JP2016058673A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッドとパッドに隣接する導体回路間の絶縁信頼性。【解決手段】実施形態のプリント配線板はNSMDタイプのパッドを有する。そして、NSMDタイプのパッドを露出する開口を有するソルダーレジスト層は下側のソルダーレジスト層と下側のソルダーレジスト層上に形成されている上側のソルダーレジスト層で形成されており、開口は下側のソルダーレジスト層に形成されている下側の開口部と上側のソルダーレジスト層に形成されている上側の開口部とを含み、上側の開口部の大きさは下側の開口部の大きさより大きい。【選択図】図1
Description
本発明は、NSMD(Non Solder Mask Defined)タイプのパッドを有するプリント配線板およびその製造方法に関する。
特許文献1は、半田ボール搭載方法を開示している。そして、特許文献1は、図6(B)にSMD(Solder Mask Defined)タイプのパッドを示している。
SMDタイプのパッドでは、特許文献1の図6(B)に示されるように、パッドを形成する導体はパッド(ソルダーレジスト層の開口から露出している導体の部分)より大きい。パッドを形成する導体の面積が大きくなるので、SMDタイプのパッドのみを有するプリント配線板のサイズが大きくなる。
本発明の目的は、パッドとパッドに隣接する導体回路間の間隔を小さくすることである。別の目的は、パッドとパッドに隣接する導体回路間の絶縁信頼性を高くすることである。その他の目的は、半田バンプを形成しやすいプリント配線板を提供することである。
本発明のプリント配線板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層の第1面上に形成されているNSMDタイプのパッドを含む導体層と、前記樹脂絶縁層上に形成され、前記パッドを露出する開口を有するソルダーレジスト層とを有する。そして、前記ソルダーレジスト層は前記第1面上に形成されている下側のソルダーレジスト層と前記下側のソルダーレジスト層上に形成されている上側のソルダーレジスト層で形成されていて、前記開口は前記下側のソルダーレジスト層に形成されている下側の開口部と前記上側のソルダーレジスト層に形成されている上側の開口部とを含み、前記上側の開口部の大きさは前記下側の開口部の大きさより大きい。
本発明のプリント配線板の製造方法は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層と前記樹脂絶縁層の前記第1面に形成されているNSMDタイプのパッドを含む導体層とを有する中間基板を準備することと、前記導体層から露出する前記樹脂絶縁層の第1面上に第1ソルダーレジスト組成物を形成することと、前記パッドの周りに未硬化な第1ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第1ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第1ソルダーレジスト組成物から下側のソルダーレジスト層を形成することと、前記下側のソルダーレジスト層と前記導体層と前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物上に第2ソルダーレジスト組成物を形成することと、前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物と前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物を囲む前記第1ソルダーレジスト層上に未硬化な第2ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第2ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第2ソルダーレジスト組成物から上側のソルダーレジスト層を形成することと、前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物と前記未硬化な第2ソルダーレジスト組成物を除去することで、前記NSMDタイプのパッドを露出する開口を形成すること、とを有する。そして、前記開口は前記下側のソルダーレジスト層に形成されている下側の開口部と前記上側のソルダーレジスト層に形成されている上側の開口部とを有し、前記上側の開口部の大きさは前記下側の開口部の大きさより大きい。
別の観点に関する本発明のプリント配線板の製造方法は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層と前記樹脂絶縁層の前記第1面に形成されているNSMDタイプのパッドを含む導体層とを有する中間基板を準備することと、前記導体層から露出する前記樹脂絶縁層の第1面上に第1ソルダーレジスト組成物を形成することと、前記パッドの周りに未硬化な第1ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第1ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第1ソルダーレジスト組成物から下側のソルダーレジスト層を形成することと、前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物を除去することで、前記NSMDタイプのパッドを露出する下側の開口部を前記下側のソルダーレジスト層に形成することと、前記下側のソルダーレジスト層上と前記下側の開口部内に第2ソルダーレジスト組成物を形成することと、前記下側の開口部内と前記下側の開口部を囲む前記下側のソルダーレジスト層上に未硬化な第2ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第2ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第2ソルダーレジスト組成物から上側のソルダーレジスト層を形成することと、前記未硬化な第2ソルダーレジスト組成物を除去することで、前記下側の開口部に繋がる上側の開口部を前記上側のソルダーレジスト層に形成すること、とを有する。そして、前記上側の開口部の大きさは前記下側の開口部の大きさより大きい。
パッドを形成する導体のサイズを小さくする方法として、NSMD(Non Solder Mask Defined)タイプのパッド2a(図4(A))の採用が考えられる。NSMDタイプのパッド2aでは、図4(A)に示されるように、パッド2a全体がソルダーレジスト層3の開口3aから露出される。NSMDタイプのパッド2aを有するプリント配線板の断面図が図4(A)に示される。また、SMDタイプのパッド2cを有するプリント配線板が図4(B)に示される。図4(A)と図4(B)に示されるプリント配線板10は、樹脂絶縁層1と樹脂絶縁層1上に形成されているパッド2a、2cと樹脂絶縁層1上に形成され、パッド2a、2cを露出するための開口3a、3yを有するソルダーレジスト層3で形成されている。図4(A)と図4(B)のプリント配線板10でパッド2a、2cの大きさとパッド2a、2cのピッチPN、PSは同じである。ピッチPN、PSは隣接するパッドの中心間の距離である。
NSMDタイプのパッドでは、パッドの大きさとパッドを形成する導体の大きさが実質的に同じである。そのため、SMDタイプとNSMDタイプでパッドを形成する導体の大きさが比較されると、NSMDタイプはSMDタイプより小さい。図4(A)と図4(B)に示されるように、NSMDタイプのパッドを形成している導体間の間隔NKは、SMDタイプのパッドを形成している導体間の間隔SKより大きい。従って、NSMDタイプでは、隣接するパッド間に配線2bを形成することができる。
高密度化のため、小さなパッド2aと狭いピッチPNを有するNSMDタイプのプリント配線板が図4(C)に示されている。また、図4(C)に、配線2bの側壁と開口3aの側壁との間の距離ISが示されている。図4(C)では、開口3a内に半田バンプ4が形成されている。距離ISが小さくなると、半田バンプ4と配線2b間の距離ISが小さくなるので、半田バンプ4と配線2b間の絶縁信頼性が低下する。距離ISを大きくするため、開口3aの径を小さくすることが考えられる。
しかしながら、開口3aが小さくなると、図4(D)に示されるように、所定の高さを有する半田バンプ4を形成するための半田ボール5が開口3a内に入らない。図4(D)に示されるように、半田ボール5がパッド2aに接していない。そのため、リフローで半田バンプをパッド2a上に形成することが難しい。半田ボールの径が小さくなると、半田バンプの高さが小さくなるので、プリント配線板10に電子部品を実装することが難しい。プリント配線板と電子部品間の接続信頼性が低下する。印刷で開口3a内に半田を形成することが考えられる。しかしながら、開口3aの径が小さいので、開口3a内の半田がボイドを含みやすい。ボイドを含む半田バンプ4が形成される。
以下に、本発明の実施形態が図面に基づいて説明される。図1(A)は、本発明のプリント配線板の実施形態を示す断面図であり、図1(B)は、本発明のプリント配線板の他の実施形態を示す断面図である。
図1(A)に示される実施形態のプリント配線板11は、第1面Fと、第1面と反対側の第2面Sとを有する樹脂絶縁層1と、樹脂絶縁層1の第1面F上に形成されている導体層2と、樹脂絶縁層1および導体層2上に形成されているソルダーレジスト層3と、樹脂絶縁層1の第2面に形成されている第2導体層20と、樹脂絶縁層を貫通し導体層2と第2導体層20を接続するビア導体60とを有する。導体層2が複数のパッド2a、20aと複数の配線2b(図では一つの配線が示されている)とを有する。ソルダーレジスト層3が各パッド2a、20aを露出させる複数の開口3a、30aを有している。
図1(A)のプリント配線板11は、NSMDタイプのパッド2aとSMDタイプのパッド20aを有している。複数のパッド2a、20aはプリント配線板の中央領域(パッド形成領域)に密集して形成されている。例えば、NSMDタイプのパッド2aはパッド形成領域の外周領域に形成され、SMDタイプのパッド20aはパッド形成領域の中央領域に形成されている。そして、信号は、NSMDタイプのパッド2aを介して伝送され、電源やグランドはSMDタイプのパッド20aを介して伝送される。全てのパッドがNSMDタイプのパッド2aであっても良い。その例が、図1(B)に示されている。
図1(C)に、NSMDタイプのパッド2aとパッド2aを露出する開口3aを示す平面図が示されている。図1(C)は、ソルダーレジスト層3の上側から観察することで得られる平面図である。NSMDタイプのパッド2aでは、パッド2aとソルダーレジスト層3間に隙間が存在する。ソルダーレジスト層3はパッド2aを覆っていない。パッド2aとソルダーレジスト層3から樹脂絶縁層1の第1面Fが露出される。
図1(A)や図1(B)に示されるように、ソルダーレジスト層3は下側のソルダーレジスト層70と上側のソルダーレジスト層700で形成されている。また、開口3aは、下側の開口部3bと上側の開口部3cとを有する。そして、下側の開口部3bは下側のソルダーレジスト層70に形成されていて、上側の開口部3cは上側のソルダーレジスト層700に形成されている。上側の開口部3cの大きさは、下側の開口部3bの大きさより大きい。そして、図1(A)や図1(B)に示されるように、下側の開口部3bと上側の開口部3cとの間に段部3d形成されていて、段部3dを介して、上側の開口部3cは下側の開口部3bに繋げられている。
図6(B)に上側の開口部3cが示され、図6(C)に下側の開口部3bが示されている。図6(B)、(C)では、上側の開口部3cと下側の開口部3bの形状は円錐台であり、各開口部は、底面3bB、3cBと底面と反対側の上面3bU、3cUを有する。各開口部3b、3cの側壁は上面から底面に向かってテーパーしている。下側の開口部3bの側壁はパッド2aを囲んでいる。そして、図6(A)に図6(B)と図6(C)の開口部3b、3cで形成される開口3aが示されている。図6では、開口部3b、3cの上面3bU、3cUの大きさは開口部3b、3cの底面3bB、3cBの大きさより大きい。そして、上側の開口部3cの底面3cBと下側の開口部3bの上面3bUは重なっていて、上側の開口部3cの底面3cBの大きさは下側の開口部3bの上面3bUの大きさより大きい。
図6(A)に示されるように、上側の開口部3cの底面3cBの外周と下側の開口部3bの上面3bUの外周との間に段部3dが形成されている。段部3dは上側の開口部3cにより露出される下側のソルダーレジスト層70の上面である。段部3dは上側の開口部3cの底面3cBの外周と下側の開口部3bの上面3bUの外周との間に存在している下側のソルダーレジスト層70の上面である。段部3dの長さKが図6(A)に示される。長さKは2.5μmから10μmである。高密度のプリント配線板が提供される。パッド2aと半田バンプの間の接続信頼性が高い。図1(D)や図5(B)に示されるように、段部3dはパッド2aの上面と略並行に形成されている。図1(E)に示されるように、段部3dはパッド2aの上面に対し斜めに形成されてもよい。図5(B)に示されるように、段部3dはパッド2aの上面と略同一平面上に位置していることが好ましい。各ソルダーレジスト層3、70、700の下面は樹脂絶縁層の第1面に近い面であり、上面は下面と反対側の面である。各開口部3b、3cは上面から下面に向かって細くなっている。図1(D)に示されるように、段部3dの高さは、パッド2aの上面より下に位置してもよい。容易に、半田ボールで半田バンプを形成することができる。尚、パッドの上面は樹脂絶縁層の第1面Fと略平行な面であって、第1面Fから離れている。
図5(B)は実施形態のプリント配線板11を示す。図5(A)は参考例1のプリント配線板101を示す。図5(C)は参考例2のプリント配線板102を示す。各プリント配線板11、101、102のパッド2aの大きさは同じである。また、各プリント配線板11、101、102で、パッド2aと配線2bとの間の間隔Sは同じである。プリント配線板11は開口3aを有し、プリント配線板101は開口3a1を有し、プリント配線板102は開口3a2を有する。開口3aの上側の開口部3cの側壁の傾きと開口3aの下側の開口部3bの側壁の傾きと開口3a1の側壁の傾きと開口3a2の側壁の傾きは同じである。各開口3a、3a1、3a2は、上面3Uに径W1、W、W2を有する第1開口を有する。各プリント配線板11、101、102は、配線2bとソルダーレジスト層3の側壁との間にギャップIS1、IS、IS2を有する。開口3aの第1開口の径Wと開口3a1の第1開口の径W1が同じであると、ギャップISの大きさはギャップIS1より大きい。従って、実施形態のプリント配線板11のパッド2a上に半田バンプが形成されても、プリント配線板11によれば、半田バンプと配線2b間の絶縁信頼性が高い。
プリント配線板11のギャップISとプリント配線板102のギャップIS2が同じであると、径Wは径W2より大きい。従って、実施形態のプリント配線板11では、開口3a内に大きな径を有する半田ボールを入れることができる。実施形態では、高い高さを有する半田バンプがパッド2a上に形成される。それに対し、径W2が小さいので、参考例2のプリント配線板102は、実施形態で用いられる半田ボール5を使うことができない。参考例2のプリント配線板102の半田バンプの高さは低い。あるいは、同じ大きさの半田ボールが使われると、実施形態では、半田ボール5はパッド2aに届くが参考例2では、半田ボール5はパッド2aに届かない。参考例2では、パッド2a上に半田バンプ4が形成されない。
半田ボール5をパッド2aに接触させるため、下側のソルダーレジスト層70の厚みはパッドの厚みと同じであることが好ましい。もしくは、下側のソルダーレジスト層70の厚みはパッド2aの厚みより薄いことが好ましい。下側のソルダーレジスト層70の厚みはパッド2aの厚みより薄いと、半田ボール5とパッド2aが確実に接触する。半田ボール5で半田バンプ4を確実に形成することができる。半田ペーストが印刷で開口3a内に形成されても、開口3a内の半田ペーストはボイドを含まない。プリント配線板11によれば、プリント配線板11とプリント配線板11に実装される電子部品間の接続信頼性が高い。
半田ボール5をパッド2aに接触させるため、下側のソルダーレジスト層70の厚みはパッドの厚みと同じであることが好ましい。もしくは、下側のソルダーレジスト層70の厚みはパッド2aの厚みより薄いことが好ましい。下側のソルダーレジスト層70の厚みはパッド2aの厚みより薄いと、半田ボール5とパッド2aが確実に接触する。半田ボール5で半田バンプ4を確実に形成することができる。半田ペーストが印刷で開口3a内に形成されても、開口3a内の半田ペーストはボイドを含まない。プリント配線板11によれば、プリント配線板11とプリント配線板11に実装される電子部品間の接続信頼性が高い。
図2(A)〜図2(I)は、実施形態のプリント配線板11を製造するための第1実施形態の製造方法を示す断面図である。第1実施形態のプリント配線板の製造方法では、図2(A)に示されるように、樹脂絶縁層1と樹脂絶縁層1上に形成されている導体層2とを有する中間基板20が準備される。導体層2は、例えばアディティブ法、セミアディティブ法、サブトラクティブ法等によって形成される。導体層2は、例えば、銅で形成されている。導体層2は、半導体素子などの電子部品を搭載するための複数のパッド2a、20aと、信号線や電源等の配線2bとを含む。中間基板の導体層2の表面が粗化される。
図2(B)に示されるように、導体層2から露出する樹脂絶縁層1上に下側のソルダーレジスト層70を形成するための第1ソルダーレジスト組成物7aが形成される。図2(B)に示されるように、第1ソルダーレジスト組成物7aは配線2b間の空間やパッド2a、20a間の空間や配線2bとパッド2a、20a間の空間を充填している。第1ソルダーレジスト組成物7aの高さ(厚さ)は、概ね導体層2の高さ(厚さ)に等しい。
図2(C)に示されるように、第1ソルダーレジスト組成物7aが乾燥される。概ね、タックフリーの状態が得られる。
図2(D)に示されるように、導体層2および第1ソルダーレジスト組成物7a上にPETフィルム8が積層される。この時、第1ソルダーレジスト組成物7aの表面が平坦化される。
図2(D)に示されるように、導体層2および第1ソルダーレジスト組成物7a上にPETフィルム8が積層される。この時、第1ソルダーレジスト組成物7aの表面が平坦化される。
図2(D)に示されるように、遮光部9aを有する第1露光マスク9が第1ソルダーレジスト組成物7a上に置かれる。遮光部9aはパッド2a、20a上に位置している。NSMDタイプのパッド2aが形成されるとき、遮光部9aの大きさはパッド2aの大きさより大きい。SMDタイプのパッド20aが形成されるとき、遮光部9aの大きさはパッド20aの大きさより小さい。第1露光マスク9を介して、第1ソルダーレジスト組成物7aは露光される。第1ソルダーレジスト組成物7aを硬化することで、第1ソルダーレジスト組成物7aから下側のソルダーレジスト層70が形成される。但し、下側の開口部3bを形成するため、NSMDタイプのパッド2aを囲む第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化されない。パッド2aの周りに未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7aが形成される。プリント配線板11がSMDタイプ20aのパッドを有する場合、SMDタイプのパッド上の第1ソルダーレジスト組成物7aも硬化されない。第1ソルダーレジスト組成物7aの厚みがパッド2a、20aの厚みより厚いとき、パッド2a、20a上の第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化されない。もしくは、パッド20aを形成する導体回路の外周上に形成されている第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化されてもよい。
後の工程で第1ソルダーレジスト組成物7aを除去することにより、下側の開口部3bを有する下側のソルダーレジスト層70が形成される。
PETフィルム8が除去される。
後の工程で第1ソルダーレジスト組成物7aを除去することにより、下側の開口部3bを有する下側のソルダーレジスト層70が形成される。
PETフィルム8が除去される。
図2(E)に示されるように、下側のソルダーレジスト層70と第1ソルダーレジスト組成物7aと導体層2上に上側のソルダーレジスト層700を形成するための第2ソルダーレジスト組成物7bが形成される。ソルダーレジスト組成物7a、7bは塗布で形成される。あるいは、ソルダー組成物7a、7bからなるフィルムを積層することでソルダーレジスト組成物7a、bは形成される。ソルダーレジスト組成物7a、7bは、光照射で硬化する。ネガタイプの組成物7a、7bが好ましい。第2ソルダーレジスト組成物7bの材料は第1ソルダーレジスト組成物7aの材料と異なってもよい。第2ソルダーレジスト組成物7bの材料と第1ソルダーレジスト組成物7aの材料は同じであることが好ましい。第1実施形態の製造方法では、第2ソルダーレジスト組成物7bの材料と第1ソルダーレジスト組成物7aの材料は同じである。
図2(F)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7bが乾燥される。概ね、タックフリーの状態が得られる。
図2(G)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7b上にPETフィルム8が積層される。この時、第2ソルダーレジスト組成物7bの表面が平坦化される。
図2(G)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7b上にPETフィルム8が積層される。この時、第2ソルダーレジスト組成物7bの表面が平坦化される。
図2(H)に示されるように、遮光部9bを有する第2露光マスク90が第2ソルダーレジスト組成物7b上に置かれる。遮光部9bはパッド2a、20a上に位置している。NSMDタイプのパッド2aを形成するための遮光部9bは第1ソルダーレジスト組成物7aを覆っている。さらに、NSMDタイプのパッド2aを形成するための遮光部9bは第1ソルダーレジスト組成物7aを囲む下側のソルダーレジスト層70上に位置している。NSMDタイプのパッド2aを形成するための遮光部(第2露光マスク90に形成されている遮光部)9bの大きさはNSMDタイプのパッド2aを形成するための遮光部(第1露光マスク90に形成されている遮光部)9aの大きさより大きい。NSMDタイプのパッド2aを形成するための遮光部9bの径9bWとNSMDタイプのパッド2aを形成するための遮光部9aの径9aWとの比(径9bW/径9aW)は、1.1から1.5である。適切な形状と適切な大きさを有する開口3aが形成される。径9aWは図2(D)に示され、径9bWは図2(H)に示されている。
第2露光マスク介して第2ソルダーレジスト組成物7bが露光される。第2ソルダーレジスト組成物7bから上側のソルダーレジスト層700が形成される。但し、上側の開口部3cを形成するため、NSMDタイプのパッド2a上とパッド2aを囲む第1ソルダーレジスト組成物(下側の開口部3b内の第1ソルダーレジスト組成物)7a上と第1ソルダーレジスト組成物(下側の開口部3b内の第1ソルダーレジスト組成物)7aを囲む下側のソルダーレジスト層70上の第2ソルダーレジスト組成物7bは硬化しない。また、下側の開口部3bを形成するため、NSMDタイプのパッド2aの周りの第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化しない。第1ソルダーレジスト組成物7aの厚みがパッド2aの厚みより厚く、パッド2a上に第1ソルダーレジスト組成物7aが存在する場合、パッド2a上の第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化されない。
未硬化な第2ソルダーレジスト組成物7bは、NSMDタイプのパッド上と未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7a上と未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7aを囲む第1ソルダーレジスト層70上に形成される。
プリント配線板11がSMDタイプのパッド20aを有する場合、パッド20aを形成する導体回路の外周領域上の第2ソルダーレジスト組成物7bも硬化する。パッド20aを形成する導体回路の中央領域上の第2ソルダーレジスト組成物7bは硬化しない。
プリント配線板11がSMDタイプのパッド20aを有する場合、パッド20aを形成する導体回路の外周領域上の第2ソルダーレジスト組成物7bも硬化する。パッド20aを形成する導体回路の中央領域上の第2ソルダーレジスト組成物7bは硬化しない。
図2(I)に示されるように、PETフィルム8が除去される。現像により、未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7aと未硬化な第2ソルダーレジスト組成物7bが除去される。樹脂絶縁層1の第1面F上に下側の開口部3bと段部3dを有する下側のソレダーレジスト層70が形成される。下側の開口部3bと段部3dを露出する上側の開口部3cを有する上側のソレダーレジスト層700が下側のソレダーレジスト層70上に形成される。上側の開口部3cと下側の開口部3bとからなる開口3aによりNSMDタイプのパッド2aが露出される。下側のソルダーレジスト層70と上側のソルダーレジスト層700とからなるソルダーレジスト層3が形成される。ソルダーレジスト層3はSMDタイプのパッド20aを露出する開口30aを有する。第1実施形態では、一度の現像で開口3a、30aを有するソルダーレジスト層3が形成される。
第1ソルダーレジスト組成物7aの厚みがパッド20aを形成する導体回路の厚みと等しい、もしくは、第1ソルダーレジスト組成物7aの厚みがパッド20aを形成する導体回路の厚みより薄いとき、SMDタイプのパッド20aを露出する開口30aは上側のソルダーレジスト層700のみに形成される。図2(I)に示されるように、パッド20aは上側のソルダーレジスト層700を貫通する開口部30cにより露出される。
第1ソルダーレジスト組成物7aの厚みがパッド2a、20aの厚みより厚い場合、パッド20aを形成する導体回路の外周領域上の第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化される。パッド20aを形成する導体回路の中央領域上の第1ソルダーレジスト組成物7aは硬化されない。これにより、パッド20aを露出する下側のソルダーレジスト層70がパッド20aを形成する導体回路の外周領域上に形成され、パッド20a上に未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7aが形成される。そして、第2ソルダーレジスト組成物7bが形成される時、パッド20aを形成する導体回路上の下側のソルダーレジスト層70と未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7a上に第2ソルダーレジスト組成物7bが形成される。
その後、第2露光マスク90のSMDタイプのパッド20aを形成するための遮光部9bを介してパッド20aを形成する導体回路の外周領域上の第2ソルダーレジスト組成物7bが硬化される。パッド20aを形成するための第2露光マスク90の遮光部9bの大きさは、パッド20aを形成するための第1露光マスク9の遮光部9aの大きさより小さい。そのため、図2(J)に示されるように、パッド20aを形成する導体回路の外周領域上の上側のソルダーレジスト層700は、パッド20aを形成する導体回路の外周領域上の第1ソルダーレジスト層70と第1ソルダーレジスト層70から露出するパッド20aを形成する導体回路の外周領域上に形成される。図2(J)では、SMDタイプのパッド20aを露出する開口30aは上側のソルダーレジスト層700を貫通している。図2(J)では、開口30aは上側のソルダーレジスト層700を貫通する開口部30cで形成されている。
上の段落の説明で用いられているパッド20aを形成するための第2露光マスク90の遮光部9bの大きさが変えられる。パッド20aを形成するための第2露光マスク90の遮光部9bの大きさは、パッド20aを形成するための第1露光マスク9の遮光部9aの大きさより大きい。得られる開口30aの断面図が図2(K)に示されている。図2(K)の例では、パッド20aを露出する開口30aは、パッド2aを露出する開口3aと同様に、下側のソルダーレジスト層70を貫通する開口部30bと上側のソルダーレジスト層700を貫通する開口部30cとからなる。また、開口部30cと開口部30bとの間に段部30dが存在する。
図3(A)〜図3(G)は、実施形態のプリント配線板11を製造するための第2実施形態の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態の図2(A)と図2(B)、図2(C)、図2(D)に示される工程が行われる。図3(A)は図2(D)に示される工程後の途中のプリント配線板110を示している。図2(D)の途中のプリント配線板110は第2実施形態の製造方法に関わる途中基板である。第1実施形態と同様な下側のソルダーレジスト層70が形成される。
第1実施形態の図2(A)と図2(B)、図2(C)、図2(D)に示される工程が行われる。図3(A)は図2(D)に示される工程後の途中のプリント配線板110を示している。図2(D)の途中のプリント配線板110は第2実施形態の製造方法に関わる途中基板である。第1実施形態と同様な下側のソルダーレジスト層70が形成される。
次いで、PETフィルム8が除去される。現像が行われる。図3(B)に示されるように、途中のプリント配線板110から第1ソルダーレジスト組成物7aが除去される。第1ソルダーレジスト組成物7aの厚みが薄いので、未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7aを容易に除去することができる。パッド2a、20aを露出する下側のソルダーレジスト層70が形成される。下側のソルダーレジスト層70はパッド2aを露出する下側の開口部3bを有している。下側のソルダーレジスト層70はパッド20aを形成している導体回路の側壁と接している。
図3(C)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7bが下側の開口部3b内と下側のソレダーレジスト層70とパッド2a、20a上に形成される。
図3(D)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7bが乾燥される。概ね、タックフリーの状態が得られる。
図3(E)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7b上にPETフィルム8が積層される。この時、第2ソルダーレジスト組成物7bの表面が平坦化される。
図3(D)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7bが乾燥される。概ね、タックフリーの状態が得られる。
図3(E)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7b上にPETフィルム8が積層される。この時、第2ソルダーレジスト組成物7bの表面が平坦化される。
図3(F)に示されるように、第2ソルダーレジスト組成物7bが露光される。第2実施形態の製造方法の露光方法と第1実施形態の製造方法の露光方法は同様である。図2(H)に示される方法と同様な方法で第2ソルダーレジスト組成物7bが露光される。
図3(G)に示されるように、PETフィルム8が除去される。現像により未硬化な第2ソルダーレジスト組成物7bが除去される。下側の開口部3b内の第2ソルダーレジスト組成物7bが除去される。上側の開口部3cが形成されるように、下側の開口部3b上と下側の開口部3bの周りの下側のソルダーレジスト層70上の第2ソルダーレジスト組成物7bが除去される。下側の開口部3bと段部3dを有する下側のソレダーレジスト層70が形成される。下側の開口部3bと段部3dを露出する上側の開口部3cを有する上側のソレダーレジスト層700が形成される。下側のソルダーレジスト層70と上側のソルダーレジスト層700とからなるソルダーレジスト層3が形成される。第1実施形態の製造方法では、第1ソルダーレジスト組成物7aは、第1ソルダーレジスト組成物7aの乾燥処理と第2ソルダーレジスト組成物7bの乾燥処理を受ける。それに対し、第2実施形態の製造方法では、第2ソルダーレジスト組成物7bが乾燥される時、第1ソルダーレジスト組成物7aは乾燥処理を受けない。そのため、第2実施形態の製造方法によれば、未硬化な第1ソルダーレジスト組成物7aを容易に除去することができる。
図1(A)や図1(B)に示される実施形態のプリント配線板11の開口3aに半田バンプ4を形成することができる。
ソルダーレジスト層が光硬化タイプであると、樹脂絶縁層の第1面Fに近いソルダーレジスト層の硬化度は低くなりやすい。硬化度が低いと、絶縁信頼性が低い。しかしながら、第1と第2実施形態の製造方法によれば、薄い厚みを有する第1ソルダーレジスト組成物7aを露光することで下側のソルダーレジスト層70が形成される。さらに、下側のソルダーレジスト層70は、上側のソルダーレジスト層700が形成される時、露光される。また、下側のソルダーレジスト層70は第2ソルダーレジスト組成物7bの熱処理も受ける。そのため、第1と第2実施形態の製造方法によれば、高い硬化度を有する下側のソルダーレジスト層70が形成される。パッド2a、20aと配線2b間やパッド2a、20aとパッド2a、20a間に下側のソルダーレジスト層70が存在する。下側のソルダーレジスト層70の硬化度が高いので、高い絶縁信頼性を有するプリント配線板が提供される。
第1と第2の実施形態の製造方法を改良することで得られるSMDタイプのパッド20aが図3(H)に示される。図3(H)の例では、下側のソルダーレジスト層70の開口部30bはパッド20aを形成する導体回路を完全に露出している。パッド20aを形成する導体回路と下側のソルダーレジスト層70との間にスペースが存在している。そして、上側のソルダーレジスト層700は、パッド20aを形成する導体回路と下側のソルダーレジスト層70との間のスペースを埋めている。さらに、上側のソルダーレジスト層700はパッド20aを形成している導体回路の外周領域を覆っている。上側のソルダーレジスト層700の開口部30cによりパッド20aは露出される。
図1(B)に示されるNSMDタイプのパッド2aのみを有するプリント配線板11は第1と第2実施形態の製造方法で製造される。
ソルダーレジスト層3を紫外線で露光することや加熱することで、さらにソルダーレジスト層の硬化度を高くすることができる。これによりプリント配線板の剛性や絶縁信頼性が高くなる。
下側および上側のソルダーレジスト層70、700はポジタイプでもネガタイプでもよい。タイプに応じて露光マスクが選定される。
下側および上側のソルダーレジスト層70、700はポジタイプでもネガタイプでもよい。タイプに応じて露光マスクが選定される。
1 樹脂絶縁層
2 導体層
20 第2導体層
2a NSMDタイプのパッド
20a SMDタイプのパッド
2b 配線
3 ソルダーレジスト層
3a 開口
3b 下側の開口部
3c 上側の開口部
3d 段部
30b 開口部
30c 開口部
4 半田バンプ
5 半田ボール
8 PETフィルム
9 第1露光マスク
90 第2露光マスク
9a、9b 遮光部
11 プリント配線板
60 ビア導体
70 下側のソルダーレジスト層
700 上側のソルダーレジスト層
2 導体層
20 第2導体層
2a NSMDタイプのパッド
20a SMDタイプのパッド
2b 配線
3 ソルダーレジスト層
3a 開口
3b 下側の開口部
3c 上側の開口部
3d 段部
30b 開口部
30c 開口部
4 半田バンプ
5 半田ボール
8 PETフィルム
9 第1露光マスク
90 第2露光マスク
9a、9b 遮光部
11 プリント配線板
60 ビア導体
70 下側のソルダーレジスト層
700 上側のソルダーレジスト層
Claims (3)
- 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層と、
前記樹脂絶縁層の第1面上に形成されているNSMDタイプのパッドを含む導体層と、
前記樹脂絶縁層上に形成され、前記パッドを露出する開口を有するソルダーレジスト層と、
を有するプリント配線板において、
前記ソルダーレジスト層は前記第1面上に形成されている下側のソルダーレジスト層と前記下側のソルダーレジスト層上に形成されている上側のソルダーレジスト層で形成されていて、
前記開口は前記下側のソルダーレジスト層に形成されている下側の開口部と前記上側のソルダーレジスト層に形成されている上側の開口部とを含み、
前記上側の開口部の大きさは前記下側の開口部の大きさより大きい。 - 第1面と前記第1面と反対側の第2面を有する樹脂絶縁層と前記樹脂絶縁層の前記第1面に形成されているNSMDタイプのパッドを含む導体層とを有する中間基板を準備することと、
前記導体層から露出する前記樹脂絶縁層の第1面上に第1ソルダーレジスト組成物を形成することと、
前記パッドの周りに未硬化な第1ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第1ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第1ソルダーレジスト組成物から下側のソルダーレジスト層を形成することと、
前記下側のソルダーレジスト層と前記導体層と前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物上に第2ソルダーレジスト組成物を形成することと、
前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物と前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物を囲む前記第1ソルダーレジスト層上に未硬化な第2ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第2ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第2ソルダーレジスト組成物から上側のソルダーレジスト層を形成することと、
前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物と前記未硬化な第2ソルダーレジスト組成物を除去することで、前記NSMDタイプのパッドを露出する開口を形成すること、とを有するプリント配線板の製造方法であって、
前記開口は前記下側のソルダーレジスト層に形成されている下側の開口部と前記上側のソルダーレジスト層に形成されている上側の開口部とを有し、
前記上側の開口部の大きさは前記下側の開口部の大きさより大きい。 - 第1面と前記第1面と反対側の第2面を有する樹脂絶縁層と前記樹脂絶縁層の前記第1面に形成されているNSMDタイプのパッドを含む導体層とを有する中間基板を準備することと、
前記導体層から露出する前記樹脂絶縁層の第1面上に第1ソルダーレジスト組成物を形成することと、
前記パッドの周りに未硬化な第1ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第1ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第1ソルダーレジスト組成物から下側のソルダーレジスト層を形成することと、
前記未硬化な第1ソルダーレジスト組成物を除去することで、前記NSMDタイプのパッドを露出する下側の開口部を前記下側のソルダーレジスト層に形成することと、
前記下側のソルダーレジスト層上と前記下側の開口部内に第2ソルダーレジスト組成物を形成することと、
前記下側の開口部内と前記下側の開口部を囲む前記下側のソルダーレジスト層上に未硬化な第2ソルダーレジスト組成物が形成されるように、前記第2ソルダーレジスト組成物を露光することで前記第2ソルダーレジスト組成物から上側のソルダーレジスト層を形成することと、
前記未硬化な第2ソルダーレジスト組成物を除去することで、前記下側の開口部に繋がる上側の開口部を前記上側のソルダーレジスト層に形成すること、とを有するプリント配線板の製造方法であって、
前記上側の開口部の大きさは前記下側の開口部の大きさより大きい。
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- 2014-09-12 JP JP2014185971A patent/JP2016058673A/ja active Pending
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