JP3030238U - 天板材 - Google Patents

天板材

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JP3030238U
JP3030238U JP1995014847U JP1484795U JP3030238U JP 3030238 U JP3030238 U JP 3030238U JP 1995014847 U JP1995014847 U JP 1995014847U JP 1484795 U JP1484795 U JP 1484795U JP 3030238 U JP3030238 U JP 3030238U
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JP
Japan
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plate
wall portion
edge frame
main wall
resin
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JP1995014847U
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Inventor
嘉宗 松田
健治 小野
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Risho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Risho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で強度のある天板材を提供する。 【構成】 表面板の外周側部に、所要幅で帯状となす横
長の主壁部とこの主壁部の上縁に主壁部の裏面に向く第
1突出壁部と主壁部の裏面で第1突出壁部と表面板の厚
み間隔を有して並列する第2突出壁部と主壁部の裏面で
第2突出壁部と所要間隔を有し且つ主壁部の下端と裏面
板の厚み間隔を有して並列する第3突出壁部とを一体に
形成してなる縁枠の前記第1突出壁部と第2突出壁部の
間に嵌合させて環状に外添し、縁枠が環状に外添されて
環状に形成された第3突出壁部に裏面板を係留させて、
表面板、環状に外添した縁枠及び裏面板により形成され
る内空問内を、該内空問内に充填されて発泡した発泡樹
脂により一体化した天板材。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は天板材に関し、家具用テーブルや理化学の実験台の天板等々に好適に 用いることのできるものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】
天板は、一般的には脚台の上に固定して使用され、衛生的で美しく、用途によ ってはその特殊仕様に耐え、軽量で且つ機械的強度を有し、而も製造コストが少 なくできるものであることが好ましい。 芯材の上下面に上面板と裏面板を貼り合せた三層板の外周側に縁枠を添着した 構造の天板(例えば、実開昭50−151248号公報参照)が実験台の天板と して一般的に用いられているが、近年、パネル材として、表面板とこの表面板と 間隔を設けて配置された裏面板との間の空間内に充填されて発泡し一体化した発 泡樹脂を具備た構造のもの(例えば、特開平3−207642号公報参照)もあ る。
【0003】 実開昭50−151248号公報に開示の天板は、芯材の上下面に上面板と裏 面板を三層構造に貼り合せるため、重いものとなり、その後にこの三層板の周り に縁枠を添着すると云う方法で組立るため、組立に熟練を要し組立工数が大にな る、と云う問題点がある。 また特開平3−207642号公報に開示のパネル材は、表面板とこの表面板 と間隔を設けて配置した裏面板との間の空間内にウレタン樹脂を充填・発泡され て一体化された構造になっているため、軽量なものとなるが、機械的強度の特に 撓みに弱いと云う問題点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
この考案は、上記問題点を解決するために、図1に示すように、表面板1の外 周側部に、所要幅で帯状となす横長の主壁部2aとこの主壁部2aの上縁に主壁 部の裏面に向く第1突出壁部2bと主壁部2aの裏面で第1突出壁部2bと表面 板1の厚み間隔を有して並列する第2突出壁部2cと主壁部2aの裏面で第2突 出壁部2cと所要間隔を有し且つ主壁部2aの下端と裏面板3の厚み間隔を有し て並列する第3突出壁部2dとを一体に形成してなる縁枠2を前記第1突出壁部 2bと第2突出壁部2cの間に嵌合させて環状に外添し、縁枠2が環状に外添さ れて環状に形成された第3突出壁部2dに裏面板3を係留させて、表面板1、環 状に外添した縁枠2及び裏面板3により形成される内空間内を、この内空間内に 充填されて発泡した発泡樹脂4により一体化した天板材に構成したのである。 縁枠2の主壁2aの内部に、横長方向に複数条の貫通穴2a,2a,…を 設けたものを用いることができ、また縁枠2の第2突出壁2c先端部に内側に向 かう係止条2cを形成したものを用いることができ、また第3突出壁2dの先 端部に内側に向かう係止条2dを形成したものを用いることができる(図2を 参照)。 表面板1として、セメント板、スレート板、ステンレス板、アルミ板 、メラミン樹脂板、エポキシ樹脂板、フェノール樹脂板、等々を用いることがで きる。 裏面板3として、合板、ステンレス板、アルミ板、メラミン樹脂板、エポキシ 樹脂板、フェノール樹脂板、等々を用いることができる。 発泡樹脂4として、密度が160kg/m3以上の発泡ウレタン樹脂を用いる ことがでる。発泡ウレタン樹脂の密度を160kg/m以上としたのは、一般 に使用されている天板材の耐圧縮力の平均値が35kg/cmであり、この耐 圧縮力35kg/cmとなる発泡ウレタン樹脂の密度が図4に示すように16 0kg/mであるためである。発泡ウレタン樹脂の密度をウレタン樹脂の密度 (約1100kg/m)まで上げるとげるとコスト高になり、また重量が大と なるため、好ましい範囲は160〜250kg/mである。
【0005】 この考案の天板材を製作するには、先ず、表面板1、縁枠2、裏面板3、発泡 樹脂原料4′等々を準備する。 準備する表面板1と裏面板3は、天板材の用途により、材質や外寸法を適宜に 定めるものであり、天板材1の厚みが4mmで裏面板3の厚みが5.5mmのも のを用いた。 準備する縁枠2は、図2に例示するように、45mmの所要幅で帯状をなす横 長であって内部に横長方向に2条の断面矩形の貫通穴2a,2aを形成した 主壁部2aと、この主壁部2aの上縁に主壁部2aの裏面に向く第1突出壁部と 主壁部2aの裏面で第1突出壁部2bと表面板の厚み間隔(=4mm)を有して 並列する第2突出壁部2cと主壁部2aの裏面で第2突出壁部2cと所要間隔( =31.5mm)を有し且つ主壁部2aの下端との間に裏面板の厚み間隔(=5 .5mm)を有して並列する第3突出壁部2dとを塩化ビニール樹脂等の熱可塑 性の樹脂を用い押出成形法等により一体に形成したものであり、第2突出壁部2 cの先端部には内側に向かう係止条2c、第3突出壁部2dの先端部には内側 に向かう係止条2dを形成してあるものを用いる。 次に、準備した表面板1の外周側に、準備した縁枠2を外側から第1突出壁部 2aと第2突出壁部2bの間に嵌合させて環状に装着し、プレス装置6の台6a 上に表面板1の表面側を下にして置き、環状に外添の縁枠2の外側面を型枠装置 5により前後、左右より締付け、表面板1と縁枠2を所要の位置に固定する(図 2(イ))。 表面板1の裏面と縁枠2の内側面に依って形成される凹部内に、発泡ウレタン 樹脂原料(例えば、主原料がポリオールとポリイソシアネート、発泡剤が水、そ の他の安定剤からなり、粘度が約1000cps程度の液状)4a′を所要量充 填する(図2(ロ)参照)。 裏面板3を、縁枠2の環状に形成された第3突出部2dに係留させて、裏面板 3の外表面部からプレス装置5により固定する(図2(ハ)参照)。 尚、表面板1、縁枠2、裏面板3によって囲まれる内空間部は、表面板1と縁 枠2との接合部や縁枠2と裏面板3との接合部において空気は通過するが液状の 発泡ウレタン樹脂原料4a′は通過させない程度の隙間が設けてあり、プレス装 置5による裏面板3の固定力は、発泡ウレタン樹脂原料4a′の発泡圧力に耐え ることが必要がある。例えば発泡密度が160kg/mの場合に約2kg/c m程度の押さえ圧力が必要である。 ウレタン樹脂原料4a′が重合反応を開始すると、同時にガス(CO2)を生 成して体積膨張し、発泡ウレタン樹脂となるが、その際に体積膨張した発泡ウレ タン樹脂により内空間部に滞留している空気が表面板1と縁枠2との接合部の隙 間や縁枠2と裏面板3との接合部の隙間を通じて外空間に放出し、発泡ウレタン 樹脂は重合反応の過程を通じて隙間を通じて外部に流出できないので内空間の形 に形成できると共に、発泡ウレタン樹脂化した際には表面板1の内壁面、縁枠2 の内壁面、及び裏面板3の内壁面と接着して全体として一体化したものになる( 図2(ニ)参照)。 その後に、プレス圧を解除し、型枠5を外して、天板材を得ることができる。
【0006】
【作用 効果】
この考案の天板材は、表面板の外周側部に縁枠の第1突出壁部と第2突出壁部 の間に嵌合させて縁枠を環状に外添するので、表面板と縁枠との間が位置決めを 正確にできると共に、表面板と縁枠間の機械的結合強度が増し、発泡樹脂原料を 発泡させて一体化する際に寸法精度を向上させて一体化することかできる。 また、縁枠として、第2突出壁及び/又は第3突出壁の先端部に係止条を設け ることにより、これ等の係止条が発泡樹脂体からの抜け出しを防止できると共に 、補強にもなるので、重量の増加割合を少なくして天板材の機械的強度を増すこ とができる。 また、縁枠の主壁部の内部に、横長方向に複数条の貫通穴を設けることにより 、この貫通穴にジョイント部材を挿入して連結することにより短尺の縁枠を延長 することができ、また主壁部の外表面に何かが当たった際に、内部に設けた貫通 穴でその衝撃を吸収して和らげることができる効果も生じる。 また、表面板として、セメント板、スレート板、ステンレス板、アルミ板、メ ラミン樹脂板、エポキシ樹脂板、フェノール樹脂板、等々を用いると、表面板と しての機能以外に、発泡樹脂として用いるウレタン樹脂発泡体との接着性が良好 であり、従って天板材としての機械的強度が向上する。また、裏面板として、合 板、ステンレス板、アルミ板、メラミン樹脂板、エポキシ樹脂板、フェノール樹 脂板、等々を用いると、ウレタン樹脂発泡体との接着性が良好であり、同様に天 板材としての機械的強度が向上する。 また、発泡樹脂として、ウレタン樹脂を発泡させて用いることにより、表面板 、縁枠及び裏面板との接着性に優れて強固に接着した一体化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の天板材を説明する立体断面図であ
る。
【図2】この考案に用いる縁枠の要部を説明する拡大立
体断面図である。
【図3】この考案の天板材を製作する製作法を説明図す
る端面図である。
【図4】天板材のウレタン発泡樹脂の密度に対する圧縮
強度特性を示す図面である。
【符号の説明】
1 … 表面板 2 … 縁枠 2a … 主壁部 2a… 貫通穴 2a… 貫通穴 2b … 第1突出壁部 2c … 第2突出壁部 2c… 第2突出壁部の先端部の係止条 2d … 第3突出壁部 2d… 第3突出壁部の先端部の係止条 3 … 裏面板 4 … 発泡樹脂 4a … 発泡ウレタン樹脂 4a′… 発泡ウレタン樹脂原料 5 … 型枠装置 6a … プレス装置の台盤 6b … プレス装置の押え盤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面板の外周側部に、所要幅で帯状とな
    す横長の主壁部とこの主壁部の上縁に主壁部の裏面に向
    く第1突出壁部と主壁部の裏面で第1突出壁部と表面板
    の厚み間隔を有して並列する第2突出壁部と主壁部の裏
    面で第2突出壁部と所要間隔を有し且つ主壁部の下端と
    裏面板の厚み間隔を有して並列する第3突出壁部とを一
    体に形成してなる縁枠を前記第1突出壁部と第2突出壁
    部の間に嵌合させて環状に外添し、縁枠が環状に外添さ
    れて環状に形成された第3突出壁部に裏面板を係留させ
    て、表面板、環状に外添した縁枠及び裏面板により形成
    される内空間内を、該内空間内に充填されて発泡した発
    泡樹脂により一体化したことを特徴とする天板材。
  2. 【請求項2】 縁枠の主壁部の内部に、横長方向に複数
    条の貫通穴を設けたことを特徴とする請求項1記載の天
    板材。
  3. 【請求項3】 縁枠の第2突出壁及び/又は第3突出壁
    の先端部に内側に向く係止条を設けたことを特徴とする
    請求項2または請求項3記載の天板材。
  4. 【請求項4】 表面板がセメント板、スレート板、ステ
    ンレス板、アルミ板、メラミン樹脂板、エポキシ樹脂
    板、又はフェノール樹脂板であり、裏面板が合板、ステ
    ンレス板、アルミ板、メラミン樹脂板、エポキシ樹脂
    板、又はフェノール樹脂板であることを特徴とする請求
    項1、請求項2、又は請求項3記載の天板材。
  5. 【請求項5】 発泡樹脂がウレタン樹脂の発泡体であ
    り、その密度が160kg/m以上であることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4記
    載の天板材。
JP1995014847U 1995-12-28 1995-12-28 天板材 Expired - Lifetime JP3030238U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015139633A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 株式会社イトーキ 家具用積層型軽量天板
JP2015139635A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 株式会社イトーキ 家具用積層型軽量天板

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015139633A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 株式会社イトーキ 家具用積層型軽量天板
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