JPH11318919A - 手術装置及び手術システム - Google Patents
手術装置及び手術システムInfo
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- JPH11318919A JPH11318919A JP10127367A JP12736798A JPH11318919A JP H11318919 A JPH11318919 A JP H11318919A JP 10127367 A JP10127367 A JP 10127367A JP 12736798 A JP12736798 A JP 12736798A JP H11318919 A JPH11318919 A JP H11318919A
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Abstract
に必要な機能を適宜組み合わせて提供することができる
手術装置を提供する。 【解決手段】超音波振動子と、超音波振動するととも
に、少なくとも二極の導電部を備えた処置部とを有する
ハンドピース40と、被処置部への送水を行なうととも
に被処置部からの吸引を行なう送水源56、吸引源57
と、超音波振動子を振動させるための電気エネルギを発
生する超音波発振回路51と、組織を焼灼するための電
気エネルギを発生して少なくとも二極の導電部に供給す
るバイポーラ出力回路52と、送水源56、吸引源57
と、超音波発振回路51と、バイポーラ出力回路52と
を統合的に制御する制御回路50とを有する駆動装置1
6とを具備し、超音波振動による組織の凝固切開と、超
音波吸引と、電気メスによる組織の焼灼のうち少なくと
も2つの処置を同時に又は切り換えて行なう。
Description
ステムに関する。
り、例えば、超音波振動を利用し、処置具を振動させて
生体組織を凝固、切開する超音波凝固・切開装置や、高
周波電力による熱作用で生体組織の焼灼を行なう電気メ
ス装置や、不要な生体組織を粉砕して吸引する超音波吸
引装置などがある。これら各種の手術装置にはそれぞれ
長所、欠点があるので、各々の手術装置を適宜組み合せ
て手術を行なうことが提案されている。
メス装置との組み合せによって、超音波吸引装置の欠点
であった超音波吸引時における細い血管からの出血を電
気メス装置による焼灼作用により止血することが可能で
ある。
した場合には、その構成上、もれ電流が発生する場合が
あり、これによって患部以外に損傷を与えてしまうとい
う問題がある。
は、超音波吸引装置とバイポーラ電気メス装置とを組み
合せることにより、もれ電流の問題を克服した手術装置
を開示している。
た国際公開WO95/17855号は、超音波吸引装置
とバイポーラ電気メス装置との組み合せにおいて、ハン
ドピース部分の構造を詳細に開示しているが、超音波吸
引装置を駆動するための駆動源と、バイポーラ電気メス
装置を駆動するための駆動源とは別個に構成されてお
り、各装置の出力をどのように処置部に作用させるかに
ついては個々の駆動源による制御に委ねられていた。
たものであり、その目的とするところは、少なくとも2
つ以上の装置出力を有機的に結合させることで、1つの
装置で、操作者が行ないたい複数の処置に必要な機能を
適宜組み合わせて提供できる手術装置及び手術システム
を提供することにある。
めに、第1の発明に係る手術装置は、超音波振動子と、
この超音波振動子からの振動エネルギが伝達されて超音
波振動するとともに、少なくとも二極の導電部を備えた
処置部とを有するハンドピースと、このハンドピースを
介して被処置部への送水を行なうとともに、被処置部か
らの吸引を行なう送水・吸引手段と、前記超音波振動子
を振動させるための電気エネルギを発生して前記超音波
振動子に供給する超音波出力回路と、組織を焼灼するた
めの電気エネルギを発生して前記少なくとも二極の導電
部に供給する電気メス出力回路と、前記送水・吸引手段
と、前記超音波出力回路と、前記電気メス出力回路とを
統合的に制御する制御手段とを有する駆動装置とを具備
し、前記制御手段の制御に基づいて、超音波振動による
組織の凝固切開と、超音波吸引と、電気メスによる組織
の焼灼のうち少なくとも2つの処置を同時に又は切り換
えて行なう。
超音波振動子と、この超音波振動子からの振動エネルギ
が伝達されて超音波振動するとともに、少なくとも二極
の導電部を備えた処置部とを有するハンドピースと、こ
のハンドピースを介して被処置部への送水を行なうとと
もに、被処置部からの吸引を行なう送水・吸引手段と、
前記超音波振動子を振動させるための電気エネルギを発
生して前記超音波振動子に供給する超音波出力回路と、
組織を焼灼するための電気エネルギを発生して前記少な
くとも二極の導電部に供給する電気メス出力回路と、前
記送水・吸引手段と、前記超音波出力回路と、前記電気
メス出力回路とを統合的に制御する制御手段とを有する
駆動装置とを具備し、前記制御手段の制御に基づいて、
超音波振動による組織の凝固切開と、超音波吸引と、電
気メスによる組織の焼灼のうち少なくとも2つの処置を
同時に又は切り換えて行なう。
施形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係る手術装置の概略構成を示す図であり、駆動装置1
6には、コネクタ21−1とバイポーラコード14−1
とを介して、かつ、コネクタ21−2と超音波コード1
4−2とを介して、ハンドピース40が接続されるとと
もに、フットスイッチ(F.SW)15が着脱可能に接
続されている。駆動装置16の前面には電源スイッチ2
2の他に、各装置の出力の大きさの設定やフットスイッ
チ(F.SW)15の機能の割り付けを行なうための釦
が設けられたパネル20を有するとともに、同側面には
ピンチバルブ18−1及び18−2が側面から突出する
ように設けられている。
−3が接続され、このチューブ14−3は分岐してい
る。分岐した一方のチューブはピンチバルブ18−1の
凹部を介して生理食塩水ボトル17に接続されている。
また、他方のチューブはピンチバルブ18−2の凹部を
介して吸引ボトル19に接続されている。この吸引ボト
ル19は壁吸引部23に接続されている。生理食塩水ボ
トル17には生理食塩水が溜められており、ピンチバル
ブ18−1の締め付けに応じた生理食塩水がチューブ1
4−3を介して被処置部に供給される。また、壁吸引部
23による吸引により、ピンチバルブ18−2の締め付
けに応じて、不要な組織が被処置部からチューブ14−
3を介して吸引ボトル19へと吸引、収納される。
し、図示せぬ超音波振動子が内蔵されたハンドピース本
体19と、この超音波振動子の振動を処置部8に伝達す
るプローブ11からなる。このプローブ11は組織を超
音波吸引するためにプローブ長さに渡って吸引路11−
1を有する。プローブ11はその先端を除いてシース1
2に包囲されている。また、処置部8には、プローブ1
1の先端に対して開閉駆動されるジョーと呼ばれる把持
具10が設けられている。この把持具10はシース12
の先端部に図示せぬ回動ピンを中心に回動可能に連結さ
れている。ハンドル13を操作すると把持具10がプロ
ーブ11の先端に対して開閉駆動されて、プローブ11
の先端と把持具10との間に生体組織を挟み込んで超音
波凝固、切開を行なうようになっている。さらに、把持
具10とプローブ11の先端とは二極の導電部からな
り、バイポーラ式電気メスとしての機能をも有してい
る。
部構成を示す図であり、超音波吸引、超音波凝固、切開
を行なうために、超音波振動子を振動させる電気エネル
ギを発生するための超音波発振回路51と、バイポーラ
式電気メスへ供給される電気エネルギを発生するバイポ
ーラ出力回路52と、複数種類のハンドピースのうちど
のハンドピースがコネクタ21−1を介して接続されて
いるかを識別するハンドピース識別回路53と、ピンチ
バルブ18−1を駆動するためのバルブ駆動回路54
と、ピンチバルブ18−2を駆動するためのバルブ駆動
回路55と、上記した各回路の動作を統合的に制御する
制御回路50とを具備している。56は送水源であり、
図1の生理食塩水ボトル17に対応する。57は吸引源
であり、図1の壁吸引部23に対応する。
ハンドピースの種類をハンドピース識別回路53により
判別し、制御パラメータを変更して各エネルギ源の制御
方法を変えることができる。これによって、超音波振動
による組織の凝固切開と、超音波吸引と、電気メスによ
る組織の焼灼のうち少なくとも2つの処置を同時に又は
切り換えて行なうことができる。ハンドピースの種類と
しては、図1に示すような、超音波振動による組織の凝
固切開と、超音波吸引と、電気メスによる組織の焼灼の
処置を同時に行なえるタイプのものや、後述するよう
な、超音波振動による組織の凝固切開と、電気メスによ
る組織の焼灼の処置を同時に行なえるタイプ、超音波吸
引と電気メスによる組織の焼灼の処置を同時に行なえる
タイプのものがある。
おいて、第1ペダル15−1(図1)を操作すると超音
波凝固、切開を行なうべく超音波発振回路51が駆動さ
れ、第2ペダル15−2(図1)を操作すると電気メス
に電気エネルギを供給すべくバイポーラ出力回路52が
駆動される。
す図である。前記した図2に示す駆動装置16の構成で
は超音波凝固、切開、超音波吸引を行なうための発振源
と、電気メスによる手術を行なうためのバイポーラ源
と、バルブ駆動源とを1つの本体に収容したが、この構
成では、各駆動源を別体で構成して接続部156、15
7を介して接続し、超音波出力用の本体に設けられた主
制御部50−1がバイポーラ出力用の制御回路50−2
とバルブ駆動用の制御回路50−3との間で連絡を取り
ながら、各駆動源を統合的に制御するものである。パネ
ル20−2は電気メスによる手術のみを行なう場合に各
種の設定を行なうために使用されるものである。
8−2を駆動して送水量や吸引量を制御する動作を説明
するためのタイムチャートである。送水源56、吸引源
57(図2)ではある一定の送水圧や吸引圧が発生して
いるが、各圧力は各ピンチバルブ18−1、18−2を
駆動してチューブ14−3を圧搾して開閉の度合いを変
化させることにより調整することができる。すなわち、
ピンチバルブ18−1、18−2の開閉の度合いをパル
ス開閉信号の時間割合(デューティ)に基づいてパネル
20からあらかじめ設定しておき、フットスイッチ
(F.SW)15を操作することで調整された送水ある
いは吸引を行うことができる。
も2つ以上の回路出力を結合させることで、1つの装置
で、操作者が行ないたい複数の処置に必要な機能を適宜
組み合わせて提供することができる。
置の構成を示す図であり、超音波凝固、切開と電気メス
によるバイポーラ凝固とを同時にまたは切り換えて行な
う場合の構成を示しており、図6はその作用を説明する
ための図である。
に内蔵された超音波振動子63を振動させるための電気
エネルギを発生する超音波出力回路60と、二極の導電
部を構成し、バイポーラ電気メスとしての機能を有する
ジョー66及びプローブ67の先端とに供給するための
電気エネルギを発生するバイポーラ出力回路61と、フ
ットスイッチ(F.SW)64の機能の割り付けや各装
置の出力の大きさを設定するためのパネル68と、フッ
トスイッチ(F.SW)64の操作に基づいて超音波出
力回路60の出力とバイポーラ出力回路61の出力を制
御する制御回路62とが設けられている。
がプローブ67の先端に対して開閉駆動されて、ジョー
66とプローブ67の先端との間に生体組織を挟み込む
ことにより超音波凝固、切開が行われる。また、バイポ
ーラ出力回路61からジョー66とプローブ67に電気
エネルギを供給することにより、電気メスによる凝固が
行われる。
合には、フットスイッチ(F.SW)64のペダル64
−1を操作して超音波出力を強く、かつ、バイポーラ出
力を弱くすることにより、バイポーラ出力により組織変
成の速度を上げながら同時に超音波出力により切開を行
なうことができる。また、超音波凝固を行なう場合に
は、フットスイッチ(F.SW)64のペダル64−2
を操作して超音波出力を弱く、かつ、バイポーラ出力を
強くすることにより、組織がこびりつかずに凝固のみを
行なうことができる。このように、組織を適度の温度で
ゆっくりと凝固、切開することができるが、処置速度が
比較的遅いという欠点をもつ超音波凝固切開装置に、処
置速度は速いが焼灼温度が高く組織が急激に焼灼されて
しまうという欠点をもつ電気メス装置を組み合せること
で効率のよい処置を行なうことが可能になる。
音波吸引とバイポーラ電気メスの機能をもつ超音波手術
装置のハンドピース内部の構成を示す図であり、超音波
振動子103と、この超音波振動子103に接続された
プローブ100と、少なくともプローブ100先端部の
周囲に積層形成された絶縁層101と、その上層に隣接
し、かつ、プローブ100から高周波絶縁された積層形
成による導電層102を有し、プローブ100と導電層
102との間でバイポーラ電気メスを構成している。絶
縁層101は絶縁性セラミックあるいは絶縁性プラスチ
ックのコーティングで形成されている。ハンドピース外
部には後述する操作スイッチが設けられている。
の外観斜視図であり、図7に示すプローブ100を包囲
するシース32と、図7に示す超音波振動子103を内
蔵したハンドピース本体30とが図示されている。この
ハンドピース本体30からはバイポーラコード34−
1、超音波コード34−2、チューブ34−3が引き出
されており、これらは後述する駆動回路に接続される。
ハンドピース本体30にはフットスイッチ(F.SW)
と同等の機能をもつ操作スイッチ33−1及び33−2
とが設けられている。
部の回路構成を加えた超音波手術装置の全体構成図であ
る。駆動部110はバイポーラ電気メスに供給される電
気エネルギを発生するバイポーラ出力回路105と、超
音波振動子103を振動させるための電気エネルギを発
生する超音波発振回路106と、操作スイッチ33−1
及び33−2からの信号に基づいてこれら2つの回路を
制御する制御回路107と、各装置の出力の設定や操作
スイッチ33−1及び33−2の機能の割り付けを行な
うためのパネル108とを具備している。
路107により超音波発振回路106がONされ、これ
によって超音波振動子103に電気エネルギが供給され
て超音波振動子103が振動して超音波吸引が可能にな
る。また、操作スイッチ33−2を操作すると制御回路
107によるバイポーラ出力回路105がONされ、こ
れによってバイポーラ電気メスに電気エネルギが供給さ
れて焼灼処置が可能になる。
とは図10に示すように、超音波振動子103の振動の
節付近において接触している。図10(A)は電極10
4が導電ゴム(Oリング)からなる場合の接触状態を示
しており、図10(B)は電極104がバネ接点からな
る場合の接触状態を示している。
置装置にバイポーラ出力を印加できるため、処置部位を
気にせず、かつ、対極板も不要になるために、安全で使
い勝手の良い手術装置を提供できる。
変形例を示す図であり、超音波手術装置のハンドピース
内部には、超音波振動子103と、この超音波振動子1
03に接続されたプローブ100と、このプローブ10
0の周囲に複数積層形成された導電層102−1,10
2−2と絶縁層101−1,101−2とを有し、導電
層102−1,102−2はそれぞれ絶縁層101−
1,101−2を挟んで高周波絶縁されており、導電層
102−1,102−2間においてバイポーラ電気メス
を構成している。図12は図11の断面図を示してい
る。
動部の回路構成を加えた超音波手術装置の全体構成図で
ある。この構成、作用、効果は図9と全く同様であるの
で説明を省略する。
2−1,102−2とは図14に示すように、超音波振
動子103の振動の節付近において接触している。ここ
では電極104が導電ゴム(Oリング)からなる場合の
接触状態を示している。
波手術装置の構成を示す図である。図15に示すよう
に、ハンドピース210は吸引路200−1を有するプ
ローブ200と、超音波振動子201と、内蔵された吸
引ポンプ202とから構成される。また、吸引ポンプ2
02はハンドピース210の内部から外部へと延長する
吸引チュープ203を介して吸引物貯留容器204に接
続されている。また、本体部211は、超音波発振回路
205と、制御回路206と、ピンチバルブ207と、
操作パネル208とを具備する。制御回路206にはフ
ットスイッチ(F.SW)209が接続されている。
イッチ(F.SW)209の超音波出力ペダル209−
2を操作してONすると、制御回路206はこれに応答
して超音波振動子201を振動させる。この振動はプロ
ーブ200先端に伝達される。この状態で吸引ペダル2
09−1を操作してONすると、制御回路206はこれ
に応答して吸引ポンプ202を作動させるとともに、ピ
ンチバルブ207を開くように制御する。これによっ
て、プローブ200先端の不要な組織はプローブ20
0、吸引チューブ203を介して吸引物貯留容器204
に吸引、貯留される。そして、吸引ペダル209−1を
OFFすると吸引ポンプ202が停止されるとともにピ
ンチバルブ207が閉じて吸引動作が停止される。
2−1,102−2とは図14に示すように、超音波振
動子103の振動の節付近において接触している。ここ
では電極104が導電ゴム(Oリング)からなる場合の
接触状態を示している。
ース210内に吸引ポンプ202を設けることで、吸引
チューブ203の両端で吸引力を働かせることができる
ので安定した吸引力が得られる。また、管路抵抗による
吸引力低下の影響を最小限に抑えることができるため、
安定して組織を吸引できる。
示す図である。その基本的な構成及びその作用は図15
と同様であるが、ここでは、ハンドピース210内の吸
引ポンプ202が、吸引チューブ203と吸引物貯留容
器204とを介して外部吸引手段212に接続されてい
る点が異なっている。
12の吸引圧は常に一定に保たれているので、吸引ペダ
ル209−1の操作後、プローブ200先端に吸引圧が
発生するまでのタイムラグが少なくなるという効果があ
る。
変形例を示す図である。その基本的な構成及びその作用
は図15と同様であるが、本変形例では、吸引ポンプ2
02と吸引物貯留容器204とを結ぶ吸引チューブ20
3−1の径が細く、かつ、外部吸引手段212と吸引物
貯留容器204とを結ぶ吸引チューブ203−3の径が
太く形成されている点が異なっている。すなわち、ハン
ドピース210側の吸引チューブ203−1は操作性に
関係するので操作性を良くするべく径を細くし、他の部
分のチューブ径は圧力損失を最小限に抑えるために太径
としている。さらに、本変形例では吸引物貯留容器20
4は、吸引物がいっぱいに貯留されたときに取り外して
捨てることができる使い捨て容器204−1とこれを保
持するための容器204−2とから構成されており、2
つの容器204−1と204−2とは太径の吸引チュー
ブ203−2で接続されている。
構成の発明が含まれている。 1.超音波振動子と、この超音波振動子からの振動エネ
ルギが伝達されて超音波振動するとともに、少なくとも
二極の導電部を備えた処置部とを有するハンドピース
と、このハンドピースを介して被処置部への送水を行な
うとともに、被処置部からの吸引を行なう送水・吸引手
段と、前記超音波振動子を振動させるための電気エネル
ギを発生して前記超音波振動子に供給する超音波出力回
路と、組織を焼灼するための電気エネルギを発生して前
記少なくとも二極の導電部に供給する電気メス出力回路
と、前記送水・吸引手段と、前記超音波出力回路と、前
記電気メス出力回路とを統合的に制御する制御手段とを
有する駆動装置と、を具備し、前記制御手段の制御に基
づいて、超音波振動による組織の凝固切開と、超音波吸
引と、電気メスによる組織の焼灼のうち少なくとも2つ
の処置を同時に又は切り換えて行なうようにしたことを
特徴とする手術装置。 1−1.1.の前記送水・吸引手段は、チューブを介し
た被処置部への送水量と、チューブを介した被処置部か
らの吸引量を制御するために、前記チューブを開閉する
ためのピンチバルブを含む。 1−2.1.1の前記ピンチバルブは、前記チューブを
開閉する開閉時間の割合を変化させることによって送水
量と吸引量とを制御する。 1−3.1.の前記送水・吸引手段は、前記駆動装置と
一体的に構成されている。 1−4.1.の前記制御手段は、前記駆動装置に接続さ
れるハンドピースの種類に応じて、各エネルギ源の制御
方法を切り換える。 1−5.1.の前記超音波出力回路と、前記電気メス出
力回路と、前記送水・吸引手段とは別体で構成され、こ
れら各手段には制御回路が設けられ、各手段の制御回路
の1つが主制御回路として他の制御回路と連絡を取りな
がら全体の制御を行なう。 1−6.1.の前記制御手段は、超音波振動による組織
の凝固、切開、超音波吸引、電気メスによる組織の焼灼
のうち特定の処置を優先して処置を行なうモードを有す
る。 2.超音波振動子と、この超音波振動子による超音波振
動を被処置部に伝達するプローブと、このプローブとは
電気的に絶縁されて配置され被処置部に作用する導電性
の作用部材とを含むハンドピースと、超音波発振源と、
バイポーラ電気メス発振源と、これら両発振源の発振出
力を、そのタイミングと大きさとからなる組み合わせパ
ターンで前記プローブと作用部材とに同時に供給するべ
く制御する制御手段とを含む駆動装置と、を具備する手
術装置。 2−1.2.の前記組み合わせパターンを任意に設定す
るための設定手段を有する。 3.振動子と、この振動子に接続されたプローブと、少
なくともプローブ先端部の周囲に積層形成された絶縁層
と、その上層に隣接し、かつ、プローブから高周波絶縁
された積層形成による導電層と、を具備し、前記プロー
ブと前記導電層との間でバイポーラ電気メスを構成した
ことを特徴とする超音波手術装置。 3−1.3.の前記プローブの周囲に複数の積層形成さ
れた導電層及び絶縁層を有し、前記導電層はそれぞれ前
記絶縁層を挟んで高周波絶縁されており、前記導電層間
においてバイポーラ電気メスを構成する。 3−2.3.の前記絶縁層が絶縁性セラミックのコーテ
ィングにより形成されている。 3−3.3.の前記絶縁層が絶縁性プラスチックのコー
ティングにより形成されている。 4.振動子と、吸引路を有するプローブと、内蔵吸引ポ
ンプと、を具備するハンドピースを有することを特徴と
する超音波手術装置。 4−1.4.の前記ハンドピース内の内蔵吸引ポンプと
外部吸引手段とが、吸引チューブ及び吸引物貯留容器を
介して接続されている。 4−2.4.の前記外部吸引手段と吸引物貯留容器とを
結ぶ吸引チューブの径が、内蔵吸引ポンプと吸引物貯留
容器とを結ぶ吸引チューブの径よりも太く形成されてい
る。
装置出力を有機的に結合させることができるので、1つ
の装置で、操作者が行ないたい複数の処置に必要な機能
を適宜組み合わせて提供することができる。
略構成を示す図である。
である。
である。
する動作を説明するためのタイムチャートである。
示す図である。
る。
成を示す図である。
観斜視図である。
回路構成を加えた超音波手術装置の全体構成図である。
触状態を説明するための図である。
る。
いる
に本体部の回路構成を加えた超音波手術装置の全体構成
図である。
層との接触状態を説明するための図である。
の構成を示す図である。
図である。
成を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 超音波振動子と、この超音波振動子から
の振動エネルギが伝達されて超音波振動するとともに、
少なくとも二極の導電部を備えた処置部とを有するハン
ドピースと、 このハンドピースを介して被処置部への送水を行なうと
ともに、被処置部からの吸引を行なう送水・吸引手段
と、 前記超音波振動子を振動させるための電気エネルギを発
生して前記超音波振動子に供給する超音波出力回路と、
組織を焼灼するための電気エネルギを発生して前記少な
くとも二極の導電部に供給する電気メス出力回路と、前
記送水・吸引手段と、前記超音波出力回路と、前記電気
メス出力回路とを統合的に制御する制御手段とを有する
駆動装置と、を具備し、 前記制御手段の制御に基づいて、超音波振動による組織
の凝固切開と、超音波吸引と、電気メスによる組織の焼
灼のうち少なくとも2つの処置を同時に又は切り換えて
行なうようにしたことを特徴とする手術装置。 - 【請求項2】 超音波振動子と、この超音波振動子から
の振動エネルギが伝達されて超音波振動するとともに、
少なくとも二極の導電部を備えた処置部とを有するハン
ドピースと、 このハンドピースを介して被処置部への送水を行なうと
ともに、被処置部からの吸引を行なう送水・吸引手段
と、 前記超音波振動子を振動させるための電気エネルギを発
生して前記超音波振動子に供給する超音波出力回路と、
組織を焼灼するための電気エネルギを発生して前記少な
くとも二極の導電部に供給する電気メス出力回路と、前
記送水・吸引手段と、前記超音波出力回路と、前記電気
メス出力回路とを統合的に制御する制御手段とを有する
駆動装置と、を具備し、 前記制御手段の制御に基づいて、超音波振動による組織
の凝固切開と、超音波吸引と、電気メスによる組織の焼
灼のうち少なくとも2つの処置を同時に又は切り換えて
行なうようにしたことを特徴とする手術システム。
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