JP2016085391A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミラーの振角を検出するセンサの出力信号の変動を低減可能な光走査装置を提供する。
【解決手段】本光走査装置は、ミラーを揺動させて入射光を走査する光走査装置であって、前記ミラーの振角を検出するセンサ、及び前記センサと接続された配線を備えた光走査部と、前記センサ及び前記配線を前記入射光の迷光及び外乱光から遮光する遮光部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、光走査装置に関する。
従来、ミラーを備えた光走査部を有し、ミラーを回転軸回りに回転させてレーザ光等の入射光を反射させる光走査装置が知られている。この光走査装置には、ミラーが駆動され遥動している状態でミラーの振角を検出するセンサが設けられており、このセンサの出力信号に基づいてミラーの傾きが検出されミラーが駆動制御される(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2010−26192号公報 特開2011−186124号公報
しかしながら、上記の光走査装置において、ミラーの振角を検出するセンサやそれに接続されるセンサ配線を光走査部に配置する場合がある。この場合、センサやセンサ配線に光(レーザ光の迷光や外乱光)が照射されると、センサの出力信号が変動し、その結果、ミラーの駆動制御を適切に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ミラーの振角を検出するセンサの出力信号の変動を低減可能な光走査装置を提供することを課題とする。
本光走査装置(200、200A)は、ミラー(110)を揺動させて入射光を走査する光走査装置(200、200A)であって、前記ミラー(110)の振角を検出するセンサ(191)、及び前記センサ(191)と接続された配線(199)を備えた光走査部(100)と、前記センサ(191)及び前記配線(199)を前記入射光の迷光及び外乱光から遮光する遮光部(400、410)と、を有することを要件とする。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
開示の技術によれば、ミラーの振角を検出するセンサの出力信号の変動を低減可能な光走査装置を提供できる。
第1の実施の形態に係る光走査装置の光走査部を例示する表面側の斜視図である。 第1の実施の形態に係る光走査装置の光走査部を例示する裏面側の斜視図である。 図2のリブ175近傍を例示する部分拡大平面図である。 第1の実施の形態に係る光走査装置を例示する斜視図(パッケージカバー不図示)である。 第1の実施の形態に係る光走査装置を例示する斜視図(パッケージカバー図示)である。 第1の実施の形態に係る光走査装置を例示する斜視断面図である。 第1の実施の形態に係る光走査装置の開口部近傍を拡大して例示する斜視図である。 比較例に係る光走査装置の開口部近傍を拡大して例示する斜視図である。 レーザ入射光Liの強度分布を例示する図である。 実験において直接レーザ光を照射した位置を説明する斜視図である。 圧電センサの出力信号の変動の実験結果を例示する図(その1)である。 圧電センサの出力信号の変動の実験結果を例示する図(その2)である。 圧電センサ上に熱バッファ層及び反射膜を設けた例を示す断面図である。 圧電センサの出力信号の変動が低減された実験結果を例示する図である。 第1の実施の形態の変形例に係る光走査装置を例示する斜視図である。 第1の実施の形態の変形例に係る光走査装置を例示する斜視断面図である。 第1の実施の形態の変形例に係る光走査装置の開口部近傍を拡大して例示する斜視図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係る光走査装置の光走査部を例示する表面側の斜視図である。図1に示す光走査部100は、ミラーを揺動させてレーザ等の光源から照射される入射光を走査する部分であり、例えば圧電素子によりミラーを駆動させるMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー等である。
具体的には、光走査部100は、ミラー110と、ミラー支持部120と、捻れ梁130A、130Bと、連結梁140A、140Bと、第1の駆動梁150A、150Bと、可動枠160と、第2の駆動梁170A、170Bと、固定枠180とを有する。又、第1の駆動梁150A、150Bは、それぞれ駆動源151A、151Bを有する。又、第2の駆動梁170A、170Bは、それぞれ駆動源171A、171Bを有する。第1の駆動梁150A、150B、第2の駆動梁170A、170Bは、ミラー110を上下又は左右に揺動してレーザ光を走査するアクチュエータとして機能する。
ミラー支持部120には、ミラー110の円周に沿うようにスリット122が形成されている。スリット122により、ミラー支持部120を軽量化しつつ捻れ梁130A、130Bによる捻れをミラー110へ伝達することができる。
光走査部100において、ミラー支持部120の表面にミラー110が支持され、ミラー支持部120は、両側にある捻れ梁130A、130Bの端部に連結されている。捻れ梁130A、130Bは、揺動軸を構成し、軸方向に延在してミラー支持部120を軸方向両側から支持している。捻れ梁130A、130Bが捻れることにより、ミラー支持部120に支持されたミラー110が揺動し、ミラー110に照射された光の反射光を走査させる動作を行う。捻れ梁130A、130Bは、それぞれが連結梁140A、140Bに連結支持され、第1の駆動梁150A、150Bに連結されている。
第1の駆動梁150A、150B、連結梁140A、140B、捻れ梁130A、130B、ミラー支持部120及びミラー110は、可動枠160に取り囲まれている。第1の駆動梁150A、150Bは、可動枠160にそれぞれの一方の側が支持されている。第1の駆動梁150Aの他方の側は内周側に延びて連結梁140A、140Bと連結している。第1の駆動梁150Bの他方の側も同様に、内周側に延びて連結梁140A、140Bと連結している。
第1の駆動梁150A、150Bは、捻れ梁130A、130Bと直交する方向に、ミラー110及びミラー支持部120を挟むように、対をなして設けられている。第1の駆動梁150A、150Bの表面には、駆動源151A、151Bがそれぞれ形成されている。駆動源151A、151Bは、第1の駆動梁150A、150Bの表面上の圧電素子の薄膜の上面に形成された上部電極と、圧電素子の下面に形成された下部電極とにより構成される。駆動源151A、151Bは、上部電極と下部電極に印加する駆動電圧の極性に応じて伸長したり縮小したりする。
このため、第1の駆動梁150Aと第1の駆動梁150Bとで異なる位相の駆動電圧を交互に印加すれば、ミラー110の左側と右側で第1の駆動梁150Aと第1の駆動梁150Bとが上下反対側に交互に振動する。これにより、捻れ梁130A、130Bを揺動軸又は回転軸として、ミラー110を軸周りに揺動させることができる。ミラー110が捻れ梁130A、130Bの軸周りに揺動する方向を、以後、水平方向と呼ぶ。例えば第1の駆動梁150A、150Bによる水平駆動には、共振振動が用いられ、高速にミラー110を揺動駆動することができる。
又、可動枠160の外部には、第2の駆動梁170A、170Bの一端が連結されている。第2の駆動梁170A、170Bは、可動枠160を左右両側から挟むように、対をなして設けられている。第2の駆動梁170Aは、第1の駆動梁150Aと平行に延在する梁が、隣接する梁と端部で連結され、全体としてジグザグ状の形状を有する。そして、第2の駆動梁170Aの他端は、固定枠180の内側に連結されている。第2の駆動梁170Bも同様に、第1の駆動梁150Bと平行に延在する梁が、隣接する梁と端部で連結され、全体としてジグザグ状の形状を有する。そして第2の駆動梁170Bの他端は、固定枠180の内側に連結されている。
第2の駆動梁170A、170Bの表面には、それぞれ曲線部を含まない矩形単位毎に駆動源171A、171Bが形成されている。駆動源171Aは、第2の駆動梁170Aの表面上の圧電素子の薄膜の上面に形成された上部電極と、圧電素子の下面に形成された下部電極とにより構成される。駆動源171Bは、第2の駆動梁170Bの表面上の圧電素子の薄膜の上面に形成された上部電極と、圧電素子の下面に形成された下部電極とにより構成される。
第2の駆動梁170A、170Bは、矩形単位毎に隣接している駆動源171A、171B同士で、異なる極性の駆動電圧を印加することにより、隣接する矩形梁を上下反対方向に反らせ、各矩形梁の上下動の蓄積を可動枠160に伝達する。第2の駆動梁170A、170Bは、この動作により、平行方向と直交する方向である垂直方向にミラー110を揺動させる。例えば第2の駆動梁170A、170Bによる垂直駆動には、非共振振動を用いることができる。
例えば、駆動源171Aを、可動枠160側から右側に向かって並ぶ駆動源171AR、171BR、171CR及び171DRを含むものとする。又、駆動源171Bを、可動枠160側から左側に向かって並ぶ駆動源171AL、171BL、171CL及び171DLを含むものとする。この場合、駆動源171AR、171AL、171CR及び171CLを同波形、駆動源171BR、171BL、171DR及び171DLを前者と位相の異なる同波形で駆動することで垂直方向へ遥動することができる。
駆動源151Aの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠180に設けられた端子群TAに含まれる所定の端子と接続されている。又、駆動源151Bの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠180に設けられた端子群TBに含まれる所定の端子と接続されている。又、駆動源171Aの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠180に設けられた端子群TAに含まれる所定の端子と接続されている。又、駆動源171Bの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠180に設けられた端子群TBに含まれる所定の端子と接続されている。
又、光走査部100は、駆動源151A、151Bに駆動電圧が印加されてミラー110が水平方向に遥動している状態におけるミラー110の水平方向の傾き具合(水平方向の振角)を検出する水平振角センサとして圧電センサ191、192を有する。圧電センサ191は連結梁140Bに設けられ、圧電センサ192は連結梁140Aに設けられている。なお、本実施の形態では、圧電センサ192は、連結梁140A、140Bの重量のバランスをとるためのダミーセンサである。
又、光走査部100は、駆動源171A、171Bに駆動電圧が印加されてミラー110が垂直方向に遥動している状態におけるミラー110の垂直方向の傾き具合(垂直方向の振角)を検出する垂直振角センサとして圧電センサ195、196を有する。圧電センサ195は第2の駆動梁170Aの有する矩形梁の一つに設けられており、圧電センサ196は第2の駆動梁170Bの有する矩形梁の一つに設けられている。
圧電センサ191は、ミラー110の水平方向の傾き具合に伴い、捻れ梁130Bから伝達される連結梁140Bの変位に対応する電流値を出力する。圧電センサ195は、ミラー110の垂直方向の傾き具合に伴い、第2の駆動梁170Aのうち圧電センサ195が設けられた矩形梁の変位に対応する電流値を出力する。圧電センサ196は、ミラー110の垂直方向の傾き具合に伴い、第2の駆動梁170Bのうち圧電センサ196が設けられた矩形梁の変位に対応する電流値を出力する。
本実施の形態では、圧電センサ191の出力を用いてミラー110の水平方向の傾き具合を検出する。又、本実施の形態では、圧電センサ195、196の出力を用いてミラー110の垂直方向の傾き具合を検出する。なお、本実施の形態では、各圧電センサから出力される電流値からミラー110の傾き具合の検出を行う傾き検出部が光走査部100の外部に設けられていても良い。又、本実施の形態では、傾き検出部の検出結果に基づき駆動源151A、151B、駆動源171A、171Bに供給する駆動電圧を制御する駆動制御部が光走査部100の外部に設けられていても良い。
圧電センサ191、195、及び196は、圧電素子の薄膜の上面に形成された上部電極と、圧電素子の下面に形成された下部電極とにより構成される。本実施の形態では、各圧電センサの出力は、上部電極と下部電極とに接続されたセンサ配線の電流値となる。
圧電センサ191の上部電極及び下部電極から引き出されたセンサ配線199は、固定枠180に設けられた端子群TBに含まれる所定の端子と接続されている。又、圧電センサ195の上部電極及び下部電極から引き出されたセンサ配線は、固定枠180に設けられた端子群TAに含まれる所定の端子と接続されている。又、圧電センサ196の上部電極及び下部電極から引き出されたセンサ配線は、固定枠180に設けられた端子群TBに含まれる所定の端子と接続されている。ダミーセンサである圧電センサ192にはセンサ配線を接続しなくてよい。
図2は、第1の実施の形態に係る光走査装置の光走査部を例示する裏面側の斜視図である。図2において、ミラー支持部120の裏面には、リブ125が設けられている。リブ125を設けることで、駆動中にミラー110に歪みが発生することを抑制し、ミラー110を平坦に保つことができる。リブ125は、ミラー110の形状とほぼ外形が一致するように形成される。これにより、ミラー110を全体に亘って平坦にすることができる。又、ミラー支持部120に形成されたスリット122により、捻れ梁130A、130Bから伝達される応力をミラー支持部120内で分散させ、リブ125にまで応力が伝達することを防ぐことができる。
可動枠160には、肉抜き部165が設けられている。肉抜き部165は、可動枠160を軽量化するために形成された窪みである。可動枠160は、第1の駆動梁150A、150Bを支持する役割を有するため、厚肉部で構成されるが、自らも垂直方向に揺動する駆動対象であるため、重量が大きいと、同じ電圧を印加しても変位が小さくなり、感度が低下してしまう。よって、可動枠160に肉抜き部165を設け、軽量化することにより、感度を向上させることができる。
又、可動枠160が例えば60Hzで駆動される場合、60Hzの倍数(120Hz、180Hz、240Hz・・・)に不要な共振周波数が存在すると、ノイズが大きくなる。つまり、振動特性として、駆動周波数の倍数付近に不要な共振周波数が存在しないことが好ましい。軽量化により、不要な共振周波数を高周波数化することができ、駆動周波数の倍数付近から不要な共振周波数を遠ざけることができる。又、不要な共振周波数が駆動周波数の倍数であった場合でも、60Hzから離れた周波数、つまり高周波数側である方が影響は少ない。つまり、可動枠160の軽量化により、不要な共振周波数を高周波数化することができ、ノイズを減少させることができる。
第2の駆動梁170A、170Bの裏面において、隣接する駆動梁同士を連結する部分には、リブ175、176が設けられている。リブ175、176を設けることで、隣接する駆動梁同士を連結する部分を補強し、剛性を高めて変形を防止している。以下、図3を用いて、リブ175、176について更に説明をする。
図3は、図2のリブ175近傍を例示する部分拡大平面図である。光走査部100は、例えば、支持層、BOX(Buried Oxide: 埋め込み)層及び活性層を有するSOI(Silicon On Insulator)基板を用いて形成することができる。その場合、第2の駆動梁170A、170Bにおいて、曲げの起点となる一点鎖線Aで示す部分が、応力集中部分となる。この応力集中部分の外形端面Bに支持層、BOX層及び活性層が存在すると破壊されやすく、特にSiOからなるBOX層が破壊されやすい。
すなわち、第2の駆動梁170A、170Bの破壊の主な原因は、応力集中部分となる一点鎖線Aで示す曲げの起点上でのBOX層の破壊である。そこで、応力集中部分にリブ175、176を設けているが、リブ175、176の破線Cで囲まれた部分が外形端面よりも内側に位置するようにし、更に角を丸めることで応力を分散している。なお、リブの効果は、幅と高さにより決まるが、体積が大きいと1次共振周波数の低下を招くため、より少ない体積で高い変形防止効果を得る必要がある。リブ175、176では、隣接する駆動梁の隙間部分の端部近傍に半円環状部分を設けることで、より少ない体積で高い変形防止効果を得ている。
図4は、第1の実施の形態に係る光走査装置を例示する斜視図(パッケージカバー不図示)である。図5は、第1の実施の形態に係る光走査装置を例示する斜視図(パッケージカバー図示)である。図6は、第1の実施の形態に係る光走査装置を例示する斜視断面図である。図4〜図6に示すように、光走査装置200は、光走査部100と、光走査部100を搭載するセラミックパッケージ300と、セラミックパッケージ300上に配されて光走査部100を覆うパッケージカバー400とを有する。光走査装置200は、セラミックパッケージ300の下側に、基板500や制御回路600を備えてもよい。
光走査装置200において、パッケージカバー400の略中央部にはミラー110の近傍を露出する開口部400xが設けられている。開口部400xは、ミラー110へのレーザ入射光Li、及びミラー110からのレーザ出射光Lo(走査光)を遮らない形状とされている。なお、開口部400xにおいて、レーザ入射光Liが通る側は、レーザ出射光Loが通る側よりも小さく開口されている。すなわち、レーザ入射光Li側が略半円形状に狭く開口しているのに対し、レーザ出射光Lo側は略矩形状に広く開口している。これは、レーザ入射光Liは一定の方向から入射するのでその方向のみを開口すればよいのに対し、レーザ出射光Loは2次元に走査されるため、2次元に走査されるレーザ出射光Loを遮らないように、走査される全範囲を開口する必要があるためである。
図7に示すように、開口部400xはミラー110の近傍に配置された圧電センサ191と、圧電センサ191の上部電極及び下部電極から引き出されたセンサ配線199を露出していない。つまり、パッケージカバー400が圧電センサ191及びセンサ配線199を覆い、圧電センサ191及びセンサ配線199への光照射を防止している。なお、図7は、第1の実施の形態に係る光走査装置の開口部近傍を拡大して例示する斜視図であり、図7では便宜上開口部400xを破線で示している。破線で囲まれた部分が開口部400x内に露出する部分となる。
ここで、比較例を参照しながら、圧電センサ191及びセンサ配線199をパッケージカバー400で覆うことの技術的意義について説明する。図8は、比較例に係る光走査装置の開口部近傍を拡大して例示する斜視図である。図8では、略矩形状の開口部400zがミラー110を露出すると共に、圧電センサ191及びセンサ配線199を露出するように設けられている。つまり、圧電センサ191及びセンサ配線199は、パッケージカバーで覆われていない。そのため、圧電センサ191及びセンサ配線199にも光が照射される。
ところで、レーザ入射光Liの強度分布は図9のようになっている。図9において、Icはレーザ入射光Liの強度中心であり、Whはレーザ入射光Liの強度が強度中心Icの半分になるところの幅(半値)である。半値Whの部分が主にミラー110に照射されるが、その際に半値外光Ls(迷光)が圧電センサ191及びセンサ配線199を含むミラー110の近傍に照射される。又、レーザ入射光Liの半値外光Ls以外に蛍光灯の光や太陽光等の外乱光が照射される場合もある。
発明者らは、圧電センサ191やセンサ配線199にレーザ入射光Liの半値外光Lsや外乱光が照射されると、圧電センサ191の出力信号が変動することを以下の実験結果から発見した。なお、ミラー110の水平方向の駆動制御は圧電センサ191の出力信号を基準として行う。そのため、圧電センサ191の出力信号が変動すると、ミラー110の水平方向の振角を正確に検出することができず、ミラー110の水平方向の駆動制御を適切に行うことができない。
発明者らの行った実験について説明する。まず、パッケージカバー400を取り外した状態で、光走査部100の図10・D部に直接レーザ光を照射し、その時の圧電センサ191の出力信号の変動を確認した。その結果、図11(a)に示すように、レーザ光をoffからonに切り替えた瞬間に圧電センサ191の出力信号が一度急激に変動し、それから徐々に変動することがわかった。これは、第1の駆動梁150B及び駆動源151Bがレーザ光により加熱され、光走査部100を構成するシリコンの物性値が変動して共振周波数がシフトすることで、圧電センサ191の出力が徐々に変動したと考えられる。
次に、パッケージカバー400を取り外した状態で、光走査部100の図10・E部に直接レーザ光を照射し、その時の圧電センサ191の出力信号の変動を確認した。その結果、図11(b)に示すように、レーザ光をoffからonに切り替えた瞬間に圧電センサ191の出力信号が一度急激に変動し、以降そのままの状態を保つことがわかった。又、図11(c)に示すように、図10・E部において、100KHzという高周波でレーザ光をon/offした場合にも、それに追従して圧電センサ191の出力信号が変動することがわかった。
図10・E部は圧電センサ191から距離が十分に離れているので、図10・E部に直接レーザ光を照射した際の図10・E部近傍の発熱が圧電センサ191に与える影響は無視できると考えられる。又、100KHzでのon/offに追従することからも熱の影響とは考えにくい。この場合、静電容量変動が確認されているため、レーザ光の照射により光走査部100を構成するシリコンへのリーク電流が発生し、圧電センサ191の出力信号が変動したと考えられる。つまり、圧電センサ191の出力信号の急激な変動は、光走査部100を構成するシリコン上に形成された配線の寄生成分が光電効果によってリーク電流を発生させることにより生じると考えられる。
このように、圧電センサ191の出力信号が急激に変動するモードと、徐々に変動するモードの2種類があり、それぞれの場合で原因が異なる。図10・D部に直接レーザ光を照射した場合には、圧電センサ191の出力信号が急激に変動するモードと、徐々に変動するモードが同時に発生する。又、図10・E部に直接レーザ光を照射した場合には、圧電センサ191の出力信号が急激に変動するモードのみが発生する。
なお、温度上昇により共振周波数がシフトすることで、圧電センサ191の出力信号が徐々に変動することは、以下のようにして確認できる。図12(a)は駆動周波数によるミラー110の水平方向の振角の変化を示している。例えば、常温で光照射がない場合(光off)には駆動周波数=f0[Hz]で水平方向の振角が最大となる(f0[Hz]が共振周波数)。又、光照射がある場合には温度上昇により周波数特性がシフトし、駆動周波数=f0−15[Hz]で水平方向の振角が最大となる(f0−15[Hz]が共振周波数)。この場合、駆動周波数=f0+15[Hz]で比較すると、光offの場合よりも水平方向の振角が小さくなる。
ここで、図8に示す開口部400zを備えたパッケージカバー400で覆われた光走査部100(比較例)において、ミラー110にレーザ光を照射した場合の圧電センサ191の出力信号の変動を確認した実験結果を示す。
図12(b)は、常温において光offで駆動周波数=f0−15[Hz]で駆動を開始し、その後光照射を行った場合の圧電センサ191の出力信号の変動を示している。光照射により温度が上昇して共振周波数がf0[Hz]からf0−15[Hz]にシフトすると、図12(a)に示すように駆動周波数=f0−15[Hz]における振角は増加する。従って、図12(b)では、圧電センサ191の出力信号の振幅が徐々に増加している。なお、図12(b)の左上側が圧電センサ191の出力信号、左下側が水平駆動信号、夫々の右側は左側の時間軸を大きくしたものである(図12(c)及び図12(d)についても同様)。
図12(c)は、常温において光offで駆動周波数=f0[Hz]で駆動を開始し、その後光照射を行った場合の圧電センサ191の出力信号の変動を示している。
光照射により温度が上昇して共振周波数がf0[Hz]からf0−15[Hz]にシフトしても、図12(a)に示すように駆動周波数=f0[Hz]における振角は大きく変わらない。従って、図12(c)では、圧電センサ191の出力信号の振幅の変動は小さい。
図12(d)は、常温において光offで駆動周波数=f0+15[Hz]で駆動を開始し、その後光照射を行った場合の圧電センサ191の出力信号の変動を示している。光照射により温度が上昇して共振周波数がf0[Hz]からf0−15[Hz]にシフトすると、図12(a)に示すように駆動周波数=f0+15[Hz]における振角は減少する。従って、図12(d)では、圧電センサ191の出力信号の振幅が徐々に減少している。
このように、温度上昇によりミラー110の共振周波数がシフトすることで、圧電センサ191の出力信号が徐々に変動する。図11(a)で示した波形は、図12(b)〜図12(d)で示した波形と同様である。このことから、光走査部100の図10・D部に直接レーザ光を照射した時に生じた圧電センサ191の出力信号の変動は、温度上昇によりミラー110の共振周波数がシフトしたことに起因するといえる。
このように、圧電センサ191やセンサ配線199にレーザ入射光Liの半値外光Lsや外乱光が照射されると、圧電センサ191の出力信号が変動することが確認された。特に、圧電センサ191の出力信号が急激に変動するモードは、100KHzの光のon/offでも発生する高速変動であるため、電気的に変動を補正することは困難であり、構造的な対策が必須である。
そこで、本実施の形態では、光走査部100の圧電センサ191及びセンサ配線199をパッケージカバー400で覆うようにしている。つまり、開口部400xを除くパッケージカバー400が遮光部となり、圧電センサ191及びセンサ配線199をレーザ入射光Liの半値外光や外乱光から遮光している。これにより、上記実験により示した圧電センサ191の出力信号が急激に変動するモードの発生、及び徐々に変動するモードの発生を防止できる。
なお、光走査部100の圧電センサ191及びセンサ配線199をパッケージカバー400で覆うことは、圧電センサ191の出力信号の変動の防止に十分な効果を奏する。しかし、レーザ入射光Liの半値外光Lsや外乱光が浅い角度で光走査部100とパッケージカバー400との隙間から入り込むことも考えられる。このような隙間から入り込む光によって圧電センサ191の出力信号の変動が生じるおそれを排除するために、熱バッファ層及び反射膜を設けることが好ましい。
図13は、圧電センサ上に熱バッファ層及び反射膜を設けた例を示す断面図である。図13に示すように、光走査部100ではシリコン210上に絶縁膜220を介して圧電センサ191が形成されている。圧電センサ191は、上部電極191A、圧電素子191B及び下部電極191Cを有する。
熱バッファ層250は、圧電センサ191及びセンサ配線199(図13では不図示)を覆うように設けることができる。熱バッファ層250を、圧電センサ191及びセンサ配線199を含む光走査部100の表面側の全面を覆うように設けてもよい。熱バッファ層250は、外部からの熱を吸収及び分散する層であり、圧電センサ191及びセンサ配線199に熱が伝導し難くする機能を有する。熱バッファ層250は、熱伝導率が低く、単位体積当たりの熱容量が大きな材料から構成することが好ましい。
熱バッファ層250の材料としては、例えば、アルミナ膜(Al)や酸化チタン膜(TiO)等の酸化膜、シリコン酸化膜(SiO)等の非晶質膜を用いることができる。熱バッファ層250の材料として、例えば、エポキシ樹脂、フォトレジスト等を用いてもよい。熱バッファ層250の厚さは、例えば、10〜1000nm程度とすることができる。熱バッファ層250は、例えば、ALD(Atomic Layer Deposition)法により形成することができる。
なお、熱バッファ層250は、外部からの熱を吸収及び分散する層ではなく、外部からの熱を断熱する層としてもよい。この場合には、熱バッファ層250の材料として、例えば、多孔質アルミナ膜(Al)や多孔質ガラス膜(SiO)、多孔質酸化チタン膜(TiO)等の多孔質膜を用いることができる。
反射膜260は、熱バッファ層250を覆うように設けることができる。反射膜260は、レーザ入射光Liの半値外光Lsや外乱光を反射し、照射された部分が発熱することを防止する機能を有する。反射膜260は、反射率が高い材料から構成することが好ましい。反射膜260の材料としては、例えば、銀、銀合金、アルミニウム、アルミニウム合金、金、金合金等を用いることができる。反射膜260の厚さは、例えば、10〜1000nm程度とすることができる。反射膜260は、例えば、スパッタ法により形成することができる。
なお、圧電センサ191及びセンサ配線199を覆うように熱バッファ層250のみを設けてもよいし、圧電センサ191及びセンサ配線199を覆うように反射膜260のみを設けてもよい。但し、反射膜260が導電性材料から構成される場合には、圧電センサ191及びセンサ配線199上に絶縁層を介して反射膜260を設ける必要がある。
図14は、圧電センサの出力信号の変動が低減された実験結果を例示する図である。具体的には、図7に示す開口部400xを備えたパッケージカバー400で覆われた光走査部100において、ミラー110にレーザ光を照射した場合の圧電センサ191の出力信号の変動を確認した実験結果を示している。なお、実験に用いた光走査部100では、圧電センサ191及びセンサ配線199を覆う熱バッファ層250、及び熱バッファ層250を覆う反射膜260が設けられている。
図14に示すように、ミラー110に照射するレーザ光をoffからonにしても、圧電センサ191の出力信号が変動しない。つまり、圧電センサ191及びセンサ配線199を覆うパッケージカバー400、熱バッファ層250及び反射膜260を設けることで、ミラー110に照射するレーザ光をoffからonにしても、圧電センサ191の出力信号が変動しないことが確認された。なお、発明者らの検討により、圧電センサ191及びセンサ配線199を覆うパッケージカバー400のみでも圧電センサ191の出力信号の変動は大幅に抑制できるため、熱バッファ層250及び反射膜260の何れか一方又は双方は、必要に応じて設ければよい。
このように、第1の実施の形態に係る光走査装置200では、パッケージカバー400が、水平方向の傾き具合を検出する圧電センサ191及びそれに接続されるセンサ配線199を覆い、圧電センサ191及びセンサ配線199への光照射を防止している。
これにより、圧電センサ191及びセンサ配線199に光が照射されることで生じるリーク電流及びミラー110の共振周波数のシフトを抑制可能となり、圧電センサ191の出力信号の変動を低減することができる。又、圧電センサ191及びセンサ配線199を覆うように熱バッファ層250や反射膜260を設けることで、圧電センサ191の出力信号の変動を更に低減することができる。その結果、ミラー110の水平方向の振角を正確に検出でき、ミラー110の水平方向の駆動制御を適切に行うことができる。
〈第1の実施の形態の変形例〉
第1の実施の形態の変形例では、パッケージカバーにカバーガラスを設けた光走査装置を示す。なお、第1の実施の形態の変形例において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図15は、第1の実施の形態の変形例に係る光走査装置を例示する斜視図である。図16は、第1の実施の形態の変形例に係る光走査装置を例示する斜視断面図である。図15及び図16に示すように、光走査装置200Aは、光走査部100と、光走査部100を搭載するセラミックパッケージ300と、セラミックパッケージ300上に配されて光走査部100を覆うパッケージカバー410とを有する。光走査装置200Aは、セラミックパッケージ300の下側に、基板500や制御回路600を備えてもよい。
光走査装置200Aにおいて、パッケージカバー410の略中央部にはミラー110の近傍を露出する開口部410xが設けられている。開口部410xは、ミラー110へのレーザ入射光Li、及びミラー110からのレーザ出射光Lo(走査光)を遮らない形状とされている。又、開口部410xを覆うように、レーザ入射光Li及びレーザ出射光Loを透過するカバーガラス420が設けられている。これにより、光走査装置200Aでは、光走査部100がセラミックパッケージ300と、カバーガラス420が設けられたパッケージカバー410とで封止された構造となる。なお、開口部400xと同様の理由により、開口部410xにおいて、レーザ入射光Liが通る側は、レーザ出射光Loが通る側よりも小さく開口されている。
図17に示すように、開口部410xはミラー110の近傍に配置された圧電センサ191と、圧電センサ191の上部電極及び下部電極から引き出されたセンサ配線199を露出していない。つまり、開口部410xを除くパッケージカバー410が遮光部となり、圧電センサ191及びセンサ配線199をレーザ入射光Liの半値外光や外乱光から遮光している。これにより、上記実験により示した圧電センサ191の出力信号が急激に変動するモードの発生、及び徐々に変動するモードの発生を防止できる。なお、図17は、ミラー110の近傍を例示する斜視図であり、図17では便宜上開口部410xを破線で示している。破線で囲まれた部分が開口部410x内に露出する部分となる。
このように、光走査装置200Aを、パッケージカバー410にカバーガラス420を設けた封止構造としてもよい。この場合にも、パッケージカバー410が圧電センサ191及びセンサ配線199を覆い、圧電センサ191及びセンサ配線199への光照射を防止しているため、第1の実施の形態と同様に、圧電センサ191の出力信号の変動を低減することができる。その結果、ミラー110の水平方向の振角を正確に検出でき、ミラー110の水平方向の駆動制御を適切に行うことができる。なお、必要に応じて熱バッファ層250や反射膜260を設けるとよい点も、第1の実施の形態と同様である。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記実施の形態では、パッケージカバーの開口部の形状を工夫することにより、圧電センサ191及びセンサ配線199への光照射を防止する遮光構造を実現した。しかし、パッケージカバーの開口部は圧電センサ191及びセンサ配線199を露出するように大きく形成しておき、パッケージカバーとは別に、ミラー110の近傍に、圧電センサ191及びセンサ配線199への光照射を防止する遮光部材を設けてもよい。
100 光走査部
110 ミラー
191 圧電センサ
199 センサ配線
200、200A 光走査装置
250 熱バッファ層
260 反射膜
300 セラミックパッケージ
400、410 パッケージカバー
400x、410x 開口部
420 カバーガラス

Claims (7)

  1. ミラーを揺動させて入射光を走査する光走査装置であって、
    前記ミラーの振角を検出するセンサ、及び前記センサと接続された配線を備えた光走査部と、
    前記センサ及び前記配線を前記入射光の迷光及び外乱光から遮光する遮光部と、を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光走査部を搭載するパッケージと、
    前記パッケージ上に配されて前記光走査部を覆うカバーと、を有し、
    前記カバーには、前記ミラーへの入射光、及び前記ミラーからの走査光を遮らない形状の開口部が設けられ、
    前記開口部を除く前記カバーが前記遮光部となることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記開口部において、前記入射光が通る側は、前記走査光が通る側よりも小さく開口されていることを特徴とする請求項2記載の光走査装置。
  4. 前記入射光はレーザ光であり、
    前記入射光の迷光は、前記レーザ光の半値外光であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の光走査装置。
  5. 前記センサ及び前記配線上に熱バッファ層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の光走査装置。
  6. 前記熱バッファ層上に反射膜が設けられていることを特徴とする請求項5記載の光走査装置。
  7. 前記センサ及び前記配線上に絶縁層を介して反射膜が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の光走査装置。
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