JPH06509Y2 - 難燃性床材 - Google Patents

難燃性床材

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JPH06509Y2
JPH06509Y2 JP1987150520U JP15052087U JPH06509Y2 JP H06509 Y2 JPH06509 Y2 JP H06509Y2 JP 1987150520 U JP1987150520 U JP 1987150520U JP 15052087 U JP15052087 U JP 15052087U JP H06509 Y2 JPH06509 Y2 JP H06509Y2
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JP
Japan
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tray
mold
side wall
peripheral side
floor
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JP1987150520U
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JPS6457220U (ja
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熊蔵 金山
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TOUWA INDUSTRY CO.,LTD.
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TOUWA INDUSTRY CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、計算機室,通信機器室その他OA機器ルーム
など荷重支持のために設計されている床構造の建築用の
難燃性床材に関するものである。
〔従来技術〕
一般にオフィスルームやコンピュータルームなど荷重保
持床構造では張床で組み立てユニットで形成されること
が多く、木製や樹脂製に代わってスラブ状の難燃性床材
で床張りすることが知られている。
従来のこの種スラブ状床材には金属製材や石材タイルな
どがあるが、耐圧強度を高める必要から実開昭60−1
77215号公報のように表裏二枚の金属薄板を周囲縁
の取付フランジで溶接して箱型にし、空間に充填材を内
蔵したものが提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この金属薄板の床材構造では、溶接結合作業
を必要とし、加工煩雑で生産性が悪くコスト高となり、
しかも床材を隣接する場合取付フランジの周囲縁で突き
合わされて、敷きつめられると、互いに隣接する床材は
金属部材の突き合わせとなるため、接して生ずるきしみ
音が発生しやすく音の伝播も大きくまた、床張作業もパ
ネル寸法合わせに金属フランジ部分の切断調整がやっか
いで、施工時間や手間もかかり過ぎるなど問題があっ
た。
本考案は、これら従来の欠点を適確に排除しようとする
もので、強度が高い金属トレイに樹脂型枠を設けた床材
は樹脂型枠で床材突き合わせになじみがよい敷設ができ
防音効果もあり、床張施工を簡便化しうる難燃性床材を
製造加工容易で安価な形態で提供することを目的とした
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、床底を形成する底壁と周側壁とを有する金属
薄板よりなる角形状のトレイ1の周側壁の内外面に難燃
性樹脂で型枠2を一体成形し、たものであって、トレイ
周側壁内面の型枠は上縁から底壁内底面まで延設され、
かつトレイ周側壁外面の型枠は上縁からほぼ中央まで延
設してトレイ周側壁を挟持すると共に、該型枠2の上面
部外周縁の内側に金属製プレート3を嵌合載置して中空
部1を形成し、この中空部1に自己消火性未発泡プ
ラスチックを充填して発泡固化した発泡プラスチック4
で、前記トレイ1,型枠2及びプレート3を一体構成と
したことを特徴とする難燃性床材である。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜4図例について説明すると、床
底を形成する底壁と周側壁とを有する金属薄板よりなる
ケース状のトレイ1の周側壁の内外面に難燃性樹脂で型
枠2を一体成形したものであって、トレイ周側壁内面の
型枠は上縁から底壁内底面まで延設され、かつトレイ周
側壁外面の型枠は上縁からほぼ中央まで延設してトレイ
周側壁を挟持すると共に、該型枠2の該型枠2上面部外
周縁の内側に金属製プレート3を嵌合載置して中空部1
を形成し、この中空部1に自己消火性未発泡プラス
チック4を充填材として備えて前記トレイ1,型枠2及
びプレート3を一体構成とした難燃性床材としてある。
前記トレイ1としては、床底部をプレス成形で構成させ
るもので、前記型枠2の固定用の貫通孔5及び脱気用孔
6と未発泡プラスチック材料の充填用孔7を備え、この
貫通孔5はトレイ周側壁に多数形成し、型枠2がトレイ
周側壁を芯材として結合される際に連通状態下にし、床
材を一部切断して使用する際に、型枠2が切られてもト
レイ1と型枠2とが外れたり剥離したりしないように固
定一体化させるのに役立っている。また脱気用孔6と充
填用孔7とはトレイの周側壁又は底壁のいずれかに設け
ればよいが、前記未発泡プラスチック材料の充填が容易
最適に行える位置を選んで設けることが考慮されてい
る。
また、このトレイ1に形成され表面に現われやすい各孔
6,7は発泡固化した発泡プラスチック4で閉鎖状態下
になっているが、要すればシート材その他でカバーした
り、塗層をコーティングして体裁を整えてもよい。
なお、この型枠2は耐熱性,耐薬品性耐衝撃性を示し、
成型加工容易なアクリロニトリル・ブタジェン・スチレ
ン共重合体樹脂(ABS樹脂)を用い、前記トレイ1に
射出成形によって固着構成されるものであって、第5図
は床材本体の四角部の下端に脚部8を突設した他の実施
例を示し、脚部8を連通孔5を介して連続してトレイ
1の底壁に突設されて備えて床底下に配線又は配管その
他スペースを要する場合に便ならしめてある。該脚部8
は必要に応じ、別部材で定着してもよい。いずれにして
も前記型枠2が、正方形又は長方形などの角形の枠体で
あって、上端縁内周に位置ずれ防止用の段付縁取部2
又は凹溝を形成し、該縁取部2にプレート3を嵌合載
置して固着し、プレート3上に表層材、例えばじゅたん
その他の敷物,タイルなどを重合できるようにしたもの
で厚み方向にクリヤランスをあけて一体化されている。
また、場合によって、段付取付部2の高さを適宜選択
することによって上面を平坦面としてもよい。
さらに、トレイ1の中空部1に充填されて発泡固化す
る発泡プラスチック4としては、例えば発泡ポリスチレ
ン,発泡ポリウレタン,発泡ポリエチレンなどを用いる
が、熱可塑性樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの樹脂
材にいろいろの発泡剤を含浸させ、ハロゲン化合物,リ
ン化合物又はアンチモン化合物などを添加して自己消火
性を付与し、自己消火性プラスチックとして用いる。そ
して製造に際しては、型枠2で外枠つきのトレイ1にプ
レート3を嵌装固着し、厚さ方向に段差のあるものでは
スラブ状のスペーサ(図示せず)を介在させて多段重積
して強固に保持した上で、ゾル状未発泡の発泡プラスチ
ック材料を充填機で充填用孔7から順次注入して装填
し、発泡固化させて一体化させてある。
〔考案の効果〕
本考案は、床底を形成する底壁と周側壁とを有する金属
薄板よりなる角形状のトレイの周側壁の内外面に難燃性
樹脂で型枠を一体成形したものであって、トレイ周側壁
内面の型枠は上縁から底壁内底面まで延設され、かつト
レイ周側壁外面の型枠は上縁からほぼ中央まで延設して
トレイ周側壁を挟持すると共に、該型枠の上面部外周縁
の内側に金属製プレートを嵌合載置して中空部を形成
し、この中空部に自己消火性未発泡プラスチックを充填
して発泡固化した発泡プラスチックで前記トレイ,型枠
及びプレートを一体構成としたことにより、床材を敷き
つめて床面を成形すると、プレート及びトレイと型枠と
の外装材と充填された内装材で保形された床材の多数で
構成されているため、金属製トレイと金属製プレートと
が離隔して樹脂型枠及び発泡プラスチックで一体構造の
床材構造となっていて、音の伝播現象が生じないし、床
張りの際に張られた床材間に樹脂型枠が介在されている
ので床材突き合わせになじみがよい敷設ができ、しかも
介在される樹脂型枠は周側壁内外に上縁から下方に、内
側は底壁内底面まで、外側は中央まで延設してトレイ周
側壁を挟持した型枠であるため、荷重支持が適確で水平
方向の当接面も大きく、張り合わせを安定化させると共
に、隣接する床材が接して生じるきしみ音もなく、防音
効果を発揮できるほか、樹脂型枠の周面は密着性に優
れ、削り加工も簡便にできて施設施工に時間や手間をか
けずにでき、さらに床材はトレイの周側壁上縁から下方
に向かって延設され、かつ周側壁内外面に樹脂型枠があ
って発泡プラスチックで一体固化されているので、樹脂
同志の結合部分を含んで十分強固に結合され、床材構造
に溶接加工作業を要しないで樹脂成形による低コストで
構成でき、多量生産にも適するなどの実用上の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は側面図、第2図
は底面図、第3図は斜視図、第4図は第1図I−I線に
おける拡大縦断面、第5図は他の実施例を示し四角部に
脚部を設けたものの拡大縦断面図である。 1…トレイ、1…中空部、2…型枠、2…縁取部、
3…プレート、4…発泡プラスチック、5…貫通孔、6
…脱気用孔、7…充填用孔、8…脚部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床底を形成する底壁と周側壁とを有する金
    属薄板よりなる角形状のトレイ(1)の周側壁の内外面
    に難燃性樹脂で型枠(2)を一体成形したものであっ
    て、トレイ周側壁内面の型枠は上縁から底壁内底面まで
    延設され、かつトレイ周側壁外面の型枠は上縁からほぼ
    中央まで延設してトレイ周側壁を挟持すると共に、該型
    枠(2)の上面部外周縁の内側に金属製プレート(3)
    を嵌合載置して中空部(1)を形成し、この中空部
    (1)に自己消火性未発泡プラスチックを充填し発泡
    固化した発泡プラスチック(4)で前記トレイ(1),
    型枠(2)及びプレート(3)を一体構成としたことを
    特徴とする難燃性床材。
  2. 【請求項2】前記トレイ(1)が、前記型枠(2)の固
    定用の貫通孔(5)と未発泡プラスチック材料の充填用
    孔(7)及び脱気用孔(6)を備えたものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の床材。
  3. 【請求項3】前記型枠(2)が、ABS樹脂で前記トレ
    イ(1)に射出成形によって固着構成されるものであっ
    て、脚部(8)を連続してトレイ(1)の底壁に突設さ
    れて備えているものである実用新案登録請求の範囲第1
    項又は第2項記載の床材。
JP1987150520U 1987-10-02 1987-10-02 難燃性床材 Expired - Lifetime JPH06509Y2 (ja)

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