JP2016055057A - 錠剤の印刷方法及び錠剤印刷装置 - Google Patents

錠剤の印刷方法及び錠剤印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】錠剤を2つに割った状態でも、印刷された錠剤情報を正確に視認できるように印刷する錠剤の印刷方法と錠剤印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷画像データ作成部18から送られた印刷画像データを取り込み、錠剤マガジン60の収容室61内に収容された錠剤の両面に錠剤情報を非接触で印刷するインクジェットプリンタ10を備える。印刷画像データ作成部19は、錠剤の割線の両側に錠剤情報の文字列を分けて配置するとともに、割線角度算出部17が算出した割線の角度データだけ文字列を回して、錠剤の一面の印刷画像データを作成する。錠剤の他面の印刷画像は、割線の両側に分けて配置される一面の印刷画像データの文字列を、割線の両側で相互に入れ替え、且つ割線の角度データとは逆方向にその角度データだけ文字列を回して他面の印刷画像データを作成する。
【選択図】図14

Description

本発明は、割線を有した錠剤(割線錠)の表面及び裏面に、非接触で錠剤名等の錠剤情報を印刷し、錠剤を半分に割った状態でも、錠剤情報を確実に視認して錠剤を識別し得るようにした錠剤の印刷方法及び錠剤印刷装置に関する。
錠剤の調剤ミスや患者による誤服用を防止するために、近年、多くの錠剤で、その表面に錠剤の錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が印刷されるようになりつつある。
従来、錠剤の表面に、錠剤の名称、錠剤識別コードなどを非接触で印刷する錠剤印刷装置として、インクジェットプリンタを使用した錠剤印刷装置が提案されている。この錠剤印刷装置は、コーティング層のない素錠の表面に、インクジェットプリンタを使用して、非接触で錠剤名等を印刷することができる。
一方、錠剤は、病院などの調剤において、主薬含有量を調整するために、錠剤を半分に割って使用する場合があり、錠剤を半分に割って使用するために、錠剤の表面中央或いは表裏両面の中央に、割線を形成した錠剤(割線錠)が製造されている。
この種の錠剤において、錠剤の表面に、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどを印刷する要望があり、従来、表面中央に割線を有した錠剤に、非接触で錠剤名などを印刷する錠剤印刷装置が、下記特許文献1において提案されている。
特開2013−121432号公報
この従来の錠剤印刷装置は、ベルト状の搬送コンベヤ上に多数の錠剤(割線錠)をランダムに載置して搬送し、所定の印刷位置まで搬送された錠剤をラインセンサにより撮影し、その画像データを画像処理して、割線の現れた錠剤(割線のある表面を向いた割線錠)の表面画像を画像認識する。さらに、この錠剤印刷装置は、その画像データから割線の向きを検知し、その割線の両側に、印刷を行うように、印刷データを作成し、印刷データをインクジェットプリンタの印刷ヘッドに送り、錠剤の表面の割線の両側に、錠剤名などの情報を印刷するように動作する。
しかしながら、この従来の錠剤印刷装置は、印刷処理の前に、ベルト状の搬送コンベヤの上に載置された錠剤を、上方からラインセンサで撮影し、その画像データを画像処理して、錠剤及び割線を認識するが、コンベヤ上には、多数の錠剤が、その位置や割線の向きをランダムに位置させた状態で載置され搬送されるため、割線の現れた錠剤について、その割線の向きを正確に且つ高速で検知することが難しく、検知を含む印刷工程にかかる時間が長くなり、効率的な錠剤印刷ができない。
さらに、錠剤印刷は、搬送コンベヤ上にランダムに載置された多数の錠剤に対し、インクジェットプリンタの印刷ヘッドを最適な位置まで移動させて行なう必要があるため、各種の割線の向きに合せて、その割線の両側に正確に且つ高速で印刷することは難しい。
さらに、この錠剤印刷装置によって印刷された錠剤は、図27に示すように、割線のある錠剤の一面にのみ、割線の両側(上下両側)に分かれて、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどが、印刷される。
このため、病院などで、調剤を行う際、錠剤を半分に割ったとき、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が、必然的に2つに分割されてしまい、半分に分割された錠剤を見ただけでは、印刷された錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの情報が、半分のみとなり、錠剤情報を薬剤師や使用者などに正確に伝達することができない。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、割線を有する錠剤に錠剤情報を印刷する際、錠剤を2つに割った状態でも、印刷された錠剤情報を正確に視認できるように印刷することができる錠剤の印刷方法と錠剤印刷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る錠剤の印刷方法は、
少なくとも一面に割線を有した錠剤に錠剤情報を非接触で印刷する錠剤の印刷方法において、
該錠剤の両面を撮影しその画像データを生成する画像撮影ステップと、
画像撮影ステップで生成された割線剤の画像データを処理して該錠剤の割線画像データを抽出する割線画像データ抽出ステップと、
該割線画像データに基づき、該割線の角度を算出する割線角度算出ステップと、
該割線のある一面の印刷用に、該割線を挟んだ両側に該錠剤情報を2分割して配置し、且つ該割線角度算出ステップで算出した該割線の角度だけ該錠剤情報を正方向に回して印刷画像データを作成し、該一面とは逆の他面の印刷用に、該2分割された該錠剤情報を該割線の両側で相互に入れ替えて配置し、且つ該割線角度算出ステップで算出した該角度だけ該錠剤情報を逆方向に回して、該錠剤情報を錠剤に印刷するための印刷画像データを作成する印刷画像データ作成ステップと、
該印刷画像データ作成ステップで作成された印刷画像データを印刷装置に送出し、該錠剤の両面に錠剤情報を非接触で印刷する印刷ステップと、
を含むことを特徴とする。
この発明の印刷方法によれば、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が、錠剤(割線錠)の両面に、且つ割線の両側に分けて印刷されるとともに、割線の傾斜角度に合せその角度に沿って印刷される表裏の文字列は、割線の両側で相互に入れ替えて印刷される。
このため、病院などで、調剤を行う際、錠剤を半分に割ったとき、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報は、割線の両側に分かれて印刷されているものの、半分に分割された各錠剤には、その表裏(一面と他面)において、錠剤情報の文字列が割線の両側で相互に入れ替えた状態で現れる。このため、薬剤師や使用者は、半分に分割された錠剤片の表裏を見れば、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報の全てを視認することができ、錠剤情報を正確に認識することができる。
また、錠剤情報全体が、2分割される錠剤の表裏に分かれて印刷されるため、錠剤の一面のみの半分の領域に、錠剤情報全体を印刷する場合に比べ、文字列の大きさを、より大きく印刷することができ、特に、直径6mm程度の小径の割線錠に印刷する場合、見やすく印刷することができる。
一方、本発明に係る錠剤印刷装置は、搬送コンベヤにより多数の錠剤を搬送しながら、少なくとも一面に割線を有する錠剤の両面に、非接触により錠剤情報を印刷する錠剤印刷装置において、
搬送コンベヤのコンベヤチェーンに取り付けられたアタッチメント上に並列状態で着脱可能に取り付けられ、複数の錠剤を縦方向に収容する縦長の収容室を複数個並設してなる錠剤マガジンと、
該錠剤マガジン内の錠剤の両側を印刷前に撮影し画像データを生成する画像撮影装置と、
該画像撮影装置で生成された錠剤の画像データを処理して該錠剤の割線の角度データを算出する画像データ処理手段と、
該錠剤情報の印刷画像データを作成し、印刷装置に該印刷画像データを送出する印刷画像データ作成手段と、
該搬送コンベヤの両側で該錠剤マガジンに向けて印刷ヘッドを配置し、該印刷画像データ作成手段から送られた該印刷画像データを取り込み、錠剤マガジンの収容室内に収容された錠剤の両面に錠剤情報を非接触で印刷する印刷装置と、
を備え、
該印刷画像データ作成手段は、該画像撮影装置の撮影画像に割線がある場合、該割線の両側に該錠剤情報の文字列を分けて配置するとともに、該画像データ処理手段が算出した割線の角度データだけ該文字列を回して、該錠剤の一面の印刷画像データを作成し、該錠剤の他面の印刷画像データについては、該割線の両側に分けて配置される該一面の印刷画像データの該文字列を、該割線の両側で相互に入れ替え、且つ該割線の角度データとは逆方向に該角度データだけ該文字列を回して該他面の印刷画像データを作成することを特徴とする。
この発明の錠剤印刷装置によれば、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が、錠剤(割線錠)の両面に、且つ割線の両側に分けて印刷されるとともに、表裏の文字列は、割線の両側で相互に入れ替えて印刷される。
このため、病院などで、調剤を行う際、錠剤を半分に割ったとき、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報は、割線の両側に分かれて印刷されているものの、半分に分割された錠剤片には、その表裏において、文字列が割線の両側で相互に入れ替えた状態で現れるので、半分に分割された錠剤片の表裏を見れば、薬剤師や使用者は、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報の全てを視認することができ、錠剤情報を正確に認識することができる。
また、従来の錠剤印刷装置に比して、整列トラフ、第1搬送コンベヤのコンベヤベルト、反転装置、及び第2搬送コンベヤのコンベヤベルトが不要となり、錠剤マガジンを取り付けた搬送コンベヤのみを設置すればよいため、印刷装置の構成を非常に簡単化し且つ小型化することができる。さらに、錠剤マガジンに収容された錠剤の両面に、同時に印刷媒体を噴出或いは照射して印刷を行なうことができるので、従来の錠剤印刷装置のような、錠剤の反転による転写や印刷不良を防止することができ、高い精度で錠剤に印刷することができる。
さらに、従来の錠剤印刷装置のように、整列トラフ、第1搬送コンベヤのコンベヤベルト、反転装置、及び第2搬送コンベヤのコンベヤベルト間における錠剤の載せ変え移動がないため、錠剤の載せ変え移動に伴う、粉体の発生が少ないので、薬剤のコンタミネーションを防止し、吸引装置のフィルタの目詰まりも低減させることができる。
さらに、錠剤の搬送時に錠剤の載せ変え移動がないため、載せ変えに伴う、錠剤の脱落、錠剤の搬送姿勢の悪化、或いは錠剤の姿勢不良による印刷不良を防止し、高い精度の印刷を行なうことができる。また、搬送コンベヤ上の錠剤マガジンは、縦長の収容室内に複数の錠剤を縦に収容し、錠剤が自重で収容室内に保持されるため、収容室内の錠剤を一定の姿勢で移動させることができ、非常停止時などで搬送コンベヤが停止した場合でも、収容室内の錠剤を安全に保持することができる。
ここで、上記錠剤マガジンの収容室は、搬送コンベヤの幅方向に1列で且つ搬送コンベヤの移動方向に複数個並設され、収容室には、上端開口部が設けられるとともに、印刷装置の印刷ヘッドから錠剤の表面に噴出または照射される印刷媒体の通過を許容する印刷用開口部が両面に設けられ、印刷用開口部の幅寸法は、錠剤の外径より僅かに短く形成することが好ましい。
この錠剤印刷装置によれば、搬送コンベヤに多数の錠剤マガジンを取り付け、各錠剤マガジンの幅方向に1列で設けた収容室内に、複数の錠剤を縦に収容し、搬送コンベヤによりそれらを搬送しながら、錠剤マガジンの両側に設置した印刷装置の印刷ヘッドから、収容室両側の印刷用開口部を通して、印刷媒体を各錠剤の両面に噴出し或いは照射して、印刷を行なうので、従来の錠剤印刷装置のように、搬送コンベヤに錠剤を吸着させるための大型真空吸引装置が不要となり、装置の電力消費量も大幅に削減することができる。
ここで、上記錠剤印刷装置において、上記錠剤マガジンの元部に永久磁石を設け、コンベヤチェーンの磁性体のアタッチメントに対し、磁力により、該錠剤マガジンを着脱可能に取り付けられるように構成することが好ましい。
これによれば、錠剤マガジンを洗浄する際、或いは別のサイズや形状の錠剤に印刷するために別の錠剤マガジンと取り替える場合、搬送コンベヤから全ての錠剤マガジンを容易に且つ迅速に取り外し及び取り付けることができる。また、その際、取付用のボルト、ナット、取付ねじなどの小部品を使用しないため、小部品が錠剤に混入する不具合を防止することができる。
ここで、上記錠剤マガジン内の錠剤を撮影する画像撮影装置は、搬送コンベヤ上の錠剤マガジンの両側にイメージセンサカメラを配置し、間欠運転される搬送コンベヤの停止時に、該イメージセンサカメラを動作させ、錠剤マガジンの収容室内の全錠剤の両面を同時に撮影することが好ましい。これによれば、所定位置で停止した状態の錠剤マガジンを両側から同時撮影することにより、収容室内の全錠剤の両面における鮮明な画像データを短時間で取得することができ、高速でその画像データから錠剤の割線の画像データを抽出し、割線の角度を算出することができる。
またここで、上記印刷装置として、インクジェットを印刷媒体とするインクジェットプリンタが配設され、インクジェットプリンタの印刷ヘッドは、搬送コンベヤ上の錠剤マガジンの両側に、且つ該錠剤マガジンの1本の収容室内の全錠剤を一度に印刷するように該収容室を向けて、サーボスライダの水平移動部に取り付けることができる。これにより、サーボスライダの水平移動部を水平方向に移動させながら、錠剤マガジンの各収容室の位置で、印刷ヘッドを動作させ、錠剤の両面に、略同時に効率的に印刷することができる。
本発明の印刷方法及び錠剤印刷装置によれば、割線を有する錠剤に錠剤情報を良好に印刷することができ、錠剤を2つに割った状態でも、印刷された錠剤情報を正確に視認することができる。
本発明の実施形態を示す錠剤印刷装置の概略構成図である。 コンベヤチェーンのアタッチメントに装着した状態の錠剤マガジンの正面図である。 同様に装着された状態の錠剤マガジンの左側面図である。 (a)は錠剤マガジンの横方向の拡大部分断面図、(b)はその縦方向の拡大部分断面図である。 錠剤を収容室に収容した状態の錠剤マガジンの正面図である。 錠剤供給装置の概略正面構成図である。 同錠剤供給装置の概略側面構成図である。 錠剤供給部を下降させた状態の概略正面構成図である。 挟持部を下降させた状態の概略正面構成図である。 インクジェットプリンタの正面図である。 インクジェットプリンタの側面図である。 インクジェットプリンタの平面図である。 インクジェットプリンタの動きを示す正面図である。 錠剤印刷装置の概略構成を示す構成ブロック図である。 不良品排出装置の概略正面構成図である。 同不良品排出装置の概略側面構成図である。 錠剤回収装置の概略正面構成図である。 同錠剤回収装置の概略側面構成図である。 印刷処理を示す概略フローチャートである。 マガジンAに対する印刷処理を示すフローチャートである。 マガジンBに対する印刷処理を示すフローチャートである。 錠剤の割線の角度データとそのデータ番号を示す説明図である。 錠剤マガジン内の各錠剤の表に印刷する画像データと裏に印刷する画像データを示す説明図である。 錠剤マガジン内の各錠剤の表に印刷した印刷画像と裏に印刷した印刷画像を示す説明図である。 印刷後の錠剤を半分に割ったときの説明図である。 印刷装置としてのレーザーマーカーの構成図である。 従来の印刷装置で印刷した割線錠の説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。この錠剤印刷装置は、図1に示すように、1台の搬送コンベヤ1により、錠剤を収容した多数の錠剤マガジン60を搬送しながら、上記印刷装置としてのインクジェットプリンタ10により、錠剤の両面に非接触で順次印刷を行なうように構成される。搬送コンベヤ1自体は、非常に簡単な構造であり、両側に軸支されたチェーンスプロケット間に、コンベヤチェーン2が両側に掛け渡され、コンベヤチェーン2にはアタッチメント3を介して錠剤マガジン60が並設される。
錠剤印刷装置の搬送コンベヤ1は、予め設定されたタクトタイムで、所定の移動距離、移動時間、停止位置検出或いは停止時間ごとに、間欠運転されるように構成される。搬送コンベヤ1の間欠運転の制御は、図示しないコントローラにより、各錠剤マガジン60が所定の錠剤供給装置55の位置に達したとき、その位置で正確に停止させ、錠剤供給を適正に行なう。
搬送コンベヤ1には、図2,3に示すように、両側のコンベヤチェーン2間に、一定の間隔で多数のアタッチメント3が固定され、各アタッチメント3には、錠剤マガジン60を取り付けるための、アタッチメント部材4が固定される。錠剤マガジン60は硬質合成樹脂などにより直方体状に形成され、その下部には、永久磁石64が埋設され、錠剤マガジン60は磁力によりアタッチメント3上のアタッチメント部材4に吸着固定される。
錠剤マガジン60は、図2,3に示す如く、正面を長方形とした薄い板状に形成され、水平直線状の底辺部を、アタッチメント3の上面に当接させ、永久磁石64によってその正面下部をアタッチメント部材4に吸着させて、アタッチメント3上の正確な位置に取り付けられる。アタッチメント部材4の略中央には、位置決めピン4aが水平横方向に突設される。すなわち、錠剤マガジン60は、硬質合成樹脂により一体成形され、アタッチメント部材4に吸着させるために、その下部に3枚の永久磁石64が埋設される。錠剤マガジン60の下部には、永久磁石64側の位置決めピン4aに対応した位置に、位置決め孔65が設けられ、錠剤マガジン60はその位置決め孔65を位置決めピン4aに嵌め込み、アタッチメント3の所定位置に正確に且つ容易に取り付けられる。
さらに、錠剤マガジン60は、図2〜4に示すように、長方形の板状本体内に、複数の錠剤を縦方向に収容する縦長の収容室61を複数個並設して形成される。錠剤マガジン60には、例えば6本の収容室61が一定間隔で縦に形成され、各収容室61は、搬送コンベヤ1の幅方向に1列で且つ搬送コンベヤ1の移動方向に並設され、各収容室61には、上端開口部62が開口して設けられる。
各収容室61には、上端開口部62とともにその前後両側に印刷用開口部63が縦方向に設けられ、各収容室61には、標準の大きさの錠剤が複数個(例えば6個)収容される形状となっている。さらに、縦長の各収容室61の底部には、図4に示すように、収容室61及び印刷用開口部63の幅より小幅の底溝66が、前後に水平に貫通して形成される。この底溝66は、錠剤回収装置70の持上ピン71及び不良品排出装置85の持上ピン88を、前後から挿通可能の形状に形成される。
錠剤マガジン60の各収容室61の正面と背面の両側に設けられた印刷用開口部63は、インクジェットプリンタ10から噴出するインクジェットの正常な通過を許容する幅に、縦方向に沿って設けられる。図4a,bに示すように、印刷用開口部63の幅寸法W1は、錠剤Mの外径Bより僅かに短く形成され、錠剤Mが収容室61内で安定して保持される構造である。錠剤マガジン60は、印刷する錠剤Mの大きさ(外径B)に応じて製作され、各収容室61内に、任意の個数の錠剤Mを縦1列に収容するように製作される。なお、錠剤Mは、その一面(表)に割線を付した割線錠であり、割線錠には、表裏両面に割線を付した割線錠もあり、この両面に割線を有した錠剤にも印刷可能である。
図4a,bに示す如く、収容室61の内側の幅寸法W2は、印刷用開口部63の幅寸法W1より僅かに広く形成され、且つ収容室61の内側の幅寸法W2は、錠剤Mの外径Bより僅かに広く形成される。また、錠剤の厚さTは、収容室61の厚さW3より小さく形成されるが、収容室61の厚さW3より僅かに厚くなってもよい。これにより、錠剤供給装置55において、上方の上端開口部62から縦列状の錠剤Mが錠剤挟持部56により挟持されて供給されたとき、各列の錠剤Mは収容室61内に進入する構造である。
さらに、錠剤マガジン60の各収容室61の正面と背面に開口する印刷用開口部63の幅寸法W1は、錠剤Mの外径Bより僅かに狭く(小さく)形成され、収容室61内に供給された6個の錠剤Mが収容室61内で安定して保持される構造となっている。また、この印刷用開口部63の幅寸法W1は、錠剤Mの外径Bに対し比較的広くすることができ、印刷は、インクジェットによりこの印刷用開口部63を通して非接触で行なわれるため、錠剤Mの印刷面は従来のオフセット印刷などに比して広くすることができ、従来の印刷より遥かに多くの文字を印刷することができる。
さらに、各収容室61の底部には、底溝66が、正面側から背面側に貫通するように形成される。この底溝66は、後述の錠剤回収装置70の持上ピン71または不良品排出装置85の持上ピン88を挿入するために設けられ、且つ錠剤の粉体を収容室61から排出してその底部に粉体が溜まりにくくしている。図1に示すように、搬送コンベヤ1の下段搬送路1bにマガジン清掃装置30が配設され、印刷工程後の錠剤マガジン60が反転してマガジン清掃装置30まで移動したとき、エアーブロワ31で、錠剤マガジン60の収容室61の底溝66から粉体を吹き飛ばし、集塵装置32で粉体を集塵するようになっている。
図1に示す如く、搬送コンベヤ1の始端部近傍に、錠剤を供給するための錠剤供給装置55が配設される。錠剤供給装置55は、図6,7に示すように、搬送コンベヤ1の上段搬送路1aの供給位置、つまり所定の供給位置で停止した錠剤マガジン60上に、錠剤供給部55aを載置して連通接続するように、錠剤供給部55aを昇降可能に配設している。錠剤供給部55aは、錠剤マガジン60の収容室61に対応した本数の錠剤供給路55bをその内部縦方向に設けて構成され、流体圧シリンダ55eによって昇降するようになっている。
この錠剤供給部55aでは、2個の錠剤マガジン60に対し1度に錠剤を供給するために、12本の錠剤供給路55bが錠剤供給部55aに設けられるが、1個の錠剤マガジン60に錠剤を供給するように構成することもできる。錠剤供給部55aの上部には、可撓性を有するチューブ状の可撓性フィーダー55dが接続され、可撓性フィーダー55dを通して錠剤供給装置55の図示しない錠剤フィーダーから送られる錠剤を、各錠剤供給路55bに供給するようになっている。
錠剤供給部55aの各錠剤供給路55bは、錠剤マガジン60の収容室61と同様に、その正面と背面を縦方向に連続して開口し、縦に細長い開口部を設けて構成される。図7に示すように、錠剤供給部55aの前後両側には、錠剤挟持片56aを有した錠剤挟持部56が上下動及び前後移動可能に配設される。錠剤挟持部56の各錠剤挟持片56aは、錠剤供給部55aの各錠剤供給路55bの開口部に対応して設けられ、各錠剤供給路55bの開口部から収容室61内に進入し、錠剤供給路55b内の錠剤を前後両側から挟持可能な構造となっている。錠剤挟持片56aは、高分子弾性体(高分子エラストマー、合成ゴム等)、軟質発泡合成樹脂等から細い棒状に形成され、錠剤マガジン60内の複数の錠剤を両側から錠剤挟持片56aで確実に挟んで挟持する構造である。
さらに、錠剤挟持部56に錠剤挟持片56aは、錠剤を前後両側から挟持した状態で下降し、錠剤供給路55b内の錠剤を押し下げるように構成される。このために、図7に示す如く、錠剤挟持部56は流体圧シリンダ56bによって前後に移動可能に取り付けられ、錠剤挟持部56を保持する流体圧シリンダ56bは上下動可能に配設され、昇降用の流体圧シリンダ56cによって昇降する。錠剤供給位置には、ガイドポスト56dが床上に鉛直に立設され、錠剤挟持部56及び流体圧シリンダ56bの上下動をガイドする構造である。ガイドポスト56d、流体圧シリンダ56b、56c、及び錠剤挟持部56は、図7に示すように、搬送コンベヤ1上の錠剤マガジン60の前後両側に1対づつ配設される。
上記構成により、搬送コンベヤ1上の空の錠剤マガジン60が錠剤供給装置55まで移動し、図示しない停止位置検出センサの検出により、搬送コンベヤ1が停止したとき、錠剤供給装置55は、流体圧シリンダ55eを動作させて錠剤供給部55aを錠剤マガジン60上に載置させ、錠剤供給部55aの各錠剤供給路55bを錠剤マガジン60の各収容室61の上端開口部62に接続する。このとき、錠剤供給部55aでは、各錠剤供給路55b内の所定数の錠剤が入った状態であり、それらの錠剤は前後両側から錠剤挟持部56の錠剤挟持片56aにより安全確実に挟持され、錠剤供給路55b内に保持された状態にある。次に、錠剤を挟持した状態の錠剤供給部55aが図9のように下降し、これにより、錠剤供給部55aの各錠剤供給路55bから所定数の錠剤が、錠剤マガジン60の各収容室61内に、その上端開口部62から供給されるようになっている。
また、この後、錠剤挟持部56は錠剤挟持片56aを両側に引き戻した状態で、所定の位置まで上昇し、その状態で、錠剤挟持部56は再び錠剤挟持片56aを押し出し、錠剤供給部55aの錠剤供給路55bに上方から供給されている所定数の錠剤を挟持して保持する。この後、錠剤供給部55aが錠剤挟持部56とともに僅かに上昇し、これにより、錠剤マガジン60と錠剤供給部55aとの間が僅かに開き、錠剤供給路55b内に錠剤を保持した状態で、次の空の錠剤マガジン60が錠剤供給路55bの真下まで移動する間、錠剤を保持した錠剤供給部55aは所定の上方位置で待機する。
さらに、図1に示すように、搬送コンベヤ1の上段搬送路1a上には、錠剤供給装置55の次工程近傍位置に、錠剤マガジン60に収容された錠剤の外観を検査する外観検査装置7が配設される。外観検査装置7は、錠剤マガジン60内に収容された各収容室61内の錠剤の外観を、撮像装置により、両側から一度に撮像するように構成される。撮像装置には、ラインセンサ式カメラを使用して画像データを取得することができる。撮像装置が撮影した画像データは、画像処理した後、予め記憶した傷のない正常の錠剤の画像データと比較し、錠剤の外観に欠損や汚れなどの異常の有無を検査する。
さらに、図1に示すように、搬送コンベヤ1の上段搬送路1aにおける、外観検査装置7の次工程近傍位置に、錠剤Mの錠剤情報を印刷する上記印刷装置として、インクジェットプリンタ10が配設されるとともに、印刷前に錠剤Mの両側面を撮影する画像撮影装置20が配設される。インクジェットプリンタ10は、錠剤マガジン60が搬送コンベヤ1の上段搬送路1a上を所定位置に搬送されたとき、錠剤マガジン60の各収容室61に収容された複数の錠剤に対し、その両側面に、略同時に印刷を行なうように、1対の印刷ヘッド11がサーボスライダ12の水平移動部12aの両側に垂下した状態で取り付けられる。1対の印刷ヘッド11は、図13に示すように、搬送コンベヤ1の上段搬送路1aを移動して所定位置に停止した錠剤マガジン60に対し、サーボスライダ12の作動により、収容室61の両側(正面と背面)の印刷用開口部63に向けてインクジェットを噴出し、印刷する。
インクジェットプリンタ10の印刷ヘッド11は、縦長状に形成され、1個の収容室61内に収容される全錠剤を、一度に印刷することができる構造であり、6個の収容室61を有する錠剤マガジン60に対し、サーボスライダ12の動作により順に移動して6個の収容室61内の全錠剤に印刷する。また、図10〜図12に示すように、印刷ヘッド11は、搬送コンベヤ1の両側に配設され、両側の印刷ヘッド11は、サーボスライダ12の水平移動部12a上に、搬送コンベヤ1上の錠剤マガジン60の収容室61内の錠剤に向けて取り付けられるので、収容室61内の全錠剤の表裏両側面に、略同時に印刷することができる。
この実施形態のサーボスライダ12のスライダ本体は、水平移動部12aが2個の錠剤マガジン60の長さ以上に長尺に形成され、錠剤マガジン60の一度の停止時に、2個分の錠剤マガジン60内の錠剤を、サーボスライダ12の動作により、一度に印刷するようになっている。これにより、一度の停止時に1個の錠剤マガジンの錠剤に印刷する場合に比べ、印刷効率を高くしている。
上記のように、両側の印刷ヘッド11は、サーボスライダ12の水平移動部12aに取り付けられ、サーボスライダ12の制御駆動により、搬送コンベヤ1の搬送方向(錠剤マガジン60の長手方向)と平行に、精密に制御移動可能である。サーボスライダ12の水平移動部12aは長尺のスライダ本体上を摺動可能に取り付け、ステップモータにより回転駆動されるボールねじの回転により、水平移動部12aを長手方向に往復移動し、水平移動部12aの移動量は、ステップモータの制御により精密に制御される。
さらに、水平移動部12aの両側に垂下して取り付けられた印刷ヘッド11の下側に、錠剤マガジン60の位置を正確に検出するために、精密位置センサ13が取りけられる。精密位置センサ13はレーザ光を投光して受光する透過型レーザセンサ等から構成され、錠剤マガジン60のエッジを正確に検出する。インクジェットプリンタ10は、精密位置センサ13が錠剤マガジン60のエッジを検出し、その検出信号を入力したとき、その錠剤マガジン60の収容室61内の錠剤に対し印刷工程に入るように制御される。
インクジェットプリンタ10は、一定時間ごとに自動的に印刷ヘッド11のノズル部をクリーニングする機構を内蔵する。錠剤の印刷に使用されるインクには、水系で人体に対し無害のインクが使用され、印刷ヘッド11に、顔料の異なるインクを噴出する複数のノズルを設けることにより、2色以上のカラー印刷で、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マーク、錠剤名などの錠剤情報を非接触で印刷する。
さらに、インクジェットプリンタ10は、図14に示すように、印刷コントローラ14から送られる印刷画像データに基づき、ピエゾ型の印刷ヘッド11を制御して印刷するように構成され、インクジェットを、錠剤マガジン60の収容室61の印刷用開口部63を通して内部の錠剤に噴出し、略同時の錠剤の表裏に錠剤情報を印刷する。
印刷コントローラ14は、図14に示す如く、例えばマイクロコンピュータから構成され、マイクロコンピュータの印刷コントローラ14には、上記割線画像データ抽出手段としての割線画像データ抽出部16、割線角度算出手段としての割線角度算出部17、割線画像データ抽出部16と割線角度算出部17とからなる画像データ処理部18、印刷画像データ作成手段としての印刷画像データ作成部19、及びデータ記憶手段としてのデータ記憶部15が具備される。
データ記憶部15には、錠剤Mの表裏に印刷するための、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マーク、錠剤名などの錠剤情報が予め記憶され、また、撮影された錠剤の画像データ等が一時記憶される。錠剤情報の印刷は、画像撮影装置20により撮影された錠剤の割線の画像データの角度に応じて、印刷画像データが作成され、印刷される。このために、図11,12に示す如く、画像撮影装置20が、インクジェットプリンタ10の近傍における搬送コンベヤ1の両側位置に、錠剤マガジン60の両側面に向けて、画像を撮影するように、配置される。画像撮影装置20は、例えばイメージセンサカメラから構成され、前面に光学系22が設けられ、光学系22により結像した錠剤マガジン60の画像をイメージセンサ21に取り込み、その画像データを送出する。
画像撮影装置20は図12に示すように両側に2対づつ設置され、2個の錠剤マガジン60内の全錠剤を同時に両側から撮影し、4フレーム分の画像データから錠剤の画像データを抽出し、それらの画像データから、錠剤内の割線の画像データを抽出する。さらに、割線の画像データから割線の角度(水平線に対する角度)を算出する。このために、印刷コントローラ14には、図14に示す如く概念的に、割線の画像データを抽出する割線画像データ抽出部16、割線の角度を算出する割線角度算出部17、及び割線の角度に応じて錠剤情報の文字列を回して印刷画像データを作成する印刷画像データ作成部19が内蔵される。
画像撮影装置で生成された錠剤の画像データを処理して錠剤の割線の角度データを算出する画像データ処理部18は、割線画像データ抽出部16と割線角度算出部17とから構成される。上記のように、印刷コントローラ14をマイクロコンピュータから構成する場合、データ記憶部15、割線画像データ抽出部16、割線角度算出部17、印刷画像データ作成部19は、マイクロコンピュータによる画像処理等の演算機能を使用して構成される。
割線画像データ抽出部16は、イメージセンサカメラ等の画像撮影装置20で撮影された画像データを取り込み、その画像データから錠剤の画像データを抽出し、且つ錠剤の画像データから割線画像データを抽出するように構成される。割線角度算出部17は、割線画像データ抽出部16で抽出された割線画像データに基づき、割線の角度を算出する。割線の角度データは、図22に示すように、例えば、割線なしの場合、180.0°で記憶し、水平線を基準に時計方向(正方向)に角度をカウントして角度データを、各データ番号で、データ記憶部15に記憶するように構成することができる。
印刷画像データ作成部19は、画像撮影装置20の撮影画像に割線がある場合、割線の両側に錠剤情報(錠剤識別コード、主薬含有量、会社マーク、錠剤名など)の文字列を分けて配置するとともに、画像データ処理部18の割線角度算出部17が算出した割線の角度データだけ文字列を回して(割線のある一面の場合、時計方向に回して)、錠剤の一面の印刷画像データを作成する。錠剤の他面の印刷画像データについては、割線の両側に分けて配置される一面の印刷画像データの文字列を、割線の両側で相互に入れ替え、且つ割線の角度データとは逆方向(反時計方向)に角度データだけ文字列を回して(割線のない他面の場合、反時計方向に回して)、他面の印刷画像データを作成するように、印刷画像データ作成部19は構成される。
例えば、図23に示すように、錠剤情報が「ABC100、20mg」を上下2段に表示する場合、錠剤の一面には「ABC100」を上段に「20mg」を下段に印刷し、錠剤の他面には「20mg」を上段に「ABC100」を下段に印刷するように、データを作成する。また、上段と下段に印刷する文字列は、上記のように、割線のある一面では、割線の角度だけ時計方向(正方向)に回し、割線のない他面では、反時計方向(逆方向)に割線の角度だけ回して印刷するように印刷画像データを作成する。なお、割線錠によっては、表裏両面に割線を付した錠剤があり、その錠剤の表裏の割線は、勿論、同じ角度になっており、その傾斜角度の方向は左右逆方向である。したがって、表裏両側に割線がある割線錠であっても、上記と同様に、一面の文字列を時計方向に割線の角度だけ回す場合、他面の文字列はそれとは逆の反時計方向に同角度だけ回せばよい。
さらに、図1に示す如く、搬送コンベヤ1上のインクジェットプリンタ10の次工程近傍位置には、錠剤の印刷状態を検査する印刷検査装置9が配設される。印刷検査装置9は、錠剤マガジン60内に収容され印刷を行なった各収容室61内の複数の錠剤の印刷部分を、両側から一度に撮像するように構成され、CCD撮像素子やCMOS撮像素子などのイメージセンサ或いはラインセンサを用いた撮像装置が使用される。撮像装置が撮影した画像データは、画像処理した後、予め記憶した正常印刷状態の錠剤の画像データと比較され、錠剤の印刷不良の有無が検査される。
さらに、図1に示す如く、搬送コンベヤ1上の印刷検査装置9の次工程位置近傍に、不良品排出装置85が配設される。不良品排出装置85は、錠剤の外観を検査する外観検査装置7によって外観不良とされた錠剤、及び印刷検査装置9によって印刷不良とされた錠剤を排出するために、設置される。不良品排出装置85は、図15,16に示すように、搬送コンベヤ1が間欠運転時に一旦停止したとき、所定位置に達した1個の錠剤マガジン60に対し、その収容室61内の外観不良や印刷不良のある場合、当該収容室61に作用して、そこに収容される不良錠剤を上方に押し上げて排出するように構成される。
つまり、不良品排出装置85は、不良錠剤のある収容室61の底溝66に、正面側から持上ピン88を差し込み、その持上ピン88を上昇させて、当該収容室61内の錠剤をその上端開口部62から上方に押し出し、押し出した不良錠剤を、排出シュート90を通して排出する構造である。このために、図15,16に示す如く、複数の持上ピン88を水平に保持する支持板91が、上下動用の流体圧シリンダ87とガイドポスト86により、水平状態を保持しながら上下動可能に配設される。支持板91には錠剤マガジン60の各収容室61の底溝66に対向して、各々、流体圧シリンダ89が水平に取り付けられ、各流体圧シリンダ89のピストンロッドの先端には、持上ピン88が錠剤マガジン60の各収容室61の底溝66に押し込み可能に取り付けられる。
外観検査装置7によって外観不良とされた錠剤、或いは印刷検査装置9によって印刷不良とされた錠剤が、錠剤マガジン60の収容室61内にある場合、その錠剤マガジン60とその収容室61を示す信号が検査装置から不良品排出装置85のコントローラに送られる。不良品排出装置85は、この信号を入力すると、当該錠剤マガジン60が排出装置の前で停止したとき、流体圧シリンダ89を動作させて不良錠剤を含む収容室61の底溝66内に持上ピン88を差し込む。その状態で、不良品排出装置85は、上下動用の流体圧シリンダ87を動作させ、持上ピン88を上昇させ、これにより、不良錠剤を収容室61の上端開口部62から押し出し、排出シュート90を通して排出する。
さらに、図1に示す如く、不良品排出装置85の次工程近傍に、不良品排出確認装置29が配設される。不良品排出確認装置29には、赤外線などを錠剤マガジン60の収容室61に照射しその反射光を受光する光センサを用いた物品センサが設けられる。不良品排出確認装置29は、上記の不良品排出装置85が作動した後、錠剤マガジン60の次の間欠停止時に、不良品の錠剤を収容する収容室61から、錠剤が全て排出されたか否かを物品センサにより検出し、不良品の錠剤を排出したか否かの確認を行なうようになっている。
さらに、図17,18に示すように、搬送コンベヤ1の終端部近傍に印刷後の錠剤を回収する錠剤回収装置70が配設される。錠剤回収装置70は、搬送コンベヤ1の終端部の上方に、上記持上保持部となる乾燥保持部76を縦方向に配置し、その上部に回収シュート82及び回収ホッパー81を配置し、印刷面が乾いた状態の錠剤を回収する構造である。
すなわち、錠剤回収装置70は、搬送コンベヤ1の終端部まで搬送されて所定位置で間欠停止した錠剤マガジン60に対し、各収容室61の底溝66に持上ピン71を差し込み、その状態で持上ピン71を上昇させ、収容室61内の錠剤を全て持ち上げ、そのまま上方に配設した乾燥保持部76内の各乾燥通路78に錠剤を送り込む。そして、乾燥保持部76内で錠剤を上昇移動させながら、印刷面の乾燥に必要な時間だけ錠剤を保持した後、上方の回収シュート82を通して回収するように構成される。
また、錠剤回収装置70には、図17,18に示す如く、停止した錠剤マガジン60の真上に、板状の乾燥保持部76が鉛直方向に立設される。乾燥保持部76には、錠剤マガジン60の各収容室61と同じピッチと幅を有する縦長の乾燥通路78が並設されている。乾燥保持部76の縦方向の乾燥通路78は、錠剤マガジン60の収容室61と同様な形状であり、その上端部、下端部は開口し、持上ピン71の上昇により、錠剤マガジン60の収容室61内から錠剤が乾燥通路78に順に押し上げられ、移送されるようになっている。
錠剤回収装置70の持上ピン71は、図17,18に示すように、停止した錠剤マガジン60の各収容室61の底溝66に対向して、支持板77の前面に水平方向に突き出すように突設される。ここでは、錠剤マガジン60に収容室61が6個並設されるため、6本の持上ピン71が支持板77の前面に収容室61の間隔に合わせて突設されるが、2個の錠剤マガジン60の収容室61から、一度に錠剤を回収する場合には、支持板に12本の持上ピン71を突設することとなる。
持上ピン71の支持板77は、図18示すように、挿入用の流体圧シリンダ72のピストンロッドの先端に取り付けられ、流体圧シリンダ72は水平横方向に配置されて昇降部79に取り付けられる。昇降部79は、床上に鉛直に立設されたガイドポスト80に昇降可能にガイドされ、且つ上向きに設置された昇降持上げ用の流体圧シリンダ73のピストンロッドの先端に連結される。これにより、支持板77は、挿入用の流体圧シリンダ72の押し出し作動により、6本の持上ピン71を前進させて、錠剤マガジン60の収容室61の底溝66内に持上ピン71を挿入し、その状態で、流体圧シリンダ73が押し出し作動すると、昇降部79と共に持上ピン71が上昇し、錠剤マガジン60の収容室61内の錠剤を持上げて上昇させる構造となっている。
さらに、図18に示す如く、錠剤回収装置70には、持上ピン71とは反対側の乾燥保持部76の下部位置に、各々に保持ピン74を水平移動可能に有した6本の流体圧シリンダ75が、水平横方向に配設される。各流体圧シリンダ75のピストンロッドには保持ピン74が水平に連結され、各保持ピン74は、間欠停止した錠剤マガジン60の背面側の上方位置に配置される。図18に示すように、各保持ピン74は乾燥保持部76の各乾燥通路78の下部に対向して位置し、流体圧シリンダ75の作動により各乾燥通路78の下部に挿入可能である。保持ピン74を有した6本の流体圧シリンダ75は、支持板92の前面に所定の間隔で水平に固定される。支持板92は、立設された支持ポスト93の上部に固定される。
上記正面側の持上ピン71は、背面側の保持ピン74と協働して、回収位置まで移動した錠剤マガジン60内の全ての錠剤を、その上方の乾燥保持部76に送り乾燥通路78内で順次上方に持ち上げて送るように動作する。つまり、正面側の持上ピン71が錠剤マガジン60の収容室61の底溝66に進入し、その後、上昇して、収容室61内の錠剤が乾燥保持部76の各乾燥通路78内に押し上げられたとき、図18のように、保持ピン74が各乾燥通路78の下部に挿入される。その状態で、持上ピン71が乾燥通路78から待避して再び元の下方位置に戻るとき、乾燥通路78内の保持ピン74が、乾燥保持部76の各乾燥通路78内に押し上げられた全ての錠剤を下から保持し、それらの動作を繰り返すことにより、錠剤マガジン60内の全ての錠剤を回収シュート82まで押し上げて回収するようになっている。
上記のように、正面側の持上ピン71と背面側の保持ピン74が、協働して錠剤マガジン60の収容室61内の全ての錠剤を、乾燥保持部76の各乾燥通路78内に順に押し上げて移送し、その間に、錠剤の印刷面が乾くように、乾燥保持部76の高さは設定される。例えば、錠剤の印刷面が、印刷後、約30秒〜45秒で乾き、搬送コンベヤ1の長さが約3mで製作される場合、乾燥保持部76の高さは0.6m程度とすればよい。
乾燥保持部76の各乾燥通路78の上端部は開口し、持上ピン71によって下方から持ち上げられて、乾燥通路78内を上昇してきた錠剤は、この乾燥通路78の上端開口部から上方に押し出されるが、図17,18に示すように、乾燥保持部76の乾燥通路78の上方背面側に、ガイド板付きの回収シュート82が配設される。乾燥通路78の上端開口部から上方に押し出された錠剤Mは、ガイド板から回収シュート82上に落下し、回収シュート82上を滑りその下方の回収ホッパー81内に回収されるようになっている。
上記の如く、縦型の乾燥保持部76を錠剤回収装置70の上方に配設し、搬送コンベヤ1の終端部まで搬送された印刷後の錠剤を、縦型の乾燥保持部76の乾燥通路78内に順に送り込み、乾燥保持部76の上端から印刷面の乾いた錠剤を回収シュート82に送るようになっている。このため、錠剤印刷後の乾燥のために必要な搬送コンベヤ1の長さを、乾燥保持部76の長さだけ、短くすることができ、これにより、搬送コンベヤ1を設置するための設置スペース、つまり錠剤印刷装置の設置スペースを少なくすることができる。
図1に示すように、搬送コンベヤ1の下段搬送路1bには、錠剤マガジン60を清掃するマガジン清掃装置30が配設される。マガジン清掃装置30は、反転して下段搬送路1bを移動する錠剤マガジン60に対し、錠剤マガジン60の収容室61に空気を吹き付けるエアーブロワ31と、エアーブロワ31によって収容室61から吹き出された粉体や塵を吸引して回収する集塵装置32とを備える。マガジン清掃装置30のエアーブロワ31は、下段搬送路1bを移動する錠剤マガジン60に空気を吹き付け、吹き出された粉体や塵を集塵装置32により吸引して回収する。
次に、上記構成の錠剤印刷装置の動作を説明する。図1に示すように、搬送コンベヤ1は、その上段搬送路1aにおいて、コンベヤチェーン2のアタッチメント3上に設けた錠剤マガジン60を上向け状態(正常載置状態)で移動させながら、予め設定されたタクトタイムで間欠運転し、錠剤マガジン60が、錠剤供給装置55の錠剤供給部55aと対向する所定位置、不良品排出装置85、及び錠剤回収装置70と対向する所定位置に達したとき、所定時間だけ停止するように運転される。
このような搬送コンベヤ1の間欠運転により、錠剤マガジン60が錠剤供給装置55の対向位置に達して停止したとき、図8から図9に示すように、流体圧シリンダ56cの作動により錠剤供給部55aが錠剤マガジン60上に下降し、その各錠剤供給路55bの下端が各収容室61の上端に連通した状態となる。このとき、錠剤供給部55aの各錠剤供給路55b内には、錠剤Mが可撓性フィーダー55dを通して充填されており、その前後両側から錠剤挟持部56の錠剤挟持片56aが錠剤供給路55b内の錠剤Mを、その両側から挟持している。
次に、流体圧シリンダ56cの作動により、両側の錠剤挟持部56が錠剤を挟持した状態で下降し、それによって、錠剤供給路55b内の錠剤が錠剤マガジン60の収容室61内に押し下げるように供給される。このとき、錠剤供給部55aの各錠剤供給路55b内の錠剤Mは、錠剤挟持部56の錠剤挟持片56aにより、両側から挟持された状態で押し下げ供給されるので、錠剤マガジン60の収容室61内には所定数の錠剤を確実に供給することができる。押し下げ供給を行なった錠剤挟持部56の錠剤挟持片56aは、その後、流体圧シリンダ56bの引き戻し動作により、両側に開くように移動した状態で、錠剤供給部55aの位置まで上昇する。
そして、再び流体圧シリンダ56bが押し出し動作し、両側の錠剤挟持部56の錠剤挟持片56aが錠剤供給部55aの各錠剤供給路55b内の錠剤Mを挟持した状態となり、その状態で、上下用の流体圧シリンダ55eが僅かに引き戻し作動する。これにより、錠剤供給部55aが僅かに上昇して錠剤マガジン60との間を離し、次の錠剤マガジン60が供給位置に進むまで、錠剤供給部55aは錠剤挟持片56aにより錠剤を挟持した状態で待機する。このような錠剤供給装置55の動作が繰り返されることにより、錠剤供給位置まで移動した錠剤マガジン60には、錠剤供給部55aに供給された所定数の錠剤Mが、その収容室61内に供給される。
図1に示すように、錠剤Mを供給された錠剤マガジン60は、次に、外観検査装置7の位置で停止し、外観検査装置7は、その撮像装置より、錠剤マガジン60の全ての収容室61に収容された錠剤Mの外観を撮像し、その画像データを取り込む。撮像装置が撮影した画像データは、画像処理した後、予め記憶した傷のない正常の錠剤の画像データと比較し、錠剤の外観に欠損などの異常があるか否かを検査する。このとき、錠剤の外観異常が検出された場合、その異常検出信号がコントローラに送られ、不良品排出装置85による不良品排出の指令に使用される。なお、外観異常信号が発生した場合、インクジェットプリンタ10による印刷を中止する。
そして、搬送コンベヤ1の運転により、錠剤を収容した錠剤マガジン60が、インクジェットプリンタ10の印刷ヘッド11との対向位置(印刷位置)まで移動し、停止する。停止中のタクトタイムにおいて、図19のフローチャートに示す印刷処理が行われる。
図10に示すように、2個の錠剤マガジン60が、印刷位置で停止すると、先ず、図19のステップ100で、その両側に設置された2対の画像撮影装置20により、2個の錠剤マガジン60の全収容室61内の錠剤Mの両側面が、略同時に撮影され、その画像データが図14に示す印刷コントローラ14のマイクロコンピュータに取り込まれる。
次に、ステップ110で、印刷コントローラ14は、撮影された画像データの輝度データなどから、画像データ処理部18の割線画像データ抽出部16が、錠剤Mに付された割線の画像データを抽出する。次に、ステップ120で、上記で抽出した割線の画像データから、割線角度算出部17が、その割線の角度を算出し、図22に示すように、それらの割線角度のデータを各々にデータ番号を付してデータ記憶部15に記憶する。これらの割線角度データは、2個の錠剤マガジン60の全収容室61内に収容された全ての錠剤の両側面について、記憶される。
なお、図22の上段に示す如く、錠剤に割線がない場合、角度データは例えば180°として記憶部に一旦格納される。そして、図22の下段に示す如く、割線がなく角度データが180°となっている表面または裏面の角度データは、割線のある反対側の面の角度データに書き換えて、そのデータを格納する。このように割線の角度データを記憶すれば、錠剤の両面に、割線と平行な文字列の印刷を行うことができる。
次に、ステップ130で、印刷画像データ作成部19が、錠剤Mの表裏面(一面、他面)の印刷画像データを作成する。印刷する錠剤情報の印刷画像データは、予め記憶されたデータ記憶部15から読み出して使用し、その錠剤情報が、例えば「ABC100 20mg」の文字列の場合、図23に示すように、錠剤Mの表面(一面)には、中央の割線を跨ぐ状態で割線の両側に、「ABC100」を上段に配置し、「20mg」を下段に配置して、錠剤情報の文字列の印刷画像データを作成する。一方、錠剤Mの裏面(他面)には、表面とは逆に「20mg」を上段に、「ABC100」を下段に配置して、錠剤情報の文字列の印刷画像データを作成する。
次に、ステップ140で、印刷画像データ作成部19は、上記で作成した印刷画像データを、印刷する錠剤Mの撮影画像から抽出した割線の角度データに合せて回し(傾斜させ)、表裏両面の印刷画像データを作成する。すなわち、割線の角度データが、例えば図22の2段目に示すデータ番号「1A1−08」の場合、表面にある割線の角度は、時計方向に100°だけ傾斜しているので、錠剤Mの表面(一面)の印刷画像データは、水平線から時計方向に100°だけ回して作成する。一方、その錠剤の裏面(他面)の印刷画像データは、上記とは逆に、水平線から反時計方向に100°だけ回して作成する。これにより、錠剤Mの表面と裏面に印刷する印刷画像データは、錠剤の一面または他面にある割線に沿って傾斜した状態となり、且つ裏面の印刷画像データは、図23に示す如く、表面の画像データとは逆方向に同じ角度だけ傾斜した状態となる。
これにより、錠剤マガジン60の各収容室61内に、錠剤Mがその向きをランダムで投入され、搬送されて印刷位置に達した場合でも、錠剤Mの一面或いは両面に付された割線の角度に合せて、錠剤情報の印刷画像データを作成することができる。
次に、ステップ150で、上記印刷画像データ作成部19にて作成された印刷画像データが、インクジェットプリンタ10に転送される。この状態で、インクジェットプリンタ10は、サーボスライダ12を駆動制御して、その水平移動部12aを所定位置(停止中の錠剤マガジン60の各収容室61の位置)まで移動させ、印刷画像データが印刷ヘッド11のヘッドコントローラに送られ、図13及び図20,21のフローチャートに示す如く、錠剤の両側面の印刷が略同時に行われる。
このとき、図19のステップ160では、マガジンAの各収容室61内の錠剤について、その両側面に錠剤情報を印刷する処理を行い、続いて、ステップ170では、マガジンBの各収容室61内の錠剤について、その両側面に錠剤情報を印刷する処理を行う。そして、マガジンA,Bの印刷が連続して実施され、印刷が完了したとき、ステップ180で、サーボスライダ12の水平移動部12aがホームポジションに戻され、次の錠剤マガジン60が印刷位置に到達するまで待機することとなる。
すなわち、マガジンAの印刷では、先ず、図20のステップ200で、サーボスライダ12の水平移動部12aがスタートし、水平移動部12aが、印刷位置で停止中の錠剤マガジン60(最初のマガジンA)の端部に到達したとき、精密位置センサ13からマガジンAの端部を検出する検出信号が出力される。このとき、ステップ210からステップ220に進み、さらに、サーボスライダ12の駆動制御により、水平移動部12a上の印刷ヘッド11が最初の収容室61の印刷開始位置に到達したとき、ステップ220からステップ230に進み、錠剤Mの両面への錠剤情報の印刷が開始される。
このとき、1本の収容室61内に収容されたランダムな6個の錠剤における各々の錠剤Mについて、その割線の角度データに合せて傾斜配置された印刷画像データが印刷ヘッド11のヘッドコントローラに送られ、印刷ヘッド11の多数のノズルが開閉制御されて、インクが噴出し、インクは印刷用開口部63を通して収容室61内の錠剤表面及び裏面に付着し、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が錠剤Mの両面に略同時に印刷される。
図13(a)、図20に示すように、マガジンAの各収容室61内の印刷は、サーボスライダ12の駆動制御により、水平移動部12aの移動が精密に制御されて印刷ヘッド11が各収容室61の位置まで、正確に移動し、ステップ220〜240が繰り返し実行されることにより、印刷が行われる。そして、マガジンAについて、全ての収容室61内の錠剤Mの両面に、錠剤情報の印刷が終了したとき、ステップ240からステップ250に進み、サーボスライダ12は水平移動部12aを次のマガジンBの位置まで移動させる。
水平移動部12aが次のマガジンBの位置まで移動すると、図21に示すように、次のマガジンBの印刷が開始され、ステップ300で、精密位置センサ13がマガジンBの端部を検出すると、ステップ300からステップ310に進み、さらに、サーボスライダ12の駆動制御により、水平移動部12a上の印刷ヘッド11が、マガジンBの最初の収容室61の印刷開始位置に到達したとき、ステップ310にて、当該収容室61内の錠剤Mの両面への印刷がスタートする。
このとき、上記と同様に、マガジンBの収容室61内に収容されたランダムな6個の錠剤における各々の錠剤Mについて、その割線の角度データに合せて傾斜配置された印刷画像データが印刷ヘッド11のヘッドコントローラに送られ、印刷ヘッド11の多数のノズルが開閉制御されて、インクが噴出し、インクは印刷用開口部63を通して収容室61内の錠剤表面及び裏面に付着し、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が錠剤Mの両面に略同時に印刷される。
図13(b)、図21に示すように、マガジンBの各収容室61内の印刷は、サーボスライダ12の駆動制御により、水平移動部12aの移動が精密に制御されて印刷ヘッド11が各収容室61の位置まで、正確に移動し、ステップ310〜320が繰り返し実行されることにより、印刷が行われる。そして、マガジンBについて、全ての収容室61内の錠剤Mの両面に、錠剤情報の印刷が終了したとき、印刷を終了し、図13(c)に示すように、サーボスライダ12は水平移動部12aをホームポジションの位置まで移動させ、この回の印刷処理を終了する。
このように、インクジェットプリンタ10が、サーボスライダ12に駆動制御により、各収容室61の位置に、両側の印刷ヘッド11を移動させながら、全収容室61内の各錠剤Mの両面(割線のある面と割線のない面)に、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が、略同時に印刷され、その印刷形態は、図24に示すように、上下2段の文字列が、錠剤Mの割線の両側に分かれ、且つその割線と平行に印刷される。
また、図24、25に示す如く、各錠剤Mの表面と裏面では、割線が傾斜している場合、その傾斜は相互に逆方向となって印刷され、且つ割線を境にして上段の文字列と下段の文字列が相互に反対となって印刷される。
このため、図25に示すように、錠剤Mをその中央の割線から2つに割った場合、2分割された錠剤片BMの表裏には、上下に分けて相違した文字列が現れることとなる。なお、上記実施形態では、錠剤Mの一面に割線を付し、その他面には割線のない錠剤の両面に印刷したが、錠剤の両面に割線がある錠剤でも、上記と同様にその両面に印刷することができる。
次に、錠剤Mに印刷を施した錠剤マガジン60は、図1に示すように、搬送コンベヤ1の間欠運転によって、印刷検査装置9の対向位置まで移動する。このとき、印刷検査装置9は、錠剤マガジン60内に収容され印刷を行なった各収容室61内の6個の錠剤の印刷部分を、CCDカメラ等の撮像装置により両側から一度に撮像する。撮像装置が撮影した画像データは、画像処理した後、予め記憶した正常印刷状態の錠剤の画像データと比較され、錠剤の印刷不良の有無が検査される。このとき、印刷不良が検知された場合、その印刷不良検出信号がコントローラに送られ、不良品排出装置85による不良品排出の指令に使用される。
不良印刷がある場合、その不良品(錠剤)を収容した錠剤マガジン60が不良品排出装置85まで移動し停止したとき、不良品排出装置85は、不良錠剤を錠剤マガジン60から排出するように動作する。不良品排出装置85は、図15,16に示すように、不良品(不良印刷錠剤)を収容した錠剤マガジン60が停止し、不良品信号を入力すると、当該錠剤マガジン60が排出装置の前で停止したとき、流体圧シリンダ89を動作させて不良錠剤を含む収容室61の底溝66内に持上ピン88を差し込む。その状態で、不良品排出装置85は、上下動用の流体圧シリンダ87を動作させ、持上ピン88を上昇させ、これにより、不良錠剤を収容室61の上端開口部62から押し出し、排出シュート90を通して排出する。
そして、不良品を除去し良品の錠剤Mのみを収容する錠剤マガジン60は、図1に示すように、搬送コンベヤ1の上段搬送路1aの終端部に進み、その終端部に位置する錠剤回収装置70に達する。錠剤回収装置70では、図17,18に示すように、正面側の6本の持上ピン71と背面側の各流体圧シリンダ75の保持ピン74とが協働して、錠剤マガジン60内の錠剤を上方に持ち上げて乾燥保持部76に送り、錠剤Mは、乾燥保持部76の乾燥通路78内を順次上方に持ち上げられ、印刷面が乾いた状態で、上方の回収シュート82に送出され、回収される。
すなわち、錠剤マガジン60が回収位置で停止すると、先ず、正面側の持上ピン71が錠剤マガジン60の収容室61の底溝66に進入し、次に、背面側の保持ピン74が引き戻され、その状態で正面側の持上ピン71が上昇し、各収容室61内の錠剤が乾燥保持部76の各乾燥通路78内に押し上げられる。このとき、図25のように、既に乾燥保持部76の各乾燥通路78内にある錠剤も持ち上げられ、これにより、各乾燥通路78の上端開口部から乾燥通路78内の錠剤が上方に押し出され、印刷面の乾いた錠剤Mが、乾燥通路78から回収シュート82に落下し、回収シュート82を介して、回収ホッパー81内に収容される。
このような持上ピン71による錠剤Mの持ち上げ動作は、錠剤マガジン60内に収容される全ての錠剤Mが乾燥通路78に入るように行なわれ、これにより、1回の持上ピン71の上昇によって、1個の錠剤マガジン60の収容分の錠剤が回収シュート82に入り回収ホッパー81に回収される。
正面側の持上ピン71は、図18のように、上昇端まで上昇したとき、背面側の流体圧シリンダ75の保持ピン74が乾燥通路78の底部内に押し出され、背面側の保持ピン74で乾燥通路78内の錠剤を保持する状態となる。この後、正面側の持上ピン71は引き戻されて元の位置まで下降し、次の錠剤マガジン60まで待機することとなる。
なお、不良品排出装置85において不良錠剤を排出し空になった収容室61を有する錠剤マガジン60が、錠剤回収装置70に入った場合には、錠剤回収装置70の持上ピン71が保持ピン74の真下まで上昇した時点で、その空の収容室61の真上に位置する保持ピン74が流体圧シリンダ75により引き戻される。これにより、不良錠剤を排出し空になった収容室61を有する錠剤マガジン60が、錠剤回収装置70に入った場合でも、乾燥通路78内の錠剤が空の収容室61内に落下することを防止する。
このように、搬送コンベヤ1の終端部に位置する錠剤回収装置70に達した錠剤マガジン60内の錠剤Mは、直ぐには回収ホッパー81に回収されずに、持上ピン71により、そのまま上方に配設した乾燥保持部76内の各乾燥通路78に錠剤Mが送り込まれ、乾燥保持部76内で上昇移動しながら、印刷面の乾燥に必要な時間だけ、錠剤Mは保持されることとなる。
このため、比較的短い搬送コンベヤ1を使用した錠剤印刷装置であっても、多数の錠剤に高速で非常に高い効率で印刷を行ないながら、必要な印刷面の乾燥時間を確保することができ、汚れのない綺麗な印刷面の印刷を、錠剤に施すことができる。また、錠剤印刷装置の主要部となる搬送コンベヤ1の長さを、短くすることができ、それにより、装置の小型化が可能となり装置を設置する際の設置スペースを少なくすることができる。
上記のように、インクジェットプリンタ10により印刷を行なった良品の錠剤は、乾燥保持部76を経て回収ホッパー81に回収されるため、搬送コンベヤ1の長さが短く、プリンタの位置からコンベヤの終端に達するまでの時間が、錠剤に付着したインクの乾燥に必要な時間より短い場合であっても、縦型の乾燥保持部76で錠剤に付着したインクを乾かすことができ、回収ホッパー81に回収される錠剤の印刷部分の転写や擦れを防止することができる。
そして、搬送コンベヤ1の下段搬送路1bでは、錠剤を回収し空になった錠剤マガジン60が、図1のように、マガジン清掃装置30まで搬送される。上下反転した錠剤マガジン60がマガジン清掃装置30内に進入して停止すると、エアーブロワ31が作動して、収容室61内にその上端開口部62から、或いは印刷用開口部63から空気を吹き付けて内部の粉体を吹き飛ばし、錠剤マガジン60は清掃される。
なお、上記実施形態では、素錠の両側表面に、インクジェットプリンタ10により、錠剤名などを印刷したが、酸化チタンを含むコーティング層を錠剤の表面にコートしたコート錠M1に印刷する場合、インクジェットプリンタ10に代えてレーザーマーカー40を使用し、レーザーマーキングによる印刷を行なうこともできる。
レーザーマーカー40は、図26に示すように、UVレーザー発振器40aを備え、UVレーザー発振器40aから出力されたUVレーザー光(紫外線レーザー光)を、スキャニング機構40bに通し、細いレーザービームをスキャニングしてコート錠M1の表面に照射するように構成される。レーザーマーカー40は、スキャニングしたUVレーザーの照射によって、コート錠M1の表面の酸化チタンの色調を灰色に変化させ、錠剤名などをコート錠M1に印刷する。
上記のように、素錠の表面に印刷する場合、インクジェットプリンタを使用することとなるが、酸化チタンを含むコーティング層をコートしたコート錠M1では、レーザーマーカー40を使用し、細いレーザービームをスキャニングして、錠剤の表面に印刷を行なうことができるため、この場合も上記と同様、錠剤マガジンの縦方向の収容室に錠剤を収容した状態で、多数の錠剤の両側面に同時に、非常に高い効率で印刷することができる。
このように、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報が、錠剤(割線錠)の両面に、且つ割線の両側に分けて印刷されるとともに、表裏の文字列は、割線の両側で相互に入れ替えて印刷されるので、病院などで、調剤を行う際、錠剤を半分に割ったとき、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報は、割線の両側に分かれて印刷されているものの、半分に分割された錠剤片には、その表裏において、文字列が割線の両側で相互に入れ替えた状態で現れる。このため、半分に分割された錠剤片の表裏を見れば、薬剤師や使用者は、錠剤名、錠剤識別コード、主薬含有量、会社マークなどの錠剤情報の全てを視認することができ、錠剤情報を正確に認識することができる。
1 搬送コンベヤ
1a 上段搬送路
1b 下段搬送路
2 コンベヤチェーン
3 アタッチメント
4 アタッチメント部材
4a 位置決めピン
7 外観検査装置
9 印刷検査装置
10 インクジェットプリンタ
11 印刷ヘッド
12 サーボスライダ
12a 水平移動部
13 精密位置センサ
14 印刷コントローラ
15 データ記憶部
16 割線画像データ抽出部
17 割線角度算出部
18 画像データ処理部
19 印刷画像データ作成部
20 画像撮影装置
21 イメージセンサ
22 光学系
29 不良品排出確認装置
30 マガジン清掃装置
31 エアーブロワ
32 集塵装置
40 レーザーマーカー
40a UVレーザー発振器
40b スキャニング機構
55 錠剤供給装置
55a 錠剤供給部
55b 錠剤供給路
55d 可撓性フィーダー
55e 流体圧シリンダ
56 錠剤挟持部
56a 錠剤挟持片
56b 流体圧シリンダ
56c 流体圧シリンダ
56d ガイドポスト
60 錠剤マガジン
61 収容室
62 上端開口部
63 印刷用開口部
64 永久磁石
65 位置決め孔
66 底溝
70 錠剤回収装置
71 持上ピン
72 流体圧シリンダ
73 流体圧シリンダ
74 保持ピン
75 流体圧シリンダ
76 乾燥保持部
77 支持板
78 乾燥通路
79 昇降部
80 ガイドポスト
81 回収ホッパー
82 回収シュート
85 不良品排出装置
86 ガイドポスト
87 流体圧シリンダ
88 持上ピン
89 流体圧シリンダ
90 排出シュート
91 支持板
92 支持板
93 支持ポスト

Claims (6)

  1. 少なくとも一面に割線を有した錠剤に錠剤情報を非接触で印刷する錠剤の印刷方法において、
    該錠剤の両面を撮影しその画像データを生成する画像撮影ステップと、
    画像撮影ステップで生成された錠剤の画像データを処理して該錠剤の割線画像データを抽出する割線画像データ抽出ステップと、
    該割線画像データに基づき、該割線の角度を算出する割線角度算出ステップと、
    該割線のある一面の印刷用に、該割線を挟んだ両側に該錠剤情報を2分割して配置し、且つ該割線角度算出ステップで算出した該割線の角度だけ該錠剤情報を正方向に回して印刷画像データを作成し、該割線のない他面の印刷用に、該2分割された該錠剤情報を該割線の両側で相互に入れ替えて配置し、且つ該割線角度算出ステップで算出した該角度だけ該錠剤情報を逆方向に回して、該錠剤情報を錠剤に印刷するための印刷画像データを作成する印刷画像データ作成ステップと、
    該印刷画像データ作成ステップで作成された印刷画像データを印刷装置に送出し、該錠剤の両面に錠剤情報を非接触で印刷する印刷ステップと、
    を含むことを特徴とする錠剤の印刷方法。
  2. 搬送コンベヤにより多数の錠剤を搬送しながら、少なくとも一面に割線を有する錠剤の両面に、非接触により錠剤情報を印刷する錠剤印刷装置において、
    搬送コンベヤのコンベヤチェーンに取り付けられたアタッチメント上に並列状態で着脱可能に取り付けられ、複数の錠剤を縦方向に収容する縦長の収容室を複数個並設してなる錠剤マガジンと、
    該錠剤マガジン内の錠剤の両側を印刷前に撮影し画像データを生成する画像撮影装置と、
    該画像撮影装置で生成された錠剤の画像データを処理して該錠剤の割線を抽出し該割線の角度データを算出する画像データ処理手段と、
    該錠剤情報の印刷画像データを作成し、印刷装置に該印刷画像データを送出する印刷画像データ作成手段と、
    該搬送コンベヤの両側で該錠剤マガジンに向けて印刷ヘッドを配置し、該印刷画像データ作成手段から送られた該印刷画像データを取り込み、錠剤マガジンの収容室内に収容された錠剤の両面に錠剤情報を非接触で印刷する印刷装置と、
    を備え、
    該印刷画像データ作成手段は、該画像撮影装置の撮影画像に割線がある場合、該割線の両側に該錠剤情報の文字列を分けて配置するとともに、該画像データ処理手段が算出した割線の角度データだけ該文字列を回して、該錠剤の一面の印刷画像データを作成し、該錠剤の他面の印刷画像データについては、該割線の両側に分けて配置される該一面の印刷画像データの該文字列を、該割線の両側で相互に入れ替え、且つ該割線の角度データとは逆方向に該角度データだけ該文字列を回して該他面の印刷画像データを作成することを特徴とする錠剤印刷装置。
  3. 前記錠剤マガジンの収容室は、前記搬送コンベヤの幅方向に1列で且つ搬送コンベヤの移動方向に複数個並設され、該収容室には、上端開口部が設けられるとともに、前記印刷装置の印刷ヘッドから錠剤の表面に噴出または照射される印刷媒体の通過を許容する印刷用開口部が両面に設けられ、該印刷用開口部の幅寸法は、錠剤の外径より僅かに短く形成されたことを特徴とする請求項2記載の錠剤印刷装置。
  4. 前記搬送コンベヤには、磁性体のアタッチメントが取り付けられ、前記錠剤マガジンの元部に永久磁石が設けられ、該錠剤マガジンが該アタッチメントに対し磁力により吸着されて着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項2記載の錠剤印刷装置。
  5. 前記錠剤マガジン内の錠剤を撮影する画像撮影装置は、前記搬送コンベヤ上の該錠剤マガジンの両側にイメージセンサカメラを配置して構成され、間欠運転される搬送コンベヤの停止時に、該イメージセンサカメラを動作させ、該錠剤マガジンの該収容室内の全錠剤の両面を、同時に撮影することを特徴とする請求項2記載の錠剤印刷装置。
  6. 前記印刷装置は、インクジェットを印刷媒体とするインクジェットプリンタから構成され、該インクジェットプリンタの印刷ヘッドは、前記搬送コンベヤ上の前記錠剤マガジンの両側に、且つ該錠剤マガジンの1本の収容室内の全錠剤を一度に印刷するように該収容室を向けた状態で、サーボスライダの水平移動部に取り付けられ、該サーボスライダは該搬送コンベヤの搬送方向と平行に該水平移動部を移動させることを特徴とする請求項2記載の錠剤印刷装置。
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