JP2016065391A - 浴室の洗い場床 - Google Patents

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Abstract

【課題】床基材のコストを抑えるために発泡樹脂製の平板を床基材として用いながらも、排水勾配を付与することができ、さらに、どこを踏んでも同等の踏み心地を得ることができる浴室の洗い場床を提供することを目的とする。【解決手段】洗い場の表面に設けられ排水口に向かって傾斜した排水勾配を有する浴室の洗い場床であって、支持体の上に設けられ上面が下面と平行な平板として形成された発泡樹脂製の基材と、基材の上に設けられ基材のクッション性よりも高いクッション性を有し、厚さが洗い場の端部から排水口に向けて漸減する形状を有するクッション層と、クッション層の上に設けられた表面層と、を備え、クッション層は、所定の荷重がかかったときに第1の部分の圧縮量を第1の部分の厚さとは異なる厚さの第2の部分の圧縮量と同等にする圧縮量調整手段を有することを特徴とする浴室の洗い場床が提供される。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、浴室の洗い場床に関する。
例えば、熱可塑性樹脂製の発泡成形品の第一のクッション層と、第一のクッション層よりも柔軟な発泡樹脂成形品の第二のクッション層と、を備えた浴室の洗い場床がある(特許文献1)。第二のクッション層は、第一のクッション層の上面に密接するように設けられて、洗い場床の表面に柔らかさを与えている。第一のクッション層は、第二のクッション層よりも硬く、洗い場の上面に設けられた排水口に向かって傾斜する排水勾配や、壁材が載置される壁載せ部などを有し、洗い場床の形状を作り出すものであり、発泡樹脂の型成形により製造される。そのため、浴室のサイズに応じて異なる複数の金型が必要であり、コストが増加する要因となっている。
また、低発泡プラスチック材からなる壁載せ部と、この壁載せ部内に敷き詰める如くに底板に載せた発泡プラスチック板と、を備えた浴室の防水床パンがある(特許文献2)。特許文献2に記載の防水床パンによれば、発泡プラスチック板が壁載せ部とは別体であるため、発泡プラスチック板に壁載せ部を形成する必要はない。しかし、発泡プラスチック板に排水勾配を形成するためには、発泡プラスチック板の厚さを場所に応じて変える必要がある。そのため、発泡プラスチック板の製造には、金型が必要である。
浴室の洗い場床において、特許文献1に記載の第一のクッション層や特許文献2に記載の発泡プラスチック板などのような床基材のコストを抑えることが望まれている。
このような要望の解決策として、本出願人は、特願2014−70698号により、床基材を発泡樹脂製の平板とし、床基材の上に、洗い場の端部から排水口に向けて厚みが漸減するクッション材を配設し、クッション材の厚みの変化によって洗い場の表面に排水口に向けて下り傾斜する排水勾配を形成した洗い場床を提案している。しかし、この洗い場床においては、洗い場の表面に柔らかさを与えるクッション層は、場所によって異なる厚みを有するので、場所によって踏み心地が変わってしまうこととなる。
特開2013−253453号公報 特開平11−343650号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、床基材のコストを抑えるために発泡樹脂製の平板を床基材として用いながらも、排水勾配を付与することができ、さらに、どこを踏んでも同等の踏み心地を得ることができる浴室の洗い場床を提供することを目的とする。
第1の発明は、洗い場の表面に設けられ排水口に向かって傾斜した排水勾配を有する浴室の洗い場床であって、支持体の上に設けられ上面が下面と平行な平板として形成された発泡樹脂製の基材と、前記基材の上に設けられ前記基材のクッション性よりも高いクッション性を有し、厚さが前記洗い場の端部から前記排水口に向けて漸減する形状を有するクッション層と、前記クッション層の上に設けられた表面層と、を備え、前記クッション層は、所定の荷重がかかったときに第1の部分の圧縮量を前記第1の部分の厚さとは異なる厚さの第2の部分の圧縮量と同等にする圧縮量調整手段を有することを特徴とする浴室の洗い場床である。
この浴室の洗い場床によれば、発泡樹脂成形品の基材の上に、厚さが場所によって異なるクッション層が設けられている。そのため、一定の厚さの発泡樹脂成形品を基材に用いた場合でも、洗い場の表面に排水勾配を付与することができる。これにより、コストダウンを図ることができる。
同じ荷重に対するクッション層の圧縮量は、クッション層の厚みに応じて変化する。具体的には、同じ荷重がクッション層にかかった場合において、相対的に厚いクッション層の圧縮量は、相対的に薄いクッション層の圧縮量よりも大きい。そのため、厚みが異なるクッション層では、洗い場の踏み心地が場所によって異なることがある。
これに対して、この浴室の洗い場床によれば、圧縮量調整手段は、所定の荷重がクッション層にかかったときに、第1の部分の圧縮量を、第1の部分の厚さとは異なる厚さの第2の部分の圧縮量と同等にする。これにより、例えば使用者などは、立つ位置を変えても、同じ踏み心地を感ずることができる。
また、クッション層の厚さが厚い洗い場の端部では、クッション層の圧縮量が大きいと、接着の剥がれやシールの破壊が生ずることがある。
これに対して、この浴室の洗い場床によれば、クッション層の厚さが厚い洗い場の端部におけるクッション層の圧縮量を抑えることができるため、接着の剥がれやシールの破壊が生ずることを抑制することができる。
第2発明は、第1の発明において、前記圧縮量調整手段は、前記排水口から前記端部に向かって前記クッション層の発泡倍率が低くされてなる浴室の洗い場床である。
この洗い場床によれば、相対的に薄いクッション層の部分では発泡倍率を高くし、相対的に厚いクッション層の部分では発泡倍率を低くする。そのため、相対的に薄いクッション層は、相対的に厚いクッション層よりも柔らかい。一方で、相対的に厚いクッション層は、相対的に薄いクッション層よりも硬い。これにより、同じ荷重に対するクッション層の圧縮量を、クッション層の厚みによらず略同等とすることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記クッション層は、発泡倍率が互いに異なる複数のクッション部を有し、前記複数のクッション部は、前記排水口から前記端部に向かって前記発泡倍率が次第に低くなるように配列されたことを特徴とする浴室の洗い場床である。
この浴室の洗い場床によれば、互いに異なる発泡倍率のクッション部を並べることにより、クッション層の厚みに応じて発泡倍率を異ならせることができる。これにより、単一のクッション層の発泡倍率を場所に応じて異ならせることなく、より簡易的にクッション層を製造することができる。
第4の発明は、第1の発明において、前記圧縮量調整手段は、前記クッション層の厚さ方向に延在するスリットを有し、前記第1の部分における前記スリットの密度は、前記第1の厚さよりも厚い前記第2の部分における前記スリットの密度よりも高いことを特徴とする浴室の洗い場床である。
この浴室の洗い場床によれば、スリットの密度が相対的に高い部分のクッション層は、スリットの密度が相対的に低い部分のクッション層と比較して圧縮変形しやすい。一方で、スリットの密度が相対的に低い部分のクッション層は、スリットの密度が相対的に高い部分のクッション層と比較して圧縮変形しにくい。これにより、同じ荷重に対するクッション層の圧縮量を、クッション層の厚みによらず略同等とすることができる。
本発明の態様によれば、床基材のコストを抑えるために発泡樹脂製の平板を床基材として用いながらも、排水勾配を付与することができ、さらに、どこを踏んでも同等の踏み心地を得ることができる浴室の洗い場床が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室の洗い場床を備えた浴室ユニットを例示する模式的斜視図である。 図1に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。 本実施形態にかかる洗い場床の構造を表す模式的分解図である。 本実施形態にかかる洗い場床を表す模式的斜視図である。 本実施形態のクッション層を表す模式的斜視図である。 本実施形態の圧縮量調整手段の具体例を表す模式的平面図である。 図6に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。 本実施形態の圧縮量調整手段の他の具体例を表す模式的断面図である。 本実施形態の圧縮量調整手段のさらに他の具体例を表す模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室の洗い場床を備えた浴室ユニットを例示する模式的斜視図である。
図1に表したように、浴室の洗い場床1は、浴槽2の隣りに配置されている。浴槽2と洗い場床1との間には、洗い場と浴槽設置部とを区切る仕切り壁となるバスエプロン9が設けられている。
本実施形態に係る洗い場床1では、洗い場床1の下、すなわち洗い場床1と浴室設置面との間の空間に排水管5が敷設されている。排水管5は、洗い場床1に設けられた排水口15と浴室外の排水管路とを連通させる。
洗い場床1は、洗い場1aの周縁部の各辺を囲むようにして止水壁1bが設けられることによって周縁部が上側に立ち上げられた浅底の器状(パン状)に形成され、浴室外部に湯水を漏出させないような立体的な形状となっている。図1に表した洗い場1aの周縁部は、略四辺形である。なお、本実施形態の説明においては、浴槽2側に設けられた止水壁1bについて他の止水壁1bと区別するときは、止水壁1b(W)ということにする。
洗い場1aの表面(以下の説明で用いる「表面」は、断りなき場合はいずれも浴室内側の面を指すこととする。)には、洗い場1aの表面に付着した湯水を排水口15まで流すようにするため、排水口15に向けて所定の勾配を持った傾斜面からなる排水勾配面101、102、103、104及び105が設けられている。この勾配は、洗い場1aの外周縁の各辺からそれぞれ遠ざかる方向に向けた下り勾配としている。また、互いに隣り合う排水勾配面同士の間の境界線は、排水勾配面101、102、103、104及び105と同様に、排水口15に向けて所定の勾配を有する。その境界線の勾配は、洗い場1aの外周縁の各辺からそれぞれ遠ざかる方向に向けた下り勾配とされている。
本実施形態においては、洗い場1aの浴槽2側に設けられた排水勾配面101、105は、排水口15を間に挟んだ両側に跨って配置されている。洗い場1aの浴槽2側の止水壁1b(W)の表面と、洗い場1aの表面と、の境界線Lは、同一直線上に存在している。排水勾配面101、105は、境界線Lから遠ざかる方向に向けて下り勾配となる傾斜を有する。
図2は、図1に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。
図3は、本実施形態にかかる洗い場床の構造を表す模式的分解図である。
図4は、本実施形態にかかる洗い場床を表す模式的斜視図である。
図5は、本実施形態のクッション層を表す模式的斜視図である。
図2および図3に表したように、本実施形態に係る洗い場床1は、支持体11と、床基材(単に「基材」ともいう)12と、クッション層13と、表面層14と、を備える。浴槽2側を除く床基材12の周囲には、図示しない浴室ユニットの壁材を載置可能な壁載せ部材7が付設されている。また、床基材12の浴槽2側には、立壁部8が付設されている。
支持体11は、長さ調整可能な支持脚112を有するフレーム111と、フレーム111の上に載せた高強度の支持面材113とが一体化され、設置場所の床高さに対する洗い場床1の表面(洗い場1aの表面)の高さを調整可能とされている。支持面材113には作業口113hが設けられ、蓋114が被せられる。蓋114が被せられた状態の支持面材113の上面が、床基材12を支える床支持面となる。
床基材12は、支持体11の上に設けられている。クッション層13は、床基材12の上に設けられ、床基材12のクッション性(弾性)よりも高いクッション性を有する。表面層14は、クッション層13の上に設けられ、クッション層13の硬度よりも高い硬度を有する。本願明細書において、「硬度」とは、「硬さ」と同等であり、例えばビッカース硬さ試験(JIS Z 2244)、ブリネル硬さ試験(JIS Z 2243)、あるいはロックウェル硬さ(JIS Z 2245)などに基づいて測定可能な値をいう。
床基材12は、発泡樹脂によって平板として形成されている。床基材12の上面は、床基材12の下面と平行である。床基材12には、勾配が設けられていない。そのため、床基材12は、金型の形状を複雑にする必要がなく、安価に製造することが可能である。
例えば、発泡樹脂の平板を洗い場1aのサイズに応じてカットすることにより床基材12を形成することができる。つまり、長く帯状に成形された発泡樹脂の平板を必要なサイズにカットすることにより床基材12を形成することができる。これにより、金型の必要数を大幅に削減することができ、床基材12の製造コストを下げることができる。
発泡樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンが用いられる。本実施形態では、一例として発泡ポリプロピレンが用いられている。発泡ポリプロピレンは、他の発泡樹脂に比べて耐衝撃性が高いため、これを用いることで過酷な使用にも耐えうる強度の優れた床構造を提供できることになる。
クッション層13は、床基材12と表面層14との間に設けられている。クッション層13は、例えばポリウレタンなどの弾性を有する材料を含み、洗い場床1に程良い柔らかさを与えることができる。
クッション層13には、前述した洗い場1aの排水勾配面101、102、103、104及び105を形成するための基準面となる傾斜面131a、132a、133a、134a及び135aが形成されている。そのため、クッション層13は、洗い場1aの端部から洗い場1aの排水口15に向けて厚みが漸減した形状を有する。なお、排水勾配面の形態および傾斜面の形態は、図1および図4に表した例には限定されない。
傾斜面131a〜135aは、排水勾配面101〜105と相似面になっている。
表面層14は、床基材12とクッション層13を覆って洗い場1aの表面を形成する部分14aと、立壁部8を覆って止水壁1bの表面を形成する部分14bと、を有する。
表面層14は、クッション層13の傾斜面131a〜135aに倣うように変形され、床基材12の表面を覆うようにして床基材12の周縁部に接着される。
図4に示す矢印S1は、排水勾配面101〜105のそれぞれの下り勾配の方向を表している。すなわち矢印S1の向く方向が、下りの方向を示している。このように、排水勾配面101〜105は、洗い場床1の外周縁の各辺を起点として、各辺と直交する方向に下がる傾斜平面になっている。
本実施形態の洗い場床1によれば、床基材12は、一様な厚みを有する発泡樹脂製の平板として形成されている。また、床基材12の上に設けられるクッション層13の厚さは、排水口15に向けて次第に薄くなるように漸減している。これにより、床基材12に平板を用い、クッション層13の厚みを変化させるによって、洗い場1aの表面に、排水口15に向けて下り傾斜する排水勾配を付与している。発泡樹脂の平板は、金型に複雑な形状を要しないので、比較的安価に製造することが可能である。したがって、排水勾配を付与する洗い場床1を、発泡樹脂製の平板を用いて低コストで製造することができる。
ここで、同じ荷重に対するクッション層13の圧縮量は、クッション層13の厚みに応じて変化する。具体的には、同じ荷重がクッション層13にかかった場合において、相対的に厚いクッション層13の圧縮量は、相対的に薄いクッション層13の圧縮量よりも大きい。そのため、クッション層13の厚みが異なる場合には、洗い場1aの踏み心地が場所によって異なることがある。
これに対して、本実施形態のクッション層13は、圧縮量調整手段を有する。圧縮量調整手段は、相対的に厚いクッション層13の圧縮量を相対的に薄いクッション層13の圧縮量と同等にする。言い換えれば、圧縮量調整手段は、所定の荷重がクッション層13にかかったときに、クッション層13のうちの第1の部分の圧縮量を、第1の部分の厚さとは異なる厚さのクッション層13のうちの第2の部分の圧縮量と同等にする。
これによれば、例えば使用者などは、立つ位置を変えても、同じ踏み心地を感ずることができる。
また、クッション層13の厚さが相対的に厚い洗い場1aの端部では、クッション層13の圧縮量が大きいと、接着の剥がれやシールの破壊が生ずることがある。
これに対して、本実施形態にかかる洗い場床1によれば、クッション層13の厚さが相対的に厚い洗い場1aの端部におけるクッション層13の圧縮量を抑えることができるため、接着の剥がれやシールの破壊が生ずることを抑制することができる。
圧縮量調整手段の具体例について、図面を参照しつつさらに説明する。
図6は、本実施形態の圧縮量調整手段の具体例を表す模式的平面図である。
図7は、図6に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
本具体例のクッション層13は、傾斜面131aを形成する第1のクッション材131bと、傾斜面132aを形成する第2のクッション材132bと、傾斜面133aを形成する第3のクッション材133bと、傾斜面134aを形成する第4のクッション材134bと、傾斜面135aを形成する第5のクッション材135bと、に分割されている。
本具体例では、クッション層13は、複数の傾斜面131a〜135aのうちの互いに隣り合う傾斜面同士の間の境界線(谷線)に沿って、第1のクッション材131bと、第2のクッション材132bと、第3のクッション材133bと、第4のクッション材134bと、第5のクッション材135bと、に分割されている。
より具体的には、クッション層13は、傾斜面131aと傾斜面132aとの間の境界線において、第1のクッション材131bと第2のクッション材132bとに分割されている。第1のクッション材131bと第2のクッション材132bとの間の境界は、傾斜面131aと傾斜面132aとの間の境界線に沿う。
第2のクッション材132b〜第5のクッション材135bの関係も同様である。
なお、クッション層13の分割位置は、図6に表した例には限定されない。
第1のクッション材131bは、第1のクッション部131cと、第2のクッション部131dと、を有する。
第2のクッション材132bは、第1のクッション部132cと、第2のクッション部132dと、第3のクッション部132eと、を有する。
第3のクッション材133bは、第1のクッション部133cと、第2のクッション部133dと、第3のクッション部133eと、を有する。
第4のクッション材134bは、第1のクッション部134cと、第2のクッション部134dと、第3のクッション部134eと、を有する。
第5のクッション材135bは、第1のクッション部135cと、第2のクッション部135dと、を有する。
図7を参照しつつ、第3のクッション材133bを例に挙げ説明する。
第2のクッション部133dは、第1のクッション部133cと、第3のクッション部133eと、の間に設けられている。第1のクッション部133cは、第2のクッション部133dおよび第3のクッション部133eからみて洗い場1aの端部の側に設けられている。第3のクッション部133eは、第1のクッション部133cおよび第2のクッション部133dからみて排水口15の側に設けられている。
そのため、第1のクッション部133cの厚さは、第2のクッション部133dの厚さおよび第3のクッション部133eの厚さよりも厚い。第3のクッション部133eの厚さは、第1のクッション部133cの厚さおよび第2のクッション部133dの厚さよりも薄い。第2のクッション部133dの厚さは、第1のクッション部133cの厚さよりも薄く、第3のクッション部133eの厚さよりも厚い。
第1のクッション部133cの材料の発泡倍率は、第2のクッション部133dの材料の発泡倍率および第3のクッション部133eの材料の発泡倍率よりも低い。第3のクッション部133eの材料の発泡倍率は、第1のクッション部133cの材料の発泡倍率および第2のクッション部133dの材料の発泡倍率よりも高い。第2のクッション部133dの材料の発泡倍率は、第1のクッション部133cの材料の発泡倍率よりも高く、第3のクッション部133eの材料の発泡倍率よりも低い。
つまり、本具体例では、第1のクッション部133c、第2のクッション部133d、および第3のクッション部133eは、排水口15から洗い場1aの端部に向かって発泡倍率が次第に低くなるように配置されている。
このように、本具体例では、圧縮量調整手段は、排水口15から洗い場1aの端部に向かってクッション層13の発泡倍率が低くされてなる。より具体的には、圧縮量調整手段は、排水口15から洗い場1aの端部に向かって発泡倍率が次第に低くなるように、第1のクッション部133c、第2のクッション部133d、および第3のクッション部133eが配列されてなる。
本具体例によれば、相対的に薄いクッション層13は、相対的に厚いクッション層13よりも柔らかい。一方で、相対的に厚いクッション層13は、相対的に薄いクッション層13よりも硬い。これにより、同じ荷重に対するクッション層13の圧縮量は、クッション層13の厚みによらず略同等となる。
また、互いに異なる発泡倍率のクッション部(本具体例では、第1のクッション部133c、第2のクッション部133d、および第3のクッション部133e)を並べることにより、クッション層13の厚みに応じて発泡倍率を異ならせることができる。これにより、単一のクッション層13の発泡倍率を場所に応じて異ならせることなく、より簡易的にクッション層13を製造することができる。
本具体例では、第3のクッション材133bを例に挙げ説明した。第1のクッション材131b、第2のクッション材132b、第4のクッション材134b、および第5のクッション材135bの構造は、第3のクッション材133bの構造と同様である。また、各クッション材において、分割の数および分割の位置は、図6および図7に表した例には限定されない。
図8は、本実施形態の圧縮量調整手段の他の具体例を表す模式的断面図である。
図8は、図5に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
本具体例では、クッション層13は、図6に表したようには、複数のクッション材に分割されていなくともよい。また、クッション材は、複数のクッション部には分割されていない。図8に表したように、クッション材は、1つの部材により形成されている。
クッション層13は、下面(床基材12に載置される面)に設けられた複数のスリット(圧縮量調整手段)138を有する。スリット138は、クッション層13の下面から厚さ方向(上面へ向かう方向)に延在する。各スリット138の深さは、略同じである。各スリット138幅は、略同じである。
図8に表したように、相対的に薄いクッション層13に設けられた複数のスリット138の密度は、相対的に厚いクッション層13に設けられた複数のスリット138の密度よりも高い。
本具体例によれば、複数のスリット138の密度が相対的に高い部分のクッション層13は、複数のスリット138の密度が相対的に低い部分のクッション層13と比較して圧縮変形しやすい。一方で、複数のスリット138の密度が相対的に低い部分のクッション層13は、複数のスリット138の密度が相対的に高い部分のクッション層13と比較して圧縮変形しにくい。これにより、同じ荷重に対するクッション層13の圧縮量は、クッション層13の厚みによらず略同等となる。
なお、図8に表したスリット138の数およびスリット138の位置は、一例であり、これだけには限定されない。
図9は、本実施形態の圧縮量調整手段のさらに他の具体例を表す模式的断面図である。 図9は、図5に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
本具体例では、クッション層13は、図6に表したようには、複数のクッション材に分割されていなくともよい。また、クッション材は、複数のクッション部には分割されていない。図9に表したように、クッション材は、1つの部材により形成されている。
クッション層13は、下面(床基材12に載置される面)に設けられた複数のスリット(圧縮量調整手段)138を有する。スリット138は、クッション層13の下面から厚さ方向に延在する。本具体例では、各スリット138の深さが、他のスリット138の深さとは異なる。
図9に表したように、相対的に薄いクッション層13に設けられたスリット138の深さは、相対的に厚いクッション層13に設けられたスリット138の深さよりも深い。
本具体例によれば、スリット138の深さが相対的に深い部分のクッション層13は、スリット138の深さが相対的に浅い部分のクッション層13と比較して圧縮変形しやすい。一方で、スリット138の深さが相対的に浅い部分のクッション層13は、スリット138の深さが相対的に深い部分のクッション層13と比較して圧縮変形しにくい。これにより、同じ荷重に対するクッション層13の圧縮量は、クッション層13の厚みによらず略同等となる。
なお、図9に表したスリット138の数およびスリット138の位置は、一例であり、これだけには限定されない。
また、スリット138の幅を変化させることにより、同じ荷重に対するクッション層13の圧縮量をクッション層13の厚みによらず略同等としてもよい。例えば、相対的に薄いクッション層13に設けられたスリット138の幅を、相対的に厚いクッション層13に設けられたスリット138の幅よりも広くしてもよい。この場合には、スリット138の幅が相対的に広い部分のクッション層13は、スリット138の幅が相対的に狭い部分のクッション層13と比較して圧縮変形しやすい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗い場床1などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや各クッション材、各クッション部、およびスリット138の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 洗い場床、 1a 洗い場、 1b 止水壁、 2 浴槽、 5 排水管、 7 壁載せ部材、 8 立壁部、 9 バスエプロン、 11 支持体、 12 床基材、 13 クッション層、 14 表面層、 14a、14b 部分、 15 排水口、 101、102、103、104、105 排水勾配面、 111 フレーム、 112 支持脚、 113 支持面材、 113h 作業口、 114 蓋、 131a 傾斜面、 131b 第1のクッション材、 131c 第1のクッション部、 131d 第2のクッション部、 132a 傾斜面、 132b 第2のクッション材、 132c 第1のクッション部、 132d 第2のクッション部、 132e 第3のクッション部、 133a 傾斜面、 133b 第3のクッション材、 133c 第1のクッション部、 133d 第2のクッション部、 133e 第3のクッション部、 134a 傾斜面、 134b 第4のクッション材、 134c 第1のクッション部、 134d 第2のクッション部、 134e 第3のクッション部、 135a 傾斜面、 135b 第5のクッション材、 135c 第1のクッション部、 135d 第2のクッション部、 138 スリット

Claims (4)

  1. 洗い場の表面に設けられ排水口に向かって傾斜した排水勾配を有する浴室の洗い場床であって、
    支持体の上に設けられ上面が下面と平行な平板として形成された発泡樹脂製の基材と、
    前記基材の上に設けられ前記基材のクッション性よりも高いクッション性を有し、厚さが前記洗い場の端部から前記排水口に向けて漸減する形状を有するクッション層と、
    前記クッション層の上に設けられた表面層と、
    を備え、
    前記クッション層は、所定の荷重がかかったときに第1の部分の圧縮量を前記第1の部分の厚さとは異なる厚さの第2の部分の圧縮量と同等にする圧縮量調整手段を有することを特徴とする浴室の洗い場床。
  2. 前記圧縮量調整手段は、前記排水口から前記端部に向かって前記クッション層の発泡倍率が低くされてなる請求項1記載の浴室の洗い場床。
  3. 前記クッション層は、発泡倍率が互いに異なる複数のクッション部を有し、
    前記複数のクッション部は、前記排水口から前記端部に向かって前記発泡倍率が次第に低くなるように配列されたことを特徴とする請求項2記載の浴室の洗い場床。
  4. 前記圧縮量調整手段は、前記クッション層の厚さ方向に延在するスリットを有し、
    前記第1の部分における前記スリットの密度は、前記第1の厚さよりも厚い前記第2の部分における前記スリットの密度よりも高いことを特徴とする請求項1記載の浴室の洗い場床。
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