JP7193120B2 - 浴室の洗い場床パネル及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、かかる事情に鑑み、サンドイッチ構造の洗い場床パネルにおいて、特別仕様であってもパネル本体の金型費用の上昇を抑えて、洗い場床パネルを低価格で多品種少量生産可能とすることを目的とする。
発泡樹脂からなるパネル本体と、
前記パネル本体の上面に設けられた上側補強板と、
前記パネル本体の底部に設けられた下側補強板と、を備え、
前記パネル本体が、切断面が形成された第1パネル部と、前記切断面に合わさる合わせ面を有する第2パネル部を含み、
前記上側補強板が、前記切断面と前記合わせ面との合わせ目を上方から跨いで前記パネル本体の上面に被さるとともに、前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着され、
前記下側補強板が、前記合わせ目を下方から跨いで前記パネル本体の下面に被さるとともに、前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着されていることを特徴とする。
例えば、規定サイズ及び規定形状の定形パネル本体の幅方向の中間部又は奥行方向の中間部を切除して寸詰めすることによって前記合わせ目が形成される。これにより、定形パネル本体より幅寸法又は奥行寸法が小さい洗い場床パネルを作製できる。
例えば、定形パネル本体の一部分を切除することで、切欠部を有する第1パネル部が形成される。前記切欠部に第2パネル部を嵌め込む。第2パネル部を前記一部分とは異なる形状にすることによって、定形パネル本体とは異なる形状のパネル本体ひいては洗い場床パネルが得られる。左右勝手違い品についても簡単かつ安価に作製できる。
前記第2パネル部が、前記2つの縁部と交差する斜縁部を有していることが好ましい。
これによって、コーナーが斜めになった洗い場床パネルが得られる。前記斜めコーナーに例えば給水・給湯管や給水・給湯栓の配置スペースなどを確保できる。
これによって、第1、第2パネル部どうしを直接接着などする必要が無く、洗い場床パネルの組み立てを容易化できる。
第1、第2パネル部どうしは、互いの合わせ目において必ずしも突き当てられている必要はなく、第1、第2パネル部どうし間に若干の隙間が形成されていてもよい。隙間があっても、上下の補強板とのサンドイッチ構造にすることによって洗い場床パネルの所要強度を確保できる。
定形パネル本体を発泡成形し、
前記定形パネル本体を互いに平行な2つの切断線に沿って切断し、
前記定形パネル本体における前記2つの切断線どうし間に挟まれた部分を撤去し、
前記定形パネル本体における前記2つの切断線の外側の2つの部分のうち一方を第1パネル部、他方を第2パネル部として、前記2つの切断線どうしが重なるか近接するように、前記第1パネル部及び第2パネル部どうしを合わせることによって、これら第1、第2パネル部からなるパネル本体を形成し、
かつ下側補強板を、前記第1、第2パネル部どうしの合わせ目を下方から跨ぐようにして前記パネル本体の下面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させ、
上側補強板を、前記合わせ目を上方から跨ぐようにして前記パネル本体の上面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させることを特徴とする。
これによって、定形パネル本体を寸詰めした形状・寸法の洗い場床パネルを作製できる。
第1、第2パネル部どうしを合わせてパネル本体を形成する工程と、下側補強板又は上側補強板を第1、第2パネル部に被せて接着させる工程とは、同時併行して行ってもよく、時間的に前後して行ってもよい。
定形パネル本体を発泡成形し、
前記定形パネル本体の一部分を切除することによって、前記定形パネル本体の前記一部分以外の部分からなる第1パネル部を形成し、
前記一部分とは異なる形状の第2パネル部を、前記第1パネル部の前記一部分に形成された切欠部に嵌め込むことによって、これら第1、第2パネル部からなるパネル本体を形成し、
かつ下側補強板を、前記第1、第2パネル部どうしの合わせ目を下方から跨ぐようにして前記パネル本体の下面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させ、
上側補強板を、前記合わせ目を上方から跨ぐようにして前記パネル本体の上面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させることを特徴とする。
前記一部分は、前記定形パネル本体のコーナーであることが好ましい。
これによって、コーナー等の一部分の形状が定形パネル本体とは異なる洗い場床パネルを作製できる。左右勝手違い品についても簡単かつ安価に作製できる。
第1パネルの切欠部に第2パネル部を嵌めてパネル本体を形成する工程と、下側補強板又は上側補強板を第1、第2パネル部に被せて接着させる工程とは、同時併行して行ってもよく、時間的に前後して行ってもよい。
これによって、定形パネル本体用の規定金型の構成をより簡素にでき、金型費用を一層安価にできる。
図1~図6は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1及び図2に示すように、浴室1は、浴槽2と、洗い場床パネル3を備えたユニットバスによって構成されている。洗い場に洗い場床パネル3が設けられている。図2に示すように、洗い場床パネル3は、サンドイッチパネル3a(サンドイッチ構造体)と、表層シート30を備えている。
補強板21,22は、それぞれ鋼板などの金属板によって構成されている。補強板21,22の厚みは、例えば0.5mm~1.2mm程度である。
なお、立ち上り補強部材25が、立ち上り部15の洗い場側面にも被さっていてもよい。
表層シート30の材質は、例えば軟質塩化ビニル樹脂(PVC)であるが、これに限られずシリコンラバー等であってもよい。表層シート30の厚みは、好ましくは2mm~4mm程度であるが、必ずしも前記数値に限定されるものではない。表層シート30は、防水性を有している。更に、表層シート30によって、洗い場床パネル3の温熱感性及びクッション性が確保されている。図4に示すように、表層シート30の裏面のほぼ全域に両面粘着テープ32が設けられている。両面粘着テープ32が上側補強板21に貼り付けられている。
詳述すると、図1に示すように、洗い場床パネル3のパネル本体10は、第1パネル部11と、第2パネル部12を含む。これらパネル部11,12が、浴槽2と洗い場床パネル3を結ぶ奥行方向(図1において左右)に並んで配置されている。例えば、浴槽2側に第1パネル部11が配置され、浴槽2とは反対側に第2パネル部12が配置されている。パネル本体10の中間部に2つのパネル部11,12の合わせ目10aが形成されている。合わせ目10aは、パネル本体10の幅方向(図1において上下)に延びている。パネル本体10が、合わせ目10aにおいて分割されている。
逆に言うと、パネル本体10ひいては洗い場床パネル3は、規定サイズより奥行(図の左右寸法)が小さい。
定形パネル本体19の上面には、排水口4が配置された浴槽側の端部を除く3つの端部から排水口4へ向かって下へ傾く水流れ勾配が形成されている。
図2に示すように、第1パネル部11には、前記帯状部分19cの切除による切断面11aが形成されている。同じく、第2パネル部12には、前記帯状部分19cの切除による切断面12a(合わせ面)が形成されている。これらパネル部11,12の切断面11a,12aどうしが合わさり、合わせ目10aが形成されている。
なお、合わせ目10aにおいてパネル部11,12どうしが必ずしも突き当てられている必要はなく、これらパネル部11,12どうし間に若干の隙間が形成されていてもよい。
上側補強板21は、合わせ目10aを上方から跨ぎ、第1パネル部11の上面及び第2パネル部12の上面とそれぞれ接着されている。
下側補強板22は、合わせ目10aを下方から跨ぎ、第1パネル部11の下面及び第2パネル部12の下面とそれぞれ接着されている。
なお、段差10dの高さは、切除部分19cの幅及び水流勾配の角度によるが、1mm未満~数mm程度である。
規定の発泡成形金型(図示せず)を用意して、規定サイズ及び規定形状の定形パネル本体19(図6)を発泡成形する。
図6に示すように、定形パネル本体19を幅方向に延びる2つの平行な切断線19a,19bに沿って切断する。
定形パネル本体19における2つの切断線19a,19bどうし間に挟まれた帯状部分19cを撤去する。
定形パネル本体19における切断線19a,19bの外側の2つの部分のうち、浴槽2側の部分(一方)を第1パネル部11とし、浴槽2とは反対側の部分(他方)を第2パネル部12とする。第1パネル部11には、一方の切断線19aによる切断面11aが形成される。第2パネル部12には、他方の切断線19bによる切断面12a(合わせ面)が形成される。
パネル部11,12及び補強板21,22を組立ラインに搬入する。
下側補強板22の上面の好ましくは全域に接着剤24を塗布する。
これによって、下側補強板22上において、第1パネル部11及び第2パネル部12どうしが合わさり、規定サイズより奥行方向に寸詰めされたパネル本体10が形成される。
言い換えると、パネル部11,12どうしを合わせてパネル本体10を形成するとともに、下側補強板22をパネル本体10の下面に被せて第1パネル部11及び第2パネル部12とそれぞれ接着させる。下側補強板22は、パネル部11,12どうしの合わせ目10aを下方から跨ぐ。
次に、上側補強板21をパネル本体10の上面に被せる。上側補強板21は、合わせ目10aを上方から跨ぎ、段差10dの上に被さる。
立ち上り部15には、押出成型品の立ち上り補強部材25を被せる。
これによって、サンドイッチパネル3aが形成される。
同時に、圧空熱プレス機の熱によって、熱硬化性接着剤23,24を硬化させる。これによって、上側補強板21が第1パネル部11の上面及び第2パネル部12の上面とそれぞれ接着(接合)される。かつ、下側補強板22が第1パネル部11の下面及び第2パネル部12の下面とそれぞれ接着(接合)される。
パネル部11,12どうしを合わせ目10aにおいて直接的に接合(接着等)する必要は無く、組み立て作業を容易化できる。パネル部11,12どうしの合わせ目10aに若干の隙間があっても、上下の補強板21,22とのサンドイッチ構造にすることによって、所要強度を確保できる。
この結果、製品価格の上昇を招くことなく、洗い場床パネル3を低価格で多品種少量生産でき、製品バリエーションを拡充できる。
<第2実施形態>
図7及び図8は、本発明の第2実施形態を示したものである。図7に示すように、第2実施形態の洗い場床パネル3Bにおいては、パネル本体10Bが幅方向(図7において上下)の2箇所において3つのパネル部11B,12B,12Bに分断されている。2つの分断箇所は、排水口4を挟んで幅方向の両側部にそれぞれ配置されている。これら分断箇所に合わせ目10f,10fが形成されている。各合わせ目10fは、パネル本体10Bの奥行方向(図7において左右)に延びている。中央の第1パネル部11Bと両端の第2パネル部12Bとが幅方向に対向している。
パネル本体10Bは、定形パネル本体19(図8)よりも幅寸法が小さい特別仕様となっている。
詳細な図示は省略するが、パネル本体10Bの上面及び下面にはそれぞれ補強板21,22が被せられている。補強板21,22は、2つの合わせ目10f,10fを跨ぎ、3つのパネル部11B,12B,12Bとそれぞれ接着されている。
これによって、定形パネル本体19を幅方向に寸詰めしたパネル本体10Bが形成される。ひいては、幅方向に寸詰めされた洗い場床パネル3Bを作製できる。
第2実施形態においても、必要な発泡成形金型としては、前記規定の発泡成形金型があればよく、パネル本体10B専用の特別仕様の発泡成形金型は不要である。排水口4を避けて分断することによって、排水口部材を一般仕様のものと共通化できる。
図9~図11は、本発明の第3実施形態を示したものである。第3実施形態の洗い場床パネル3Cのパネル本体10Cにおいては、浴槽側とは反対側(図9において右側)の片側(図9において上側)のコーナー10eが斜めになっている。
前記斜めコーナー10eの周辺部を除くパネル本体10Cの大部分は、第1パネル部11Cによって構成されている。パネル本体10Cの前記斜めコーナー10eは、第2パネル部12Cによって構成されている。
合わせ面12fが、切断面11fと合わさっている。合わせ面12gが、切断面11gと合わさっている。これによって、平面視で直角の合わせ目10gが形成されている。
詳細な図示は省略するが、パネル本体10Cの上面及び下面にはそれぞれ補強板21,22が被せられている。補強板21,22は、合わせ目10gを跨ぎ、第1パネル部11C及び第2パネル部12Cとそれぞれ接着されている。
別途、第2パネル部12Cを作製する。例えば、第2パネル部12Cは、それ専用の発泡成形金型によって発泡成形される。第2パネル部12Cは、斜縁部12eが有るために、定形パネル本体19の前記切除部分19eとは形状が異なっている。
そして、下側補強板22上で、第1パネル部11Cの切欠部11eに第2パネル部12Cを嵌め込む。
その後、上側補強板21を第1パネル部11C及び第2パネル部12C上に被せる。
斜めコーナー10eは、例えば給水・給湯管や給水・給湯栓の配置スペースなどとして利用できる。
これによって、左右勝手違いの洗い場床パネル3C’を簡単かつ安価に作製できる。
例えば、第2パネル部は、発泡成形品に限らず、FRPの圧縮成形品や射出成形品などであってもよい。
第1パネル部と第2パネル部とが、合わせ目において直接的に接合(接着等)されていてもよい。
第1実施形態(図1~図6)において、浴槽2側とは反対側のパネル部12が第1パネル部であり、浴槽2側のパネル部11が第2パネル部であってもよい。
第3実施形態(図9~図11)において、第2パネル部12Cの形状及び配置は適宜改変できる。
定形パネル本体19を2つに分割し、これら2つの分割パネル(第1パネル)の間に中間パネル(第2パネル)を介在させてもよい。これによって、定形パネル本体19より大きな洗い場床パネルを作製できる。
発泡成形金型によって、EPSからなるパネル本体を発泡成形した。パネル本体の幅寸法は、1823mm、奥行寸法は1076mmであった。
前記パネル本体の幅方向のちょうど中央部において奥行方向に切断し、第2実施形態の第1パネル部11B及び第2パネル部12Bに相当する2つのパネル部を得た。
これらパネル部を、切断面どうしを突き当てた状態で接着剤24を介して下側補強板22上に被せた。前記切断面どうしは突き当てただけで接着はしなかった。
かつ2つのパネル部の上面には接着剤23を介して上側補強板21を被せ、サンドイッチパネル3aとした。
下側補強板22として、厚み0.6mmの鋼板を用いた。
上側補強板21として、厚み0.8mmの鋼板を用いた。
接着剤23,24としては、熱硬化性2液混合ウレタン系接着剤を用いた。
前記サンドイッチパネル3aを圧空熱プレス機で上下に加圧するとともに加熱して接着剤23,24を硬化させた。
次に、サンドイッチパネル3aの上面に荷重板を載置して静荷重を加えた。サンドイッチパネル3aの上面と荷重板との間には、直径150mmのゴム板を介在させた。
荷重板の重さ(荷重)は、20kg、40kg、60kg、80kg、100kgの5通りとした。
荷重板を置く荷重印加箇所は、下記の4通りa~dとした
a.サンドイッチパネル3aの幅方向のちょうど中央部、かつ浴槽とは反対側の縁から浴槽側へ500mmの箇所(以下「中央部a」)
b.サンドイッチパネル3aの幅方向のちょうど中央部、かつ浴槽側の縁から浴槽とは反対側へ260mmの箇所(排水口4から浴槽とは反対側へ75mmの箇所)(以下「排水口側部b」)
c.サンドイッチパネル3aの幅方向のちょうど中央部、かつ浴槽とは反対側の縁から浴槽側へ75mmの箇所(以下「長辺中央部c」)
d.サンドイッチパネル3aの奥行方向のちょうど中央部、かつ幅方向の一方側(図6において下側)の縁から他方側へ75mmの箇所(以下「短辺中央部d」)
下側補強板22の下面における前記4箇所a,b,c,dに対応する箇所には、それぞれ歪センサを配置した。
各歪センサによってサンドイッチパネル3aの下方への撓み量を測定した(表1~5)。
さらに最大荷重100kgfについては、当該荷重を30秒間保持したときの撓み量と、その後、荷重を除去して30秒間経過したときの撓み量をも測定した。
その後、中央部aに荷重板を静置して、撓み量を測定した。
表5に示すように、前記衝撃荷重反復印加後の中央部aにおける最大撓み測定量は、1.29mmであった。
その点を除き、実施例1と同様にしてサンドイッチパネル3aを作製し、実施例1と同様の撓み量測定を行った(表6~10)。
表6~9に示すように、最大撓み測定量(静荷重のみ)は、中央部aで1.29mm、排水口側部bで1.91mm、長辺中央部cで1.91mm、短辺中央部dで0.88mmであった。
表10に示すように、衝撃荷重反復印加後の中央部aにおける最大撓み測定量は、1.30mmであった。
パネル部どうし間に多少の隙間があっても、パネル部どうしを突き当てた場合と同等の強度が得られた。
これら第1パネル部11及び第2パネル部12の切断面どうし間に5mmの間隙を形成した。
その点を除き、実施例1と同様にしてサンドイッチパネル3aを作製し、実施例1と同様の撓み量測定を行った(表11~15)。
表11~14に示すように、最大撓み測定量(静荷重のみ)は、中央部aで1.34mm、排水口側部bで2.01mm、長辺中央部cで2.10mm、短辺中央部dで0.99mmであった。
表15に示すように、衝撃荷重反復印加後の中央部aにおける最大撓み測定量は、1.39mmであった。
比較例として、実施例1~3と同様に発泡成形したパネル本体をパネル部に分割することなく、そのまま用いてサンドイッチパネル3aを作製した。
そして、実施例1と同様にして、撓み量(ベンチマーク)の測定を行った(表16~20)。
表16~19に示すように、最大撓み測定量(静荷重のみ)は、中央部aで1.35mm、排水口側部bで1.89mm、長辺中央部cで1.94mm、短辺中央部dで0.92mmであった。
表20に示すように、衝撃荷重反復印加後の中央部aにおける最大撓み測定量は、1.36mmであった。
この結果、パネル本体が第1パネル部及び第2パネル部に分割されていても(実施例1~3)、分割されていない場合(比較例1)と同等の強度が得られることが確認された。
2 浴槽
3 洗い場床パネル
3a サンドイッチパネル(サンドイッチ構造体)
3B,3C,3C’ 洗い場床パネル
10 パネル本体
10a 合わせ目
10B,10C,10C’ パネル本体
10d 段差
10e コーナー
10f,10g 合わせ目
11 第1パネル部
11a 切断面
11B,11C,11C’ 第1パネル部
11d 切断面
11e 切欠部
11f,11g 切断面
11x,11x’,11y 縁部
12 第2パネル部
12a 切断面(合わせ面)
12B,12C 第2パネル部
12d 切断面(合わせ面)
12e 斜縁部
12f,12g 合わせ面
19 定形パネル本体
19c,19d,19e 切除部分
20 補強殻体
21 上側補強板
22 下側補強板
23,24 接着剤
30 表層シート
31 洗い場床面
Claims (10)
- 浴室の洗い場に設けられる洗い場床パネルであって、
発泡樹脂からなるパネル本体と、
前記パネル本体の上面に設けられた上側補強板と、
前記パネル本体の底部に設けられた下側補強板と、を備え、
前記パネル本体が、切断面が形成された第1パネル部と、前記切断面に合わさる合わせ面を有する第2パネル部を含み、
前記上側補強板が、前記切断面と前記合わせ面との合わせ目を上方から跨いで前記パネル本体の上面に被さるとともに、前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着され、
前記下側補強板が、前記合わせ目を下方から跨いで前記パネル本体の下面に被さるとともに、前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着されていることを特徴とする洗い場床パネル。 - 前記合わせ目が、前記パネル本体を幅方向又は奥行方向に分断するように延びていることを特徴とする請求項1に記載の洗い場床パネル。
- 前記パネル本体の上面には水流れ勾配が形成され、
前記合わせ目において前記切断面と前記合わせ面のうち一方が他方より上へ突出されて段差が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗い場床パネル。 - 前記第1パネル部には前記切断面によって画成された切欠部が形成され、前記第2パネル部が前記切欠部に嵌められていることを特徴とする請求項1に記載の洗い場床パネル。
- 前記第1パネル部の直交する2つの縁部が交差するコーナーに前記切欠部が形成されており、
前記第2パネル部が、前記2つの縁部と交差する斜縁部を有していることを特徴とする請求項4に記載の洗い場床パネル。 - 前記第1パネル部と前記第2パネル部とが、前記合わせ目において接合されておらず、前記上側補強板及び前記下側補強板を介して間接的に接合されていることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の洗い場床パネル。
- 前記上側補強板が金属板であることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の洗い場床パネル。
- 浴室の洗い場床パネルを製造する方法であって、
定形パネル本体を発泡成形し、
前記定形パネル本体を互いに平行な2つの切断線に沿って切断し、
前記定形パネル本体における前記2つの切断線どうし間に挟まれた部分を撤去し、
前記定形パネル本体における前記2つの切断線の外側の2つの部分のうち一方を第1パネル部、他方を第2パネル部として、前記2つの切断線どうしが重なるか近接するように、前記第1パネル部及び第2パネル部どうしを合わせることによって、これら第1、第2パネル部からなるパネル本体を形成し、
かつ下側補強板を、前記第1、第2パネル部どうしの合わせ目を下方から跨ぐようにして前記パネル本体の下面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させ、
上側補強板を、前記合わせ目を上方から跨ぐようにして前記パネル本体の上面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させることを特徴とする洗い場床パネルの製造方法。 - 浴室の洗い場床パネルを製造する方法であって、
定形パネル本体を発泡成形し、
前記定形パネル本体の一部分を切除することによって、前記定形パネル本体の前記一部分以外の部分からなる第1パネル部を形成し、
前記一部分とは異なる形状の第2パネル部を、前記第1パネル部の前記一部分に形成された切欠部に嵌め込むことによって、これら第1、第2パネル部からなるパネル本体を形成し、
かつ下側補強板を、前記第1、第2パネル部どうしの合わせ目を下方から跨ぐようにして前記パネル本体の下面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させ、
上側補強板を、前記合わせ目を上方から跨ぐようにして前記パネル本体の上面に被せるとともに前記第1パネル部及び前記第2パネル部とそれぞれ接着させることを特徴とする洗い場床パネルの製造方法。 - 前記定形パネル本体が、平面視長方形であることを特徴とする請求項8又は9に記載の洗い場床パネルの製造方法。
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