JP2006009337A - 浴室用洗い場 - Google Patents
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Abstract
【課題】1種類の基盤体で、多くの設置条件に対応することにより、生産性や設置現場の対応力の高かい洗い場を提供することを目的とする。
【解決手段】略全面が平坦面からなる基盤体5と、基盤体5に設置した排水マス7と、基盤体5の表面の一部または全面に配設した載置部材8を備え、前記載置部材8の表面に前記排水マス7に連通する流れ勾配を有する構成とすることにより、1種類の基盤体5に載置部材8を変えることにより、各種の設置条件や使用条件に対応することが可能となり、しかも生産性もよく経済的で使用勝手の良い洗い場を提供することができる。
【選択図】図1
【解決手段】略全面が平坦面からなる基盤体5と、基盤体5に設置した排水マス7と、基盤体5の表面の一部または全面に配設した載置部材8を備え、前記載置部材8の表面に前記排水マス7に連通する流れ勾配を有する構成とすることにより、1種類の基盤体5に載置部材8を変えることにより、各種の設置条件や使用条件に対応することが可能となり、しかも生産性もよく経済的で使用勝手の良い洗い場を提供することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に住宅で使用する浴室用洗い場に関するものである。
従来、この種の浴室用洗い場は、防水パンの洗い場の側端部に排水用の目皿を設け、洗い場のほぼ全面に目皿に向けた排水勾配を設け、洗い場の上面に嵩上げパンを載置した構成とし、入浴中に使用した水は嵩上げパンから防水パンの洗い場に流下し、洗い場の流れ勾配に沿って目皿に集合し排水される(特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された浴室用洗い場を示すものである。図9(a)に示すように防水パン1の洗い場2の側端部に排水用の目皿3が設置されており、図9(b)に示す洗い場2と略同サイズ嵩上げパン4を、図9(c)に示すように洗い場2の上面に載置した構成である。
特開平5−33372号公報
しかしながら、前記従来の構成では、防水パンに設けられる目皿の位置は1カ所に決まっているため、浴室の設置場所、また浴室の入口の設置場所等の各種の設置条件に最適な目皿の位置に対応するためには、目皿の位置が異なる複数の防水パンを準備する必要があり、生産面や設置現場での対応力で課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、1種類の基盤体で、多くの設置条件に対応することにより、生産面や設置現場の対応力の高かい洗い場を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗い場は、略全面が平坦面からなる基盤体と、前記基盤体に設置した排水マスと、前記基盤体の表面の一部または全面に配設した載置部材を備え、前記載置部材の表面に前記排水マスに連通する流れ勾配を有する構成としたものである。
これによって、洗い場の構造物としての基本機能を平坦面からなる基盤体で実現し、洗い場表面の勾配による水流れや清掃性などの使い勝手の機能を載置部材で実現することが可能となり、1種類の基盤体に載置部材を変えることにより、各種の設置条件や使用条件に対応することが可能となり、しかも生産性もよく経済的で使用勝手の良い洗い場を提供することができる。
本発明の浴室用洗い場は、少ない種類の部材で多くの設置条件や使用条件に対応でき、しかも生産性が高く、使い勝手のよい洗い場を安価に提供することができる。
第1の発明は、略全面が平坦面からなる基盤体と、前記基盤体に設置した排水マスと、前記基盤体の表面の一部または全面に配設した載置部材を備え、前記載置部材の表面に前記排水マスに連通する流れ勾配を有する構成とすることにより、洗い場の構造物としての基本機能を平坦面からなる基盤体で実現し、洗い場表面の勾配による水流れや清掃性などの使い勝手の機能を載置部材で実現することが可能となるため、1種類の基盤体に対し載置部材を変更することにより、各種の設置条件や使用条件に対応した経済的で使用勝手の良い洗い場を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の排水マスを基盤体の複数の位置に設置可能な構成とすることにより、排水マスは設置条件に合わせて最適な位置を選択して設置することが可能となり、排水管の位置や浴室のドアの位置などに対応した最適な排水位置を1種類の基盤体で対応することにより、基盤体の種類を減らし、生産性を高めることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の載置部材を着脱自在に設置した構成とすることにより、載置部材が汚れたり、損傷を受けた場合、載置部材を基盤体より取り外して、清掃したり補修または交換を容易に行うことができるので、洗い場を清潔に保ち、初期の性能を長期間に亘り維持することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の載置部材を複数に分割した構成にすることにより、載置部材の寸法を小さくできるため、生産、加工、取り扱いが容易になり、またデザインの異なる複数の載置部材の組合せも可能となるため、デザイン性の高い浴室用洗い場を安価に提供することが可能となる。
第5の発明は、特に、第4の発明の載置部材の分割した平面形状が、排水マスの平面形状と略同形状とすることにより、排水マスと載置部材が寸法的に互換性を備えるため、排水マスを使用者の好む位置に設定することができるとともに、それに合わせて載置部材を設置することにより、任意の排水勾配の設定を使用者の好みに合わせて実現することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の基盤体の内部、基盤体の裏面、載置部材の内部、載置部材の裏面、基盤体と載置部材の間のいずれかに加熱手段を設けることにより、洗い場表面を効率よく加熱することができるため、浴室の暖房や乾燥に活用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態における浴室用洗い場の平面図を示し、図2は図1に表示したAA断面図である。
図1に本発明の第1の実施の形態における浴室用洗い場の平面図を示し、図2は図1に表示したAA断面図である。
図1および図2において、基盤体5は、シートモールドコンパウンド(SMC)材料を高温高圧でプレス成形することにより得ることができる。基盤体5は、中央部において適時裏面に補強リブ6などを施し洗い場中央部に使用者が使用しても撓まないよう十分な強度のあるものになっている。さらに、基盤体5は、浴室ユニットの壁やドアなどが基盤体5の上に設置できるように基盤体外周部は十分な強度のあるものになっている。
SMCプレス成形法の他に、不飽和ポリエステル樹脂からなる繊維強化プラスチックを用いたハンドレイアップ法からなる成形、ジシクロペンタジエンを用いたRIM成形、不飽和ポリエステル樹脂を注入することによるRTM成形、熱可塑性樹脂による射出成形によっても同様に基盤体を得ることができる。
基盤体5は、排水勾配を設けずにフラットに構成し、中央部の浴槽側には洗い場で使用した水を集合して屋外に排水する排水マス7が設置されており、基盤体5の表面にはほぼ全面に載置部材8が配置されている。
載置部材8は、樹脂成形品で構成され、熱可塑性樹脂の射出成形などによって生産することができる。載置部材8の厚みを任意に変化させることにより使用者が使う浴室の洗い場の流れ勾配を任意に設定することができる。そして、図の矢印Bで示すように、排水マス7に向かって排水勾配を設け、使用者が洗い場で使用した水は排水マス7へ集めて排水することができる。さらに、載置部材8の表面には、洗い場表面の必需機能である滑り止めのノンスリップパターンの凹凸が形成されている。
載置部材8と基盤体5は、載置部材に凸部を設け基盤体に凹部を儲け嵌め合い構造によって固定することもできるし、さらに接着によって強固に固定することもできる。
上記の構成とることにより、従来1つの部材で構成していた洗い場が2つの部材に分かれて構成されるが、基盤体は構造面のみを重視したなシンプルな設計でよく、簡便に設計できコスト的にも安く生産できる。
一方、載置部材は洗い場表面の滑り止めや、排水性能や、使い勝手等を配慮したきめ細かい設計を集中して行うことができ、しかも熱可塑性樹脂などで成形することにより安価なものを提供することが可能である。
さらに、洗い場全体の交換やメンテナンスにおいても、従来は浴室全体を分解して洗い場を交換するなどの方法しかなかったが、本実施の形態においては、載置部材のみを取り替えることにより、洗い場をリフォームすることが可能になる。
(実施の形態2)
図3(a)、(b)は本発明の第2の形態における洗い場の平面図を示し、図4は要部を示す断面図である。
図3(a)、(b)は本発明の第2の形態における洗い場の平面図を示し、図4は要部を示す断面図である。
図3の(a)、(b)における基盤体9は同一ものであり、表面には排水勾配を設けずフラットな形状である。そして、図3(a)、(b)に示すように浴室の扉10より一番遠い角部に排水マス11を設置してあるが、これらの排水マス11は図4に示すように、基盤体9の角部近傍に後加工で丸穴12をあけ、別途熱可塑性樹脂で成形した排水マス11を丸穴12に挿入し接着固定したものである。
従来、このような対称形の洗い場を製造する場合は、2つの金型が必要であり大きな初期投資になったが、本実施の形態の構成にすると基盤体9の金型は1つで良く、後加工で排水マス11を設置する丸穴12をあけることにより、設置条件、使用条件にあわせて使用者の使い勝手の良いように洗い場を構成することができる。
さらに、基盤体9の上に載置部材13、14を設置し、図3(a)、(b)の矢印C、矢印Dに示すような水の流れになるように排水勾配を設定することにより、使用者が使った洗い場の水を排水マス11へ集合し排水することができる。
上記の構成で洗い場を設計すると、構造体からなる基盤体は、排水勾配を設けない平坦な形状にし、さらに排水マスを設置する丸穴も後加工であけるので、基盤体は設計上容易に作成することができ、しかも丸穴の加工は浴室の設置現場で加工することも可能である。
さらに、基盤体の上面に載置した載置部材に適宜排水マスに向けた排水勾配を設けるようにすることにより、洗い場表面の水流れ勾配や洗い場表面の滑り止めパターンなどは載置部材の設計の際に配慮すれば良いので設計的な効率化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては排水マスの設置位置として浴室の扉から一番遠い角部としたが、対応する載置部材を準備することにより、それ以外の角部や中間位置にも設置することが可能である。
(実施の形態3)
図5は本発明の第3の実施の形態における浴室用洗い場の平面図を示し、図6は図5に表示したEE断面図を示すものである。
図5は本発明の第3の実施の形態における浴室用洗い場の平面図を示し、図6は図5に表示したEE断面図を示すものである。
図5および図6に示すように、載置部材15は複数に分割した構成であり、略同形状の部材を基盤体9のほぼ全面に多数設置しており、図5に示すように個々の載置部材15は厚さが異なり、表面に傾斜を備えることにより、全体を配置した状態で排水マス11に連通する排水勾配を形成している。
なお、実施の形態2と同一符号のものは、同一構造とし説明は省略する。
以上のように、本実施の形態では載置部材を複数に分割することにより、個々の載置部材が小型になるため、生産時、メンテナンス時の取り扱いが容易になるとともに、載置部材の表面形状や色柄の異なるものを組み合わせることにより、デザイン性の高い洗い場を提供することが可能となる。
また、浴室の洗い場の大きさな1種類ではなく、例えば1200mm×800mm、1600mm×800mm、1600mm×1000mm等の異なったサイズのものが同じ製品シリーズのなかにあり、これらの異なったサイズの洗い場に対して載置部材は同一のもので対応することが可能となるため、生産性、コストの面での効果が大きい。
また、本実の形態の別の構成として、図8に示すように、排水マス11と載置部材16の区画を同じ大きさとすることにより、排水マス11と載置部材16の入れかえが容易にできることとなり、設置場所の条件や、使用者の好みにより排水マスを任意の位置に配設するこが可能である。
(実施の形態4)
図7は本発明の第4の実施の形態における浴室用洗い場の断面図を示すものである。
図7は本発明の第4の実施の形態における浴室用洗い場の断面図を示すものである。
図に示すように、載置部材17の裏面に加熱手段としてヒータ線18をウレタン系反応性ホットメルトを用いて貼り、さらに、発泡ウレタンや発泡スチロールからなる断熱手段19を基盤体5の裏面に配置してある。
なお、実施の形態1と同一符号のものは、同一構造とし説明は省略する。
上記構成のシータ線に通電することにより、ヒータ線が加熱され、載置部材が暖められるので洗い場表面が暖められることになる。さらに、基盤体の裏面に断熱手段を設け、載置部材の裏面に加熱手段を設けてあるので洗い場表面から近く洗い場表面への発熱効率を上げることができる。
また、加熱手段の修理の場合も、載置部材17とヒータ線18の修理または交換だけで良くメンテナンス性についても従来の全てを分解して洗い場を交換する場合と比べ格段優れている。
また、加熱手段の別法として、載置部材の中あるいは裏面に水路を設けお湯を流すことにより、載置部材を加熱することもできる。
以上のように、本発明にかかる浴室用洗い場は、浴室ユニットの床構造の設計思想を提供するもので、洗面ユニット、トイレユニットなどの水回りにおける床構造体等の用途にも適用できる。
5、9 基盤体
7、11 排水マス
8、13、14、15、16、17 載置部材
18 ヒータ線(加熱手段)
7、11 排水マス
8、13、14、15、16、17 載置部材
18 ヒータ線(加熱手段)
Claims (6)
- 略全面が平坦面からなる基盤体と、前記基盤体に設置した排水マスと、前記基盤体の表面の一部または全面に配設した載置部材を備え、前記載置部材の表面に前記排水マスに連通する流れ勾配を有する浴室用洗い場。
- 前記排水マスは前記基盤体の複数の位置に設置可能な構成の請求項1に記載の浴室用洗い場。
- 前記載置部材は着脱自在に設置した請求項1または2に記載の浴室用洗い場。
- 前記載置部材は複数に分割した構成の請求項1〜3のいずれか1項に記載の浴室用洗い場。
- 前記載置部材の分割した平面形状が、排水マスの平面形状と略同形状の請求項4に記載の浴室用洗い場。
- 基盤体の内部、基盤体の裏面、載置部材の内部、載置部材の裏面、基盤体と載置部材の間のいずれかに加熱手段を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の浴室用洗い場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004186077A JP2006009337A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 浴室用洗い場 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004186077A JP2006009337A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 浴室用洗い場 |
Publications (1)
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JP2006009337A true JP2006009337A (ja) | 2006-01-12 |
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ID=35776871
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JP2004186077A Pending JP2006009337A (ja) | 2004-06-24 | 2004-06-24 | 浴室用洗い場 |
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JP (1) | JP2006009337A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016065391A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | Toto株式会社 | 浴室の洗い場床 |
-
2004
- 2004-06-24 JP JP2004186077A patent/JP2006009337A/ja active Pending
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