JP2014215534A - 光走査装置 - Google Patents

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Koichi Oyama
浩市 大山
西川 英昭
Hideaki Nishikawa
英昭 西川
明夫 柘植
Akio Tsuge
明夫 柘植
酒井 賢一
Kenichi Sakai
賢一 酒井
弘幸 和戸
Hiroyuki Wado
弘幸 和戸
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Abstract

【課題】反射部の振幅角を大きくしても最低共振周波数が低くなり難い光走査装置を提供すること。【解決手段】光走査装置(1)は、光ビームを反射させる反射面(19)を有する反射部(3)と、前記反射部を支持する支持部とを有し、前記反射部の両端と前記支持部にそれぞれ接続し捩れ振動可能にした一対の梁部材(7)を、前記反射部の中心を通る第1の軸(18)に沿って配置し、前記反射部に前記第1の軸を中心軸とする捩れ振動を行わせる第1の駆動部(9)を、前記反射部における前記第1の軸から離間した位置A(3A)と前記支持部とを接続するように配置し、屈曲変形することで前期位置Aを変位させる構造とした。【選択図】図1

Description

本発明は、光ビームを走査する光走査装置に関する。
近年、光走査装置の小型化を目的として、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を利用した光走査装置が種々提案されている。この光走査装置は、光ビームを反
射させる反射面を有する反射部を、圧電駆動部により変位させることで、光ビームを走査する。特許文献1には、蛇腹型の構造を有する圧電駆動部を用いることで、反射部の振幅角(変位の幅)を大きくする技術が開示されている。
特開2008−40240号公報
特許文献1記載の圧電駆動部は、蛇腹型の構造を有し、その全体の長さが長くなるため、反射部の最低共振周波数が低くなる。最低共振周波数が低いと、外部から伝わる外乱振動(例えば車両から伝わる車載振動)の影響を受けてしまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、反射部の振幅角を大きくしても最低共振周波数が低くなり難い光走査装置を提供することを目的とする。
本発明の光走査装置は、光ビームを反射させる反射面を有する反射部と、反射部の中心を通る第1の軸に沿って配置され、反射部の両端にそれぞれ接続した、捩れ振動可能な一対の梁部材と、一対の梁部材を介して反射部を支持する支持部と、反射部における第1の軸から離間した位置Aと支持部とを接続し、屈曲変形することで位置Aを変位させ、反射部に第1の軸を中心軸とする捩れ振動を行わせる第1の駆動部とを備える。
本発明において、反射部は、一対の梁部材と、第1の駆動部との両方を介して、支持部に取り付けられている。そのため、反射部の剛性が全体として高くなり、反射部の最低共振周波数が高くなる。また、反射部の振幅角を大きくすることができる。
光走査装置1の構成を表す平面図である。 図1のII-II断面における断面図である。 図1のIII−III断面における断面図である。 光走査装置1における第1の駆動部9付近の構成を表す平面図である。 反射部3が第1の軸18を中心として揺動する態様を表す説明図である。 A及びBは内周部13が第2の軸21を中心として揺動する態様を表す説明図である。 光走査装置1の構成を表す平面図である。 光走査装置1の構成を表す平面図である。 光走査装置1の構成を表す平面図である。 光走査装置1の構成を表す平面図である。 図10のXI−XI断面における断面図である。
本発明の実施形態を図面に基き説明する。
<第1の実施形態>
1.光走査装置1の構成
光走査装置1の構成を図1〜図6に基き説明する。光走査装置1は、反射部3と、支持部5と、一対の梁部材7と、一対の第1の駆動部9とを備えている。
反射部3は、さらに、外周部11と、内周部13と、一対の反射部内梁部材15と、第2の駆動部17とを備えている。
外周部11は矩形の枠であり、その枠内に、円板状の内周部13及び第2の駆動部17が配置されている。外周部11は、その外側の両端において、一対の梁部材7に接続している。梁部材7は棒状の部材である。一対の梁部材7は、内周部13の中心を通る一直線(以下、第1の軸18とする)上に配置されている。
内周部13は、その一方の面全体にわたって、光ビームを反射させる反射面19を有している。反射面19は、厚さ0.2μmのアルミニウム薄膜である。内周部13は、図2、図3に示すように、縁に沿ってリブが設けられており、リブの内側は外周部11と比べて板厚が小さい。
一対の反射部内梁部材15は、内周部13の両端において、内周部13と外周部11とを捩れ振動可能に接続する。反射部内梁部材15は棒状の部材である。反射部内梁部材15は、内周部13の中心を通り、第1の軸18と直交する直線(以下、第2の軸21とする)上に配置されている。反射部内梁部材15は、図2に示すように、外周部11及び後述する突出部5A、5Bに比べて板厚が小さい。
第2の駆動部17は、屈曲変形が可能な4つの駆動部材23、25、27、29から構成される。駆動部材23、25、27、29は同様の構造を有する。駆動部材23は、外周部11における左上部分と、上側の反射部内梁部材15における左側とを接続する。駆動部材25は、外周部11における右上部分と、上側の反射部内梁部材15における右側とを接続する。駆動部材27は、外周部11における右下部分と、下側の反射部内梁部材15における右側とを接続する。駆動部材29は、外周部11における左下部分と、下側の反射部内梁部材15における左側とを接続する。なお、ここでの上下左右は、図1における上下左右を意味し、光走査装置1を使用する状態での上下左右とは必ずしも一致しない。
駆動部材23、25、27、29はそれぞれ、図3に示すように、板状の基板31と、その上に形成された圧電薄膜33とから構成される。圧電薄膜33は、上部電極35、厚さ3μmのPZT(チタン酸ジルコン酸)膜37、及び下部電極39を積層した周知の構造を有する。上部電極35及び下部電極39は、それぞれ、厚さ0.2μmのPt膜と厚さ0.1μmのTi膜とを積層した膜である。
駆動部材23、25、27、29は、配線41により、端子43に電気的に接続されている。端子43は支持部5上に形成されており、配線41は、後述する接続部9A、及び基板45の上を通り、端子43に至る。第2の駆動部17は、図3に示すように、外周部11に比べて板厚が小さい。
支持部5は、矩形の枠であり、その枠内に、反射部3、及び一対の第1の駆動部9が配置されている。支持部5は、その内側において、一対の突出部5A、5Bを有している。突出部5A、5Bは、反射部3を両側から挟むように配置されている。一対の梁部材7は
、それぞれ、上述したとおり、1端において外周部11に接続しているが、その反対側の端部において、突出部5A、5Bに接続している。よって、突出部5A、5Bは、一対の梁部材7を介して反射部3を支持する。
一対の第1の駆動部9は、反射部3の左右にそれぞれ1つずつ設けられている。2つの第1の駆動部9は同様の構造を有する。第1の駆動部9は、その下端9Cにおいて支持部5に接続するとともに、その上端9Dの側において、反射部3に接続している。さらに詳しくは、第1の駆動部9は、その上端9Dの側において、反射部3の方向に張り出す接続部9Aを備えており、その接続部9Aの先端を、反射部3における上端3Aに接続させている。なお、上端3Aは、第1の軸18から離間した位置にあり、位置Aの一実施形態である。
第1の駆動部9は、基板45と、その上に形成された2枚の圧電薄膜47、49とを備えている。圧電薄膜47、49は、それぞれ、第1の駆動部9の下端9C側から、上端9D側まで達している。圧電薄膜47、49の層構成は圧電薄膜33と同様である。圧電薄膜47、49の間には一定幅の隙間が存在する。基板45は、圧電薄膜47、49の間において、それらの長手方向に沿ったスリット(基板45が切り欠かれた部分)51を有する。
第1の駆動部9は、圧電薄膜47、49の屈曲動作により、屈曲変形可能である。その屈曲の方向は、第1の駆動部9のうち、上端9D側の部分が、図1の紙面に直交する方向に移動する方向である。ここで、図1における上下方向(圧電薄膜47、49の長手方向)を圧電薄膜47、49の屈曲方向とする。
図4に示すように、第1の駆動部9のうち、屈曲変形する部分(圧電薄膜47、49が設けられており、屈曲方向に直交する方向での幅が十分小さい部分)9Bにおける屈曲方向での中点52は、第1の軸18上にある。圧電薄膜47、49は、それぞれ、配線53により、端子55に電気的に接続されている。配線53、及び端子55はともに支持部5上に形成されている。
2.光走査装置1の製造方法
光走査装置1は、以下の方法で製造することができる。まず、Siから成る厚さ350μmの支持層、SiO2から成る厚さ2μmの中間酸化膜、及びSiから成る厚さ10μ
mの活性層を積層したSOIウエハを用意する。
このSOIウエハを選択的にエッチングすることで、支持部5(突出部5A、5Bを含む)、梁部材7、基板45、接続部9A、外周部11、反射部内梁部材15、及び内周部13(反射面19を除く)を含む一体の部材を形成する。このとき、図2、図3に示すように、支持部5、内周部13の一部、及び外周部11は、支持層201、中間酸化膜203、及び活性層205を有する。一方、梁部材7、基板45、接続部9A、反射部内梁部材15、及び内周部13の一部は活性層205から成る。
また、反射面19、圧電薄膜33、47、49、配線41、53、端子43、55をSOIウエハの片面に製膜する。
3.光走査装置1の動作
光走査装置1の動作を、図1、図5、図6に基き説明する。図1に示すように、一対の端子55に、それぞれ、第1駆動信号源101を接続し、60Hzの駆動信号S1を印加する。駆動信号S1により、第1の駆動部9における圧電薄膜47、49が図5に示すように屈曲する。反射部3の上端3Aは第1の駆動部9の接続部9Aに接続しているので、第1の駆動部9の上述した屈曲により、反射部3の上端3Aは、図1における紙面に直交
する方向(図5における上下方向)に変位する。
その結果、反射部3が、梁部材7(第1の軸18)を中心軸とする捩れ振動を行う。この振動は非共振振動である。
また、一対の端子43のうちの一方に、第2駆動信号源103を直接接続するとともに、他方の端子43に、位相反転回路105を介して第2駆動信号源103を接続する。この結果、一対の端子43のうちの一方には、30kHzの駆動信号S2が印加され、他方の端子43には、駆動信号S2とは逆位相の駆動信号S3が印加される。駆動信号S2、S3により、第2の駆動部17が、図6A、6Bに示すように屈曲し、内周部13に、反射部内梁部材15(第2の軸21)を中心軸とする捩れ振動を行わせる。この振動は共振振動である。
よって、反射部3の内周部13に設けられた反射面19は、第1の軸18、及び第2の軸21のそれぞれについて揺動可能であり、反射面19で反射した反射光を2次元に走査できる。
4.光走査装置1が奏する効果
(1)反射部3は、梁部材7と、第1の駆動部9との両方を介して、支持部5に取り付けられている。そのため、反射部3の剛性が全体として高くなり、反射部3の最低共振周波数が高くなる。
(2)また、一対の第1の駆動部9は、それぞれ、2つの圧電薄膜47、49を備えており、それらは同一方向に屈曲する。そのため、反射部3の振幅角を大きくすることができる。また、第1の駆動部9が、圧電薄膜47、49の間にスリット51を有することにより、第1の駆動部9が本来の屈曲方向とは異なる方向に屈曲しにくくなる。その結果、第1の駆動部9が、本来の屈曲方向に一層屈曲し易くなり、反射部3の振幅角を一層大きくすることができる。
(3)第1の駆動部9のうち、屈曲変形する部分9Bにおける屈曲変形する方向での中点52が、第1の軸18上にあるので、第1の駆動部9による反射部3の回転中心が、第1の軸18に一層近くなる。その結果、梁部材7を図1における紙面に直交する方向(図5における上下方向)に変位させる力を小さくすることができ、梁部材7に掛かる応力を小さくすることができる。それにより、梁部材7が破断することを無くすことができると共に、反射部3を一層スムーズに揺動させることができる。
(4)光走査装置1は、反射部3の支持部5に対する捩れ振動に加えて、内周部13の外周部11に対する捩れ振動を行わせることができる。そのため、反射面19で反射した反射光を2次元に走査することができる。
<第2の実施形態>
1.光走査装置1の構成及び製造方法
光走査装置1の構成は基本的には前記第1の実施形態と同様であるが一部において相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
反射部3は、前記第1の実施形態と同様に、外周部11、内周部13、及び一対の反射部内梁部材15を備えているが、第2の駆動部17は備えていない。また、光走査装置1は、配線41及び端子43も備えていない。本実施形態の光走査装置1は、前記第1の実施形態と同様の方法で製造できる。
2.光走査装置1の動作
光走査装置1の動作を、図5、図7に基き説明する。一対の端子55に、それぞれ、第
1駆動信号源101を接続し、60Hzの駆動信号S1を印加する。駆動信号S1により、第1の駆動部9における圧電薄膜47、49が図5に示すように屈曲する。反射部3の上端3Aは第1の駆動部9の接続部9Aに接続しているので、第1の駆動部9の上述した屈曲により、反射部3の上端3Aは、図7における紙面に直交する方向(図5における上下方向)に変位する。
その結果、反射部3が、梁部材7(第1の軸18)を中心軸とする捩れ振動を行う。この振動は非共振振動である。
また、一対の端子55のうちの一方に、第2駆動信号源103を直接接続するとともに、他方の端子55に、位相反転回路105を介して第2駆動信号源103を接続する。この結果、一対の端子55のうちの一方には、30kHzの駆動信号S2が重畳して印加され、他方の端子55には、駆動信号S2とは逆位相の駆動信号S3が重畳して印加される。
このことにより、第1の駆動部9は前述した図7における紙面に直交する方向(図5における上下方向)に変位する動きと共に、30kHzの駆動信号S2に対応して第1の駆動部9の一方はさらに図7における紙面に直行する方向(図5における上下方向)に変位し、第1の駆動部9の他方は30kHzの駆動信号S3に対応してさらに逆位相で図7における紙面に直行する方向(図5における上下方向)に変位する。
なお、内周部13、及び外周部11は連成振動系であり、内周部13が第2の軸21を中心軸として捩れ振動する振幅角が大きく、外周部11が第2の軸21を中心軸として捩れ振動する振幅角が小さくなる振動モードを持つ。
ここで、例えば、内周部13の振幅角と外周部11の第2の軸21を中心軸として捩れ振動する振幅角の比を「10:1」にし、この振動モードの共振周波数が30kHzとなるように設計した場合、第1の駆動部9の一方に30kHzの駆動信号を印加し、第1の駆動部9の他方に30kHzの駆動信号を逆位相で印加すると、前述の振動モードが励起され、内周部13を大きく共振振動できる。
よって、反射部3の内周部13に設けられた反射面19は、第1の軸18、及び第2の軸21のそれぞれについて独立に揺動可能であり、反射面19で反射した反射光を2次元に走査できる。
3.光走査装置1が奏する効果
(1)本実施形態の光走査装置1は、前記第1の実施形態と略同様の効果を奏することができる。
(2)本実施形態の光走査装置1は、第2の駆動部17、配線41、及び端子43を備えないので、構造を単純化できると共に、小型化ができる。
<第3の実施形態>
1.光走査装置1の構成及び製造方法
光走査装置1の構成は基本的には前記第1の実施形態と同様であるが一部において相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
図8に示すように、反射部3は、外周部11、内周部13の区別がなく、一体である。そのため、一対の反射部内梁部材15は存在しない。反射面19は、反射部3の中央に設けられている。また、配線53及び端子55は、一対の第1の駆動部9のうち、一方にのみ設けられている。本実施形態の光走査装置1は、前記第1の実施形態と同様の方法で製造できる。
2.光走査装置1の動作
光走査装置1の動作を、図5、図8に基き説明する。端子55に、第1駆動信号源101を接続し、60Hzの駆動信号S1を印加する。駆動信号S1により、第1の駆動部9における圧電薄膜47、49が図5に示すように屈曲する。反射部3の上端3Aは第1の駆動部9の接続部9Aに接続しているので、第1の駆動部9の上述した屈曲により、反射部3の上端3Aは、図8における紙面に直交する方向(図5における上下方向)に変位する。その結果、反射部3が、梁部材7(第1の軸18)を中心軸とする捩れ振動を行う。
よって、反射部3に設けられた反射面19は、第1の軸18について揺動可能であり、反射面19で反射した反射光を1次元に走査できる。
3.光走査装置1が奏する効果
(1)本実施形態の光走査装置1は、前記第1の実施形態と略同様の効果を奏することができる。
(2)本実施形態の光走査装置1は、反射部3の構造を単純化できる。
<第4の実施形態>
1.光走査装置1の構成及び製造方法
光走査装置1の構成は基本的には前記第3の実施形態と同様であるが一部において相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
図9に示すように、一対の第1の駆動部9は、それぞれ、1枚の圧電薄膜47を備える。また、一対の第1の駆動部9は、いずれも、スリット51を有していない。
本実施形態の光走査装置1は、前記第1の実施形態と同様の方法で製造できる。
2.光走査装置1の動作
光走査装置1の動作を、図5、図9に基き説明する。端子55に、第1駆動信号源101を接続し、60Hzの駆動信号S1を印加する。駆動信号S1により、第1の駆動部9における圧電薄膜47が図5に示すように屈曲する。反射部3の上端3Aは第1の駆動部9の接続部9Aに接続しているので、第1の駆動部9の上述した屈曲により、反射部3の上端3Aは、図9における紙面に直交する方向(図5における上下方向)に変位する。その結果、反射部3が、梁部材7(第1の軸18)を中心軸とする捩れ振動を行う。
よって、反射部3に設けられた反射面19は、第1の軸18について揺動可能であり、反射面19で反射した反射光を1次元に走査できる。
3.光走査装置1が奏する効果
(1)本実施形態の光走査装置1は、前記第3の実施形態と略同様の効果を奏することができる。
(2)本実施形態の光走査装置1は、第1の駆動部9の構造を単純化できる。
<第5の実施形態>
1.光走査装置1の構成及び製造方法
光走査装置1の構成は基本的には前記第2の実施形態と同様であるが一部において相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
図10、図11に示すように、光走査装置1は、リブ57と、リブ59とを備える。リブ57は、一対の第1の駆動部9における上端9D及び接続部9A、及び外周部11の上端側を含む範囲にわたって設けられている。また、リブ59は、外周部11における外周側の4辺のうち、リブ57が設けられた一辺を除く3辺に形成されている。
リブ57は、図11に示すように、第1の駆動部9における基板45、及び外周部11
において、板厚が周囲に比べて大きい部分である。また、リブ59は、外周部11において、板厚が周囲に比べて大きい部分である。
リブ57、59は、SOIウエハをエッチングするとき、リブ57、59に対応する部分をエッチングせずに残すことで形成できる。
2.光走査装置1の動作
光走査装置1は、前記第2の実施形態と同様に動作させることができる。
3.光走査装置1が奏する効果
(1)本実施形態の光走査装置1は、前記第2の実施形態と略同様の効果を奏することができる。
(2)本実施形態の光走査装置1は、リブ57を備えるので、第1の駆動部9を屈曲させたとき、上端9D及び接続部9Aが撓みにくい。そのため、第1の駆動部9の屈曲動作が効率的に反射部3に伝わり、反射部3の振幅角を一層大きくすることができる。
(3)本実施形態の光走査装置1は、リブ59を備えるので、第1の駆動部9を屈曲させたとき、外周部11が撓みにくい。そのため、第1の駆動部9の屈曲動作が効率的に反射部3に伝わり、反射部3の振幅角を一層大きくすることができる。
尚、本発明は前記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記第1〜第5の実施形態において、第1の駆動部9は、反射部3の一方の側にのみに設けられていてもよい。
また、前記第1〜第5の実施形態において、第1の駆動部9のうち、屈曲変形する部分9Bにおける屈曲方向での中点52は、第1の軸18上からずれた位置にあってもよい。
1…光走査装置、3…反射部、3A…上端、5…支持部、5A、5B…突出部、7…梁部材、9…第1の駆動部、9A…接続部、9C…下端、9D…上端、11…外周部、13…内周部、15…反射部内梁部材、17…第2の駆動部、18…第1の軸、19…反射面、21…第2の軸、23、25、27、29…駆動部材、31…基板、33…圧電薄膜、35…上部電極、37…PZT膜、39…下部電極、41…配線、43…端子、45…基板、47…圧電薄膜、51…スリット、52…中点、53…配線、55…端子、57、59…リブ、101…第1駆動信号源、103…第2駆動信号源、105…位相反転回路、201…支持層、203…中間酸化膜、205…活性層

Claims (6)

  1. 光ビームを反射させる反射面(19)を有する反射部(3)と、
    前記反射部の中心を通る第1の軸(18)に沿って配置され、前記反射部の両端にそれぞれ接続した、捩れ振動可能な一対の梁部材(7)と、
    前記一対の梁部材を介して前記反射部を支持する支持部(5)と、
    前記反射部における前記第1の軸から離間した位置A(3A)と前記支持部とを接続し、屈曲変形することで前記位置Aを変位させ、前記反射部に前記第1の軸を中心軸とする捩れ振動を行わせる第1の駆動部(9)と、
    を備えることを特徴とする光走査装置(1)。
  2. 前記反射部が、
    前記一対の梁部材に接続する外周部(11)と、
    前記反射面を有する内周部(13)と、
    前記内周部の中心を通る第2の軸(21)に沿って配置され、前記外周部と前記内周部とを捩れ振動可能に接続する一対の反射部内梁部材(15)と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記外周部と前記内周部とを接続し、屈曲変形することで内周部に前記第2の軸を中心軸とする捩れ振動を行わせる第2の駆動部(17)を備えることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1の駆動部は、前記屈曲変形する方向に沿ったスリット(51)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記第1の駆動部のうち、屈曲変形する部分における前記屈曲変形する方向での中点(52)が、前記第1の軸上にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1の駆動部は、前記位置Aと接続する部分を含む範囲にリブ(57)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光走査装置。
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