JP2003305051A - 超音波処置具 - Google Patents

超音波処置具

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JP2003305051A JP2002115240A JP2002115240A JP2003305051A JP 2003305051 A JP2003305051 A JP 2003305051A JP 2002115240 A JP2002115240 A JP 2002115240A JP 2002115240 A JP2002115240 A JP 2002115240A JP 2003305051 A JP2003305051 A JP 2003305051A
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    • A61B17/320068Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動による処置の直後に鉗子として使
用でき、かつ、手術部位をクリヤーに保つことができる
超音波処置具を提供する。 【解決手段】 超音波振動により生体組織を処置する超
音波処置具1は、超音波振動を発生する超音波振動子8
と、基端でこの超音波振動子8に接続され、先端に有す
る超音波処置部4aに超音波振動を伝達するプローブ4
と、このプローブ4をカバーするシース20と、このシ
ース20の先端部に配置され、超音波処置部4aに対し
て開閉可能に対峙して超音波処置部4aとの間で開閉操
作された際に超音波処置部4aとの間で生体組織を把持
する把持部材5と、この把持部材5と超音波処置部4a
との間で生体組織の把持・解放操作を行う操作手段7
と、この操作手段7の操作に対応させて把持部材5を駆
動させる把持部材駆動手段16と、シース20の内腔に
送気する送気手段9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、超音波処置具お
よび超音波処置装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から超音波振動を利用して生体組織
を凝固・切開(切除)する超音波処置具101を有する
超音波処置装置がある。図5に示すように、超音波処置
具101は電源111から電力を供給して超音波振動子
108から超音波を発生する。そして、この超音波振動
子108に接続され、パイプ状の吸引管路が形成された
プローブ104の先端部(超音波処置部)104aに超
音波振動を伝達している。さらに、この超音波処置部1
04aに対峙したジョー105との間で生体組織を把持
・開放して凝固・切開処置を行うようになっている。こ
のような凝固・切開を行うときのプローブ104の温度
は生体組織に対して高い数十度の高温になり、このよう
な温度によって生体組織が切開(切除)されるとともに
蛋白凝固される。 【0003】また、プローブ104の材質は比熱が大き
く、保熱能力が高いチタン合金が一般に使用されてい
る。このため、超音波振動を止めた後、プローブ104
の温度はすぐには下がり難くなっている。したがって、
超音波振動を利用した処置を行った直後には、処置を必
要としない生体組織の部位には特にプローブ104を触
れないようにすることが必要である。 【0004】一方、この超音波処置具101は鉗子とし
ても使用できるため、できれば超音波振動を利用した処
置の直後に鉗子としても利用したいという要望があっ
た。このような要望に応えるため、特開2000−23
994号公報に開示されているように、プローブを冷却
するための冷却水をプローブに沿って流すようになって
いる超音波処置具がある。冷却水として使用される水は
冷却効率が高いため、プローブの効率的な冷却という点
では有効である。 【0005】また、この技術のように生体組織を把持す
ることができるものではないが、特願2000−388
971号明細書に開示されているように、プローブを冷
却するために冷却水を流すことができるようになってい
る超音波処置具もある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手術時
においては、一般に手術部位をクリヤーに保つことが重
要であり、常時、吸引管などによって手術部位の切除片
やこの切除片から出る血液などの体液等を除去すること
に努めている。よって、上述のように冷却水を使用する
と、生体組織の処置部位に冷却水を流してしまうことに
なり、手術の妨げになる可能性があった。 【0007】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、超音波振動による処置の直後に鉗
子として使用でき、かつ、手術部位をクリヤーに保つこ
とができる超音波処置具を提供することを目的としてい
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の超音波振動を伝達するプローブの先端に
超音波処置部を有し、このプローブをカバーするシース
の先端部に前記超音波処置部との間で生体組織を把持す
る把持部材が前記超音波処置部に対して開閉可能に支持
された超音波処置具においては、前記シースの内腔に冷
却用の気体を送気する送気手段を設けたことを特徴とす
るものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図1ないし図4を参照しな
がらこの発明の好ましい実施の形態について説明する。 【0010】(構成)図1に示すように、超音波処置装
置は、主に超音波処置具1と、電源11と、超音波処置
具1および電源11を接続する電源ケーブル10とから
なる。 【0011】図1および図2に示すように、超音波処置
具1は、細長い挿入部2と、この挿入部2の基端部に設
けられた操作部3とを備えている。挿入部2には、パイ
プ状のシース20を備えている。このシース20と操作
部3との間には、段差部22を有し、シース20が操作
部3に比べて細径となっている。 【0012】また、操作部3の後端部には、超音波振動
子8が配設されている。この超音波振動子8の軸心部に
は、操作部3および挿入部2(シース20)の軸方向に
沿って貫通孔(図示せず)が形成されている。この超音
波振動子8の先端部には、プローブ4の基端部が連結さ
れている。プローブ4は、シース20内に挿通されてい
る。このプローブ4の先端部には、超音波振動子8から
生じる超音波振動を生体組織に伝達する超音波処置部4
aが形成されている。さらに、このプローブ4は、細径
パイプ状に形成されている。プローブ4の内腔は、超音
波振動子8の貫通孔に連通されている。このため、吸引
手段30(図3参照)を作動させて超音波処置部4aか
らプローブ4および超音波振動子8を通して例えば生体
内の切除片や生体から湧出する液体を体外に排出可能と
なっている。なお、このプローブ4は、超音波振動に対
する音響特性や強度の優位性、さらには生体適合性など
が高い、例えばチタン合金材などの金属材からなること
が好ましい。ところで、超音波振動子8の後端部には電
源ケーブル10の一端が接続されている。 【0013】また、図2に示すように、操作部3の一側
には、リング状の把持部6aを有する固定ハンドル6が
一体的に設けられている。この固定ハンドル6はその基
部から把持部6aにかけて挿入部2側に傾斜しているこ
とが好ましい。この固定ハンドル6の後端側には、対と
なっている可動ハンドル7が配設されている。この可動
ハンドル7は、操作部3の内部に基端部が、操作部3の
外部にリング状の把持部7aが設けられている。この可
動ハンドル7は、その基端部近傍で操作部3の軸方向お
よび固定ハンドル6に対して直交して操作部3に支持さ
れる第1の枢支部20aに枢支されている。したがっ
て、可動ハンドル7の把持部7aは、第1の枢支部20
aを支点として固定ハンドル6の把持部6aに対して近
接する方向と離隔する方向とに回動可能である。 【0014】そして、この可動ハンドル7の基端部に
は、操作部3および挿入部2の軸方向に沿って挿通する
牽引ワイヤ16の一端部が第1のワイヤ枢支部16aに
枢支されている。この第1のワイヤ枢支部16aは、上
述した第1の枢支部20aと同一方向に設けられてい
る。 【0015】また、挿入部2の先端部近傍には、やや操
作部3側寄りで、把持部材として超音波処置部4aに対
峙した位置にジョー5が配設されている。このジョー5
は、上述した牽引ワイヤ16の他端部で第2のワイヤ枢
支部16bに枢支されている。さらに、このジョー5
は、第2のワイヤ枢支部16bの近傍でかつ、操作部3
の固定ハンドル6に対して反対側の壁側で第1の枢支部
20aと同一方向の第2の枢支部20bに枢支されてい
る。 【0016】したがって、可動ハンドル7を回動させる
と、牽引ワイヤ16の第2のワイヤ枢支部16bはシー
ス20の軸方向に移動可能で、第2の枢支部20bを支
点としてジョー5が回動可能である。このため、可動ハ
ンドル7は牽引ワイヤ16の操作手段として設けられて
いる。また、ジョー5は超音波処置部4aに対して開閉
可能、すなわち、プローブ4と協働して生体組織を把持
・開放可能である。 【0017】また、この超音波処置具1には、プローブ
4に沿って冷却用のガスを送気する送気手段が設けられ
ている。この実施の形態では、可動ハンドル7の後側
で、超音波振動子8の前側には、送気口金9aが設けら
れ、この送気口金9aに送気チューブ9の一端部が接続
されている。 【0018】ところで、電源11の前面には、電源ケー
ブル10の他端が接続されるコネクタ11aと、ピンチ
バルブ12を開閉するバルブ開閉手段32(図3参照)
と、超音波処置具1の状態を表示する表示部26と、主
電源スイッチ28とを備えている。 【0019】上述した送気チューブ9の他端部は、ピン
チバルブ12に接続されている。さらに、このピンチバ
ルブ12には、体温程度の温度に調整されていることが
好適なCOガスが封入されたガスボンベ13が接続さ
れている。なお、このピンチバルブ12は、通常は閉位
置にある。 【0020】なお、ここで使用するガスの温度は低温の
方がもちろん冷却能力が高いが、あまり低温のガスを生
体内部に入れると患者に負担を強いてしまうおそれがあ
る。一方、あまり温度が高くても冷却効率が低くなるば
かりか、やはり患者に負担を強いることになる。したが
って、ガスの温度は体温に近い温度にしておくことが望
ましい。さらに、使用するガスは生体に対して影響が少
なく、電気メスなどを使用した場合にも安全であるCO
ガスが好ましい。 【0021】また、操作部3の後端部近傍には、超音波
振動子8を作動・停止させるモード切替スイッチ36
(図3参照)が設けられている。このモード切替スイッ
チ36は、ケーブル10を介して電源11のコネクタ1
1aに接続されている。このモード切替スイッチ36
は、例えば4つのモードを備えている。これらモードの
うち、第1の切替位置には、超音波振動子8などの超音
波処置具1の各部材の振動や吸引などの各種機能を停止
させる停止モードがある。また、第2ないし第4の切替
位置には、超音波振動子8を作動させる作動モードと、
この超音波振動子8を停止させる吸引モードおよび送気
モードとがそれぞれある。吸引モードは、処置前後の生
体組織部位の例えば切除部分などを吸引する吸引手段3
0を作動させて、体外に排出可能である。送気モード
は、ガスを操作部3およびシース20内に流入可能とす
る。このため、吸引モードおよび送気モードでは、停止
モードと同様に超音波振動子8を停止させる。 【0022】さらに、超音波振動子8およびプローブ4
にそれぞれ一端が、電源ケーブル10を介してコネクタ
11aにそれぞれ他端が接続される例えば熱電対などか
らなる第1および第2の温度測定手段38,40(図3
参照)が設けられている。これら温度測定手段38,4
0によって、超音波振動子8やプローブ4の温度を電源
11で計測し、表示部26で表示可能となっている。 【0023】さらに、電源11には、フットスイッチ1
4が接続されている。このフットスイッチ14が電源1
1に接続されると、電源11の一部は、フットスイッチ
14で操作可能となる。したがって、フットスイッチ1
4を踏むことによって、モード切替スイッチ36が作動
モードのときには、超音波振動子8が振動する。また、
吸引モードのときには、超音波振動子8の振動が停止
し、吸引手段30が作動する。さらに、送気モードのと
きには、ピンチバルブ12を開き、プローブ4に沿って
シース20内に後述するガスが送気される。もちろん、
停止モードのときには、フットスイッチ14を踏んでも
全ての機能は停止したままである。 【0024】また、電源11には、図3に示すように、
コントローラ34を備えている。このコントローラ34
には、上述した電源ケーブル10を介して超音波振動子
8と、モード切替スイッチ36と、吸引手段30とが接
続されている。さらに、コントローラ34には、バルブ
開閉手段32と、第1および第2の温度測定手段38,
40と、フットスイッチ14とが接続されている。 【0025】第1および第2の温度測定手段38,40
はコントローラ34に接続されているので、超音波振動
子8やプローブ4の温度を電源11のコントローラ34
で計測し、表示可能となっている。このため、モード切
替スイッチ36が作動モードのときに、プローブ4が所
定の温度以上の高温になると超音波振動子8の振動が停
止するようになっている。 【0026】さらに、このコントローラ34には、タイ
マー42が接続されている。このタイマー42によっ
て、モード切替スイッチ36が作動モードのときに、超
音波発振時間に制限を設けて、所定の時間の経過後、超
音波発振が自動的に停止するようになっている。さら
に、吸引モードおよび送気モードのときも同様に、吸引
時間に制限を設け、送気時間に制限を設けて、吸引や送
気が自動的に停止するようになっている。すなわち、こ
れらの制限時間の経過後、フットスイッチ14を踏んで
も超音波振動、吸引や送気が行われないようになってい
る。なお、これら振動、吸引や送気の動作が行えるよう
にする解除手段は、電源11もしくはモード切替スイッ
チ36の近傍に設けられていることが好ましい。 【0027】(作用)次に、このような超音波処置装置
の作用について図4を用いて説明する。初期状態におい
ては、モード切替スイッチ36を停止モードにしてお
き、電源11の主電源28を入れる。また、ピンチバル
ブ12が閉じており、超音波処置具1への送気が停止し
ていることを確認する。そして、モード切替スイッチ3
6を停止モードから作動モードに切替える。 【0028】なお、初期状態でピンチバルブ12を閉じ
ているのは、処置中に送気してしまうとプローブ4の温
度が低下し、適当な高温が必要な目的部位の蛋白凝固が
なされなくなってしまうおそれがあるからである。ま
た、気体で腹腔を膨らませて行う手術において、必要以
上の送気は手術の妨げになるためでもある。 【0029】そして、処置する生体組織の処置部位をプ
ローブ4の超音波処置部4aとジョー5との間に配置し
た後、可動ハンドル7の把持部7aを固定ハンドル6の
把持部6aに近接する方向に操作して牽引ワイヤ16を
操作部3の後端側に引っ張る。そして、ジョー5を超音
波処置部4aに対して閉じ、生体組織を把持する(ステ
ップS1)。次いで、フットスイッチ14を踏んで電源
11から電源ケーブル10を介して超音波振動子8に電
力を供給して超音波振動子8を振動させる(ステップS
2)。そして、超音波振動子8からプローブ4に超音波
振動を伝達し、このプローブ4の超音波処置部4aから
生体組織に超音波振動をさらに伝達してジョー5との間
に挟んだ生体組織の切開・切除や蛋白凝固などの処置を
行う。 【0030】生体組織の処置が終了した後、フットスイ
ッチ14を開放操作して電力の供給を止めて超音波振動
を停止させる(ステップS3)。次いで可動ハンドル7
を操作してジョー5を超音波処置部4aに対して開き、
生体組織を解放する。 【0031】そして、モード切替スイッチ36を吸引モ
ードに設定すると、吸引手段30が作動する。超音波処
置部4aから生体組織の処置片などを吸引し、超音波振
動子8の後端から外部に流出させて体外に排出し、処置
した部位をクリヤーにする。吸引モードは、電源11
(コントローラ34)に有するタイマー42によって、
所定の時間が経つと吸引が停止する。 【0032】また、超音波振動による処置を行ったこと
により、プローブ4は数十度になっている。そして、モ
ード切替スイッチ36を送気モードに設定し、フットス
イッチ14が開放されて電力の供給を止めたこと、ある
いは超音波振動が停止したことを電源11のコントロー
ラ34で検知し、ピンチバルブ12の開閉手段32が作
動してこのピンチバルブ12が開き、ガスボンベ13か
ら体温程度の温度を有するCOガスを操作部3および
シース20内に送気する(ステップS4)。このガスは
送気チューブ9を経由して操作部3およびシース20の
内部に流入し、超音波振動子8やプローブ4を冷却して
挿入部2(シース20)の先端から放出される。 【0033】その後、超音波振動子8やプローブ4の温
度が所定の温度まで下がったことが第1および第2の温
度測定手段38,40で検知されたとき、あるいは規定
の送気時間が経過したことがタイマー42で検知される
まで放置する(ステップS5)。そして、ピンチバルブ
12の開閉手段32が再び作動してこのピンチバルブ1
2を閉じて送気を停止し、気腹圧の上昇を防ぐ(ステッ
プS6)。 【0034】(効果)以上説明したように、この実施の
形態によれば、超音波振動を利用した処置が終了し次
第、速やかにプローブ4や超音波振動子8の温度を下げ
ることが可能となり、すぐに超音波処置具1を鉗子など
と同等に使用することが可能となる。したがって、手術
効率を高めることができる。 【0035】また、それぞれ超音波処置部4aによる処
置と処置との間にすぐにプローブ4の冷却を行うことが
できるので、次の処置に移っても生体組織を不用意に損
傷することを防止することができる。 【0036】さらに、切除片などを吸引した後であって
も、プローブ4に対して冷却水などの液体を使用しない
ので、生体内の処置した生体組織をクリヤーに保つこと
ができる。 【0037】なお、この実施の形態では、ガスを送気チ
ューブ9を用いてプローブ4に対して送気したが、プロ
ーブ4内の吸引に使用される挿通孔に同様なガスを流す
と、プローブ4の温度を効率的に下げることができ、よ
り速やかに使用することができる。 【0038】なお、この実施の形態では、上述の電源1
1の主電源28を入れるとき、モード切替スイッチ36
が停止モードの位置にあることが必要であることが好適
である。すなわち、停止モード以外のモードでは、主電
源28が入らないようになっていることが超音波処置具
1の安全上、好適である。 【0039】これまで、一実施の形態について図面を参
照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。 【0040】上記説明によれば、下記の事項の発明が得
られる。また、各項の組み合わせも可能である。 【0041】[付記] (付記項1) 超音波振動により生体組織を処置するた
めの機器において、超音波振動を生体組織に伝達するプ
ローブと、前記プローブとの間に生体を挟むためのジョ
ーと、前記プローブを覆うシースとを有し、前記シース
内に気体を流通させることができる超音波処置具。 【0042】(付記項2) 付記項1に記載の超音波処
置具であって、前記気体を前記プローブに接触させるこ
とができるもの。 【0043】(付記項3) 付記項1に記載の超音波処
置具であって、前記気体を選択的に流通させることがで
きるもの。 【0044】(付記項4) 付記項3に記載の超音波処
置具であって、前記気体は前記プローブが超音波振動を
している間は流通しないもの。 【0045】(付記項5) 付記項2に記載の超音波処
置具であって、気体を前記シース内への流通を開閉して
切替える開閉手段を有するスイッチを備えているもの。 【0046】(付記項6) 付記項5に記載の超音波処
置具であって、前記スイッチはモード切替スイッチであ
る。 【0047】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、超音波振動による処置の直後に鉗子として使用で
き、かつ、手術部位をクリヤーに保つことができる超音
波処置具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】好ましい実施の形態にかかる超音波処置装置を
示す概略図。 【図2】図1に示す超音波処置具の概略的な部分断面
図。 【図3】図1に示す超音波処置装置のブロック図。 【図4】好ましい実施の形態にかかる作用を説明するフ
ローチャート。 【図5】従来の技術にかかる超音波処置装置を示す概略
図。 【符号の説明】 1…超音波処置具、2…挿入部、3…操作部、4…プロ
ーブ、4a…超音波処置部、5…ジョー、6…固定ハン
ドル、7…可動ハンドル、8…超音波振動子、9a…送
気口金、9…送気チューブ、10…電源ケーブル、11
…電源、11a…コネクタ、12…ピンチバルブ、13
…ガスボンベ、14…フットスイッチ、16…牽引ワイ
ヤ、20…シース、30…吸引手段、32…バルブ開閉
手段、34…制御手段、36…モード切替スイッチ、3
8,40…温度測定手段、42…タイマー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 超音波振動を伝達するプローブの先端に
    超音波処置部を有し、このプローブをカバーするシース
    の先端部に前記超音波処置部との間で生体組織を把持す
    る把持部材が超音波処置部に対して開閉可能に支持され
    た超音波処置具において、 前記シースの内腔に冷却用の気体を送気する送気手段を
    設けたことを特徴とする超音波処置具。
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