JP2001000449A - 医療用システム - Google Patents

医療用システム

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JP2001000449A
JP2001000449A JP17600499A JP17600499A JP2001000449A JP 2001000449 A JP2001000449 A JP 2001000449A JP 17600499 A JP17600499 A JP 17600499A JP 17600499 A JP17600499 A JP 17600499A JP 2001000449 A JP2001000449 A JP 2001000449A
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Takashi Ozaki
孝史 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の手術システムにそれぞれ設けられている
システムコントローラ全てに患者データや被制御装置で
ある医療機器の設定値の登録等を行うことなく、他の手
術システムのシステムコントローラに登録されている各
種データの共有及び双方向へのデータの受け渡しを行え
る医療用システムを提供すること。 【解決手段】医療用システム10は、第1手術室1に配
置されている第1内視鏡手術システム11と、第2手術
室2に配置されている第2内視鏡手術システム12と、
通信手段である回線3とで構成されている。システムコ
ントローラ5a,5bには各種データを共有するため記
憶手段として共有記憶領域を備えた記憶装置6a,6b
及びこれら記憶装置6a,6bに記憶されている各種デ
ータの受渡しを行う通信端末7a,7bが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の医療機器
と、これら医療機器を一括制御するシステムコントロー
ラとによって構成される手術システムと、前記システム
コントローラに通信手段を介して接続される、別の手術
システムのシステムコントローラ又は遠隔操作装置とを
備えた医療用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の医療機器とこれら医療機器を一括
制御するシステムコントローラとを備えた手術システム
の1つとして内視鏡手術システムがある。一般的な内視
鏡手術システムは、観察を行うための内視鏡、この内視
鏡に接続されるカメラヘッド、前記内視鏡を通して観察
部位へ照明光を供給する光源装置、前記カメラヘッドで
撮影した画像信号を処理する内視鏡カメラ装置、この内
視鏡カメラ装置で処理された観察部位の被写体映像を表
示するモニタ、腹腔内を膨張させるための気腹装置、手
技を行うための手術装置であり生体組織を切除あるいは
凝固する高周波焼灼装置(以下、電気メス)等複数の医
療機器で構成されている。
【0003】内視鏡手術システムを用いて観察或いは治
療を行う場合の手順を簡単に説明する。まず、光源装置
から照明光を出射させて内視鏡を被検部位へ挿入する。
そして、照明光によって照らされている観察部位を内視
鏡でとらえ、カメラヘッドで撮影する。すると、このカ
メラヘッドでとらえた観察部位の画像信号は内視鏡カメ
ラ装置に伝送され映像信号に処理される。このことによ
り、モニタの画面上に内視鏡画像が表示され、このモニ
タに表示されている内視鏡像を見ながら観察或いは処置
が行われる。このように、観察又は処置中、各医療機器
はほぼ同時に使用され、個々に操作、制御しなければな
らないので作業が煩雑であった。
【0004】このため、特開平7−303654号公報
においては、複数の装置を容易に操作、制御し、システ
ムとしての操作性を向上させるため、被制御装置の機能
を表示する手段と、被制御装置を操作する手段とを設け
たシステム制御装置が開示されている。
【0005】また、特開平9−319409号公報にお
いては、立ち上げ時の各被制御装置の設定を簡潔に行う
ため、予め使用者が各被制御装置の設定値を一括して入
力又は登録しておき、システム立ち上げ時には登録され
たデータを呼び出すことによって、自動的に各装置の設
定を行う自動設定機能を設けたシステム制御装置が開示
されている。この自動設定機能では、登録名称に対応し
て各被制御装置の設定値を複数登録できるようになって
いる。また、複数の使用者がシステムを共用する場合に
は、登録名称によって区別し、各自が登録した設定値が
自動で設定できるようになっている。
【0006】さらに、本出願人は、特願平10−126
338号において、外部通信機器からの信号を入力する
手段と、入力された信号に基づき医療情報として表示手
段に表示する表示手段とを有し、内視鏡画像とともに手
術室以外の場所からの医療情報を表示することが可能な
医療装置を提案している。又、特願平11−05155
6号においては、手術室と遠隔地とにそれぞれ通信装置
を備え、遠隔地において手術室側にある周辺機器の動作
状態や患者情報をリアルタイムにモニタすることが可能
な遠隔手術支援システムを提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手術システムでは各手術システムのシステムコントロー
ラ間でデータの送受信を行うことができなかった。この
ため、異なった手術室に設置されている手術システムの
システムコントローラに各種データを逐一、設定或いは
登録しておかなければならなかった。
【0008】また、同時進行する手術などにおいては、
お互いの手術状況を正確かつリアルタイムに把握するこ
とは難しかった。
【0009】さらに、手技に長けた医者が手術の場に立
ち会えない場合や、ベテランの医者が若手の執刀医を外
部から指導する場合には、手術の様子をリアルタイムに
確認するため、電話やTV会議システムなどによって行
っていたが、手術の際必要なカルテ情報や術中の生体信
号等の各種データを手術室外にいるものが正確に把握す
ることは困難であり、さらには手術室外にいるものが手
術を行っている執刀医に対して手術に関する指示事項を
的確に伝達することが難しかった。
【0010】加えて、手術室の外部や遠く離れた場所
等、複数の場所で医療機器を操作することが可能な場
合、操作に対する優先順位の設定や操作権の管理等が行
われていなかったので、複数の操作指示が重複したり、
異なる操作指示が一度に行われることによって操作指示
が打ち消されるなどの混乱が生じていた。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、複数の手術システムにそれぞれ設けられているシ
ステムコントローラ全てに患者データや被制御装置であ
る医療機器の設定値の登録等を行うことなく、他の手術
システムのシステムコントローラに登録されている患者
データ、機器設定値或いは手術中における生体信号や機
器の出力値等の各種データの共有及び双方向へのデータ
の受け渡しを必要に応じて行え、複数の場所からある1
つの手術室にある複数の医療機器の制御/管理が可能
で、手術室以外の場所から情報端末を用いて、同時に1
つ以上のシステムコントローラに対してデータの送受信
を可能にし、手術室以外複数の場所から1つの手術室に
ある複数の医療機器を適切に制御することが可能な医療
用システムを提供することを目的にしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用システム
は、複数の医療機器及びこれら医療機器を一括制御する
システムコントローラによって構成される手術システム
を複数備え、これら複数の手術システムにそれぞれ設け
られているシステムコントローラ同士を接続し、システ
ムコントローラ間におけるデータの送受信を行う通信手
段と、少なくとも1つのシステムコントローラに設けら
れ、各システムコントローラ間においてデータの共有を
可能にする記憶手段と、各システムコントローラに設け
られ、前記通信手段を介して記憶手段に記憶されている
共有データの授受を必要に応じて行うデータ中継手段と
を具備している。
【0013】そして、前記手術システムのシステムコン
トローラに通信手段を介して接続され、このシステムコ
ントローラを介して画像を含むデータの送受信が可能な
少なくとも1つの遠隔操作情報端末を具備している。
【0014】さらに、前記遠隔操作情報端末を複数備
え、これら遠隔操作情報端末から少なくとも1つのシス
テムコントローラを介して医療機器に対してデータの送
信が可能なとき、前記システムコントローラは、前記複
数の遠隔操作情報端末に対して、前記医療機器に対する
アクセス権の優先順位を設定する優先権設定手段を有し
ている。
【0015】この構成によれば、各手術システムにそれ
ぞれ設けられているシステムコントローラが保有する機
器設定値及び手術状況を含む各種データを共有し、これ
らデータを通信手段を介して各システムコントローラ間
で受け渡たせる。また、手術室とは別の場所にいる医師
等がリアルタイムで手術に必要な情報を得られることに
より、手術室とは別の場所にいる医師から手術室の執刀
医に対してリアルタイムに適切な指示を行える。さら
に、複数の医師が手術室とは別の場所にいて、手術室の
執刀医に対して医療機器の設定変更などの指示を行う場
合、アクセス権の優先順位が的確に設定されているの
で、手術室とは別の場所にいる医師から操作指示入力が
あった場合、手術室の執刀医及び優先順位の上位の者の
判断及び管理の上有効活用される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図5は本発明の第1実
施形態に係り、図1は医療用システムの構成を説明する
図、図2は医療用システムとして使用される手術システ
ムの1例である内視鏡手術システムの構成例を示す図、
図3は内視鏡手術システムにおける各医療機器の実際の
使用形態を示す図、図4は表示装置に表示させる画像の
選択及び表示状態の設定を行う操作パネルの構成例を説
明する図、図5は操作パネルによって設定された表示装
置に表示される画面の切り換え例を説明する図である。
【0017】図1に示すように本実施形態の医療用シス
テム10は、第1手術室1に配置されている手術システ
ムの1つである例えば、内視鏡下外科手術で用いられる
第1内視鏡手術システム11と、第2手術室2に配置さ
れている第2内視鏡手術システム12と、この第2内視
鏡手術システム12と第1内視鏡手術システム11とを
接続する通信手段である回線3とで構成されている。
【0018】図2を参照して第1手術室1及び第2手術
室2に配置されている内視鏡手術システム11,12の
構成を説明する。なお、簡単のため前記第1手術室1及
び第2手術室2に配置されている内視鏡手術システム1
1,12の医療機器等の装置構成は略同じであるので内
視鏡手術システム11についてのみ説明して、内視鏡手
術システム12の説明を省略する。
【0019】図に示すように手術室1内には患者が横た
わる患者ベッド4及び内視鏡手術システム11とが配置
されている。前記内視鏡手術システム11は、それぞれ
第1カート13及び第2カート14を有し、前記第1カ
ート13には医療機器として例えば電気メス21、気腹
装置22、第1内視鏡用カメラ装置23、第1光源装置
24、VTR25等の装置及び二酸化炭素などのガスボ
ンベ26,内視鏡画像等を表示する例えばTVモニタで
ある第1表示装置27、術中のあらゆるデータを選択的
に表示させることが可能な第1集中表示パネル28、例
えば液晶ディスプレイ等の表示部及びこの表示部の上に
一体的に設けられた例えばタッチセンサにより構成さ
れ、非滅菌域にいる看護婦等が操作する第1集中操作装
置となる操作パネル29等が載置されている。
【0020】前記電気メス21、気腹装置22、第1内
視鏡用カメラ装置23、第1光源装置24、VTR25
は第1カート13に載置されたシステム全体の制御を行
う集中制御手段であるシステムコントローラ5に図示し
ない通信線を介して接続されている。
【0021】一方、前記第2カート14には第2内視鏡
用カメラ装置33、第2光源装置34及び画像処理装置
31等の装置及び前記第2内視鏡用カメラ装置33でと
らえた内視鏡画像等を表示する第2表示装置37及び術
中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な
第2集中表示パネル38が載置されている。
【0022】そして、これら第2内視鏡用カメラ装置3
3、第2光源装置34及び画像処理装置31は、第2カ
ート14に載置された中継ユニット32に図示しない通
信線を介して接続されている。また、この中継ユニット
32と前記システムコントローラ5とは中継ケーブル3
5によって接続されている。
【0023】このことにより、前記第2カート14に搭
載されている前記第2内視鏡用カメラ装置33、第2光
源装置34、画像処理装置31及び前記第1カート13
に搭載されている電気メス21、気腹装置22、第1内
視鏡用カメラ装置23、第1光源装置24、VTR25
は前記システムコントローラ5によって集中制御される
ようになっている。
【0024】そして、前記システムコントローラ5で装
置との通信が成立している場合、前記操作パネル29の
液晶ディスプレイ上に、接続されている装置の設定状態
や操作スイッチなどの設定画面を表示させるとともに、
所望の操作スイッチに触れて所定領域のタッチセンサを
操作することによって設定値の変更等の操作入力を行え
るようになっている。なお、符号8は滅菌域にいる執刀
医等が操作する第2集中操作装置としてのリモートコン
トローラであり、通信が成立して装置の操作をシステム
コントローラ5を介して行えるようになっている。
【0025】ここで、図3を参照して内視鏡手術システ
ム11の実際の使用形態を簡単に説明する。図に示すよ
うに患者の腹部には内視鏡51及び手術器具である高周
波処置具52を腹腔内に導くためのガイド管(以下トラ
カールとも記載する)53、54が穿刺されている。一
方のトラカール54には前記気腹装置22から延出する
気腹チューブ55が着脱自在に取り付けられ、このトラ
カール54の挿通孔に高周波処置具52が挿通されてい
る。そして、他方のトラカール53には内視鏡51が挿
通されており、この内視鏡51の接眼部にはカメラアダ
プタ56を介して図示しないカメラヘッドが装着されて
いる。
【0026】前記気腹装置22にはガスチューブ57を
介して前記ガスボンベ26が接続されている。このガス
ボンベ26内の二酸化炭素ガスは、バルブユニット5
8、トラカール54を介して腹腔内に供給される。この
ことにより、腹腔内が供給される二酸化炭素ガスによっ
て膨らみ、手術のための作業空間である内視鏡51の視
野及び高周波処置具52の術野が確保される。なお、前
記腹腔内に供給される二酸化炭素ガスの供給量は、バル
ブユニット22aによって制御されている。
【0027】前記高周波処置具52は、アクティブコー
ド58aを介して電気メス21のアクティブ電極21a
に電気的に接続されている。前記電気メス21の患者電
極(以下P電極と略記する)21bには人体の皮膚に密
着するように柔軟性のあるシートで形成された患者プレ
ート(以下Pプレートと略記する)59から延出する患
者コード58bが電気的に接続されている。
【0028】前記電気メス21のアクティブ電極21a
及びP電極21bは、装置内部に設けられている高周波
電力を発生するHFアンプ21cに接続されており、こ
のHF出力アンプ21cから出力された高周波電流は、
図の矢印に示すようにアクティブコード58a、高周波
処置具52を流れ、この高周波処置具52の先端から人
体を通ってPプレート59、患者コード58bを介して
HF出力アンプ21cに帰還する。このことによって、
電気メス21による各種処置が行える。
【0029】前記図1の第1手術室1に配置されている
内視鏡手術システム11及び第2手術室2に配置されて
いる内視鏡手術システム12にそれぞれ設けられている
システムコントローラ5a,5bには各システムコント
ローラ5a,5bとの間で各種データを共有するため記
憶手段として共有記憶領域を備えた例えばハードディス
クドライブ等の記憶装置6a,6b及びこれら記憶装置
6a,6bに記憶されている各種データの受渡しを行う
データ中継手段としての通信端末7a,7bが設けられ
ている。
【0030】このため、医療用システム10において前
記内視鏡手術システム11の操作パネル29を用いてシ
ステム内各装置の設定値の登録を行う場合、前記システ
ムコントローラ5aに備えられている記憶装置6aの共
有記憶領域に登録する。
【0031】このとき、必要に応じて、前記通信端末7
aと前記通信端末7bとを接続する回線3を通じて、前
記システムコントローラ5bに備えられている記憶装置
6bの共有記憶領域に、前記操作パネル29を用いて前
記記憶装置6aに登録したデータと同じものを登録し
て、いつでも使用可能なようにしておく。
【0032】また、内視鏡手術システム12を使用する
際、このシステムコントローラ5bの記憶装置6b内に
設定値等のデータが登録されていない場合には、前記通
信端末7bと通信端末7aとを接続する回線3を通じて
前記内視鏡手術システム11のシステムコントローラ5
aの記憶装置6aの共有記憶領域に登録されているデー
タを前記記憶装置6bに登録して使用する。
【0033】また、前記手術室1の内視鏡手術システム
11と前記手術室2の内視鏡手術システム12とを同時
に使用する場合、通信端末7aと通信端末7bと接続す
る回線3を通じて、システムコントローラ5aからシス
テムコントローラ5bへ、或いはシステムコントローラ
5bからシステムコントローラ5aへ各医療機器の設定
状態、手術状況、患者情報、手術時間等の情報の送受を
行ってその情報を第1集中表示パネル28,第2集中表
示パネル38に表示させて手術を行う。
【0034】なお、本実施形態における回線3はLAN
又は公衆回線或いは他の通信回線等であり、記憶装置6
a,6bはハードディスクドライブに限らずメモリ、シ
リコンディスク、MOなどであってもよい。また、本実
施形態では2つの手術室にそれぞれ配置されている内視
鏡手術システムとしているが2つの手術室に限定される
ものではなく、3つ以上の手術室であってもよく、同一
病院内の情報に限定されず、他の病院間で情報の受渡し
を行える設定であってもよい。さらに、医療用システム
は、内視鏡手術システムに限定されるものではなく、そ
の他の手術システムや検査システムなどの各種システム
であってもよい。
【0035】このように、複数の手術・検査システムに
それぞれ設けられているシステムコントローラ同士を回
線を通じて接続するとともに、各システムコントローラ
に記憶装置及び通信端末を設けたことにより、各医療機
器の設定値や手術状況を含む各種データをシステムコン
トローラ間で共有することができるとともに、手術室に
配置されている手術システムのシステムコントローラに
回線を介して接続されている複数のシステムコントロー
ラに記憶されているデータを必要に応じて使用すること
ができる。
【0036】なお、前記医療用システム10を構築する
際、内鏡画像や機器の動作状態を示す動作状態表示画像
を表示するために内視鏡画像用或いは動作状態表示画像
用のモニタをそれぞれ用意したのでは省スペース化及び
低コスト化の点で問題になる。
【0037】このため、内視鏡画像や手術室の様子を映
した画像或いは手術に使用されている各種機器の動作状
態や患者情報等を1つの表示装置上に同時に表示される
ことが望ましい。さらには、複数の画像、情報の中から
必要なものだけを意図した場所に所望の大きさで選択的
に表示させることが望ましい。このため、前記医療用シ
ステム10で使用される表示装置を以下のように構成し
ている。
【0038】ここで、図4及び図5を参照して表示装置
の画面上に表示される画像について説明する。
【0039】前記表示装置27,37の画面上に表示さ
せる画像及び情報の選択及びその画像、情報を表示する
際の大きさの設定等は図4に示す操作パネル29の画面
下端部に設けられている、各装置を細かく操作するため
の階層画面となった操作画面を呼び出すタグスイッチ表
示40の中にあるモニタ設定用画面41上で行える。
【0040】まず、タグスイッチ表示40の中にあるモ
ニタ設定用タグスイッチ表示40tに触れてモニタ設定
用画面41を表示させる。そして、モニタ選択スイッチ
42を操作して表示状態を設定する表示装置を選択す
る。本実施形態では前記第1表示装置27に対応するモ
ニタAを選択したとする。
【0041】次に、モニタ選択スイッチ42で選択され
た表示装置の画面上に表示させる画像及び情報の選択や
配置位置の設定を行うためパターンスイッチ43に順次
触れて例えば、図に示すようにモニタAの画面領域を、
内視鏡画像を表示する「1」と表示されたメイン画面で
ある観察用画面44aと、この観察用画面44の下側に
3つ、右側に4つのサブ画面44b〜44hとを有する
表示パターンを選択する。
【0042】そして、この後、各サブ画面44b〜44
hにそれぞれ表示させる情報、位置等が所望のものとな
るように複数の選択スイッチ45を用いて選択、配置
し、設定スイッチ46に触れることで各サブ画面44b
〜44hの設定を完了させられるようになっている。
【0043】ここで、各サブ画面44b〜44hについ
て説明する。前記サブ画面44b〜44hには手術中、
常に表示しなければならない必要最低限の医療機器情報
を表示する機器情報画面44bの他に、執刀医自身の好
みにより手術中常に確認したい医療機器の動作状態を表
示させる機器情報画面44f或いは通常は手術室や手術
室の外部に設けられているルームカメラのとらえた映像
を表示する画面44c,44d,44g,44h、所定
のタイミングで所定の医療機器の動作情報を前記ルーム
カメラのとらえた映像に切り換えて一定時間だけ表示す
る画面44c,44dや手術経過時間を表示する画面4
4e等がある。
【0044】上述した所定のタイミングで所定の医療機
器の情報を一定時間だけ表示する画面を設定するときに
は、自動切換スイッチ47、表示位置設定スイッチ48
及び表示時間スイッチ49を使って所望の状態に設定す
る。
【0045】つまり、表示位置設定スイッチ48によっ
て一定時間だけ情報を表示させるサブ画面の選択を行
い、その後自動切換スイッチ47をオン状態にして切り
換え表示させたい画面の設定を行うとともに、表示時間
スイッチ49を用いて切り換え表示させる画面の表示時
間の設定を行う。なお、前記表示時間スイッチ49で選
択した時間が経過すると、再び初期設定の表示状態の画
面に切り換わるようになっている。
【0046】また、上述した執刀医自身の好みにより手
術中常に確認したい医療機器を表示させる機器情報画面
に表示させる医療機器や機能の選択及び設定は、表示機
器・機能選択スイッチ50によって行える。そして、機
器の選択、機能の選択を完了したなら設定完了確認スイ
ッチ50aに触れて確定を行う。
【0047】このことにより、例えば電気メス21のモ
ード設定及び出力値設定や気腹装置22の設定流量や腹
腔圧などの必要最低限の医療機器情報とは別に、執刀医
自身が個別に手術中常に確認したい医療機器の情報を表
示させることが可能になる。なお、前記機器情報画面に
は例えば第1内視鏡用カメラ装置23の明るさ設定や色
調調整を表示させたり、前記システムコントローラ5a
に接続されている医療機器のうち設定状態が変化したと
き変化した情報を表示させること等を行える。
【0048】つまり、図5(a)に示すような画面構成
の表示装置27において、例えばシステムコントローラ
5aに接続されている医療機器の状態が変化した場合、
図5(b)に示すように予め設定したサブ画面44c,
44d上にその変化した内容に関する情報が表示され
る。つまり、本実施形態においてはサブ画面44c,4
4dにそれぞれ表示されていた手術室内映像から超音波
凝固装置の出力が変化したことを示す画面及びTVカメ
ラの色調が変化したことを示す画面にそれぞれ一定時間
切り換わって表示される。
【0049】なお、このときのサブ画面の設定及び表示
時間の設定等は、前記自動切換スイッチ47、表示位置
設定スイッチ48及び表示時間スイッチ49によって所
望するように行える。また、内視鏡手術システム12側
の表示モニタ上にも同様の情報を表示させるように設定
してもよい。
【0050】このように、1つの表示装置の表示画面を
所望する形態の複数の画面に分割し、それぞれの画面に
内視鏡画像、手術室の様子を映した画像、手術に使用さ
れている各種医療機器の状態、患者状況、手術の時間情
報等を術者の所望するように設定することにより、効率
よく手術の状況を把握することを可能にする表示装置を
備えた医療用システムを提供することができる。
【0051】図6は本発明の第2実施形態にかかる医療
用システムの他の構成例を説明する図である。図に示す
ように本実施形態の医療用システム10Aは、第1病院
61に配置されている第1内視鏡手術システム11と、
第2病院62に配置されている第2内視鏡手術システム
12と、第3病院63の遠隔制御室に設置されている情
報端末64と、前記内視鏡手術システム11,12と情
報端末64とを接続する公衆回線3Aとによって構成さ
れている。なお、前記遠隔制御室には手術に長けたドク
ターが待機しているものとする。
【0052】前記第1病院61のシステムコントローラ
5aには前記第2病院62の記憶装置6bに記憶されて
いる患者情報等の各種情報を入出力するための情報入出
力装置としてタッチパネル65aが接続され、第2病院
62のシステムコントローラ5bには第1病院61の記
憶装置6aに記憶されている患者情報等の各種情報を入
出力するためのタッチパネル65bが接続されている。
そして、第3病院63の遠隔制御室に設置されている情
報端末64には前記第1病院61及び第2病院62の記
憶装置6a,6bに記憶されている患者情報等の各種情
報を入出力するためのタッチパネル65cが設けられて
いる。
【0053】前記各病院61,62のタッチパネル65
a,65bで入力される患者情報等は、公衆回線3Aを
通じて第3病院63の情報端末64上にリアルタイムで
表示されるようになっている。このため、前記第3病院
63の遠隔制御室にいるドクターは、表示された情報を
視認しながら、必要に応じてタッチパネル65cを手元
操作して各内視鏡手術システム11,12の医療機器の
設定状況等や患者の様態等の各種情報をリアルタイムで
確認することが行える。
【0054】一方、第3病院63の遠隔制御室にいるド
クターは、リアルタイムに送られてくる正確な情報及び
タッチパネル65cを手元操作して確認した情報を元
に、第1病院61或いは第2病院62の手術室で執刀し
ている医師に適切な指示を送ることが可能である。な
お、前記情報とは医療用システムに接続された各医療機
器の設定状態、手術の時間、患者の様態等、通常の手術
時に確認が必要とされるあらゆる情報をいう。
【0055】このように、手術室以外の場所にいて、同
時に1つ以上のシステムコントローラからのデータを受
信すること及び必要に応じてタッチパネルを手元操作し
て情報の入手をリアルタイムに行うことができるととも
に、手術室以外の場所にいるドクターから手術室で執刀
している医師に対して受信したデータ及び情報を元に的
確な指示を送ることができるので、手術室以外の場所に
いながらにして手術室の執刀医とともに的確な手術を行
うことができる。
【0056】なお、本実施形態においては公衆回線を使
用しているが、公衆回線の代わりに専用回線や衛星回線
などの他の通信回線であってもよい。また、情報端末を
第3病院の遠隔制御室に設置されているものとしたが、
同一病院内の他の部屋やドクターの自宅、研究所など情
報端末を設置する場所はどこであってもよい。さらに、
本実施形態においては接続先の手術室を2箇所としたが
接続先の手術室は1つ以上であれば幾つであってもよ
い。又、本実施形態においては患者情報を入出力する装
置をタッチパネルとしたが、タッチパネルに限らず磁気
カードリーダ&モニタやパソコン等の入出力装置等であ
ってもよい。
【0057】図7ないし図9は本発明の第3実施形態に
係り、図7は1つの手術用システムに対して複数の遠隔
制御室が接続されている医療用システムの構成例を示す
図、図8は接続先の優先順位を設定する操作画面を説明
する図、図9は操作画面上に表示されるメッセージの1
例を示した図である。
【0058】図7に示すように本実施形態の医療用シス
テム10Bは、第1手術室70に配置されている内視鏡
手術システム71と、3箇所の遠隔制御室72,73,
74にそれぞれ設置されている情報入出力装置である情
報端末72a,73a,74aと、前記内視鏡手術シス
テム71と情報端末72a,73a,74aとを接続す
る公衆回線3Aとによって構成されている。
【0059】なお、前記遠隔制御室にはドクターが待機
している。また、前記情報端末72a,73a,74a
には前記内視鏡手術システム71の医療機器の設定状況
や患者情報等の各種情報がリアルタイムで入力されると
ともに、前記情報端末72a,73a,74aを手元操
作することによって所望の情報をリアルタイムで確認す
ること或いはシステムコントローラ71aを介して各機
器の設定変更等を行えるようになっている。
【0060】このため、手術室において手術を担当する
執刀医は、手術室の外部にいる医師によって機器の設定
変更等を自由に変更されることを防止するため、予め接
続先の外部情報端末72a,73a,74aに対して操
作権の優先順位を設定する。この優先順位の設定は、図
8に示すように操作パネル29の接続先順位設定画面7
5によって行う。
【0061】つまり、手術室にいる執刀医が優先順位を
設定するため、接続先順位設定画面75を選択すると、
まず、画面上に前記システムコントローラ71aに接続
されている遠隔制御室が列挙される。ここでは例えば図
に示すように上段側から順に△△△教授研究室の情報端
末72a、○○大学病院第1外科の情報端末73a、病
院内遠隔操作室の情報端末74aのように表示される。
【0062】次に、執刀医は遠隔制御室72,73,7
4の順位付けを行う。このとき、優先順位設定スイッチ
76により選択を行う。この優先順位設定スイッチ76
は、スイッチ操作によって入力する毎に1から接続先の
合計数に至るまで順次数次が増大していくようになって
おり、合計数を超えると再び1に戻るようになってい
る。つまり、設定したい優先順位が表示窓77に表示さ
れるように、優先順位設定スイッチ76を操作入力する
ことにより優先順位が確定する。
【0063】次いで、設定した優先順位が既に別の接続
先で確定されている場合には、後から入力される接続先
順位が優先する。つまり、以前に確定されていた接続先
の優先順位はキャンセルされる。そして、最後の接続先
まで優先順位が入力されるとシステムは稼動状態にな
る。なお、通常、術中の操作権は、手術室内の執刀医に
ある。また、操作権所有先表示78は現在どこの接続先
が操作権を有しているかを輝線で表示するようになって
いる。
【0064】ここで、優先順位第2のドクターが、外部
情報端末72aによって手術室にある内視鏡手術システ
ムの装置に対して操作指示信号を出力する場合について
説明する。
【0065】まず、外部情報端末72aからの操作指示
信号が出力されると、この操作指示信号は公衆回線3A
を通じて手術室内のシステムコントローラ71aに入力
される。すると、このシステムコントローラ71aで
は、手術室内の表示装置及び優先順位第1のドクターの
使用する外部情報端末74aに対して△△△教授研究室
から操作指示信号が出力されたことを知らせる旨の告知
信号が出力される。
【0066】次に、前記システムコントローラ71aか
らの告知信号が転送された手術室内の表示装置及び優先
順位第1のドクターの使用する外部情報端末74aには
図9の符号81に示すように「△△△教授研究室からの
操作指示信号を許可しますか」というメッセージが表示
される。
【0067】このとき、符号82に示す「はい」スイッ
チを入力すると操作権の要求を許可したことになり、符
号83に示す「いいえ」スイッチを入力すると操作権は
要求したドクターには移動しない。つまり、メッセージ
を見た手術室の執刀医及び情報端末74aを利用してい
るドクターから操作許可がおりなかった場合には情報端
末72aを使用しているドクターからの操作指示信号は
無効になる。
【0068】一方、手術室の執刀医及び情報端末74a
を利用しているドクターから許可がおりた場合にはその
装置の操作権が情報端末72aを操作しているドクター
に移る。
【0069】このことにより、情報端末72aを利用し
ているドクターは、公衆回線3Aを通じてその装置の操
作を自由に行える。そして、この情報端末72aを利用
しているドクターから操作終了の信号が送信されたなら
再び操作権が手術室の執刀医に戻る。なお、ドクターか
らの操作終了の信号を受ける代わりに一定操作時間経過
後に手術室の執刀医に操作権が移動するようにしてもよ
い。
【0070】このように、優先順位の低い接続先からの
操作権を得たい旨の要求に対して、その旨の要求メッセ
ージを優先順位の高い接続先全員の情報端末に表示し、
操作権の許可判断を優先順位の高いものが下すようにし
たことにより、複数の医師が手術室とは別の場所にい
て、手術室の執刀医に対して医療機器の設定変更などの
指示を手術室の執刀医及び優先順位の上位の者の判断及
び管理のもと、操作に混乱を発生させることなくスムー
ズに行うことができる。
【0071】なお、本実施形態の操作対象機器は複数の
医療機器であってもよい。また、手術室の情報入出力装
置は、システムコントローラに接続可能なタッチパネル
やパソコン等の入出力装置であればよい。さらに、操作
権の要求及び許可をメッセージとして表示するようにし
ているが音声等による方法で伝達してもよい。さらに、
公衆回線を専用回線、衛星回線等の通信手段にしてもよ
い。
【0072】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0073】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0074】(1)複数の医療機器及びこれら医療機器
を一括制御するシステムコントローラによって構成され
る手術システムを複数備え、これら複数の手術システム
にそれぞれ設けられているシステムコントローラ同士を
接続し、システムコントローラ間におけるデータの送受
信を行う通信手段と、少なくとも1つのシステムコント
ローラに設けられ、各システムコントローラ間において
データの共有を可能にする記憶手段と、各システムコン
トローラに設けられ、前記通信手段を介して記憶手段に
記憶されている共有データの授受を必要に応じて行うデ
ータ中継手段と、を具備する医療用システム。
【0075】(2)前記手術システムのシステムコント
ローラに通信手段を介して接続され、このシステムコン
トローラを介して画像を含むデータの送受信が可能な少
なくとも1つの遠隔操作情報端末を具備する付記1記載
の医療用システム。
【0076】(3)前記遠隔操作情報端末を複数備え、
これら遠隔操作情報端末から少なくとも1つのシステム
コントローラを介して医療機器に対してデータの送信が
可能なとき、前記システムコントローラは、前記複数の
遠隔操作情報端末に対して、前記医療機器に対するアク
セス権の優先順位を設定する優先権設定手段を有する付
記2記載の医療用システム。
【0077】(4)複数の医療機器及びこれら医療機器
を一括制御するシステムコントローラを備えた手術シス
テムを複数備えた医療用システムにおいて、複数のシス
テムコントローラ同士を接続し、データの送受信を可能
にする通信手段と、複数のシステムコントローラ間で、
データの共有化を可能にする記憶手段と、を具備する医
療用システム。
【0078】(5)複数の医療機器及びこれら医療機器
を一括制御するシステムコントローラを備えた手術シス
テムと、前記システムコントローラとの間で画像を含む
データの授受が可能な遠隔情報端末とを備え、少なくと
も1つの情報端末と1つ以上のシステムコントローラと
をデータの送受信を可能にする通信手段で接続した医療
用システム。
【0079】(6)複数の医療機器及びこれら医療機器
を一括制御するシステムコントローラを備えた手術シス
テムを少なくとも1つ備え、前記システムコントローラ
を通じて医療機器を遠隔操作する情報端末と、この情報
端末と前記システムコントローラとの間でデータの送受
信を可能にする通信手段と、前記医療機器の操作に対す
るアクセス権の優先順位を設定する優先権設定手段と、
を具備する医療用システム。
【0080】(7)前記手術システムは、体腔内を撮像
する撮像装置と、体腔内の観察/処置において使用され
る複数の医療機器と、前記撮像装置によって得られる観
察画像及び前記複数の医療機器の動作状態を示す動作状
態を示す動作状態表示画像とを同時に表示する表示装置
と、前記観察画像と前記動作状態表示画像とを合成する
合成手段と、この合成手段の出力を表示する表示手段と
を備え、前記合成手段の出力は、前記医療機器の動作状
態が変化したとき変化する付記1、付記4又は付記6の
少なくとも1つに記載の医療用システム。
【0081】(8)医療用システムは、さらに、手術室
の各所を撮影するための撮像装置を備えるとき、前記合
成手段は、前記撮像装置の映像と、前記内視鏡像と、前
記複数の医療機器の動作状態表示画像とを合成する付記
7記載の医療用システム。
【0082】(9)前記複数の医療機器の動作状態が変
化したとき、前記合成手段は、変化した情報を所定の時
間だけ表示装置に表示する付記7記載の医療用システ
ム。
【0083】(10)医療用システムは、さらに、患者
情報を入力する入力手段を有する付記8記載の医療用シ
ステム。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の手術システムにそれぞれ設けられているシステムコ
ントローラ全てに患者データや被制御装置である医療機
器の設定値の登録等を行うことなく、他の手術システム
のシステムコントローラに登録されている患者データ、
機器設定値或いは手術中における生体信号や機器の出力
値等の各種データの共有及び双方向へのデータの受け渡
しを必要に応じて行え、複数の場所からある1つの手術
室にある複数の医療機器の制御/管理が可能で、手術室
以外の場所から情報端末を用いて、同時に1つ以上のシ
ステムコントローラに対してデータの送受信を可能に
し、手術室以外複数の場所から1つの手術室にある複数
の医療機器を適切に制御することが可能な医療用システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の第1実施形態に係
り、図1は医療用システムの構成を説明する図
【図2】医療用システムとして使用される手術システム
の1例である内視鏡手術システムの構成例を示す図
【図3】内視鏡手術システムにおける各医療機器の実際
の使用形態を示す図
【図4】表示装置に表示させる画像の選択及び表示状態
の設定を行う操作パネルの構成例を説明する図
【図5】操作パネルによって設定された表示装置に表示
される画面の切り換え例を説明する図
【図6】本発明の第2実施形態にかかる医療用システム
の他の構成例を説明する図
【図7】図7ないし図9は本発明の第3実施形態に係
り、図7は1つの手術用システムに対して複数の遠隔制
御室が接続されている医療用システムの構成例を示す図
【図8】接続先の優先順位を設定する操作画面を説明す
る図
【図9】操作画面上に表示されるメッセージの1例を示
した図
【符号の説明】
1…第1手術室 2…第2手術室 3…回線 5a,5b…システムコントローラ 6a,6b…記憶装置 7a,7b…通信端末 10…医療用システム 11…内視鏡手術システム 12…内視鏡手術システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の医療機器及びこれら医療機器を一
    括制御するシステムコントローラによって構成される手
    術システムを複数備え、 これら複数の手術システムにそれぞれ設けられているシ
    ステムコントローラ同士を接続し、システムコントロー
    ラ間におけるデータの送受信を行う通信手段と、 少なくとも1つのシステムコントローラに設けられ、各
    システムコントローラ間においてデータの共有を可能に
    する記憶手段と、 各システムコントローラに設けられ、前記通信手段を介
    して記憶手段に記憶されている共有データの授受を必要
    に応じて行うデータ中継手段と、 を具備することを特徴とする医療用システム。
  2. 【請求項2】 前記手術システムのシステムコントロー
    ラに通信手段を介して接続され、このシステムコントロ
    ーラを介して画像を含むデータの送受信が可能な少なく
    とも1つの遠隔操作情報端末を具備することを特徴とす
    る請求項1記載の医療用システム。
  3. 【請求項3】 前記遠隔操作情報端末を複数備え、 これら遠隔操作情報端末から少なくとも1つのシステム
    コントローラを介して医療機器に対してデータの送信が
    可能なとき、 前記システムコントローラは、前記複数の遠隔操作情報
    端末に対して、前記医療機器に対するアクセス権の優先
    順位を設定する優先権設定手段を有することを特徴とす
    る請求項2記載の医療用システム。
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