JP2003079633A - 超音波手術器 - Google Patents

超音波手術器

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JP2003079633A
JP2003079633A JP2001278061A JP2001278061A JP2003079633A JP 2003079633 A JP2003079633 A JP 2003079633A JP 2001278061 A JP2001278061 A JP 2001278061A JP 2001278061 A JP2001278061 A JP 2001278061A JP 2003079633 A JP2003079633 A JP 2003079633A
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JP
Japan
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horn
electrode
cover part
high frequency
ultrasonic
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JP2001278061A
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Hideaki Tanaka
秀昭 田中
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのハンドピースで超音波手術と高周波焼
灼の両方が可能で、ホーンが劣化しにくい超音波手術器
を提供する。 【解決手段】 ホーン10を覆うカバーを固定カバー部
12と開閉カバー部14とに分け、術者の操作により開
閉カバー部14が固定カバー部12に対して開閉される
構成とする。開閉カバー部14の内側の面には、高周波
焼灼用のバイポーラ電極16を配設する。切断したい血
管等を開閉カバー部14とホーン10との間に挟み、バ
イポーラ電極16に高周波電力を供給することでその血
管等を焼灼・凝固し、その後振動子を駆動することで、
ホーン10により挟んだ血管等を切断することができ
る。高周波焼灼用の電極は開閉カバー部14に設けられ
るので、ホーン10を高周波電極として用いるものに比
べて、ホーン10の劣化を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波手術器に関
し、特に超音波手術器による組織切断部位の止血等の処
置のための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波手術器による組織切断部位の止血
などのため、従来より、電気メスなどを用いて切断部位
を焼灼又は凝固することが行われている。しかし、この
場合術者は、超音波手術器と電気メスを頻繁に持ちかえ
て作業しなければならず、作業効率が悪いという問題が
あった。特に、腹腔鏡下手術の場合、超音波手術器と電
気メスをトラカールを介して抜き差ししなければならな
いため、非常に手間がかかる。
【0003】これに対し、近年、超音波手術器のホーン
を高周波電極として利用することで、超音波手術と高周
波焼灼とを1つのハンドピースで実現した装置が開発さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホーンを高周
波電極として用いた場合、ホーンの耐久性が低下する可
能性があった。すなわち、高周波焼灼時には電極、すな
わちホーンの発熱が大きくなり、これがホーンの材質劣
化を招く。このため、超音波手術用のホーンのみとして
使用した場合に比べ、ホーンの劣化が激しくなる。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、ホーンの耐久性低下を招かずに、超音波手
術と組織焼灼又は凝固とを1つのハンドピースで実現で
きるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る超音波手術器は、超音波振動を発生す
るホーンと、そのホーンを覆うホーンカバーとを備える
超音波手術器において、前記ホーンカバーの一部を操作
者の操作に応じて開閉可能な開閉部として構成し、その
開閉部のホーン側の面に高周波処置用の電極を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】この構成では、開閉部とホーンとの間に対
象組織を挟んだ状態で電極に高周波電力を供給すること
で、対象組織に対して高周波処置を行うことができる。
【0008】ここで、高周波処置用の電極としては、バ
イポーラ電極やマイクロ波電極などを用いることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明に係る超音波手術器のハン
ドピースの要部を示す斜視図である。
【0011】図に示すように、このハンドピースでは、
ホーン10を覆うカバー(外套部)が固定カバー部12
と開閉カバー部14の2つの部分に分かれている。開閉
カバー部14は、開閉軸15によって固定カバー部12
に取り付けられており、その開閉軸15を中心に固定カ
バー部12に対して開閉自在に構成されている。固定カ
バー部12,開閉カバー部14は、プラスチックで形成
してもよいが、セラミックや金属などを用いれば剛性を
より高めることができる。
【0012】開閉カバー部14の開閉は、開閉カバー部
14をワイヤー22により行われる。ワイヤー22は、
固定カバー部12及び把持部20に沿って配設されたガ
イドチューブ24の中を通って、把持部20に設けられ
た開閉操作部(図示省略)まで導かれる。開閉カバー部
14はばね(図示省略)により開方向に付勢されてお
り、ワイヤー22を緩めると開閉カバー部14が開く。
逆にワイヤー22を引っ張ることにより、開閉カバー部
14を閉じることができる。ユーザは、把持部20を握
ってこの手術器を操作しているときに、手元の開閉操作
部を操作してワイヤー22を引っ張ったり緩めたりする
ことで、開閉カバー部14を閉じたり開いたりすること
ができる。なお、ここで示した開閉カバー部14の開閉
機構はあくまで一例であり、この代わりに他の様々な機
構を用いることができる。
【0013】開閉カバー部14の内面、すなわちホーン
10側の面には、高周波処置用のバイポーラ電極16が
設けられている。バイポーラ電極16は、図2に示すよ
うに、開閉カバー部14の内面に、長手方向に沿って配
設されている。バイポーラ電極16は、ハンドピース内
部(又はハンドピースの外側に沿って配設されたガイド
チューブ)を通る導線(図示省略)を介して超音波手術
装置本体部に設けられた高周波電源から電力供給を受け
る。
【0014】なお、ホーン10は、一般的な超音波手術
器のホーンと同じものであり、ハンドピースに内蔵され
た超音波振動子の振動を処置対象部位に伝える。本実施
形態では、ホーン10に電力を直接供給して高周波焼灼
等の処置に用いることはしない。
【0015】図3は、このハンドピースを、ホーン10
先端側から(すなわち図1に示した矢印A方向に)見た
状態を示す図である。この図を参照して、本実施形態の
装置の操作について説明する。
【0016】このハンドピースを用いて超音波手術を行
う場合は、図3(a)に示すように、開閉カバー部14
を固定カバー部12に対してぴったりとじ合わせる。こ
れにより、従来の超音波手術用ハンドピースと同様、ホ
ーン10の周囲がカバーによって覆われた状態となり、
ホーン10の先端部以外の部分が被検体組織に接触する
ことを防止できる。この状態で、術者が手術装置本体部
の操作パネルにて振動子駆動を指示すると、本体部から
ハンドピース内の振動子に駆動電力が供給され、超音波
手術が可能となる。この超音波手術の間、ホーンカバー
とホーン10との間(又は固定カバー部12に沿ってそ
の先端部まで導かれたチューブ)を通って洗浄水(例え
ば生理食塩水)が処置部位に供給される。供給された洗
浄水は、ホーン10先端部に開けられた吸引口10aか
ら吸引され、ハンドピース内のチューブを通って排出さ
れる。
【0017】一方、このハンドピースを用いて血管凝固
や組織焼灼などの処置を行う場合には、開閉カバー部1
4をいったん開いて、血管や組織などの処置対象100
をその開閉カバー部14とホーン10(及び固定カバー
部12)との間に挟み、開閉カバー部14を閉じて処置
対象を挟み込む(図3(b)参照)。この状態で、術者
が手術装置本体部の操作パネルにて高周波処置を指示す
ると、本体部からバイポーラ電極16に対して高周波電
力が供給され、2本のバイポーラ電極16間に高周波電
流が流れる。この高周波電流により、処置対象100が
焼灼又は凝固される。
【0018】本実施形態の超音波手術器では、一つのハ
ンドピースで、超音波手術と高周波処置の両方を行うこ
とができ、ハンドピース交換の手間などを省くことがで
きる。また、本実施形態では、超音波手術用のホーン1
0を高周波電極として用いないので、ホーンを高周波電
極として用いる従来装置に比べ、ホーンの耐久性を向上
させることができる。
【0019】また、本実施形態の超音波手術器では、図
3(b)のように処置対象100を挟んだ状態で高周波
処置を行って焼灼・凝固したのち、挟んだ状態のまま振
動子を駆動することで、処置対象100を切断すること
ができる。このような処置により、例えば血管や胆管を
クリップすることなく切断するなどの手術を実現するこ
とができる。
【0020】なお、以上では、高周波処置のための電極
としてバイポーラ電極16を用いたが、このほかに例え
ば図4に示すように、マイクロ波電極18を採用するこ
ともできる。バイポーラ電極16の場合は2つの電極が
必要であったが、マイクロ波電極18の場合は、1つだ
けを開閉カバー部14に配設すればよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超音波手術器のホーンカバーを開閉可能な構成とし、開
閉するカバーの内側に高周波処置用の電極を設けたこと
により、1つの手術器で超音波手術と高周波処置の両方
を実現できる。また、高周波処置時でも、ホーンに高周
波電力を供給しないので、ホーンの耐久性の低下を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超音波手術器の要部を示す斜視
図である。
【図2】 開閉カバー部をホーン側から見た様子を模式
的に示す図である。
【図3】 ハンドピースをホーン先端側から見た状態を
模式的に示す図である。
【図4】 ハンドピースをホーン先端側から見た状態を
模式的に示す図であり、バイポーラ電極の代わりにマイ
クロ波電極を用いた構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ホーン、12 固定カバー部、14 開閉カバー
部、16 バイポーラ電極、20 把持部、22 ワイ
ヤー、24 ガイドチューブ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動を発生するホーンと、そのホ
    ーンを覆うホーンカバーとを備える超音波手術器におい
    て、 前記ホーンカバーの一部を操作者の操作に応じて開閉可
    能な開閉部として構成し、その開閉部のホーン側の面に
    高周波処置用の電極を設けたことを特徴とする超音波手
    術器。
  2. 【請求項2】 前記電極は、バイポーラ電極であること
    を特徴とする請求項1記載の超音波手術器。
  3. 【請求項3】 前記電極は、マイクロ波電極であること
    を特徴とする請求項1記載の超音波手術器。
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