JP2016053265A - 鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法 - Google Patents

鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄筋の結束を効率的かつ的確に行なうための鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法を提供する。
【解決手段】鉄筋結束装置10は、結束機を有した結束部20と、結束部20が取り付けられた架台11と、架台11を第1方向A1に移動させる第1移動機構部13と、結束部20を、第1方向A1と直交する第2方向B1に移動させる第2移動機構部14とを有している。結束部20は、第1方向A1において鉄筋を検出する第1距離センサ、第2方向B1において鉄筋を検出する第2距離センサを備えている。そして、鉄筋結束装置10を組み込んだ配筋結束装置の制御部は、架台11を第1方向A1に移動させて第1距離センサが鉄筋を検知した場合に架台11の移動を停止し、結束部20を第2方向B1に移動させる。そして、第2距離センサが鉄筋を検知した場合には、結束機の結束機構部を作動させて、鉄筋の交差部を結束する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリートの中に埋め込まれる略格子状に配置された鉄筋を、鉄筋の交差部において結束する鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法に関する。
鉄筋コンクリート中に埋め込まれる鉄筋は、略格子状に配置されて、その交差部においてワイヤ等によって結束される。この結束は、作業者によって、手動で行なうのが普通である。この場合には、鉄筋を予め正確に配列する等、作業負担が大きい。また、鉄筋の交差部を自動的に特定して結束を自動的に行なう技術も検討されている(特許文献1、2参照。)。
特許文献1に記載の配置自動組立装置は、鉄筋を組立てるヤードにレール上を自走する自走式治具台車と、この治具台車上に縦筋を配列する縦筋配列手段と、横筋を配列する横筋配列手段と、鉄筋を結束する鉄筋結束手段とを備える。更に、組立てた鉄筋を建起こす鉄筋建起し手段と、建起した鉄筋を保管する鉄筋保管手段とを備えている。
また、特許文献2に記載の鉄筋結束装置は、フレーム上に配筋支持治具を移動する配筋支持治具移動装置と、枠体の交差部に結束金具を供給する配筋支持治具の移動方向に対して直角方向に移動する結束金具供給装置とを備える。更に、供給された結束金具を捻転して鉄筋の交差部を結束固定する枠体の下方に配設され配筋支持治具の移動方向に対して直角方向に移動する結束金具捻転装置と、結束金具供給装置と結束金具捻転装置とにそれぞれ別々に移動する指令を出す制御装置とを備えている。
特開平8−109744号公報 特開平6−219420号公報
特許文献1に記載の配置自動組立装置は、装置構成が大きくなるため、現場に持ち込むことは難しい。このため、現場において、鉄筋を結束することは難しい。
特許文献2に記載の鉄筋結束装置では、結束部の位置情報を予め記憶して結束を行なう。しかしながら、実物件においては、鉄筋の納まりの関係から、一定ピッチで配列できないことがあり、結束部の位置情報を予め記憶する困難である。また、配筋が乱れている場合には、位置情報と不一致となり、結束ができなくなる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、鉄筋の結束を効率的かつ的確に行なうための鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法を提供することにある。
上記課題を解決する鉄筋結束装置は、2次元的に配置された鉄筋の交差部を、結束具を用いて結束する結束機を備えた鉄筋結束装置であって、前記結束機を2次元的に移動させる移動機構部と、前記結束機の周囲に、異なる方向に配置された前記鉄筋のそれぞれを検知する第1のセンサ及び第2のセンサを設けたことを要旨とする。この構成によれば、結束機を移動させながら、第1のセンサ及び第2のセンサで略格子状に配置された鉄筋を順次、検出した位置を鉄筋の交差部として特定して結束機で結束する。このため、鉄筋の交差部の位置情報を予め記憶させる必要がなく、配筋の乱れがある場会にも結束を行なうことができる。更に、2次元的に鉄筋が配置された壁筋や、三次元的に鉄筋が配置された柱筋においても、配置方法に限定されることなく、鉄筋の交差部を結束することができる。
上記鉄筋結束装置において、前記第1のセンサは、前記結束機に対して、第2の方向に配置され、前記第2のセンサは、前記結束機に対して、前記第2の方向と直交する第1の方向に配置され、前記移動機構部により前記結束機を前記第1の方向に移動させて、前記第1のセンサにより鉄筋を検知した後、前記移動機構部により前記結束機を前記第2の方向に移動させて、前記第2のセンサにより前記鉄筋を検知した場合に、この位置における前記交差部を前記結束機で結束することが好ましい。この構成によれば、第1のセンサによって鉄筋を検知した後、この鉄筋と直交する方向に配置された鉄筋を順次、検知していくことにより、鉄筋の交差部を特定して結束することができる。
上記鉄筋結束装置において、前記第1のセンサは、前記結束機の中心位置から前記第1の方向とは反対方向に、前記第1のセンサが検知する鉄筋の半径に応じた長さだけずらして配置されており、前記第2のセンサは、前記結束機の中心位置から前記第2の方向とは反対方向に、前記第2のセンサが検知する鉄筋の半径に応じた長さだけずらして配置されていることが好ましい。この構成によれば、第1のセンサ及び第2のセンサが鉄筋の端部において、各鉄筋を検出した場合、結束機の中心が各鉄筋の中心軸に位置することになり、結束機の中心が鉄筋の交差部の中心に近くなるので、結束をより確実に行なうことができる。
上記鉄筋結束装置において、前記結束機が前記第2の方向に移動中に、第1のセンサが前記鉄筋を検知しない場合に、警告を出力することが好ましい。この構成によれば、鉄筋を検出していた第1のセンサが検知しなくなったことにより、配筋のずれを検知し、警告を出力することができる。
上記課題を解決する鉄筋結束方法は、2次元的に配置された鉄筋の交差部を結束する鉄筋結束方法であって、前記鉄筋の交差部を、結束具を用いて結束する結束機と、異なる方向に配置された前記鉄筋のそれぞれを検知する第1のセンサ及び第2のセンサと、前記結束機を移動させる移動機構部とを備えた鉄筋結束装置を用いて、前記移動機構部によって前記結束機を第1の方向に移動させ、前記第1のセンサによって第1の方向に鉄筋を検知した後、前記移動機構部によって前記結束機を前記第1の方向と直交する第2の方向に移動させ、前記第2のセンサが鉄筋を検知した場合に、この位置における鉄筋の交差部を前記結束機で結束することを要旨とする。この構成によれば、第1のセンサによって鉄筋を検知した後、この鉄筋とは異なる第2の方向に配置された鉄筋を順次、検知していくことにより、検知した位置を鉄筋の交差部として特定して結束することができる。このため、鉄筋の交差部の位置情報を予め記憶させる必要がないとともに、配筋の乱れがあっても結束することができる。更に、平面的な壁筋であっても、立体的な柱筋であっても、鉄筋の交差部であれば、自動的に結束することができ、汎用性を向上させることができる。
本発明によれば、鉄筋の結束を効率的かつ的確に行なうことができる。
本開示の第1の実施形態における鉄筋結束装置の概略構成図。 第1の実施形態における鉄筋結束装置の要部である結束部の構成を示し、(a)は拡大側面図、(b)は拡大上面図。 第1の実施形態における鉄筋結束装置を組み込んだ配筋結束装置の構成を説明するブロック図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 第1の実施形態における配筋結束装置の配筋結束処理の処理手順を説明する流れ図。 第1の実施形態における配筋結束装置の配筋結束処理の第1方向に移動する場合を説明する説明図であり、(a)は平面図、(b)及び(c)は(a)におけるI−I方向から見た側面図。 第1の実施形態における配筋結束装置の配筋結束処理の第2方向に移動する場合を説明する説明図であり、(a)は平面図、(b)、(c)及び(d)は(a)におけるII−II方向から見た側面図。 第2の実施形態における鉄筋結束装置の要部である結束部の拡大平面図。 第3の実施形態における鉄筋結束装置の要部である結束部の拡大平面図。 第3の実施形態における鉄筋結束装置を組み込んだ配筋結束装置の結束処理の処理手順を説明する流れ図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図6を用いて、鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法の第1の実施形態について説明する。ここでは、直交して配置された鉄筋の交差部を結束する場合を想定する。
まず、図1を用いて本実施形態の鉄筋結束装置10の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の鉄筋結束装置10は、架台11、第1移動機構部13、第2移動機構部14及び結束部20を有している。
架台11は、第1方向A1に延在する2つの第1外枠15を備えている。第1外枠15の端部には、これらに架け渡された2つの第2外枠16の端部が固定されている。第2外枠16は、第2方向B1に延在するように配置されている。この第2方向B1は、第1方向A1と直交する方向である。
更に、第2外枠16のほぼ中央に第2外枠16と平行となるように、取付枠17が配置されている。取付枠17の端部は、第1外枠15に固定されている。取付枠17には、結束部20が、この取付枠17の延在方向に(ここでは、第2方向B1に)摺動可能に取り付けられている。
第1移動機構部13は、モータ、ピニオンラック等を備えており、モータの回転力を用いて、架台11を第1方向A1に移動させる。
第2移動機構部14は、モータ、ピニオンラック等を備えており、モータの回転力を用いて、結束部20を第2方向B1に移動させる。
図2(a)は、鉄筋結束装置10の要部である結束部20の拡大側面図、図2(b)は、その結束部20の拡大上面図である。図2(b)に示すように、結束部20は、直交して配置された鉄筋Ra,Rbの交差部を結束する。ここで、鉄筋Raは直径Daの鉄筋であり、鉄筋Rbは直径Dbの鉄筋である。なお、これら鉄筋Ra,Rbの表面には、凹凸形状のふしが形成されている。
図2に示すように、結束部20は、結束機21と、この結束機21の周囲に配置された2つの距離センサ(25,26)を備えている。
結束機21は、筒形状の取付ケースを備えており、この取付ケースが取付枠17に摺動可能に取り付けされている。結束機21の内部には、取付ケースに対して昇降可能に取り付けられた結束機構部が収納されている。この結束機構部の下端部は、取付ケースから露出している。
結束機構部の内部には、鉄筋Ra,Rbの交差部を結束するためのワイヤ(結束具)が内蔵されている。この結束機構部の下端部には、下方に突出したカール形成部21aが設けられている。このカール形成部21aは、全体として下が開口した略C形状をしており、下向きの先端が内側を向くように弓形状に湾曲した2つの部材が対向するように構成されている。カール形成部21aの内側中央上部には、接触センサ(図示せず)が設けられている。この接触センサは、カール形成部21aを構成する部材間に鉄筋Ra,Rbが収容されて鉄筋Raの上部が当接することを検知する。接触センサが鉄筋Raの接触を検知した場合には、結束機構部は、カール形成部21aの先端からワイヤを放出して、交差部を所定回数、巻回・捻転することにより、鉄筋Ra,Rbの交差部をワイヤで結束する。
第1距離センサ25は、鉄筋Raを検知する第1のセンサである。この第1距離センサ25は、結束機21に対して第2方向B1側に配置されている。第1距離センサ25は、取付部23を介して、結束機21の取付ケースに取り付けられている。第1距離センサ25は、例えばレーザ光を用いた公知の距離センサであって、下方に配置された部材との距離を測定し、後述する所定高さ(鉄筋Raを検知する高さ)に配置された鉄筋Raを検知する。なお、取付部23の第2方向B1側の側面には、架台11の第1外枠15に当接したことを検出する接触センサが設けられている。
第2距離センサ26は、鉄筋Rbを検知する第2のセンサである。この第2距離センサ26は、結束機21に対して第1方向A1の反対側に配置されている。第2距離センサ26は、取付部24を介して、結束機21の取付ケースに取り付けられている。第2距離センサ26は、例えばレーザ光を用いた公知の距離センサであって、下方に配置された部材との距離を測定し、後述する所定高さ(鉄筋Rbを検知する高さ)に配置された鉄筋Rbを検知する。
次に、図3を用いて、上述した鉄筋結束装置10を組み込んだ配筋結束装置50の全体構成について説明する。この配筋結束装置50は、実際の現場に設置される。ここでは、配筋結束装置50は、鉄筋Ra,Rbを2次元的に配置した壁筋30を配筋し、鉄筋Ra,Rbの交差部を結束する場合について説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、配筋結束装置50は、所定の距離を離して設置された1対の枠組足場51を用いて設置される。各枠組足場51には、複数のブラケット52が離隔して固定されている。ブラケット52は、それぞれが平行になるように配置される。そして、これらブラケット52上には、走行レール55が架け渡されるように配置されている。この走行レール55は、ブラケット52に固定される。
上述の鉄筋結束装置10は、走行レール55上に配置される。具体的には、走行レール55は、上述した架台11の第1外枠15が摺動可能に固定されている。この走行レール55には、第1外枠15を走行レール55上における移動をガイドするためのガイド部材(図示せず)が設けられている。更に、走行レール55には、図3においては図示しない第1移動機構部13が設けられている。この第1移動機構部13は、第1外枠15を第1方向A1に移動させることにより、架台11を第1方向A1に移動させる。なお、本実施形態では、架台11の第1外枠15には、図3においては図示しない第2移動機構部14が設けられている。この第2移動機構部14は、結束部20を、取付枠17に沿ってガイドさせながら第2方向B1に移動させる。
更に、配筋結束装置50は、制御部(図示せず)を有している。この制御部は、第1移動機構部13、第2移動機構部14、結束機21の結束機構部を上下させる昇降機構部を制御する。
また、走行レール55の間であって、端部に配置されたブラケット52よりも内側には、壁筋載置部材60が配置されている。壁筋載置部材60は、壁筋30を載置し、壁筋30を構成する鉄筋Ra,Rbを所定高さに配置する部材である。ここで、所定高さとは、第1及び第2距離センサ25,26が、鉄筋Ra,Rbをそれぞれ検出する高さである。壁筋載置部材60は、地面に立設置された複数の立脚部61と、これら立脚部61の上端部において固定される枠部材62とから構成されている。
(配筋結束処理)
次に、図4〜図6を用いて、配筋結束装置50による配筋結束処理について説明する。ここでは、壁筋載置部材60上に、鉄筋Rbを並べた後、この鉄筋Rbの上に、鉄筋Rbに対して直交するように鉄筋Raを予め配置しておく。
まず、鉄筋検知用センサ位置の調整処理を実行する(ステップS1−1)。ここでは、壁筋載置部材60上に載置された壁筋30に対して、結束部20の第1及び第2距離センサ25,26の高さ調整を行なう。具体的には、取付部23,24に対して、第1及び第2距離センサ25,26の高さ調整を実行する。更に、結束部20を初期位置に配置する。ここでは、結束が行われていない領域において、第1方向A1、第2方向B1の原点位置に配置する。
そして、配筋結束装置50の制御部は、第1方向A1への走行処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部は、第1移動機構部13を駆動して、結束部20を第1方向A1に移動させる。この場合、制御部は、第2移動機構部14を固定しておく。
そして、配筋結束装置50の制御部は、第1方向A1の終了地点か否かの判定処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部は、第1移動機構部13の駆動状態により、架台11の移動距離が、予め定められた作業範囲(第1方向A1の範囲)の長さになったことを検知した場合には、終了地点と判定する。
終了地点と判定した場合(ステップS1−3において「YES」の場合)には、配筋結束装置50の制御部は、この配筋結束処理を終了する。
一方、第1方向A1の終了地点でないと判定した場合(ステップS1−3において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、鉄筋Raを検知したか否かの判定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部は、第1距離センサ25において、第1距離センサ25の直下に、壁筋30の鉄筋Raを検出した場合に、鉄筋Raを検知と判定する。
ここで、鉄筋Raを検知しない場合(ステップS1−4において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−2以降の処理を実行し、第1方向A1への走行を継続する。
ここで、図5を用いて、結束部20の動きを説明する。図5(a)において、I−I線方向から見た側面図を、図5(b)に示している。なお、図5(c)は、図5(a)の位置から結束部20が第1方向A1に進んだ場合のI−I線方向から見た側面図である。
図5(b)に示すように、第1距離センサ25の直下に、壁筋30の鉄筋Raを検出しない場合には、第1方向A1への移動を継続する。
そして、結束部20が移動した結果、図5(c)に示すように、第1距離センサ25の直下に、壁筋30の鉄筋Raを検出する。
このように、鉄筋Raを検知した場合(ステップS1−4において「YES」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1への走行処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部は、第1移動機構部13の駆動を停止して、第2移動機構部14を駆動させて、結束部20を第2方向B1に移動させる。
そして、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1の終了地点か否かの判定処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、取付部23に設けられた接触センサから、第2方向B1に配置された第1外枠15に接触したことを示す信号を受信した場合、制御部は、終了地点と判定する。この場合(ステップS1−6において「YES」の場合)には、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1の初期位置への移動処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部は、第2移動機構部14を逆走させて、結束部20を第2方向B1における初期位置まで、第2方向B1と反対方向に移動させる。そして、制御部は、ステップS1−2以降の処理を実行し、第1方向A1への走行を継続する。
一方、第2方向B1の終了地点でないと判定した場合(ステップS1−6において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、鉄筋Rbを検知したか否かの判定処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部は、第2距離センサ26が、壁筋30の鉄筋Rbを検出したか否かを判定する。
ここで、鉄筋Rbを検知しない場合(ステップS1−8において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−5以降の処理を実行し、第2方向B1への走行を継続する。
一方、鉄筋Rbを検知した場合(ステップS1−8において「YES」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、鉄筋交差部の検知処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部は、第1及び第2距離センサ25,26に対応する位置に鉄筋Ra,Rbの交差部があると特定し、第2移動機構部14の駆動を停止する。
次に、配筋結束装置50の制御部は、結束機の挿入処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、制御部は、結束機21の昇降機構部を駆動させて、結束機構部を降下させる。
そして、降下した結束機21は、交差部と接触したかどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−11)。具体的には、結束機21は、カール形成部21aの接触センサから、接触したことを示す信号を取得した場合には、交差部と接触と判定する。
交差部と接触していないと判定した場合(ステップS1−11において「NO」の場合)、結束機21は、結束機の挿入処理を継続する(ステップS1−10)。
一方、交差部と接触したと判定した場合(ステップS1−11において「YES」の場合)、結束機21は、結束処理を実行する(ステップS1−12)。この場合、結束機21は、ワイヤを放出し、ワイヤで交差部を所定回数、巻回したり捻転したりした後、ワイヤを切断する。結束機21の結束処理が終了した場合、配筋結束装置50の制御部は、昇降機構部を駆動させて、結束機21の結束機構部を元の位置まで上昇させる。この場合、配筋結束装置50の制御部は、結束機21の結束機構部が元の位置まで上昇したことを検知する。
そして、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−5以降の処理を繰り返して実行する。
ここで、図6用いて、結束部20の動きを説明する。図6(a)において、II−II線方向から見た側面図を、図6(b)に示している。なお、図6(c)は、図6(b)の位置において結束機を挿入した場合のII−II線方向から見た側面図、図6(d)は、図6(b)の位置から結束部20が第2方向B1に進んだ場合のII−II線方向から見た側面図である。
図6(a)に示すように、結束部20が、取付枠17に沿って第2方向B1に移動する。そして、第2距離センサ26の直下に、壁筋30の鉄筋Rbを検出した場合には、第2方向B1への移動を停止する。次に、図6(c)に示すように、結束機21の結束機構部を降下させて、結束処理を実行する。そして、その交差部における結束処理が終了した場合には、結束部20は、再び、取付枠17に沿って第2方向B1に移動する。
そして、図6(d)に示すように、第2距離センサ26の直下に、再び、鉄筋Rbを検出した場合には、その交差部における結束処理を実行する。
このように、1つの鉄筋Raにおいて第2方向B1における各鉄筋Rbとの交差部を特定して、順次、結束する。そして、その鉄筋Raにおける交差部の結束が終了した後、第1方向A1にある次の鉄筋Raにおける交差部を順次、結束する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、鉄筋結束装置10は、結束機21を有した結束部20と、結束部20が取り付けられた架台11と、架台11を第1方向A1に移動させる第1移動機構部13と、結束部20を、第1方向A1と直交する第2方向B1に移動させる第2移動機構部14とを有している。結束部20は、第1方向A1において鉄筋Raを検出する第1距離センサ25、第2方向B1において鉄筋Rbを検出する第2距離センサ26を、結束機21の周囲に備えている。そして、鉄筋結束装置10を組み込んだ配筋結束装置50の制御部は、架台11を第1方向A1に移動させて第1距離センサ25が鉄筋Raを検知した場合に架台11の移動を停止し、結束部20を第2方向B1に移動させる。そして、第2距離センサ26が鉄筋Rbを検知した場合には、結束機21の結束機構部を動作させて、鉄筋Ra,Rbの交差部を結束する。これにより、鉄筋Ra、Rbを順次、検知することにより結束を行なうので、鉄筋の交差部の位置情報を予め記憶させる必要がなく、配筋の乱れがあっても結束することができる。
(2)本実施形態では、配筋結束装置50が結束を行なう壁筋30は、壁筋載置部材60の上に設置した。壁筋30の鉄筋Ra,Rbは、地面よりも高い位置に配置することにより、第1及び第2距離センサ25,26からの地面と、結束を行なう鉄筋Ra,Rbまでの距離の違いに基づいて、的確に鉄筋Ra,Rbを検知することができる。
(第2の実施形態)
次に、図7を用いて、鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、第1の実施形態の結束部20において第1及び第2距離センサ25,26の位置を変更したのみの構成であるため、同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の結束部70の第1距離センサ25は、結束機21の中心位置O1から、第1方向A1の反対側(後方)に長さ〔Da/2〕だけ離れた位置に配置されている。すなわち、第1距離センサ25が鉄筋Raの端部においてこの鉄筋Raを検知した場合に、結束機21の中心位置O1が鉄筋Raの中心軸上に位置する。
また、本実施形態の結束部70の第2距離センサ26は、結束機21の中心位置O1から、第2方向B1の反対側(後方)に長さ〔Db/2〕だけ離れた位置に配置されている。すなわち、第2距離センサ26が鉄筋Rbの端部においてこの鉄筋Rbを検知した場合に、結束機21の中心位置O1が鉄筋Rbの中心軸上に位置する。
本実施形態によれば、上記(1)、(2)に記載の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(3)本実施形態では、第1距離センサ25は、結束機21の中心位置O1から、第1距離センサ25が検出する鉄筋Raの半径である長さ〔Da/2〕だけ、第1方向A1の反対側に離れて配置されている。また、第2距離センサ26は、結束機21の中心位置O1から、第2距離センサ26が検出する鉄筋Rbの半径である長さ〔Db/2〕だけ、第2方向B1の反対側に離れて配置されている。すなわち、第1及び第2距離センサ25,26が鉄筋Ra,Rbの端部において各鉄筋Ra,Rbを検出した場合、結束機21の中心位置O1が各鉄筋Ra,Rbの中心軸に位置する。このため、結束機21の中心位置O1が鉄筋Ra,Rbの交差部の中心に近い位置で結束を行なうことができる。
(第3の実施形態)
次に、図8及び図9を用いて、鉄筋結束装置及び鉄筋結束方法の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、第1の実施形態の結束部20において第1及び第2距離センサ25,26の数及び位置を変更したのみの構成であるため、同様の部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の結束部80の取付部23には、第1のセンサとしての第1距離センサ25が2つ取り付けられている。各第1距離センサ25は、結束機21の中心位置O1から、それぞれ距離e1ずつ離れた位置に対向するように配置されている。ここでは、距離e1は、この第1距離センサ25が検知する鉄筋Raの半径の長さ(Da/2)である。
また、本実施形態の結束部80の取付部24には、第2のセンサとしての第2距離センサ26が2つ取り付けられている。各第2距離センサ26は、結束機21の中心位置O1から、それぞれ距離e2ずつ離れた位置に対向するように配置されている。ここでは、距離e2は、この第2距離センサ26が検知する鉄筋Rbの半径の長さ(Db/2)である。
次に、図9を用いて、この結束部80を備えた鉄筋結束装置を配筋結束装置として組み込んだ場合について説明する。
図9に示すように、まず、ステップS1−1と同様に、鉄筋検知用センサ位置の調整処理を実行する(ステップS2−1)。
そして、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−2,S1−3と同様に、第1方向A1への走行処理(ステップS2−2)、第1方向A1の終了地点か否かの判定処理(ステップS2−3)を実行する。ここで、終了地点と判定した場合(ステップS2−3において「YES」の場合)には、配筋結束装置50の制御部は、この配筋結束処理を終了する。
一方、第1方向A1の終了地点でないと判定した場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−4と同様に、鉄筋Raを検知したか否かの判定処理を実行する(ステップS2−4)。本実施形態では、2つの第1距離センサ25が2つとも鉄筋Raを検知した場合に、制御部は、鉄筋Raを検知したと判定する。
ここで、鉄筋Raを検知しない場合(ステップS2−4において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS2−2以降の処理を実行し、第1方向A1への走行を継続する。
一方、鉄筋Raを検知した場合(ステップS2−4において「YES」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−5,S1−6と同様に、第2方向B1への走行処理を実行し(ステップS2−5)、第2方向B1の終了地点か否かの判定処理を実行する(ステップS2−6)。ここで、終了地点と判定した場合(ステップS2−6において「YES」の場合)には、ステップS1−7と同様に、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1の初期位置への移動処理を実行する(ステップS2−7)。
一方、第2方向B1の終了地点でないと判定した場合(ステップS2−6において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−8と同様に、鉄筋Rbを検知したか否かの判定処理を実行する(ステップS2−8)。本実施形態では、2つの第2距離センサ26が2つとも鉄筋Rbを検知した場合に、制御部は、鉄筋Rbを検知したと判定する。
ここで、鉄筋Rbを検知しない場合(ステップS2−8において「NO」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS2−5以降の処理を実行し、第2方向B1への走行を継続する。
一方、鉄筋Rbを検知した場合(ステップS2−8において「YES」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、鉄筋交差部の検知処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部は、第1及び第2距離センサ25,26に対応する位置に鉄筋Ra,Rbの交差部があると特定し、第2移動機構部14の駆動を停止する。
次に、配筋結束装置50の制御部は、鉄筋Raを検知しているか否かの判定処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部は、第1距離センサ25の少なくとも1つが鉄筋Raを検知していないか否かを判定する。
例えば、図8に示すように、鉄筋Rbが平行でない場合には、第1距離センサ25の一方が、鉄筋Raを検出しなくなる。そこで、第1距離センサ25の少なくとも一方が鉄筋Raを検知しないことにより、鉄筋Raを検知しないと判定した場合(ステップS2−10において「NO」の場合)、制御部は、警告処理を実行する。具体的には、制御部は、交差部を外れたことを通知するための警告音を発生したり、予め登録されている通知先にメールを送信したりする。
一方、鉄筋Raを検知していると判定した場合(ステップS2−10において「YES」の場合)、配筋結束装置50の制御部は、ステップS1−10と同様に、結束機の挿入処理を実行する(ステップS2−12)。ここで、交差部と接触しない場合(ステップS2−13において「NO」)、結束機の挿入処理を継続する(ステップS2−12)。
一方、交差部と接触した場合(ステップS2−13において「YES」)、結束機21は、結束処理を実行する(ステップS2−14)。そして、配筋結束装置50の制御部は、ステップS2−5以降の処理を繰り返して実行する。
本実施形態によれば、上記(1)〜(3)に記載の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(4)本実施形態では、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1に移動し結束部20の第2距離センサ26が鉄筋Rbを検知した場合(ステップS2−8において「YES」の場合)に、鉄筋Raを検知しないと判定した場合(ステップS2−10において「NO」の場合)には、交差部を外れた旨の警告処理を実行する(ステップS2−11)。これにより、配筋の乱れが激しいときには、警告によって注意喚起することができる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第3実施形態において、距離e1,e2は、検出する鉄筋Ra,Rbの半径の長さ(Da/2,Db/2)とした。この距離e1,e2は、鉄筋Ra,Rbの半径に限定されるものではない。この場合、取付部23,24の寸法や形状、取付誤差等を考慮して、第1及び第2距離センサ25,26が鉄筋Ra,Rbを検知したときの結束機21の中心位置O1が、鉄筋Ra,Rbの中心軸上に位置するように配置すればよい。
・上記第3実施形態においては、制御部は、鉄筋Rbを検知した場合(ステップS2−8において「YES」の場合)に、鉄筋Rbを検知していないときに警告処理を実行した(ステップS2−11)。制御部は、鉄筋Rbの検知に関わらず、第2方向B1の移動中に、鉄筋Raを検知しなくなった場合に警告処理を実行してもよい。
・上記各実施形態において、第1距離センサ25は、結束機21の第2方向B1側に配置し、第2距離センサ26は、結束機21の第1方向A1の反対側に取り付けた。第1距離センサ25及び第2距離センサ26は、結束機21の周囲であって、鉄筋Ra,Rbをそれぞれ検出して、結束機21が鉄筋Ra,Rbの交差部を結束することができる配置であればよい。
・上記各実施形態において、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1に移動しながら、鉄筋Rbを検知した場合に結束処理を実行し、第2方向B1と反対側に移動させて、結束処理を再開する。これに代えて、配筋結束装置50の制御部は、第2方向B1の反対方向に移動する場合にも、鉄筋Ra,Rbの交差部を結束する結束処理を実行してもよい。この場合、第3実施形態のように、結束機21の中心位置から同じ距離ずれた2つの第2距離センサ26を結束部20に設けてもよい。これにより、第2方向B1及びこれとは反対方向に移動するときにおいても、特定した鉄筋Rbの交差部の位置をより正確に把握して、より確実に結束を行なうことができる。
・上記各実施形態においては、鉄筋Ra、Rbの交差部を検出する度に、この交差部を結束した。これに代えて、所定のルールで、交差部の結束を行なうようにしてもよい。例えば、複数間隔で結束を行なう場合には、制御部は、結束を行なわない交差部のスキップ回数を記憶する。例えば、複数間隔として1つ飛ばしの千鳥状で結束をする場合には、スキップ回数として「1」を記憶する。そして、制御部は、鉄筋Raが初期位置から奇数本目の場合には、最初に検出した鉄筋Rbの交差部から結束処理を行ない、鉄筋Raが偶数本目の場合には、2つ目に検出した鉄筋Rbの交差部から結束処理を実行する。そして、最初に(又は2本目)に検出した交差部を結束した場合、交差部検知回数をリセットし、「0」を記憶する。次に、鉄筋Rbを検出した場合には、鉄筋Rbの交差部検出回数を「1」にインクリメントし、スキップ回数と比較する。交差部検出回数がスキップ回数以下の場合には、その鉄筋Rbの交差部の結束処理を省略する。次に、新たに鉄筋Rbを検出した場合には、交差部検知を「2」にインクリメントし、スキップ回数と比較する。交差部検出回数がスキップ回数を超えた場合には、その鉄筋Rbの交差部の結束処理を実行し、交差部検出回数をリセットし「0」を記憶する。以上の処理を、繰り返すことにより、千鳥状に、結束を1つずつ省略することができる。
・上記各実施形態において、結束機21を有する結束部20,70,80を取り付けた架台11が、壁筋30上を移動する。これに代えて、架台11を固定し、架台11に対して壁筋30が移動してもよい。また、架台11は、第2方向B1のみ移動し、壁筋30が第1方向A1にのみ移動してもよい。
・上記各実施形態においては、壁筋載置部材60上に載置された壁筋30を結束する。結束する鉄筋の形状は2次元的な壁筋30に限らず、例えば、四角筒状に配筋された柱筋等、他の形状を構成する鉄筋を結束する場合に用いてもよい。この場合には、結束する部分の鉄筋Ra,Rbが地面から所定距離の高さに配置されるので、壁筋載置部材60は不要になる。
A1…第1方向、B1…第2方向、Ra,Rb…鉄筋、10…鉄筋結束装置、11…架台、13…第1移動機構部、14…第2移動機構部、15…第1外枠、16…第2外枠、17…取付枠、20,70,80…結束部、21…結束機、21a…カール形成部、23,24…取付部、25…第1距離センサ、26…第2距離センサ、30…壁筋、50…配筋結束装置、51…枠組足場、52…ブラケット、55…走行レール、60…壁筋載置部材、61…立脚部、62…枠部材。

Claims (5)

  1. 2次元的に配置された鉄筋の交差部を、結束具を用いて結束する結束機を備えた鉄筋結束装置であって、
    前記結束機を2次元的に移動させる移動機構部と、
    前記結束機の周囲に、異なる方向に配置された前記鉄筋のそれぞれを検知する第1のセンサ及び第2のセンサを設けたことを特徴とする鉄筋結束装置。
  2. 前記第1のセンサは、前記結束機に対して、第2の方向に配置され、
    前記第2のセンサは、前記結束機に対して、前記第2の方向と直交する第1の方向に配置され、
    前記移動機構部により前記結束機を前記第1の方向に移動させて、前記第1のセンサにより鉄筋を検知した後、前記移動機構部により前記結束機を前記第2の方向に移動させて、前記第2のセンサにより前記鉄筋を検知した場合に、この位置における前記交差部を前記結束機で結束することを特徴とする請求項1に記載の鉄筋結束装置。
  3. 前記第1のセンサは、前記結束機の中心位置から前記第1の方向とは反対方向に、前記第1のセンサが検知する鉄筋の半径に応じた長さだけずらして配置されており、
    前記第2のセンサは、前記結束機の中心位置から前記第2の方向とは反対方向に、前記第2のセンサが検知する鉄筋の半径に応じた長さだけずらして配置されていることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋結束装置。
  4. 前記結束機が前記第2の方向に移動中に、前記第1のセンサが前記鉄筋を検知しない場合に、警告を出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の鉄筋結束装置。
  5. 2次元的に配置された鉄筋の交差部を結束する鉄筋結束方法であって、
    前記鉄筋の交差部を、結束具を用いて結束する結束機と、異なる方向に配置された前記鉄筋のそれぞれを検知する第1のセンサ及び第2のセンサと、前記結束機を移動させる移動機構部とを備えた鉄筋結束装置を用いて、
    前記移動機構部によって前記結束機を第1の方向に移動させ、前記第1のセンサによって第1の方向に鉄筋を検知した後、前記移動機構部によって前記結束機を前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動させ、前記第2のセンサが鉄筋を検知した場合に、この位置における鉄筋の交差部を前記結束機で結束することを特徴とする鉄筋結束方法。
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