JP2016063912A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド部を薄型化しても十分な抜毛強度を得るとともに白化や台割れなどの不具合も生じない歯ブラシを提供せんとする。【解決手段】薄型のヘッド部2の複数の植毛穴20に平線3を用いて毛束4を植設した歯ブラシ1であり、ヘッド部2の厚さT1が3.0mm以下であり、平線3の厚さtが0.1mm以上0.2mm未満である。植毛穴20に対する平線3の掛かり代は、+0.35mm以上+0.6mm以下である。また平線3の長さ方向に垂直な面で切断した断面積sが、0.1mm2以上0.3mm2未満である。【選択図】図1

Description

本発明は、薄型のヘッド部の複数の植毛穴に平線を用いて毛束を植設してなる歯ブラシに関する。
歯ブラシは、ヘッド部の植毛台の植毛穴に毛束よりなるブラシが植毛されている。口腔内での操作性を高めるため、歯ブラシのヘッド部及びネック部は樹脂の材質や植毛の仕様、形状等を検討することで薄型化のための工夫が行われている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、平線の長さや幅、植毛穴の直径、深さ、樹脂の材質等につき適切な組み合わせとすることで、ヘッド部を薄型化することが提案されている。
しかしながら、特許文献1からも分かるように、ヘッド部の樹脂材料としてポリアセタール樹脂(POM)を用いた場合、厚さ2.5mmのヘッド部に対して平線により抜け強度を維持しつつ毛束を植毛すると亀裂(台割れ)や白化などの不具合が発生する(文献表2 実施例8参照)。すなわちヘッド部の材料としてPOMを用いる場合には、ヘッド厚を2.5mmよりも厚く設定しなければ安定した生産を行うことができなかった。
特許第5427486号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ヘッド部を薄型化しても十分な抜毛強度を得るとともに白化や台割れなどの不具合も生じない歯ブラシを提供する点にある。
すなわち本発明は、前述の課題解決のために鋭意検討した結果、ヘッド部が薄くなるとヘッド部自体の強度が低下し、植毛穴への毛束の植設の結果、ヘッド部が毛束が立設される腹側が湾曲状に突出するように背側に反り、打ち込んだ平線が毛束とともに抜けやすくなることに着目し、平線の厚さを薄くすることでこのような抜けやすい状況下で毛束から受ける抜け方向への弾性復元反力を減らすことが可能となり、結果として毛束の抜け強度を向上でき、且つヘッド部の白化や台割れも防ぐことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、薄型のヘッド部の複数の植毛穴に平線を用いて毛束を植設してなる歯ブラシであって、前記ヘッド部の厚さが3.0mm以下であり、且つ前記平線の厚さが0.1mm以上0.2mm未満であることを特徴とする歯ブラシを構成した。
ここで、前記植毛穴に対する平線の掛かり代が、+0.35mm以上+0.6mm以下であるものが好ましい。
また、前記平線の長さ方向に垂直な面で切断した断面積が、0.1mm以上0.3mm未満であるものが好ましい。
更に、前記ヘッド部が、ポリアセタール樹脂からなるものが好ましい。
以上にしてなる本願発明に係る歯ブラシによれば、ヘッド部の厚さが3.0mm以下の薄型のヘッド部に対して、平線の厚さを0.1mm以上0.2mm未満としたことで、従来から厚さとして必要とされていた0.2mm以上の場合と比べて毛束を押し付けている先端面の面積が減少し、毛束から受ける抜け方向への弾性復元反力の総量を薄くした分だけ減らすことが可能となる。
平線の植毛穴の内壁に食い込む両端部の接触面積については、打ち込み方向である先端方向の端面と側端面の面積は薄くした分だけ減るもののの、比較的大きな前後面は接触面積が変わらず維持されるため、平線を薄くしたことにより上記のとおり毛束から平線が受ける抜け方向への弾性復元反力の総量を減らすことによる効果が勝り、結果として毛束を薄くすることにより毛束の抜け強度を向上できる。さらに上記のとおり平線の植毛穴の内壁に食い込む両端部の接触面積が減ることから、ヘッド部の白化や台割れも防止される。
実際、後述するようにヘッド部の厚さが2.9mmの薄型ヘッドの植毛穴に、厚さ0.18mmの薄い平線で毛束を植毛した実施例1〜4のうち、実施例2、実施例3では、薄い平線でヘッド部への負担(白化や台割れの虞)が小さいにも関わらず、厚さ0.25mmで同じ長さの平線で植毛した比較例2、比較例3よりも毛束の抜け強度が向上している。またヘッド部の厚さが2.75mmの薄型ヘッドの植毛穴に、厚さ0.18mmの薄い平線で毛束を植設した実施例5〜8のうち、実施例6、実施例7では、厚さ0.25mmで同じ長さの平線で植毛した比較例6、比較例7と毛束の抜け強度が同等になっている。さらにヘッド部の厚さが2.6mm以下の薄型ヘッドの植毛穴に、厚さ0.18mmの薄い平線で毛束を植設した実施例9〜20では、厚さ0.25mmで同じ長さの平線で植毛した比較例9〜20よりも毛束の抜け強度が向上している。
また、植毛穴に対する平線の掛かり代を+0.35mm以上+0.6mm以下としたことで、平線の厚さを薄くしたことによる抜け強度の向上効果をより確実に得ることができる。実際、掛かり代が+0.65mmである実施例4では、掛かり代が+0.6mm以下の実施例1〜3と比べて毛束の抜け強度が低下しており、1本の抜け強度についても、掛かり代が+0.65mmである実施例4、8、12、16では、掛かり代が+0.6mmである実施例3、7、11、15よりも低下している。
このように掛かり代が+0.6mmよりも大きく設定すると、平線両端の植毛穴内壁から受ける抵抗が大きくなり、打ち込みの際に平線が屈曲変形し、結果として毛束や1本の抜け強度の低下に繋がってしまう。掛かり代が+0.35mm未満に設定すると、平線両端の植毛穴内壁への食い込み量が十分でなく、毛束の抜け強度を維持できない。
また、平線の長さ方向に垂直な面で切断した断面積が、0.1mm以上0.3mm未満であると、平線自体の曲げ強度を維持し、上記平線の屈曲変形を抑えることが可能となる。
また、本願発明によれば、ヘッド部の樹脂材料としてPOMを用いつつ、十分な毛束の抜け強度を備え、且つ白化や台割れなどの不具合の無いものを提供することができる。
(a)は本発明の代表的実施形態に係る歯ブラシのヘッド部及び首部からなる歯ブラシ清掃体を示す平面図、(b)は縦断面図、(c)は(a)のA−A横断面図。 同じく歯ブラシ清掃体の毛束植毛前のヘッド部の要部を示す縦断面図。 同じく毛束を植毛した状態のヘッド部の要部を示す縦断面図。 (a),(b)は毛束の抜け強度を測定した結果を示すグラフ。 (a),(b)は同じく毛束の抜け強度を測定した結果を示すグラフ。 同じく毛束の抜け強度を測定した結果を示すグラフ。 (a),(b)はフィラメント1本の抜け強度を測定した結果を示すグラフ。 (a),(b)は同じくフィラメント1本の抜け強度を測定した結果を示すグラフ。 同じくフィラメント1本の抜け強度を測定した結果を示すグラフ。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
本発明に係る歯ブラシ1は、図1に示すように薄型のヘッド部2の複数の植毛穴20に平線3を用いて毛束4を植設したものである。本例の歯ブラシ1は電動歯ブラシであり、駆動機構を内蔵する把持部としての本体部は図示省略し、該本体部の先端側に接続されるヘッド部2及び首部11からなる歯ブラシ清掃体10のみ示している。ただし、本発明はこのような電動歯ブラシに限定されるものではなく、ヘッド部と首部と柄部が合成樹脂で一体成形された手動の歯ブラシでも勿論よく、その他の形態でも勿論よい。
ヘッド部2は、首部11とともにポリアセタール樹脂又はポリブチレンテレフタレート樹脂によって一体成形されている。ヘッド部2は、厚さT1が3.0mm以下の薄型のヘッドに構成されている。好ましくは2.9mm以下、さらに好ましくは2.6mm以下の薄型ヘッドに構成される。厚さT1の下限は2mm以上が好ましく、2.2mm以上がより好ましい。2mm未満だと十分な抜け強度を確保することが難しくなる。厚さT1は、少なくとも毛束4が植設される植毛面の部分に関する。
ヘッド部2の毛束4が突設される腹側の植毛面21には、断面視略円形の有底の植毛穴20が複数形成されている。植毛穴20の個数、配列形態などは本例に何ら限定されず、開口径、深さ、縦断面形状、毛束一つあたりのフィラメントの本数、その材質など、種々の条件に応じて適切な範囲から選択される。例えば、開口径(内径)が1.2〜2.4mm程度で適宜決められる。本例の植毛穴20は、基本的に断面円形のストレート状の穴であり、底近くの周壁にはフィラメントの折り返しが始まる屈曲した底側領域に対応して縮径段差部22が設けられ、底面は屈曲した毛束底部に対して全体的に面接触するように凹曲面23に構成されている。
植毛穴20の深さU1は、開口部から縮径段差部22までのストレート部分の深さU2と縮径段差部22から底面までの深さU3との和であるが、ヘッド部2の厚さT1を変える場合には、植毛穴20の底部とヘッド部背面までの肉厚T2は強度維持の為に常に一定以上の寸法が確保され、且つ縮径段差部22から底面までの深さU3も穴径D1に応じて一定の深さとなるため、深さU2を変動させることになる。後述の実施例、比較例についても、ヘッド部の厚さTにより開口部から縮径段差部22までのストレート部分の深さU2が変動し、他は一定に維持されている。植毛穴20の底部とヘッド部背面までの肉厚T2は、好ましくは0.15mm〜0.5mm確保される。0.15mmよりも肉厚が小さいと強度を維持できず、0.5mmよりも大きいとヘッド部が厚くなり、操作性が悪化する。
縮径段差部22は、植毛後の毛束4の抜け方向への動きを規制し、毛束の抜けを防止する効果があると同時に、個々のフィラメントも植毛穴20内壁との接触面積、毛束4内部での接触面積が増し、摩擦抵抗が大きくなるため、部分的なフィラメント1本の抜けも抑制できる効果がある。このような縮径段差部22の位置は、平線3の打ち込み方向先端面の位置よりも底側の所定の位置とされている。
底面の凹曲面23は、縮径段差部22で緩和された平線3の打ち込みの際の衝撃力をさらに分散および緩和できるので、台割れをさらに防止する効果があり、これに加えて凹曲面23の底部からヘッド部2の背面側までの肉厚T2を薄く設定できる効果がある。なお、植毛穴20は、縮径段差部22を省略した単なる円柱形状でもよいし、その他の形状でもよい。
各植毛穴20には、それぞれ複数本のフィラメントを束ねて二つ折りにした毛束4が平線3を用いて植設されている。平線3の材質は特に限定されず、一般的な歯ブラシで用いられている金属製や硬質合成樹脂製などの公知の材質とすればよい。平線3の厚さtは、0.1mm以上0.2mm未満、より好ましくは0.15mm以上0.18mm以下に設定される。厚さが0.1mmより薄くなると打ち込みの際に変形して抜け強度が維持できない。厚さが0.2mm以上になると特に薄型ヘッドの場合にヘッド部が白化したり台割れの虞が生じる。植毛穴20に対する平線3の掛かり代(植毛穴20の穴径D1に対する平線3の長さLの差)は、好ましくは+0.35mm以上+0.6mm以下、より好ましくは+0.45mm以上+0.6mm以下に設定される。+0.35mmより小さいと食い込み量が少なく抜け強度が維持できない。+0.6mmより大きくなると平線の変形に繋がり、結果として毛束やフィラメント1本の抜け強度が低下してしまう。平線3の長さ方向の各端部が同じだけ食い込むように打ち込むと、それぞれ植毛穴20の周壁に対して、好ましくは0.175mm以上0.3mm以下の長さ食い込んだ状態となる。
平線3の長さ方向に垂直な面で切断した断面積、つまり図1(c)で表されている断面の面積sは、0.1mm以上0.3mm未満、より好ましくは0.12mm以上0.3mm以下に設定されている。断面積が0.1mmより小さいと平線が屈曲してしまい、結果として毛束やフィラメント1本の抜け強度が低下する。この断面形状は本例では長円形状とし、打ち込み方向基端側及び先端側に曲面を有し、毛束4に負担を掛けないように考慮されている。本例の平線3の厚さtは、両端の曲面部分を除く部分のストレート領域の厚さである。
フィラメントの材質は特に限定されず、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィンなどの樹脂材料からなる人工毛でもよく、豚毛などの天然毛でもよい。またこれらを組み合わせてもよい。その他、断面形状や断面の大きさ、長さ、先細形状の有無など、公知の形態を広く採用できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
以下、平線の厚さが比較的薄い本発明に係る歯ブラシの実施例1〜実施例20、平線の厚さが比較的厚い歯ブラシの比較例1〜比較例20について、毛束の抜け強度を測定した結果、並びに、実施例1〜実施例20について、フィラメント1本の抜け強度を測定した結果について説明する。
実施例、比較例のヘッド部の構造は図1〜図3の代表的実施形態の構造とし、ヘッド部の材質はポリアセタール樹脂(POM)、毛束1つあたりのフィラメントの本数は45本、径は5mil(0.127mm)、長さは10mm及び材質はナイロンとした。
表1に示すとおり、平線の厚さtは、実施例(1〜20)を0.18mm、比較例(1〜20)を0.25mmとした。また、ヘッド部の厚さT1は、実施例、比較例をそれぞれ4本づつ5段階の異なる値とした。具体的には実施例1〜4、比較例1〜4を2.9mm、実施例5〜8、比較例5〜8を2.75mm、実施例9〜12、比較例9〜12を2.6mm、実施例13〜16、比較例13〜16を2.5mm、実施例17〜20、比較例17〜20を2.25mmとした。
植毛穴は、開口から底部までのトータル深さU1、開口部から縮径段差部までのストレート部分の深さU2の値が表1に示すとおりヘッド部の厚さT1の値に応じて変化すること以外、一定の値に設定した。具体的には底部からヘッド部背面までの肉厚T2を0.25mm、縮径段差部から底面までの深さU3を0.5mm、穴径(開口部から縮径段差部までのストレート部分の穴径)D1を1.5mm、縮径段差部から底部までのストレート部分の内径D2を1.1mmとした。
上記のとおりヘッド部の厚さT1を実施例、比較例それぞれ4本づつ5段階に設定したが、各段階の同じヘッド部の厚さの中で、さらに平線長さLを表1のとおり2mm〜2.15mmの間で4段階の異なる値に設定した。平線の幅wは1.2mm一定とした。平線の断面積sは実施例が0.216mm、比較例が0.3mmとした。
Figure 2016063912
毛束の抜け強度は、実施例、比較例のそれぞれについて、植毛穴1つあたりの毛束を専用器具でつかみ、島津製作所製オートグラフを用いて植毛穴から毛束が抜けるまでの最大引張応力(N)を測定(引張速度20mm/min)(n=20)し、その値の平均値とした。測定結果を図4〜図6に示す。また、フィラメント1本の抜け強度は、各実施例についてフィラメント1本を専用器具でつかみ、同じく島津製作所製オートグラフを用いて植毛穴からフィラメント1本が抜けるまでの最大引張応力(N)を測定(引張速度20mm/min)(n=20)し、その値の平均値とした。測定結果を図7〜図9に示す。
図4〜図6の毛束の抜け強度の測定結果について考察するに、まず図4(a)に示すヘッド厚が2.9mmの結果から、実施例2、実施例3について同じ平線長さの比較例2、比較例3よりも抜け強度が向上していることがわかる。また、図4(b)に示すヘッド厚が2.75mmの結果から、実施例6、実施例7について同じ平線長さの比較例6、比較例7と抜け強度が同等になっている。また、さらにヘッド部の厚さが2.6mm以下の図5(a),(b),図6の結果から、実施例9〜20のすべてにおいて、同じ平線長さの比較例9〜20よりも毛束の抜け強度が向上していることがわかる。
図7〜図9のフィラメント1本の抜け強度の測定結果について考察するに、掛かり代が+0.65mmである実施例4、8、12、16では、掛かり代が+0.6mmである実施例3、7、11、15よりも低下している。
1 歯ブラシ
2 ヘッド部
3 平線
4 毛束
10 歯ブラシ清掃体
11 首部
20 植毛穴
21 植毛面
22 縮径段差部
23 凹曲面
D1 植毛穴の穴径
D2 縮径した底部の内径
T1 ヘッド部の厚さ
T2 植毛穴底部からヘッド部背面までの肉厚
U1 植毛穴のトータルの深さ
U2 植毛穴の開口部から縮径段差部までの深さ
U3 植毛穴の縮径段差部から底部までの深さ
s 平線の断面積
w 平線の幅
L 平線の長さ
t 平線の厚さ

Claims (4)

  1. 薄型のヘッド部の複数の植毛穴に平線を用いて毛束を植設してなる歯ブラシであって、
    前記ヘッド部の厚さが3.0mm以下であり、且つ前記平線の厚さが0.1mm以上0.2mm未満であることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記植毛穴に対する平線の掛かり代が、+0.35mm以上+0.6mm以下である請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 前記平線の長さ方向に垂直な面で切断した断面積が、0.1mm以上0.3mm未満である請求項1又は2記載の歯ブラシ。
  4. 前記ヘッド部が、ポリアセタール樹脂からなる請求項1〜3の何れか1項に記載の歯ブラシ。
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