JPH11318935A - 医療システムの制御装置 - Google Patents

医療システムの制御装置

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JPH11318935A
JPH11318935A JP10136645A JP13664598A JPH11318935A JP H11318935 A JPH11318935 A JP H11318935A JP 10136645 A JP10136645 A JP 10136645A JP 13664598 A JP13664598 A JP 13664598A JP H11318935 A JPH11318935 A JP H11318935A
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foot
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Kazuya Hijii
一也 肘井
Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
Yoshitaka Honda
吉隆 本田
Takao Tabata
孝夫 田畑
Masahiro Kudo
正宏 工藤
Yasushi Takahashi
裕史 高橋
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Shinji Hatta
信二 八田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、医療機器の誤操作を防止でき、確
実、且つ安全に医療機器の操作ができる医療システムの
制御装置を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】出力スイッチ12a〜12eの切換え操作
状態を足位置センサー13a〜13eによって認識し、
この足位置センサー13a〜13eの検出結果を表示モ
ニター10に表示させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電気メス、超
音波吸引装置、レーザメス等の様々の各種医療機器を組
合わせて複合した医療システムとして用いられる医療シ
ステムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療技術の発展と共に、医療機器
の種類が豊富となり、その機能も充実される傾向にあ
る。また、医療機器としては電気メス、超音波吸引装
置、レーザメス等様々なものが用意されている。これら
の装置は、単体で用いられる場合もあるが、複数種類の
医療機器が組み合わされて複合した医療システムとして
用いられる場合もある。
【0003】また、電気メス、超音波吸引装置、レーザ
メス等の医療機器には、操作者が手で持つハンドピース
が設けられている。このハンドピースには患者の病変部
を処置する処置用のメス部が設けられている。そして、
操作者がハンドピースを手で持ち、このハンドピースの
メス部を患者の病変部に当てることにより、患者の病変
部を処置するようになっている。
【0004】このため、操作者の手は塞がれていること
が多いので、足で操作を行うフットスイッチによって医
療機器の出力のオン・オフの操作を行うようにしている
ものが多い。特に、内視鏡下手術においては、操作者は
内視鏡も手で操作するため、フットスイッチで出力制御
を行うことが多い。
【0005】また、1つの医療機器を複数の動作モード
で駆動するためにフットスイッチには各動作モードに応
じて複数のスイッチが並んでいる。そして、所望の動作
モードに対応するスイッチが選択的に踏み込み操作され
るようになっている。
【0006】また、特開平7−23978号公報では、
フットスイッチの最初の踏み込み操作でペダル部に対応
した動作モードを音で告知し、2回目の踏み込み操作で
出力を行うことでスイッチの誤踏み防止を行う技術が示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フット
スイッチには医療機器に予め設定されている複数の動作
モードに応じて複数のスイッチが並んでいるので、上記
従来構成のものにあっては複数のスイッチの中から目的
とする動作モードを機能させるためのスイッチを正しく
選択して踏み込み操作するためには足元を目視して確認
したり、足でスイッチを探る等の作業が必要になり、そ
の作業が煩わしい問題がある。
【0008】特に、複数の医療機器を複合して使用する
場合には、個々の医療機器にそれぞれフットスイッチが
設けられているので、この場合には最初に複数の医療機
器のフットスイッチの中から目的とする医療機器のフッ
トスイッチを選択したのち、その医療機器の複数のスイ
ッチの中から1つのスイッチを正しく選択して踏み込み
操作することになる。そのため、この場合にはフットス
イッチの操作が一層、煩わしくなる問題がある。
【0009】また、複数のフットスイッチ中から1つの
フットスイッチの中の特定のスイッチのペダル操作を音
のみで正しく判別することは難しいので、聞き違い等に
よるペダル操作の間違いを完全に防止することは困難で
ある。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、医療機器の誤操作を防止でき、確実、
且つ安全に医療機器の操作ができる医療システムの制御
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は検査、診断、処
置の少なくも1つを行う医療機器の動作モードを切換え
制御する複数のスイッチを有し、前記スイッチの切換え
操作により、前記医療機器の動作モードを選択的に切換
え、前記医療機器の動作を制御する医療システムの制御
装置において、前記スイッチの切換え操作状態を認識す
るスイッチ操作認識手段と、このスイッチ操作認識手段
の結果を表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
る医療システムの制御装置である。そして、スイッチ操
作認識手段によってスイッチの切換え操作状態を認識し
させ、表示手段にこのスイッチ操作認識手段の結果を表
示することにより、自然な視線で表示手段を目視するこ
とで現在のスイッチの操作状態を簡単に確認することが
できる。そのため、いちいち足元に視線を落とすことな
く簡単に現在のスイッチの操作状態を確認できるように
したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1および図2(A),(B)を参照して説明する。
図1は本実施の形態の医療システム1全体の概略構成を
示すものである。
【0013】本実施の形態の医療システム1には複数の
医療機器、すなわち超音波により病変部を切開・凝固す
る超音波切開・凝固装置(UCC)2と、高周波電流に
より病変部を切開・凝固する電気メス装置(ESU)3
と、レーザー光により病変部を切開・凝固するレーザー
装置4と、これらの医療機器2,3,4の制御装置5と
が設けられている。ここで、超音波切開・凝固装置2に
は切開、凝固の2つの動作モード(UCC1およびUC
C2の各動作モード)が設けられている。同様に、電気
メス装置3にも切開、凝固の2つの動作モード(ESU
1およびESU2の各動作モード)が設けられている。
【0014】また、制御装置5にはそれぞれの医療機器
2,3,4を所定の動作モードで操作するための指示を
与えるフットスイッチ6と、フットスイッチ用I/F7
と、各医療機器用I/F8と、表示モニター用I/F9
とが設けられている。ここで、フットスイッチ6はフッ
トスイッチ用I/F7に接続されている。さらに、各医
療機器用I/F8には超音波切開・凝固装置2と、電気
メス装置3と、レーザー装置4とがそれぞれ接続されて
いる。
【0015】また、制御装置5の表示モニター用I/F
9には表示モニター(表示手段)10が接続されてい
る。この表示モニター10は、例えば手術用ベッドの近
傍で、操作者が見やすい位置に配置されている。なお、
内視鏡下手術の場合には、この表示モニター10は、カ
メラ装置11を介して内視鏡画像を映すモニターと兼ね
ても良い。
【0016】また、フットスイッチ6の上面には複数、
本実施の形態では5つの出力スイッチ12a〜12e
と、各出力スイッチ12a〜12eの近傍にそれぞれ配
置された足位置センサー13a〜13eとが設けられて
いる。ここで、各出力スイッチ12a〜12eは操作者
から見て、フットスイッチ6の後端部側に配置されてい
る。そして、各出力スイッチ12a〜12eの前端部側
には足位置センサー(スイッチ操作認識手段)13a〜
13eがそれぞれ配置されている。
【0017】さらに、フットスイッチ6の5つの出力ス
イッチ12a〜12eは3つの医療機器2,3,4の各
動作モードにそれぞれ対応させた状態で設定されてい
る。例えば、出力スイッチ12aは超音波切開・凝固装
置2のUCC1の動作モード、出力スイッチ12bは超
音波切開・凝固装置2のUCC2の動作モード、出力ス
イッチ12cは電気メス装置3のESU1の動作モー
ド、出力スイッチ12dは電気メス装置3のESU2の
動作モード、出力スイッチ12eはレーザー装置4の動
作モードにそれぞれ対応させた状態で設定されている。
【0018】また、表示モニター10には図2(A),
(B)に示すように内視鏡画像を表示する画像表示部1
4と、この画像表示部14の横に並設された動作モード
表示部15とが設けられている。さらに、動作モード表
示部15には3つの医療機器2,3,4の各動作モード
のオン、オフ状態を表示する複数、本実施の形態では5
つの動作状態表示部16a〜16eが設けられている。
例えば、第1の動作状態表示部16aには超音波切開・
凝固装置2のUCC1の動作モード、第2の動作状態表
示部16bには超音波切開・凝固装置2のUCC2の動
作モード、第3の動作状態表示部16cには電気メス装
置3のESU1の動作モード、第4の動作状態表示部1
6cには電気メス装置3のESU2の動作モード、第5
の動作状態表示部16cにはレーザー装置4の動作モー
ドのオン、オフ状態が例えば表示文字のハイライトや、
枠表示などによってそれぞれ表示されるようになってい
る。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の医療システム1の使用時には操作者が制
御装置5に超音波切開・凝固装置2、電気メス装置3、
レーザー装置4、表示モニター10をそれぞれ接続する
と、接続状況に応じて表示モニター10上に各医療機器
2,3,4の動作モード表示部15が表示される。
【0020】その後、操作者が足をフットスイッチ6の
上に移動させると、操作者の足が各出力スイッチ12a
〜12eまで移動する前に5つの足位置センサー13a
〜13eのうちのいずれか1つが操作者の足に反応す
る。ここで、例えば操作者の足が超音波切開・凝固装置
2のUCC1の動作モードに対応する出力スイッチ12
aに向かう場合には操作者の足がこの出力スイッチ12
aに到達する前にその手前の位置に配置された足位置セ
ンサー13aが反応する。
【0021】そして、足位置センサー13aからの出力
信号は制御装置5に入力される。このとき、制御装置5
は、足位置センサー13aからの出力信号を受けること
により、出力スイッチ12aの近傍に操作者の足元があ
ることを認識し、表示モニター10上の第1の動作状態
表示部16aにオン表示するように信号を伝達する。こ
れにより、第1の動作状態表示部16aには図2(A)
に示すように表示文字のハイライトや、枠表示などによ
ってオン状態が表示される。
【0022】また、操作者が足を動かし、現在とは異な
る位置の出力スイッチ12b〜12e、例えば出力スイ
ッチ12bの近傍に足を移動させると、その出力スイッ
チ12bに到達する前にその手前の位置に配置された足
位置センサー13bが反応する。この場合も同様にこの
足位置センサー13bからの情報が制御装置5に送られ
る。そのため、制御装置5は、足位置センサー13bか
らの出力信号を受けることにより、出力スイッチ12b
の近傍に操作者の足元があることを認識し、表示モニタ
ー10上の第2の動作状態表示部16bにオン表示する
ように信号を伝達する。これにより、表示文字のハイラ
イトや、枠表示などによってオン状態が表示される位置
が図2(B)に示すように第2の動作状態表示部16b
に移動する。
【0023】また、表示モニター10上の動作モード表
示部15におけるいずれかの動作状態表示部16a〜1
6e、例えば図2(A)に示すように動作状態表示部1
6aが表示文字のハイライトや、枠表示などによってオ
ン状態が表示されている状態で、操作者がその足位置セ
ンサー13aに対応した出力スイッチ12aを踏むと、
動作状態表示部16aが表示している動作モード(超音
波切開・凝固装置2のUCC1の動作モード)の出力が
超音波切開・凝固装置2のプローブ先端に送られ、処置
を行う。
【0024】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では医療システム
1の使用時には表示モニター10上の動作モード表示部
15の5つの動作状態表示部16a〜16eのいずれか
1つにオン状態が選択的に表示される。そのため、この
動作モード表示部15の表示状態を目視することによ
り、現在使用可能な医療機器2,3,4の動作モードが
確認できるので、従来のように現在使用可能な動作モー
ドを確認するためにいちいち足元に視線を落とす必要が
なく、自然な視線で、早く、且つ操作者に負担を与えず
に誤踏み防止確率を高くすることができる。
【0025】なお、足位置センサー13a〜13eをダ
ミー用のスイッチとしても同様の効果が得られる。ま
た、各出力スイッチ12a〜12e上に足位置センサー
13a〜13eを設けても良く、この場合には、一層、
省スペース化が図れる。
【0026】また、図3乃至図5は本発明の第2の実施
の形態を示すものである。図3は本実施の形態の医療シ
ステム21全体の概略構成を示すものである。本実施の
形態の医療システム21には図示しない医療機器に接続
される単数または複数のフットスイッチ22が用意され
ている。これらのフットスイッチ22は、通常、患者ベ
ッド23の近くに配置される。
【0027】さらに、患者ベッド23には、テレビカメ
ラ24と、このテレビカメラ24の画像を映す表示モニ
ター(表示手段)25とが設けられている。ここで、テ
レビカメラ24は、患者ベッド23に対して移動可能な
構造となっている。
【0028】また、表示モニター25は、内視鏡下手術
の場合、内視鏡画像を映す表示手段と兼ねても良い。こ
の場合、表示モニター25の画面には図5に示すように
内視鏡画像26の他にテレビカメラ24の画像27も同
時に映し出せる構造となっている。そして、このテレビ
カメラ24の画像27にはフットスイッチ22の各ペダ
ル22aの操作状態が表示されるようになっている。
【0029】また、図4に示すようにフットスイッチ2
2の各ペダル22a上には各ペダル22aの機能毎に異
なった形状、例えば球状突起22bや、矩形状突起22
cなどの突起物を設け、フットスイッチ22の各ペダル
22a上に乗せた足裏の感触で、ペダル22aの機能が
確認できる構成にしても良い。
【0030】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では術前、操作者はフットスイッチ22の
配置を決めた後、テレビカメラ24を操作することによ
って、フットスイッチ22の全映が表示モニター25上
に映るようにテレビカメラ24を位置決めした状態にセ
ットする。
【0031】この状態で、本実施の形態の医療システム
21による医療処置が開始される。この術中に、操作者
が各医療機器の出力調整を行う際に、フットスイッチ2
2に足を近づけると、この時の操作者の足の動きはテレ
ビカメラ24で撮影され、表示モニター25上に表示さ
れる。
【0032】そこで、本実施の形態では操作者の足元の
動きが表示モニター25上に映るため、操作者は表示モ
ニター25を目視するだけでフットスイッチ22の各ペ
ダル22aの操作状態を簡単に確認することができる。
そのため、フットスイッチ22の各ペダル22aの操作
状態を確認するために従来のようにいちいち足元に視線
を落とす必要がないので、自然な視線で早く、且つ操作
者に負担を与えずにフットスイッチ22の各ペダル22
aの誤踏み防止確率を高くできる。
【0033】さらに、フットスイッチ22の各ペダル2
2aの上に球状突起22bや、矩形状突起22cなどの
異なった突起物を設けた場合には、操作者がフットスイ
ッチ22の各ペダル22a上に乗せた足裏の触感によっ
てもフットスイッチ22の各ペダル22aを認識するこ
とができるため、更に誤踏み防止確率を高くできる効果
がある。
【0034】また、図6は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。図6は第1の実施の形態(図1および
図2(A),(B)参照)の医療システム1などで使用
される電気メス装置31の全体の概略構成を示すもので
ある。本実施の形態の電気メス装置31には電気メス本
体32と、ハンドピース33とが設けられている。ここ
で、ハンドピース33には処置用電極34と、電気メス
の出力を制御するハンドスイッチ35とが設けられてい
る。
【0035】さらに、電気メス本体32には制御部36
と、出力部37と、機能選定手段38と、表示パネル部
39とが設けられている。ここで、制御部36には出力
部37と、機能選定手段38とがそれぞれ接続されてい
るとともに、ハンドピース33のハンドスイッチ35
と、フットスイッチ40とがそれぞれ接続されている。
そして、これらのハンドスイッチ35およびフットスイ
ッチ40によって電気メスの出力を同様に制御するよう
になっている。
【0036】また、表示パネル部39は機能選定手段3
8に接続されている。この機能選定手段38はハンドス
イッチ35およびフットスイッチ40の各スイッチに電
気メス装置31の制御項目を割り当てるものである。な
お、本実施の形態の電気メス装置31にはモノポーラ、
バイポーラ、切開、凝固等の各種出力モードが用意され
ている。
【0037】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では予め電気メス本体32の機能選定手段
38によって術者の好みに応じて、また頻度に応じてハ
ンドピース33のハンドスイッチ35およびフットスイ
ッチ40の出力項目が自由に設定できる。
【0038】そして、電気メス装置31の使用時にはハ
ンドピース33のハンドスイッチ35またはフットスイ
ッチ40のいずれかのオン/オフ動作は制御部36に伝
えられる。それを受け、制御部36は出力部37へのオ
ン/オフ指令を出す。
【0039】そこで、上記構成のものにあっては術者の
好みに応じて、また頻度に応じてハンドピース33のハ
ンドスイッチ35およびフットスイッチ40の出力項目
が自由に設定できるので、使い勝手が良く、押し間違い
等を防止できる。そのため、従来の出力項目が固定され
ている場合のように出力項目が多くなると押し間違い等
が多くなり、使い勝手が悪くなる場合に比べて使い易く
なる。
【0040】なお、本実施の形態では電気メス装置31
に適用した場合について示したが、電気メスに限らず、
UCC、USU等でも良い。さらに、本発明は上記実施
の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。次
に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記す
る。 記 (付記項1) 複数のスイッチを有し、かつ検査、診
断、処置の少なくも1つを行う医療機器の動作を前記ス
イッチの切換えにより制御可能としている医療システム
の制御装置において、操作者がどのスイッチを操作して
いるかまた操作しようと試みているかを認識する認識手
段と、認識手段の結果を表示する表示手段を設けたこと
を特徴とする医療システムの制御装置。
【0041】(付記項2) 認識手段が複数のスイッチ
の個々に対応し、スイッチ近傍に設けられた足位置検知
手段によって構成される上記付記項1に記載の医療シス
テムの制御装置。
【0042】(付記項3) 認識手段が患者用ベッドに
ベットと移動可能に固定される撮像手段によって構成さ
れる上記付記項1に記載の医療システムの制御装置。 (付記項1〜3の従来技術) 近年、医療技術の発展と
共に、各種医療機器が豊富となり、その機能も充実傾向
にある。各種医療機器も電気メス、超音波吸引装置、レ
ーザーメス等様々なものが用意されている。これらの装
置は、単体で用いられる場合もあるが、複合した医療シ
ステムとして用いられる場合もある。これらの装置は、
操作者がメス部を手で持ち、患者の病変部を処置する。
このため、装置の出力のオン・オフは、足で操作を行う
フットスイッチを用いるものが多い。特に、内視鏡下手
術においては、操作者は内視鏡も手で操作するため、フ
ットスイッチで出力制御を行うことが多い。特開平7−
23978号公報では、フットスイッチの最初の操作で
ペダル部に対応した動作モードを音で告知し、二回目の
操作で出力を行うことでスイッチの誤踏み防止を提案し
ている。
【0043】(付記項1〜3が解決しようとする課題)
しかしながら、フットスイッチは一つの機器を複数の
動作モードで駆動するため、各動作モードに応じて複数
スイッチが並んでいるので、目的とするスイッチを正し
く踏むために目で足元を確認したり、足でスイッチを探
ったりする必要があり、煩わしかった。特に、装置を複
合して使用する場合は、個々の装置に対してフットスイ
ッチを設ける必要があり、煩わしかった。また、複数個
のフットスイッチの複数個のペダルを音のみの判別では
聞き違い等による誤踏みを完全に防止することができな
かった。
【0044】(付記項1〜3の目的) 機器の誤動作を
防止でき、確実、且つ安全に機器の操作ができる医療シ
ステムの制御装置の提供。 (付記項4) 複数の制御スイッチ(ハンドスイッチ、
フットスイッチ)を有する手術装置において、各スイッ
チに装置の制御項目を割り当てる、機能選定手段を設け
た。
【0045】(付記項4の従来技術) 従来、制御スイ
ッチを多数持つ手術装置がある。 (付記項4が解決しようとする課題) 制御スイッチを
多数持つ手術装置は、押し間違い等が多く、使い勝手が
悪かった。
【0046】(付記項4の目的) 使い勝手の良い制御
スイッチを有する手術装置の提供。 (付記項4の効果) 術者の好みに応じて、また頻度に
応じて各スイッチの出力項目が設定できる。電気メスに
限らず、UCC、USU等でも良い。
【0047】
【発明の効果】本発明によればスイッチの切換え操作状
態を認識するスイッチ操作認識手段と、このスイッチ操
作認識手段の結果を表示する表示手段とを設けたので、
医療機器の誤操作を防止でき、確実、且つ安全に医療機
器を操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の医療システム全
体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の医療システムにおける表
示モニタ上の選択表示部の表示状態を示すもので、
(A)はESU1の表示状態を示す平面図、(B)はE
SU2の表示状態を示す平面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の医療システム全
体の概略構成図。
【図4】 第2の実施の形態のフットスイッチを示す斜
視図。
【図5】 第2の実施の形態の医療システムにおける表
示モニタ上の選択表示部の表示状態を示す平面図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態の電気メス装置全
体の概略構成図。
【符号の説明】
2 超音波切開・凝固装置(医療機器) 3 電気メス装置(医療機器) 4 レーザー装置(医療機器) 5 制御装置 6 フットスイッチ 10 表示モニター(表示手段) 12a〜12e 出力スイッチ 13a〜13e 足位置センサー(スイッチ操作認識
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 孝夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 工藤 正宏 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 裕史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 八田 信二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査、診断、処置の少なくも1つを行う
    医療機器の動作モードを切換え制御する複数のスイッチ
    を有し、 前記スイッチの切換え操作により、前記医療機器の動作
    モードを選択的に切換え、前記医療機器の動作を制御す
    る医療システムの制御装置において、 前記スイッチの切換え操作状態を認識するスイッチ操作
    認識手段と、 このスイッチ操作認識手段の結果を表示する表示手段と
    を具備したことを特徴とする医療システムの制御装置。
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Cited By (13)

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JP2001276088A (ja) * 2000-03-29 2001-10-09 Olympus Optical Co Ltd 手術システム
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