JP5290658B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、経内視鏡的に体腔に挿入し、高周波を通電して使用する内視鏡用処置具に関する。
従来、ポリープ等の切除を目的として、先端が二股に分かれた把持部に高周波電流を通電する内視鏡用処置具が知られている。これら処置具の把持部は通電時に対象の組織の取り残しを防止するために、二股に分かれた先端の長さは同一に設定されている(例えば、特許文献1参照。)。
ポリープ等の対象組織を確実に除去するためには、組織の基部を挟むように把持部の向きを調節する必要がある。処置具は内視鏡のスコープに沿って設けられたチャンネルに挿入して使用される。通常、医師等の術者は、処置具ではなくスコープを操作している。従って、術者が自ら把持部の位置決めを行う際に、把持部の一方の先端を対象組織の周辺の組織に押し当て、当該先端を支点としてスコープ自体を回転させる場合がある。
特開平5−42167号公報
しかしながら、ポリープ等の存在する組織の周辺は凹凸に富んでいるため、特許文献1に記載の処置具の把持部の一方の先端のみを周辺組織に押し当てようとしても、もう一方の先端が同時に周辺組織に当接してしまうことがある。この場合、把持部を回転させることができないので位置決めが困難になるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、把持部の位置決めを容易に行うことができる内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、第1腕部と、前記第1腕部と実質的に同一の長さを有し、前記第1腕部と所定の角度をなすように配置された第2腕部とを有する把持部と、前記第1腕部及び前記第2腕部の先端から突出して設けられた通電部と、前記第1腕部の先端に、前記第1腕部と実質的に同一の方向に突出して設けられ、かつ先端に絶縁部を有する支点部と、前記把持部に第1の端部が接続されたワイヤと、管状に形成され、内部に前記ワイヤ及び前記把持部が摺動可能に挿通されるシースと、前記シースが固定された本体と、前記本体に、前記本体の長手方向に摺動可能に配置され、前記ワイヤの第2の端部が接続された摺動部とを備えた内視鏡用処置具である。
本発明の内視鏡用処置具によれば、把持部の位置決めを容易に行うことができる。
以下、本発明の第1実施形態の内視鏡用処置具について、図1から図4(d)を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の内視鏡用処置具1は、高周波電流を通電して使用する処置具であって、第1腕部2と、第2腕部3とを有する把持部4と、把持部4の基端に第1の端部が接続されたワイヤ5と、管状に形成され、内部にワイヤ5及び把持部4が摺動可能に挿通される第1シース(シース)6と、第1シース6が固定された本体7と、本体7に摺動可能に配置され、ワイヤ5の第2の端部が接続された摺動部8とを備えて構成されている。
図2は把持部4の拡大図であり、図3は把持部4の分解拡大図である。把持部4は、図3に示すように、金属の棒状部材からなる第1把持部材9、第2把持部材10、及び第3把持部材11から構成されている。第1把持部材9及び第2把持部材10は所定の位置で折り曲げられ、実質的に同一の長さの第1腕部2又は第2腕部3が形成されている。図2に示すように、第1把持部材9及び第2把持部材10は、第1腕部2と第2腕部3とが所定の角度、例えば80度をなすように配置され、それぞれの基部12がロウ付け等の手段で固定されている。基部12は、ワイヤ5の第1の端部と接続されている。
第1腕部2及び第2腕部3の先端は、各腕部2、3で規定される平面上に突出するように折り返されており、通電部13が設けられている。通電部13には後述するように高周波電流が流され、ポリープ等の対象組織の焼灼が行われる。
第3把持部材11は所定の位置で折り曲げられ、第3腕部14を有している。図3に示すように、第3腕部14は第1腕部2よりも所定の長さ、たとえば3ミリメートル程度長い。第3把持部材11は、第3腕部14が第1腕部2とロウ付け等の手段で固定され、第1把持部材9と一体となっている。第3腕部14の先端は第1腕部2の先端から第1腕部2と実質的に同一の方向に突出しており、支点部15として機能する。
支点部15の先端にはシリコーンゴム等の絶縁性材料で形成されたキャップ16が装着されている。支点部15の先端はキャップ16によって丸みを帯びている。さらにキャップ16は支点部15を絶縁しており、絶縁部17として機能する。
第1シース6は、4フッ化エチレン(PTFE)等の樹脂で管状に形成されており、内部にワイヤ5が挿通されている。さらに第1シース6は、ポリエチレン等の樹脂で管状に形成された第2シース(外側シース)18に挿通されている。第2シース18の長さは、内視鏡用処置具1を挿入する内視鏡装置の作業用チャンネルとほぼ同一に設定されている。
本体7は、樹脂等で形成された棒状の部材であり、図1に示すように、第1シース6及びワイヤ5を収容する収容溝19が設けられた収容部20と、収容部20から延出する操作部21とを有して構成されている。
収容溝19は、収容部20の中心軸線を含むように本体7の長手方向に沿って所定の幅で設けられている。収容部20先端の中心には、収容溝19と連通する貫通孔22が設けられている。第1シース6及びワイヤ5は貫通孔22を通して収容溝19内に収容され、収容部20の先端部分には第1シース6が溶着固定されている。すなわち、第1シース6と本体7とは一体になっており、第1シース6の内部にワイヤ5及び把持部4が前後に摺動可能に挿通されている。操作部21の端部には環状の第1ハンドル23が設けられている。
摺動部8は樹脂等で形成されており、本体7を取り囲むように略筒状に形成されている。摺動部8の先端には貫通孔24が設けられており、第1シース6が挿通されている。摺動部8の先端には第2シース18の端部が溶着固定されている。
摺動部8の図1における上下の外側面には、環状に形成された1対の第2ハンドル25が設けられている。第2ハンドル25より把持部4側の側面には、金属等の導体で形成されたワイヤ固定プラグ26が収容溝19の内部に突出して設けられている。
ワイヤ固定プラグ26は、収容溝19の内部で、第1シース6を通過したワイヤ5の第2の端部と接続固定されている。すなわち、摺動部8は第2シース18及びワイヤ5と接続されている。摺動部8は、ワイヤ固定プラグ26が収容溝19内を移動することによって、本体7の長手方向に摺動可能に配置されている。
なお、ワイヤ固定プラグ26は、図示しない高周波電源と接続されており、ワイヤ5を介して通電部13への高周波電流の供給が可能となっている。
上記のように構成された内視鏡用処置具1の使用時の動作について、図4(a)から図4(d)を参照して以下に説明する。なお、以下の説明は内視鏡用処置具1を用いてポリープの切除を行う際の説明である。
まず、公知の手順で把持部4をポリープの周辺まで接近させる。具体的には、把持部4を第1シース6内に収納した状態で、第2シース18を内視鏡装置のスコープに設けられたチャンネルに挿入する。
次に、図4(a)に示すように、チャンネルCの先端から第2シース18をわずかに突出させる。さらに第2シース18の先端から、把持部4の収容された第1シース6を突出させる。第1シース6の突出部分の長さは、後述する位置決め操作の観点から、2センチメートル程度が好ましい。
内視鏡装置Sのスコープで処置対象のポリープPを確認しながら把持部4をポリープPに接近させ、第1ハンドル23と第2ハンドル25とを離間させるように本体7を引くと、本体7に固定された第1シース6が第2シース18内に向かって後退し、第1腕部2と第2腕部3とが所定の角度をなして二股に分かれた状態で把持部4が露出される。
ここで、内視鏡装置Sを操作して第1腕部2の支点部15をポリープPの手前の組織に押し当て、支点部15を支点として、矢印の方向に、第1腕部2と第2腕部3とがポリープ基部Pbを挟み込むように内視鏡装置Sを回転させることによって、把持部4の位置決めを行う。
位置決めを行った状態を保持しながら、図4(b)に示すように把持部4を前進させ、ポリープ基部Pbを挟んだところで、第1ハンドル23と第2ハンドル25とを接近させるように、摺動部8を引き寄せる操作を行う。
このとき、摺動部8と一体となった第2シース18は、第2シース18の外側面とチャンネルCの内側面との間に発生する摩擦力によって固定されているため、実際には摺動部8は引き寄せられない。従って、摺動部8に固定されたワイヤ5の先端に接続された把持部4も移動しない。その代わりに、上記操作による反力によって、図4(c)に示すように、本体7及び第1シース6が前方に移動し、把持部4を基部12側から徐々に内部に収容していく。
上述した第1シース6の動作によって、把持部4はポリープPとの位置関係を変化させずに、第1腕部2と第2腕部3のなす角度が徐々に小さくなって閉じられる。把持部4がポリープ基部Pbを確実に捉えた状態で、図示しない高周波電源から通電部13に高周波電流を流す。
図4(d)に示すように、通電部13によってポリープPを焼灼しながら摺動部8を手前に引き、ポリープPを焼灼切除する。このとき、支点部15の先端はキャップ16によって絶縁されているため、支点部15が接触する周辺組織は高周波電流によって損傷を受けない。
本実施形態の内視鏡用処置具1によれば、第1腕部2に支点部15が設けられているので、支点部15を組織に押し当てた際に、第2腕部3の先端が同時に組織に当接することを少なくすることができる。従って、支点部15を支点として把持部4を回転させることによる位置決めが行いやすくなる。
また、支点部15の先端に絶縁部17が設けられているため、通電部13に高周波電流を供給しても、支点部15が接触する部分には通電しない。
さらに、ポリープ等の対象組織の奥側に対象組織に密着した周辺組織がある場合でも、支点部15によって当該組織をさらに奥に押し込むことによって対象組織から引き離すことができる。従って、通電によって周辺組織に損傷を与えずに対象組織のみを焼灼することができる。
さらに、第1シース6の外側に設けられた第2シース18が内視鏡装置のチャンネル内に固定されるので、従来の内視鏡用処置具において把持部を閉じる際と同様に摺動部8を引き寄せようとすると、当該操作によって、実際には本体7及び第1シース6が前進する。従って、把持部4を移動せずに第1腕部2及び第2腕部3を閉じることができるため、ユーザは安定した処置を行うことができる。
また、従来の内視鏡用処置具と同様の操作で把持部4を開閉することができるので、ユーザがストレスを感じずに操作することができる。
さらに、内視鏡装置のチャンネルと第1シース6との間に第2シース18が存在するため、第1シース6に作用する摩擦力が小さくなり、本体7及び第1シース6の操作が容易に行える。
上記実施形態では、支点部15をポリープPの手前の組織に押し当てて把持部4の位置決めを行ってから、把持部4をポリープPまで前進させて通電及び焼灼する例を説明した。これに代えて、支点部15をポリープ基部Pbの組織に押し当て、把持部4を回転させて位置決めした後、そのまま把持部4を閉じて通電及び焼灼を行っても良い。
次に本発明の第2実施形態の内視鏡用処置具31について、図5から図7を参照して説明する。本実施形態の内視鏡用処置具31と上述の第1実施形態の内視鏡用処置具1との異なるところは、把持部が2本の把持部材で形成されている点及び支点部の形状である。なお、第1実施形態の内視鏡用処置具1と共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図5は本実施形態の内視鏡用処置具31の把持部32の拡大図である。把持部32は、図6に分解して示すように、第1把持部材33と第2把持部材10とで形成されている。加工前の第1腕部34は第2腕部3より長く形成されている。第1腕部34は、第2腕部3より3ミリ程度長い箇所F1で完全に折り返されている。こうして第1腕部34と同一方向に突出する支点部35がF1に形成されている。折り返された端部は3ミリメートル程度戻った位置で第2腕部3の通電部13とほぼ対向する方向に折り返されて突出している。こうして通電部36が形成されている。
すなわち第1腕部34、支点部35、及び通電部36は、単一の第1把持部材33から形成されている。さらに、第1腕部34と第2腕部3とは、加工後においてほぼ同一の長さに形成されている。
支点部35には、絶縁性材料で形成された熱収縮性のチューブ37が装着されている。チューブ37によって、支点部35の先端に絶縁部38が設けられている。チューブ37の端部は開口しているが、支点部35の先端から1ミリメートル以上延出させることで、通電時に支点部35と接する組織は熱傷を起こさない。
また、熱収縮性のチューブを用いると、支点部35への装着が容易になるが、これに代えて樹脂等で形成された通常のチューブを用いて支点部35を絶縁しても良い。
本実施形態の内視鏡用処置具31によれば、第1把持部材33と第2把持部材10との2本の部材で把持部32を構成することができるので、簡素な構造の処置具とすることができる。また、把持部32の基部をより細く形成することができるので、把持部32をより円滑に第1シース6内に収納することができる。
さらに、第1把持部材33の先端を折り返すことによって支点部35が形成されているので、組織に押し当てた際に組織を傷つけにくい。
本実施形態においては、チューブ37が支点部35の周辺のみを被覆している例を説明した。これに代えて、図7に示す変形例のように、チューブ37が第1腕部34を完全に覆い、かつチューブ37の端部37Aが常に第1シース6の内部に位置する程度にチューブ37の長さを設定しても良い。このとき、通電部36は、チューブ37に設けられた切り欠き37Bから露出されている。
このようにすると、チューブ37が支点部35から外れにくくなる。また、第1シース6を前進させて、基部39側から把持部32を収納する際に、端部37Aが第1シース6と衝突することがない。
次に本発明の第3実施形態の内視鏡用処置具41について、図8から図10を参照して説明する。本実施形態の内視鏡用処置具41と上述の第1実施形態の内視鏡用処置具1との異なるところは、把持部が2本の把持部材で形成されている点及び支点部の形状である。なお、第1実施形態の内視鏡用処置具1と共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図8は本実施形態の内視鏡用処置具41の把持部42の拡大図である。把持部42は、図9に分解して示すように、第1把持部材43と第2把持部材10とで形成されている。加工前の第1腕部44は、第2腕部3より長く形成されている。第1腕部44は、第2腕部3より3ミリメートル程度長い箇所F2でねじるように折り返されている。こうして第1腕部44と同一方向に突出する支点部45がF2に形成されている。ねじられた第1腕部44の端部は、第1腕部44と第2腕部3とが略同一の長さになる位置まで戻ったところで第2腕部3の通電部13と対向するように向きを変えて突出している。こうして通電部46が形成されている。
第1腕部44は、樹脂等の絶縁性材料で形成されたチューブ47に挿入されている。支点部45の先端から第1腕部44のほぼ全体がチューブ47によって被覆されて絶縁されている。こうして支点部45の先端に絶縁部48が設けられている。また、ねじって形成された支点部45の形状がチューブ47によって固定されている。チューブ47の側面には切り欠き49が設けられており、切り欠き49から通電部46が露出している。また、チューブ47のうち、支点部45の先端から延出する部分47Aは折り返されて溶着固定されており、支点部45の先端が完全に被覆、絶縁されている。
本実施形態の内視鏡用処置具41によれば、第1腕部44がほぼ全域にわたってチューブ47によって絶縁されているため、高周波電流の流れる第1腕部44が対象組織の周辺に当たり、意図しない組織が焼灼されることを防ぐことができる。
また、支点部45を被覆するチューブ47の先端47Aが折り返されて固定されているため、支点部45をより確実に絶縁することができる。さらに支点部45を組織に押し当てる際の組織の損傷を抑制することができる。
本実施形態では、チューブ47の先端47Aが折り返されている例を説明した。これに代えて、図10に示す変形例のように、先端47Aを支点部45の先端から所定の長さだけ延出させることによって、支点部45を絶縁しても良い。先端47Aの延出長さは、上述の第2実施形態と同様に1ミリメートル以上に設定するのが好ましい。
続いて、本発明の第4実施形態について、図11を参照して説明する。本実施形態の内視鏡用処置具51と上述の内視鏡用処置具1との異なるところは、第2シースを備えていない点である。
本実施形態の内視鏡用処置具51の摺動部52は、上述の第1実施形態の内視鏡用処置具1の摺動部8と異なり、第2シース18が設けられていない。従って、第1シース6は、本体53と接続された部分の外周面が、例えば数センチメートル程度保護管54に覆われている以外は、被覆されていない。また、把持部55の形状は内視鏡用処置具1の把持部4と同一である。
本実施形態の内視鏡用処置具51は、摺動部52に第2シース18が固定されていないため、把持部55を閉じるときには、摺動部52を手前に引き、把持部55を後退させて第1シース6内に収容する。
本実施形態の内視鏡用処置具51によれば、第2シース18を設けないので、構造が簡素で製造の容易な内視鏡用処置具とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態においては、第2シース18が内視鏡装置の作業用チャンネルと同程度の長さである例を説明したが、第2シースが作業用チャンネル内に摩擦力によって充分固定されれば、第2シースを、内視鏡装置の鉗子栓から10センチメートル程度の長さだけ設置されるように短く形成しても良い。この場合は、内視鏡用処置具の組み立てが容易になり、より少ない材料で構成することができる。
この他、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
本発明の第1実施形態の内視鏡用処置具を示す図である。 同内視鏡用処置具の把持部の拡大図である 同把持部を分解して示す拡大図である。 (a)から(d)は、いずれも同内視鏡処置具の使用時の把持部の動作を示す図である。 本発明の第2実施形態の内視鏡用処置具の把持部の拡大図である。 同把持部を分解して示す拡大図である。 同実施形態の変形例の把持部を示す図である。 本発明の第3実施形態の内視鏡用処置具の把持部の拡大図である。 同把持部を分解して示す拡大図である。 同実施形態の変形例の把持部を示す図である。 本発明の第4実施形態の内視鏡用処置具を示す図である。
符号の説明
1、31、41、51 内視鏡用処置具
2、34、44 第1腕部
3 第2腕部
4、32、42、55 把持部
5 ワイヤ
6 第1シース(シース)
7、53 本体
8、52 摺動部
13、36、46 通電部
15、35、45 支点部
17、38、48 絶縁部
18 第2シース(外側シース)
33 第1把持部材

Claims (4)

  1. 第1腕部と、前記第1腕部と実質的に同一の長さを有し、前記第1腕部と所定の角度をなすように配置された第2腕部と、を有する把持部と、
    前記第1腕部及び前記第2腕部の先端からそれぞれ突出して設けられた通電部と、
    前記第1腕部の先端に、前記第1腕部と実質的に同一の方向に突出して設けられ、かつ先端に絶縁部を有する支点部と、
    前記把持部の基端に第1の端部が接続されたワイヤと、
    管状に形成され、内部に前記ワイヤ及び前記把持部が摺動可能に挿通されるシースと、
    前記シースが固定された本体と、
    前記本体に、前記本体の長手方向に摺動可能に配置され、前記ワイヤの第2の端部が接続された摺動部と、
    を備えた内視鏡用処置具。
  2. 請求項1に記載の内視鏡用処置具であって、前記第1腕部、前記支点部、及び前記通電部が一体に形成されている。
  3. 請求項1に記載の内視鏡用処置具であって、前記絶縁部は、絶縁性材料で形成されており、前記支点部及び前記第1腕部を絶縁している。
  4. 請求項1に記載の内視鏡用処置具であって、
    管状に形成され、内部に前記シースが摺動可能に挿通される外側シースをさらに備え、
    前記外側シースの端部は、前記摺動体に固定されている。
JP2008192376A 2007-07-25 2008-07-25 内視鏡用処置具 Expired - Fee Related JP5290658B2 (ja)

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