または凝固切開時には前記発熱部が被処置部に接触する
ように露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置部や
その他の組織に接触しないように非露出されることを特
徴とする。
達成するために、請求項1は、手元操作部と、この手元
操作部の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有
し、先端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固また
は凝固切開する発熱部を備えた手術器械において、凝固
または凝固切開時には前記発熱部が被処置部に接触する
ように露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置部や
その他の組織に接触しないように非露出されることを特
徴とする。
【0009】前記構成によれば、生体組織を凝固及び/
又は切開した後、把持部を開くことにより、発熱部が被
処置部やその他の組織に接触しないように非露出状態と
なり、発熱部を強制冷却及び自然放熱によって冷却され
るのを待つこと無く、次の処置が行なえる。
又は切開した後、把持部を開くことにより、発熱部が被
処置部やその他の組織に接触しないように非露出状態と
なり、発熱部を強制冷却及び自然放熱によって冷却され
るのを待つこと無く、次の処置が行なえる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
は手術器械の全体構成図、図2は把持部を一部切欠した
側面図、図3は図1のA−A線に沿う断面図である。
は手術器械の全体構成図、図2は把持部を一部切欠した
側面図、図3は図1のA−A線に沿う断面図である。
【0012】図1に示す、1は手術器械としての鋏型の
熱凝固切開鉗子である。熱凝固切開鉗子1の本体2には
2つの鋏構成部材3,4が設けられている。これらの鋏
構成部材3,4は中途部分が略交差する状態に重ねられ
ている。さらに、両鋏構成部材3,4の交差部には両鋏
構成部材3,4を回動自在に連結する支点ピン5が配設
されている。
熱凝固切開鉗子である。熱凝固切開鉗子1の本体2には
2つの鋏構成部材3,4が設けられている。これらの鋏
構成部材3,4は中途部分が略交差する状態に重ねられ
ている。さらに、両鋏構成部材3,4の交差部には両鋏
構成部材3,4を回動自在に連結する支点ピン5が配設
されている。
【0013】また、本体2の先端部には生体組織を把持
する開閉可能な把持部としての一対のジョー6,7を備
えた処置部8が配設されている。さらに、各鋏構成部材
3,4の基端部には略楕円形状の手指挿入リング9,1
0が形成されている。そして、これらの手指挿入リング
9,10の部分によって一対のジョー6,7を開閉操作
する手元操作部11が形成されている。
する開閉可能な把持部としての一対のジョー6,7を備
えた処置部8が配設されている。さらに、各鋏構成部材
3,4の基端部には略楕円形状の手指挿入リング9,1
0が形成されている。そして、これらの手指挿入リング
9,10の部分によって一対のジョー6,7を開閉操作
する手元操作部11が形成されている。
【0014】一対のジョー6,7は同一構造であるた
め、一方のジョー6について説明すると、ジョー6には
把持面に開口する凹溝12が設けられている。この凹溝
12の内部には発熱部としてのヒータを内蔵したセラミ
ックヒータ13が設けられている。
め、一方のジョー6について説明すると、ジョー6には
把持面に開口する凹溝12が設けられている。この凹溝
12の内部には発熱部としてのヒータを内蔵したセラミ
ックヒータ13が設けられている。
【0015】セラミックヒータ13は略への字状に屈曲
されたレバー状で、屈曲部が枢支ピン14によってジョ
ー6に回動自在に枢支されている。そして、セラミック
ヒータ13の枢支ピン14より先端側が発熱エリア13
aに形成され、基端部には把持面方向に突出する凸部か
らなる接点部15が設けられている。さらに、枢支ピン
14にはセラミックヒータ13の発熱エリア13aが凹
溝12内に没入して非露出状態に収納する方向に付勢す
るばね(図示しない)が設けられており、逆に接点部1
5は凹溝12から突出して露出するようになっている。
されたレバー状で、屈曲部が枢支ピン14によってジョ
ー6に回動自在に枢支されている。そして、セラミック
ヒータ13の枢支ピン14より先端側が発熱エリア13
aに形成され、基端部には把持面方向に突出する凸部か
らなる接点部15が設けられている。さらに、枢支ピン
14にはセラミックヒータ13の発熱エリア13aが凹
溝12内に没入して非露出状態に収納する方向に付勢す
るばね(図示しない)が設けられており、逆に接点部1
5は凹溝12から突出して露出するようになっている。
【0016】前記セラミックヒータ13は鋏構成部材
3,4に内挿されたリード線16を介して手指挿入リン
グ9,10に設けられた電気コネクタ17に接続されて
いる。電気コネクタ17には電源装置18と接続するケ
ーブル19が接続されている。電源装置18にはフット
スイッチケーブル20を介してフットスイッチ21が設
けられている。
3,4に内挿されたリード線16を介して手指挿入リン
グ9,10に設けられた電気コネクタ17に接続されて
いる。電気コネクタ17には電源装置18と接続するケ
ーブル19が接続されている。電源装置18にはフット
スイッチケーブル20を介してフットスイッチ21が設
けられている。
【0017】次に、前述のように構成された熱凝固切開
鉗子1の作用について説明する。まず、本体2の先端部
の処置部8を閉じた状態で図示しない血管等の被処置部
を含む生体組織に差し込む。その後、一対のジョー6,
7を開くことにより、血管等の被処置部を他の生体組織
から剥離して露出させる。
鉗子1の作用について説明する。まず、本体2の先端部
の処置部8を閉じた状態で図示しない血管等の被処置部
を含む生体組織に差し込む。その後、一対のジョー6,
7を開くことにより、血管等の被処置部を他の生体組織
から剥離して露出させる。
【0018】このとき、セラミックヒータ13はばねに
よって付勢されているため、発熱エリア13aが凹溝1
2内に没入して非露出状態に収納しており、逆に接点部
15は凹溝12から突出して露出している。
よって付勢されているため、発熱エリア13aが凹溝1
2内に没入して非露出状態に収納しており、逆に接点部
15は凹溝12から突出して露出している。
【0019】続いて、フットスイッチ21をオンして電
源装置18を出力すると、ケーブル19を介して各ジョ
ー6,7のセラミックヒータ13に凝固電流が通電され
る。この状態で、剥離した血管等を各ジョー6,7間で
凝固処置に適正な加圧力で圧迫した状態で把持すると、
セラミックヒータ13の接点部15相互が当接し、ばね
の付勢力に抗して接点部15が凹溝12内に押し込まれ
るため、発熱エリア13aが凹溝12から把持面方向に
突出する。
源装置18を出力すると、ケーブル19を介して各ジョ
ー6,7のセラミックヒータ13に凝固電流が通電され
る。この状態で、剥離した血管等を各ジョー6,7間で
凝固処置に適正な加圧力で圧迫した状態で把持すると、
セラミックヒータ13の接点部15相互が当接し、ばね
の付勢力に抗して接点部15が凹溝12内に押し込まれ
るため、発熱エリア13aが凹溝12から把持面方向に
突出する。
【0020】従って、ジョー6,7の把持面の表面に接
触している血管等の被処置部の生体組織が凝固される。
続いて、凝固部位を切開する場合には、ケーブル19を
介して各ジョー6,7のセラミックヒータ13に切開電
流が通電される。この状態で、各ジョー6,7をさらに
閉じると、生体組織の凝固部位が切開される。このと
き、セラミックヒータ13は略への字状に屈曲している
ので、発熱エリア13aが把持面に突出したとき、把持
面と略平行となり、生体組織を略均等に加圧して凝固、
切開でき、目的部位を確実に処置できる。
触している血管等の被処置部の生体組織が凝固される。
続いて、凝固部位を切開する場合には、ケーブル19を
介して各ジョー6,7のセラミックヒータ13に切開電
流が通電される。この状態で、各ジョー6,7をさらに
閉じると、生体組織の凝固部位が切開される。このと
き、セラミックヒータ13は略への字状に屈曲している
ので、発熱エリア13aが把持面に突出したとき、把持
面と略平行となり、生体組織を略均等に加圧して凝固、
切開でき、目的部位を確実に処置できる。
【0021】また、凝固切開が終了した後、手元操作部
11を操作して一対のジョー6,7を開くと、セラミッ
クヒータ13の接点部15相互も離間してセラミックヒ
ータ13がフリーとなるため、セラミックヒータ13は
ばねの付勢力によって発熱エリア13aが凹溝12内に
没入して非露出状態に収納し、逆に接点部15は凹溝1
2から突出して露出する。従って、発熱エリア13aが
被処置部やその他の組織に接触することはなく、セラミ
ックヒータ13を強制冷却及び自然放熱によって冷却さ
れるのを待つこと無く、次の処置が行なえる。
11を操作して一対のジョー6,7を開くと、セラミッ
クヒータ13の接点部15相互も離間してセラミックヒ
ータ13がフリーとなるため、セラミックヒータ13は
ばねの付勢力によって発熱エリア13aが凹溝12内に
没入して非露出状態に収納し、逆に接点部15は凹溝1
2から突出して露出する。従って、発熱エリア13aが
被処置部やその他の組織に接触することはなく、セラミ
ックヒータ13を強制冷却及び自然放熱によって冷却さ
れるのを待つこと無く、次の処置が行なえる。
【0022】図4〜図9は第2の実施形態を示し、第1
の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省
略する。図4は手術器械の全体構成図、図5は熱凝固切
開鉗子の斜視図、図6は発熱部の露出状態を示し、
(a)は処置部の横断面図、(b)B−B線に沿う断面
図、図7は発熱部の非露出状態を示し、(a)は処置部
の横断面図、(b)C−C線に沿う断面図、図8はアク
チュエータと発熱部の接続状態を示す構成図、図9は電
源装置の電気回路図である。
の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省
略する。図4は手術器械の全体構成図、図5は熱凝固切
開鉗子の斜視図、図6は発熱部の露出状態を示し、
(a)は処置部の横断面図、(b)B−B線に沿う断面
図、図7は発熱部の非露出状態を示し、(a)は処置部
の横断面図、(b)C−C線に沿う断面図、図8はアク
チュエータと発熱部の接続状態を示す構成図、図9は電
源装置の電気回路図である。
【0023】まず、図6及び図7に基づいて熱凝固切開
鉗子1の処置部8について説明する。処置部8を構成す
る各ジョー6,7は同一構造であるため、その一方のジ
ョー6について説明すると、ジョー6の把持面側には前
後方向に亘って凹溝22が設けられている。この凹溝2
2の内部における前端部と後端部には前方に向かって下
り勾配の傾斜面23aを有する傾斜部材23が設けられ
ている。
鉗子1の処置部8について説明する。処置部8を構成す
る各ジョー6,7は同一構造であるため、その一方のジ
ョー6について説明すると、ジョー6の把持面側には前
後方向に亘って凹溝22が設けられている。この凹溝2
2の内部における前端部と後端部には前方に向かって下
り勾配の傾斜面23aを有する傾斜部材23が設けられ
ている。
【0024】また、凹溝22の内部には前後方向に長い
板状のヒータ保持部材24が前後方向に移動自在に設け
られ、このヒータ保持部材24の把持面側には発熱部と
してのヒータを内蔵したセラミックヒータ25が固定さ
れている。ヒータ保持部材24の前後両端部における両
サイドにはローラ26が取り付けられ、このローラ26
は傾斜部材23の傾斜面23aに転動自在に支持されて
いる。
板状のヒータ保持部材24が前後方向に移動自在に設け
られ、このヒータ保持部材24の把持面側には発熱部と
してのヒータを内蔵したセラミックヒータ25が固定さ
れている。ヒータ保持部材24の前後両端部における両
サイドにはローラ26が取り付けられ、このローラ26
は傾斜部材23の傾斜面23aに転動自在に支持されて
いる。
【0025】そして、図7に示すように、ヒータ保持部
材24が前方に移動すると、ローラ26が傾斜面23a
を下ってセラミックヒータ25が凹溝22内に没入して
収納され、図6に示すように、ヒータ保持部材24が後
方に移動すると、ローラ26が傾斜面23aを上ってセ
ラミックヒータ25が把持面から突出するようになって
いる。
材24が前方に移動すると、ローラ26が傾斜面23a
を下ってセラミックヒータ25が凹溝22内に没入して
収納され、図6に示すように、ヒータ保持部材24が後
方に移動すると、ローラ26が傾斜面23aを上ってセ
ラミックヒータ25が把持面から突出するようになって
いる。
【0026】なお、ジョー6に対向するジョー7の傾斜
部材23の傾斜面23aは逆傾斜になっており、ヒータ
保持部材24が前方に移動すると、ローラ26が傾斜面
23aを上ってセラミックヒータ25が凹溝22内に没
入して収納され、ヒータ保持部材24が後方に移動する
と、ローラ26が傾斜面23aを下ってセラミックヒー
タ25が把持面から突出するようになっている。
部材23の傾斜面23aは逆傾斜になっており、ヒータ
保持部材24が前方に移動すると、ローラ26が傾斜面
23aを上ってセラミックヒータ25が凹溝22内に没
入して収納され、ヒータ保持部材24が後方に移動する
と、ローラ26が傾斜面23aを下ってセラミックヒー
タ25が把持面から突出するようになっている。
【0027】各ジョー6,7に設けられたヒータ保持部
材24の基端部にはそれぞれ操作ワイヤ27が接続され
ている。これら操作ワイヤ27は、図5及び図8に示す
ように、鋏構成部材3,4の内部を挿通して手指挿入リ
ング9,10に設けられたアクチュエータ28に接続さ
れている。アクチュエータ28はアクチュエータケーブ
ル29を介して電源装置30に電気的に接続されてい
る。
材24の基端部にはそれぞれ操作ワイヤ27が接続され
ている。これら操作ワイヤ27は、図5及び図8に示す
ように、鋏構成部材3,4の内部を挿通して手指挿入リ
ング9,10に設けられたアクチュエータ28に接続さ
れている。アクチュエータ28はアクチュエータケーブ
ル29を介して電源装置30に電気的に接続されてい
る。
【0028】図9は電源装置30の電気回路であり、ヒ
ータ電源31とアクチュエータ電源32とを備えてい
る。ヒータ電源31とアクチュエータ電源32はフット
スイッチ21と接続する制御回路33に接続され、制御
回路33は温度及び時間等を設定するとともに、安全モ
ードに設定する設定手段34に接続されている。
ータ電源31とアクチュエータ電源32とを備えてい
る。ヒータ電源31とアクチュエータ電源32はフット
スイッチ21と接続する制御回路33に接続され、制御
回路33は温度及び時間等を設定するとともに、安全モ
ードに設定する設定手段34に接続されている。
【0029】前記安全モードは、ヒータ電源31からセ
ラミックヒータ25に通電され、所定温度に達している
状態において、凝固または凝固切開が完了してセラミッ
クヒータ25への通電がオフなると同時に自動的にアク
チュエータ電源32からアクチュエータ28に通電され
る。そして、操作ワイヤ27を前進させてセラミックヒ
ータ25を凹溝22に収納して非露出状態とする。セラ
ミックヒータ25が所定温度以下になると、自動的にア
クチュエータ28が作動して操作ワイヤ27を介してセ
ラミックヒータ25を後退させて凹溝22から把持面に
突出して露出するようになっている。
ラミックヒータ25に通電され、所定温度に達している
状態において、凝固または凝固切開が完了してセラミッ
クヒータ25への通電がオフなると同時に自動的にアク
チュエータ電源32からアクチュエータ28に通電され
る。そして、操作ワイヤ27を前進させてセラミックヒ
ータ25を凹溝22に収納して非露出状態とする。セラ
ミックヒータ25が所定温度以下になると、自動的にア
クチュエータ28が作動して操作ワイヤ27を介してセ
ラミックヒータ25を後退させて凹溝22から把持面に
突出して露出するようになっている。
【0030】なお、設定手段34によって安全モードを
解除すると、術者の操作によってアクチュエータ28を
駆動してセラミックヒータ25を非露出/露出の制御が
可能である。
解除すると、術者の操作によってアクチュエータ28を
駆動してセラミックヒータ25を非露出/露出の制御が
可能である。
【0031】従って、本実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果が得られる。
形態と同様の効果が得られる。
【0032】図10は第3の実施形態を示し、第2の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図10(a)はセラミックヒータ25の露出状態の
側面図、(b)はセラミックヒータの非露出状態の側面
図である。
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図10(a)はセラミックヒータ25の露出状態の
側面図、(b)はセラミックヒータの非露出状態の側面
図である。
【0033】35は断熱材からなる筒状のカバーであ
り、ヒータ保持部材24を含むセラミックヒータ25の
全体を覆うことができるようになっている。カバー35
の基端部は操作ワイヤ27を介してアクチュエータ28
に接続され、カバー35を後退させると、セラミックヒ
ータ25が露出し、前進すると、セラミックヒータ25
の全体がカバー35によって覆われて非露出状態となる
ように構成されている。
り、ヒータ保持部材24を含むセラミックヒータ25の
全体を覆うことができるようになっている。カバー35
の基端部は操作ワイヤ27を介してアクチュエータ28
に接続され、カバー35を後退させると、セラミックヒ
ータ25が露出し、前進すると、セラミックヒータ25
の全体がカバー35によって覆われて非露出状態となる
ように構成されている。
【0034】従って、本実施形態によれば、凝固切開
後、カバー35によってセラミックヒータ25の全体を
非露出状態に覆うことができ、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
後、カバー35によってセラミックヒータ25の全体を
非露出状態に覆うことができ、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0035】図11は第4の実施形態を示し、第2の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図11は処置部8を構成する一方のジョー7を示
し、ジョー7に設けられた凹溝22にはヒータ保持部材
24に設けられたセラミックヒータ25が把持面に対し
て突没自在に設けられている。凹溝22の底部にはヒー
タ保持部材24を介してセラミックヒータ25を凹溝2
2に没入する方向に付勢する付勢ばね36が設けられて
いる。
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図11は処置部8を構成する一方のジョー7を示
し、ジョー7に設けられた凹溝22にはヒータ保持部材
24に設けられたセラミックヒータ25が把持面に対し
て突没自在に設けられている。凹溝22の底部にはヒー
タ保持部材24を介してセラミックヒータ25を凹溝2
2に没入する方向に付勢する付勢ばね36が設けられて
いる。
【0036】さらに、ジョー7にはソレノイド37が設
けられ、このソレノイド37はソレノイドケーブル38
を介して電源装置(図示しない)に電気的に接続されて
いる。従って、ソレノイド37がオンすると、付勢ばね
36の付勢力に抗してセラミックヒータ25を把持面か
ら突出して露出し、オフすると、付勢ばね36の付勢力
によって凹溝22内に没入して非露出状態となる。
けられ、このソレノイド37はソレノイドケーブル38
を介して電源装置(図示しない)に電気的に接続されて
いる。従って、ソレノイド37がオンすると、付勢ばね
36の付勢力に抗してセラミックヒータ25を把持面か
ら突出して露出し、オフすると、付勢ばね36の付勢力
によって凹溝22内に没入して非露出状態となる。
【0037】従って、本実施形態によれば、凝固切開
後、ソレノイド37を自動または手動でオフにすること
により、セラミックヒータ25を凹溝22内に没入して
非露出状態にすることができ、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
後、ソレノイド37を自動または手動でオフにすること
により、セラミックヒータ25を凹溝22内に没入して
非露出状態にすることができ、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0038】図12は第5の実施形態を示し、(a)は
超音波凝固切開具の全体側面図、(b)は先端部の側面
図である。超音波凝固切開具40の本体41には挿入部
42が設けられ、この挿入部42の先端部には回動自在
なジョー43が設けられている。ジョー43は本体41
に設けられた手元操作部44によって回動するようにな
っている。
超音波凝固切開具の全体側面図、(b)は先端部の側面
図である。超音波凝固切開具40の本体41には挿入部
42が設けられ、この挿入部42の先端部には回動自在
なジョー43が設けられている。ジョー43は本体41
に設けられた手元操作部44によって回動するようにな
っている。
【0039】さらに、挿入部42にはプローブ45が軸
方向に進退自在に内挿されており、プローブ45の基端
部は本体41に設けられた超音波振動子46と連結さ
れ、プローブ45が超音波振動子46によって軸方向に
振動するようになっている。
方向に進退自在に内挿されており、プローブ45の基端
部は本体41に設けられた超音波振動子46と連結さ
れ、プローブ45が超音波振動子46によって軸方向に
振動するようになっている。
【0040】また、挿入部42の先端側にはプローブ4
5の露出する部分を覆う筒状のカバー47が進退自在に
設けられ、このカバー47は挿入部42に内挿された操
作ワイヤ48を介して手元操作部44に設けられたアク
チュエータ49に接続されている。そして、アクチュエ
ータ49によってカバー47を進退できるようになって
いる。
5の露出する部分を覆う筒状のカバー47が進退自在に
設けられ、このカバー47は挿入部42に内挿された操
作ワイヤ48を介して手元操作部44に設けられたアク
チュエータ49に接続されている。そして、アクチュエ
ータ49によってカバー47を進退できるようになって
いる。
【0041】前述のように構成された超音波凝固切開具
40によれば、ジョー33を閉じてプローブ45との間
で生体組織を把持し、プローブ45を超音波振動させる
と、超音波振動によって発生した熱によって生体組織が
凝固される。続いて、ジョー43をさらに閉じると、凝
固部位はジョー43とプローブ45とによって切開され
る。超音波振動子46の超音波振動を停止するととも
に、アクチュエータ49によってカバー47を前進させ
ると、プローブ45の露出部分がカバー47によって覆
われて非露出状態となる。
40によれば、ジョー33を閉じてプローブ45との間
で生体組織を把持し、プローブ45を超音波振動させる
と、超音波振動によって発生した熱によって生体組織が
凝固される。続いて、ジョー43をさらに閉じると、凝
固部位はジョー43とプローブ45とによって切開され
る。超音波振動子46の超音波振動を停止するととも
に、アクチュエータ49によってカバー47を前進させ
ると、プローブ45の露出部分がカバー47によって覆
われて非露出状態となる。
【0042】従って、本実施形態によれば、第1の実施
形態と同様の効果が得られる。
形態と同様の効果が得られる。
【0043】図13及び図14は第6の実施形態を示
し、図13は熱凝固処置具の全体の側面図、図14
(a)(b)は先端部の側面図である。
し、図13は熱凝固処置具の全体の側面図、図14
(a)(b)は先端部の側面図である。
【0044】熱凝固処置具50の本体51には挿入部5
2が設けられている。挿入部53にはロッド54が内挿
され、このロッド54の先端部には開閉自在な一対のジ
ョー55が設けられている。ジョー55は本体51に設
けられた手元操作部56に接続され、手元操作部56の
操作によって開閉するようになっている。
2が設けられている。挿入部53にはロッド54が内挿
され、このロッド54の先端部には開閉自在な一対のジ
ョー55が設けられている。ジョー55は本体51に設
けられた手元操作部56に接続され、手元操作部56の
操作によって開閉するようになっている。
【0045】さらに、一対のジョー55には発熱素子5
7が内蔵され、この発熱素子57はロッド54に内挿さ
れたリード線58を介して本体51に設けられたコネク
タ59に電気的に接続され、コネクタ59には電源装置
(図示しない)と接続するケーブル60が接続されてい
る。
7が内蔵され、この発熱素子57はロッド54に内挿さ
れたリード線58を介して本体51に設けられたコネク
タ59に電気的に接続され、コネクタ59には電源装置
(図示しない)と接続するケーブル60が接続されてい
る。
【0046】ロッド54の先端部には断熱材61が設け
られ、ジョー55の熱がロッド54を介して手元操作部
56側に伝達しないようになっている。さらに、挿入部
52は内層が銅、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料
からなる放熱シース62によって形成され、この外層は
断熱被覆シース63によって形成されている。放熱シー
ス62の先端面は斜面62aに形成され、ジョー55が
開いたときにその背面が斜面62aに接触し、ジョー5
5の熱が放熱シース55を介して放熱するようになって
いる。
られ、ジョー55の熱がロッド54を介して手元操作部
56側に伝達しないようになっている。さらに、挿入部
52は内層が銅、アルミニウム等の熱伝導率の高い材料
からなる放熱シース62によって形成され、この外層は
断熱被覆シース63によって形成されている。放熱シー
ス62の先端面は斜面62aに形成され、ジョー55が
開いたときにその背面が斜面62aに接触し、ジョー5
5の熱が放熱シース55を介して放熱するようになって
いる。
【0047】従って、発熱素子57に通電してジョー5
5を加熱した状態で血管等の被処置部の生体組織を把持
して凝固した後、発熱素子57を通電を停止するととも
に、ジョー55を開くと、ジョー55の背面が斜面62
aに接触し、ジョー55の熱が放熱シース62を介して
短時間に放熱するため、第1の実施形態と同様の効果が
ある。
5を加熱した状態で血管等の被処置部の生体組織を把持
して凝固した後、発熱素子57を通電を停止するととも
に、ジョー55を開くと、ジョー55の背面が斜面62
aに接触し、ジョー55の熱が放熱シース62を介して
短時間に放熱するため、第1の実施形態と同様の効果が
ある。
【0048】図15は第7の実施形態を示す熱凝固処置
具の先端部の側面図であり、第6の実施形態と同一構成
部分は同一番号を付して説明を省略する。放熱シース6
2には流体通路64が設けられている。従って、本体5
1側から気体または液体等の冷却媒体65を流体通路6
4に流通させることにより、ジョー55を一層急激に冷
却することができる。
具の先端部の側面図であり、第6の実施形態と同一構成
部分は同一番号を付して説明を省略する。放熱シース6
2には流体通路64が設けられている。従って、本体5
1側から気体または液体等の冷却媒体65を流体通路6
4に流通させることにより、ジョー55を一層急激に冷
却することができる。
【0049】図16は第6及び第7の実施形態の変形例
を示し、熱凝固処置具の先端部の側面図である。ジョー
55が閉じ、生体組織を把持しているときは放熱シース
62が手元側に引かれ、開いているときには前進して放
熱シース62がジョー55に接触するようにしたもので
ある。生体組織を把持しているとき放熱シース62が手
元側に引かれるため、第6及び第7の実施形態の効果に
加え、把持状態での視野が広く確保できるという効果が
ある。
を示し、熱凝固処置具の先端部の側面図である。ジョー
55が閉じ、生体組織を把持しているときは放熱シース
62が手元側に引かれ、開いているときには前進して放
熱シース62がジョー55に接触するようにしたもので
ある。生体組織を把持しているとき放熱シース62が手
元側に引かれるため、第6及び第7の実施形態の効果に
加え、把持状態での視野が広く確保できるという効果が
ある。
【0050】図17及び図18は第8の実施形態を示
し、図17はジョーが露出状態の熱凝固処置具の縦断側
面図、図18はジョーが非露出状態の熱凝固処置具の縦
断側面図である。熱凝固処置具70の本体71には挿入
部72が設けられ、挿入部72の先端部には開閉自在な
一対のジョー73が設けられている。挿入部72の基端
部にはジョー73を開閉操作する手元操作部74が設け
られている。
し、図17はジョーが露出状態の熱凝固処置具の縦断側
面図、図18はジョーが非露出状態の熱凝固処置具の縦
断側面図である。熱凝固処置具70の本体71には挿入
部72が設けられ、挿入部72の先端部には開閉自在な
一対のジョー73が設けられている。挿入部72の基端
部にはジョー73を開閉操作する手元操作部74が設け
られている。
【0051】挿入部72はセラミック等の断熱材からな
る外シース75と内シース76とからなり、内シース7
6は前後方向に進退自在に設けられている。内シース7
6の内部にはロッド77が内挿され、このロッド77の
基端部は本体72に固定され、先端部には前記一対のジ
ョー73が設けられている。
る外シース75と内シース76とからなり、内シース7
6は前後方向に進退自在に設けられている。内シース7
6の内部にはロッド77が内挿され、このロッド77の
基端部は本体72に固定され、先端部には前記一対のジ
ョー73が設けられている。
【0052】このジョー73は、常時開く方向に付勢さ
れており、内シース76から突出(露出)している状態
では開いているが、相対的に内シース76に引き込まれ
たときに閉じるようになっている。さらに、ジョー73
の把持面には発熱部としてのヒータ78が設けられ、こ
のヒータ78はロッド77に内挿されたリード線79を
介してヒータ電源80に電気的に接続されている。
れており、内シース76から突出(露出)している状態
では開いているが、相対的に内シース76に引き込まれ
たときに閉じるようになっている。さらに、ジョー73
の把持面には発熱部としてのヒータ78が設けられ、こ
のヒータ78はロッド77に内挿されたリード線79を
介してヒータ電源80に電気的に接続されている。
【0053】内シース76の基端部は本体72の内部ま
で延長しており、内シース76の基端部の側壁にはピン
81が突設されている。本体72には固定ハンドル82
が一体に設けられているとともに、本体72には枢支軸
83を支点として回動自在な可動ハンドル84が設けら
れている。そして、この可動ハンドル84の先端部に設
けられた長穴からなる係合部85が前記ピン81に係合
している。
で延長しており、内シース76の基端部の側壁にはピン
81が突設されている。本体72には固定ハンドル82
が一体に設けられているとともに、本体72には枢支軸
83を支点として回動自在な可動ハンドル84が設けら
れている。そして、この可動ハンドル84の先端部に設
けられた長穴からなる係合部85が前記ピン81に係合
している。
【0054】さらに、内シース76の内部には冷却液注
入路86が設けられ、この先端部には内シース76の先
端開口に向かって開口する冷却液放出口87が設けられ
ている。また、冷却液注入路86は内シース76及び外
シース75を貫通して外部に導かれ、冷却液送液装置8
8に接続されている。
入路86が設けられ、この先端部には内シース76の先
端開口に向かって開口する冷却液放出口87が設けられ
ている。また、冷却液注入路86は内シース76及び外
シース75を貫通して外部に導かれ、冷却液送液装置8
8に接続されている。
【0055】従って、ヒータ電源80からヒータ78に
通電してジョー73を加熱した状態で、可動ハンドル8
4を矢印a方向に回動させると、内シース76が前進し
てジョー73を閉じて血管等の被処置部の生体組織を把
持して凝固させることができる。凝固後、ヒータ78の
通電を停止するとともに、可動ハンドル84をさらに同
方向に回動すると、内シース76がさらに前進して相対
的にジョー55が内シース76に引き込まれ、ヒータ7
8が非露出状態となる。ここで、さらに冷却液送液装置
88から送液すると、冷却液注入路86を介して冷却液
が冷却液放出口87から放出され、加熱状態のジョー7
3を強制的に冷却することができる。従って、ジョー7
3の熱が短時間に放熱するため、第1の実施形態と同様
の効果がある。
通電してジョー73を加熱した状態で、可動ハンドル8
4を矢印a方向に回動させると、内シース76が前進し
てジョー73を閉じて血管等の被処置部の生体組織を把
持して凝固させることができる。凝固後、ヒータ78の
通電を停止するとともに、可動ハンドル84をさらに同
方向に回動すると、内シース76がさらに前進して相対
的にジョー55が内シース76に引き込まれ、ヒータ7
8が非露出状態となる。ここで、さらに冷却液送液装置
88から送液すると、冷却液注入路86を介して冷却液
が冷却液放出口87から放出され、加熱状態のジョー7
3を強制的に冷却することができる。従って、ジョー7
3の熱が短時間に放熱するため、第1の実施形態と同様
の効果がある。
【0056】図19は第9の実施形態を示し、(a)
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図、(c)はD−D線に沿う断面図である。熱凝固処置
具91の本体92には2つの鋏構成部材93,94が設
けられている。これらの鋏構成部材93,94は中途部
分が略交差する状態に重ねられている。さらに、両鋏構
成部材93,94の交差部には両鋏構成部材93,94
を回動自在に連結する支点ピン95が配設されている。
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図、(c)はD−D線に沿う断面図である。熱凝固処置
具91の本体92には2つの鋏構成部材93,94が設
けられている。これらの鋏構成部材93,94は中途部
分が略交差する状態に重ねられている。さらに、両鋏構
成部材93,94の交差部には両鋏構成部材93,94
を回動自在に連結する支点ピン95が配設されている。
【0057】また、本体92の先端部には生体組織を把
持する開閉可能な把持部としての一対のジョー96,9
7を備えた処置部98が配設されている。さらに、各鋏
構成部材93,94の基端部には略楕円形状の手指挿入
リング99,100が形成されている。そして、これら
の手指挿入リング99,100によって一対のジョー9
6,97を開閉操作する手元操作部101が形成されて
いる。
持する開閉可能な把持部としての一対のジョー96,9
7を備えた処置部98が配設されている。さらに、各鋏
構成部材93,94の基端部には略楕円形状の手指挿入
リング99,100が形成されている。そして、これら
の手指挿入リング99,100によって一対のジョー9
6,97を開閉操作する手元操作部101が形成されて
いる。
【0058】一対のジョー96,97の把持面には発熱
部としてのヒータを内蔵したセラミックヒータ102が
設けられている。さらに、ジョー96,97の背面側に
は銅等の熱伝導率の高い材料からなる放熱部材103が
覆うように面接触状態に設けられ、この放熱部材103
はジョー96,97の両側面に前後方向に亘って設けら
れたスライド溝104に案内されて前後方向に移動自在
である。
部としてのヒータを内蔵したセラミックヒータ102が
設けられている。さらに、ジョー96,97の背面側に
は銅等の熱伝導率の高い材料からなる放熱部材103が
覆うように面接触状態に設けられ、この放熱部材103
はジョー96,97の両側面に前後方向に亘って設けら
れたスライド溝104に案内されて前後方向に移動自在
である。
【0059】放熱部材103の基端部には操作軸105
が連結され、この操作軸105は両鋏構成部材93,9
4に沿って手元操作部101方向に延長され、その基端
部には操作レバー106が設けられている。
が連結され、この操作軸105は両鋏構成部材93,9
4に沿って手元操作部101方向に延長され、その基端
部には操作レバー106が設けられている。
【0060】従って、セラミックヒータ102に通電し
てジョー96,97を加熱した状態で、手元操作部10
1を回動させると、両鋏構成部材93,94が回動し、
ジョー93,94を閉じて血管等の被処置部の生体組織
を把持して凝固させることができる。凝固後、セラミッ
クヒータ102の通電を停止するとともに、操作レバー
106を前方へ移動すると、操作軸105を介して放熱
部材103がスライド溝104に案内されてジョー9
6,97の先端部のセラミックヒータ102に対応する
位置に移動する。従って、セラミックヒータ102を含
むジョー96,97の熱は放熱部材103によって短時
間に放熱するため、第1の実施形態と同様の効果があ
る。
てジョー96,97を加熱した状態で、手元操作部10
1を回動させると、両鋏構成部材93,94が回動し、
ジョー93,94を閉じて血管等の被処置部の生体組織
を把持して凝固させることができる。凝固後、セラミッ
クヒータ102の通電を停止するとともに、操作レバー
106を前方へ移動すると、操作軸105を介して放熱
部材103がスライド溝104に案内されてジョー9
6,97の先端部のセラミックヒータ102に対応する
位置に移動する。従って、セラミックヒータ102を含
むジョー96,97の熱は放熱部材103によって短時
間に放熱するため、第1の実施形態と同様の効果があ
る。
【0061】図20は第10の実施形態を示し、第9の
実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略
する。(a)(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処
置具の側面図、(c)はE−E線に沿う断面図である。
実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略
する。(a)(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処
置具の側面図、(c)はE−E線に沿う断面図である。
【0062】熱凝固処置具91の基本的構成は第9の実
施形態と同一であるが、2つの鋏構成部材93,94の
うち、一方の鋏構成部材94に設けられたジョー97に
放熱部材107が設けられている。この放熱部材107
はジョー97を含むセラミックヒータ102に嵌合する
ように筒状に形成され、一対のジョー96,97のセラ
ミックヒータ102の間に介在される底部108が一体
に設けられている。
施形態と同一であるが、2つの鋏構成部材93,94の
うち、一方の鋏構成部材94に設けられたジョー97に
放熱部材107が設けられている。この放熱部材107
はジョー97を含むセラミックヒータ102に嵌合する
ように筒状に形成され、一対のジョー96,97のセラ
ミックヒータ102の間に介在される底部108が一体
に設けられている。
【0063】従って、セラミックヒータ102に通電し
てジョー96,97を加熱した状態で、手元操作部10
1を回動させると、両鋏構成部材93,94が回動し、
ジョー93,94を閉じて血管等の被処置部の生体組織
を把持して凝固させることができる。凝固後、セラミッ
クヒータ102の通電を停止するとともに、操作レバー
106を前方へ移動すると、操作軸105を介して放熱
部材107がスライド溝104に案内されてジョー97
を含むセラミックヒータ102を覆い、放熱部材107
の底部108は互いに対向するセラミックヒータ102
の間に介在される。ここで、手元操作部101を操作し
てジョー96,97を閉じると、放熱部材107の底部
108は一対のセラミックヒータ102によって挟持さ
れ、セラミックヒータ102を含むジョー96,97の
熱は放熱部材107によって短時間に放熱するため、第
1の実施形態と同様の効果がある。
てジョー96,97を加熱した状態で、手元操作部10
1を回動させると、両鋏構成部材93,94が回動し、
ジョー93,94を閉じて血管等の被処置部の生体組織
を把持して凝固させることができる。凝固後、セラミッ
クヒータ102の通電を停止するとともに、操作レバー
106を前方へ移動すると、操作軸105を介して放熱
部材107がスライド溝104に案内されてジョー97
を含むセラミックヒータ102を覆い、放熱部材107
の底部108は互いに対向するセラミックヒータ102
の間に介在される。ここで、手元操作部101を操作し
てジョー96,97を閉じると、放熱部材107の底部
108は一対のセラミックヒータ102によって挟持さ
れ、セラミックヒータ102を含むジョー96,97の
熱は放熱部材107によって短時間に放熱するため、第
1の実施形態と同様の効果がある。
【0064】図21は第11の実施形態を示し、(a)
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面図
である。熱凝固処置具111の本体112には2つの鋏
構成部材113,114が設けられている。これらの鋏
構成部材113,114は中途部分が略交差する状態に
重ねられている。さらに、両鋏構成部材113,114
の交差部には両鋏構成部材113,114を回動自在に
連結する支点ピン115が配設されている。
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面図
である。熱凝固処置具111の本体112には2つの鋏
構成部材113,114が設けられている。これらの鋏
構成部材113,114は中途部分が略交差する状態に
重ねられている。さらに、両鋏構成部材113,114
の交差部には両鋏構成部材113,114を回動自在に
連結する支点ピン115が配設されている。
【0065】また、本体112の先端部には生体組織を
把持する開閉可能な把持部としての一対のジョー11
6,117を備えた処置部118が配設されている。さ
らに、各鋏構成部材113,114の基端部には略楕円
形状の手指挿入リング119,120が形成されてい
る。そして、これらの手指挿入リング119,120に
よって一対のジョー116,117を開閉操作する手元
操作部121が形成されている。
把持する開閉可能な把持部としての一対のジョー11
6,117を備えた処置部118が配設されている。さ
らに、各鋏構成部材113,114の基端部には略楕円
形状の手指挿入リング119,120が形成されてい
る。そして、これらの手指挿入リング119,120に
よって一対のジョー116,117を開閉操作する手元
操作部121が形成されている。
【0066】一対のジョー116,117の把持面には
発熱部としてのヒータを内蔵したセラミックヒータ12
2が設けられている。さらに、ジョー116,117の
背面側には銅等の熱伝導率の高い材料からなる放熱部材
123a,123bが覆うように面接触状態に設けら
れ、この放熱部材123a,123bはジョー116,
117の前後方向に移動自在である。
発熱部としてのヒータを内蔵したセラミックヒータ12
2が設けられている。さらに、ジョー116,117の
背面側には銅等の熱伝導率の高い材料からなる放熱部材
123a,123bが覆うように面接触状態に設けら
れ、この放熱部材123a,123bはジョー116,
117の前後方向に移動自在である。
【0067】放熱部材123a,123bの基端部には
操作軸124a,124bが連結され、この操作軸12
4a,124bは両鋏構成部材113,114の間を通
って手元操作部121方向に延長されている。手指挿入
リング119,120には互いに接近する方向に突出す
るスライド台119a,120aが設けられ、これらス
ライド台119a,120aには前後方向に沿ってスラ
イド溝125が設けられている。
操作軸124a,124bが連結され、この操作軸12
4a,124bは両鋏構成部材113,114の間を通
って手元操作部121方向に延長されている。手指挿入
リング119,120には互いに接近する方向に突出す
るスライド台119a,120aが設けられ、これらス
ライド台119a,120aには前後方向に沿ってスラ
イド溝125が設けられている。
【0068】さらに、鋏構成部材113,114の前後
方向の略中間部にはピン126を介してリンク127の
基端部が回動自在に設けられ、この先端部にはローラ1
28が設けられている。そして、リンク127の先端部
に設けられたローラ128は互いに反対側の鋏構成部材
113,114のスライド台119a,120aのスラ
イド溝125にスライド自在に係合し、このローラ12
8には前記操作軸124a,124bが連結されてい
る。
方向の略中間部にはピン126を介してリンク127の
基端部が回動自在に設けられ、この先端部にはローラ1
28が設けられている。そして、リンク127の先端部
に設けられたローラ128は互いに反対側の鋏構成部材
113,114のスライド台119a,120aのスラ
イド溝125にスライド自在に係合し、このローラ12
8には前記操作軸124a,124bが連結されてい
る。
【0069】すなわち、鋏構成部材113に連結された
リンク127のローラ128は、反対側の鋏構成部材1
14のスライド台120aのスライド溝125に係合
し、このローラ128には放熱部材123b側の操作軸
124bが連結されている。鋏構成部材114に連結さ
れたリンク127のローラ128は、反対側の鋏構成部
材113のスライド台119aのスライド溝125に係
合し、このローラ128には放熱部材123a側の操作
軸124aが連結されている。
リンク127のローラ128は、反対側の鋏構成部材1
14のスライド台120aのスライド溝125に係合
し、このローラ128には放熱部材123b側の操作軸
124bが連結されている。鋏構成部材114に連結さ
れたリンク127のローラ128は、反対側の鋏構成部
材113のスライド台119aのスライド溝125に係
合し、このローラ128には放熱部材123a側の操作
軸124aが連結されている。
【0070】従って、セラミックヒータ122に通電し
てジョー116,117を加熱した状態で、手指挿入リ
ング119,120を接近する方向に回動させると、両
鋏構成部材113,114が回動し、スライド台119
a,120aは接近するため、リンク127に設けられ
たローラ128はスライド溝125の後方にスライド
し、操作軸124a,124bは手元側へ引き寄せら
れ、放熱部材123a,123bが後退する。従って、
セラミックヒータ122から放熱部材123a,123
bが待避した状態となり、ジョー116,117が閉じ
て血管等の被処置部の生体組織を把持して凝固させるこ
とができる。
てジョー116,117を加熱した状態で、手指挿入リ
ング119,120を接近する方向に回動させると、両
鋏構成部材113,114が回動し、スライド台119
a,120aは接近するため、リンク127に設けられ
たローラ128はスライド溝125の後方にスライド
し、操作軸124a,124bは手元側へ引き寄せら
れ、放熱部材123a,123bが後退する。従って、
セラミックヒータ122から放熱部材123a,123
bが待避した状態となり、ジョー116,117が閉じ
て血管等の被処置部の生体組織を把持して凝固させるこ
とができる。
【0071】凝固後、セラミックヒータ122の通電を
停止するとともに、手指挿入リング119,120を離
反する方向に回動させると、両鋏構成部材113,11
4が回動し、スライド台119a,120aも離反する
ため、リンク127に設けられたローラ128はスライ
ド溝125の前方にスライドし、操作軸124a,12
4bは前方へ移動し、放熱部材123a,123bが前
進する。従って、放熱部材123a,123bがジョー
116,117の先端部のセラミックヒータ122に対
応する位置に移動する。従って、セラミックヒータ12
2を含むジョー116,117の熱は放熱部材123
a,123bによって短時間に放熱するため、第1の実
施形態と同様の効果がある。
停止するとともに、手指挿入リング119,120を離
反する方向に回動させると、両鋏構成部材113,11
4が回動し、スライド台119a,120aも離反する
ため、リンク127に設けられたローラ128はスライ
ド溝125の前方にスライドし、操作軸124a,12
4bは前方へ移動し、放熱部材123a,123bが前
進する。従って、放熱部材123a,123bがジョー
116,117の先端部のセラミックヒータ122に対
応する位置に移動する。従って、セラミックヒータ12
2を含むジョー116,117の熱は放熱部材123
a,123bによって短時間に放熱するため、第1の実
施形態と同様の効果がある。
【0072】図22は第12の実施形態を示し、(a)
は把持部が閉じた状態の手術器械の全体の構成図、
(b)は把持部が開いた状態の側面図、(c)は放熱シ
ースが前進した状態の側面図、(d)は(a)のF−F
線に沿う断面図である。
は把持部が閉じた状態の手術器械の全体の構成図、
(b)は把持部が開いた状態の側面図、(c)は放熱シ
ースが前進した状態の側面図、(d)は(a)のF−F
線に沿う断面図である。
【0073】手術器械としての熱凝固切開処置具141
は、手元操作部145と、この手元操作部145に設け
られた挿入部としての放熱シース146と、この放熱シ
ース146の先端部に設けられた第1と第2の一対の把
持部147,148とから構成されている。
は、手元操作部145と、この手元操作部145に設け
られた挿入部としての放熱シース146と、この放熱シ
ース146の先端部に設けられた第1と第2の一対の把
持部147,148とから構成されている。
【0074】手元操作部145は固定ハンドル149
と、この固定ハンドル149に枢支軸150を支点とし
て回動自在に設けられた可動ハンドル151とから構成
されている。固定ハンドル149には操作部本体152
が固定されている。操作部本体152には回転ノブ15
3が設けられ、この回転ノブ153を回転することによ
って前記放熱シース146を進退できるようになってい
る。
と、この固定ハンドル149に枢支軸150を支点とし
て回動自在に設けられた可動ハンドル151とから構成
されている。固定ハンドル149には操作部本体152
が固定されている。操作部本体152には回転ノブ15
3が設けられ、この回転ノブ153を回転することによ
って前記放熱シース146を進退できるようになってい
る。
【0075】放熱シース146の内部には軸方向に進退
自在な駆動軸154が内挿されている。駆動軸154の
基端部は可動ハンドル151に連結され、先端部には前
記第1と第2の把持部147,148が連結されてい
る。第1と第2の把持部147,148は枢支ピン(図
示しない)を支点として開閉可能であり、可動ハンドル
151をa方向に回動すると、駆動軸154が後退して
閉じ、b方向に回動すると、駆動軸154が前進して開
くようになっている。
自在な駆動軸154が内挿されている。駆動軸154の
基端部は可動ハンドル151に連結され、先端部には前
記第1と第2の把持部147,148が連結されてい
る。第1と第2の把持部147,148は枢支ピン(図
示しない)を支点として開閉可能であり、可動ハンドル
151をa方向に回動すると、駆動軸154が後退して
閉じ、b方向に回動すると、駆動軸154が前進して開
くようになっている。
【0076】放熱シース146は先端部に複数のすり割
146aが設けられ、径方向にばね性を持っており、第
1と第2の把持部147,148に密着し、第1と第2
の把持部147,148の熱が放熱シース146に伝導
しやすく形成されている。
146aが設けられ、径方向にばね性を持っており、第
1と第2の把持部147,148に密着し、第1と第2
の把持部147,148の熱が放熱シース146に伝導
しやすく形成されている。
【0077】また、前記操作部本体152にはコネクタ
156が設けられ、このコネクタ156はケーブルを介
して電源装置(図示しない)に接続されている。また、
コネクタ156は駆動軸154を通って第1及び第2の
把持部147,148に電気的に接続されている。第1
と第2の把持部147,148にはヒータ147a,1
48aが内蔵されており、第1と第2の把持部147,
148を加熱するようになっている。
156が設けられ、このコネクタ156はケーブルを介
して電源装置(図示しない)に接続されている。また、
コネクタ156は駆動軸154を通って第1及び第2の
把持部147,148に電気的に接続されている。第1
と第2の把持部147,148にはヒータ147a,1
48aが内蔵されており、第1と第2の把持部147,
148を加熱するようになっている。
【0078】従って、電源装置から第1及び第2の把持
部147,148に設けられたヒータ147a,148
aに電流が通電され、ヒータ147a,148aが発熱
する。この状態で、可動ハンドル151によって駆動軸
154を後退させ、第1と第2の把持部147,148
を閉じて血管等の被処置部の生体組織を把持すると、ヒ
ータ147a,148aの発熱によって把持面の表面に
接触している血管等の被処置部の生体組織を凝固され
る。続いて、凝固部位を切開する場合には、第1及び第
2の把持部147,148のヒータ147a,148a
に切開電流が通電される。この状態で、各第1及び第2
の把持部147,148をさらに閉じると、生体組織の
凝固部位が切開される。
部147,148に設けられたヒータ147a,148
aに電流が通電され、ヒータ147a,148aが発熱
する。この状態で、可動ハンドル151によって駆動軸
154を後退させ、第1と第2の把持部147,148
を閉じて血管等の被処置部の生体組織を把持すると、ヒ
ータ147a,148aの発熱によって把持面の表面に
接触している血管等の被処置部の生体組織を凝固され
る。続いて、凝固部位を切開する場合には、第1及び第
2の把持部147,148のヒータ147a,148a
に切開電流が通電される。この状態で、各第1及び第2
の把持部147,148をさらに閉じると、生体組織の
凝固部位が切開される。
【0079】凝固、切開処置後、回転ノブ153を回転
して放熱シース146を前進させると、第1と第2の把
持部147,148は相対的に放熱シース146に引き
込まれ、放熱シース146の内周面に接触する。従っ
て、第1と第2の把持部147,148の熱は放熱シー
ス146によって短時間に放熱するため、第1の実施形
態と同様の効果がある。
して放熱シース146を前進させると、第1と第2の把
持部147,148は相対的に放熱シース146に引き
込まれ、放熱シース146の内周面に接触する。従っ
て、第1と第2の把持部147,148の熱は放熱シー
ス146によって短時間に放熱するため、第1の実施形
態と同様の効果がある。
【0080】図23は第13の実施形態を示し、第12
の実施形態の変形例である。挿入部としての駆動シース
160の先端部には開く方向に付勢された一対の把持部
161,162が設けられ、これら把持部161,16
2の把持面にはヒータ161a,162aが設けられて
いる。そして、駆動シース160が後退すると一対の把
持部161,162が開き、前進すると相対的に把持部
161,162が駆動シース160が引き込まれて閉じ
るようになっている。
の実施形態の変形例である。挿入部としての駆動シース
160の先端部には開く方向に付勢された一対の把持部
161,162が設けられ、これら把持部161,16
2の把持面にはヒータ161a,162aが設けられて
いる。そして、駆動シース160が後退すると一対の把
持部161,162が開き、前進すると相対的に把持部
161,162が駆動シース160が引き込まれて閉じ
るようになっている。
【0081】さらに、駆動シース160の内部には軸方
向に進退自在な放熱部材163が設けられ、手元操作部
(図示しない)の操作によって進退するようになってい
る。凝固、切開処置後、放熱部材163を前進させて第
1と第2の把持部161,162の間に介在させ、駆動
シース160を前進させて把持部161,162を閉じ
ることにより、放熱部材163をヒータ161a,16
2aで挟み込むことができる。従って、第1と第2の把
持部161,162の熱は放熱部材163によって短時
間に放熱するため、第1の実施形態と同様の効果があ
る。
向に進退自在な放熱部材163が設けられ、手元操作部
(図示しない)の操作によって進退するようになってい
る。凝固、切開処置後、放熱部材163を前進させて第
1と第2の把持部161,162の間に介在させ、駆動
シース160を前進させて把持部161,162を閉じ
ることにより、放熱部材163をヒータ161a,16
2aで挟み込むことができる。従って、第1と第2の把
持部161,162の熱は放熱部材163によって短時
間に放熱するため、第1の実施形態と同様の効果があ
る。
【0082】前記各実施形態によれば、次のような構成
が得られる。
が得られる。
【0083】(付記1)手元操作部と、この手元操作部
の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、先
端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝固
切開する発熱部を備えた手術器械において、凝固または
凝固切開時には前記発熱部が被処置部に接触するように
露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置部やその他
の組織に接触しないように非露出されることを特徴とす
る手術器械。
の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、先
端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝固
切開する発熱部を備えた手術器械において、凝固または
凝固切開時には前記発熱部が被処置部に接触するように
露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置部やその他
の組織に接触しないように非露出されることを特徴とす
る手術器械。
【0084】(付記2)前記発熱部は、手元操作部の操
作によって先端把持部の把持面に対して突没可能である
ことを特徴とする付記1記載の手術器械。
作によって先端把持部の把持面に対して突没可能である
ことを特徴とする付記1記載の手術器械。
【0085】(付記3)前記発熱部は、互いに対向する
一対からなり、先端把持部が閉じたときに面接触するこ
とを特徴とする付記1記載の手術器械。
一対からなり、先端把持部が閉じたときに面接触するこ
とを特徴とする付記1記載の手術器械。
【0086】(付記4)手元操作部と、この手元操作部
の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、先
端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝固
切開する発熱部を備えた手術器械において、凝固または
凝固切開操作する出力時に前記発熱部が露出状態に作動
し、非出力時に前記発熱部が被処置部やその他の組織に
接触しない非露出状態に作動する機構を備えたことを特
徴とする手術器械。
の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、先
端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝固
切開する発熱部を備えた手術器械において、凝固または
凝固切開操作する出力時に前記発熱部が露出状態に作動
し、非出力時に前記発熱部が被処置部やその他の組織に
接触しない非露出状態に作動する機構を備えたことを特
徴とする手術器械。
【0087】(付記5)前記機構の作動及び非作動を設
定可能な制御手段を設けたことを特徴とする付記4記載
の手術器械。
定可能な制御手段を設けたことを特徴とする付記4記載
の手術器械。
【0088】(付記6)生体組織を把持して生体組織を
凝固する発熱部を備えた把持部と、非把持時のみ前記把
持部が接触する放熱部とを備えたことを特徴とする手術
器械。
凝固する発熱部を備えた把持部と、非把持時のみ前記把
持部が接触する放熱部とを備えたことを特徴とする手術
器械。
【0089】(付記7)前記放熱部は、外表面が断熱材
で覆われていることを特徴とする付記6記載の手術器
械。
で覆われていることを特徴とする付記6記載の手術器
械。
【0090】(付記8)前記放熱部を冷却するための送
水または送気手段を有することを特徴とする付記6記載
の手術器械。
水または送気手段を有することを特徴とする付記6記載
の手術器械。
【0091】(付記9)前記放熱部は、前記把持部の開
閉動作に連動して進退することを特徴とする付記6記載
の手術器械。
閉動作に連動して進退することを特徴とする付記6記載
の手術器械。
【0092】(付記10)前記把持部は、手術器械本体
と熱的に絶縁されるように断熱材が配置されていること
を特徴とする付記6記載の手術器械。
と熱的に絶縁されるように断熱材が配置されていること
を特徴とする付記6記載の手術器械。
【0093】(付記11)前記発熱部は、前記把持部に
埋設された発熱素子であることを特徴とする付記6記載
の手術器械。
埋設された発熱素子であることを特徴とする付記6記載
の手術器械。
【0094】(付記12)手元操作部と、この手元操作
部の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、
先端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝
固切開する発熱部を備えた手術器械において、前記発熱
部が凝固または凝固切開操作時には被処置部に接触する
ようにシースから露出し、凝固または凝固切開操作時以
外は被処置部やその他の組織に接触しないように前記シ
ースに収納されるようにしたことを特徴とする手術器
械。
部の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、
先端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝
固切開する発熱部を備えた手術器械において、前記発熱
部が凝固または凝固切開操作時には被処置部に接触する
ようにシースから露出し、凝固または凝固切開操作時以
外は被処置部やその他の組織に接触しないように前記シ
ースに収納されるようにしたことを特徴とする手術器
械。
【0095】(付記13)前記シース内に、前記放熱部
を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする付記12
記載の手術器械。
を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする付記12
記載の手術器械。
【0096】(付記14)手元操作部と、この手元操作
部の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、
先端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝
固切開する発熱部を備えた手術器械において、前記発熱
部の近傍に移動可能な放熱手段を設けたことを特徴とす
る手術器械。
部の操作によって開閉する一対の先端把持部とを有し、
先端把持部の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝
固切開する発熱部を備えた手術器械において、前記発熱
部の近傍に移動可能な放熱手段を設けたことを特徴とす
る手術器械。
【0097】(付記15)前記放熱手段は、レバー部材
によって移動されることを特徴とする付記14記載の手
術器械。
によって移動されることを特徴とする付記14記載の手
術器械。
【0098】(付記16)前記放熱手段は、先端把持部
の開閉に応じて進退し、先端把持部が閉じた位置では後
退し、先端把持部が開いた位置では前進することを特徴
とする付記14記載の手術器械。
の開閉に応じて進退し、先端把持部が閉じた位置では後
退し、先端把持部が開いた位置では前進することを特徴
とする付記14記載の手術器械。
【0099】(付記15)前記放熱手段は、先端把持部
を覆うシース部材であることを特徴とする付記14記載
の手術器械。
を覆うシース部材であることを特徴とする付記14記載
の手術器械。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、凝固または凝固切開時には発熱部が被処置部に接触
するように露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置
部やその他の組織に接触しないように非露出されること
により、生体組織を把持する把持部を強制的に冷却及び
自然放熱を待つことなく、次の処置ができ、手術時間の
短縮を図ることができ、しかも構造的に簡単で小型、軽
量化を図ることができるという効果がある。
ば、凝固または凝固切開時には発熱部が被処置部に接触
するように露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置
部やその他の組織に接触しないように非露出されること
により、生体組織を把持する把持部を強制的に冷却及び
自然放熱を待つことなく、次の処置ができ、手術時間の
短縮を図ることができ、しかも構造的に簡単で小型、軽
量化を図ることができるという効果がある。
【図1】この発明の第1の実施形態を示す手術器械の全
体構成図。
体構成図。
【図2】同実施形態の把持部を一部切欠した側面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す手術器械の全
体構成図。
体構成図。
【図5】同実施形態の熱凝固切開鉗子の斜視図。
【図6】同実施形態の発熱部の露出状態を示し、(a)
は処置部の横断面図、(b)B−B線に沿う断面図。
は処置部の横断面図、(b)B−B線に沿う断面図。
【図7】同実施形態の発熱部の非露出状態を示し、
(a)は処置部の横断面図、(b)C−C線に沿う断面
図。
(a)は処置部の横断面図、(b)C−C線に沿う断面
図。
【図8】同実施形態のアクチュエータと発熱部の接続状
態を示す構成図。
態を示す構成図。
【図9】同実施形態の電源装置の電気回路図。
【図10】この発明の第3の実施形態を示し、(a)は
セラミックヒータの露出状態の側面図、(b)はセラミ
ックヒータの非露出状態の側面図。
セラミックヒータの露出状態の側面図、(b)はセラミ
ックヒータの非露出状態の側面図。
【図11】この発明の第4の実施形態を示すジョーの断
面図。
面図。
【図12】この発明の第5の実施形態を示し、(a)は
超音波凝固切開具の全体側面図、(b)は先端部の側面
図。
超音波凝固切開具の全体側面図、(b)は先端部の側面
図。
【図13】この発明の第6の実施形態を示す熱凝固処置
具の全体の側面図。
具の全体の側面図。
【図14】(a)(b)は同実施形態の先端部の縦断側
面図。
面図。
【図15】この発明の第7の実施形態を示す先端部の縦
断側面図。
断側面図。
【図16】この発明の第7の実施形態の変形例を示す先
端部の側面図。
端部の側面図。
【図17】この発明の第8の実施形態を示し、ジョーが
露出状態の熱凝固処置具の縦断側面図。
露出状態の熱凝固処置具の縦断側面図。
【図18】同実施形態のジョーが非露出状態の熱凝固処
置具の縦断側面図。
置具の縦断側面図。
【図19】この発明の第9の実施形態を示し、(a)
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図、(c)はD−D線に沿う断面図。
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図、(c)はD−D線に沿う断面図。
【図20】この発明の第10の実施形態を示し、(a)
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図、(c)はE−E線に沿う断面図。
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図、(c)はE−E線に沿う断面図。
【図21】この発明の第11の実施形態を示し、(a)
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図。
(b)は手術器械としての鋏型の熱凝固処置具の側面
図。
【図22】この発明の第12の実施形態を示し、(a)
は把持部が閉じた状態の手術器械の全体の構成図、
(b)は把持部が開いた状態の側面図、(c)は放熱シ
ースが前進した状態の側面図、(d)は(a)のF−F
線に沿う断面図。
は把持部が閉じた状態の手術器械の全体の構成図、
(b)は把持部が開いた状態の側面図、(c)は放熱シ
ースが前進した状態の側面図、(d)は(a)のF−F
線に沿う断面図。
【図23】(a)〜(c)は、この発明の第13の実施
形態を示す先端部の側面図。
形態を示す先端部の側面図。
1…熱凝固切開鉗子 6,7…ジョー 8…処置部 11…手元操作部 13…セラミックヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 浩司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 関野 直己 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 JJ11 KK03 KK04 KK14 KK15 KK25
Claims (1)
- 【請求項1】 手元操作部と、この手元操作部の操作に
よって開閉する一対の先端把持部とを有し、先端把持部
の少なくとも一方に生体組織を凝固または凝固切開する
発熱部を備えた手術器械において、 凝固または凝固切開時には前記発熱部が被処置部に接触
するように露出し、凝固または凝固切開時以外は被処置
部やその他の組織に接触しないように非露出されること
を特徴とする手術器械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180223A JP2001353165A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 手術器械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180223A JP2001353165A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 手術器械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001353165A true JP2001353165A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18681363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000180223A Withdrawn JP2001353165A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 手術器械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001353165A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003305051A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-28 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波処置具 |
JP2006187323A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Olympus Corp | 処置具及び医療用処置装置 |
WO2007072767A1 (ja) * | 2005-12-19 | 2007-06-28 | Nobuyuki Sakurazawa | 組織切開剥離具 |
WO2013190937A1 (ja) * | 2012-06-20 | 2013-12-27 | オリンパス株式会社 | 超音波処置具 |
WO2016085756A1 (en) * | 2014-11-25 | 2016-06-02 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Ultrasonic surgical instrument with blade cooling through retraction |
WO2016163450A1 (ja) * | 2015-04-10 | 2016-10-13 | オリンパス株式会社 | 医療機器 |
WO2016166817A1 (ja) * | 2015-04-14 | 2016-10-20 | オリンパス株式会社 | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 |
WO2016175038A1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | オリンパス株式会社 | 処置具 |
JP2016538068A (ja) * | 2013-11-26 | 2016-12-08 | エシコン・エンド−サージェリィ・エルエルシーEthicon Endo−Surgery, LLC | 外科用器具の超音波ブレードの遮蔽機構 |
US20180071010A1 (en) * | 2016-09-12 | 2018-03-15 | Kogent Surgical, LLC | Temperature monitoring electrosurgical system |
WO2021054933A1 (en) * | 2019-09-16 | 2021-03-25 | Bard Peripheral Vascular, Inc. | Microcavitation system, device, and ultrasonic probe assembly for generating directional microcavitation |
-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000180223A patent/JP2001353165A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003305051A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-28 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波処置具 |
JP2006187323A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Olympus Corp | 処置具及び医療用処置装置 |
JP4671685B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-04-20 | オリンパス株式会社 | 医療用処置装置 |
WO2007072767A1 (ja) * | 2005-12-19 | 2007-06-28 | Nobuyuki Sakurazawa | 組織切開剥離具 |
WO2013190937A1 (ja) * | 2012-06-20 | 2013-12-27 | オリンパス株式会社 | 超音波処置具 |
JP2016538068A (ja) * | 2013-11-26 | 2016-12-08 | エシコン・エンド−サージェリィ・エルエルシーEthicon Endo−Surgery, LLC | 外科用器具の超音波ブレードの遮蔽機構 |
US10433863B2 (en) | 2014-11-25 | 2019-10-08 | Ethicon Llc | Ultrasonic surgical instrument with blade cooling through retraction |
WO2016085756A1 (en) * | 2014-11-25 | 2016-06-02 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Ultrasonic surgical instrument with blade cooling through retraction |
CN106999204A (zh) * | 2014-11-25 | 2017-08-01 | 伊西康有限责任公司 | 通过回缩进行刀冷却的超声外科器械 |
CN106999204B (zh) * | 2014-11-25 | 2019-12-13 | 伊西康有限责任公司 | 通过回缩进行刀冷却的超声外科器械 |
WO2016163450A1 (ja) * | 2015-04-10 | 2016-10-13 | オリンパス株式会社 | 医療機器 |
US10786276B2 (en) | 2015-04-10 | 2020-09-29 | Olympus Corporation | Medical device |
JPWO2016163450A1 (ja) * | 2015-04-10 | 2017-04-27 | オリンパス株式会社 | 医療機器 |
CN107427313A (zh) * | 2015-04-10 | 2017-12-01 | 奥林巴斯株式会社 | 医疗设备 |
WO2016166817A1 (ja) * | 2015-04-14 | 2016-10-20 | オリンパス株式会社 | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 |
JP6062130B1 (ja) * | 2015-04-30 | 2017-01-18 | オリンパス株式会社 | 処置具 |
US10058378B2 (en) | 2015-04-30 | 2018-08-28 | Olympus Corporation | Treatment tool |
WO2016175038A1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | オリンパス株式会社 | 処置具 |
US20180071010A1 (en) * | 2016-09-12 | 2018-03-15 | Kogent Surgical, LLC | Temperature monitoring electrosurgical system |
WO2021054933A1 (en) * | 2019-09-16 | 2021-03-25 | Bard Peripheral Vascular, Inc. | Microcavitation system, device, and ultrasonic probe assembly for generating directional microcavitation |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7025763B2 (en) | Medical apparatus | |
JP3255885B2 (ja) | 医療用処置具 | |
JP4253540B2 (ja) | 医療器械 | |
JP3349139B2 (ja) | 凝固切開システム | |
JP4315557B2 (ja) | 医療用処置具 | |
JP3523839B2 (ja) | 手術器械 | |
JP4700715B2 (ja) | エネルギー処置具 | |
JP6250234B2 (ja) | 医療機器 | |
JPH08252260A (ja) | 拡張可能な切断部を備えた外科用手術具 | |
WO2013190937A1 (ja) | 超音波処置具 | |
JP2001353165A (ja) | 手術器械 | |
JP3746722B2 (ja) | 医療機器 | |
JP2003175054A (ja) | 高周波処置具 | |
JP2003144451A (ja) | 手術器械 | |
JP2001340349A (ja) | 手術器械 | |
JP2003135481A (ja) | 外科用手術具 | |
JP2002000614A (ja) | 手術器械 | |
JP2005058553A (ja) | 医療用処置具 | |
JP2004337187A (ja) | 超音波処置装置 | |
JP2004188012A (ja) | 医療器械 | |
JP2003093402A (ja) | 手術器械 | |
JP4315716B2 (ja) | 超音波処置装置 | |
JP4248884B2 (ja) | 超音波処置装置 | |
JP2002095676A (ja) | 高周波処置具 | |
JP4331504B2 (ja) | 超音波処置装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |