JP2020100998A - 浴室洗い場床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱可塑性発泡樹脂製の床面材の内部に支持材を設けることによって床面材の下方への沈み込みを抑制する場合にも、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化を抑制できる浴室洗い場床構造を提供する。【解決手段】熱可塑性発泡樹脂により形成された床面材と、床面材の上に設けられ洗い場床の表面を形成する表面材と、を有する床本体と、外枠と、外枠の内側を格子状に仕切る格子部と、高さ調整可能な支持脚と、を有し、床本体を下方から支持するフレーム体と、床本体の内部に設けられ、床面材よりも高い剛性を有し、床面材の沈み込みを抑制する支持材と、を備え、床本体は、床面材と表面材との間に設けられたクッション層を有し、クッション層の硬さは、床面材の硬さよりも低いことを特徴とする浴室洗い場床構造である。【選択図】図2

Description

本発明は、浴室洗い場床構造に関する。
断熱性確保のためや、踏み心地の柔らかさ確保のために、浴室の洗い場床の床面材を、発泡床とすることは知られている。一方で、床面材を発泡床とすると、その柔らかさゆえ、人が載った際に、下方へ沈み込みやすくなってしまう。そこで、基材を支える架台の上にデッキプレートを配置することで、床面材の沈み込みを抑制させる技術がある。しかし、このようなものであると、デッキプレートの存在によって、上方からの架台の視認性や施工作業性が悪化してしまう可能性がある。そこで出願人は、発泡床の内部に支持材を配置させることで、デッキプレートが無くとも、発泡床の沈み込みを抑制する技術を考え出した。
例えば、型に支持材を配置した状態で発泡剤を発泡成形させることで、内部に支持材が配置された状態で、床面材を成形することができる。しかし、このような一体成形では、床面材の上面に微細な凹凸が生じてしまう場合がある。出願人は、鋭意の検討の結果、凹凸の一因が、熱収縮量の差であることを見出した。
支持材を床面材の内部に一体成形した場合、支持材が有る部分と、支持材が無い部分と、では、床面材自体の厚さが変化する。支持材が有る部分の床面材自体の厚さは、支持材が無い部分の床面材自体の厚さよりも薄くなる。床面材の熱収縮量は、厚さにともなって大きくなる。すなわち、出願人は、床面材自体の厚さの違いに起因する熱収縮量の差によって、床面材の上面に微細な凹凸が生じてしまうことを見出した。こうした床面材の上面の凹凸は、踏み心地に影響を与えてしまう。
特開2015−068018号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、熱可塑性発泡樹脂製の床面材の内部に支持材を設けることによって床面材の下方への沈み込みを抑制する場合にも、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化を抑制できる浴室洗い場床構造を提供することを目的とする。
第1の発明は、熱可塑性発泡樹脂により形成された床面材と、前記床面材の上に設けられ洗い場床の表面を形成する表面材と、を有する床本体と、外枠と、前記外枠の内側を格子状に仕切る格子部と、高さ調整可能な支持脚と、を有し、前記床本体を下方から支持するフレーム体と、前記床本体の内部に設けられ、前記床面材よりも高い剛性を有し、前記床面材の沈み込みを抑制する支持材と、を備え、前記床本体は、前記床面材と前記表面材との間に設けられたクッション層を有し、前記クッション層の硬さは、前記床面材の硬さよりも低いことを特徴とする浴室洗い場床構造である。
この浴室洗い場床構造によれば、支持材を内部に設けたことによって床面材自体の厚さに違いが生じ、熱収縮量の差によって床面材の上面に微細な凹凸が生じた場合にも、クッション層を設けることによって、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記クッション層の厚さは、前記床面材の上面に形成された凹凸の高低差よりも大きいことを特徴とする浴室洗い場床構造である。
この浴室洗い場床構造によれば、クッション層の厚さを、床面材の上面に形成された凹凸の高低差よりも大きくすることにより、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記床本体は、排水口を有するとともに、前記排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配を表面に有し、前記クッション層の上面高さ及び前記支持材の上面高さは、前記床本体の前記排水勾配に沿って低くなることを特徴とする浴室洗い場床構造である。
この浴室洗い場床構造によれば、クッション層の上面高さ及び支持材の上面高さを、床本体の排水勾配に沿って低くすることにより、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記支持材は、複数設けられ、前記複数の支持材の上面から前記床面材の上面までの距離の差は、前記クッション層の厚さよりも小さいことを特徴とする浴室洗い場床構造である。
この浴室洗い場床構造によれば、複数の支持材の上面から床面材の上面までの距離の差を、クッション層の厚さよりも小さくすることにより、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記複数の支持材の上面から前記床面材の上面までの距離の差は、前記複数の支持材のそれぞれにおいて略同一であることを特徴とする浴室洗い場床構造である。
この浴室洗い場床構造によれば、複数の支持材の上面から床面材の上面までの距離の差を、複数の支持材のそれぞれにおいて略同一にすることにより、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。
本発明によれば、熱可塑性発泡樹脂製の床面材の内部に支持材を設けることによって床面材の下方への沈み込みを抑制する場合にも、床面材の上面の凹凸による踏み心地の悪化を抑制できる浴室洗い場床構造を提供することができる。
実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す斜視図である。 実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す底面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、床面材を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造の変形例を模式的に表す断面図である。 実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造の変形例を模式的に表す底面図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室ユニットを模式的に表す斜視図である。
図1に表したように、浴室ユニット2は、洗い場床10と、浴槽60と、壁パネル71a〜71fと、を備える。
浴槽60の底部の裏面における四隅近傍には、支持脚61が設けられ、その支持脚61を介して、浴槽60は浴室設置面(例えば、建物の床)100の上に設置される。支持脚61の先端側(下端側)にはボルト部が設けられ、そのボルト部を回転させることで支持脚61の高さが調整可能となっている。
浴槽60の横の空間における底部に、洗い場床10が設置されている。洗い場床10の表面15aは、浴室外部に水を漏出させない防水性を有する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。
洗い場床10の裏側(下方側)において、浴槽60との境界部近傍には排水配管62が設けられている。洗い場床10において、例えば浴槽60との境界部近傍には、排水配管62に連通する排水口(図1では、着脱自在の蓋63で塞がれている)が形成されている。排水口が設けられた部分はくぼんでおり、洗い場床10の表面15aには、排水口に向けて下向き傾斜した排水勾配が付けられている。また、浴槽60の底部に設けられた図示しない排水口も、排水配管62に接続されている。
図1において2点鎖線で表すように、浴槽60のリムの上には壁パネル71a〜71cが設置されている。また、洗い場床10の周縁部の上には、壁パネル71d〜71fが設置されている。また、壁パネル71fには図示しないドア取付枠を介してドアが取り付けられる。
浴槽60と洗い場床10との境界には、浴槽60における洗い場床10側の側面を覆い隠すバスエプロン67が設けられている。なお、浴槽60の構造によっては、バスエプロン67を設けなくてよいものもある。
また、バスエプロン67の長手方向の一端側と、壁パネル71dとの間には小パネル65bが設けられている。また、バスエプロン67の長手方向の他端側と、壁パネル71fとの間には小パネル65aが設けられている。小パネル65a、65bは、必要に応じて設けられ、省略可能である。
図2は、実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す斜視図である。
図2に表したように、洗い場床10は、床本体15と、フレーム体30と、を備える。床本体15は、床面材11と、クッション層12と、表面材13とを有する。床面材11、クッション層12、及び表面材13は、いずれも樹脂により形成されている。
床本体15の床面材11は、フレーム体30の上に載置され、フレーム体30に支持される。床面材11は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成されている。
床面材11は、熱可塑性発泡樹脂により形成されている。熱可塑性発泡樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが挙げられる。本実施形態では、一例として発泡ポリプロピレンが用いられている。
床面材11には、排水口用の開口部21が形成されている。開口部21が設けられた部分は、凹形状に形成されている。また、床面材11の表面には、開口部21に向けて下方に傾斜した排水勾配が形成されている。
表面材13は、クッション層12を介して床面材11の上に設けられている。クッション層12は、床面材11と表面材13との間に設けられている。クッション層12には、排水口用の開口部22が形成されている。
クッション層12は、使用者に床面の柔らかい使用感を与える。クッション層12の材料としては、例えば発泡ポリウレタン等の軟質素材が用いられている。クッション層12の硬さ(柔らかさ)を変えることで、床面の硬さ(柔らかさ)の仕様を変更することができる。
クッション層12の硬さは、床面材11の硬さよりも低い。また、クッション層12の硬さは、表面材13の硬さよりも低い。換言すれば、クッション層12の反発弾性は、床面材11の反発弾性及び表面材13の反発弾性よりも低い。ここで、反発弾性は、例えば、日本工業規格のJIS K 6400−3に規定されている「反発弾性」の測定方法及び測定条件に基づいて決定することができる。この方法では、試験片の上に鋼球を落下させ、跳ね返った高さを測定する。3片の試験片のそれぞれについて、跳ね返った高さの測定値の中央値を求め、それら全体の中央値を「反発弾性」とする。上記の方法で得られるクッション層12の反発弾性を、床面材11の反発弾性及び表面材13の反発弾性よりも低くする。これにより、クッション層12において、高いクッション性を得ることができる。そして、床本体15において、良好な踏み心地を得ることができる。
クッション層12の硬さは、例えば、25%圧縮した際に、0.01MPa〜0.95MPa程度の反発力であることが好ましい。クッション層12の硬さは、例えば、23℃の環境下において25%圧縮した際に、0.06MPa程度の反発力であることが、より好適である。25%圧縮とは、例えば、10mmを7.5mmまで圧縮することである。
表面材13は、床面材11及びクッション層12の上面を覆い、床本体15(洗い場床10)の表面15aを形成する。表面材13は、床本体15の表面15aに外観意匠性および防水性を与える。
表面材13の材料としては、防水性及び可撓性を有する軟質樹脂シート材が用いられている。表面材13の表面には、床本体15の表面15aの意匠性や水はけ性を向上させるために、凹凸加工や柄模様を施したりすることも可能である。
表面材13には、排水口用の開口部23が形成されている。また、表面材13の表面には、開口部23に向けて下方に傾斜した排水勾配が形成されている。床面材11の排水勾配及び表面材13の排水勾配により、排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配が、床本体15の表面15aに形成される。
フレーム体30は、床本体15を下方から支持する。フレーム体30は、外枠31と、格子部32と、支持脚33とを有する。外枠31、格子部32、及び支持脚33は、例えば、金属製である。外枠31及び格子部32は、例えば鋼材を組み合わせて形成され、樹脂から形成されている床本体15よりも十分に高い強度を有する。但し、外枠31、格子部32、及び支持脚33の材料は、金属に限定されるものではない。外枠31、格子部32、及び支持脚33の材料は、例えば、FRP(Fiber-Reinforced Plastics)などの硬質な樹脂材料などでもよい。外枠31、格子部32、及び支持脚33の材料は、床本体15よりも高い強度を有する任意の材料でよい。
外枠31は、4本のフレーム31a〜31dを有する。4本のフレーム31a〜31dは、四角形状に組み合わされ、外枠31の外形(アウトライン)を形成する。フレーム31aとフレーム31bとが平行に延び、フレーム31cとフレーム31dとが平行に延びている。4本のフレーム31a〜31dが形成する四角形状領域の面積は、床本体15が形成する四角形状領域の面積とほぼ同じである。
フレーム31a、31bの長さは、フレーム31c、31dの長さよりも長い。外枠31は、例えば、上面視において長方形状である。フレーム31a、31bは、第1水平方向HD1に延びる。フレーム31c、31dは、第1水平方向HD1と直交する第2水平方向HD2に延びる。第1水平方向HD1は、例えば、長方形状の外枠31の長手方向であり、第2水平方向HD2は、例えば、長方形状の外枠31の短手方向である。第1水平方向HD1は、換言すれば、洗い場床10と浴槽60とが並ぶ方向と直交する方向であり、第2水平方向HD2は、換言すれば、洗い場床10と浴槽60とが並ぶ方向と平行な方向である。
格子部32は、外枠31の内側を格子状に仕切る。格子部32は、例えば、床本体15の外枠31よりも内側の部分を支持することにより、床本体15の撓みを抑制する。このように、格子部32を設けることにより、フレーム体30によって、より適切に床本体15を支持することができる。
格子部32は、例えば、複数の第1延在部41と、複数の第2延在部42と、を有する。各第1延在部41は、第1水平方向HD1に延び、第2水平方向HD2に並ぶ。各第2延在部42は、第2水平方向HD2に延び、第1水平方向HD1に並ぶ。これにより、格子部32は、複数の矩形状の隙間が第1水平方向HD1及び第2水平方向HD2に並ぶように、外枠31の内側を仕切る。
また、複数の第1延在部41の一部41aは、フレーム31cとフレーム31dとの間に設けられる。複数の第1延在部41の別の一部41bは、第2延在部42の間に設けられる。このように、延在部は、外枠31のフレーム間の全体に延びてもよいし、外枠31のフレーム間の一部分のみに延びてもよい。
但し、格子部32の構成は、上記に限定されるものではない。格子部32は、例えば、複数の第1延在部41のみを有する構成でもよいし、複数の第2延在部42のみを有する構成でもよい。また、複数の延在部の延びる方向は、第1水平方向HD1及び第2水平方向HD2と異なる方向でもよい。格子部32の構成は、外枠31の内側を格子状に仕切り、床本体15を適切に支持することができる任意の構成でよい。
フレーム体30は、例えば、長方形状の外枠31の四隅に対応して設けられた4本の支持脚33を有する。各支持脚33は、格子部32の下面に設けられている。各支持脚33は、格子部32の下面から下方(設置面側)に向かって延びている。各支持脚33は、外枠31の下面に設けてもよい。
フレーム体30は、各支持脚33を介して設置面100の上に設置される。各支持脚33の先端側(下端側)にはボルト部が設けられ、そのボルト部を回転させることで各支持脚33の高さが調整可能となっている。各支持脚33の高さ調整により、フレーム体30の上に支持される床本体15の設置高さや水平度が調整される。
また、格子部32には、排水口用の開口部34が形成されたプレートが設けられている。フレーム体30、床面材11、クッション層12および表面材13は、それぞれの開口部21、22、23、34の位置を合わせて重ねられる。各開口部21、22、23、34の内側には、排水ピットが設けられる。排水ピットは、樹脂により形成され、非透水性を有する。排水ピットの内側には、排水口が設けられる。この排水口は、排水配管62と接続される。これにより、床本体15(洗い場床10)の表面15aに流れた水が、排水ピットなどを介して排水配管62に排水される。
図3は、実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す底面図である。
図4は、実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す断面図である。
図4は、図3のA1−A2線断面を模式的に表す。
図3及び図4に表したように、洗い場床10は、支持材50をさらに備える。支持材50は、床面材11に設けられる。支持材50は、例えば、少なくとも上面が床面材11の内部に配置されている。支持材50は、例えば、床本体15の内部に設けられる。支持材50は、例えば、床面材11の下部に埋め込まれている。これにより、支持材50は、床面材11とともにフレーム体30の上に載置される。
支持材50は、床面材11よりも高い剛性を有する。支持材50には、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄などの金属材料、あるいは熱硬化性樹脂材料などが用いられる。これにより、支持材50は、床面材11の沈み込みを抑制する。
支持材50は、床本体15の表面15aよりも下方に設けられるとともに、フレーム体30に対して直接的に固定されることなく、フレーム体30の上に設けられる。なお、本発明において、支持材50がフレーム体30に対して「直接的に固定されている」とは、支持材50がフレーム体30に螺子止め固定されていたり、接着剤等で接着固定されていること等である。一方で、本発明において、支持材50がフレーム体30に対して「直接的に固定されていない」とは、支持材50がフレーム体30に対して「間接的にのみ固定されている」ものも定義に含まれる。例えば、支持材50が固定されている床本体15が、フレーム体30に嵌合固定されているものも、定義に含まれる。
このように、支持材50は、ネジ止めや接着などによって直接的にフレーム体30に固定されるものではない。直接的に固定されていない状態とは、例えば、工具などを用いることなく、フレーム体30に対して容易に着脱できる状態である。例えば、フレーム体30の上に単純に載っているだけの状態である。支持材50は、フレーム体30に対して着脱可能である。
但し、支持材50は、浴室ユニット2を組み上げた状態においては、例えば、床面材11及び床本体15の排水口に設けられた締付フランジ(排水ピットと排水配管62との接続部材)などを介して間接的にフレーム体30に固定されている可能性はある。支持材50は、少なくともフレーム体30及び床面材11の施工の段階においては、フレーム体30に対して固定されることなく着脱可能である。
支持材50は、複数の第1横支持材51a〜51gと、複数の第2横支持材52a、52bと、を有する。第1横支持材51a〜51gは、第1水平方向HD1に延び、高さ方向に厚みを有する。第1横支持材51a〜51gの高さ方向の厚みは、例えば、10mm以上150mm以下である。第1横支持材51a、51c、51e、51f、51gは、例えば、第1水平方向HD1に延び、第2水平方向HD2に並ぶ。同様に、第1横支持材51b、51d、51e、51f、51gは、例えば、第1水平方向HD1に延び、第2水平方向HD2に並ぶ。また、第1横支持材51a、51bは、第1水平方向HD1に並ぶ。第1横支持材51c、51dは、第1水平方向HD1に並ぶ。
第2横支持材52a、52bは、第2水平方向HD2に延び、第1水平方向HD1に並ぶ。第2横支持材52a、52bは、高さ方向に厚みを有する。第2横支持材52a、52bの高さ方向の厚みは、例えば、10mm以上150mm以下である。第1横支持材51a〜51gは、第2横支持材52a、52bの間に設けられている。
但し、第1横支持材及び第2横支持材の数や配置などは、上記に限ることなく、任意でよい。複数の横支持材の延びる方向は、第1水平方向HD1や第2水平方向HD2に限ることなく、任意の水平方向でよい。
複数の第1横支持材51a〜51gの上端は、床面材11の下端11aよりも上方に位置する。また、複数の第1横支持材51a〜51fの下端は、床面材11の下端11aと略面一である。これにより、図4に表したように、床面材11をフレーム体30の上に載置した際に、第1横支持材51a〜51fもフレーム体30の上に載置される。
ここで、「略面一」とは、例えば、第1横支持材の下端と床面材11の下端11aとの高さの差が、±3mm以下の状態である。なお、第1横支持材51gのように、第1横支持材の下端は、床面材11の下端11aよりも上方に位置してもよい。反対に、第1横支持材の下端は、床面材11の下端11aよりも下方に位置してもよい。
同様に、第2横支持材52a、52bの上端は、床面材11の下端11aよりも上方に位置する。第2横支持材52a、52bの下端は、例えば、床面材11の下端11aよりも上方に位置する。第2横支持材52a、52bの下端は、床面材11の下端11aと略面一でもよいし、下端11aよりも下方に位置してもよい。
第1横支持材51a〜51fは、例えば、断面略矩形の角パイプ状(四角筒状)である。一方、第1横支持材51gは、例えば、断面略円形の丸パイプ状(円筒状)である。また、第2横支持材52a、52bは、例えば、断面略円形の丸パイプ状である。角パイプは、丸パイプと比べて高い剛性を有する反面、丸パイプよりも高価である。従って、床本体15の表面15aが排水勾配を有する場合には、排水口(排水勾配の最下点)に近く、床本体15の厚さの薄い部分には、角パイプ状の横支持材を用い、外周付近の床本体15の厚さの厚い部分には、丸パイプ状の横支持材を用いる。例えば、複数の横支持材の中で最も排水口に近い横支持材には、角パイプを用い、複数の横支持材の中で最も排水口から遠い横支持材には、丸パイプを用いる。これにより、床面材11の沈み込みを適切に抑制しつつ、洗い場床10の製造コストを抑制することができる。
複数の第1横支持材51a〜51g及び第2横支持材52a、52bは、上面視において、少なくとも一部がフレーム体30の外枠31及び格子部32と重ならない位置に配置されている。
格子部32の複数の第1延在部41は、複数の第1横支持材51a〜51gと同方向に延びる。上面視において、複数の第1延在部41と複数の第1横支持材51a〜51gとの間隔PT1は、10cm以下である。換言すれば、上面視において、複数の第1延在部41と複数の第1横支持材51a〜51gとの間に空く隙間の大きさは、10cm以下である。ここで、隙間の大きさとは、複数の第1延在部41と複数の第1横支持材51a〜51gとの間に空く隙間内に収まることが可能な円の最大直径を表す。
格子部32の複数の第2延在部42は、複数の第2横支持材52a、52bと同方向に延びる。上面視において、複数の第2延在部42と複数の第2横支持材52a、52bとの間隔PT2は、10cm以下である。間隔PT1、PT2は、より詳しくは、延在部と、これに隣接する横支持材との間隔である。
複数の第1延在部41の一部の間には、複数の第1横支持材51d〜51fが配置されている。これにより、複数の第1延在部41の一部の間隔PT3を14cm以上にすることができる。また、複数の第2延在部42の一部の間隔PT4は、14cm以上である。
図3及び図4に表したように、洗い場床10は、クッション部54をさらに備える。クッション部54は、支持材50とフレーム体30との間に設けられる。クッション部54は、支持材50及びフレーム体30よりも低い剛性を有する。クッション部54は、例えば、弾性を有する。クッション部54には、例えば、床面材11と同様の熱可塑性発泡樹脂が用いられる。クッション部54は、例えば、厚さ1mm〜5mm程度の熱可塑性発泡樹脂のシートである。但し、クッション部54の材料は、上記に限ることなく、支持材50及びフレーム体30よりも低い剛性(弾性)を有する任意の材料でよい。
図5は、実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造を模式的に表す断面図である。
図5は、図3のB1−B2線断面を模式的に表す。
図5に表したように、床面材11の上面11bには、凹凸が形成されている。クッション層12の厚さTH1は、床面材11の上面11bに形成された凹凸の高低差DE1よりも大きい。
クッション層12の厚さTH1は、例えば、クッション層12において最も薄い部分の厚さである。クッション層12の厚さTH1は、例えば、支持材50の上方に位置する部分において、最も薄くなる。クッション層12の厚さTH1は、換言すれば、クッション層12において支持材50の上方に位置する部分の厚さである。
床面材11の上面11bに形成された凹凸の高低差DE1は、例えば、上面11bの凹凸のうちの互いに隣接する凹部と凸部とにおいて、凹部の最も低い位置と凸部の最も高い位置との間の上下方向の高さの差である。凸部は、例えば、上面11bにおいて、支持材50の上方に位置する部分である。凹部は、例えば、上面11bにおいて、2つの支持材50の間に位置する部分である。
図6(a)及び図6(b)は、床面材を模式的に表す断面図である。
図6(a)及び図6(b)の断面は、図5と実質的に同じ部分の断面を模式的に表している。
図6(a)は、床面材11の形成途中又は形成直後の状態を模式的に表している。床面材11は、例えば、発泡剤に熱を加え、発泡剤を型内で発泡させることによって形成される。このため、床面材11の形成途中又は形成直後の状態では、床面材11の上面11bは、型の形状に応じた凹凸の無い平坦な平面状に形成される。床面材11の形成途中又は形成直後の状態とは、換言すれば、床面材11が熱を持っている状態である。
図6(b)は、床面材11を形成した後、床面材11が常温まで冷えた状態を模式的に表している。図6(b)に表したように、床面材11が冷えると、上面11bに微細な凹凸が生じてしまう場合がある。出願人は、鋭意の検討の結果、凹凸の一因が、熱収縮量の差であることを見出した。
支持材50を床面材11の内部に一体成形した場合、支持材50が有る部分と、支持材50が無い部分と、では、床面材11自体の厚さが変化する。支持材50が有る部分の床面材11自体の厚さTf1は、支持材50が無い部分の床面材11自体の厚さTf2よりも薄くなる。床面材11の熱収縮量は、厚さにともなって大きくなる。すなわち、出願人は、床面材11自体の厚さの違いに起因する熱収縮量の差によって、床面材11の上面11bに微細な凹凸が生じてしまうことを見出した。こうした床面材11の上面11bの凹凸は、踏み心地に影響を与えてしまう。
これに対して、本実施形態に係る洗い場床10(浴室洗い場床構造)では、床面材11と表面材13との間にクッション層12を設けている。支持材50を内部に設けたことによって床面材11自体の厚さに違いが生じ、熱収縮量の差によって床面材11の上面11bに微細な凹凸が生じた場合にも、クッション層12を設けることによって、床面材11の上面11bの凹凸による踏み心地の悪化を抑制することができる。
例えば、図5に表したように、クッション層12を設けることにより、床面材11の上面11bの凹凸が、床本体15(洗い場床10)の表面15a(表面材13の表面)に転写されてしまうことを抑制することができる。クッション層12を設けることにより、床本体15の表面15aに凹凸が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、例えば、床本体15の表面15aの凹凸によって洗い場床10の美観が低下してしまうことを抑制することもできる。
また、洗い場床10では、クッション層12の厚さTH1を、床面材11の上面11bに形成された凹凸の高低差DE1よりも大きくしている。これにより、上面11bの凹凸に対して適切なクッション性を持たせ、床面材11の上面11bの凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。
また、洗い場床10では、床本体15の表面15aよりも下方に設けられるとともに、フレーム体30に対して直接的に固定されることなくフレーム体30の上に設けられ、床面材11よりも高い剛性を有し、床面材11の沈み込みを抑制する支持材50を備えたことにより、フレーム体30の上に熱可塑性樹脂製の床面材11を配置した際にも、人が洗い場床10に載った際の荷重によって、床面材11が大きく沈み込んでしまうことを抑制することができる。また、間隔の狭い格子などをフレーム体30に設ける必要が無く、フレーム体30の下方の視認性を確保し、かつ支持脚33の調整などをし易くすることができる。従って、床面材11が大きく沈み込んで歩き心地が悪くなる問題や、洗い場床10に必要な排水勾配が適切に維持できないといった問題を解決しつつ、施工性を向上させることができる。
また、洗い場床10では、高さ方向に厚みを有する複数の第1横支持材51a〜51g及び複数の第2横支持材52a、52bによって、床面材11が大きく沈み込んでしまうことを、より確実に抑制することができる。さらに、第1横支持材51a〜51g及び第2横支持材52a、52bの上端が、床面材11の下端11aよりも上方に位置することにより、第1横支持材51a〜51g及び第2横支持材52a、52bが配置されている箇所と配置されていない箇所とで、床面材11の底部に大きな段差が生じてしまうことを抑制でき、意図した洗い場床10の排水勾配を、より適切に維持することができる。
また、洗い場床10では、第1横支持材51a〜51g及び第2横支持材52a、52bが、上面視において、少なくとも一部がフレーム体30の外枠31及び格子部32と重ならない位置に配置されていることにより、横支持材の本数が少ない場合であっても、床面材11が沈み込んでしまうことを、より確実に抑制することができる。
また、洗い場床10では、上面視において、複数の第1延在部41と複数の第1横支持材51a〜51gとの間隔PT1が、10cm以下であり、複数の第2延在部42と複数の第2横支持材52a、52bとの間隔PT2が、10cm以下である。これにより、複数の第1延在部41、第2延在部42、第1横支持材51a〜51g、及び第2横支持材52a、52bによって、しっかりと床面材11の沈み込みを抑制することができる。
間隔PT1、PT2は、より好ましくは、7cm以下である。間隔PT1、PT2を7cm以下とすることにより、例えば、二足歩行可能な年齢以上の人の足のサイズよりも間隔PT1、PT2を小さくすることができる。従って、洗い場床10上に人が立って荷重がかかっても、足の裏からの荷重をフレーム体30及び支持材50で受けることができ、大きく撓まないようにすることができる。このため、より安定感のある洗い場床10を提供することができる。このように、間隔PT1、PT2は、子供の足のサイズを鑑みると、7cm以下がより好ましい。
洗い場床10では、第1横支持材51a〜51g及び第2横支持材52a、52b同士の間に床面材11の一部が設けられている。換言すれば、インサートされた第1横支持材51a〜51g、及び第2横支持材52a、52b同士の間に床面材11の一部が充填されている。この場合、床面材11の下方への沈み込み、及び幅方向への広がりを、挟んでいる複数の横支持材によって抑制することができる。従って、例えば、間隔PT1、PT2を7cm〜10cmの範囲に設定したとしても、比較的体重の軽い7cm程度の足のサイズの子供の荷重によって、床面材11が大きく沈み込んでしまうことを、より確実に抑制することができる。
例えば、上記のように、複数の第1延在部41の一部の間隔PT3、及び複数の第2延在部42の一部の間隔PT4を、14cm以上にすることができる。これにより、施工者の腕などをフレーム体30の下方に入れ易くし、施工性をより向上させることができる。
また、洗い場床10では、クッション部54をさらに備えることにより、支持材50に荷重が掛かった際に、金属製のフレーム体30に当接することで異音が発生したり、フレーム体30や支持材50が破損してしまったりすることを抑制することができる。
図7は、実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造の変形例を模式的に表す断面図である。
なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に表したように、洗い場床10aでは、支持材50(第1横支持材51a、51c、51e、51f、51g)の下端が、床面材11の下端11aよりも上方に位置する。また、洗い場床10aでは、床面材11の一部が、支持材50の下方に延在している。換言すれば、洗い場床10aでは、支持材50が、床面材11内に埋設されている。これにより、洗い場床10aでは、支持材50の下方に延在した床面材11の一部が、クッション部11cとして機能する。
このように、クッション部は、別部材として設けることなく、床面材11の一部をクッション部11cとして利用してもよい。この場合にも、別のクッション部54を設けた場合と同様に、異音の発生や破損などを抑制することができる。
図7に表したように、床本体15は、排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配を表面15aに有する。クッション層12の上面12aの高さは、床本体15の排水勾配に沿って低くなる。換言すれば、クッション層12の上面12aは、排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配を有する。
クッション層12の上面12aは、例えば、床本体15の表面15aと略平行である。クッション層12の上面12aと床本体15の表面15aとが略平行な状態とは、例えば、上面12aと表面15aとの間の上下方向の距離の最大値と最小値との差が、3mm以下の状態である。
複数の第1横支持材51a〜51f(支持材50)の上面高さ(上端の位置)は、床本体15の表面15aの排水勾配に沿って低くなる。複数の第1横支持材51a〜51fの上面から床面材11の上面11bまでの高さ方向の距離DTの差は、例えば、クッション層12の厚さTH1よりも小さい。複数の第1横支持材51a〜51fの上面から床面材11の上面11bまでの高さ方向の距離DTは、例えば、複数の第1横支持材51a〜51fのそれぞれにおいて、略同一である。
ここで、各第1横支持材51a〜51fの距離DTが略同一な状態とは、例えば、各第1横支持材51a〜51fの距離DTの偏差が、距離DTの平均値の±20%以内にある状態である。あるいは、各第1横支持材51a〜51fの距離DTの最大値と最小値との差が、10mm以下の状態である。距離DTは、例えば、床本体15の表面15aの排水勾配や、表面15aに設けられた凹凸加工の範囲などにおいて変化してもよい。
複数の第2横支持材52a、52bの上面高さは、例えば、床本体15の表面15aの排水勾配に沿って変化する。複数の第2横支持材52a、52bの上面から床面材11の上面11bまでの高さ方向の距離は、例えば、複数の第1横支持材51a〜51f及び複数の第2横支持材52a、52bのそれぞれにおいて、略同一である。
例えば、複数の第2横支持材52a、52bの上端が、複数の第1横支持材51a〜51fの上端よりも下方に位置する場合などには、複数の第2横支持材52a、52bによって洗い場床10の踏み心地に影響を与えてしまう可能性が低いと考えられる。従って、このような場合には、複数の第2横支持材52a、52bの上面高さを、床本体15の表面15aの排水勾配に沿って変化させなくてもよい。
このように、洗い場床10aでは、クッション層12の上面12aの高さ及び支持材50の上面高さが、床本体15の排水勾配に沿って低くなる。これにより、排水勾配によって踏み心地に差が生じることを抑制し、床面材11の上面11bの凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。
また、洗い場床10aでは、複数の支持材50の上面から床面材11の上面11bまでの距離DTの差が、クッション層12の厚さTH1よりも小さい。これにより、距離DTの差によって踏み心地に差が生じることを抑制し、床面材11の上面11bの凹凸による踏み心地の悪化をより抑制することができる。そして、複数の支持材50の上面から床面材11の上面11bまでの高さ方向の距離DTを、複数の支持材50のそれぞれにおいて略同一とすることにより、床面材11の上面11bの凹凸による踏み心地の悪化を、より確実に抑制することができる。
図8は、実施形態に係る浴室ユニットの洗い場床構造の変形例を模式的に表す底面図である。
図8に表したように、洗い場床10bでは、支持材50が、複数の第1横支持材51と、複数の第2横支持材52と、を有する。複数の第1横支持材51は、第1水平方向HD1に延び、第2水平方向HD2に並ぶ。複数の第2横支持材52は、第2水平方向HD2に延び、第1水平方向HD1に並ぶ。そして、洗い場床10bでは、複数の第1横支持材51が、複数の第2横支持材52と接続されている。洗い場床10bでは、支持材50が、格子状の1つの部材として構成されている。このように、支持材50は、1つの部材で構成してもよいし、図3などに関して説明したように、それぞれ独立した複数の部材で構成してもよい。
また、洗い場床10bでは、上面視において、複数の第1横支持材51のそれぞれの間隔PT11が、10cm以下である。換言すれば、上面視において、複数の第1横支持材51のそれぞれの間に空く隙間の大きさが、10cm以下である。
このように、支持材50において、間隔PT11が10cm以下となるようにしてもよい。これにより、施工性を向上させつつ、床面材11の沈み込みを、より確実に抑制することができる。また、このように、間隔PT11を10cm以下とする場合には、フレーム体30の格子部32を省略してもよい。これにより、床面材11の沈み込みを抑制しつつ、施工性をより向上させることができる。なお、間隔PT11は、子供の足のサイズを鑑みると、7cm以下がより好ましい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 浴室ユニット、 10、10a、10b 洗い場床、 11 床面材、 11a 下端、 11b 上面、 11c クッション部、 12 クッション層、 13 表面材、 15 床本体、 15a 表面、 21 開口部、 22 開口部、 23 開口部、 30 フレーム体、 31 外枠、 31a〜31d フレーム、 32 格子部、 33 支持脚、 34 開口部、 41 第1延在部、 42 第2延在部、 50 支持材、 51、51a〜51g 第1横支持材、 52、52a、52b 第2横支持材、 54 クッション部、 60 浴槽、 61 支持脚、 62 排水配管、 63 蓋、 65a 小パネル、 65b 小パネル、 67 バスエプロン、 71a〜71f 壁パネル、 100 設置面

Claims (5)

  1. 熱可塑性発泡樹脂により形成された床面材と、前記床面材の上に設けられ洗い場床の表面を形成する表面材と、を有する床本体と、
    外枠と、前記外枠の内側を格子状に仕切る格子部と、高さ調整可能な支持脚と、を有し、前記床本体を下方から支持するフレーム体と、
    前記床本体の内部に設けられ、前記床面材よりも高い剛性を有し、前記床面材の沈み込みを抑制する支持材と、
    を備え、
    前記床本体は、前記床面材と前記表面材との間に設けられたクッション層を有し、
    前記クッション層の硬さは、前記床面材の硬さよりも低いことを特徴とする浴室洗い場床構造。
  2. 前記クッション層の厚さは、前記床面材の上面に形成された凹凸の高低差よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の浴室洗い場床構造。
  3. 前記床本体は、排水口を有するとともに、前記排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配を表面に有し、
    前記クッション層の上面高さ及び前記支持材の上面高さは、前記床本体の前記排水勾配に沿って低くなることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室洗い場床構造。
  4. 前記支持材は、複数設けられ、
    前記複数の支持材の上面から前記床面材の上面までの距離の差は、前記クッション層の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項3記載の浴室洗い場床構造。
  5. 前記複数の支持材の上面から前記床面材の上面までの距離の差は、前記複数の支持材のそれぞれにおいて略同一であることを特徴とする請求項4記載の浴室洗い場床構造。
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