JP2003024345A - 超音波手術システム - Google Patents

超音波手術システム

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JP2003024345A
JP2003024345A JP2001217142A JP2001217142A JP2003024345A JP 2003024345 A JP2003024345 A JP 2003024345A JP 2001217142 A JP2001217142 A JP 2001217142A JP 2001217142 A JP2001217142 A JP 2001217142A JP 2003024345 A JP2003024345 A JP 2003024345A
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ultrasonic
suction
handpiece
water supply
switch
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JP2001217142A
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裕之 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】術者が煩雑な設定をすることなく、超音波吸
引、超音波凝固切開に要求される機能を実現することが
できる超音波手術システムを提供する。 【解決手段】超音波凝固切開や超音波吸引を行う超音波
手術装置11と、超音波振動による発熱を抑えるための
送水装置と、体腔内からの液体を吸引する吸引装置とを
有する超音波手術システムにおいて、超音波手術装置1
1、送水装置、吸引装置を制御するハンドスイッチ1
7、フットスイッチ10と、ハンドピース16が接続さ
れる接続部と、この接続部に接続されたハンドピース1
6の機能を判別する判別部113と、その判別結果によ
り超音波手術装置11、送水装置、吸引装置の機能をハ
ンドスイッチ17、フットスイッチ10に割り付ける制
御部111とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は超音波手術システム
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】特開平11−318919号公報には、
1つの装置で、超音波凝固切開、超音波吸引、電気メス
バイポーラの3つの出力の内、選択的に2つの処置を同
時に又は切替えて行う手術装置が開示されている。この
装置の出力は、同一の機能をもつフットスイッチ又はハ
ンドスイッチにより制御可能で、フロントパネルの操作
パネルにより、その機能割付が可能である。 【0003】例えば、フットスイッチペダルを押下する
と、大きな超音波出力と小さな電気メス出力が発生した
り、小さな超音波出力と大きな電気メス出力が発生する
ことが開示されている。また、他の実施形態では、別装
置であるが、超音波出力と超音波吸引が可能な装置が開
示されている。 【0004】また、特開2000−271135号公報
には、既存の超音波手術装置を改造することなく、複数
のハンドピースを容易に使い分けるとともに、ハンドピ
ース個々の操作を可能にして操作性を向上する超音波手
術装置が開示されている。その第1実施形態では、フッ
トスイッチと同一の機能を持つハンドスイッチを使用で
きるように、フットスイッチと超音波手術装置の間に拡
張装置を設け、そこにハンドスイッチを接続すること
で、フットスイッチ又はハンドスイッチのいずれかのス
イッチで超音波出力を制御可能にした拡張装置を開示し
ている。また、第2実施形態では、超音波手術装置とハ
ンドピースの間にコネクタ拡張装置を付設することで、
複数のハンドピースに対して選択的に出力を切替えるこ
とを可能としている。選択スイッチにより出力ポートの
切替が可能であり、ハンドスイッチ又はフットスイッチ
の制御により超音波出力を制御する。 【0005】さらに第3実施形態では、超音波手術装置
にコネクタ拡張装置と送水吸引装置がさらに付設され
て、接続されたハンドピースの種別を検知、その検知結
果に基づき、自動的に制御パラメータ(出力等)が設定さ
れるシステムを提供している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】超音波吸引、超音波凝
固切開を切替え、併用することは手術において、有益な
ことであるが、それぞれのハンドピースを使用する上
で、求められる出力制御スイッチが異なっている。 【0007】例えば、超音波吸引を行うときには、送水
吸引が連動する超音波出力機能、送水のみ行う機能の最
低2つの機能が要求される。その他に吸引のみ行う機能
があると、さらに良い。 【0008】一方、超音波凝固切開を行うときには、お
もに切開のみに使用する最大超音波出力機能、凝固を重
視した設定超音波出力機能の2つの機能が要求される。 【0009】前記した特開平11−318919号公報
の実施形態では、フットスイッチの各ペダルの機能を変
更することが可能とあるが、その機能割付は、フロント
パネルの操作設定を行い実現する。つまり、術者が設定
しなければならない煩雑さがある。 【0010】また、前記した特開2000−27113
5号公報の実施形態では、超音波手術装置にコネクタ拡
張装置、送水吸引装置を付加することができ、ハンドピ
ースの種類を判別して、その種類に応じた最適な動作パ
ラメータが自動設定可能とある。 【0011】つまり、ハンドピースが超音波凝固切開用
の場合には、超音波出力の自動設定がなされ、フットス
イッチを制御することにより、超音波手術装置から超音
波出力のみが出力される。 【0012】一方、ハンドピースが超音波吸引用の場合
には、超音波出力、送水量、吸引量の自動設定がなさ
れ、フットスイッチを制御することで、超音波手術装置
から超音波出力されると同時に、送水吸引装置から送
水、吸引を行う。 【0013】しかし、上記従来技術の2つを考慮して
も、本願の課題である、超音波吸引、超音波凝固切開に
要求される機能を実現することはできない。 【0014】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、術者が煩雑な
設定をすることなく、超音波吸引、超音波凝固切開に要
求される機能を実現することができる超音波手術システ
ムを提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の超音波手術システムは、超音波凝固切開
や超音波吸引を行う超音波出力手段と、超音波振動によ
る発熱を抑えるための送水手段と、体腔内からの液体を
吸引する吸引手段とを有する超音波手術システムにおい
て、前記超音波出力手段、前記送水手段、前記吸引手段
を制御する制御手段と、ハンドピースが接続される接続
部と、この接続部に接続されたハンドピースの機能を判
別する手段と、その判別結果により前記超音波出力手
段、前記送水手段、前記吸引手段の機能を前記制御手段
に割り付ける割付手段とを具備する。 【0016】 【発明の実施の形態】まず、本発明の超音波手術システ
ムの実施形態の概略を説明する。本実施形態では、使用
するハンドピースの種別により、スイッチ検知の割り当
てを変更する。例えば、スイッチ検知のポートが2箇
所、すなわち2つの機能を持つハンドスイッチ又はフッ
トスイッチがあることを想定する。ハンドピースが超音
波吸引用の場合には送水吸引付き超音波出力機能と送水
機能であると認識し、ハンドピースが超音波凝固切開用
の場合には最大超音波出力機能と設定超音波出力機能で
あると認識する。 【0017】このような制御により、術者が煩雑な設定
をすることなく、超音波吸引、超音波凝固切開におい
て、必要な機能スイッチを提供される。 【0018】また、このときに問題となるのは、超音波
吸引ハンドピース、超音波凝固切開ハンドピースの2種
類のハンドピースを使用するときには、それぞれに対応
した表示のハンドスイッチ又はフットスイッチを準備す
る必要があることである。(機能的には2種類のスイッ
チを準備する必要はない)この問題を克服するために、
本実施形態では2種類のハンドピースの機能の全てを網
羅するハンドスイッチ又はフットスイッチを提供する。
具体的には、1つのハンドスイッチ又はフットスイッチ
に最大超音波出力機能、設定超音波機能、送水機能、吸
引機能を割り付ける。 【0019】ただし、超音波吸引ハンドピースのとき、
設定超音波機能を動作させると、送水吸引付き設定超音
波出力が発生する。また、このハンドピースのときに
は、主に組織切除ではなく、血管等の剥離、露出に使用
するため、意図しない最大超音波出力を行うと、血管損
傷等の恐れがあるため、最大超音波出力は動作しないよ
うになっている。 【0020】一方、超音波凝固切開ハンドピースでは、
不要な送水機能、吸引機能は動作しないようになってい
る。 【0021】以上のような解決手段を用いることで、従
来の課題は解決される。 【0022】以下、図面を参照して本発明の実施形態を
詳細に説明する。 【0023】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態の超音波手術システムの全体構成を示す図であ
り、超音波手術装置11と、送水装置12と、吸引装置
13とから構成されている。超音波手術装置11の出力
制御を行うために制御手段としてのフットスイッチ10
とハンドスイッチ17とが接続されている。 【0024】処置を行うためのハンドピース16は、超
音波出力ケーブル15を介して超音波手術装置11に接
続されている。さらにハンドピース16は、送水チュー
ブ18を介して送水装置12に、吸引チューブ19を介
して吸引装置13に接続されている。 【0025】超音波手術装置11、送水装置12、吸引
装置13はそれぞれ通信ケーブル14により接続され、
フットスイッチ10又はハンドスイッチ17の制御によ
り連動制御を行う。 【0026】なお、従来例で示されているコネクタ拡張
装置は図示していないが、超音波手術装置11とハンド
ピース16との間に付設することで、ハンドピース16
の選択、出力の切替が可能となるのは言うまでもない。 【0027】図2は、図1で説明した超音波手術装置1
1の内部構成を示す図であり、制御部111、超音波出
力部112、判別部113、スイッチ検知部114から
なる。ここでは本発明の特徴に必要な最低限の構成を記
載している。 【0028】通信ケーブル14は超音波手術装置11の
制御部111に接続されており、図1で説明した送水装
置12、吸引装置13といった他の機器と通信制御を行
うことを可能としている。この制御部111からの通信
信号により他の機器との連動制御を行う。 【0029】ハンドピース16は、超音波出力部112
と判別部113に接続されており、超音波出力部112
からの出力により、ハンドピース16内に付設されてい
る振動子に電気エネルギーを伝える。この電気エネルギ
ーは機械的エネルギーに変換されてハンドピース16先
端を超音波振動させることにより処置を行う。 【0030】図示しないがハンドピース16内にはハン
ドピース16の種類を識別するのに使用される抵抗が内
蔵されており、その抵抗値の情報を判別部113により
解読して制御部111に送る。制御部111はこの情報
をもとに接続されているハンドピース16の種類を認識
することができる。ここでハンドピース16の種類に
は、超音波吸引ハンドピース、超音波凝固切開ハンドピ
ース等がある。 【0031】さらにハンドスイッチ17及びフットスイ
ッチ10がスイッチ検知部114に接続されており、こ
のスイッチ検知部114においてスイッチの状態を識別
して、その情報を制御部111に送信する。制御部11
1は、装置の中央処理部であり、通信ケーブル14から
の情報、スイッチ検知部114からのスイッチの情報、
判別部113からのハンドピース16の種類の情報によ
り、ハンドスイッチ17及びフットスイッチ10に対す
る機能割付を変更するとともに、超音波出力部112か
らの超音波出力の制御を行う。 【0032】図3は、図1で説明した送水装置12の内
部構成を示す図であり、制御部121、送水部(モータ
等)122、送水ポンプ124、吸引開閉制御部12
3、ピンチバルブ125からなる。ここでは本発明の特
徴に必要な最低限の構成を記載している。 【0033】通信ケーブル14は送水装置12の制御部
121に接続されており、図1で説明した超音波手術装
置11、吸引装置13といった他の機器と通信制御を行
うことを可能としている。この制御部121からの通信
信号により他の機器との連動制御を行う。 【0034】ハンドピース16に接続された送水チュー
ブ18は送水ポンプ124に接続されていて、送水部1
22により送水ポンプ124の回転数が制御され、所望
の設定送水や高速送水になるように送水量を制御する。
また、送水部122は制御部121に接続され、この制
御部121の命令により前記送水量になるようにモータ
の回転制御を行う。 【0035】ハンドピース16に接続された吸引チュー
ブ19はピンチバルブ125に接続され、吸引ポンプ2
0に至る。ピンチバルブ125に吸引チューブ19が装
着されており、吸引開閉制御部123の命令により開閉
制御する。ピンチバルブ125は吸引機能に関している
ので吸引装置に設けられていてもよいが、送水機能はハ
ンドピース16先端に設けられているプローブが超音波
振動することによる発熱を抑制するための機能であるた
め、超音波出力設定に連動する必要がある。 【0036】一方、吸引機能は超音波出力の設定に制約
されることが無いため、市販の吸引装置でよい。よっ
て、本実施形態の送水装置12は専用の装置を使用する
ため、超音波吸引を使用する際のピンチバルブ125
は、送水装置12に付設するのが最も都合がよい。 【0037】図4は、図1で説明した吸引装置13の内
部構成を示す図であり、制御部131、吸引ポンプ13
2、吸引フィルタ133からなる。ここでは本発明の特
徴に必要な最低限の構成を記載している。 【0038】通信ケーブル14は吸引装置13の制御部
131に接続されており、図1で説明した超音波手術装
置11、送水装置12といった他の機器と通信制御を行
うことを可能としている。この制御部131からの通信
信号により他の機器との連動制御を行う。 【0039】ハンドピース16に接続された吸引チュー
ブ19は吸引フィルタ133に接続されていて、吸引ポ
ンプ132により吸引圧が制御され、所望の設定吸引圧
になるように吸引を制御する。 【0040】次に図1から図4で示したシステムの動作
概要を説明する。ハンドピース16を超音波手術装置1
1に接続することで、ハンドピース16の種類(超音波
吸引ハンドピース又は超音波凝固切開ハンドピース)が
判別される。ハンドピース16の種類により連動する機
器、およびフットスイッチ10又はハンドスイッチ17
の機能割付が自動的に切り替わる。例えば、ハンドピー
ス16の種類が超音波凝固切開ハンドピースのときに
は、送水装置12及び吸引装置13は非連動状態とな
り、動作を停止する。フットスイッチ10又はハンドス
イッチ17を押下すると超音波手術装置11はハンドピ
ース16を超音波振動させる。 【0041】このときのフットスイッチ10としては図
5(A)に示すようなものが用いられる。図5(A)に
おいて、超音波凝固切開用フットスイッチ100は設定
超音波出力ペダル100Aと最大超音波出力ペダル10
0Bとを備えている。また、ハンドスイッチ17として
は図5(B)に示すようなものが用いられる。図5
(B)において、超音波凝固切開用ハンドスイッチ10
1は設定超音波出力ボタン101Aと最大超音波出力ボ
タン101Bとを備えている。図5(A)、5(B)い
ずれも同じ機能を有しており、最大超音波出力用と設定
超音波出力用のペダル又はボタンである。 【0042】最大超音波出力ペダル100Bあるいは最
大超音波出力ボタン101Bを押下すると、超音波手術
装置11の最大の超音波出力がハンドピース16に出力
される。これは主に切開能力を重視した処置に用いられ
る機能である。また、設定超音波出力ペダル100Aあ
るいは設定超音波出力ボタン100Bを押下すると、図
示しない設定画面から設定された超音波出力がハンドピ
ース16に出力される。これは主に凝固能力を重視した
処置に用いられる。 【0043】一方、ハンドピース16の種類が超音波吸
引ハンドピースのときには、送水装置12、吸引装置1
3が連動状態となる。フットスイッチ10又はハンドス
イッチ17を押下すると、超音波手術装置11は、ハン
ドピース16を超音波振動させるとともに送水、吸引を
行なう。 【0044】このときのフットスイッチ10としては図
6(A)に示すようなものが用いられる。図6(A)に
おいて、超音波吸引用フットスイッチ102は設定超音
波出力ペダル102Aと高速送水ペダル102Bとを備
えている。また、ハンドスイッチ17としては図6
(B)に示すようなものが用いられる。図6(B)にお
いて、超音波吸引用ハンドスイッチ103は設定超音波
出力ボタン103Aと高速送水ボタン103Bを備えて
いる。 【0045】図6(A)、6(B)いずれも同じ機能を
有しており、設定超音波出力用と高速送水用のペダル又
はボタンである。 【0046】設定超音波出力ペダル102Aあるいは設
定超音波出力ボタン103Aを押下すると、設定された
超音波出力がハンドピース16に出力されるとともに、
送水装置12により送水され、吸引装置13により吸引
される。このようにして、組織を超音波により乳化、破
砕、吸引を行う。 【0047】また、ピンチバルブ125の動作がある
が、これは通常、内視鏡下手術モード又は開腹手術モー
ドかにより制御が異なる。内視鏡下手術モードのときに
は、体腔内を気腹して処置を行うが、常に吸引している
と気腹が作用しなくなるため超音波出力中のみ吸引す
る。つまり、超音波出力中のみピンチバルブ125が開
放する。一方、開腹手術モードでは、気腹が関係ないた
め、常に吸引を行う、つまり、常にピンチバルブ125
は開放している。 【0048】高速送水ペダル102Bあるいは高速送水
ボタン103Bを押下すると、超音波出力することな
く、送水装置12から最大量の送水を行う。主に組織を
洗浄するときに使用する。 【0049】上記した第1実施形態によれば、ハンドピ
ース16の種類に応じて、自動的にペダル/ボタンの機
能を切替えるようにしたので、超音波手術装置11の回
路を変更することなく、容易に目的に応じた出力制御ス
イッチを提供することが可能となる。 【0050】(第2実施形態)上記した第1実施形態の
場合、超音波手術装置の回路規模を大きくしない効果が
あるが、スイッチを使用するハンドピースにより変更し
なくてはならない。この課題を解決するための実施形態
が第2実施形態である。 【0051】基本的には、スイッチの構成とスイッチ検
知回路及びフローの変更となる。図7(A)、(B)は
第2実施形態において用いられるフットスイッチ、ハン
ドスイッチを示している。図7(A)は超音波凝固切開
兼超音波吸引用フットスイッチ104を示しており、吸
引ペダル104A、高速送水ペダル104B、設定超音
波ペダル104C、最大超音波ペダル104Dを備えて
いる。また、図7(B)は超音波凝固切開兼超音波吸引
用ハンドスイッチ105を示しており、吸引ボタン10
5A、高速送水ボタン105B、設定超音波ボタン10
5C、最大超音波ボタン105Dを備えている。 【0052】超音波凝固切開兼超音波吸引用フットスイ
ッチ104の機能と、超音波凝固切開兼超音波吸引用ハ
ンドスイッチ105の機能とは同じである。いずれの機
能の動作も第1実施形態と同じであるが、違いは本フッ
トスイッチ/ハンドスイッチを超音波吸引ハンドピー
ス、超音波凝固切開ハンドピース両方に使用できること
である。 【0053】ただし、ハンドピースの種類により、好ま
しくない動作を抑制するため、次のような制御を行う。
ハンドピースが超音波吸引ハンドピースであった場合に
は、最大超音波ペダル/ボタンを受付けない。これは、
超音波吸引ハンドピースは、その使用目的が血管の多い
組織を、血管を保護しながらその周りの組織のみ乳化、
吸引するために使用するからである。つまり、間違って
最大超音波ペダル/ボタンを押下すると、血管等に最大
の超音波振動が加わり、血管を損傷する可能性がある。
そのことを防止するため、最大超音波ペダル/ボタンを
受付けないようにしている。 【0054】一方、ハンドピースが超音波凝固切開ハン
ドピースであった場合には、高速送水ペダル/ボタン、
吸引ペダル/ボタンは受付けない、これは、超音波凝固
切開ハンドピースでは送水、吸引が不要で、誤ってこの
ペダル/ボタンを押下すると、ハンドピースに接続され
ていない、送水チューブ、吸引チューブから液体が送水
される、吸引するといった余計な動作をしてしまう。 【0055】上記のことを実現するために、以上のよう
な動作フロー及び、検知回路が上記4つの機能を受けら
れるように4つの入力ポートを具備することが必要であ
る。 【0056】上記した第2実施形態によれば、簡便で、
操作性がよく、超音波吸引ハンドピース、超音波凝固切
開ハンドピースの切替併用が可能となる。 【0057】(第3実施形態)図8は本発明の第3実施
形態を説明するためのフローチャートであり、ハンドピ
ースの種別検知に関している。メインループ(ステップ
S0)内で、ハンドピースの種別検知を行う。まずハン
ドピースの種類が、超音波吸引用か否かを判断し(ステ
ップS1)、YESの場合にはステップS2に進んで超
音波吸引ハンドピースに適したボタン又はペダルの機能
割付を行ない、その後メインループ(ステップS6)に
戻る。また、ステップS1でNOの場合にはステップS
3に進んでハンドピースが超音波凝固切開用か否かを判
断し、ここでYESの場合にはステップS5に進んで超
音波凝固切開ハンドピースに適したボタン又はペダルの
機能割付を行ない、その後メインループ(ステップS
6)に戻る。 【0058】また、ステップS3の判断がNO、すなわ
ちハンドピースが超音波吸引用でもなく超音波凝固切開
用でもない場合にはハンドピースエラー処理(異常処
理)を行なう(ステップS4)。 【0059】上記した実施形態によれば、使用する超音
波手術用ハンドピースの種類を自動的に認識して、必要
な周辺機器の連動制御/非連動制御を切替えるととも
に、治療制御用のフットスイッチ/ハンドスイッチの制
御機能を使用するハンドピースの目的に応じて、自動的
に変更する超音波手術システムの提供が可能となる。 【0060】超音波吸引ハンドピース、超音波凝固切開
ハンドピースのいずれも制御可能なフットスイッチ/ハ
ンドスイッチにおいて、処置に必要な機能スイッチのみ
を動作させることができ、異なる目的の超音波ハンドピ
ースの併用が可能となり操作性が向上する。 【0061】(付記) 1.超音波出力手段と送水手段と吸引手段を具備する超
音波手術システムにおいて、ハンドピースの種類を判別
する手段と、その判別結果により超音波出力手段と送水
手段と吸引手段の動作パラメータを制御する超音波手術
装置。 【0062】2.超音波手術装置と送水装置と吸引装置
において、ハンドピースの種類を判別する手段と、その
判別結果により超音波手術装置と送水装置と吸引装置の
機器間の連動制御の動作パラメータを決定する超音波手
術システム。 【0063】3.ハンドピースの種類を判別する手段
と、その判別結果により、機器を制御するフットスイッ
チ又はハンドスイッチの機能を決定する超音波手術シス
テム。 【0064】4.ハンドピースの種類を判別する手段
と、その判別結果により、機器を制御するフットスイッ
チ又はハンドスイッチの機能の動作/非動作を決定する
超音波手術システム。 【0065】5.前記動作パラメータは、超音波出力に
同期して、送水手段、吸引手段が動作するか否かを決定
するパラメータであることを特徴とする1または2に記
載の超音波手術装置。 【0066】 【発明の効果】本発明によれば、術者が煩雑な設定をす
ることなく、超音波吸引、超音波凝固切開に要求される
機能を実現することができる超音波手術システムが提供
される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態の超音波手術システムの
全体構成を示す図である。 【図2】図1で説明した超音波手術装置11の内部構成
を示す図である。 【図3】図1で説明した送水装置12の内部構成を示す
図である。 【図4】図1で説明した吸引装置13の内部構成を示す
図である。 【図5】フットスイッチ10及びハンドスイッチ17の
構成例を示す図である。 【図6】フットスイッチ10及びハンドスイッチ17の
他の構成例を示す図である。 【図7】フットスイッチ10及びハンドスイッチ17の
他の構成例を示す図である。 【図8】本発明の第3実施形態を説明するためのフロー
チャートである。 【符号の説明】 10 フットスイッチ 11 超音波手術装置 12 送水装置 13 吸引装置 14 通信ケーブル 15 超音波出力ケーブル 16 ハンドピース 17 ハンドスイッチ 18 送水チューブ 19 吸引チューブ 111 制御部 112 超音波出力部 113 判別部 114 スイッチ検知部 121 制御部 122 送水部 123 吸引開閉制御部 124 送水ポンプ 125 ピンチバルブ 131 制御部 132 吸引ポンプ 133 吸引フィルタ 100 超音波凝固切開用フットスイッチ 101 超音波凝固切開用ハンドスイッチ 102 超音波吸引用フットスイッチ 103 超音波吸引用ハンドスイッチ 104 超音波凝固切開兼超音波吸引用フットスイッチ 105 超音波凝固切開兼超音波吸引用ハンドスイッチ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 超音波凝固切開や超音波吸引を行う超音
    波出力手段と、超音波振動による発熱を抑えるための送
    水手段と、体腔内からの液体を吸引する吸引手段とを有
    する超音波手術システムにおいて、 前記超音波出力手段、前記送水手段、前記吸引手段を制
    御する制御手段と、 ハンドピースが接続される接続部と、 この接続部に接続されたハンドピースの機能を判別する
    手段と、 その判別結果により前記超音波出力手段、前記送水手
    段、前記吸引手段の機能を前記制御手段に割り付ける割
    付手段とを具備することを特徴とする超音波手術システ
    ム。
JP2001217142A 2001-07-17 2001-07-17 超音波手術システム Pending JP2003024345A (ja)

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