JP2001260069A - 多関節形ロボットにおける加工ツール取付ブラケット - Google Patents

多関節形ロボットにおける加工ツール取付ブラケット

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JP2001260069A
JP2001260069A JP2000080528A JP2000080528A JP2001260069A JP 2001260069 A JP2001260069 A JP 2001260069A JP 2000080528 A JP2000080528 A JP 2000080528A JP 2000080528 A JP2000080528 A JP 2000080528A JP 2001260069 A JP2001260069 A JP 2001260069A
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axis
bracket
articulated robot
welding torch
flexible cable
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JP2000080528A
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Motoji Hotta
元司 堀田
Harumichi Hino
治道 樋野
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多関節形ロボットに生じる振動を極力小さく
するとともに、高速溶接を実現するブラケットを提供す
る。 【解決手段】 4軸アーム4の先端部に取り付けら
れるブラケットであり、その突出部5Bに、溶接トーチ
6が第7軸X7周りに回動可能に取り付けられる。この
溶接トーチ6の先端部は、第7軸X上7に合わされるよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節形ロボット
の手首軸装置に関する。特に、多角柱のコーナ部を溶接
する溶接トーチなどを高速で移動させることができる多
関節形ロボットの手首軸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多関節形ロボットは、溶接、切
断、シーリング、塗装、研削、およびエンドミルカッタ
ーによる加工等の用途に広く利用されている。このう
ち、溶接でも、CO2、MAG、TIG、MIG、レー
ザ、およびプラズマなどの種々の溶接に用いられてい
る。この多関節形ロボットにおける加工ツール、たとえ
ば溶接トーチは、多関節形ロボットの手首軸に加工ツー
ル取付ブラケット(以下、「ブラケット」という。)を
介して取り付けられている。また、溶接トーチには、通
常、溶接ワイヤを送給するための経路となるコンジット
ケーブルやシールドガスホースなどが挿通された可撓性
ケーブルが接続されている。
【0003】従来におけるブラケットを備える多関節形
ロボットの一例として、図9に示すように、6軸多関節
形ロボット80があった。この6軸多関節形ロボット8
0は、6軸多関節形ロボット80全体の旋回動作の回動
軸となる鉛直な第1軸X1、主アーム81の前後方向の
回転動作の回動軸となる第2軸X2を備える。また、主
アーム81には、3軸アーム82が取り付けられてお
り、第2軸X2に平行な第3軸X3周りに上下方向に回
動可能となっている。3軸アーム3の先端部には、4軸
アーム83が枢着されており、第3軸X3に直交する第
4軸X4周りに回転可能となっている。
【0004】さらに、4軸アーム83の先端部には、ブ
ラケット84が第4軸X4に直交する第5軸X5周りに
回動可能となるように取り付けられている。また、ブラ
ケット84は4軸アーム83と取り付けられている位置
を貫く鉛直な第6軸X6周りに回動可能であり、ブラケ
ット84の先端部には、加工ツール、たとえば溶接トー
チ85が取り付けられている。この第6軸X6が手首軸
となる。溶接トーチ85の上端部には、溶接ワイヤを送
給するための経路となる図示しないコンジットケーブル
やシールドガスホースなどのケーブル類が挿通する可撓
性ケーブル86が接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多関節形ロボ
ット80に取り付けられた前記従来のブラケット84に
は、手首軸となる第6軸X6を回転軸として溶接トーチ
85を回動させて溶接作業などが行われるように、溶接
トーチ85が取り付けられる。このような溶接作業を行
う場合、6軸多関節形ロボット80では、図9に仮想線
で示すように、溶接トーチ85の回動に伴って可撓性ケ
ーブル86が振り回されることになる。ここで、前記従
来のブラケット84を介して溶接トーチ85を回動させ
ると、第6軸X6が4軸アーム83の先端部を通ってい
ることから、可撓性ケーブル86と4軸アーム83とが
干渉してしまう。このため、溶接トーチ85を360°
全周にわたって回動させることはできず、図10に示す
ように、溶接トーチ85の可動領域Rを制限させなけれ
ばならなかった。このことは、円管の外周をなぞるよう
に溶接トーチを回したい場合や、殊に本出願人が先に開
示した特願平11−50626号に示した発明の如き拘
束で溶接トーチを角管の外周上を回したい場合に顕著に
表れる。
【0006】このように可動領域Rを制限された溶接ト
ーチ85で溶接作業を行うにあたり、たとえば多角柱の
各コーナ部を連続的に溶接することを考える。このと
き、1つ目のコーナ部では手首軸である第6軸X6周り
に溶接トーチ85を回動させることによって比較的容易
に溶接を行うことができる。ところが、2つ目のコーナ
部を溶接する際には、第6軸X6周りにブラケット84
を回動させるだけで溶接しようとすると、4軸アーム8
3を多角柱から大きく退避させる必要がある。4軸アー
ム83を退避させるためには、主アーム81を駆動する
必要がある。ここで、主アーム81を駆動するために
は、大きな駆動力を要する。また、主アーム81を駆動
すると、振動が生じて溶接精度を低下させる原因とな
る。さらに、主アーム81を駆動するサーボモータは、
大きな駆動力を要することから、高速移動に対応にくい
という問題もある。
【0007】他方、4軸アーム83を大きく移動させる
と、4軸アーム83の先端にブラケット84を介して取
り付けられている溶接トーチ85に接続された可撓性ケ
ーブル86も溶接トーチ85の動きに追従する。このた
め、可撓性ケーブル86が捻じれてしまったり、あるい
は屈曲したりして、可撓性ケーブル86内に挿通される
溶接ワイヤの安定した送給を阻害するなどの問題が生じ
る。
【0008】そこで、本発明の課題は、溶接トーチの可
動範囲を広くすることによって、被溶接材のコーナ部を
溶接する際などにも、なるべく加工ツールに近い軸周り
に部材を駆動するのみで溶接をできるようにするブラケ
ットを提供することにある。そうして、主アームなどの
加工ツールから遠い部材の駆動を少なくすることによ
り、機械に生じる振動を極力小さくするとともに、高速
溶接を実現できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明の請求項1に係る多関節形ロボットにおける加工ツー
ル取付ブラケットは、多関節形ロボットの末端部材に取
り付けられる多関節形ロボットにおける加工ツール取付
ブラケットにおいて、前記末端部材に取り付けた際に、
前記末端部材よりも突出してなる突出部を備え、加工ツ
ールの回動中心となる手首軸が前記加工ツールの先端加
工部位と前記突出部の一点とを通るように、前記加工ツ
ールを回動可能に取り付ける取付部が前記突出部に形成
されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項1の発明によれば、ブラケットを多
関節形ロボットの末端部材、たとえば4軸アームなどに
取り付けた際、加工ツールを回動させる際の回動軸とな
る手首軸がアームの先端より突出してなる突出部に位置
することになる。このため、加工ツールを回動させて
も、加工ツールに接続される可撓性ケーブルがアームに
干渉することがない。したがって、加工ツールの可動領
域を広く360°全周にわたって設定することができ
る。よって、主アームなどを駆動しなければならない事
態が減少する。その結果、機械に生じる振動およびこの
振動に伴う溶接精度の低下を小さくすることができると
ともに、高速溶接を実現することができる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記加工ツールの
接続端部と前記可撓性ケーブルとが前記手首軸上で接続
されていることを特徴とする請求項1に記載の多関節形
ロボットにおける加工ツール取付ブラケットである。請
求項2に係る発明によれば、加工ツールと可撓性ケーブ
ルとの接続位置が手首軸上になるため、加工ツールを回
動させることに起因して可撓性ケーブルが捻じれること
をなくすことができる。
【0012】請求項3に係る発明は、前記突出部におけ
る取付部には、前記可撓性ケーブルに挿通されるケーブ
ル類が貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔に
前記加工ツールおよび可撓性ケーブルが嵌め込まれるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多関節
形ロボットにおける加工ツール取付ブラケットである。
請求項3に係る発明によれば、可撓性ケーブルに挿通さ
れるケーブル類と加工ツールを直接接続することができ
る。
【0013】請求項4に係る発明は、加工ツールが取り
付けられる前記貫通孔は多角形状をなしていることを特
徴とする請求項3に記載の多関節形ロボットにおける加
工ツール取付ブラケットである。請求項4に係る発明に
よれば、貫通孔が多角形状をなしているので、加工ツー
ルを回動させる際に、加工ツールが滑らないようにする
ことができる。
【0014】請求項5に係る発明は、前記貫通孔が傾斜
しており、前記加工ツールは屈曲した形状であることを
特徴とする請求項3または請求項4に記載の多関節形ロ
ボットにおける加工ツール取付ブラケットである。請求
項5に係る発明によれば、加工ツールをS字形状ほど曲
がりが大きい形状に製造することなく、容易に加工ツー
ルの先端加工位置と可撓性ケーブルの接続位置とを手首
軸上に合わせることができる。
【0015】請求項6に係る発明は、前記貫通孔は、前
記手首軸に対して偏心していることを特徴とする請求項
3から請求項5のうちのいずれか一つに記載の多関節形
ロボットにおける加工ツール取付ブラケットである。請
求項6に係る発明によれば、請求項5同様、加工ツール
を屈曲した形状とするのみで加工ツールの先端加工位置
と可撓性ケーブルの接続位置とを手首軸上に合わせるこ
とができる。
【0016】請求項7に係る発明は、前記取付部に複数
の貫通孔が形成されており、前記複数の貫通孔は、それ
ぞれ前記手首軸との距離が異なるように形成されている
ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれ
か一つに記載の多関節形ロボットにおける加工ツール取
付ブラケットである。請求項7に係る発明によれば、複
数の貫通孔が形成されているので、被加工物の形状など
に応じて、適宜の貫通孔に加工ツールを取り付けて加工
作業を行うことができる。
【0017】請求項8に係る発明は、前記加工ツールが
溶接トーチであり、前記ケーブル類には溶接ワイヤが含
まれることを特徴とする請求項1から請求項7のうちの
いずれか1つに記載の多関節形ロボットの手首軸装置で
ある。請求項8に係る発明のように、本発明に係る多関
節形ロボットは、高速での移動が要求される溶接ロボッ
トなどに用いるのが好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら具体的に説明する。ここで、本発明に係
るブラケットを説明する前に、このブラケットが取り付
けられる多関節形ロボットについて簡単に説明する。図
1は、本発明のブラケットを備える第1の実施形態に係
る多関節形ロボットである7軸多関節形ロボットの全体
斜視図である。本実施形態に係る7軸多関節形ロボット
1は、消耗電極式溶接に用いるものであり、7軸多関節
形ロボット1全体の旋回動作の回動軸となる鉛直な第1
軸X1、主アーム2の前後方向の回動動作の回動軸とな
る水平な第2軸X2を備える。また、主アーム2には、
3軸アーム3が取り付けられており、第2軸X2に平行
な第3軸X3周りに上下方向に回動可能となっている。
3軸アーム3の先端部には、本発明における末端部材で
ある4軸アーム4が枢着されており、第3軸X3に直交
する第4軸X4周りに回転可能となっている。本実施形
態において、本発明に係るブラケット5は、4軸アーム
4の先端部に取り付けられる。
【0019】次に本発明に係るブラケットについて説明
する。図2は、本発明に係るブラケットの一部破断斜視
図、図3は本発明に係るブラケットの断面図である。本
発明に係るブラケット5は、4軸アーム4の先端部に取
り付けられる連結部5Aと、この連結部5Aに対して回
動可能に枢着された突出部5Bとを備えている。連結部
5Aは、第4軸X4に直交する第5軸X5周りに回動可
能となるようにブラケット5の4軸アーム4の先端部に
取り付けられている。ブラケット5における突出部5B
は、4軸アーム4に取り付けた際に、4軸アーム4より
も突出するようになっている。また、連結部5Aは、第
5軸X5に直交する第6軸X6周りに回転可能であり、
連結部5Aが回転することにより、突出部5Bが第6軸
X6周りに回動するようになっている。
【0020】さらに、ブラケット5の突出部5Bには、
図2および図3に示すように、ベアリング5C,5Cを
介して取付部5tが形成されている。この取付部5tは
貫通孔5aが形成される円筒部材5Dによりなり、この
円筒部材5Dは突出部5Bに回動可能に取り付けられて
いる。この円筒部材5Dの貫通孔5aに対して加工ツー
ルである溶接トーチ6の接続端部となる上端部と可撓性
ケーブル9が固定される。なお本実施形態にあっては貫
通孔5Dに取り付けられた連結部材9tを介して両者は
固定されている。円筒部材5Dの回動軸は、連結部5A
の回転軸と平行である。したがって、ブラケット5が4
軸アーム4に取り付けられた際には、円筒部材5Dに取
り付けられた溶接トーチ6は、第6軸X6と平行であ
り、手首軸となる第7軸X7周りに回動可能となる。
【0021】また、溶接トーチ6は、側面視してS字形
状をなしており、その先端加工位置は、第7軸上に合わ
されている。そして、図3に示すように、ブラケット5
には、サーボモータ7が設けられており、サーボモータ
7の駆動軸は、円筒部材5Dを回動させるかさ歯車機構
8に接続されている。かくして、サーボモータ7を駆動
させることにより、かさ歯車機構8を介して円筒部材5
Dを回動させることによって、溶接トーチ6を駆動制御
できるようになっている。
【0022】また、4軸アーム4ブラケット5が取り付
けられた際に、溶接トーチ6の上端部には、溶接ワイヤ
を送給するための経路となるコンジットケーブルCや図
示しないシールドガスホース、溶接電源などのケーブル
類が挿通された可撓性ケーブル9が接続される連結部材
9tが設けられている。また、必要に応じてサーボモー
タ7用の電源ケーブルも可撓性ケーブル9を挿通してサ
ーボモータ7に接続される。可撓性ケーブル9に挿通す
るコンジットケーブルCや図示しないシールドガスホー
スは、ブラケット5の突出部5Bに設けられた円筒部材
5Dに嵌め込まれた連結部材9tに固定されており、円
筒部材5Dによって形成された貫通孔5a内に連結部材
9tは固定され、この連結部材9tに溶接トーチ6が接
続されている。この貫通孔5aが形成された位置が、本
発明にいう「突出部の一点」となる。したがって、第7
軸X7は、溶接トーチ6の先端加工位置と突出部5Bの
一点を繋いだ線を通ることになる。他方、3軸アーム3
上には、溶接ワイヤを送給するための送給装置Sが設け
られている。
【0023】本実施形態に係るブラケットが取り付けら
れた7軸多関節形ロボット1においては、可撓性ケーブ
ル9がブラケット5の突出部5Bに形成された貫通孔5
aに取り付けられた連結部材9tを介して溶接トーチ6
の上端部に取り付けられている。また、溶接トーチ6の
先端加工位置および溶接トーチ6と可撓性ケーブル9と
の接続位置が手首軸である第7軸X7上に合わされてい
る。このため、第7軸X7周りに溶接トーチ6を回動さ
せる際、可撓性ケーブル9が4軸アーム4などに干渉す
ることはないので、溶接トーチ6を360°全周にわた
って回動させることができる。したがって、4軸アーム
4や主アーム2を極力駆動することなく、溶接作業を行
うことができる。しかも、第7軸X7周りに溶接トーチ
6を回動させるだけで溶接作業を行うことができるの
で、可撓性ケーブル9が捻じれたり屈曲したりすること
もない。しかも、本発明に係るブラケットは、従来使用
されている多関節形ロボットの末端部材に取り付けて使
用することができるものである。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。なお、前記第1の実施形態と同一の部材につい
ては同一の番号を付してその詳細な説明は省略する。図
4に示すように、本実施形態に係るブラケットが取り付
けられた6軸多関節形ロボット10においては、4軸ア
ーム4の先端部にブラケット11の連結部11Aが第5
軸X5周りに回動自在となるように枢着されている。ブ
ラケット11の連結部11Aには、突出部11Bが固定
されており、この突出部11Bに第1実施形態における
貫通孔5aと同様の円形の図示しない貫通孔が形成され
ている。この貫通孔にS字形状の溶接トーチ6が嵌め込
まれており、溶接トーチ6の先端加工部位は、第5軸X
5と直交し貫通孔を通る第6軸X6に合わされている。
溶接トーチ6の上端部には連結部材9tを介して可撓性
ケーブル9が接続されている。
【0025】本実施形態に係るブラケット11を取り付
けた6軸多関節形ロボット10においても、前記第1の
実施形態に係る7軸多関節形ロボット1と同様、溶接ト
ーチ6の先端加工位置および溶接トーチ6と可撓性ケー
ブル9との接続位置が手首軸である第6軸X6上に合わ
されている。このため、第6軸X6周りに溶接トーチを
回動させる際、可撓性ケーブル9が4軸アーム4などに
干渉することがないので、溶接トーチ6を360°全周
にわたって回動させることができる。したがって、4軸
アーム4や主アーム2を極力駆動することなく、溶接作
業を行うことができる。しかも、第7軸X7周りに溶接
トーチ6を回動させるだけで溶接作業を行うことができ
るので、可撓性ケーブル9が捻じれたり屈曲したりする
こともない。
【0026】次に、本発明に係るブラケットのその他の
種々の態様について説明する。これらのブラケットは、
いずれも多関節形ロボットにおける末端部材、たとえば
4軸アームに取り付けられるものである。
【0027】図5(a)から(d)は、それぞれ本発明
に係るブラケットの他の例を示す斜視図である。前記各
実施形態においては、ブラケットに形成された取付部を
構成する円筒部材に形成される貫通孔は円形であるが、
図5(a)から(d)には貫通孔を変形した態様をそれ
ぞれ示す。なお、ブラケット自体は前記第1の実施形態
に示すブラケット5と同一のものであり、円筒部材に形
成された貫通孔のみが異なる態様としてある。
【0028】図5(a)に示す態様では、ブラケット5
の突出部5Bに設けられた円筒部材31には、断面形状
が正三角形である貫通孔31aが形成されている。断面
形状が正三角形である貫通孔31aに嵌め込まれる溶接
トーチの接続端部の断面形状は、貫通孔31aの断面形
状と同じ正三角形とされている。この貫通孔31aに溶
接トーチを嵌め込むことにより、円筒部材31を回動さ
せることによって溶接トーチを回動させるときに、溶接
トーチが滑るような事態を回避することができる。
【0029】図5(b)に示す態様では、ブラケット5
に設けられた円筒部材32に形成された貫通孔32a
は、その断面が正方形状とされている。断面形状が正方
形状の貫通孔32aに嵌め込まれる溶接トーチの接続端
部である上端部は、やはり断面が正方形状とされてい
る。図5(b)に示す態様でも、図5(a)に示す態様
と同様に、円筒部材31を回動させることによって溶接
トーチを回動させるときに、溶接トーチが滑るような事
態を回避することができる。
【0030】また、図5(c)に示す態様では、円筒部
材33に形成する貫通孔33aは、形状は円形である
が、回動中心から偏心した位置に形成されている。図5
(c)に示す態様によれば、S字形に溶接トーチを用い
なくとも、屈曲した形状の溶接トーチを用いるのみで、
加工先端位置を円筒部材33の回動軸上に合わせること
ができる。
【0031】さらに、図5(d)に示す態様では、円筒
部材34に複数、具体的には3つの貫通孔34a,34
b,34cが形成されている。これらの貫通孔34a,
34b,34cは、それぞれ円筒部材34の回動中心か
らの距離が異なる位置に形成されている。このように、
回動中心からの距離が異なる位置に複数の貫通孔を形成
しておくことにより、被溶接物の形状などに応じた種々
の形状の溶接トーチを使用することができるようにな
る。
【0032】また、たとえば、図6(a)に示すよう
に、ブラケット15に形成する貫通孔15aが傾斜して
おり、これに溶接トーチ16が第7軸X7周りに回動可
能となるように取り付けることができる。この態様で
は、溶接トーチ16を回動させると、可撓性ケーブル9
がわずかに振れることになるが、溶接トーチ16の可動
領域が制限されるようなことはない。その分、溶接トー
チ16の形状を、前記各実施形態で説明した溶接トーチ
6のように、S字形状となるまで曲げる必要がなく、屈
曲した形状とすればよい。したがって、本態様に係る溶
接トーチ16は、前記各実施形態における溶接トーチ6
よりも容易に製造することができる。
【0033】さらには、図6(b)に示すように、ブラ
ケット5は、前記第1の実施形態と同一であるが、加工
ツールとして、溶接トーチでなく、フライスカッタ等の
加工ヘッド17を取り付けることなどもできる。
【0034】また、図7(a)は、本発明に係るブラケ
ットのさらに他の例を示す一部破断斜視図、(b)から
(d)は、それぞれ本発明に係るブラケットのさらに他
の例を示す斜視図である。図7(a)から(d)には、
かさ歯車機構8に代えて、ベルト伝達機構を用いた態様
の各例を示している。
【0035】図7(a)に示すブラケット40は、連結
部41および突出部42を有している。このブラケット
40では、前記第1の実施形態等と比較して、突出部4
2が長くなっている。また、連結部41の内部には、突
出部42に設けられた円筒部材43を回動させるための
サーボモータ44が設けられている。サーボモータ44
における回転軸44Aには、ベルトプーリ45が取り付
けられ、このベルトプーリ45にベルト46が巻き回さ
れている。また、ベルト46は、ベルトプーリ45の他
方において円筒部材43に巻き回されている。したがっ
て、サーボモータ44を駆動することによって、ベルト
46を介して円筒部材43を回動することができるよう
になっている。
【0036】図7(a)に示すブラケット40では、ベ
ルト46を用いて回動力を伝達するので、ブラケット4
0の突出部42が長尺であるものの、サーボモータ44
の回動駆動力を円筒部材42に伝達することができる。
このように、ベルト伝達機構を用いれば、ブラケットの
突出部の長さを変えたい場合であっても、ベルトの長さ
を調節することによって容易に対応することができる。
【0037】次に、図7(b)に示すブラケット50で
は、連結部51を突出部52を有しており、円筒部材5
3が突出部52に形成されているのは同様であるが、サ
ーボモータ54は、連結部51の外側に配置されてい
る。また、突出部52の内部には、図示はしないが、図
7(a)に示すブラケット40と同様のベルト伝達機構
が設けられている。
【0038】このように、図7(b)に示すブラケット
50では、たとえば連結部51の内部にサーボモータ5
4が入らない大きさの場合に有効となる。特に、連結部
51にアームなどを貫通させて回転可能としたい場合
に、効果的な態様である。
【0039】また、図7(c)に示すブラケット60で
は、連結部61と突出部62とを備えている点、および
突出部62に円筒部材63が設けられている点において
は、図7(b)に示すブラケット50と同様である。ま
た、連結部61の外側にサーボモータ64が配置されて
いる点では、図7(b)に示すブラケット50と同様で
あるが、連結部61と円筒部材63との間にサーボモー
タ64が配置されている点において異なる。突出部52
の内部には、図示はしないが、前記ブラケット40,5
0と同様のベルト伝達機構が設けられている。
【0040】このブラケット60のように、サーボモー
タ64を連結部61と円筒部材63との間に配置するこ
とにより、ベルト駆動機構に使用するベルトを短いもの
で済ませることができる。
【0041】さらに、図7(d)に示すブラケット70
では、連結部71および突出部72を備えるのは前記各
ブラケット40,50,60と同様であり、サーボモー
タ73が図示しない円筒部材に嵌め込まれて取り付けら
れている点で異なる。このサーボモータ73は、中空の
サーボモータであり、この中空となっている部分に図示
しない可撓性ケーブルが挿入され、やはり図示しない溶
接トーチに接続される。
【0042】このブラケット70のように、サーボモー
タ73として中空のサーボモータを用い、このサーボモ
ータ73を突出部72における円筒部材に取り付けるこ
とにより、ベルト駆動機構などを設けることなく、直接
円筒部材を回動駆動することができる。
【0043】他方、前記各実施形態では、末端部材とし
て4軸アームを用い、4軸アームに本発明に係るブラケ
ットを取り付ける態様について説明した。これに対し
て、本発明に係るブラケットは、末端部材として本発明
に係るブラケットなどを用いることもできる。この態様
について、図8を用いて説明すると、図8(a)には、
前記第1の実施形態と同様に図示しない4軸アーム等に
ブラケット5を取り付けた状態を示している。このブラ
ケット5における突出部5Bに設けられた円筒部材5D
に対して、図8(b)に示すように、L字形連結部材L
を介して、さらに本発明に係るブラケット5′を取り付
けたものである。この態様では、ブラケット5が本発明
における末端部材となる。このように、ブラケット5に
おける円筒部材5Dにさらにブラケット5′を取り付け
ることにより、たとえばブラケット5の円筒部材5Dが
第7軸X7周りに回動するならば、ブラケット5Dにお
ける円筒部材5D′は第8軸X8周りに回動するように
することができる。すなわち、本発明に係るブラケット
を複数取り付けることによって、多関節形ロボットの回
動軸を容易に増やすことができるようになる。
【0044】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の請求項1に係る
発明によれば、溶接トーチの可動範囲を広くすることに
よって、被溶接材のコーナ部を溶接する際などにも、な
るべく加工ツールに近い軸周りに部材を駆動するのみで
溶接をできるようにするブラケットを提供することがで
きる。そうして、主アームなどの加工ツールから遠い部
材の駆動を少なくすることにより、機械に生じる振動を
極力小さくするとともに、高速溶接を実現できるするこ
とが可能となる。しかも、既存のロボットの簡単な改
良、改造で製造することができる。
【0045】請求項2に係る発明によれば、加工ツール
と可撓性ケーブルとの接続位置が手首軸上になるため、
加工ツールを回動させることに起因して可撓性ケーブル
が捻じれることをなくすことができる。
【0046】請求項3に係る発明によれば、可撓性ケー
ブルに挿通されるケーブル類と加工ツールを直接接続す
ることができる。
【0047】請求項4に係る発明によれば、貫通孔が多
角形状をなしているので、加工ツールを回動させる際
に、加工ツールが滑らないようにすることができる。
【0048】請求項5に係る発明によれば、加工ツール
をS字形状ほど曲がりが大きい形状に製造することな
く、容易に加工ツールの先端加工位置と可撓性ケーブル
の接続位置とを手首軸上に合わせることができる。
【0049】請求項6に係る発明によれば、請求項5同
様、加工ツールを屈曲した形状とするのみで加工ツール
の先端加工位置と可撓性ケーブルの接続位置とを手首軸
上に合わせることができる。
【0050】請求項7に係る発明によれば、複数の貫通
孔が形成されているので、被加工物の形状などに応じ
て、適宜の貫通孔に加工ツールを取り付けて加工作業を
行うことができる。
【0051】請求項8に係る発明によれば、高速での移
動が要求される溶接ロボットなどに用いるのが好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラケットを備える第1の実施形態に
係る多関節形ロボットである7軸多関節形ロボットの全
体斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係るブラケットの一部破断斜
視図である。
【図3】本発明に係るブラケットの断面図である。
【図4】本発明のブラケットを備える第2の実施形態に
係る多関節形ロボットである6軸多関節形ロボットの全
体斜視図である。
【図5】(a)から(d)のいずれも、本発明に係るブ
ラケットの変形例を示す斜視図である。
【図6】(a)、(b)は、本発明に係るブラケットの
変形例を示す側断面図である。
【図7】(a)は、本発明に係るブラケットの変形例を
示す一部破断斜視図、(b)から(d)はいずれも本発
明に係るブラケットの他の変形例を示す斜視図である。
【図8】(a)は、本発明に係るブラケットの取付態様
の一例を示す斜視図、(b)は、本発明に係るブラケッ
トの他の取付態様を示す斜視図である。
【図9】従来の6軸多関節形ロボットの全体斜視図であ
る。
【図10】従来の6軸多関節形ロボットの溶接トーチの
可動範囲を示す平面図である。
【符号の説明】
1 7軸多関節形ロボット 2 主アーム 3 3軸アーム 4 4軸アーム 5 ブラケット 5A 連結部 5B 突出部 5C ベアリング 5D 円筒部材 5a 貫通孔 5t 取付部 6 溶接トーチ 7 サーボモータ 8 かさ歯車機構 9 可撓性ケーブル 9t 連結部材 10 6軸多関節形ロボット C コンジットケーブル S 送給装置 X1〜X7 第1軸〜第7軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月28日(2000.3.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多関節形ロボ
ット80に取り付けられた前記従来のブラケット84に
は、手首軸となる第6軸X6を回転軸として溶接トーチ
85を回動させて溶接作業などが行われるように、溶接
トーチ85が取り付けられる。このような溶接作業を行
う場合、6軸多関節形ロボット80では、図9に仮想線
で示すように、溶接トーチ85の回動に伴って可撓性ケ
ーブル86が振り回されることになる。ここで、前記従
来のブラケット84を介して溶接トーチ85を回動させ
ると、第6軸X6が4軸アーム83の先端部を通ってい
ることから、可撓性ケーブル86と4軸アーム83とが
干渉してしまう。このため、溶接トーチ85を360°
全周にわたって回動させることはできず、図10に示す
ように、溶接トーチ85の可動領域Rを制限させなけれ
ばならなかった。このことは、円管の外周をなぞるよう
に溶接トーチを回したい場合や、殊に本出願人が先に開
示した特願平11−50626号に示した発明の如き
で溶接トーチを角管の外周上を回したい場合に顕著に
表れる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、ブラケット5の突出部5Bには、
図2および図3に示すように、ベアリング5C,5Cを
介して取付部5tが形成されている。この取付部5tは
貫通孔5aが形成される円筒部材5Dによりなり、この
円筒部材5Dは突出部5Bに回動可能に取り付けられて
いる。この円筒部材5Dの貫通孔5aに対して加工ツー
ルである溶接トーチ6の接続端部となる上端部と可撓性
ケーブル9が固定される。なお本実施形態にあっては貫
通孔5aに取り付けられた連結部材9tを介して両者は
固定されている。円筒部材5Dの回動軸は、連結部5A
の回転軸と平行である。したがって、ブラケット5が4
軸アーム4に取り付けられた際には、円筒部材5Dに取
り付けられた溶接トーチ6は、第6軸X6と平行であ
り、手首軸となる第7軸X7周りに回動可能となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、ブラケット5の突出部5Bに形成さ
れた取付部5tにおいて、溶接トーチ6の上端部と可撓
性ケーブル9が連結部材9tを介して固定されている。
この可撓性ケーブル9には、溶接ワイヤを送給するため
の経路となるコンジットケーブルCや図示しないシール
ドガスホース、溶接電源などのケーブル類が挿通されて
いる。また、必要に応じてサーボモータ7用の電源ケー
ブルも可撓性ケーブル9を挿通してサーボモータ7に接
続される。可撓性ケーブル9に挿通するコンジットケー
ブルCや図示しないシールドガスホースは、ブラケット
5の突出部5Bに設けられた円筒部材5Dに嵌め込まれ
た連結部材9tに固定されており、円筒部材5Dによっ
て形成された貫通孔5a内に連結部材9tは固定され、
この連結部材9tに溶接トーチ6が接続されている。こ
の貫通孔5aが形成された位置が、本発明にいう「突出
部の一点」となる。したがって、第7軸X7は、溶接ト
ーチ6の先端加工位置と突出部5Bの一点を繋いだ線を
通ることになる。他方、3軸アーム3上には、溶接ワイ
ヤを送給するための送給装置Sが設けられている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F060 AA05 EA01 EB13 EC13 EC16 FA01 FA03 GA05 GA13 GB02 GB24 HA02 HA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性ケーブルが接続された加工ツール
    が取り付けられ、多関節形ロボットの末端部材に設けら
    れる多関節形ロボットにおける加工ツール取付ブラケッ
    トにおいて、 前記末端部材に取り付けた際に、前記末端部材よりも突
    出してなる突出部を備え、 加工ツールの回動中心となる手首軸が前記加工ツールの
    先端加工部位と前記突出部の一点とを通るように、前記
    加工ツールを回動可能に取り付ける取付部が前記突出部
    に形成されていることを特徴とする多関節形ロボットに
    おける加工ツール取付ブラケット。
  2. 【請求項2】 前記加工ツールの接続端部と前記可撓性
    ケーブルとが前記手首軸上で接続されていることを特徴
    とする請求項1に記載の多関節形ロボットにおける加工
    ツール取付ブラケット。
  3. 【請求項3】 前記突出部における取付部には、前記可
    撓性ケーブルに挿通されるケーブル類が貫通する貫通孔
    が形成されており、 この貫通孔に前記加工ツールおよび可撓性ケーブルが嵌
    め込まれることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の多関節形ロボットにおける加工ツール取付ブラケ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記加工ツールが取り付けられる前記貫
    通孔は多角形状をなしていることを特徴とする請求項3
    に記載の多関節形ロボットにおける加工ツール取付ブラ
    ケット。
  5. 【請求項5】 前記貫通孔が傾斜しており、前記加工ツ
    ールは屈曲した形状であることを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4に記載の多関節形ロボットにおける加工ツ
    ール取付ブラケット。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔は、前記手首軸に対して偏心
    していることを特徴とする請求項3から請求項5のうち
    のいずれか一つに記載の多関節形ロボットにおける加工
    ツール取付ブラケット。
  7. 【請求項7】 前記取付部に複数の貫通孔が形成されて
    おり、 前記複数の貫通孔は、それぞれ前記手首軸との距離が異
    なるように形成されていることを特徴とする請求項3か
    ら請求項5のうちのいずれか一つに記載の多関節形ロボ
    ットにおける加工ツール取付ブラケット。
  8. 【請求項8】 前記加工ツールが溶接トーチであり、前
    記ケーブル類には溶接ワイヤが含まれることを特徴とす
    る請求項1から請求項7のうちのいずれか1つに記載の
    多関節形ロボットの手首軸装置。
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