JP2660020B2 - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JP2660020B2 JP63252960A JP25296088A JP2660020B2 JP 2660020 B2 JP2660020 B2 JP 2660020B2 JP 63252960 A JP63252960 A JP 63252960A JP 25296088 A JP25296088 A JP 25296088A JP 2660020 B2 JP2660020 B2 JP 2660020B2
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均 唐沢
裕一 池田
裕昭 加川
栄一 布施
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超音波振動で患者の処置を行なう超音波
治療装置の改善に関する。
[従来の技術] 超音波振動を利用して治療を行なう超音波治療装置に
は、特願昭60−1201号,特願昭60−210510号などにも示
されるような構造が用いられている。
すなわち、超音波治療装置には、パイプ等により構成
された生体内に挿入可能なプローブ(振動伝達部材に相
当)の基部に、超音波振動子(超音波振動発生部)をホ
ーンを介し連結した構造が用いられている。そして、超
音波振動子は、プローブ端を腹に定めた駆動周波数で駆
動されるようになっていて、これでプローブ先端に治療
に必要な振れを発生させるようにしている。
そして、使用するときは、内視鏡などを使って患部に
プローブの先端を押し当て、その組織に超音波振動を与
えることにより、患部(前立腺など)を切除したり,破
壊(結石など)したりしていた。
ところで、従来、こうした超音波治療装置では、定電
流で超音波振動子を駆動することが行なわれている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、定電流での駆動は負荷が変動しても常に一
定の振幅が得られるので、組織を効率良く切除できるも
のの、反面、振幅が変化しないので、血管,神経などに
富む組織の切除や被膜の穿孔のない切除などには適して
いない。このため、弾性のある組織を残して切除する場
合などは、かなり難しいものであった。
しかも、定電流駆動では微細な切除ができないで、組
織を微細に切除して処置,あるいは検査したい場合など
の治療には対応できない欠点をもっている。
この発明はこのような問題点に着目してなされたもの
で、各種の駆動モードで治療を行なえ、かつマニュアル
で能力を調整しながら治療を行なうことができる超音波
治療装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の超音波治療装置は、超音波発生部をそれぞ
れ定電流モード,定電圧モード,マニュアルモードで駆
動する駆動回路を設け、かつこの駆動回路の各モードを
選択する手段を設ける。
[作用] この超音波治療装置によると、定電流モード,定電圧
モードを組織に応じ選択すれば、部位に適した超音波治
療が行なえる。また微細な切除などは、マニュアルモー
ドを選択すれば、超音波振動を適時調整しながらの超音
波治療が行なえ、種々の方法で、切除などが行なえるよ
うになる。
[実施例] 以下、この発明を第1図に示す第1の実施例にもとづ
いて説明する。図面は超音波治療装置の全体を示し、1
は把持部、2はその把持部1を構成する外装カバー1aの
後部側に内蔵された超音波振動子(超音波振動発生部に
相当)、3は外装カバー1aの先端側に配置された円錐形
状のホーンである。超音波振動子2には、複数枚の圧電
素子4と複数枚の電極板5とを交互に並べ、これらを前
側金属ブロック6と後側金属ブロック7とで挟み付けて
なるランジュバン型が用いられている。そして、その前
側金属ブロック6に上記ホーン3が一体に連結されてい
る。またホーン3の先端には、パイプ形状のプローブ8
(振動伝達部材)が連結され、超音波振動子2で発生し
た超音波振動をプローブ8の先端へ伝えることができる
ようにしている。なお、把持部1の中心部(超音波振動
子2,ホーン3などの中心)にはプローブ8の管腔と連通
する通路(図示しない)が設けられている。但し、10は
この通路の端部となる吸引口体9に接続された、吸引ポ
ンプ(図示しない)とつなる吸引チューブである。
一方、11は駆動回路である。駆動回路11について説明
すれば、12は定電流回路,13は定電圧回路,14はマニュア
ル駆動回路である。また15は、三つの接点12a,13a,14a
をもつスイッチ回路である。そして、このスィッチ回路
15が上記三つの回路12,13,14に並列に接続されている。
またスイッチ回路15には接点12a,13a,14aのスイッチン
グを制御するスイッチ制御回路16が接続されている。そ
して、このスィッチ制御回路16と、上記並列に組んだ定
電流回路12,定電圧回路13,マニュアル駆動回路14とが上
記超音波振動子2の電極板5に接続され、超音波振動子
2を定電流で駆動したり,定電圧で駆動したり、マニュ
アル操作で駆動できるようにしている。つまり、定電流
モード,定電圧モード,マニュアルモードで超音波振動
子2を振動させることができるようにしている。
そして、スイッチ制御回路16の入力部に、操作パネル
17が接続されている。操作パネル17には、図示はしない
が上記三つの接点12a,13a,14aを選択するための釦の
他、マニュアル操作用の調整つまみなどが設けられてい
る。つまり、釦を選択すれば、その選択したモードと対
応する接点12a,13a,14aがスイッチ制御回路16により閉
成されるようになっていて、釦操作から組織,治療方法
に適した駆動モードや微細な動きに適した駆動モードを
選択できるようにしている(選択する手段)。
しかして、このように構成された超音波治療装置にお
いて、組織の硬軟,弾力性の有無にかかわらず、効率良
く切除したいときは、術者が操作パネル17で定電流駆動
を選択すればよい。
これにより、超音波振動子2は定電流回路12で駆動さ
れ、プローブ8に超音波振動が伝達されていく。ここ
で、先にも述べたように定電流駆動は、負荷が変動して
も常に一定の振幅が得られる特性をもち、単なる切除に
は適したモードといえる。しかるに、組織を効率良く切
除していく。
また、血管,神経などに富む組織の切除や被膜の穿孔
のない切除などを行なうときは、定電圧駆動を選択すれ
ばよい。
すなわち、定電圧駆動は、先の定電流駆動とは異な
り、負荷に応じて振幅が変化する特性をもつ。このこと
は、弾性のある組織を残して切除したいときなどに適し
たモードといえる。しかるに、血管,神経などに富む組
織の安全な切除,被膜の穿孔のない安全な切除ができ
る。
さらにまた、微細な切除を行なうときは、マニュアル
駆動を選択すればよい。
すなわち、適時、調節つまみなどで調整を行ないなが
ら超音波振動子2の駆動を制御するので、従来できなか
った微細な切除を行なうことができる。
それ故、種々の状況下の治療を、それに最適なモード
で行なうことができる。
なお、本実施例では駆動回路11側の操作パネル17で、
モードの選択操作を行なうようにしたが、第1図の二点
鎖線に示すように外装カバー1aにスイッチ部18を設けた
り、同じくスイッチ制御回路16にフットスイッチ19を設
けて、モードを切換えるようにしてもよい。
また、臓器別,部位別の組織の最適切除を行なうため
の出力パターンやそれぞれ臓器において血管を残すため
の出力パターンを、あらかじめICに記憶させておき、使
用時、ワンタッチ操作(釦のON/OFFなどによる)で出力
を設定できるようにしてもよい。
また、この発明は第1の実施例に限らず、第2図およ
び第3図に示す第2の実施例、第4図に示す第3の実施
例、第5図に示す第4の実施例、第6図に示す第5の実
施例のようにしてもよい。
第2の実施例は、治療する部位の硬さに応じて超音波
振動子2の出力を制御するようにしたものである。
具体的には、これはプローブ8の先端外周に第3図で
も示すように硬さ検知素子20(硬さ検知手段)を設け
る。そして、この硬さ検知素子20を制御部21を介して超
音波振動子2の駆動回路22に接続した構造となってい
る。
そして、硬さ検知素子20で患部の硬さを検知し、この
検知結果を受けて、制御部22で、駆動回路22の発振を当
該硬さに適した振幅に制御しており、どのような硬さの
患部でも、適切な超音波振動で治療を行なえるようにし
ている。
第3の実施例は、この第2の実施例の変形例で、これ
は内視鏡30(硬性鏡)を構成するシース31の先端に硬さ
検知素子20を設けたものである。なお、図中、32は光学
視管を示す。
第4の実施例も第2の実施例の変形例である。これ
は、硬さ検出手段を内視鏡30,超音波治療装置とは別体
に設けたものである。
具体的には、例えばシース31内に手元の操作で進退す
る操作部材35を設け、この先端に硬さ検知素子20を設け
て、独立した操作で硬さ情報を駆動回路22へフィードバ
ックさせるようにしている。
第5の実施例は、目的部位にだけ超音波振動を与える
ようにして、たとえ誤って目的以外の部位にプローブが
触れることがあっても危険がないようにしたものであ
る。
これには、例えば第6図に示すような構造を用いてい
る。すなわち、内視鏡40のライトガイド41に受光用と透
光用のファイバー(図示しない)を設ける。そして、透
光用のファイバーの手元側にレーザー発振装置42を接続
する。また受光用のファイバーの手元側に受光センサ43
を接続して、生体組織から反射するレーザー光を受ける
ようにする。そして、この受光センサ43を信号処理回路
44を介して制御部45(マイクロコンピュータおよびその
周辺回路よりなる)に接続し、当該制御部45で生体組織
の反射率を測定していく。そして、それと共に制御部45
に内蔵の判別回路46で測定した反射率が治療を行なう目
的の反射率と一致するか判別していく。そして、判別結
果により、反射率が一致しているならば、目的の部位と
判断して、上記内視鏡40のチャンネルに挿入されている
超音波治療装置の駆動部、すなわち超音波振動子47の駆
動回路48を作動させていく。また不一致ならば、治療す
る部分とは異なる部分がプロープ49側に有る危険な状態
と判断して、駆動回路48の振幅を制御(含む作動停止)
していく。
なお、反射率が目的の部位と一致しているか否かで、
超音波治療装置の振幅を制御するようにしたが、第7図
に示されるように生体組織の反射光を分光分析し、波長
による強度分布が目的の部位の反射光の強度分布と一致
しているか否かで、超音波治療装置の振幅を制御するよ
うにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、各種の駆動モ
ードで治療を行なうことができる。しかも、マニュアル
で能力を調整しながら治療を行なうことができる。
それ故、どのような目的の部位でも、該部位にあった
最適な方法で治療することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の超音波治療装置の構
造を駆動回路と共に示す図、第2図はこの発明の第2の
実施例の超音波治療装置の要部を示す図、第3図はプロ
ーブ先端の硬さ検知素子を拡大して示す側面図、第4図
はこの発明の第3の実施例の要部を示す側断面図、第5
図はこの発明の第4の実施例の超音波治療装置の要部を
示す側面図、第6図はこの発明の第5の実施例の要部を
示す図、第7図は異なる判別情報となる反射光の波長に
対する強度分布を示す線図である。 2……超音波振動子(超音波振動発生部)、8……プロ
ーブ(振動伝達部材)、11……駆動回路、17……操作パ
ネル(選択する手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五反田 正一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 櫻井 友尚 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 池田 裕一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加川 裕昭 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 布施 栄一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩野 忠夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−24093(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動発生部と、この超音波振動発生
    部からの超音波振動を生体内の目的位置へ伝達する振動
    伝達部材と、前記超音波振動発生部を定電流モード,定
    電圧モード,マニュアルモードで駆動する駆動回路と、
    この駆動回路の各モードを選択する手段とを具備したこ
    とを特徴とする超音波治療装置。
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KR101435832B1 (ko) 2007-03-19 2014-08-29 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서의 무선 프로토콜 처리방법 및이동통신 송신기
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