JP3725808B2 - 医療機器制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の医療機器を制御する医療機器制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の医療機器で構成されるシステムとして、例えば内視鏡を備えた医療用内視鏡システムが挙げられる。一般的な内視鏡システムは、観察を行うための内視鏡と、この内視鏡に接続されるカメラヘッドと、このカメラヘッドで撮像した画像信号を処理する内視鏡用カメラ装置と、被写体を照明するために上記内視鏡へ照明光を供給する光源装置と、上記内視鏡用カメラ装置で信号処理して得た内視鏡画像を表示するモニタなどを備えている。
【0003】
上記内視鏡システムは、被検部位へ内視鏡を挿入し、光源装置からの照明光を被写体へ照射して内視鏡で被写体の光学像を得ている。そして、上記内視鏡システムは、カメラヘッドで撮像した被写体像の画像信号を内視鏡用カメラ装置で信号処理してモニタに内視鏡画像を映し出すようになっている。このような内視鏡システムにより、体腔内などの観察、検査が行われる。
【0004】
また、内視鏡を用いた外科手術なども行われている。この内視鏡外科手術は、前述の装置に加えて、腹腔内を膨張させるために用いる気腹装置や、生体組織を切除或いは凝固する高周波焼灼装置等処置装置を用い、内視鏡下で被処置部位を観察しながら各種処置がなされている。
【0005】
このような従来の医療用内視鏡システムを用いた内視鏡外科手術は、例えば、図12に示すように行われる。図12は、従来の内視鏡外科手術の準備段階から手術及び後片づけの流れを示す説明図である。
通常、ユーザは、手術前に器材を手術室へ搬入し、ケーブルやチューブ類の接続を行って準備を行う。これら接続が完了した所で、ユーザは、電源を投入して医療用内視鏡システムを起動させ、内視鏡手術を開始する。
【0006】
ここで、ユーザは、内視鏡手術の前に先立って、例えば上記高周波焼灼装置や気腹装置などの各種医療機器に対して予め、初期設定を行う。このとき、起動される医療用内視鏡システムは、フローAに示す各種医療機器を個別に制御するものと、フローBに示す各種医療機器を集中制御するものとの2種類ある。
【0007】
前者の医療用内視鏡システムは、各医療機器を個別に操作、制御する構成である。このため、前者の医療用内視鏡システムは、初期設定を個別に設定する等、操作が極めて煩雑である。
後者の医療用内視鏡システムは、統合システムと呼ばれる集中制御システムであり、例えば、特開平9−31949号公報に記載されているように各医療機器を集中的に操作、制御する医療機器制御装置を備えたものが提案されている。上記特開平9−31949号公報に記載されている医療機器制御装置は、各医療機器の初期設定を自動的に一度に設定する等、操作が極めて簡易である。
【0008】
ここまでが手術前の準備であって、各医療機器の初期設定が終了すると、ユーザは手術を行う。このとき、ユーザは、内視鏡下外科手術を行う最中にも、例えば気腹装置の変更や高周波焼灼装置の出力電圧の変更など術中に各医療機器の設定変更を行うこともある。手術が終了すると、ユーザは、電源を切断し、医療用内視鏡システムのケーブル及びチューブ類を取り外して終了する。
【0009】
上記特開平9−31949号公報に記載の医療機器制御装置は、上記フローBに示す自動設定を1つのシステムで行うものである。しかしながら、内視鏡下外科手術は、医療機器の設定を行うフローA又はフローBの段階が、手術中に医療機器を個別に操作するフローCの段階に比べて圧倒的に多い。
一般に、手術室は、通常複数設置され、内視鏡下外科手術や一般の開腹手術にスケジュールされて使用されている。近年、このような内視鏡下外科手術の適用が増え、医療機器制御装置は、複数の手術室毎に広く利用されるようになってきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−31949号公報に記載の医療機器制御装置は、全ての医療機器を集中して制御するために大型のタッチパネルを制御装置に備えるなどして高価なシステムとなってしまっていた。
また、上記医療機器制御装置は、上述したフローBに示す各医療機器の初期設定時における自動設定を個々の手術室毎に行っている。このため、ユーザは、各手術室毎に上記医療機器制御装置を利用する場合、各手術室毎に繁雑な初期設定等を行う必要があった。
【0011】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、医療機器を安価に集中制御可能な医療機器制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、制御手段に対してモバイル装置で全て(制御手段で設定できる項目を含む)の設定を可能にする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の医療機器制御装置は、複数の医療機器を制御する集中制御装置と、前記集中制御装置に設けられた集中制御CPUと、複数の医療機器を制御する所定の第1制御情報を記憶可能な第1メモリと、前記第1メモリに記憶する前記第1制御情報を設定可能な第1操作部と、前記集中制御装置とは別体であって、当該集中制御装置に接続可能なモバイル装置と、前記モバイル装置に設けられたモバイル制御CPUと、当該モバイル装置が前記集中制御装置に接続された際に前記複数の医療機器を制御するための所定の第2制御情報を記憶可能な第2メモリと、少なくとも、前記第2メモリに記憶する前記第2制御情報を設定可能な第2操作部と、を具備し、前記モバイル装置を前記集中制御装置に接続した際、前記集中制御CPUまたはモバイル制御CPUの制御下において、前記第1制御情報または前記第2制御情報を前記モバイル装置と前記集中制御装置との間で相互に伝送可能としたことを特徴とする。
本発明の第2の医療機器制御装置は、複数の医療機器を制御する集中制御装置と、前記集中制御装置に設けられた集中制御CPUと、複数の医療機器を制御する所定の第1制御情報を記憶可能な第1メモリと、前記第1メモリに記憶する前記第1制御情報を設定可能な第1操作部と、前記集中制御装置とは別体であって、当該一の集中制御装置に接続可能な複数のモバイル装置と、を備え、前記複数のモバイル装置は、それぞれモバイル制御CPUと、当該一のモバイル装置が前記集中制御装置に接続された際に前記複数の医療機器を制御するための所定の第2制御情報を記憶可能な第2メモリと、少なくとも、前記第2メモリに記憶する前記第2制御情報を設定可能な第2操作部と、を具備し、前記一のモバイル装置を前記集中制御装置に接続した際、前記集中制御CPUまたは当該モバイル装置におけるモバイル制御CPUの制御下において、前記第1制御情報または前記第2制御情報を前記モバイル装置と前記集中制御装置との間で相互に伝送可能としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態を備えた医療機器制御装置の全体構成を示す回路ブロック図、図2は図1のモバイル装置を示す外観正面図、図3ないし図5はモバイル装置の具体的な操作例を説明する説明図であり、図3は設定値登録変更モードが液晶表示部に表示されている際の説明図、図4は設定値読み出しモードが液晶表示部に表示されている際の説明図、図5は集中制御装置から送信された各医療機器の制御データを新規データとして表示登録される際の説明図である。
【0014】
図1に示すように本発明の第1の実施の形態の医療機器制御装置1は、手術室2毎に設けた複数の医療機器3(3a〜3c)をそれぞれ集中制御する複数の集中制御装置4と、これら複数の集中制御装置4に対して、通信接続可能なモバイル装置5とから構成されている。尚、ここで、通信接続可能とは、有線、又は無線で通信することを意味する。本実施の形態では、前記モバイル装置5は、前記集中制御装置4のコネクタ受け部6に着脱自在に接続されるコネクタ7を備えて、相互に通信可能に構成されているが、前記モバイル装置5及び前記集中制御装置4にそれぞれ赤外線や電磁波等の無線を送受信する送受信手段を設けて相互に通信可能に構成しても良い。
【0015】
また、図1中、手術室2は2つ(2A,2B)設置されており、それに伴い集中制御装置4は2つ(4A,4B)設けている。尚、前記手術室2は2つ以上設置しても良いし、前記集中制御装置4は、2つ以上設けても良い。また、前記集中制御装置4は、必ずしも前記手術室2と同数に設ける必要はない。
【0016】
前記集中制御装置4は、前記複数の医療機器3(3a〜3c)が接続されている。これら複数の医療機器3(3a〜3c)は、例えば、内視鏡装置と、この内視鏡装置下で処置部位を観察しながら各種処置を行う処置装置等である。
【0017】
前記内視鏡装置は、図示しないが観察を行うための内視鏡と、この内視鏡に接続されるカメラヘッドと、このカメラヘッドで撮像した画像信号を処理する内視鏡用カメラ装置と、被写体を照明するために上記内視鏡へ照明光を供給する光源装置と、上記内視鏡用カメラ装置で信号処理して得た内視鏡画像を表示するモニタなどを備えて構成される。前記処置装置は、図示しないが例えば、腹腔内を膨張させるために用いる気腹装置や、生体組織を切除或いは凝固する高周波焼灼装置などの手術機器等である。
【0018】
前記集中制御装置4は、前記複数の医療機器3(3a〜3c)と着脱自在に接続可能な通信インターフェース回路(以下、通信I/F回路)11と、この通信I/F回路11を介して前記複数の医療機器3(3a〜3c)を集中制御するための集中制御CPU12と、この集中制御CPU12が動作するためのプログラムを内蔵したROM13と、前記複数の医療機器3(3a〜3c)の制御データを記憶するメモリ14と、前記モバイル装置5と通信接続可能な通信I/F回路15とから主に構成されている。また、前記集中制御装置4は、前記集中制御CPU12に操作パネル16が接続されている。この操作パネル16は、シートスイッチのような簡易な操作入力手段を用いている。このため、この操作パネル16は、安価に構成することができる。
【0019】
前記集中制御装置4は、前記通信I/F回路15を介して前記複数の医療機器3(3a〜3c)と各々シリアル通信を行うようになっている。前記集中制御装置4は、前記操作パネル16から入力された操作コマンドに基づき、該当する医療機器に対して前記集中制御CPU12が個別の制御を行うようになっている。尚、従来の図12で説明したフローCに相当する術中の医療機器操作は、前記操作パネル16で行う構成となっている。術中にユーザが各医療機器の設定を変更する項目は、非常に限られており、シートスイッチのような限られた操作ボタンしかない操作入力手段でも充分操作可能となっている。
【0020】
前記モバイル装置5は、前記集中制御装置4と通信接続可能な通信I/F回路21と、この通信I/F回路21を介して前記集中制御装置4に対して動作するためのモバイルCPU22と、このモバイルCPU22が動作するためのプログラムを内蔵したROM23と、前記制御データを入力するための入力操作手段としての操作スイッチ群24及びこの操作スイッチ群24の入力操作によるメニュー画像を表示するための液晶表示部25と、前記操作スイッチ群24の入力操作により入力される制御データを記憶するメモリ26とから主に構成されている。
【0021】
前記モバイル装置5は、前記集中制御装置4が前記複数の医療機器3(3a〜3c)を制御するための集中制御用プログラムと、前記メニュー画像を前記液晶表示部25に表示させると共に、前記操作スイッチ群24の入力操作に基づき、前記集中制御装置4に対して前記モバイルCPU22が動作するための動作プログラムとを前記ROM23に内蔵している。
【0022】
前記モバイル装置5は、図2に示すように前記液晶表示部25に前記複数の医療機器3(3a〜3c)を制御するためのメニュー画像30が表示されるようになっている。
前記メニュー画像30は、一番上に現在のモードを表すモード表示欄31が配置されている。このモード表示欄31の下部は、現在のモードによるパラメータ表示欄32が配置され、このパラメータ表示欄32の右側には、パラメータ入力欄33が配置されている。前記パラメータ入力欄33の側部は、これらパラメータ入力欄33のいずれか一つを選択した際に、選択したパラメータ入力欄33の位置を示すリスト表示欄34が配置されている。
【0023】
前記モバイルCPU22で動作される前記動作プログラムは、前記集中制御装置4が前記複数の医療機器3(3a〜3c)を制御するための初期設定値等の制御データを設定し、この設定した制御データを前記集中制御装置4に登録するための設定値登録変更モードと、この設定値登録変更モードで登録された設定値を読み出す設定値読み出しモードとを有している。
【0024】
前記モバイル装置5は、前記液晶表示部25の下部に前記操作スイッチ群24が設けられている。
前記操作スイッチ群24は、前記メニュー画像30のパラメータを選択するための選択操作ボタン41と、この選択操作ボタン41で選択されたパラメータの設定変更を確定するための確定操作ボタン42と、この確定操作ボタン42で確定された設定値の制御データを前記集中制御装置4に送信するための送信ボタン43と、前記設定値読み出しモードに切り換える設定値読出ボタン44と、前記操作パネル16で入力されて前記メモリ14に記憶されている前記集中制御装置4の制御データを読み込むコピーボタン45とを有している。前記メニュー画像30は、前記選択操作ボタン41により前記パラメータ入力欄33の各々のパラメータを選択され、変更された設定値を前記確定操作ボタン42で登録確定するようになっている。
【0025】
次に、図3〜図5を用いて前記モバイル装置5の具体的な操作例を説明する。先ず、医療機器の選択及びパラメータの変更を行う設定登録変更モードについて説明する。図3は、医療機器のパラメータを変更登録する設定値登録変更モードが表示されている例を示している。尚、この図3は、医療機器として高周波焼灼装置及び気腹装置の設定値登録変更モードが液晶表示部25に表示されている。
【0026】
図3に示すメニュー画像30Aは、設定値登録変更モードであるので、モード表示欄31は“設定登録変更”である。尚、このメニュー画像30Aは、電源が投入された場合、最初に設定登録変更モードが表示されるようになっている。
パラメータ表示欄32としては、医療機器の名称表示欄51が配置されている。また、パラメータ入力欄33としては、パラメータ表示欄32である名称表示欄51の右側にそれぞれ設定値入力欄52が配置されている。これら設定値入力欄52は、処置モード名称や設定名称と共に、設定値が表示されるようになっている。また、名称表示欄51の下部は、変更した設定値入力欄52を確定登録する登録ボタン53が配置されている。
【0027】
ユーザは、選択操作ボタン41を操作して、名称表示欄51にカーソルを移動させると、この名称表示欄51が図示しないドロップダウン表示をするようになっている。そして、ユーザは、このドロップダウン表示の中で、所望の医療機器の名称にカーソルを移動させて選択し、確定操作ボタン42で確定する。すると、変更したい医療機器の名称が名称表示欄51に表示されると共に、この変更したい医療機器の処置モード名称や設定名称と共に、設定値が設定値入力欄52に表示されるようになっている。
【0028】
例えば、ユーザが所望の医療機器として高周波焼灼装置を選択すると、名称表示欄51は“高周波焼灼装置”が表示され、設定値入力欄52は、処置モード名称及び設定値として“切開出力 15W”及び“凝固出力 20W”が表示されるようになっている。このとき、設定値入力欄52は、前回の処置モード名称又は設定名称及びこれらの設定値が表示されるようになっている。
【0029】
次に、ユーザは、選択操作ボタン41を操作して、設定値入力欄52にカーソルを移動させ変更したい設定値入力欄52を選択すると、この設定値入力欄52が図示しないドロップダウン表示をするようになっている。このとき、リスト表示欄34は、選択された設定値入力欄52の位置を示すようになっている。尚、図3中、リスト表示欄34は、“切開出力 15W”の位置を表示している。
【0030】
そして、ユーザは、このドロップダウン表示の中で、所望の処置モード名称又は設定名称及びこれらの設定値にカーソルを移動させて選択し、確定操作ボタン42で確定する。すると、変更したい処置モード名称又は設定名称及びこれらの設定値が設定値入力欄52に表示される。
【0031】
そして、ユーザは、設定値の変更を終了すると、選択操作ボタン41を操作してカーソルを登録ボタン53に移動させ、確定操作ボタン42で登録を確定する。すると、モバイル装置5は、モバイルCPU22の制御により変更された医療機器の設定値が制御データとしてメモリ26上に記憶されるようになっている。このようにモバイル装置5は、所望の医療機器の設定値を変更登録し、前記集中制御装置4に送信し記録させるようになっている。
【0032】
先ず、登録した設定値を読み出す設定値読み出しモードについて説明する。
ユーザが設定値読出ボタン44を押下操作すると、図4に示すように設定値読み出しモードが液晶表示部25に表示されるようになっている。図4は、設定値読み出しモードが表示されている例を示している。図4に示すメニュー画像30Bは、設定値読み出しモードであるので、モード表示欄31は“設定読み出し”である。
【0033】
また、パラメータ表示欄32としては、設定欄61が配置されている。また、パラメータ入力欄33としては、パラメータ表示欄32である設定欄61の右側にそれぞれ設定表示欄62が配置されている。これら設定表示欄62は、各手術室2に対して順次割り当てられた設定番号及びこれら設定番号に応じた各設定の登録名が表示されるようになっている。更に、具体的に説明すると、設定表示欄62では、例えば、一般外科の機材を用いて手術を行う場合、一般外科で用いる機器の設定を記憶した“一般外科”を選択するようになっている。
【0034】
ユーザは、選択操作ボタン41を操作してカーソルを設定表示欄62の所望の登録名に移動させ、確定操作ボタン42で確定する。このとき、リスト表示欄34は、選択確定された設定表示欄62の位置を示すようになっている。尚、図4中、リスト表示欄34は、“泌尿器科”の位置を表示している。
【0035】
そして、ユーザは、送信ボタン43を押下操作する。すると、モバイルCPU22は、選択確定された設定表示欄62に表示されている登録名に応じて、メモリ26上に記憶されている制御データを読み出し、通信I/F回路10を介して集中制御装置4、例えば、手術室2Aの集中制御装置4Aへ送信し記録させるようになっている。
【0036】
集中制御装置4は、集中制御CPU12の制御により、モバイル装置5から送信された制御データを通信I/F回路11を介して受信し、この受信した制御データをメモリ14上に記憶するようになっている。そして、集中制御装置4は、集中制御CPU12の制御により、メモリ14上に記憶された制御データに基づいて複数の医療機器3(3a〜3c)を制御するようになっている。
【0037】
このようにモバイル装置5は、集中制御装置4と通信接続可能になっているので、手術室2Aの集中制御装置4Aから別室の手術室22Bに設置された集中制御装置4Bにも同様に通信接続してこの集中制御装置4Bに接続された医療機器3(3a〜3c)も制御することが可能である。
【0038】
この後、ユーザは、集中制御装置4Aを操作することで、医療機器3(3a〜3c)を用いて、手術室2Aで手術を開始する。
ユーザは、手術中、集中制御装置4Aに接続された操作パネル16を操作することで医療機器3(3a〜3c)を制御する。このとき、操作パネル16で設定された各医療機器3(3a〜3c)の制御データは、通信I/F回路12を介して集中制御CPU12に伝送され、メモリ14に記憶される。
【0039】
手術終了後、この集中制御装置4Aのメモリ14に記憶された各医療機器3(3a〜3c)の制御データを新規データとしてモバイル装置5に送信する。
ユーザは、モバイル装置5を再び集中制御装置4Aに通信接続する。そして、ユーザは、モバイル装置5のコピーボタン45を押下操作する。すると、モバイル装置5は、モバイルCPU22の制御により、集中制御装置4Aの集中制御CPU12に対してメモリ14に記憶された各医療機器3(3a〜3c)の制御データを読み込ませ、通信I/F回路15を介して送信させる。
【0040】
モバイル装置5は、モバイルCPU22の制御により、集中制御装置4から送信された各医療機器3(3a〜3c)の制御データを図5に示すように、メニュー画像30Cに“New data”として表示され、登録される。このとき、メニュー画像30Cは、“設定値読み出し”モードとなっており、設定表示欄62の最下段に例えば、“設定5:New data”として表示される。そして、この制御データは、設定表示欄62の下部に配置される文字入力エリア63から登録名を入力されて登録され、メモリ26に記憶されるようになっている。
【0041】
このことにより、モバイル装置5は、手術室2Aの集中制御装置4Aの設定をコピーすることができる。よって、このモバイル装置5は、例えば手術室2Bのような別室の集中制御装置4Bに通信接続することにより、容易に手術室2Aと同じ設定とすることができる。
この結果、本実施の形態は、医療機器3(3a〜3c)を安価に集中制御可能な医療機器制御装置1を実現することができる。
【0042】
尚、本実施の形態では、前記モバイル装置5は、前記制御データを記録するための前記メモリ26を固定されて構成されているが、本発明はこれに限定されず、予め制御データを記録させたメモリを着脱自在に取り付け可能に構成し、このメモリを取り付けることで、このメモリに記憶させたデータを前記集中制御装置4に送信記憶させる構成にしても良い。この場合、メモリは、パーソナルコンピュータ等の他の装置で制御データを記録させても良い。更に、この場合、前記モバイル装置5は、前記制御データを入力するための入力操作手段を設ける必要がない。
【0043】
(第2の実施の形態)
図6ないし図11は本発明の第2の実施の形態に係り、図6は本発明の第2の実施の形態を備えた医療機器制御装置を示す外観構成図、図7は図6の端末モニタ上に表示される登録名入力画像を示す説明図、図8は図6の端末モニタ上に表示される機器選択画像を示す説明図、図9は図6の端末モニタ上に表示される設定入力画像を示す説明図、図10は図6の端末モニタ上に表示される登録確認画像を示す説明図、図11はプログラミング端末のデータ追加制御の流れを示すフローチャートである。
【0044】
本第2の実施の形態は、前記モバイル装置5の入力操作手段としてこのモバイル装置5に通信接続可能なプログラミング端末を用いて医療機器制御装置1を構成する。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。
【0045】
即ち、図6に示すように本第2の実施の形態の医療機器制御装置70は、前記モバイル装置5の入力操作手段としてこのモバイル装置5に通信接続可能なプログラミング端末71を有して構成される。尚、ここで、通信接続可能とは、有線、又は無線で通信することを意味する。本実施の形態では、前記プログラミング端末71は、前記モバイル装置5の接続コード71aを接続して前記モバイル装置5と通信を行うための通信ポート72を端末本体73に備えて、相互に通信可能に構成されているが、前記モバイル装置5及び前記プログラミング端末71にそれぞれ赤外線や電磁波等の無線を送受信する送受信手段を設けて相互に通信可能に構成しても良い。
【0046】
また、前記プログラミング端末71は、この端末本体73が端末モニタ74に接続されて用いられるようになっている。このプログラミング端末71は、例えば、パーソナルコンピュータによって構成されている。尚、前記端末本体73は、図示しないキーボードやマウス等の入力部が接続されて、操作されるようになっている。
【0047】
前記端末本体73は、前記モバイル装置5のメモリ26に記憶されるプログラム又は制御データを変更するためのソフトウェアがインストールされている。また、前記端末本体73は、前記モバイル装置5に登録される医療機器の制御データを図示しないハードディスクに記憶するようになっている。
【0048】
このように構成されている医療機器制御装置70は、モバイル装置5をプログラミング端末71に通信接続されて用いられる。
図6中、プログラミング端末71は、端末モニタ74に起動画像80が表示されている。尚、この起動画像80は、電源が投入された場合、最初に表示されるようになっている。この起動画像80は、プログラミング端末71に設定値を登録するための登録ボタン81と、この登録ボタン81で登録された設定値をモバイル装置5に送信するための送信ボタン82とが配置されている。
【0049】
先ず、登録ボタン81を操作して設定登録を行う際のプログラミング端末71の動作を説明する。ユーザがキーボードやマウス等を操作して登録ボタン81を操作すると、この端末モニタ74上の画面は図7に示す登録名入力画像83に切り替わる。
【0050】
図7に示される登録名入力画像83は、図1で説明した各手術室2に対して、これら手術の種類等に応じた登録名を入力するための画像である。これら設定番号欄84の右側には、登録名が入力される登録名入力欄85が配置されている。設定番号欄84の下側には、各登録名入力欄85間のカーソルの移動を行うためのアップダウンボタン86が配置されている。更に、画面右下には、登録ボタン87が配置されている。
【0051】
ユーザは、キーボードやマウス等を用いて、プログラミング端末71に登録名を入力する。ここで、図7中、登録名入力画像83は、既に設定1から設定4まで登録名が登録名入力欄85に入力されており、カーソルが設定5に位置して、この設定5の登録名入力欄85に登録名が入力される場合を示している。尚、登録名入力欄85に入力される登録名は、例えば、設定1は一般外科、設定2は泌尿器科、設定3は産婦人科、設定4は形成外科である。尚、図7中、登録名入力画像83は、設定1から設定5まで配置されているが、更にそれ以上の設定は、カーソルの移動に伴い表示欄がスクロールすることで行われるようになっている。
【0052】
そして、ユーザは、登録名を入力後、同様にキーボードやマウス等を操作して、登録ボタン87を操作することで、登録名が登録されるようになっている。このことにより、プログラミング端末71は、登録名が設定(記憶)され、手術の種類等に応じた登録名を割り当てることが可能である。従って、ユーザは、登録された登録名を選択することで、手術室に設置されている各医療機器3(3a〜3c)を所望の設定となるよう選択設定することが可能となる。そして、登録ボタン87が操作されると、端末モニタ74上の画面は、図8に示す機器選択画像90に切り替わる。
【0053】
図8に示される機器選択画像90は、登録を行いたい医療機器3を画面上で選択するための画像である。機器選択画像90は、医療機器として高周波焼灼装置等の名称が医療機器表示欄91に配置されている。また、画面右下には、確定ボタン92が配置されている。
【0054】
ここで、ユーザは、キーボードやマウス等を用いて、登録を行いたい医療機器を選択し、確定ボタン92を操作することで確定するようになっている。尚、本実施の形態では、医療機器として高周波焼灼装置及び気腹装置を選択しているとする。そして、確定ボタン92が操作されると、端末モニタ74上の画面は、図9に示す設定入力画像93に切り替わる。
【0055】
図9に示される設定入力画像93は、図8で説明した機器選択画像で選択された医療機器に対して設定入力を行うための画像である。この設定入力画像93は、図8でユーザが選択した医療機器に対して、所望の設定値を入力するようになっている。この設定入力画像93は、医療機器の名称表示欄94の下側にそれぞれ処置モード名称欄95aや設定名称欄95bが配置され、それぞれの右隣に設定値入力欄96が配置されている。
【0056】
これら設定値入力欄96の右隣は、これら設定値入力欄96に入力される設定値をアップダウンさせるためのアップダウンボタン97が配置されている。
また、これらアップダウンボタン97の右隣は、設定値入力欄96のいずれか一つを選択した際に、選択した設定値入力欄96の位置を示すリスト表示欄98が配置されている。また、アップダウンボタン97の下部は、設定値入力欄96を入力確定する入力確定ボタン99が配置されている。
【0057】
ここで、ユーザは、キーボードやマウス等を用いて、選択した医療機器の設定値入力欄96に所望の設定値を入力し、入力が終了したら入力確定ボタン99を操作することで確定するようになっている。そして、入力確定ボタン99が操作されると、端末モニタ74上の画面は、図10に示す登録確認画像100に切り替わる。
【0058】
図10に示される登録確認画像100は、図9で説明した設定入力画像93までの操作で登録した内容を登録確認するための画像である。この登録確認画像100は、登録した内容を登録確認するための登録確認ボタン100aと、登録した内容を登録取り消すための登録取消ボタン100bとが画面中央に並列に配置されている。
【0059】
ユーザは、登録した内容で良ければキーボードやマウス等を用いて登録確認ボタン100aを操作し、登録を完了する。そして、登録確認ボタン100aが操作されると、端末モニタ74上の画面は、図5で説明した起動画像80に切り替わるようになっている。
【0060】
また、ユーザは、登録した内容で納得できないときには、キーボードやマウス等を用いて登録取消ボタン100bを操作し、登録した内容で納得するまで登録操作を繰り返す。ここで、登録取消ボタン100bが操作されると、端末モニタ74上の画面は、図7で説明した登録名入力画像83に切り替わるようになっている。
【0061】
次に、ユーザは、上述したプログラミング端末71に設定値を登録する設定登録を完了した後、この設定登録された設定値をモバイル装置5に送信するデータ送信を行う。
図6〜図10で説明した設定登録のステップを踏むことにより、プログラミング端末71は、手術室2Aの医療機器3(3a〜3c)を自動設定するための制御データ群が記憶されるようになっている。
【0062】
図6で説明したように通信ポート72にモバイル装置5を通信接続した状態で、ユーザは、キーボードやマウス等を用いて起動画像80の送信ボタン82を操作する。すると、プログラミング端末71は、この内部に記憶された全ての制御データをモバイル装置5に送信するようになっている。このことにより、モバイル装置5は、プログラミング端末71から送信される制御データを上記第1の実施の形態で説明した集中制御装置4から送信制御データと同様に取り込むことが可能である。
【0063】
そして、モバイル装置5は、プログラミング端末71から受信した制御データが図5で説明したのと同様に、設定表示欄62に例えば、“設定5:New data”として表示されるようになっている。そして、これら制御データは、図5で説明したのと同様に、文字入力エリア63から登録名を入力されて登録され、メモリ26に記憶されるようになっている。尚、この登録名の入力は、プログラミング端末71を用いて変更することも可能である。
【0064】
そして、ユーザは、上記第1の実施の形態で説明したのと同様に、モバイル装置5で所望の医療機器の設定値を変更登録した後、集中制御装置4に送信し、この集中制御装置4で所望の医療機器の自動設定を行うことができる。
【0065】
また、手術終了後、ユーザは、上記第1の実施の形態で説明したようにモバイル装置5を再び集中制御装置4Aに通信接続し、コピーボタン45を押下操作することで、手術中の集中制御装置4のメモリ14に記憶された各医療機器の制御データを新規データとしてモバイル装置5に読み込ませ登録する。
【0066】
このとき、モバイル装置5は、プログラミング端末71の通信ポート72に通信接続されると、プログラミング端末71へメモリ26に記憶された制御データを送信する。そして、プログラミング端末71は、モバイル装置5から送信された制御データをハードディスクに記憶された制御データと比較する。
【0067】
以下、図11のフローチャートを用いてプログラミング端末71のデータ追加制御の流れを説明する。
図11に示すようにプログラミング端末71は、モバイル装置5から送信された制御データをハードディスクに記憶された制御データと比較し(ステップS1,S2)、新しいデータで且つ新しい登録名であれば、ハードディスク上に新しい設定登録として追加記憶し(ステップS3)、終了(ステップS4)となる。
【0068】
ここで、S1において、制御データが従来の制御データと変更ない場合、プログラミング端末71は、何も処理せず、終了(ステップS4)となる。一方、プログラミング端末71は、データが新しく従来の登録名を持つデータである場合に、登録名が重複していることを端末画面側に警告表示する(ステップS5)。
【0069】
このことにより、モバイル装置5は、新たな制御データが記憶される度にプログラミング端末71に自動的に新しい設定が記憶される。従って、本実施の形態は、複数のモバイル装置5を運用する場合、他のモバイル装置5の制御データがプログラミング端末71に集められ、自動的に全てのモバイル装置5が新しい制御データを得ることができる。
【0070】
尚、本第2の実施の形態では、制御データの登録機能をプログラミング端末71に有して構成しているが、制御データの登録機能をモバイル装置5に有して構成しても良い。
【0071】
また、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0072】
[付記]
(付記項1) 複数の医療機器を制御するための制御手段を備えた医療機器制御装置において、
前記複数の医療機器を制御するための制御データを設定記録し、この記録した制御データを前記制御手段に送信し記録させるためのモバイル装置を有することを特徴とする医療機器制御装置。
【0073】
(付記項2) 複数の医療機器を制御するための制御手段を備えた医療機器制御装置において、
前記複数の医療機器を制御するための制御データを記録し、この記録した制御データを前記制御手段に送信し記録させるためのモバイル装置を有することを特徴とする医療機器制御装置。
【0074】
(付記項3) 前記モバイル装置は、前記制御データを入力するための入力操作手段と、この入力操作手段で入力した制御データを記録する記憶手段と、前記記憶手段に記録した制御データを読み出して前記制御手段へ送信する送信手段と、を具備したことを特徴とする付記項1に記載の医療機器制御装置。
【0075】
(付記項4) 前記モバイル装置は、前記制御データを記録するための記憶手段を着脱自在に設けたことを特徴とする付記項2に記載の医療機器制御装置。
【0076】
(付記項5) 前記モバイル装置は、前記制御手段で設定された制御データを取り込み、新たな制御データとして前記記憶手段に記録することを特徴とする付記項3に記載の医療機器制御装置。
【0077】
(付記項6) 前記入力操作手段は、前記モバイル装置に設けた操作スイッチ群であり、前記記憶手段は、前記モバイル装置に設けたメモリであることを特徴とする付記項3又は5に記載の医療機器制御装置。
【0078】
(付記項7) 前記入力操作手段は、前記モバイル装置に接続可能な端末装置であり、前記記憶手段は、前記端末装置に設けたメモリであることを特徴とする付記項3又は5に記載の医療機器制御装置。
【0079】
(付記項8) 前記端末装置は、前記モバイル装置が前記制御手段から取り込んだ制御データを読み取り、この読み取った制御データを前記メモリに記録した制御データと比較することを特徴とする付記項7に記載の医療機器制御装置。
【0080】
(付記項9) 前記端末装置は、前記比較結果に基づき、読み取った制御データが前記メモリに記録した制御データと異なる場合、新規データとして記録することを特徴とする付記項8に記載の医療機器制御装置。
【0081】
(付記項10) 前記端末装置は、前記比較結果に基づき、読み取った制御データが前記メモリに記録した制御データと同じ場合、その情報を告知することを特徴とする付記項8に記載の医療機器制御装置。
【0082】
(付記項11) 前記端末装置は、読み取った制御データが新しいデータで且つ新しい登録名であるとき、新しい設定登録として追加記憶することを特徴とする付記項9に記載の医療機器制御装置。
【0083】
(付記項12) 前記端末装置は、読み取った制御データが新しいデータで且つ従来の登録名であるとき、登録名が重複していることを告知することを特徴とする付記項10に記載の医療機器制御装置。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、医療機器を安価に集中制御可能な医療機器制御装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた医療機器制御装置の全体構成を示す回路ブロック図
【図2】図1のモバイル装置を示す外観正面図
【図3】設定値登録変更モードが液晶表示部に表示されている際の説明図
【図4】設定値読み出しモードが液晶表示部に表示されている際の説明図
【図5】集中制御装置から送信された各医療機器の制御データを新規データとして表示登録される際の説明図
【図6】本発明の第2の実施の形態を備えた医療機器制御装置を示す外観構成図
【図7】図6の端末モニタ上に表示される登録名入力画像を示す説明図
【図8】図6の端末モニタ上に表示される機器選択画像を示す説明図
【図9】図6の端末モニタ上に表示される設定入力画像を示す説明図
【図10】図6の端末モニタ上に表示される登録確認画像を示す説明図
【図11】プログラミング端末のデータ追加制御の流れを示すフローチャート
【図12】従来の内視鏡外科手術の準備段階から手術及び後片づけの流れを示す説明図
【符号の説明】
1 …医療機器制御装置
2,2A,2B …手術室
3,3a〜3c …医療機器
4,4A,4B …集中制御装置
5 …モバイル装置
6 …コネクタ受け部
7 …コネクタ
11,15,21 …通信I/F回路
12 …集中制御CPU
13,23 …ROM
14,26 …メモリ
16 …操作パネル
22 …モバイルCPU
24 …操作スイッチ群
25 …液晶表示部
30,30A〜30C…メニュー画像
Claims (6)
- 複数の医療機器を制御する集中制御装置と、
前記集中制御装置に設けられた集中制御CPUと、
複数の医療機器を制御する所定の第1制御情報を記憶可能な第1メモリと、
前記第1メモリに記憶する前記第1制御情報を設定可能な第1操作部と、
前記集中制御装置とは別体であって、当該集中制御装置に接続可能なモバイル装置と、
前記モバイル装置に設けられたモバイル制御CPUと、
当該モバイル装置が前記集中制御装置に接続された際に前記複数の医療機器を制御するための所定の第2制御情報を記憶可能な第2メモリと、
少なくとも、前記第2メモリに記憶する前記第2制御情報を設定可能な第2操作部と、
を具備し、
前記モバイル装置を前記集中制御装置に接続した際、前記集中制御CPUまたはモバイル制御CPUの制御下において、前記第1制御情報または前記第2制御情報を前記モバイル装置と前記集中制御装置との間で相互に伝送可能としたことを特徴とする医療機器制御装置。 - 複数の医療機器を制御する集中制御装置と、
前記集中制御装置に設けられた集中制御CPUと、
複数の医療機器を制御する所定の第1制御情報を記憶可能な第1メモリと、
前記第1メモリに記憶する前記第1制御情報を設定可能な第1操作部と、
前記集中制御装置とは別体であって、当該一の集中制御装置に接続可能な複数のモバイル装置と、
を備え、
前記複数のモバイル装置は、それぞれ
モバイル制御CPUと、
当該一のモバイル装置が前記集中制御装置に接続された際に前記複数の医療機器を制御するための所定の第2制御情報を記憶可能な第2メモリと、
少なくとも、前記第2メモリに記憶する前記第2制御情報を設定可能な第2操作部と、
を具備し、
前記一のモバイル装置を前記集中制御装置に接続した際、前記集中制御CPUまたは当該モバイル装置におけるモバイル制御CPUの制御下において、前記第1制御情報または前記第2制御情報を前記モバイル装置と前記集中制御装置との間で相互に伝送可能としたことを特徴とする医療機器制御装置。 - 前記一のモバイル装置を前記集中制御装置に接続した際、当該接続以前に当該集中制御装置に接続された他のモバイル装置における前記第2制御情報を、当該一のモバイル装置における前記第2制御情報として更新することを特徴とする請求項2に記載の医療機器制御装置。
- 前記第2操作部は、前記モバイル装置が前記集中制御装置に接続された際、前記第1制御情報を設定可能とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の医療機器制御装置。
- 前記モバイル装置と前記集中制御装置との接続は無線接続によりなされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の医療機器制御装置。
- 前記第1メモリは、複数の医療機器を制御する所定の第1制御情報の他複数の制御情報を記憶可能であり、前記第2メモリは、複数の医療機器を制御する所定の第2制御情報の他複数の制御情報を記憶可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載 の医療機器制御装置。
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