JP2016068202A - ロボット - Google Patents

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昭雄 仁宇
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    • Y10S901/00Robots
    • Y10S901/27Arm part

Abstract

【課題】線状体を引き回す際の自由度を高める技術を提供すること、線状体を外部に引き出すための接続部がアームの可動範囲を制限しない技術を提供すること、との少なくとも一方を実現可能な技術の提供。【解決手段】第nアーム(nは自然数)と、前記第nアームに対して回転可能に支持された第(n+1)アームと、前記第nアームの内部に存在する線状体の接続先を、前記第nアームの外部に存在する線状体と前記第(n+1)アームの内部に存在する線状体とから選択可能な接続先選択部と、を備えるロボットを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットに関する。
従来、ロボットのアームの内部に存在する線状体(cable routing)をアームの筐体からアームの外部に引き回し、エンドエフェクター等の他の部位に接続する構成が知られている。例えば、特許文献1においては、捻転するアーム(特許文献1、図3のアーム15)を捻転可能に支持するアーム(特許文献1、図3のアーム14)に設けられた接続部(コネクター)によって内部の線状体と外部の線状体とを接続する構成が開示されている。
特開2013−212560号公報
上述した従来の技術においては、特定のアームから接続部を介して線状体を外部に引き回す必要があり、線状体を引き回すための選択肢が他に存在しないため、線状体を引き回す際の自由度が低かった。また、接続部は特定のアームに設けられているが、接続部の位置が特定の位置であると、アームの可動範囲が制限される場合があった。
本発明は、線状体を引き回す際の自由度を高める技術を提供すること、線状体を外部に引き出すための接続部がアームの可動範囲を制限しない技術を提供すること、との少なくとも一方を目的とする。
上記目的を達成するためのロボットは、第nアーム(nは自然数)と、第nアームに対して回転可能に支持された第(n+1)アームと、第nアームの内部に存在する線状体の接続先を、第nアームの外部に存在する線状体と第(n+1)アームの内部に存在する線状体とから選択可能な接続先選択部と、を備える。すなわち、任意のアームから他のアームに線状体を引き回すにあたり、当該線状体を外部と内部とのいずれに対しても引き回すことができるようにロボットが構成されている。この構成により、線状体を引き回す際の自由度を高めることができる。
ここで、第nアームと第(n+1)アームは、互いに相対回転可能に連結されていればよく、複数のアームの中で他のアームを回転可能に支持するアームを第nアームとした場合に、回転するアームが第(n+1)アームである。また、nは自然数であり、アームの数は2個以上の任意の数とすることができる。すなわち、ロボットは、複数のアームを備えるとともに、端から順に1番目のアーム、、、、n番目のアームと数えられるように各アームが順番に連結される。そして、複数個のアームの中の少なくとも2個において、一方のアームの内部に存在する線状体の接続先が選択できるように構成されていれば良い。
第(n+1)アームは、所定の回転軸を回転中心として第nアームに対して回転可能に支持されていればよい。回転可能な支持構造は任意の構造を採用することが可能であり、例えば、第(n+1)アームから第nアームに渡って存在するとともに回転軸を回転中心として回転する部材を配置し、当該部材をモーター等の駆動部で回転させることで、第(n+1)アームを第nアームに対して回転させることができればよい。むろん、回転に伴う他の部材、例えば、減速機などが備えられていてもよい。
接続先選択部は、第nアームの内部に存在する線状体の接続先を、第nアームの外部に存在する線状体と第(n+1)アームの内部に存在する線状体とから選択可能であればよい。すなわち、接続先選択部は、第nアームの内部に存在する線状体における伝達対象を他の線状体に伝達可能であるとともに、伝達先の線状体を選択できればよい。線状体の選択は、線状体の着脱によって行われてもよいし、第nアームの内部に存在する線状体が他の線状体に分岐する構成において分岐先が選択可能(例えば、スイッチやバルブ等によって)であってもよい。なお、第nアームの内部に存在する線状体を、第nアームの外部に存在する線状体に接続する状態とは、第nアームの筐体を介して内外の線状体が接続される状態である。
線状体は、任意の伝達対象を伝達する部材であればよく、少なくとも第nアームの内部、第(n+1)アームの内部、第nアームの外部に存在する。なお、線状体による伝達対象としては、各種の対象を想定可能であり、電力や信号、流体等が想定される。電力や信号が伝達対象である場合、線状体は伝導体であり、流体が伝達対象である場合、線状体は配管である。むろん、線状体の数は複数であってよいし、線状体の種類も複数であってよい。
第nアームの外部に存在する線状体を第nアームの内部に存在する線状体の接続先とする場合、第nアームの内外に存在する線状体が接続された状態となるが、この状態は、第nアームの内外に存在する線状体の間に任意の部材が配置されて実現されてもよい。例えば、接続先選択部が、第nアームの内部に存在する線状体を、第nアームの内部から外部に通じている線状体と、第(n+1)アームの内部に達する線状体と、に接続可能であるとともに着脱可能な中継器を備える構成であってもよい。すなわち、着脱可能な中継器によれば、利用者は、中継器を付け替えることによって極めて容易に第nアームの内部に存在する線状体の接続先を選択することができる。
むろん、中継器以外にも第nアームの内外に存在する線状体の間に他の部材が配置されていてよい。例えば、第nアームの筐体に、第nアームの内外に存在する線状体を接続する接続部(コネクタや継手等)が備えられ、当該接続部を介して第nアームの内外に存在する線状体が接続されてもよいし、第nアームの内外に存在する線状体の間に他の線状体が接続されてもよい。また、第(n+1)アームおよび第nアームの内部に存在する線状体同士を接続する構成は、両線状体を接続する中継器(コネクタや継手等)等で実現可能であるが、むろん、両線状体の間に他の線状体が接続されてもよい。
さらに、中継器が、線状体を接続可能な接続部を少なくとも2カ所備えており、各接続部に対する線状体の接続方向が互いに異なる構成であってもよい。すなわち、第nアームの内部の線状体が、他の線状体と接続される部位においては、線状体の向きが大きく変動し得る。そこで、線状体の接続方向が互いに異なる中継器によって、第nアームの内部の線状体を他の線状体と接続する構成とすれば、中継器によって線状体の向きを変更することができる。従って、線状体に過度の応力を与えることを防止するができる。
なお、中継器は、少なくとも2個の線状体を接続可能であり、各線状体の接続方向が互いに異なればよく、各線状体の接続方向は、各線状体を引き回した状態での向きやアームの回転角度等に応じて調整可能である。例えば、第nアームの内部に存在する線状体と、当該線状体との向きが90度異なっている場合、中継器に対する線状体の接続方向が90度になるように中継器を構成すれば良い。
さらに、第(n+1)アームが、第(n+1)アームの内部に存在する線状体と、第(n+1)アームの外部に存在する線状体と、を接続するための第(n+1)接続部を備えている構成であってもよい。すなわち、接続先選択部による選択によって第(n+1)アームの内部に引き回された線状体を、第(n+1)アームに備えられた第(n+1)接続部を介して外部に引き回すことができるように構成されていても良い。この構成によれば、利用者は、第nアームの内部に存在する線状体が、第nアームの外部に存在する線状体に接続される状態と、第(n+1)アームの外部に存在する線状体に接続される状態と、を選択することが可能になる。
なお、以上のように、第(n+1)アームの内部に存在する線状体を第(n+1)アームの外部に引き回す構成を採用すると、第(n+1)アームの全域にわたって内部に線状体を配置する必要がなくなるため、第(n+1)アームにおいて、第nアームとの連結部の逆側に位置する先端部位を小型化することができる。従って、第(n+1)アームにおける当該先端部位側には、大きい筐体を必要としない部位(例えば、エンドエフェクターやエンドエフェクターを回転可能に支持するアーム等)が接続されることが好ましい。
さらに、第nアームが、第nアームの内部に存在する線状体と、第nアームの外部に存在する線状体と、を接続するための第n接続部を備えており、第n接続部が、第nアームの回転軸から最も遠い第nアームの部位と回転軸との距離を半径とし、回転軸を中心とした円内に存在する構成としてもよい。すなわち、第nアームに対して、内部の線状体を外部の線状体に接続するための構造体(コネクターや継手等)が設けられると、当該構造体が周囲の物体と干渉し得る状態になる。
しかし、第nアームの可動円内に第n接続部を設ける構成とすれば、第n接続部を第nアームに設けたことに起因して第nアームの可動円の外側で第n接続部が周囲の物体と干渉することはない。従って、第n接続部が第nアームの可動範囲を制限することはない。なお、第nアームの可動円は、第nアームの回転軸から最も遠い第nアームの部位と回転軸との距離を半径とし、回転軸を中心とした円である。すなわち、第nアームの可動円は、第nアームが他の部位(例えば、基台や他のアーム)に回転可能に支持されている場合において回転によって第nアームの最も外側の部位が達し得る範囲であり、通常、当該可動円の範囲に周囲の部位が入らないようにロボットが駆動される。従って、第nアームの可動円内に第n接続部を設ける構成とすれば、第n接続部を第nアームに設けたことに起因して第nアームの可動円の外側で第n接続部が周囲の物体と干渉することはない。
さらに、第nアームが、第nアームの内部に存在する線状体の余長部の少なくとも一部が収容される余長収容部を備えており、第nアームの回転軸から最も遠い第nアームの部位と回転軸との距離を半径とし、回転軸を中心とした円の大きさが余長収容部によって規定される構成であってもよい。すなわち、第nアームの回転軸から最も遠い第nアームの部位が余長収容部であり、余長収容部によって可動円の半径が規定される構成であってもよい。
当該余長収容部は、第nアームの内部に線状体の余長部を配置するために設けられているため、第nアームにおいて不可避的に存在する部位である。このように、当該余長収容部によって可動円の大きさが決定されることが不可避であっても、当該可動円内に第n接続部を設けることにより、余長収容部によって決定される可動円の大きさを大きくすることはない。
さらに、第nアームの内部から第(n+1)アームの内部に延びる線状体が、第nアームから第(n+1)アームに向かう方向の逆方向に向けて曲げられた後にさらに曲げられて第(n+1)アームに向かう余長部を備えている構成であってもよい。
すなわち、第nアームの内部から第(n+1)アームの内部に延びる線状体が、第nアームから第(n+1)アームに向かう方向に直接的に向いている場合、線状体に余長がなく、線状体に過度の応力が作用し得る。そこで、第nアームから第(n+1)アームに向かう方向の逆方向に線状体が一旦曲げられ、その後さらに曲げられて第(n+1)アームに向かうように余長部を設ければ、第(n+1)アームが第nアームに対して回転する場合であっても、線状体に過度の応力を作用させることがなく、線状体の耐用期間が短くなることを防止することができる。
さらに、本発明が適用されたロボットは、ロボットの制御や各種の機器との連携を行う制御部等を含むロボットシステムとして提供されても良く、種々の構成を採用可能である。
(1A)は本発明の実施形態にかかるロボットを示す図であり、(1B)は第3アームの内部を示す図である。 (2A)は継手、(2B)(2C)は、第3アームおよび第2アームを示す図である。 (3A)は第3アームおよび第2アームを示す図であり、(3B)は(3A)の断面図である。 第3アームの内部を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ロボットの構成:
(2)接続先選択部の構成:
(3)他の実施形態:
(1)ロボットの構成:
図1Aは、本発明の一実施形態であるロボット10の構成を示す図である。本実施形態にかかるロボット10は、複数のアーム11〜16および基台20を備えている。本明細書においては、基台20側から順にアームに番号を付して区別する。すなわち、基台20には第1アーム11が回転可能に支持され、第1アーム11には第2アーム12が回転可能に支持される。さらに、第2アーム12には第3アーム13が回転可能に支持され、第3アーム13には第4アーム14が回転可能に支持され、第4アーム14には第5アーム15が回転可能に支持され、第5アーム15には第6アーム16が回転可能に支持される。各アームの回転は、基台20やアームの内部に備えられた図示しないモーター等によって実現される。なお、本実施形態において、第6アーム16には図示しないエンドエフェクターを取り付けることが可能である。
図1Aにおいてロボット10は、基台20を設置場所に置き、ボルト等で設置場所に締結することで設置される。本明細書においては、基台20が設置された平面に垂直な方向が上下であり、基台20が設置された平面において各アームの主な駆動範囲が存在する方向が前方であるとして方向を対応付け、図1Aに記入している。以下、上下、前後左右という方向は図1Aに示す方向に準拠している。
基台20は、略円筒形の本体20aと略矩形の矩形部20bとが連結されたような概略形状であり、図1Aにおいては、本体20aが前方、矩形部20bが後方に配置されている。本体20aの上方には、第1アーム11が図1Aの上下方向に延びる回転軸を回転中心にして回転できるように本体20aに支持される。第1アーム11は、本体11aと支持部11bとを備えており、本体11aが基台20の本体20aの上方に配置された状態で基台20に支持される。支持部11bは、第2アーム12を挟んで支持する部位である。第2アーム12は、本体12aと支持部12bとを備えており、本体12aが支持部11bに挟まれた状態で図1Aの左右方向に延びる回転軸を回転中心にして回転できるように支持部11bに支持される。支持部12bは、第3アーム13を挟んで支持する部位である。
第3アーム13は、略直方体であり、当該第3アームが支持部12bに挟まれた状態で図1Aに示す左右方向に延びる回転軸を回転中心にして回転できるように支持部12bに支持される。第3アームの端面(図1Aに示す状態では前方側の端面)には、第3アーム13の回転軸(図1Aに示す状態では左右方向)に垂直な方向(図1Aに示す状態では前後方向)に平行な回転軸で第4アーム14が回転できるように、当該第4アーム14が支持される。
第4アーム14は、本体14aと支持部14bとを備えており、本体14aが図1Aの前後方向に延びる回転軸を回転中心にして回転できるように第3アーム13に支持される。すなわち、本実施形態において第4アーム14が延びる方向と回転軸が延びる方向は平行であり、第4アーム14は捻転可能であるといえる。支持部14bは、第5アーム15を挟んで支持する部位である。第5アーム15は、支持部14bに挟まれた状態で図1Aの左右方向に延びる回転軸を回転中心にして回転できるように支持部14bに支持される。また、第6アーム16は、図1Aの前後方向に延びる回転軸を回転中心にして回転できるように第5アームに支持される。すなわち、第6アーム16も捻転可能に構成されている。
基台20には、電力、信号、流体(空気)を他の部位に伝達するための複数の線状体を接続可能である。すなわち、基台20には、これらの線状体が接続されるとともに基台20の内部においてこれらの線状体が引き回され、基台20や第1アーム11〜第6アーム16の中の任意のアームに電力、信号、流体等が伝達され、利用される。
(2)接続先選択部の構成:
本実施形態において、これらの線状体は、基台20から第3アーム13の内部まで引き回され、第3アーム13より先端側のアーム(番号が大きいアーム)に対しては、アームの内部において線状体を引き回す状態と外部において線状体を引き回す状態とを選択することが可能である。すなわち、本実施形態は、請求項におけるnが3の場合、すなわち、第nアームが第3アーム13であり、第(n+1)アームが第4アーム14である場合に相当する。
図1Bは、第3アーム13の内部を示す図であり、第3アーム13の後部の筐体(カバー部)を取り外した状態で、後方から前方に向けて第3アーム13を眺めた図である。同図1Bに示すように、第3アーム13は、第2アーム12の支持部12bに回転可能に支持されており、図1Bの左右方向に延びる回転軸Ax3を回転中心にして回転することができる。
第2アーム12の内部には、線状体としての配線および配管が引き回されており、当該線状体は、第2アーム12の支持部12bから第3アーム13の内部に引き回される。図1Bにおいては、第2アーム12の支持部12bから第3アーム13の内部に引き回された線状体を13a,13b,13cとして示している。なお、本実施形態において、線状体13aは、信号または電力を伝達する配線であり、線状体13b,13cは流体(空気)を伝達する配管である。線状体13a,13b,13cの端部は第3アームの内部に位置し、線状体13aの端部にはコネクター13j、線状体13b,13cの端部には継手13k,13mが接続されている。
一方、第3アーム13においては、図1Bに示す上部の筐体を構成する部材にコネクター13tが設けられており、コネクター13tには配線によって構成される線状体13dが接続されている。線状体13dの、コネクター13tと逆側の端部にはコネクター13nが接続されている。また、第3アーム13の上部の筐体を構成する部材には2個の継手13v(図1A参照)が取り付けられており、継手13vには配管によって構成される線状体13e,13fが接続されている(図1B参照)。線状体13e,13fの、継手13vと逆側の端部には継手13o,13pが接続されている。
コネクター13tに対しては、コネクター13uを接続することが可能であり、コネクター13uには配線としての線状体(第3アーム13の外部に存在する線状体)を接続することが可能である。なお、図1A,図1Bにおいて、コネクター13uに接続される線状体は省略してある。継手13vに対しては、配管としての線状体(第3アーム13の外部に存在する線状体)を接続することが可能である。なお、図1Aにおいて、継手13vに接続される線状体は省略してある。
第4アーム14の内部には、線状体としての配線および配管が引き回されており、当該線状体は、第4アーム14を回転可能に支持する中空の回転軸部材の内部を引き回される。なお、当該線状体は第4アーム14の内部から第3アーム13の内部まで延びており、図1Bにおいては、端部が第3アームの内部に位置する線状体13g,13h,13iが示されている。これらの線状体13g,13h,13iの中で、線状体13gは配線、線状体13h,13iは配管であり、線状体13gの端部にはコネクター13q、線状体13h,13iの端部には継手13r,13sが接続されている。
第3アーム13の内部において、コネクター13jは、コネクター13nまたはコネクター13qに接続することが可能である。また、継手13k,13mは、継手13o,13pまたは継手13r,13sに接続することが可能である。すなわち、図1Bに示されるように、コネクター13jがコネクター13nに接続された状態においては、第3アーム13の内部に存在する線状体13aが、コネクター13j,13n、線状体13d、コネクター13t,13uを介して、第3アーム13の外部の線状体に接続された状態となる。一方、コネクター13jが付け替えられて、コネクター13jがコネクター13qに接続された状態においては、第3アーム13の内部に存在する線状体13aが、コネクター13j,13qを介して、第4アーム14の内部に存在する線状体13gに接続された状態となる。
さらに、図1Bに示されるように、継手13kが継手13oに接続された状態においては、第3アーム13の内部に存在する線状体13bが、継手13k,13o、線状体13e、継手13vを介して、第3アーム13の外部の線状体に接続された状態となる。継手13mが継手13pに接続された状態においては、第3アーム13の内部に存在する線状体13cが、継手13m,13p、線状体13f、継手13vを介して、第3アーム13の外部の線状体に接続された状態となる。
一方、継手13kが付け替えられて、継手13kが継手13rに接続された状態においては、第3アーム13の内部に存在する線状体13bが、継手13k,13rを介して、第4アーム14の内部に存在する線状体13hに接続された状態となる。継手13mが付け替えられて、継手13mが継手13sに接続された状態においては、第3アーム13の内部に存在する線状体13cが、継手13m,13sを介して、第4アーム14の内部に存在する線状体13iに接続された状態となる。
以上のように、本実施形態によれば、第3アーム13の内部に存在する線状体の接続先を、第3アーム13の外部に存在する線状体と第4アーム14の内部に存在する線状体とから選択可能である。従って、本実施形態においては、コネクター13j,13n,13q,13t,13u、継手13k,13m,13o,13p,13r,13s,13v、線状体13d,13e,13fが、第3アーム13の内部に存在する線状体の接続先を選択する接続先選択部として機能する。
以上の構成によれば、第3アーム13から第4アーム14に線状体を引き回すにあたり、当該線状体を外部と内部とのいずれに対しても引き回すことができる。従って、高い自由度で線状体を引き回すことができる。この構成は、配線としての線状体の接続先が、第3アーム13の外部かつ第3アーム13付近に存在する第1の接続先と、第3アーム13より先に存在する第2の接続先とで選択できる場合に特に好ましい。本実施形態は、このような選択が可能な構成の例であり、流体の圧力を制御する電磁弁を第3アーム13の筐体の取付部位13wと他の部位(例えばエンドエフェクター)とのいずれにも取り付け可能である。
従って、本実施形態のように、接続先選択部によって第3アーム13の内部に存在する配管の接続先を選択可能であれば、利用者は、第3アーム13の内部に存在する配管を第3アーム13の外部に存在する配管に接続し、当該第3アーム13の外部に存在する配管をさらに、第3アーム13の筐体に取り付けられた電磁弁(第1の接続先)に接続することが可能である。一方、第3アーム13の内部に存在する配管を第4アーム14の内部に存在する配管に接続し、当該第4アーム14の内部に存在する配管を他の部位に取り付けられた電磁弁(例えば、エンドエフェクターに取り付けられた電磁弁:第2の接続先)まで引き回すことが可能である。
電磁弁によって流体の圧力を効率的に制御するためには、流体の圧力を利用する部位であるエンドエフェクターと電磁弁との距離が近いことが好ましい。従って、本実施形態において、エンドエフェクターに取り付けられた電磁弁に配管を引き回す場合に、第4アーム14の内部に存在する配管を利用すればよい。しかし、ロボット10の周囲の物体等との干渉を防止するため、小型のエンドエフェクター(電磁弁を取り付けられないエンドエフェクター)を利用することが必要となる場合もある。この場合、本実施形態によれば、第3アーム13に電磁弁を取り付け、第3アーム13の内部の配管を外部に引き回して接続して電磁弁に接続しつつ、さらに、電磁弁からエンドエフェクターに配管を接続する構成を選択可能である。
なお、線状体の接続先の選択自由度が高まり、線状体の引き回しの自由度が高まると、線状体に対して他の部位が接触する可能性が低い接続先や、線状体を曲げる必要性が小さい接続先、線状体を曲げる角度が小さい接続先等を選択することが容易になり、線状体の耐用期間が短くなることを防止することができる。
なお、本実施形態において、コネクター13jや継手13k,13mより先の線状体13d,13e,13fは第3アーム13の外部に通じている線状体と見なすことができ、コネクター13jや継手13k,13mより先の線状体13g,13h,13iは第4アームの内部に達する線状体と見なすことができる。従って、コネクター13j,13n,13q、継手13k,13m,13o,13p,13r,13sは、第3アーム13の内部に存在する線状体を、第3アーム13の内部から外部に通じている線状体と、第4アーム14の内部に達する線状体と、に接続可能であるとともに着脱可能な中継器である。従って、本実施形態においては、着脱可能な中継器によって第3アーム13の内部に存在する線状体の接続先を選択することが可能である。このため、利用者は、中継器を付け替えることによって極めて容易に第3アーム13の内部に存在する線状体の接続先を選択することができる。
なお、本実施形態にかかるロボット10においては、第4アーム14の内部に存在する線状体と、第4アーム14の外部に存在する線状体と、を接続するための第4接続部が第4アーム14に備えられている。すなわち、第3アーム13の内部の線状体13aが、コネクター13j,13qを介して第4アーム14の内部に引き回された状態において、第4アーム14に備えられた第4接続部を介して線状体を外部に引き回すことができるように構成されている。
具体的には、第4アーム14の筐体には、第4接続部としての外部コネクター14c(図1A参照)と内部コネクターとが取り付けられており、外部コネクター14cに対しては、第4アーム14の外部に存在する配線としての線状体を接続可能である。一方、第4アーム14の内部においては、第4アーム14の内部に引き回された線状体13gが当該内部コネクターに接続されている。従って、第3アーム13の内部の線状体13aが、コネクター13j,13qによって線状体13gに接続され、第4アーム14の外部の線状体が外部コネクター14cに接続されると、第4アーム14の内外の線状体が接続された状態となる。
この構成によれば、利用者は、第3アーム13の内部に存在する線状体13aが、第3アーム13の外部に存在する線状体に接続される状態と、第4アーム14の外部に存在する線状体に接続される状態と、を選択することが可能になる。なお、以上のように、第4アーム14の内部に存在する線状体を第4アーム14の外部に引き回す構成を採用すると、第4アーム14の全域にわたって内部に当該線状体を配置する必要がなくなるため、第4アーム14において、第5アーム15側に位置する先端部位を小型化することができる。なお、ここでは、配線としての線状体13gを第4アーム14の外部に引き回す構成を説明したが、むろん、配管としての線状体13h,13iを第4アーム14の外部に引き回すことができるように構成されていても良い。また、第4接続部が第4アームの可動円内になるように構成されていても良い。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の構成を採用可能である。例えば、ロボット10の態様は、図1Aに示す態様に限定されず、双腕ロボットや人型ロボット、スカラーロボットなど、他のいかなるロボットであっても良い。むろん、アームの構成も図1Aに示す態様に限定されず、7個のアームを備える7軸ロボットであってもよいし、アームの数は限定されない。さらに、上述の実施形態において、任意のアームの内部に存在する線状体の接続先を、外部の線状体と次のアームの内部の線状体とで選択できるように構成されていても良い。
接続先選択部は、第nアームの内部に存在する線状体の接続先を選択できればよく、着脱可能な中継器を着脱することによって線状体同士の接続先を選択する構成に限定されない。従って、例えば、上述の図1Bに示す構成において、コネクター13j等や継手13k等の代わりに、線状体13aから線状体13dおよび線状体13gに分岐する中継器や、線状体13bから線状体13eおよび線状体13hに分岐する中継器等を第3アーム13の内部に設け、スイッチやバルブ等によって線状体13a,13b等の分岐先を選択する構成であってもよい。この構成によれば、接続先の選択を行うために中継器の着脱を行う必要はなくなる。
さらに、接続先選択部としての中継器が、線状体を接続可能な接続部を少なくとも2カ所備えており、各接続部に対する線状体の接続方向が互いに異なる構成であってもよい。すなわち、第nアームの内部の線状体が、他の線状体と接続される部位においては、線状体の向きが大きく変動し得る。例えば、上述の実施形態において、第2アーム12の支持部12bから第3アーム13の内部に延びる配管としての線状体13b,13cを第3アーム13の内部において直線状にする(曲げない状態とする)と、第3アーム13の回転軸Ax3方向(すなわち、図1Bに示す左右方向)を向く。
また、継手13vに接続された線状体13e,13fを第3アーム13の内部において直線状にする(曲げない状態とする)と、図1Bに示す上下方向を向く。さらに、第4アーム14の内部から第3アーム13の内部に延びる配管としての線状体13h,13iを第3アーム13の内部において直線状にする(曲げない状態とする)と、第4アーム14の回転軸方向(すなわち、図1Bに示す前後方向)を向く。従って、これらの線状体に曲げによる応力が作用することを極力抑制すると、各線状体がほぼ直角な状態となる。
そこで、図2Aに示す中継器13x(継手)のように、線状体の接続方向が互いに直交する中継器によって、第3アーム13の内部の線状体を他の線状体(線状体13e,13fや線状体13h,13i)と接続する構成とすれば、中継器によって線状体の向きを変更することができる。従って、線状体に過度の応力を与えることを防止するができる。なお、ここでは、配管としての線状体についての中継器13xが屈曲している例を説明したが、むろん、配線としての線状体についての中継器において、線状体の接続方向が互いに異なる構成であってもよい。
むろん、接続先選択部としての中継器の構成は、上述の構成以外にも種々の構成を採用可能である。例えば、線状体を接続可能な接続部を2カ所備えるとともに、各接続部に対する線状体の接続方向が同一直線状にある(互いに逆向き)である構成であってもよい。図4は、図1Bに示す継手13k,13o,13rを1個の継手130kで置換し、図1Bに示す継手13m,13p,13sを1個の継手130mで置換した構成を示す図である。この構成においては、継手130kの一方の接続部に線状体13bが接続されており、他方の接続部に線状体13eまたは13hを接続する。また、継手130mの一方の接続部に線状体13cが接続されており、他方の接続部に線状体13fまたは13iを接続する。
さらに、内部に存在する線状体の接続先を選択可能に構成された第nアームにおいて、第nアームの内部に存在する線状体と、第nアームの外部に存在する線状体と、を接続するための第n接続部が、第nアームの回転軸から最も遠い第nアームの部位と回転軸との距離を半径とし、回転軸を中心とした円内に存在する構成としてもよい。図2Bは、図1Aに示すロボット10の第3アームの筐体を一部変更(内部構成は図1Bと同様)した構成を示しており、図1Aに示す右側から左側を眺めた状態で第3アーム130および第2アーム12の一部を示している。本実施形態において、第3アーム130以外の構成は図1Aに示す実施形態と同様である。
第3アーム130は、開口部を有する中空の本体130aに開口部を有する中空のカバー部130bを取り付けることによって構成される。本実施形態において、本体130aの上部にはコネクター13uや継手13vが設けられておらず、カバー部130bに設けられている。すなわち、図2Bに示す状態において、カバー部130bの上部は、図1Aに示す第3アーム13における該当部分よりも切り欠かれており、当該切り欠かれた部分に、図2Bに示すように、カバー部130bの上部から上方に延びる継手130vが取り付けられる。なお、配線としての線状体を内外で接続するコネクターは図示されていない。
本実施形態においては、これらの継手130vや図示されていないコネクターが、第3アーム130の内部の線状体と、第3アーム130の外部の線状体とを接続する第3接続部を構成する。当該継手130v等の第3接続部は、第3アーム130の回転軸から最も遠い第3アーム130の部位P3と第3アーム130の回転軸Ax3との距離Rmを半径とし、回転軸Ax3を中心とした円で規定される可動円Cm内に存在する。
一般に、ロボットのアームに対して、内部の線状体を外部の線状体に接続するための構造体(コネクターや継手等)が設けられると、当該構造体が周囲の物体と干渉し得る状態になる。しかし、本実施形態においては、第3アーム130の可動円Cm内に第3接続部が設けられているため、第3接続部を第3アーム130に設けたことに起因して第3アームの可動円の外側で第3接続部が周囲の物体と干渉することはない。従って、第3接続部が第3アーム130の可動範囲を制限することはない。
なお、第3接続部が第3アーム130の可動円内に存在すれば、第3アーム130の可動円の外側で第3接続部が周囲の物体と干渉することはないが、第3接続部のごく一部が第3アーム130の可動円の外側に存在する構成であれば、ほぼ同様の効果を得ることは可能である。図2Cは、図2Bに示す第3アーム130に取り付けられた第3接続部としての継手131vのごく一部が第3アーム130の可動円の外側に存在する構成を示す図である。このように図2Cに示す構成であっても、第3接続部を第3アーム130に設けたことに起因して第3アームの可動円の外側で第3接続部が周囲の物体と干渉する可能性がわずかに上昇するのみである。従って、第3接続部が第3アーム130の可動範囲を制限する度合いを抑制しながら第3接続部を第3アーム130に接続することができる。
さらに、第nアームが、第nアームの内部に存在する線状体の余長部の少なくとも一部が収容される余長収容部を備えていてもよい。例えば、図2Bに示す第3アーム130におけるカバー部130bは、余長収容部を構成する。図3A,図3Bは、図1Aに示す右側から左側を眺めた状態で図2Bに示す第3アーム130と第2アーム12とを示す図である。図3Aにおいては、第3アーム130のカバー部130bを取り外し、本体130aを残した状態で第3アーム130を示し、第2アーム12の右側の筐体カバーを取り外し、第2アーム12の内部が視認できる状態で第2アーム12を示している。また、図3Bにおいては、第3アーム130および第2アーム12を、図3Bに示す左右方向に垂直な平面で切断した状態で第3アーム130の本体130aの内部を示している。なお、これらの図において、接続先を選択するための接続先選択部は明示されていない。
図3A,図3Bにおいては、第2アーム12の内部を通る線状体130e(配線、配管、またはこれらの結束体)が、第3アーム130の内部で引き回され、さらに、第4アーム14の内部(第4アーム14は図示せず。第3アーム130の前方に存在。)に引き回された状態を示している。これらの図3A,図3Bに示すように、第2アーム12から第3アーム130の内部に延びる線状体130eは、第3アーム130から第4アーム14に向かう方向の逆方向(前方から後方へ向かう方向)に向けて曲げられる。
当該曲げられた線状体130eは、結束具130cによって第3アーム130の内部で結束され、その後、カバー部130bで覆われる部位Pcでさらに曲げられ、結束具130dによって第3アーム130の内部で結束される。そして、当該結束具130dから第4アーム14に向かう(後方から前方へ向かう)。このように、線状体130eが第2アーム12の内部から直接的に第4アーム14の内部に向かうのではなく、一旦、曲げられた後に第4アーム14の内部に向かう構成であるため、結束具130c,130dの間に存在する線状体130eは、余長部となる。
第3アーム130の内部から第4アーム14の内部に延びる線状体が、第3アーム130から第4アーム14に向かう方向に直接的に向いている場合、線状体に余長がなく、線状体に過度の応力が作用し得る。しかし、本実施形態においては余長部が設けられているため、第4アーム14が第3アーム130に対して回転する場合や、第3アーム130が第2アームに対して回転する場合に線状体130eに過度の応力を作用させることがない。従って、線状体130eの耐用期間が短くなることを防止することができる。
本実施形態において、以上のような余長部は、線状体130eがカバー部130bで覆われる部位Pcに形成される。従って、当該カバー部130bは、線状体130eの余長部を収容する余長収容部を構成する。そして、当該余長収容部としてのカバー部130bは、図2Bに示すように、可動円の半径を規定する部分、すなわち、第3アーム130の回転軸Ax3から最も遠い第3アーム130の部位P3を有している。従って、回転軸Ax3を中心とした可動円Cmの大きさが余長収容部としてのカバー部130bによって規定される。当該余長収容部は、第3アーム130の内部に線状体130eの余長部を配置するために設けられているため、第3アーム130において不可避的に存在する部位である。このように、当該余長収容部によって可動円Cmの大きさが決定されることが不可避であっても、本実施形態においては、可動円Cm内に第3接続部を設ける構成を採用しているため、余長収容部によって決定される可動円Cmの大きさを大きくすることはない。
なお、図2B,図2C、図3A、図3Bに示す構成は、第3アーム130の内部に存在する線状体の接続先が、第3アーム130の外部に存在する線状体と、第4アーム14の内部に存在する線状体とで選択可能である構成が想定されていたが、線状体の接続先が選択できない構成であってもよい。例えば、第3接続部が第3アーム130の可動円内に存在する構成や、可動円が余長収容部で規定される構成、第3アーム内に余長部が設けられている構成が、線状体の接続先を選択できない構成に適用されてもよい。
10…ロボット、11〜16…第1アーム〜第6アーム、11a…本体、11b…支持部、12a…本体、12b…支持部、13a,13b,13c,13d,13e,13f,13g,13h,13i…線状体、13j,13n,13q,13t,13u…コネクター、13k,13m,13o,13p,13r,13s,13v…継手、13w…取付部位、13x…中継器、14a…本体、14b…支持部、14c…外部コネクター、20…基台、20a…本体、20b…矩形部、130…アーム、130…カバー部、130…アーム、130a…本体、130b…カバー部、130c,130d…結束具、130e…線状体、130v,131v…継手

Claims (7)

  1. 第nアーム(nは自然数)と、
    前記第nアームに対して回転可能に支持された第(n+1)アームと、
    前記第nアームの内部に存在する線状体の接続先を、前記第nアームの外部に存在する線状体と前記第(n+1)アームの内部に存在する線状体とから選択可能な接続先選択部と、
    を備えるロボット。
  2. 前記接続先選択部は、
    前記第nアームの内部に存在する線状体を、
    前記第nアームの内部から外部に通じている線状体と、前記第(n+1)アームの内部に達する線状体と、に接続可能であるとともに着脱可能な中継器を備える、
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記中継器は、
    線状体を接続可能な接続部を少なくとも2カ所備えており、各接続部に対する線状体の接続方向が互いに異なる、
    請求項2に記載のロボット。
  4. 前記第(n+1)アームは、
    前記第(n+1)アームの内部に存在する線状体と、前記第(n+1)アームの外部に存在する線状体と、を接続するための第(n+1)接続部を備えている、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロボット。
  5. 前記第nアームは、
    前記第nアームの内部に存在する線状体と、前記第nアームの外部に存在する線状体と、を接続するための第n接続部を備えており、
    前記第n接続部は、
    前記第nアームの回転軸から最も遠い前記第nアームの部位と前記回転軸との距離を半径とし、前記回転軸を中心とした円内に存在する、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のロボット。
  6. 前記第nアームは、
    前記第nアームの内部に存在する線状体の余長部の少なくとも一部が収容される余長収容部を備えており、
    前記円の大きさは前記余長収容部によって規定される、
    請求項5のいずれかに記載のロボット。
  7. 前記第nアームの内部から前記第(n+1)アームの内部に延びる線状体は、
    前記第nアームから前記第(n+1)アームに向かう方向の逆方向に向けて曲げられた後にさらに曲げられて前記第(n+1)アームに向かう余長部を備えている、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載のロボット。
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