JP7227464B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置に関する。
従来から、圧電素子等を有するアクチュエータでミラーを揺動させることにより、入射光をミラーで偏向して走査する光走査装置が知られている。ミラーの変形を抑制するために、ミラーを支持するミラー支持部の裏面側にはリブが設けられている。
このような光走査装置は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)の微細加工技術を用いて、例えば、1枚のSOI(Silicon On Insulator)ウェハ上に複数個が同時に形成される。ウェハ上に形成された複数の光走査装置は、ダイシング工程を経て個片化され、ピックアップ工程によりダイシングテープからピックアップされる(例えば、特許文献1参照)。
ダイシング工程では、ウェハの裏面側をダイシングテープに張り付けた状態で、ブレードを用いて各光走査装置がチップ状に分割される。ピックアップ工程では、ダイシングテープを介して各光走査装置の裏面側をニードルで突き上げ、表面側をコレットで吸着することにより、各光走査装置がダイシングテープから剥離される。
特開2017-90638号公報
光走査装置は、アクチュエータ等に弾性を付与するために、アクチュエータ等の形成領域が薄膜化され、これらを支持するように外周に固定枠が設けられている。このため、ピックアップ工程では、薄膜化が行われていない高剛性の固定枠がダイシングテープを介してニードルで突き上げられる。
しかしながら、ダイシングテープには、固定枠以外のアクチュエータ等の裏面側に設けられたリブが張り付けられる。この場合、固定枠をニードルで突き上げた際にリブがダイシングテープから剥離する際に生じる応力が、固定枠に生じる応力よりも大きいことから、固定枠とアクチュエータとの接続部等を起点として破損が生じるおそれがある。
開示の技術は、ピックアップ工程における破損を抑制することを目的とする。
開示の技術は、表面にミラーを有するミラー支持部と、前記ミラー支持部を駆動するアクチュエータと、前記ミラー支持部及び前記アクチュエータの周囲に設けられた固定枠と、前記アクチュエータの裏面側に配置された1以上のリブと、を備え、前記リブは、直線部と、前記直線部よりも幅が大きく、前記アクチュエータを突き上げるニードルと当接する当接部とを有し、前記アクチュエータは、前記ミラーの中心を通る水平回転軸及び垂直回転軸を軸として前記ミラー支持部を揺動駆動するものであり、複数の前記当接部が、少なくとも前記水平回転軸及び垂直回転軸の一方に対して線対称となる位置に配置され、前記アクチュエータは、隣接する一対の水平梁を含み、前記リブは、前記各水平梁の裏面に設けられた前記直線部と、前記直線部よりも大きい幅を有する端部とを有し、前記各水平梁の裏面に設けられた前記リブの前記端部は、前記一対の水平梁の隣接部において隣接して、前記当接部を構成している光走査装置である。
本発明によれば、ピックアップ工程における破損を抑制することができる。
第1実施形態に係る光走査装置の上面側を示す斜視図(A)と下面側を示す斜視図(B)である。 ミラー支持部の裏面に形成されたリブの形状を示す平面図である。 水平駆動梁の裏面に形成されたリブの形状を示す平面図である。 垂直駆動梁の裏面に形成されたリブの形状を示す平面図である。 垂直駆動梁の折り返し部の付近を拡大した上面側の平面図である。 図4中のA-A線に沿って光走査装置を切断した断面を示す概略図である。 独立した当接部を設けた走査装置の一例を示す平面図である。 リブに形成された当接部の形状の変形例を示す平面図である。 独立した当接部の形状の変形例を示す平面図である。 独立した当接部の形状の変形例を示す平面図である。 本発明が適用される他の光走査装置の上面側を示す斜視図である。 本発明が適用される他の光走査装置の下面側を示す斜視図である。 連結部の裏面側の拡大図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<第1実施形態>
図1(A)は、第1実施形態に係る光走査装置100の上面側を示す斜視図である。図1(B)は、第1実施形態に係る光走査装置100の下面側を示す斜視図である。なお、図1(A)では、配線や端子は図示が省略されている。
光走査装置100は、ミラー110を揺動させて光源から照射されるレーザ入射光を走査する部分である。光走査装置100は、例えば圧電素子である駆動源によりミラー110を駆動させるMEMSミラー等である。光走査装置100に設けられたミラー110にレーザ入射光を入射して、ミラー110から出射される光を2次元的に走査する。
光走査装置100は、ミラー110と、ミラー支持部120と、連結梁121A,121Bと、水平駆動梁130A,130Bと、可動枠160と、垂直駆動梁170A,170Bと、固定枠180とを有する。ミラー支持部120の表面(上面)にミラー110が設けられている。
ミラー支持部120の両側に一対の水平駆動梁130A,130Bが配置されている。ミラー支持部120と水平駆動梁130A,130Bとは、連結梁121A,121Bにより接続されている。また、水平駆動梁130A,130B、連結梁121A,121B、ミラー支持部120は、可動枠160によって外側から支持されている。
水平駆動梁130Aは、水平回転軸AXHと直交する垂直回転軸AXVの方向に延在する複数の矩形状の水平梁を有する。隣接する水平梁は、端部同士が折り返し部131X2,131X3,131X4により連結されており、全体としてジグザグ状の蛇腹構造となっている。水平駆動梁130Aの一方が可動枠160の内周側に、他方が折り返し部131X1及び連結梁121Aを介してミラー支持部120に接続されている。
また、水平駆動梁130Bは、水平回転軸AXHと直交する垂直回転軸AXVの方向に延在する複数の矩形状の水平梁を有する。隣接する水平梁は、端部同士が折り返し部131Y2,131Y3,131Y4により連結されており、全体としてジグザグ状の蛇腹構造となっている。水平駆動梁130Bの一方が可動枠160の内周側に、他方が折り返し部131Y1及び連結梁121Bを介してミラー支持部120に接続されている。
また、可動枠160の両側に、可動枠160に接続される一対の垂直駆動梁170A,170Bが配置されている。垂直駆動梁170Aは、水平回転軸AXH方向に延在する複数の矩形状の垂直梁を有する。隣接する垂直梁は、端部同士が折り返し部171Xにより連結されており、全体としてジグザグ状の蛇腹構造となっている。垂直駆動梁170Aの一方が固定枠180の内周側に、他方が可動枠160の外周側に接続されている。
また、垂直駆動梁170Bは、水平回転軸AXH方向に延在する複数の矩形状の垂直梁を有する。隣接する垂直梁は、端部同士が折り返し部171Yにより連結されており、全体としてジグザグ状の蛇腹構造となっている。垂直駆動梁170Bの一方が固定枠180の内周側に、他方が可動枠160の外周側に接続されている。
水平駆動梁130A,130Bは、それぞれ圧電素子である水平駆動源131A,131Bを有する。また、垂直駆動梁170A,170Bは、それぞれ圧電素子である垂直駆動源171A,171Bを有する。水平駆動梁130A,130B、及び垂直駆動梁170A,170Bは、ミラー支持部120を水平方向H及び垂直方向Hに揺動駆動してレーザ光を走査するアクチュエータとして機能する。
水平駆動梁130A,130Bの上面には、水平梁ごとに水平駆動源131A,131Bが形成されている。水平梁は、曲線部を含まない矩形状の部分である。水平駆動源131Aは、水平駆動梁130Aの上面に形成された圧電素子であり、圧電薄膜と、圧電薄膜の上に形成された上部電極と、圧電薄膜の下面に形成された下部電極とを含む。水平駆動源131Bは、水平駆動梁130Bの上面に形成された圧電素子であり、圧電薄膜と、圧電薄膜の上に形成された上部電極と、圧電薄膜の下面に形成された下部電極とを含む。
水平駆動梁130A,130Bは、水平梁ごとに隣接している水平駆動源131A,131B同士で、駆動波形の中央値を基準に上下反転した波形の駆動電圧を印加することにより、隣接する水平梁を上下反対方向に反らせ、各水平梁の上下動の蓄積をミラー支持部120に伝達する。
水平駆動梁130A,130Bの動作によりミラー支持部120が水平回転軸AXHを軸として揺動駆動される。この揺動する方向を水平方向Hという。ミラー110の中心を通る上記の揺動軸を水平回転軸AXHという。例えば水平駆動梁130A,130Bによる水平駆動には、非共振振動を用いることができる。
例えば、水平駆動源131Aは、水平駆動梁130Aを構成する1番目から4番目の各水平梁の上にそれぞれ形成された4つの水平駆動源131A1,131A2,131A3,131A4を含む。また、水平駆動源131Bは、水平駆動梁130Bを構成する1番目から4番目の各水平梁の上にそれぞれ形成された4つの水平駆動源131B1,131B2,131B3,131B4を含む。
この場合、水平駆動源131A1,131B1,131A3,131B3を同波形で駆動し、水平駆動源131A2,131B2,131A4,131B4を、当該駆動波形を基準値で電位を反転した波形で駆動することで、ミラー支持部120を水平方向へ揺動させることができる。
垂直駆動梁170A,170Bの上面には、垂直梁ごとに垂直駆動源171A,171Bが形成されている。垂直梁は、曲線部を含まない矩形状の部分である。垂直駆動源171Aは、垂直駆動梁170Aの上面に形成された圧電素子であり、圧電薄膜と、圧電薄膜の上に形成された上部電極と、圧電薄膜の下面に形成された下部電極とを含む。垂直駆動源171Bは、垂直駆動梁170Bの上面に形成された圧電素子であり、圧電薄膜と、圧電薄膜の上に形成された上部電極と、圧電薄膜の下面に形成された下部電極とを含む。
垂直駆動梁170A,170Bは、垂直梁ごとに隣接している垂直駆動源171A,171B同士で、駆動波形の中央値を基準に上下反転した波形の駆動電圧を印加することにより、隣接する垂直梁を上下反対方向に反らせ、各垂直梁の上下動の蓄積を可動枠160に伝達する。
垂直駆動梁170A,170Bの動作によりミラー支持部120が、水平回転軸AXHの方向と直交する方向に揺動駆動される。この揺動する方向を垂直方向Vという。ミラー110の中心を通る上記の揺動軸を垂直回転軸AXVという。例えば垂直駆動梁170A,170Bによる垂直駆動には、非共振振動を用いることができる。
例えば、垂直駆動源171Aは、垂直駆動梁170Aを構成する1番目から2番目の各垂直梁の上にそれぞれ形成された2つの垂直駆動源171A1,171A2を含む。また、垂直駆動源171Bは、垂直駆動梁170Bを構成する1番目から2番目の各垂直梁の上にそれぞれ形成された2つの垂直駆動源171B1,171B2を含む。
この場合、垂直駆動源171A1,171B1を同波形で駆動し、垂直駆動源171A2,171B2を、当該駆動波形を基準値で電位を反転した波形で駆動することで、ミラー支持部120に接続されている可動枠160を垂直方向へ揺動させることができる。
本実施の形態の光走査装置において、アクチュエータとして機能するMEMS構造体は、例えば支持層、埋め込み酸化膜(BOX層)及びシリコン活性層が積層されたSOI基板によって形成されている。上記の固定枠180、可動枠160等は、支持層、BOX層、及びシリコン活性層からなる3層構成である。
一方、固定枠180や可動枠160を除く水平駆動梁130A,130B及び垂直駆動梁170A,170B等の部分は、シリコン活性層の単層構成、或いはBOX層とシリコン活性層との2層構成である。
本実施の形態の光走査装置において、ミラー支持部120の裏面においてミラー110と対向する位置に、リブ112が形成されている。ミラー支持部120の裏面に形成されたリブ112は、ミラー支持部120の剛性を高める。リブ112の形状については後述する。
また、本実施の形態の光走査装置において、水平駆動梁130A,130Bを構成する水平梁の表面(上面)には上記のように水平駆動源131A,131Bが形成されており、他方の裏面(下面)には水平駆動梁130A,130Bを構成する水平梁の中央部である水平回転軸AXH上にリブ132が形成されている。リブ132は、水平梁の長手方向に短く、短手方向に長い形状である。リブ132は、例えば、MEMS構造体の製造工程においてダイシングを行う際に、振動や水流によって蛇腹部分が振動して破損することを抑制する機能を有する。
また、本実施の形態の光走査装置においては、垂直駆動梁170A,170Bを構成する垂直梁の表面(上面)には上記のように垂直駆動源171A,171Bが形成されている。垂直梁の裏面(下面)にはリブ172が形成されている。リブ172は、例えば垂直梁と折り返し部171X,171Yの連結部分からの距離が垂直梁の長さの10~20%である位置に形成されている。リブ172は、垂直梁の長手方向に短く、短手方向に長い形状である。リブ172は、垂直駆動梁170A,170Bが垂直梁の幅へ不要に反ってしまうことを防止する。
リブ112は、固定枠180及び可動枠160と同じ高さ(厚さ)を有する。即ち、光走査装置のアクチュエータとして機能するMEMS構造体がSOI基板で形成される場合、シリコン活性層から形成されるミラー支持部120の裏面において、BOX層と支持層からリブ112が形成される。リブ112の周囲の面は、支持層及びBOX層が除去されシリコン活性層が露出している。
水平駆動梁130A,130Bを構成する水平梁はシリコン活性層から形成される。リブ132は、BOX層と支持層から形成される。垂直駆動梁170A,170Bを構成する垂直梁は活性層から形成される。リブ172は、BOX層と支持層から形成される。
リブ112,132,172は、SOI基板の支持層とBOX層とをエッチングによりパターニングすることにより形成される。なお、リブ112,132,172の周囲のBOX層は必ずしも除去する必要はない。また、リブ112,132,172は、SOI基板をエッチングすることにより形成する以外に、バルクシリコンをエッチングした段差により形成してもよい。
以下に、各リブの形状について説明する。
図2は、ミラー支持部120の裏面に形成されたリブ112の形状を示す平面図である。図2に示すように、水平方向Hに延びる2本の直線部112Aと、垂直方向Vに延びる2本の直線部112Aとが交差した井桁形状である。4つの交差部112Bは、直線部112Aよりも水平方向H及び垂直方向Vに幅が広がっている。本実施形態では、各直線部112Aは、交差部112Bから所定距離内において、交差部112Bに向かうに従い次第に幅が増大している。
各交差部112Bは、ダイシング後のピックアップ工程においてダイシングテープを介して突き上げニードルが当接する当接部として機能する。
交差部112Bの水平方向Hへの幅W1hは、垂直方向Vに延びる直線部112Aの水平方向Hへの幅W2hよりも大きく、かつ3倍以上(W1h≧3×W2h)であることが好ましい。同様に、交差部112Bの垂直方向Vへの幅W1vは、水平方向Hに延びる直線部112Aの垂直方向Vへの幅W2vよりも大きく、かつ3倍以上(W1v≧3×W2v)であることが好ましい。また、リブ112の各角部は、応力の集中を軽減するために、丸みを持たせることが好ましい。
図3は、水平駆動梁130A,130Bの裏面に形成されたリブ132の形状を示す平面図である。リブ132は、水平駆動梁130A,130Bを構成する水平梁133ごとに設けられた垂直方向Vに延びる直線部132Aを含む。各直線部132Aは、水平回転軸AXH上に配置されている。また、各直線部132Aは、各水平梁133の垂直方向Vへの幅とほぼ同一の長さを有する。すなわち、隣接する水平梁133との間で、直線部132Aは互いに隣接している。
また、水平駆動梁130Aの外側に位置する一対の水平梁133の隣接部において、端部132B1,132B2が直線部132Aよりも水平方向Hに幅が広がっている。本実施形態では、隣接する一対の端部132B1,132B2は、全体としてほぼ円形である。端部132B1,132B2の水平方向Hへの幅W3は、直線部132Aの水平方向Hへの幅W4よりも大きく、かつ3倍以上(W3≧3×W4)であることが好ましい。
また、リブ132の各角部は、応力の集中を軽減するために、丸みを持たせることが好ましい。
水平駆動梁130Bについても同様に、外側に位置する一対の水平梁133の隣接部において、端部132B1,132B2が直線部132Aよりも水平方向Hに幅が広がっている。本実施形態では、隣接する一対の端部132B1,132B2は、全体としてほぼ円形である。端部132B1,132B2の水平方向Hへの幅W3は、直線部132Aの水平方向Hへの幅W4よりも大きく、かつ3倍以上(W3≧3×W4)であることが好ましい。
各端部132B1,132B2は、ダイシング後のピックアップ工程においてダイシングテープを介して突き上げニードルが当接する当接部132Bとして機能する。水平駆動梁130Aのリブ132に形成された当接部132Bと、水平駆動梁130Bのリブ132に形成された当接部132Bとは、水平回転軸AXH上であって、かつ垂直回転軸AXVに対して線対称となる位置に配置されている。
図4は、垂直駆動梁170A,170Bの裏面に形成されたリブ172の形状を示す平面図である。リブ172は、垂直駆動梁170A,170Bを構成する垂直梁173ごとに設けられた水平方向Hに延びる直線部172Aを含む。本実施形態では、各直線部172Aは、垂直梁173の折り返し部171X,171Y側の端部付近に設けられている。各直線部172Aは、各垂直梁173の水平方向Hへの幅とほぼ同一の長さを有する。すなわち、隣接する垂直梁173との間で、直線部172Aは互いに隣接している。
リブ172は、近接部において端部172B1,172B2が直線部172Aよりも垂直方向Vに幅が広がっている。本実施形態では、隣接する一対の端部172B1,172B2は、全体としてほぼ円形である。端部172B1,172B2の垂直方向Vへの幅W5は、直線部172Aの垂直方向Vへの幅W6よりも大きく、かつ3倍以上(W5≧3×W6)であることが好ましい。また、リブ172の各角部は、応力の集中を軽減するために、丸みを持たせることが好ましい。
各端部172B1,172B2は、ダイシング後のピックアップ工程においてダイシングテープを介して突き上げニードルが当接する当接部172Bとして機能する。
垂直駆動梁170Aのリブ172に形成された当接部172Bと、垂直駆動梁170Bのリブ172に形成された当接部172Bとは、水平回転軸AXHに対して線対称となる位置に配置されている。
なお、図4中の符号Pは、固定枠180において、後述するピックアップ工程で用いられるニードル220が当接する当接部を示している。この当接部Pは、水平回転軸AXH又は垂直回転軸AXVに対して線対称となる位置であることが好ましい。
図5は、垂直駆動梁170Aの折り返し部171Xの付近を拡大した上面側の平面図である。垂直梁173の一方の面(上面)には、圧電素子である垂直駆動源171A1,171A2が形成されており、他方の面(裏面)には、破線で示される位置にリブ172が形成されている。
垂直駆動源171A1,171A2のリブ172の端部と対向する部分に切欠き部Zが形成されている。例えば、切欠き部Zは、垂直駆動源171A1,171A2の一部が半円形状に除去されてなる領域である。すなわち、リブ172の当接部172Bを構成する一対の端部172B1,172B2に対応する位置には、垂直駆動源171A1,171A2は設けられていない。なお、切欠き部Zの形状は、半円形状に限られない。
リブ172に切欠き部Zを設けることにより、リブ172によって垂直駆動源171A,171Bの幅が細くなり短手方向の反りが抑制され、応力が低減されるだけでなく、他の部分から伝わる応力もリブ172との間にあるシリコン活性層で分散される。これにより、リブ172の端部における付け根部分にかかる応力を低減することができる。
図6は、図4中のA-A線に沿って光走査装置100を切断した断面を示す概略図である。光走査装置100は、MEMSの微細加工技術を用いて、1枚のSOIウェハ上に複数個が同時に形成される。図6は、複数の光走査装置100が形成されたSOIウェハとしてのSOI基板200を、ダイシングテープ210上に張り付け、隣接する光走査装置100間でSOI基板200をブレードで切断(ダイシング)した後の状態を示している。
SOI基板200は、シリコン(Si)からなる支持層201、二酸化シリコン(SiO)からなるBOX層202、単結晶シリコンからなるシリコン活性層203を積層してものである。固定枠180及び可動枠160以外の領域からは、支持層201及びBOX層202がエッチング除去されており、リブ112,132,172は、支持層201及びBOX層202を除去せずに残すことにより形成されている。
ダイシング工程では、支持層201がダイシングテープ210に張り付けられる。ダイシング工程の後、ピックアップ工程において、ダイシングテープ210を介して各光走査装置100の裏面側(支持層201側)を複数のニードル220で突き上げ、表面側(シリコン活性層203側)をコレットで吸着することにより、各光走査装置100がダイシングテープ210から剥離される。
ニードル220は、ダイシングテープ210を介して、固定枠180の当接部Pに加えて、固定枠180以外のリブ112,132,172に一体的に設けられた各当接部(112B,132B,172B)に当接して、光走査装置100を突き上げる。
このように、ピックアップ工程において、固定枠180とともに固定枠180以外のリブ112,132,172に一体形成された当接部をニードル220で突き上げることにより、リブ112,132,172がダイシングテープ210から剥離する際に生じる応力が低減し、固定枠180とアクチュエータとの接続部等を起点とした破損が抑制される。
また、リブ112,132,172に一体形成される各当接部の幅を直線部の幅より大きくしているので、ニードル220での突き上げによりリブ112,132,172が破損することが抑制される。
なお、ピックアップ工程において、リブ112,132,172のすべての当接部にニードル220を当接させて突き上げる必要はなく、一部の当接部にのみを突き上げてもよい。但し、少なくとも光走査装置100の中央部に設けられたリブ112の当接部を突き上げることが好ましい。
本実施形態のように、リブと一体に設けられる複数の当接部は、線対称または点対称となる位置に配置されることが好ましい。
<変形例>
次に、第1実施形態に対する各種の変形例について説明する。
(独立した当接部)
第1実施形態では、ニードル220がダイシングテープ210を介して当接する当接部をリブ112,132,172と一体に形成しているが、さらに独立した当接部を設けることも可能である。
図7は、独立した当接部を設けた走査装置の一例を示す平面図である。図7に示す例では、垂直駆動梁170A、170Bの裏面に独立した当接部300,310が設けられている。当接部300,310は、リブ112,132,172と同様に、支持層201をエッチングしてパターニングすることにより形成されたものである。
当接部300は、垂直駆動梁170A,170Bにおいて、隣接する垂直梁173の隣接部分に形成されている。また、当接部300は、折り返し部171X,171Yとは反対側の端部に配置されている。当接部300は、垂直梁173の隣接部分で分割された2つの部分からなり、全体としてほぼ円形である。
垂直駆動梁170Aに形成された当接部300と、垂直駆動梁170Bに形成された当接部300とは、水平回転軸AXHに対して線対称となる位置に配置されている。また、各当接部300は、リブ172に形成された当接部172B(一対の端部172B1,172B2)と、垂直回転軸AXVに対してほぼ線対称となる位置に配置されている。
また、当接部310は、折り返し部171X,171Yに形成されている。当接部310は、分割されておらず、ほぼ円形である。当接部310は、水平方向Hにおいて、隣接する垂直梁173の間に位置する。また、折り返し部171Xに形成された当接部310と、折り返し部171Yに形成された当接部310とは、水平回転軸AXHに対して線対称となる位置に配置されている。
当接部300,310は、ダイシング後のピックアップ工程においてダイシングテープ210を介して突き上げニードル220が当接する。
(当接部の形状)
図8は、リブ132に形成された当接部132B(一対の端部132B1,132B2)の形状の変形例を示す平面図である。図8(A)は、一対の端部132B1,132B2を全体として矩形とした例である。図8(B)は、一対の端部132B1,132B2を全体として三角形とした例である。図8(C)は、一対の端部132B1,132B2を全体としてオーバル形とした例である。図8(D)は、一対の端部132B1,132B2を全体として菱形とした例である。
当接部132Bの形状は、これらに限られず、その他の形状であってもよい。また、リブ172に形成された当接部172B(一対の端部172B1,172B2)の形状についても同様に変形可能である。
図9は、独立した当接部300の形状の変形例を示す平面図である。図9(A)は、当接部300を全体として矩形とした例である。図9(B)は、当接部300を全体として三角形とした例である。図9(C)は、当接部300を全体としてオーバル形とした例である。図9(D)は、当接部300を全体として菱形とした例である。当接部300の形状は、これらに限られず、その他の形状であってもよい。
図10は、独立した当接部310の形状の変形例を示す平面図である。図10(A)は、当接部310を矩形とした例である。図10(B)は、当接部310を三角形とした例である。図10(C)は、当接部310をオーバル形とした例である。図10(D)は、当接部310を菱形とした例である。当接部310の形状は、これらに限られず、その他の形状であってもよい。
なお、ミラー支持部120の裏面に形成されるリブ112の当接部(交差部112B)についても、円形、矩形、三角形等の形状に変形してよい。また、リブ112の全体形状は、井桁形状に限られず、適宜変更可能である。
(他の光走査装置への適用)
第1実施形態の光走査装置100は、水平駆動梁及び垂直駆動梁がともに蛇腹構造であって、水平駆動及び垂直駆動がともに非共振駆動である。本発明は、トーションバーを用いてミラーを支持し、水平駆動を共振駆動させることを可能とする走査装置に対しても適用可能である。
図11は、本発明が適用される他の光走査装置400の上面側を示す斜視図である。図12は、本発明が適用される他の光走査装置400の下面側を示す斜視図である。
図11に示すように、光走査装置400は、表面にミラー411を有するミラー支持部410と、トーションバー420と、連結部430と、水平駆動梁440と、水平駆動源441と、可動枠450と、垂直駆動部460と、固定枠470と、端子480と、配線490とを有する。垂直駆動部460は、垂直駆動梁461と、垂直駆動源462と、連結部463とを有する。
ミラー支持部410は、2本のトーションバー420により同一直線上の両外側から挟持されている。ミラー支持部410は、中央にミラー411を有し、ミラー411とトーションバー420との間に応力緩和領域412を有する。各応力緩和領域412には、2つのスリット413が形成されている。また、トーションバー420は、連結部463を介して水平駆動梁440に連結されている。水平駆動梁440は、表面に圧電素子である水平駆動源441を備え、外側が可動枠450に連結されている。
可動枠450は、水平駆動梁440を介して連結部463、トーションバー420、及びミラー支持部410を支持するとともに、これらの周囲を囲んでいる。可動枠450は、垂直駆動梁461に連結されている。
垂直駆動梁461は、表面に圧電素子である垂直駆動源462を備え、可動枠450の両側に複数設けられている。複数の垂直駆動梁461は、端部に設けられた連結部463により連結されている。最も内側にある垂直駆動梁461は可動枠450に連結され、最も外側にある垂直駆動梁461は固定枠470に連結されている。
固定枠470は、垂直駆動部460を支持する。固定枠470の表面には端子480が設けられ、配線490が接続されている。
水平駆動梁440及び垂直駆動梁461は、ミラー支持部410を水平方向及び垂直方向に揺動駆動してレーザ光を走査するアクチュエータとして機能する。ミラー支持部410は、水平方向に共振駆動され、垂直方向に非共振駆動される。
図12に示すように、ミラー支持部410の裏面に、リブ414が設けられている。このリブ414は、第1実施形態におけるリブ112と同様に、交差部が直線部より幅が広く、ダイシングテープを介してニードルが当接する当接部として機能するものとしてもよい。
また、連結部463の裏面側にリブ464が形成されている。このリブ464は、隣接する垂直駆動梁461の連結を補強し、剛性を高める機能を有する。
光走査装置400は、第1実施形態と同様にSOI基板により形成されている。固定枠470、可動枠450、リブ414,464は、SOI基板の支持層をエッチングによりパターニングすることで形成されている。
図13は、連結部463の裏面側の拡大図である。図13に示すように、リブ464は、水平方向に延びる直線部464Aと、直線部464Aのほぼ中央に一体的に形成された半円形部464Bとを有する。半円形部464Bは、垂直駆動梁461を構成する隣接する垂直梁461Aの間に配置されている。
半円形部464Bの垂直方向への幅W7は、直線部464Aの垂直方向への幅W8よりも大きく、かつ3倍以上(W7≧3×W8)であることが好ましい。
半円形部464Bは、ダイシング後のピックアップ工程においてダイシングテープを介して突き上げニードルが当接する当接部として機能する。
このリブ464に一体形成した当接部(半円形部464B)は、ミラー411の中心を通る水平回転軸に対して線対称となる位置に配置されている。リブ464の当接部の形状は、円形、矩形、三角形等の形状に変更することも可能である。
なお、光走査装置400についても上述の変形例と同様に、垂直駆動梁461の裏面等に、独立した当接部を設けてもよい。
上記実施形態の光走査装置は、例えば、アイウェアやプロジェクタ等の二次元走査型の光走査装置に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
100:光走査装置、110:ミラー、112:リブ、112A:直線部、112B:当接部、112B:交差部、120:ミラー支持部、121A,121B:連結梁、130A,130B:水平駆動梁、131A:水平駆動源、131B:水平駆動源、132:リブ、132A:直線部、132B1,132B2:端部、132B:当接部、133:水平梁、160:可動枠、170A,170B:垂直駆動梁、171A,171B:垂直駆動源、172:リブ、172A:直線部、172B1,172B2:端部、172B:当接部、173:垂直梁、180:固定枠、210:ダイシングテープ、220:ニードル、300,310:当接部、400:光走査装置、410:ミラー支持部、411:ミラー、414:リブ

Claims (8)

  1. 表面にミラーを有するミラー支持部と、
    前記ミラー支持部を駆動するアクチュエータと、
    前記ミラー支持部及び前記アクチュエータの周囲に設けられた固定枠と、
    前記アクチュエータの裏面側に配置された1以上のリブと、
    を備え、
    前記リブは、直線部と、前記直線部よりも幅が大きく、前記アクチュエータを突き上げるニードルと当接する当接部とを有し、
    前記アクチュエータは、前記ミラーの中心を通る水平回転軸及び垂直回転軸を軸として前記ミラー支持部を揺動駆動するものであり、
    複数の前記当接部が、少なくとも前記水平回転軸及び垂直回転軸の一方に対して線対称となる位置に配置され、
    前記アクチュエータは、隣接する一対の水平梁を含み、
    前記リブは、前記各水平梁の裏面に設けられた前記直線部と、前記直線部よりも大きい幅を有する端部とを有し、
    前記各水平梁の裏面に設けられた前記リブの前記端部は、前記一対の水平梁の隣接部において隣接して、前記当接部を構成している光走査装置。
  2. 表面にミラーを有するミラー支持部と、
    前記ミラー支持部を駆動するアクチュエータと、
    前記ミラー支持部及び前記アクチュエータの周囲に設けられた固定枠と、
    前記アクチュエータの裏面側に配置された1以上のリブと、
    を備え、
    前記リブは、直線部と、前記直線部よりも幅が大きく、前記アクチュエータを突き上げるニードルと当接する当接部とを有し、
    前記アクチュエータは、前記ミラーの中心を通る水平回転軸及び垂直回転軸を軸として前記ミラー支持部を揺動駆動するものであり、
    複数の前記当接部が、少なくとも前記水平回転軸及び垂直回転軸の一方に対して線対称となる位置に配置され、
    前記アクチュエータは、隣接する一対の垂直梁を含み、
    前記リブは、前記各垂直梁のそれぞれの裏面に設けられる複数の前記直線部と、複数の前記直線部のそれぞれに連なり、前記直線部より大きい幅を有する複数の端部とを有し、
    前記複数の端部は、所定の間隔を隔てて対向配置し、前記当接部を構成している光走査装置。
  3. 前記当接部の幅は、前記直線部よりも幅の3倍以上の大きさである請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記各水平梁の裏面に設けられた前記当接部は、前記水平回転軸上に位置する請求項1に記載の光走査装置。
  5. 前記一対の水平梁は、前記ミラー支持部の両側に配置されており、
    前記各水平梁の裏面に設けられた前記当接部は、前記垂直回転軸に対して線対称となる位置に配置されている請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記一対の垂直梁は、前記ミラー支持部の両側に配置されており、
    前記各垂直梁の裏面に設けられた前記当接部は、前記水平回転軸に対して線対称となる位置に配置されている請求項2に記載の光走査装置。
  7. 表面にミラーを有するミラー支持部と、
    前記ミラー支持部を駆動するアクチュエータと、
    前記ミラー支持部及び前記アクチュエータの周囲に設けられた固定枠と、
    前記アクチュエータの裏面側に配置された1以上のリブと、
    を備え、
    前記リブは、直線部と、前記直線部よりも幅が大きく、前記アクチュエータを突き上げるニードルと当接する当接部とを有し、
    前記アクチュエータは、前記ミラーの中心を通る水平回転軸及び垂直回転軸を軸として
    前記ミラー支持部を揺動駆動するものであり、
    複数の前記当接部が、少なくとも前記水平回転軸及び垂直回転軸の一方に対して線対称
    となる位置に配置され、
    前記アクチュエータは、隣接する一対の垂直梁を含み、
    前記アクチュエータにおける隣接する一対の垂直梁の各端部が折り返し部に連結されて
    おり
    記各垂直梁の裏面に設けられた前記リブは、
    前記折り返し部に設けられ、水平方向に延びる前記直線部と、
    前記直線部のほぼ中央に一体的に形成され、前記アクチュエータを突き上げるニードルと当接する前記当接部とを有し、
    前記折り返し部に設けられた前記当接部は、垂直駆動梁を構成する隣接する垂直梁の間に配置されている光走査装置。
  8. 前記各垂直梁の表面には垂直駆動源が設けられており、
    前記垂直駆動源には、前記各垂直梁の裏面に設けられた前記リブの前記端部と対向する部分に切欠き部が形成されている請求項2に記載の光走査装置。
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