JP2001178734A - 電気処置システム - Google Patents

電気処置システム

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JP2001178734A JP2000197252A JP2000197252A JP2001178734A JP 2001178734 A JP2001178734 A JP 2001178734A JP 2000197252 A JP2000197252 A JP 2000197252A JP 2000197252 A JP2000197252 A JP 2000197252A JP 2001178734 A JP2001178734 A JP 2001178734A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のプローブを接続することができ、接続
されるプローブに応じて適切に送水、吸引手段を動作さ
せることのできる電気処置システムを提供する。 【解決手段】 超音波出力装置1に、超音波凝固切開用
ハンドピースや超音波吸引用ハンドピース等のハンドピ
ース5を選択的に接続可能とする。超音波出力装置1に
通信ケーブル3を介して送水吸引装置2を接続する。ハ
ンドピース5のコネクタ6内部にプローブ識別用抵抗2
2を設ける。超音波出力装置1は、プローブ識別部13
でプローブ識別用抵抗22の抵抗値に応じて接続された
ハンドプローブを識別し、この識別したハンドプローブ
に応じて制御部11で送水吸引装置2との連動の可否を
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気的に治療のため
の処置を行う電気処置システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波電流を通電して治療のため
の処置を行う電気メス装置や超音波を利用して治療のた
めの処置を行う超音波処置装置等の電気処置装置が広く
用いられるようになった。
【0003】例えば、特許2578250号の超音波処
置装置では、ハンドピース、プローブ、超音波出力、送
水部、吸引部から構成されている。ハンドピースに付設
されている抵抗は、又はダイオードにより、ハンドピー
スの種類の検知する。又、接続されたプローブの特性を
微弱な出力で測定することにより、プローブの種類を検
知する。ハンドピース、プローブの種類に応じて、上
記、超音波出力、送水量、吸引量が自動的に設定される
使用が容易な医療機器が開示されている。
【0004】また、特開2000−250号の電気メス
装置では、電極に付設されている抵抗により、接続され
た電極の種類を検知する。そして、その電極の種類に応
じたモードで、電気メスを出力する。モードは、低イン
ピーダンス用、中インピーダンス用、高インピーダンス
用の3種類を切り換えることが可能である。これによ
り、使用する電極に応じた、最適な出力モードが自動的
に選択される医療機器が開示されている。
【0005】また、特開平6−178780号は、焼灼
装置と気腹装置に関するもので、焼灼装置の出力に連動
して、気腹装置が体腔内の焼灼により発生した煙を吸引
して、代わりにガスを送気することで、体腔内の視野を
クリアに保つ機器が開示されている。
【0006】また、特開平5−49647号の超音波手
術装置では、ハンドピースに付設された記録媒体状に、
ハンドピースの使用時間、電圧電流入力に対する振動変
換効率、発熱量などのモニタ結果を記録できる機器が開
示されている。
【0007】特許2578250号、特開2000−2
50号は、超音波手術装置、電気メス装置において、ハ
ンドピースを機器に接続すると、ハンドピースの種類を
検知して、ハンドピースを使用する上で好適な出力設
定、送水設定、吸引設定、出力モード等を自動的に制御
されるものである。
【0008】機器が超音波手術装置だけ、電気メス装置
だけであればよいが、最近、技術の進歩、手技及び機器
の複雑化にともない、ハンドピースを使用する場合で
も、ひとつの機器だけでなく、複数の機器を同時に制御
する必要がある。
【0009】その例として、特開平6−178780号
では電気メス装置と気腹装置の連動制御が開示されてい
る。
【0010】ここでは、電気メス出力により発生する煙
を体腔内から除去するため、出力に連動して、気腹装置
が煙を吸引して、その分のガスを送気するものである。
ここでは、電気メス装置と気腹装置は連動することが前
提となっている、つまり、内視鏡下手術用のハンドピー
スを使用することが前提となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際には、電
気メスを皮膚の切開、凝固に使用するときもあり、この
ときの内視鏡下で使用しないため、出力と連動して気腹
装置が動作しては困る。そのため、電気メスを内視鏡下
で使用しないときは、その都度、電気メス装置と気腹装
置を切り離すことが必要であった。手術現場では、この
ような機器は、ひとつの台車等にまとめられ接続されて
いるため、その都度、接続変更するなど、使用者にとっ
て、煩雑である問題があった。
【0012】特開平5−49647号で開示されている
内容では、過去の使用履歴が分かり、メンテナンス上、
都合がよいが、これから使用するときには、ユーザが各
機器に対して、設定及び接続等を再度行わなくてはなら
ない煩雑は、上記特開平6−178780号の場合と同
様の課題となる。
【0013】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、接続されたハンドピースに応じて、
そのハンドピースに対応した機器の動作を制御して、接
続変更の作業や設定の作業を軽減できる電気処置システ
ムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】処置用のハンドピースを
治療機器に接続すると、ハンドピースの種類を認識し
て、そのハンドピースに対応した機器が必要な制御を行
う。また、その機器の設定は、そのハンドピースに対応
した設定が自動的にされる。このようにすることで、ユ
ーザは各機器の接続、特に意識することも、使用したい
ハンドピースを接続するだけで、処置に必要な機器の動
作が制御される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図4は本発明の第1の実施
の形態に係り、図1は第1の実施の形態の超音波手術シ
ステムを示す機能ブロック図、図2はコネクタの概略構
成図、図3は超音波凝固切開プローブの概略構成図、図
4は超音波吸引プローブ接続時の超音波手術システムの
概略構成図である。第1の実施の形態では、電気処置シ
ステムとして超音波手術を行う超音波手術システムの場
合で説明する。
【0016】本実施の形態の超音波手術システムは、図
1に示すように、超音波凝固切開用ハンドピースや超音
波吸引用ハンドピース等のハンドピース5が選択的に接
続され、この接続されたハンドピース5に対して超音波
駆動信号を出力可能な超音波出力装置1と、この超音波
出力装置1に通信ケーブル3を介して接続され、前記ハ
ンドピース5に対して送水・吸引可能な送水吸引装置2
と、を備えて構成されている。
【0017】ここで、ハンドピース5として、例えば超
音波凝固切開用ハンドピース5Aは、図3に示すよう
に、シース52の基端側内部に超音波振動子51を備
え、この超音波振動子51で発生した超音波振動が、図
示しない伝達棒等を介して、シース52の先端に突設さ
れたはさみ状プローブ53の固定刃53aに伝達される
ようになっている。また、前記シース52の先端には前
記はさみ状プローブ53の可動刃53bが設けられ、こ
の可動刃53bはシース52に設けられたハンドル54
に連動して固定刃53aに対する開閉動作を行うように
なっている。
【0018】また、ハンドピース5として、例えば超音
波吸引用ハンドピース5Bは、図4に示すように、シー
ス56の基端側内部に超音波振動子55を備え、この超
音波振動子55で発生した超音波振動が、シース56の
先端部に突出された吸引用プローブ57に伝達されるよ
うになっている。また、前記シース56及び吸引用プロ
ーブ57の内部には図示しない送水路及び吸引路が設け
られ、これら送水路及び吸引路は、シース56から延出
された送水チューブ58及び吸引チューブ59にそれぞ
れ連通されている。
【0019】また、前記シース52,56の基端部から
は、超音波駆動信号を前記超音波振動子51,55に伝
達するためのケーブル7が延出され、このケーブル7
は、端部に設けられたコネクタ6を介して、超音波出力
装置1の出力ポート15に接続可能となっている。
【0020】図2に示すように、前記コネクタ6には、
超音波出力装置1から出力される超音波駆動信号をケー
ブル7に伝達するための駆動信号伝達ピン20と、ハン
ドピース5のプローブに関する情報を超音波出力装置1
に伝達するためのプローブ識別ピン21とが設けられて
いる。
【0021】また、前記コネクタ6の内部には、プロー
ブに応じて異なる抵抗値に設定されたプローブ識別用抵
抗22が設けられ、このプローブ識別用抵抗22は前記
プローブ識別ピン21に接続されている。尚、前記プロ
ーブ識別ピン21は、シース52,56内に設けてもよ
く、この場合、プローブ識別用抵抗22はケーブル7を
介してプローブ識別ピン21に接続される。
【0022】前記超音波出力装置1は、接続されたハン
ドピース5に対して超音波駆動信号を出力可能な超音波
駆動信号出力部10と、この超音波駆動信号出力部10
の制御を行う制御部11と、超音波出力装置1にコネク
タ8を介して着脱自在に接続され超音波ON/OFF切
換等を行うフットスイッチ9や図示しない他のスイッチ
類等からの操作信号を検出するスイッチ検出部12と、
プローブ識別用抵抗22の抵抗値を検出して接続された
ハンドピース5(プローブ)の種類を識別するプローブ
識別部(プローブ識別手段)13と、送水吸引装置2と
の間でデータの送受信を行う通信部14と、を備えて構
成されている。
【0023】また、前記送水吸引装置2は、送水チュー
ブ58を介してハンドピース5に生理食塩水等を送水可
能な送水部30と、処置した生体組織や体液等を吸引チ
ューブ59を介して吸引可能な吸引部31と、これら送
水部30,吸引部31の制御を行う制御部32と、コネ
クタ36を介して送水吸引装置2に着脱自在に接続され
たフットスイッチ35や図示しない他のスイッチ類等か
らの操作信号を検出するスイッチ検出部33と、超音波
出力装置1との間でデータの送受信を行う通信部34と
を備えて構成されている。
【0024】なお、前記フットスイッチ35は、前記フ
ットスイッチ9と同様に超音波ON/OFF切換を行う
ためのものであるが、その他に、送水のみのON/OF
F切換機能、吸引のみのON/OFF切換機能をも有す
る。従って、このフットスイッチ35は、送水のみのO
N/OFF切換、吸引のみのON/OFF切換を行う必
要がない場合には省略可能である。
【0025】ここで、前記超音波出力装置1と前記送水
吸引装置2との間で送受信されるデータの内容は、ハン
ドピース5の種類、送水吸引装置2の連動制御の要否、
送水吸引装置2の送水量,吸引圧及び異常種類等の制御
情報、超音波出力装置1の超音波出力の設定値及び異常
種類等の制御情報、フットスイッチ9のON/OFF情
報、等である。
【0026】次に本実施の形態の作用を説明する。超音
波凝固切開処置を行う場合には、術者は、先ず、コネク
タ6を介して超音波出力装置1に超音波凝固切開用ハン
ドピース5Aを接続する。次いで、術者は、ハンドル5
4の操作によりはさみ状プローブ53を開閉動作させ、
生体組織を把持する。この状態で、フットスイッチ9を
操作して超音波振動子51を駆動することにより、把持
された生体組織は超音波振動によって凝固、切開され
る。
【0027】一方、超音波吸引処置を行う場合には、術
者は、先ず、コネクタ6を介して超音波出力装置1に超
音波吸引用ハンドピース5Bを接続するとともに、超音
波吸引用ハンドピース5Bの送水チューブ58及び吸引
チューブ59を送水吸引装置2に接続する。次いで、術
者は、吸引用プローブ57を生体組織に当接し、フット
スイッチ9あるいは35を操作して超音波振動子55を
駆動することにより、生体組織は破砕、乳化される。
【0028】このとき、同時に、送水吸引装置2が連動
制御され、送水チューブ58を介して生理用食塩水等の
冷却水が吸引用プローブ57に送水されるとともに、吸
引チューブ59を介して前記冷却水が吸引される。これ
により、吸引用プローブ57の発熱防止、生体組織の洗
浄、破砕、乳化された生体組織や冷却水(洗浄液)の吸
引が行われる。また、フットスイッチ35の操作によ
り、送水のみ、あるいは吸引のみを行うことができる。
【0029】(超音波出力装置1,送水吸引装置2の作
用)超音波出力装置1にハンドピース5が接続される
と、超音波出力装置1は、先ず、プローブ識別部13に
よって、接続されたハンドピース5(プローブ)の種類
を識別する。すなわち、プローブ識別部13は、ハンド
ピース5に対してプローブ識別信号を出力し、ハンドピ
ース5からの応答により、ハンドピース5の種類を識別
する。
【0030】具体的には、プローブ識別部13は、プロ
ーブ識別ピン21に対して定電流を出力し、プローブ識
別用抵抗22で発生する電圧を検出することによって、
ハンドピース5の種類を識別する。または、プローブ識
別部13は、プローブ識別ピン21に対して交流電流を
出力し、プローブ識別用抵抗22で発生する交流電圧を
検出することによって、ハンドピース5の種類を識別す
る。
【0031】次いで、超音波出力装置1は、制御部11
において、ハンドピース5の種類に応じて、送水吸引装
置2の超音波出力装置1との連動制御の要否を決定し、
この連動制御の要否に関する信号を、通信部14を介し
て送水吸引装置2に出力する。
【0032】この場合、プローブ識別部13によって、
接続されたハンドピース5が超音波凝固切開用ハンドピ
ース5Aであると識別されると、制御部11は、送水吸
引装置2に対し連動制御の解除信号を出力する。そし
て、この状態で、スイッチ検出部12がフットスイッチ
9からの超音波ON信号を検出すると、制御部11は超
音波駆動信号出力部10を介して超音波振動子51に超
音波駆動信号を出力する。このとき、送水吸引装置2か
ら仮に異常信号が入力されたととしても、超音波振動子
51の駆動は中断されることはない。
【0033】一方、プローブ識別部13によって、接続
されたハンドピース5が超音波吸引用ハンドピース5B
であると識別されると、制御部11は、送水吸引装置2
に対して連動制御を許可する信号を出力する。そして、
この状態で、スイッチ検出部12あるいは33が、フッ
トスイッチ9あるいは35からの超音波ON信号を検出
すると、制御部11は超音波駆動信号出力部10を介し
て超音波振動子55に超音波駆動信号を出力する。
【0034】同時に、制御部32は、超音波出力装置1
に連動して送水部30,吸引部31を駆動し、送水,吸
引制御を行う。このとき、送信吸引装置2に異常が発生
した場合には、制御部11は、超音波振動子55への超
音波駆動信号の出力を直ちに中止する。同様に、超音波
出力装置1に異常が発生した場合には、制御部32は、
送水および吸引を直ちに中止する。
【0035】ここで、送水吸引装置2では、図示しない
スイッチ類等により送水量、吸引圧が設定され、スイッ
チ検出部33で検出したスイッチ類の状態に応じて、制
御部32が、送水部30からの送水量、吸引部31での
吸引圧を制御する。
【0036】また、送水吸引装置2では、プローブ識別
部13で検出したプローブ識別信号に応じて、予めメモ
りに格納されている送水量、吸引圧を読み出して、送水
部30及び吸引部31を制御することもある。
【0037】本実施の形態は以下の効果を有する。この
ような本実施の形態によれば、超音波出力装置に接続さ
れたハンドピース(プローブ)の種類を識別し、この識
別されたハンドピースの種類に応じて、超音波出力装置
と送水吸引装置との連動制御の要否を決定するので、超
音波を出力した際に、意図しない送水、吸引機能が動作
することがなく、また、プローブの種類に応じて超音波
出力装置と送水吸引装置とを接続し直す等の煩雑な作業
を行う必要がないため、超音波手術時の作業性を向上す
ることができる。
【0038】また、接続されたハンドピースに応じて連
動制御を選択的に行うことにより、超音波出力装置や送
水吸引装置に異常が発生したときに、単体の装置しか使
用しないハンドピースが他の装置の異常状態による影響
を受けることがない。
【0039】次に本発明の第1の実施の形態の変形例を
図5に示す超音波手術システムの概略構成図を参照して
説明する。上述の第1の実施の形態では、ハンドピース
5のプローブの種類を識別するプローブ識別部13を設
け、このプローブ識別部13で識別されたプローブの種
類に応じて超音波出力装置1が送水吸引装置2との連動
制御の要否を決定していたのに対し、本変形例では、プ
ローブ識別部13、プローブ識別ピン21、及び、プロ
ーブ識別用抵抗22を廃止し、これらに代えて、図示の
ように、超音波出力装置60に、術者が人為的に切換制
御を行うための連動制御スイッチ61が設られている。
【0040】また、本変形例の超音波手術システムは、
同時に複数のハンドピース5を接続可能な出力切換装置
(出力切換手段)70を有する。前記出力切換装置70
は、ケーブル72を介して超音波出力装置60の出力ポ
ート15に接続可能な入力ポート71と、複数(図示の
例では3個)のハンドピースを同時に接続可能な出力ポ
ート73と、各出力ポート73に近接して配設され、使
用する出力ポート73(ハンドピース5)を選択的に切
換可能な出力ポート選択スイッチ74と、を備えて構成
されている。これら超音波出力装置60、出力切換装置
70、及び、送水吸引装置2は、通信ケーブル76を介
して互いに接続されている。
【0041】また、前記出力切換装置70の出力ポート
73には、例えば図示のように、超音波凝固切開用ハン
ドピース5Aや超音波吸引用ハンドピース5Bが、出力
ポート数の範囲内で、コネクタ6を介して着脱自在に接
続されている。
【0042】また、接続されたハンドピースが超音波吸
引用ハンドピース5Bのような、送水、吸引機能を備え
たハンドピースである場合には、そのハンドピースの送
水チューブ58及び吸引チューブ59が送水吸引装置2
に接続される。
【0043】次に本変形例の作用を説明する。超音波凝
固切開処置を行う場合には、術者は、先ず、出力ポート
選択スイッチ74を操作して超音波凝固切開用ハンドピ
ース5Aが接続された出力ポート73を選択する。次い
で、術者は、連動制御スイッチ61を操作して送水吸引
装置2の超音波出力装置60との連動制御をOFFす
る。さらに、術者は、ハンドル54の操作によりはさみ
状プローブ53を開閉動作させ、生体組織を把持する。
この状態で、フットスイッチ9を操作して超音波振動子
を駆動することにより、把持された生体組織は超音波振
動によって凝固、切開される。
【0044】一方、超音波吸引処置を行う場合には、術
者は、先ず、出力ポート選択スイッチ74を操作して超
音波吸引用ハンドピース5Bが接続された出力ポート7
3を選択する。次いで、術者は、連動制御スイッチ61
を操作して送水吸引装置2の超音波出力装置60との連
動制御をONする。さらに、術者は、吸引用プローブ5
7を生体組織に当接し、フットスイッチ9を操作して超
音波振動子を駆動することにより、生体組織は破砕、乳
化される。
【0045】このとき、同時に、送水吸引装置2が連動
制御され、送水チューブ58を介して生理用食塩水等の
冷却水が吸引用プローブ57に送水されるとともに、吸
引チューブ59を介して前記冷却水が吸引される。これ
により、吸引用プローブ57の発熱防止、生体組織の洗
浄、破砕、乳化された生体組織や冷却水(洗浄液)の吸
引が行われる。
【0046】このとき、超音波出力装置60や送水吸引
装置2等で異常が発生した場合には、その旨を通信ケー
ブル76を介して各装置に送受信し、超音波出力などの
制御を中止し、ユーザーに告知する。
【0047】本変形例は以下の効果を有する。このよう
な本変形例によれば、連動制御スイッチを設けることに
より、術者が直接連動要否の判断を行い、設定を行うこ
とができる。
【0048】また、出力切換装置を付加することによ
り、単一の超音波出力装置に複数のハンドピースを同時
に接続することができ、操作性が向上する。また、連動
制御を選択できることにより、送水吸引装置を、プロー
ブに対応して、超音波出力装置から外す必要がなくな
る。
【0049】ここで、図中に破線で示すように、超音波
出力装置60に設けた連動制御スイッチ61に代えて、
送水吸引装置2に連動制御スイッチ(連動切換手段)2
3を設けるか、あるいは、出力切換装置70に連動制御
スイッチ75を設けてもよい。このような構成において
も、上述の効果と同様な効果を得ることができる。特
に、出力切換装置70の各出力ポート73毎に連動制御
スイッチ75を設けた場合、各出力ポート73毎に予め
連動制御のON/OFFを設定することができ、操作性
がより向上する。
【0050】なお、本変形例において、上述の第1の実
施の形態と同様、超音波出力装置60にプローブ識別部
を設けた構成としてもよい。この場合には、上述の第1
の実施の形態で得られる効果に加え、複数の種類が異な
るハンドピースを同時に接続して使用することもでき
る。
【0051】ところで、上述の第1の実施の形態及び変
形例は、複数のハンドピース5を使用する際に、送水吸
引装置2の連動制御要否を決定することでユーザーにと
って使い勝手のよい超音波手術システムを実現するもの
であるが、複数の超音波吸引用ハンドピース5Bを使用
する場合には、送水吸引装置2に送水チューブ58及び
吸引チューブ59を接続し直す必要があった。
【0052】この点に鑑み、操作性をより向上すること
のできる超音波手術システムの実施の形態を、以下の第
2の実施の形態で説明する。図6は本発明の第2の実施
の形態における出力切換装置の概略図である。
【0053】本実施の形態における超音波手術システム
では、上述の変形例で示した出力切換装置70に代え
て、図示のように、出力切換装置80を備えて構成され
ている。この出力切換装置80は、ケーブル72を介し
て図示しない超音波出力装置の出力ポートに接続可能な
入力ポート71と、複数(図示の例では2個)のハンド
ピースを同時に接続可能な出力ポート73と、各出力ポ
ート73に近接して配設された送水ピンチバルブ84及
び吸引ピンチバルブ85と、各出力ポート73に近接し
て配設され、使用する出力ポート73(ハンドピース
5)を選択的に切換可能な出力ポート選択スイッチ74
と、を備えて構成されている。
【0054】前記送水ピンチバルブ84は、一端側の中
途が送水ピンチバルブ84に対応して複数に分岐された
送水チューブ81を介して、図示しない送水吸引装置の
送水部に着脱自在に接続されている。また、吸引ピンチ
バルブ85は、一端側の中途が吸引ピンチバルブ85に
対応して複数に分岐された吸引チューブ82を介して、
図示しない送水吸引装置の吸引部に着脱自在に接続され
ている。
【0055】また、前記出力切換装置80の出力ポート
73には、例えば図示のように、超音波吸引用ハンドピ
ース5Bが、出力ポート数の範囲内で、コネクタ6を介
して着脱自在に接続されている。この場合、前記超音波
吸引用ハンドピース5Bの送水チューブ58及び吸引チ
ューブ59は、送水ピンチバルブ84及び吸引ピンチバ
ルブ85を介して、送水吸引装置に接続される。なお、
図示しないが、前記出力切換装置80の出力ポートに7
3には、超音波凝固切開用ハンドピース5Aも接続可能
である。
【0056】次に本実施の形態の作用を説明する。出力
ポート選択スイッチ74により、超音波吸引用ハンドピ
ース5Bが接続された出力ポート73が選択されると、
出力切換装置80は、送水ピンチバルブ84及び吸引ピ
ンチバルブ85を切り換えて、選択された出力ポート7
3に対応する送水ピンチバルブ84及び吸引ピンチバル
ブ85のみを開放し、図示しない送水吸引装置の送水部
及び吸引部に連通する。
【0057】これにより、超音波吸引用ハンドピース5
Bが接続された出力ポート73が選択されたときのみ、
超音波出力に連動した送水及び吸引、あるいは、フット
スイッチに応じた送水及び吸引動作が可能となる。
【0058】本実施の形態は以下の効果を有する。この
ような本実施の形態によれば、上述の各実施の形態で得
られる効果に加え、複数の超音波吸引用ハンドピース5
Bを使用する場合に、ケーブル7の再接続が不要となる
ばかりか、送水チューブ58及び吸引チューブ59の再
接続が不要となり、より一層、操作性を向上することが
できるという効果を奏する。
【0059】(第3の実施の形態)次に図7ないし図9
を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。図7
ないし図9は本発明の第3の実施の形態に係り、図7は
第3の実施の形態の超音波手術システムの全体構成を示
し、図8は超音波出力装置の動作内容を示し、図9は変
形例の送水吸引装置の構成を示す。図7に示す超音波手
術システム101は超音波駆動信号を出力すると共に出
力制御を行う超音波出力装置102と、この超音波出力
装置102と通信ケーブル108を介して接続され、送
水、吸引を行う送水吸引装置103と、術者が把持して
超音波処置を行う超音波処置具として、例えば超音波出
力装置102及び送水吸引装置103と着脱自在に接続
され、超音波による吸引処置を行う超音波吸引プローブ
104と、超音波出力装置102と着脱自在に接続さ
れ、超音波による凝固及び切開処置を行う超音波凝固切
開プローブ105と、送水吸引装置103と接続され、
超音波出力装置102の制御操作を行う2連フットスイ
ッチ106と、超音波出力装置102及び送水吸引装置
103の両装置に対する制御操作を行う3連フットスイ
ッチ107とからなる。
【0060】図7では超音波出力装置102及び送水吸
引装置103に超音波吸引プローブ104が接続されて
おり、この場合には超音波吸引手術装置が構成され、超
音波出力装置102に超音波凝固切開プローブ105を
接続した場合には超音波凝固切開手術装置が構成され
る。
【0061】超音波吸引プローブ104を接続した場合
には、超音波振動により先端処置部104aから吸引処
置を行うことができる。また、超音波凝固切開プローブ
105の場合にはハンドル部105aを操作することに
より、挟み状の先端処置部105bを開閉して挟んだ組
織部分を凝固或いは切開することができる。
【0062】超音波出力装置102は通信ケーブル10
8を介して送水吸引装置103(の通信部121)と双
方向の通信を行う通信部111と、この通信部111と
接続され、この通信制御などを行う制御部112と、こ
の制御部111と接続されてその出力量が制御される超
音波出力部113と、この超音波出力部113の出力端
と接続され、出力開閉を行う出力開閉部114と、フッ
トスイッチの操作を検知するスイッチ検知部115と、
接続される超音波処置具、より具体的には少なくとも超
音波吸引プローブ104或いは超音波凝固切開プローブ
105であるかを識別するプローブ識別部116と、エ
ラー表示等を行う表示部117とを有する。
【0063】出力開閉部114の出力端にはコネクタ受
けが設けてあり、このコネクタ受けには各超音波プロー
ブのコネクタが着脱自在で接続される。つまり、このコ
ネクタ受けには超音波吸引プローブ104に接続された
超音波駆動出力ケーブル118aのコネクタ119aと
超音波凝固切開プローブ105に接続された超音波駆動
出力ケーブル118bのコネクタ119bが選択的に着
脱自在で接続される。また、コネクタ受けにはプローブ
識別部116の入力端が接続され、このプローブ識別部
116はコネクタ受けに接続されるコネクタ119i
(i=a又はb)によりこのコネクタ119iを設けた
超音波プローブを識別し、制御部112に識別した結果
を送り、制御部112はこれに応じた制御動作を行う。
【0064】この識別は、超音波吸引プローブ104及
び超音波凝固切開プローブ105のコネクタ119iに
識別用の固有の抵抗が設けてあり、プローブ識別部11
6はその抵抗に電流を流し、発生する電圧を測定或いは
比較器等で比較して、接続された超音波プローブが超音
波吸引プローブ104或いは超音波凝固切開プローブ1
05であるかの超音波プローブの種別を認識する。この
ため、種別(超音波による処置機能)の異なる超音波プ
ローブのコネクタはそれぞれ抵抗値が異なる識別用抵抗
が接続されている。
【0065】この識別情報により後述するように送水吸
引装置103を連動させるかこれを禁止するかを決定す
る。また、この識別した情報により、接続されたプロー
ブに対する動作パラメータ、例えば超音波出力する際の
駆動周波数、駆動出力の上限及び下限等の切替を制御す
ることも可能である。また、出力開閉部114にはフッ
トスイッチのスイッチON/OFF(ペダルスイッチO
N/OFF)を検知したスイッチ検知部115からの情
報が入力され、この情報に応じてこの出力開閉部114
を構成するリレースイッチを開閉(ON/OFF)す
る。
【0066】超音波出力装置102と通信ケーブル10
8で接続される送水吸引装置103は超音波出力装置1
02の通信部111とスイッチ検知部115とそれぞれ
通信ケーブル108及びスイッチケーブル120で接続
される通信部121と、この通信部121と接続され、
通信制御等を行う制御部122と、この制御部122に
より制御され、吸引動作を行う吸引部123と、この制
御部122により制御され、送水動作を行う送水部12
4と、制御部122と接続され、2連スイッチ106の
スイッチON/OFFを検知及び3連スイッチ107の
スイッチON/OFFを検知するスイッチ検知部12
5、126と、エラー表示等を行う表示部127とを有
する。
【0067】超音波出力装置102の通信部111と送
水吸引装置103の通信部121はそれぞれ固有のID
情報発生部を有し、通信ケーブル108で接続された相
手方機器にID情報を送り、かつ相手方の機器から送信
されるID情報を受信して、接続された相手方の機器を
種別を含めて識別することができる。
【0068】スイッチ検知部125、126の各コネク
タ受けには2連スイッチ106及び3連スイッチ107
の各コネクタ128、129が着脱自在で接続される。
2連フットスイッチ106は設定出力ペダル106aと
100%出力ペダル106bとからなり、一方3連フッ
トスイッチ107は送水ペダル107a、吸引ペダル1
07b、(超音波の)出力ペダル107cとからなる。
【0069】送水、吸引管路を持つ超音波吸引プローブ
104に接続される吸引チューブ131、及び送水チュ
ーブ132の後端の吸引口金133、送水口金134は
それぞれ吸引部123及び送水部124の吸引口金受け
及び送水口金受けにそれぞれ着脱自在で接続される。
【0070】そして、送水部124から送水チューブ1
32を介して超音波吸引プローブ104に液体を供給
(送液)できると共に、吸引チューブ131を介して送
液した液体、体液等の流体を吸引チューブ131を介し
て吸引部123に吸引回収できるようにしている。
【0071】これに対し、超音波凝固切開プローブ10
5は超音波駆動出力ケーブル118bのコネクタ119
bが超音波出力装置102に着脱自在で接続され、送水
吸引装置103に接続される送水機構及び吸引機構を有
しない。
【0072】このため、本実施の形態では超音波出力装
置102と送水吸引装置103とを通信ケーブル108
で接続した場合には、通信部111と121とでのID
情報(このID情報は機器の種別の情報も含む)の送受
で、互いに接続された相手方の機器の種別を識別し、超
音波出力装置102と送水吸引装置103との両機能を
通信ケーブル108及びスイッチケーブル120により
伝達して連動した制御動作させることを可能とすると共
に、プローブ識別部116のプローブ識別情報に基づい
て、超音波出力装置102に超音波プローブとして超音
波吸引プローブ104が接続された場合にはこの連動の
制御動作を行うようにし、一方、超音波凝固切開プロー
ブ105が接続された場合にはこの連動禁止する制御動
作(連動制御を禁止する動作)をするようにしているこ
とが特徴となっている。
【0073】上記2連フットスイッチ106は超音波出
力装置102のみに関係するスイッチであり、3連フッ
トスイッチ107は送水吸引装置103と超音波出力装
置102とに関連するスイッチである。
【0074】そして、プローブ識別部116により超音
波出力装置102に超音波吸引プローブ104が接続さ
れていることを識別すると、制御部112は通信ケーブ
ル108を介して送水吸引装置103の制御部122に
対して連動制御を行う信号を送り、これを受けて制御部
122は超音波出力装置102と連動制御する状態とな
る。この場合には、送水吸引装置103の制御部122
は超音波出力装置102と送水吸引装置103との両機
能に関連する3連フットスイッチ107の操作のみを受
付け、超音波出力装置102の機能のみに関連する2連
フットスイッチ106の操作を受け付けない制御動作を
行う状態となる。
【0075】一方、プローブ識別部116により超音波
出力装置102に超音波強固切開プローブ105が接続
されていることを識別すると、制御部112は通信ケー
ブル108を介して送水吸引装置103の制御部122
に対して連動制御を禁止する信号を送り、これを受けて
制御部122は超音波出力装置102と連動制御を禁止
する状態となる。この場合には、送水吸引装置103の
制御部122は2連フットスイッチ106の操作のみを
受付け、3連フットスイッチ107の操作を受け付けな
い状態となる。そして、2連フットスイッチ106が操
作された場合、その操作を単に超音波出力装置102側
に伝え、超音波出力装置102側はその2連フットスイ
ッチ106が操作された場合に対応する制御動作を行
う。
【0076】このように超音波処置具としての超音波プ
ローブの識別情報に基づく信号が超音波出力装置102
側から送水吸引装置103に送られ、送水吸引装置10
3はその送られた信号により、連動制御と連動禁止の制
御を行う。このため、送水吸引装置103に連動制御用
の3連フットスイッチ107と連動禁止用2連フットス
イッチ106とを接続した状態で、送られた信号によ
り、対応するフットスイッチ側の操作を受け付けるよう
になる。従って、ユーザが使用する超音波プローブに応
じてフットスイッチの選択的な接続及び使用しないフッ
トスイッチの取り外し等を行わなくても済み、使い勝手
が良い構成にしている。
【0077】次に超音波手術システム101の動作を説
明する。超音波出力装置102を通信ケーブル108で
送水吸引装置103に接続すると、通信部111と12
1とで通信を行い、接続された相手方の機器を識別す
る。通信はシリアル、或いはパラレルのいずれでも良
い。
【0078】両装置(機器)とも接続されていないと
き、一定の間隔毎に自分のIDを送信する。相手方の機
器が接続していないときには、何も返答が無いため、接
続されていないと認識する。
【0079】相手方の機器が接続されているときには、
その機器からIDが返信されてくる。これにより、相手
方の機器が接続されているのか否か、どの機器と接続さ
れているのかを認識できる。又、上記IDのやり取り
は、接続された後も、一定の間隔で実施することで、一
度接続された機器が、外された否か、通信が正常に行わ
れるかといった物理的な異常を検知できる。
【0080】超音波出力装置102側では図8のステッ
プS1に示すように通信により送水吸引装置103が接
続されたか否かを判断し、接続されていない場合にはス
テップS2に示すように超音波出力装置102単独での
制御動作になる。
【0081】一方、送水吸引装置103が接続されてい
ると判断すると、ステップS3の接続された機器のID
変化がないか否かを判断し、さらにステップS4のプロ
ーブ識別部116によりこの超音波出力装置102に超
音波プローブが接続されたか否かを判断し、接続される
のを待ち、接続された場合にはステップS5に示すよう
にその超音波プローブが超音波吸引プローブ104か否
かの判断を行い、これに該当する場合には、ステップS
6の送水吸引装置103に連動制御の信号を送り、ステ
ップS7の送水吸引装置103と連動制御処理を行い、
ステップS3に戻る。送水吸引装置103はステップS
6の信号が送られると、超音波出力装置102と共に、
連動制御を行う状態となる。
【0082】ステッップS5において、超音波出力装置
102に接続された超音波プローブが超音波吸引プロー
ブ104でなく、ステップS8に示すように超音波凝固
切開プローブ105と判断した場合にはステップS9に
示すように制御部112は送水吸引装置103に連動制
御を禁止する信号を送り、ステップS10に示すように
送水吸引装置103と連動制御を禁止して超音波出力装
置102単独処理を行い、ステップS3に戻る。
【0083】送水吸引装置103はステップS9の信号
が送られると、超音波出力装置102と連動制御を行う
ことを禁止する状態となり、2連フットスイッチ106
によるスイッチ操作を受け付ける状態となる(この場合
には、2連フットスイッチ106を直接スイッチ検知部
115に接続したような動作を行うようになる)。
【0084】また、ステップS8において、超音波凝固
切開プローブ108でもない場合にはその場合に対応し
て設定される所定の処理を行う。例えば、超音波吸引プ
ローブ104と超音波凝固切開プローブ105のみに対
応する設定の場合にはエラー処理を行うようにしても良
い。
【0085】また、ステップS3で接続機器のID変化
がある場合には、ステップS12の通信エラーの処理を
行う。この場合には、エラーが発生した機器(装置)で
のみ表示部でエラー表示を行い、他の機器でエラー表示
は行わない。但し、他の機器がエラー状態のとき、他の
機器が動かす制御は動作しないため、スイッチを受け付
けない。
【0086】これにより、使用者にどの機器でエラーが
起きているのかを容易に認識させ、操作性を向上させ
る。超音波出力装置102がエラーのときは、超音波出
力装置102のみが表示部117でエラー表示を行い、
その動作が停止する。送水吸引装置103の3連フット
スイッチ7の送水ペダル107aを踏んだときに、送水
部124は通常動作をする。吸引ペダル107bを踏ん
だときには、吸引部123は通常動作をする。
【0087】出力ペダル107cを踏んだときには、超
音波出力ができないため、出力ペダル107cの操作を
受け付けない、又、出力ペダル107cを踏んだときに
は送水吸引装置103も表示部127でエラー表示を行
い、制御不能を使用者に告知する。送水吸引装置103
がエラーのときは、送水吸引装置103のみがエラー表
示を行い、その動作が停止する。
【0088】2連フットスイッチ106の設定出力ペダ
ル106aを踏んだとき、かつ、スイッチ検知部12
5、制御部122、通信部121に異常がないときは、
超音波出力部113から設定された超音波出力が出され
る。
【0089】又、100%出力ペダル106bを踏んだ
ときも出力値以外、上記と同様の制御となる。ただし、
上記、スイッチ検知部125、制御部122、通信部1
21に異常があったときには、どのペダルも受け付けな
い。
【0090】又、3連フットスイッチ107は全てのペ
ダルを受け付けない。すなわち、連動制御すべき(連動
制御要の)超音波プローブ、3連フットスイッチ107
で制御する超音波プローブ種別のときには、送水吸引装
置103がエラーのときには、どの制御も動作せず、連
動制御禁止(不要)の超音波プローブ、2連フットスイ
ッチ106で制御する超音波プローブ種別のときには、
送水吸引装置103がエラーのときには、超音波出力制
御に対して、エラーがないときには、超音波出力が可能
な制御する。
【0091】連動要のときは、超音波出力装置102、
送水吸引装置103のどちらか一方でもエラーが発生し
たときには、出力等の制御を停止する。又、連動不要の
ときには、超音波出力装置102のエラーが発生したと
きのみ、出力等の制御を停止する。また、エラー発生
時、どの機器が故障、異常かを認識できるように、エラ
ーが発生している機器のみエラー表示を行い、エラー解
除のための操作性を向上する。
【0092】上記ステップS7の連動制御処理の状態に
なると送水吸引装置103は3連フットスイッチ107
によるスイッチ操作のみを受け付ける。そして、2連フ
ットスイッチ106の情報は受け付けない。これによ
り、意図しない100%出力を禁止できる(但し、超音
波プローブによっては、2連フットスイッチ106を受
け付ける様に拡張性を設けても良く、その場合には識別
情報で、フットスイッチの入力可否を決定する)。そし
て、3連フットスイッチ107の送水ペダル107aを
踏んだ場合、送水部124より、送水チューブ132を
介して、超音波吸引プローブ104に送水される。
【0093】また、吸引ペダル107bを踏んだ場合、
超音波吸引プローブ104に吸引チューブ131を介し
て、吸引部123より、送水液、血管、組織等を吸引す
る。出力ペダル107cを踏んだ場合、通信部121か
ら通信部111及びスイッチ検知部115に伝えられ、
通信部111には出力ペダル107cが踏まれている旨
を伝える。
【0094】また、スイッチ検知部115には、設定出
力ペダル106aが踏まれたときと同じ情報が伝えら
れ、この情報は制御部112と出力開閉部114に送ら
れ、超音波出力装置102は超音波出力部113から出
力開閉部114を通して設定された超音波出力を超音波
吸引プローブ104に出力するように制御する。
【0095】一方、連動制御が禁止された状態では、送
水吸引装置103は2連フットスイッチ106によるス
イッチ操作のみを受け付ける。そして、2連フットスイ
ッチ106によるスイッチ操作がされると、送水吸引装
置103はその操作信号をスイッチ検知部125,制御
部122を経て超音波出力装置102のスイッチ検知部
115に送り、このスイッチ検知部115での検知結果
に応じた制御動作を行う。
【0096】つまり、この場合には2連フットスイッチ
106を送水吸引装置103のスイッチ検知部125に
接続しないで、超音波出力装置102のスイッチ検知部
115に接続したのと同様の作用をする。スイッチ検知
部115によるスイッチ検知の情報は制御部112に送
られると共に、出力開閉部114にその情報がハードウ
ェアにより入力され、その情報に基づいて出力開閉部1
14の出力開閉を制御する。
【0097】例えばスイッチがONの時は出力ラインか
ら超音波駆動信号を出力し、OFFの時には超音波駆動
信号が出力されないように閉じる。制御部112と共
に、スイッチ検知の情報で出力開閉の制御動作も行うこ
とにより、装置故障等による意図しない出力を禁止し、
誤動作をより確実に防止できるようにしている。
【0098】2連フットスイッチ106における設定出
力ペダル106aを踏んでONした時には設定した値の
超音波出力が超音波出力部113から出力される。10
0%出力ペダル106bを踏んでONした時には、設定
した値によらず、100%の超音波出力が超音波出力部
113から出力されることになる。
【0099】このように本実施の形態では、超音波出力
装置102に接続される超音波プローブが送水吸引手段
の機能を連動させる必要がある超音波プローブであるか
否かを識別し、その識別により送水吸引手段の機能を連
動させる必要がある超音波プローブが接続された場合に
は連動させ、連動させることが不用な超音波プローブが
接続された場合には連動を禁止して超音波手術ができる
使い勝手の良い超音波手術システムを実現できる。
【0100】なお、通信ケーブル108による送水吸引
装置103との接続をしないで、超音波出力装置102
に凝固切開用超音波プローブ105を接続して送水吸引
機能を有しない超音波凝固切開手術装置として単独で使
用する場合には、スイッチ検知部115に2連フットス
イッチ105を接続して使用することもできる。
【0101】この場合、2連フットスイッチ106のス
イッチON/OFFをスイッチ検知部115で検知し、
制御部112に伝え、超音波出力部113から超音波駆
動する超音波駆動信号が出力され、超音波凝固切開プロ
ーブ105内の図示しない超音波振動子を超音波振動さ
せて超音波による凝固、切開処置を行うことができる。
また、送水吸引装置103は通信ケーブル108で超音
波出力装置102と接続しない場合には、送水吸引装置
103単独で使用することもできる。
【0102】また、送水吸引装置103と超音波出力装
置102とを通信ケーブル108で接続しない場合に
は、超音波出力装置102に超音波吸引プローブ104
を接続し、また送水吸引装置103に超音波吸引プロー
ブ104の吸引チューブ131、送水チューブ132を
接続して超音波出力装置102と送水吸引装置103そ
れぞれを独立的に使用することもできる。
【0103】図7の構成では超音波出力装置102で超
音波出力設定を可能としたが、図9に示す変形例の送水
吸引装置103′のように、超音波出力設定部136を
設け、3連フットスイッチ107での超音波出力設定が
可能としても良い。このとき超音波出力装置102側の
スイッチ検知部115との通信の役割は、フットスイッ
チがONになっているか否かを認識させ、出力開閉部1
14を制御することのみである。
【0104】超音波出力の設定情報は、すべて通信部1
21と通信部111を介して行われる。3連フットスイ
ッチ107の出力ペダル107cが踏まれる毎に、その
出力設定情報とフットスイッチが踏まれている情報を伝
える。ただし、出力設定情報とフットスイッチON情報
は、一部重複する情報であり、高速通信のため、出力設
定情報のみ通信しても良い。このとき、意図しない出力
を防止するため、データをチェックサム等のエラー検知
を行うことで、より一層の誤動作を防止する機能を高め
ることができる。
【0105】以上のべたように本実施の形態は以下の効
果を有する。超音波出力装置102と送水吸引装置10
3を組み合わせて使用することで、システム性が拡張で
き、安価で、複数の超音波プローブを使用できる。使用
する超音波プローブ種別により、自動的に送水吸引装置
103の連動制御又は連動制御禁止が選択されるため、
使用者にとって煩雑でなく、操作性(使い勝手)が良
い。
【0106】また、複数の機器を使用してもエラー装置
を認識し易い。また、ひとつの機器でエラーが発生して
も、必要最小限の機器、機能が正常で有れば、その機能
を実現できる。又、その制御は自動的に行われるため、
使用者にとって操作性が良い。
【0107】(第4の実施の形態)次に第3の実施の形
態で示した超音波吸引プローブ104と超音波凝固切開
プローブ105等を同時に接続して超音波手術を行うこ
とが可能な第4の実施の形態の超音波手術システムを図
10を参照して説明する。図10は本実施の形態におけ
る主要部の構成を示し、ここでは1つの超音波出力を3
つのポートから選択された1つのポートを介して供給可
能とする装置である。
【0108】本実施の形態は図7の第3の実施の形態に
おける超音波出力装置102に図10に示す出力切替装
置141が接続ケーブル142を介して接続され(但
し、送水吸引装置103は図9の送水吸引装置103′
を使用)、この出力切替装置141のポート143a、
143b、143cにはそれぞれ超音波吸引プローブ1
04、(第1の)超音波凝固切開プローブ105、この
超音波凝固切開プローブ105とは例えばパワーが異な
る第2の超音波凝固切開プローブ109の各超音波駆動
出力ケーブル118a、118b、118cの各後端の
コネクタ119a、119b、119cがそれぞれ接続
される。
【0109】また、この出力切替装置141には実際に
動作させる超音波プローブが接続されたポートを選択的
に切り替えるポート切替スイッチ144が接続される。
そして、このポート切替スイッチ144の操作により、
ポート切替操作を行うと、そのポート切替操作により、
出力切替装置141内の出力切替スイッチ検知部145
はどのポート143j(j=a、b、c)が選択された
かを判別する。その判別情報により、出力切替スイッチ
検知部145は出力切替装置141内の出力切替部14
6の切替を行い、接続ケーブル142を介してこの出力
切替部146から超音波駆動出力が実際に供給されるポ
ート143jを選択する。
【0110】また、本実施の形態では、各ポート143
jは超音波プローブ側に超音波駆動出力を供給するライ
ンの他に、コネクタ119jの識別用抵抗を検出する検
出用ラインとも接続されている。そして、ポート切替ス
イッチ144で3つのポート143a、143b、14
3cの中から(実際に超音波処置を行おうとする)任意
の1つのポート143k(kはa,b,cの任意の1
つ)を選択した場合、出力切替スイッチ検知部145は
そのポート143kに超音波駆動出力を供給するライン
に切替え設定すると共に、そのポート143kに接続さ
れた検出用ラインも接続ケーブル142を介してプロー
ブ識別部116と接続されるようにし、そのポート14
3kに接続されたコネクタ119kの識別用抵抗を検出
可能にしている。このため、接続ケーブル142も超音
波駆動出力を供給するラインの他に、検出用ラインも備
えている。
【0111】従って、本実施の形態においても、ポート
切替スイッチ144により、例えばポート143aを選
択してこれに接続された超音波吸引プローブ104を選
択した場合には、そのコネクタ119aの識別用抵抗に
より、プローブ識別部116はそれを検知して制御部1
12に送り、この制御部112はさらに送水吸引装置1
03側の制御部122に連動制御を行う信号を送り、連
動制御を行うことができるようにする。
【0112】また、ポート切替スイッチ144により、
例えばポート143b或いは143cを選択してこれに
接続された超音波凝固切開プローブ105或いは109
を選択した場合には、そのコネクタ119b或いは11
9cの識別用抵抗により、プローブ識別部116はそれ
を検知して制御部112に送り、この制御部112はさ
らに送水吸引装置103側の制御部122に連動制御を
禁止する信号を送り、連動制御を禁止する状態での制御
動作を行うことができるようにする。
【0113】次に本実施の形態による動作を説明する。
通常、超音波吸引プローブは出力30%程度の低出力で
使用される。一方、超音波凝固切開プローブは、凝固を
重視するときには設定70%、切開を重複するときには
100%で使用する。
【0114】第4の実施の形態の変形例の送水吸引装置
103′の超音波出力設定部136でも設定できるよう
にすることで、例えば、超音波出力設定部136の設定
は30%にして、超音波出力装置102の図示しない設
定部では70%と設定するようにする。
【0115】このようにすることで、超音波吸引プロー
ブ104を使用するときには、3連フットスイッチ10
7の出力ペダル107cを踏むことで超音波出力設定部
136で設定した超音波出力及び、送水、吸引が動作す
る。
【0116】又、超音波凝固切開プローブ105、10
9を使用するときには、2連フットスイッチ106の設
定出力ペダル106a、100%出力ペダル106bを
踏むことで、超音波出力装置102(の設定部)で設定
した70%及び100%の出力が得られるようにでき
る。
【0117】上記のようにすることで、超音波吸引プロ
ーブ104及び超音波凝固切開プローブ105、109
といった異なる出力設定が必要なプローブでも、同時
に、かつ、安易な操作で使用することが可能となる。そ
の他は第3の実施の形態と同様の効果がある。
【0118】ところで、超音波手術処置では、プローブ
により、電気メス処置もできるものがある。例えば、特
開平9−38098号公報。ただし、同時に超音波出
力、電気メス出力をすると侵襲度が大きいため、通常、
電気メス出力をしている場合には、超音波出力を停止す
る制御を行う。この電気メス出力を検知すると、超音波
出力を停止する機能を利用して、その情報を例えば図7
の送水吸引装置103に送り、送水、吸引動作も停止す
るような制御を行うようにしても良い。但し、図7の波
出力装置102は電気メスの出力機能も備えた装置とす
る。
【0119】一方、そのプローブが超音波吸引機能を有
するプローブの場合には連動制御させ、超音波凝固切開
機能を有する場合には連動制御を禁止させる。このよう
にすると、超音波出力装置102では、プローブにより
電気メス出力を行うとその電気メス検知情報を、送水吸
引装置103にも伝えることにより、送水、吸引も同様
に停止する。本変形例によれば、電気メスの機能を備え
た場合にも適用できる。
【0120】(第5の実施の形態)次に図11ないし図
19を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。
図11ないし図19は本発明の第5の実施の形態に係
り、図11は第5の実施の形態の電気処置システムの全
体構成を示し、図12は電気メス装置の構成を示し、図
13は超音波出力装置の構成を示し、図14は送水吸引
装置の構成を示し、図15は気腹装置の構成を示し、図
16は種類が異なる電気メス用ハンドピースを示し、図
17は種類が異なる超音波用ハンドピースを示し、図1
8は接続されるハンドピースを判別する部分の構成を示
し、図19はハンドピースに記憶部を設けて、その記憶
部の記憶情報を読み出して機器の動作パラメータの設定
を行うようにした変形例を示す。以下、本電気処置シス
テムの構成等を説明する。
【0121】図11に示す第5の実施の形態の電気処置
システム151は、内視鏡装置152を備えた電気処置
システムとなっている。撮像素子を内蔵した内視鏡15
3は、照明光を発生する光源装置154と撮像素子に対
する画像処理を行う画像処理装置155と接続され、画
像処理装置155に接続されたモニタ156には、内視
鏡画像が表示される。
【0122】また、この電気処置システム151は処置
用ハンドピース157等が接続される医療機器としての
電気メス装置161、超音波出力装置162及び送水吸
引装置163と、気腹等を行うトロッカ159が接続さ
れる気腹装置164、さらに上記画像処理装置155、
光源装置154、電気メス装置161、超音波出力装置
162、送水吸引装置163、気腹装置164はコント
ローラ165と通信を行う通信ケーブル166で接続さ
れている。
【0123】図11では、処置用ハンドピース157は
例えば電気メス用ハンドピース157m(ここでmは図
16のa〜dを示す。つまり、m=a〜d)の場合を示
し、電気メス用ハンドピース157mは電気メス装置1
61と送水吸引装置163に接続されているが、図17
に示す超音波処置用ハンドピース157n(n=e〜
h)の時には、超音波出力装置162に接続される。
【0124】電気メス用ハンドピース157mが電気メ
ス装置161に接続された場合には、図12で説明する
ように接続されたハンドピース157mの種類が判別さ
れる。判別結果は通信ケーブル166を介してコントロ
ーラ165に送られ、判別結果に応じて、コントローラ
165は単独の機器のみを動作させるか複数の機器を連
動動作させるかの制御信号を送る。
【0125】例えば、判別されたハンドピース157m
が複数の機器で連動動作を行うタイプのハンドピースの
場合には通信ケーブル166を介して連動動作を行う複
数の機器に制御信号が送られ、連動動作を行う状態にな
る。図11の場合には例えば電気メス装置161と送水
吸引装置163とにコントローラ165から(連動動作
を行わせる)制御信号が送られ、これらが連動動作を行
う。
【0126】そして、(図12の出力スイッチ176を
ONすると、)電気メス装置161からの出力が、ハン
ドピース157mに供給され、ハンドピース157mに
より組織を切開、凝固等の処置をすることができる。ま
た、ハンドピース157mが図16のハンドピース15
7cであると、送水吸引装置163からの送水が、ハン
ドピース157cに供給され、ハンドピース157cに
より組織を洗浄、冷却する。また、ハンドピース157
cにより、腹腔内の液体を吸引する。
【0127】トロッカ159は、気腹装置164に接続
され、体腔内の腹腔圧を一定に保ち、電気メス装置16
1による出力、超音波出力装置162による出力の際に
発生する煙を腹腔内から除去する動作をする。また、コ
ントローラ165は通信ケーブル166で各機器と接続
することにより、制御信号等を送受信することで、各機
器の状態を把握し、また、各機器の制御が可能となる。
【0128】このようにして、ハンドピース157mが
接続された機器による治療を行う際に、その治療の処置
に必要な単数或いは複数の機器のみを動作、設定するこ
とが可能となる。ここでは、コントローラ165で、全
ての機器を集中制御しているが、各機器同士が通信を行
い、分散した制御を行っても同様の作用、効果が得られ
る。
【0129】図12は、本実施の形態に使用する電気メ
ス装置161の構成を示す。電気メス装置161として
は、他に必要な構成要素もあるが、ここでは割愛し、目
的を達成するための特徴的な構成を重点的に示す。電気
メス装置161の出力は、出力スイッチ176のON/
OFF操作より制御され、その状態がスイッチ検知部1
75で検出される。
【0130】検知されたON/OFF信号が制御部17
1に入力され、この制御部171からの制御により発振
部172から電気メス出力の波形の信号が生成される。
その出力信号が増幅部173で増幅され、高周波大電力
の電気メス出力信号となり、ハンドピース157mを経
て、治療のための処置が行われる組織に供給される。出
力スイッチ176は、通常、切開スイッチ、凝固スイッ
チの2つから構成される。
【0131】また、ハンドピース157mを電気メス装
置161に接続すると、ハンドピース判別部174によ
り、どのような種類のハンドピースが接続されたかが判
別され、判別結果が制御部171に入力される。制御部
171は判別結果を通信ケーブル166でコントローラ
165に送る。コントローラ165は判別結果により、
動作させる機器を制御する制御信号を送ると共に、動作
パラメータの設定を制御する。
【0132】ハンドピース157mの種類の判別方法と
しては、図18に示すように識別用の抵抗178が各ハ
ンドピース157m内に付設されており、電気メス装置
161に設けられたハンドピース判別部174を構成す
る抵抗値検出部(抵抗範囲検出部)180で抵抗178
の抵抗値を検出したり、その抵抗値がどの抵抗範囲内に
属するかで、ハンドピース157mの種類を判別可能と
なる。低電流を流して接続された抵抗178の両端の電
圧を検出してその抵抗値検出を行うようにしても良い。
【0133】図13は、本実施の形態に使用する超音波
出力装置162の構成を示す。超音波出力装置162と
しては、他に必要な構成要素もあるが、ここでは割愛
し、目的を達成するための特徴的な構成を重点的に示
す。
【0134】超音波出力装置162の出力は、出力スイ
ッチ186のON/OFF操作により制御され、その状
態がスイッチ検知部185で検出される。検知されたO
N/OFF信号が制御部181に入力され、この制御部
181からの制御により発振部182から超音波出力の
波形の信号が生成される。
【0135】その出力信号が増幅部183で増幅され、
高周波大電力の超音波出力信号となり、ハンドピース1
57nに供給され、ハンドピース157nに付設される
超音波振動子により電気エネルギが機械エネルギ(超音
波振動エネルギ)に変換され、組織に超音波振動を与え
る。
【0136】出力スイッチ186は、通常、設定スイッ
チ、最大出力スイッチの2つから構成される。設定スイ
ッチは、設定出力に応じた、超音波出力がハンドピース
157nに供給され、最大出力スイッチは、設定出力に
関わらず、最大出力をハンドピース157nに供給す
る。
【0137】また、ハンドピース157nを超音波出力
装置162に接続すると、ハンドピース判別部184に
より、どのような種類のハンドピースが接続されたかが
判別され、判別結果が制御部181に入力される。制御
部181は判別結果を通信ケーブル166でコントロー
ラ165に送る。コントローラ165は判別結果によ
り、動作させる機器を制御する制御信号を送ると共に、
動作パラメータの設定を制御する。ハンドピース157
nの種類の判別方法としては、図18に示すように識別
用の抵抗178がハンドピース157n内に付設されて
おり、その抵抗値を検出する等で可能となる。
【0138】図14は、送水吸引装置163の構成を示
す。送水吸引装置163としては、他に必要な構成要素
もあるが、ここでは割愛し、目的を達成するための特徴
的な構成を重点的に示す。送水吸引装置163の送水、
吸引は、送水吸引スイッチ195のON/OFF操作に
より制御され、その状態がスイッチ検知部194で検知
される。
【0139】検知されたON/OFF信号が制御部19
1に入力され、この制御部191により送水部192か
らハンドピース157に送水され、また制御部191に
より吸引部193が制御され、ハンドピース157から
吸引部193に向けて吸引される。
【0140】また、この制御部191には通信ケーブル
166によりコントローラ165から制御信号が入力さ
れ、この制御信号により、制御部191は送水吸引装置
163の送水、吸引の動作を行うか否かを決定する。例
えば、制御部191に連動動作を行う制御信号が入力さ
れると、上述のように送水吸引スイッチ195のON/
OFF操作により送水、吸引を行うが、連動動作を禁止
する制御信号が入力されると、送水吸引スイッチ195
のON/OFF操作を行っても送水、吸引を行わない。
【0141】また、制御部191には連動動作を行う制
御信号と共に、動作パラメータを規定する設定信号も入
力される場合があり、その場合には制御部191はその
設定信号に従って送水部192と吸引部193を制御す
る。送水部192は、設定送水量に応じた送水量をハン
ドピース157に供給し、吸引部193は、設定吸引圧
に応じた吸引圧でハンドピース157から吸引を行う。
【0142】図15は、気腹装置164の構成を示す。
気腹装置164としては、他に必要な構成要素もある
が、ここでは割愛し、目的を達成するための特徴的な構
成を重点的に示す。制御部196は通信ケーブル166
により外部のコントローラ165と接続され、連動動作
を行うか否かを決める制御信号が入力される。また、制
御部196に動作パラメータを決定する設定信号が入力
されると、送気部197の送気及び吸気部198の吸気
の動作を制御する。
【0143】トロッカ159に送気部197が接続さ
れ、制御部196の制御により、送気部197から送気
される。もう一つのトロッカ159に吸気部198が接
続され、制御部196の制御により、吸気される。送気
は主に設定に応じた腹腔圧になるように制御するための
もので、吸気は、電気メス装置161、超音波出力装置
162の出力により発生する煙を除去するためのもので
ある。
【0144】本実施の形態の特徴は、ハンドピース15
7の種類を検知して、そのハンドピース157に必要な
機器の動作制御を行うようにする。その場合、その代表
的なハンドピースの種類を以下に説明する。図16は、
全て電気メス装置用ハンドピース157mである。
【0145】図16に示すオープン用モノポーラ(ハン
ドピース)157aは、切開、凝固ともに用いるハンド
ピースである。このハンドピース157aを使用すると
きには、電気メス装置161のみ動作すればよいので、
他の機器には、待機状態となるように制御される。好適
には、本ハンドピース157aを接続すると、電気メス
装置161のみ自動的に出力が設定される。この設定値
は、前回、同一のハンドピースが使用した設定値となる
ことが望ましい。
【0146】また、図16に示す内視鏡下用モノポーラ
(ハンドピース)157bは、切開、凝固ともに用いる
ハンドピースである。このハンドピース157bを使用
するときには、電気メス装置161、及び気腹装置16
4が連動動作(電気メス装置161の出力に同期して、
気腹装置164が送気、吸気する)し、出力により発生
する煙を腹腔内より排出する。上記ハンドピース157
aと同様に、本ハンドピース157bが接続されると、
そのハンドピース157bの接続が判別され、電気メス
装置161及び気腹装置164のみ、連動して動作する
ように制御されると共に、動作パラメータが自動的に設
定される。
【0147】また、図16に示すオープン用バイポーラ
(ハンドピース)157cは、凝固用に用いるハンドピ
ースである。このハンドピース157cを使用するとき
には、電気メス装置161、送水吸引装置163が連動
して動作(電気メス装置161の出力に同期して、送水
吸引装置163が送水する)し、バイポーラ電極先端を
送水することで、組織を炭化させず、電極への付着を防
止する。本ハンドピース157cが接続されると、電気
メス装置161及び送水吸引装置163のみ、連動して
動作するように制御されると共に、動作パラメータが自
動的に設定される。
【0148】また、図16に示す内視鏡下用バイポーラ
(ハンドピース)157dは、凝固に用いるハンドピー
スである。このハンドピース157dを使用するときに
は、電気メス装置161、送水吸引装置163、気腹装
置164が連動動作(電気メス装置161の出力に同期
して、送水吸引装置163が送水し、気腹装置164が
送気、吸気する)し、出力により発生する煙を腹腔内よ
り排出する。本ハンドピース157dが接続されると、
電気メス装置161、送水吸引装置163及び気腹装置
164のみ、連動して動作するように制御されると共
に、動作パラメータが自動的に設定される。
【0149】図17は、全て超音波出力装置用ハンドピ
ース157nである。図17に示すオープン用シザース
(ハンドピース)157eは、組織を先端で把持し、凝
固、切開をするハンドピースである。このハンドピース
157eを使用するときには、超音波出力装置162の
み動作すればよいので、他の機器は、待機状態となるよ
うに制御される。好適には、本ハンドピース157eを
接続すると、超音波出力装置162のみ自動的に出力が
設定される。この設定値は、前回、同一のハンドピース
157eが使用した設定値となることが望ましい。
【0150】図17に示す内視鏡下用シザース(ハンド
ピース)157fは、切開、凝固ともに用いるハンドピ
ースである。このハンドピース157fを使用するとき
には、超音波出力装置162、気腹装置164のみ連動
して動作(超音波出力装置162の出力に同期して、気
腹装置164が送気、吸気する)し、出力により発生す
る煙を腹腔内より排出する。
【0151】上記ハンドピース157eと同様に、本ハ
ンドピース157fが接続されると、このハンドピース
157fの接続が判別され、超音波出力装置162及び
気腹装置164のみ、連動して動作するように制御され
ると共に、動作パラメータが自動的に設定される。
【0152】図17に示すオープン用メス(ハンドピー
ス)157gは、組織を超音波で乳化、破砕、吸引する
のに用いるハンドピースである。このハンドピース15
7gを使用するときには、超音波出力装置162及び送
水吸引装置163のみ連動動作(超音波出力装置162
の出力に同期して、送水吸引装置163が送水、吸引す
る)する。本ハンドピース157gが接続されると、超
音波出力装置162及び送水吸引装置163のみ、連動
して動作するように制御されると共に、動作パラメータ
が自動的に設定される。
【0153】図17に示す内視鏡下用メス(ハンドピー
ス)157hは、組織を超音波で乳化、破砕、吸引する
のに用いるハンドピースである。このハンドピース15
7hを使用するときには、超音波出力装置162、送水
吸引装置163及び気腹装置164のみ連動動作(超音
波出力装置162の出力に同期して、送水吸引装置16
3が送水、吸引し、気腹装置164が送気、吸気する)
し、超音波出力の出力により発生した腹腔内の煙を排出
する。本ハンドピース157hが接続されると、超音波
出力装置162、送水吸引装置163及び気腹装置16
4のみ、連動して動作するように制御されると共に、動
作パラメータが自動的に設定される。
【0154】以上の構成の説明ではその動作も説明した
が、以下に代表的な例でその動作を簡単に説明する。例
えば図11に示すように電気メス用ハンドピース157
mとして、図16に示すオープン用バイポーラ157c
を使用して処置を行う場合には、このオープン用バイポ
ーラ157cを電気メス装置161と送水吸引装置16
3に接続する。
【0155】すると、電気メス装置161のハンドピー
ス判別部174で接続されたハンドピースの種類がオー
プン用バイポーラ157cであると判別され、判別結果
が制御部171に送られ、そのハンドピースで凝固の処
置を行うのに適した動作パラメータとなうように制御部
171は発振部172の波形等の出力モード、出力設定
を自動的に設定する制御を行う。
【0156】また、制御部171は通信ケーブル166
を介して判別結果をコントローラ165に送り、コント
ローラ165は送水吸引装置163の制御部191に対
し、電気メス装置161と連動動作を行うようにさせる
信号を送る。そして、制御部191はこの送水吸引装置
163に接続された送水吸引スイッチ195が操作され
ると、スイッチ検知部194を介してその操作を検知
し、送水、吸引の動作を行うように制御する。つまり、
この場合には送水吸引装置163は送水吸引スイッチ1
95の操作により、ハンドピース(オープン用バイポー
ラ157c)に対して送水、吸引を行うようになる。
【0157】また、制御部191はコントローラ165
からの信号に従って、動作パラメータを自動的に設定す
る。具体的には、オープン用バイポーラ157cの場合
に適した送水量、吸引量で送水、吸引を行うように送水
部192、吸引部193を制御する。
【0158】他のハンドピースを接続して使用する場合
にも、同様に接続されたハンドピースの種類が判別さ
れ、その判別結果により、そのハンドピースに対して単
独動作、或いは連動動作が必要な機器の動作/非動作が
制御され、またそのハンドピースに対する動作パラメー
タの設定等が自動的に行われる。
【0159】従って、本実施の形態によれば、処置を行
おうとするハンドピースをそのハンドピースと共に動作
させる医療機器に接続すれば、接続された医療機器がそ
のハンドピースの動作に必要な動作パラメータの設定を
自動的に行い、術者は出力設定等の煩わしい作業を行わ
なくても迅速かつ誤りなく行うことができる。
【0160】これまでの説明ではハンドピース157の
判別は図18に示すようにハンドピース157m(15
7n)内に設けた抵抗178の抵抗値を検出して、それ
を内蔵したハンドピース157m(157n)の種類を
判別していた。この方法だと抵抗178の抵抗値により
その判別の数が実質的に制限されるため、本実施の形態
ではハンドピースの種類を判別するようにしている。
【0161】この制限を改善する変形例のハンドピース
判別手段を図19に示す。図19に示すように、各ハン
ドピース157(157m,157n)内にEEPRO
M(電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリ)190
を付設することで、ハンドピースの種類を示す識別子情
報、連動に必要な機器の設定値、動作モードの情報の他
に、それまでに使用した履歴を細かく記憶可能となる。
【0162】そして、電気メス装置161及び超音波出
力装置162側の機器で、EEPROM190と接続さ
れたハンドピース判別部174(184)を構成するE
EPROM通信部(或いはEEPROMリード/ライト
部)199によりEEPROM190に記憶された情報
を読み出したり、設定値の情報を変更して書き込んだ
り、或いは不要となった古い情報を書き換えたりするこ
とができる。
【0163】また、上述した抵抗による識別では、他の
ユーザが同一群のハンドピースを使用してしまった後
に、別のユーザが使用すると、自動設定値の値は、前の
ユーザのもので、設定変更の必要性が生じる場合があ
る。本変形例では、EEPROM190を設けたハンド
ピース157を用いることにより、ハンドピース157
側に各種設定等を記憶させておくことで、ユーザはその
ハンドピース157を(携帯等して)専用に使用するこ
とで、そのユーザの好みにあった自動設定、連動設定が
可能となる。
【0164】本変形例によればハンドピース157を接
続するだけで、治療に必要な機器の設定(各種パラメー
タ、連動制御方法、機器の接続)自動的に行われ、ユー
ザの使用勝手が向上する。また、ハンドピース157を
接続するだけで、そのハンドピース157に必要な機器
が自動的に設定されることで、ユーザが機器の操作を間
違えることなく、使用できる。
【0165】[付記] 1.1.治療のための処置を行う複数種類のハンドピー
スと、着脱自在で接続されるハンドピースに対してその
動作を制御する複数種類の医療機器とを備えた電気処置
システムにおいて、ハンドピースに識別子を設けると共
に、前記識別子から接続されたハンドピースの種類を判
別する判別手段を医療機器に設け、前記判別手段による
判別結果から接続されたハンドピースに対する動作パラ
メータの制御を行うことを特徴とする電気処置システ
ム。
【0166】1.2.治療のための処置を行う複数種類
のハンドピースと、着脱自在で接続されるハンドピース
に対してその動作を制御する複数種類の医療機器とを備
えた電気処置システムにおいて、ハンドピースに記憶部
を設けると共に、接続されたハンドピースから前記記憶
部の情報を読み出す読み取り手段を医療機器に設け、前
記読み取り手段による読み取り結果から接続されたハン
ドピースに対する動作パラメータの制御を行うことを特
徴とする電気処置システム。 1.3.前記複数種類の医療機器は超音波出力装置、ま
たは電気メス装置を含む付記1.1又は1.2記載の電
気処置システム。 1.4.前記複数種類の医療機器は電気メス装置を含
み、前記電気メス装置の場合には前記動作パラメータ
は、出力モード、出力設定である付記1.3記載の電気
処置システム。
【0167】1.5.前記複数種類の医療機器は送水吸
引装置を含み、前記送水吸引装置の場合には前記動作パ
ラメータは、出力設定である付記1.3記載の電気処置
システム。 1.6.前記複数種類の医療機器は超音波出力装置を含
み、前記超音波出力装置の場合には前記動作パラメータ
は、送水量、吸引圧である付記1.3記載の電気処置シ
ステム。 1.7.前記複数種類の医療機器は気腹装置を含み、前
記気腹装置の場合には前記動作パラメータは、気腹圧で
ある付記1.3記載の電気処置システム。
【0168】1.8.前記動作パラメータは、電気メス
出力装置、または、超音波出力装置の出力に連動して、
送水吸引装置、または、気腹装置を動作させる付記1記
載の電気処置システム。
【0169】2.ハンドピースに対して超音波駆動信号
を出力可能な超音波駆動制御手段と、前記ハンドピース
に対して送水・吸引可能な送水吸引手段と、を備えた超
音波手術装置において、前記超音波駆動制御手段は、該
超音波駆動制御手段に接続された前記ハンドピースのプ
ローブの種類を識別するプローブ識別手段を備え、この
プローブ識別手段で識別されたプローブの種類に応じて
前記送水吸引手段との連動制御を行うことを特徴とする
超音波手術装置。
【0170】2.1.複数のハンドピースを同時に接続
可能に構成され、接続された前記ハンドピースのうちの
1つに前記超音波駆動制御手段からの超音波駆動信号を
選択的に出力可能な出力切換手段を備えたことを特徴と
する付記2.1に記載の超音波手術装置。 2.2.ハンドピースに対して超音波駆動信号を出力可
能な超音波駆動制御手段と、前記ハンドピースに対して
送水・吸引可能な送水吸引手段と、を備えた超音波手術
装置において、前記超音波駆動制御手段と前記送水吸引
手段との連動制御の可否を切換可能な連動切換手段を備
え、前記超音波駆動制御手段は、前記連動切換手段の入
力に応じて前記送水吸引手段との連動制御を行うことを
特徴とする超音波手術装置。
【0171】2.3.複数のハンドピースを同時に接続
可能に構成され、接続された前記ハンドピースのうちの
1つに前記超音波駆動制御手段からの超音波駆動信号を
選択的に出力可能な出力切換手段を備えたことを特徴と
する付記2.2に記載の超音波手術装置。 2.4.前記連動切換手段は、前記超音波駆動制御手
段、前記送水吸引手段、あるいは、出力切換手段の何れ
かに設けられていることを特徴とする付記2.2または
付記2.3に記載の超音波手術装置。 2.5.前記連動切換手段は、接続された前記ハンドピ
ースのうちの1つに前記送水吸引手段からの送水・吸引
出力を選択的に切換可能であることを特徴とする付記2
または付記2.3に記載の超音波手術装置。
【0172】(付記2〜2.5の背景)従来より、超音
波振動によって生体組織を処置する超音波手術装置とし
ては、超音波振動を利用して吸引を行う超音波吸引装置
や、超音波振動を利用して切開、凝固を行う超音波凝固
切開装置等がある。例えば、本出願人による特開平6−
38973号公報には、棒状のプローブを超音波振動子
と連結することによって超音波振動させ、生体組織を破
砕、乳化し、プローブ近傍に付設された吸引管により、
その破砕、乳化した生体組織を体外に吸引する超音波治
療装置(超音波吸引装置)が開示されている。このよう
な超音波治療装置では、プローブ近傍に該プローブの過
熱防止や生体組織の洗浄を目的とした送水管が付設され
ており、送水機構が超音波出力と連動することによっ
て、プローブ駆動時の加熱を防止するための最低流量の
送水が保証されている。また、前記超音波治療装置で
は、何らかの異常で送水が停止された場合に、プローブ
の加熱を防止するため、超音波出力を停止する連動制御
が行われる。
【0173】また、本出願人による特開平9−3809
8号公報には、はさみ状のプローブの一方を超音波振動
させることにより、はさみ状部分に挟まれた血管などの
生体組織を凝固、切開する超音波処置装置(超音波凝固
切開装置)が開示されている。このような超音波処置装
置では、前記超音波吸引装置と異なり、プローブの構造
上発熱量が少なく、生体組織を洗浄する必要もないこと
から、送水、吸引手段は付設されていない。従って、機
器は小型、軽量、安価であるという特徴を有する。
【0174】ところで、現在、前記超音波吸引装置と前
記超音波凝固切開装置は、その目的の相違から、異なる
機器として独立しており、同時に両方の機器を使用する
際には、各々の装置をそれぞれ準備する必要があった。
しかしながら、前記両装置は、超音波を出力し、プロー
ブを超音波振動させる機構については同様の機構となっ
ているため、送水、吸引手段を付設した超音波出力装置
に、用途に応じたプローブを接続することによって、単
独の装置で、生体の破砕、乳化を行う機能と、血管など
の生体組織を凝固、切開する機能と、を実現することが
できる。
【0175】しかしながら、上述のようにプローブには
送水、吸引手段を超音波出力装置に連動制御する必要が
あるものとそうでないものとが存在するため、現状のま
まだと、接続されるプローブによっては、超音波を出力
した際に、意図しない送水、吸引機能が動作してしまう
という問題がある。また、送水機能が必要ないプローブ
であっても、送水機能に異常が生じた際には強制的に超
音波出力が停止されてしまうという問題がある。 (付記2〜2.5の目的)種々のプローブを接続するこ
とができ、接続されるプローブに応じて適切に送水、吸
引手段を動作させることのできる超音波手術装置を提供
することを目的とし、付記2〜2.5の構成にした。
【0176】3.超音波による処置を行う超音波処置具
と、前記超音波処置具が着脱自在に接続され、該超音波
処置具の超音波振動子に超音波駆動信号の出力制御を行
う超音波駆動制御手段と、前記超音波処置具に対し、送
水、吸引を行う送水吸引手段と、前記超音波駆動制御手
段に接続される超音波処置具の種類を識別する処置具識
別手段と、前記処置具識別手段により識別された超音波
処置具の種類に応じて、前記超音波駆動制御手段と送水
吸引手段との連動制御又は連動禁止の制御を行う制御手
段と、を備えたことを特徴とする超音波手術装置。 3.1.前記超音波駆動制御手段が前記超音波処置具に
出力する超音波駆動信号の出力レベルを設定する超音波
出力設定手段と、前記超音波出力設定手段で設定される
超音波駆動信号の出力レベルの中から、前記超音波駆動
制御手段が前記超音波処置具に出力する超音波駆動信号
の出力レベルを選択する超音波出力選択手段と、を更に
備えたことを特徴とする付記3.1記載の超音波手術装
置。
【0177】3.2.超音波を利用して手術を行う超音
波処置具と、前記超音波処置具に超音波駆動信号を出力
する超音波駆動装置と、前記超音波処置具に対して、送
水、吸引を行う送水吸引装置と、前記超音波駆動制御手
段に接続される超音波処置具の種類を識別する処置具識
別手段と、前記処置具識別手段により識別された超音波
処置具の種類に応じて、前記超音波駆動装置と送水吸引
装置との連動制御又はこの連動制御の禁止を行う制御手
段と、を備えたことを特徴とする超音波手術システム。 3.3.前記超音波駆動装置に設けられ、この超音波駆
動装置で発生したエラーのみを表示する第1のエラー表
示手段と、前記送水吸引装置に設けられ、この送水吸引
装置で発生したエラーのみを表示する第2のエラー表示
手段と、を備えたことを特徴とする付記3.2記載の超
音波手術システム。
【0178】3.4.超音波処置具に対して超音波駆動
信号を出力可能な超音波駆動制御手段と、前記超音波処
置具に対して送水、吸引可能な送水吸引手段と、を備え
た超音波手術装置において、前記超音波駆動制御手段
は、該超音波駆動制御手段に接続された前記超音波処置
具の種別を識別する種別識別手段を備え、この種別識別
手段で識別された超音波処置具の種類に応じて前記送水
吸引手段との連動制御の禁止を行うことを特徴とする超
音波手術装置。 3.5.超音波出力装置に超音波出力設定手段があり、
送水吸引装置又は、超音波出力装置に送水吸引装置の連
動が必要な超音波処置具に対する超音波出力設定手段が
あることを特徴とする超音波手術装置。
【0179】3.6.超音波出力装置と連動する送水吸
引装置において、各機器で発生したエラーは該当機器の
みでエラー表示して、他の機器では表示しないことを特
徴とする超音波手術装置。 3.7.超音波処置具の種別により、連動制御が必要な
い超音波処置具のときには、送水吸引装置のエラー時で
も、超音波出力装置を動作させることを特徴とする超音
波手術装置。
【0180】3.8.超音波処置具の種別により、連動
制御が必要な超音波処置具のときには、送水吸引装置の
エラー時に、送水吸引装置及び超音波出力装置を停止さ
せることを特徴とする超音波手術装置。 3.9.超音波処置具の種別により、連動制御が必要な
超音波処置具のときには、超音波出力装置のエラー時
に、送水吸引装置及び、超音波出力装置を停止させるこ
とを特徴とする超音波手術装置。
【0181】(付記3〜3.9の背景)超音波振動によ
って生体組織を処置する超音波手術装置としては、超音
波振動を利用して吸引を行う超音波吸引装置や、超音波
振動を利用して切開、凝固を行う超音波凝固切開装置等
がある。
【0182】特開平6−38973には、棒状のプロー
ブを超音波振動子と連結することによって超音波振動さ
せ、生体組織を破砕、乳化し、プローブ近傍に付設され
た吸引管により、その破砕、乳化した生体組織を体外に
吸引する超音波治療装置(超音波吸引装置)が開示され
ている。
【0183】このような超音波治療装置では、プローブ
近傍に該プローブの過熱防止や生体組織の洗滌を目的と
した送水管が付設されており、送水機構が超音波出力と
連動することによって、プローブ駆動時の加熱を防止す
るための最低流量の送水が保障されている。また、前記
超音波治療装置では、何らかの異常で送水が停止された
場合に、プローブの過熱を防止するため、超音波出力を
停止する連動制御が行われる。
【0184】特開平9−38098には、はさみ状のプ
ローブの一方を超音波振動させることにより、はさみ状
部分に挟まれた血管などの生体組織を凝固、切開する超
音波処置装置(超音波凝固切開装置)が開示されてい
る。このような超音波処置装置では、前記超音波吸引装
置と異なり、プローブの構造上発熱量が少なく、生体組
織を洗滌する必要もないことから、送水、吸引手段は付
設されていない。したがって、機器は小型、軽量、安価
であるという特徴を持っている。
【0185】又、はさみ状プローブは電気メス出力を伝
達でき、超音波、電気メス、両方の同時処置を禁止する
ため、電気メスの検知があり、検知したときには超音波
出力を停止することが開示されている。前記超音波吸引
装置と前記超音波凝固切開装置は、その目的の違いか
ら、異なる機器として独立しており、同時に両方の機器
を使用する際には、各々の装置をそれぞれ準備する必要
があった。
【0186】この場合、前記両装置は、超音波を出力
し、プローブを超音波振動させる機構については同様の
機構となっているため、送水、吸引手段を付設した超音
波出力装置に、用途に応じたプローブを接続することに
よって、単独の装置で、生体の破砕、乳化を行う機能と
血管などの生体組織を凝固、切開する機能とを実現する
ことができる。
【0187】しかしながら、上述のようにプローブには
送水、吸引手段を超音波出力装置に連動制御する必要が
あるのとそうでないものが存在するため、現状のままだ
と、接続されるプローブによっては、超音波を出力した
際に、意図しない送水、吸引機能が動作してしまうとい
う問題がある。
【0188】また、送水、吸引機能が必要ないプローブ
であっても、送水、吸引機能に異常が生じた際には、強
制的に超音波出力が停止してしまう問題がある。さらに
手術が複雑になると、現状の異なる複数のプローブを使
用することが考えられ、その際には、超音波出力設定が
異なる。特に、超音波吸引と超音波凝固切開とでは、出
力が大きくことなるため、上記のような構成では、使用
するプローブを切替えるごとに、設定も変更しなければ
ならず、操作が煩雑である。
【0189】(付記3〜3.9の目的)送水吸引手段の
機能を連動させる必要がある超音波処置具が接続された
場合には連動させ、連動させることが不用な超音波処置
具が接続された場合には連動を禁止して超音波手術がで
きる使い勝手の良い超音波手術装置を提供することを目
的とし、付記付記3〜3.9の構成にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波手術システ
ムを示す機能ブロック図。
【図2】コネクタの概略構成図。
【図3】超音波凝固切開プローブの概略構成図。
【図4】超音波吸引プローブ接続時の超音波手術装置の
概略構成図。
【図5】第1の実施の形態の変形例の超音波手術システ
ムの概略構成図。
【図6】図6は本発明の第2の実施の形態における出力
切換装置の概略図。
【図7】本発明の第3の実施の形態を備えた超音波手術
システムの構成を示すブロック図。
【図8】超音波出力装置の動作内容を示すフローチャー
ト図。
【図9】変形例における送水吸引装置の構成を示すブロ
ック図。
【図10】本発明の第4の実施の形態における出力切替
装置の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第5の実施の形態の電気処置システ
ムの全体構成を示すブロック図。
【図12】電気メス装置の構成を示すブロック図。
【図13】超音波出力装置の構成を示すブロック図。
【図14】送水吸引装置の構成を示すブロック図。
【図15】気腹装置の構成を示すブロック図。
【図16】種類が異なる電気メス用ハンドピースを示す
図。
【図17】種類が異なる超音波用ハンドピースを示す
図。
【図18】接続されるハンドピースを判別する部分の構
成を示すブロック図。
【図19】変形例におけるハンドピースを判別する手段
の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…超音波出力装置 2…送水吸引装置 5…ハンドピース 5A…超音波凝固切開用ハンドピース 5B…超音波吸引用ハンドピース 13…プローブ識別部 23…連動制御スイッチ 53…はさみ状プローブ 57…吸引用プローブ 60…超音波出力装置 61…連動制御スイッチ 75…連動制御スイッチ 80…出力切換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 17/39 320

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療のための処置を行う複数種類のハン
    ドピースと、着脱自在で接続されるハンドピースに対し
    てその動作を制御する複数種類の医療機器とを備えた電
    気処置システムにおいて、 ハンドピースに識別子を設けると共に、前記識別子から
    接続されたハンドピースの種類を判別する判別手段を医
    療機器に設け、前記判別手段による判別結果から接続さ
    れたハンドピースに対する動作パラメータの制御を行う
    ことを特徴とする電気処置システム。
  2. 【請求項2】 治療のための処置を行う複数種類のハン
    ドピースと、着脱自在で接続されるハンドピースに対し
    てその動作を制御する複数種類の医療機器とを備えた電
    気処置システムにおいて、 ハンドピースに記憶部を設けると共に、接続されたハン
    ドピースから前記記憶部の情報を読み出す読み取り手段
    を医療機器に設け、前記読み取り手段による読み取り結
    果から接続されたハンドピースに対する動作パラメータ
    の制御を行うことを特徴とする電気処置システム。
  3. 【請求項3】 前記複数種類の医療機器は超音波出力装
    置、または電気メス装置を含む請求項1又は2記載の電
    気処置システム。
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