JPH0434175A

JPH0434175A - 結束装置

Info

Publication number: JPH0434175A
Application number: JP14262190A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Sato; 等佐藤; Yasuo Kajioka; 梶岡　保夫; Soichi Makino; 牧野　総一; Takuro Odawara; 小田原　卓郎; Yuichi Kikuchi; 雄一菊池
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Priority date: 1990-05-31
Filing date: 1990-05-31
Publication date: 1992-02-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、構造物の構築の際に用いられ、特に、大径の
鉄筋等によって結束作業を行う際に用いて好適な結束装
置に関する。

「従来の技術およびその課題Ｊ従来、構造物を構築する際に必要な鉄筋結束作業は、は
とんどか人力によって行なわれており、特に太い結束線
を使用した場合、結束作業は重労働となる。また、太い
結束線を使用した自動結束装置は実用化されていないの
が現状である。

最近では、細い結束線を使用した自動結束装置が開発さ
れているが、鉄筋への結束線供給が案内溝方式となって
いるため、結束線供給の確実性に問題がある。また、対
象鉄筋としては、あまり大径には対応できない。

本発明は、前記事情に鑑みてなされＬものであって、鉄
筋等の結束線を自動的に結束することかできるとともに
、特に大径の鉄筋等を使用することができ、さらに、結
束線供給の確実性の高い結束装置を提供することを目的
としている。

「課題を解決するための手段」本発明の結束装置は、結束作業を行うべき所定位置に移
動させる移動装置に接続された結束装置であって、この
結束装置は、結束位置へ結束線を供給する結束線供給装
置と、結束位置において結束線を捩る捩り装置と、前記
結束線を所定位置で切断する結束線切断装置を備え、前記結束線供給装置は、被結束物をまたぐように伸縮自
在に設けられた一対の結束線供給アームと、これら各結
束線供給アームから延出され、その先端部が互いに近接
可能に設けられた結束アームと、この結束アームから延
出され、前記結束線を把持する把持グリップからなり、前記捩り装置は、前記結束線供給装置によって被結束物
を束ねるように案内された結束線を掴む掴み部と、前記
結束線を捩るように前記掴み部を回転させる回転機構か
らなり、結束線切断装置は、被結束物を束ねた状態で前記結束線
を切断するように設定されていることを特徴としている
。

「作用」本発明の鉄筋結束装置で、結束作業を行う場合は、以下
のような方法による。

一対の結束線供給アームが、結束線把持位置まで移動す
る。

いずれか一方の結束線供給アームの結束線把持グリップ
を閉じ、結束線を把持する。

他方の結束線把持グリップは開いた状態とする。

一対の結束アームヲ所定の位置まで下降させ、その後結
束アームの先端部を近接させるとともに、Ｆｆａｃ、他
方の結束線把持グリップを閉じ、結束線を把持する。

前記一方の結束線供給アームの結束線把持グリップを解
放し、結束線を解放する。

前記結束アームの先端部を離間させて、結束線供給アー
ムに対して真っ直ぐにする。

躬記一対の結束線供給装置アームを結束線把持位置まで
移動させる。

結束線掴み部を閉し、結束線を把持する。

結束線切断装置を作動させ、結束線を切断する。

結束線掴み部を閉じ、結束線を把持した状態で、回転機
構を作動させて結束線掴み部を回転させ、結束線を捩る
。

結束線掴み部を開いて作業を終了する。

「実施例Ｊ本発明の結束装置は、太い径の結束線（例えば１２番線
）を使用し、大径鉄筋同士の結束を自動化したものであ
り、結束線の供給方式としては従来実施されているよう
な案内溝方式ではなく、結束線自体を把持して供給する
方式である。

以下、本発明の結束装置について図面を参照して説明す
る。

第１図および第２図は、本発明の一実施例を示す図であ
って、図中、符号１は結束装置を示している。

この結束装置ｌは、結束位置へ結束線を供給する結束線
供給装置３と、結束位置において結束線を捩る捩り装置
５と、前記結束線を所定位置で切断する結束線切断装置
７から主要部が構成されている。

結束線供給装置３は、被結束物（例えば、ＤＩ９〜Ｄ４
１の結束対象鉄筋）をまたくように伸縮自在に設けられ
た一対の結束線供給アーム９、つと、これら各結束線供
給アーム９．９から延出され、その先端部が互いに近接
可能に設けられた結束アーム１１と、この結束アーム１
１から延出され、前記結束線を把持する把持グリップ１
３から構成されている。

結束線供給アーム９．９は、互いのアーム間に、被結束
物をまたぐことかできるように、離間して設けられ、複
数個のガイドローラー１０　　によって支持されながら
伸縮自在に構成されている。

結束アーム１１，１１は、前記結束線供給アーム９．９
の先端部付近において回動自在に接続されている。そし
て、これら結束アーム１１．１１は、その回動動作によ
って先端部か近接自在に設定されている。

把持グリップ１３．１３は、前記結束アーム１１．１１
の端部に設けられ、結束線Ｓを把持可能なように、開閉
自在に構成されている。

捩り装置５は、前記結束線供給装置３によって被結束物
を束ねるように案内された結束線Ｓを掴む掴み部１５と
、前記結束線を捩るように前記掴み部１５を回転させる
回転機構１７から構成されている。

掴み部１５は、基部１９ａ、１９ａにおいて回動自在に
接続された外観り字形の２本の掴みアーム１９．１９と
、これら掴みアーム１９．１９の長辺の先端部付近から
外観鉤状に突設された突部２１．２１を有した構成とな
っている。そして、前記掴みアーム１９．１９の短辺の
先端部１９ｂ。

１９ｂと、前記回転機構１７の軸線方向に沿って移動可
能な連結部材２２は、駆動アーム２３によって連結され
ている。前記連結部材２２は、結束装置ｌの一部に設け
られた支持部２４に回動自在に連結された揺動アーム２
４ａと連結されている。

そして、前記揺動アーム２４ａが、ピストンノリンダー
Ｐの駆動力によって揺動すると、連結部材２２が、回転
機構１７の軸線方向に沿って移動し、駆動アーム２３に
連結された掴みアームＩ９．１９はてこの原理により基
部１９ａ、１９ａを中心として開閉動作を行う。

回転機構１７は、前記掴み部１５をその軸回りに回転さ
せることのできる機構であって、大径の結束線を捩るこ
とのできる程度の高トルクを有する駆動モータ等によっ
て構成されている。

結束線切断装置７は、鋭利な切断部を備え結束線供給ア
ーム９のガイドローラ付近に設けられている。

さらに、結束線ストック部（図示路）は、半自動溶接機
等の溶接棒供給装置（図示路）と同様な機構により、結
束線Ｓを結束装置ｌに供給できる。

次に、本実施例の結束装置ｌは、第３図（ａ）ないしく
ｄ）に示すように、移動装置２５に接続された状態で使
用に供される。

移動装置２５は、門型構造をした結束装置位置決め台車
２７を主体として構成されている。この結束装置位置決
め台車２７は、結束作業を行うへき構造物３０の前後方
向に移動可能に設置されている。

また、結束装置１は、結束装置位置決め台車２７に対し
て上下方向に移動可能で、これにより外観円弧状の鉄筋
ユニットの結束（複数の鉄筋列で結束位置に高低差があ
る）が可能である。

結束装置ｌは、結束装置位置決め台車２７に対して左右
方向への位置の微調整が可能で、これにより結束装置ｌ
の中心と鉄筋交差部中心を合わせることができるために
、より確実な結束が可能である。

さらに、この結束装置位置決め台車２７に複数台の結束
装置ｌを搭載することにより鉄筋１列の同時結束を可能
ならしめ、作業効率を高めることができる。

次に、本実施例の鉄筋結束装置の結束動作について第４
図ないし第１３図を参照して説明する。

（ａ）初期状態第４図に示すように、左右の結束線供給アーム９．９は
上限で停止している。また、左右の結束線把持グリップ
１３．１３は開いた状態である。

結束線掴み部１５．１５は開いた状態である。結束線Ｓ
は、図中左側の結束線供給アーム９の延長線上まで出て
いる。

（ｂ）結束線の把持第５図に示すように、左右の結束線供給アーム９．９が
結束線Ｓの把持位置まで下降する。

左側の結束線把持グリップ１３を閉じ、結束線Ｓを把持
する。

このとき、右側の結束線把持グリップＩ３は開いた状態
とする。

（ｃ）結束線の引き出し第６図に示すように、結束線供給アーム９．９を、被結
束物３２に向けて延出させ、結束アーム１１．１１およ
び把持グリップ１３、Ｉ３を被結束物３２の側方を通過
させる。

（ｄ）結束線の把持第７図に示すように、左右の結束線供給アーム９．９に
対して結束アーム１１．ＩＩを回動させて、それぞれの
把持グリップ１３．１３を当接させる。

そして、左側の把持グリップ１３から延出する結束線Ｓ
の先端部を右側の結束線把持グリップ１３で把持する。

この後、右側の把持グリップ１３は閉じたまま左側の結
束線把持グリップ１３を解放し、結束線Ｓを解放する。

（ｅ）結束線の引き出し第８図に示すように、左右の結束アーム１１を結束線供
給アーム９．９に対して真っ直ぐの状態に戻す。

（ｆ）結束線の引き出し第９図に示すように、左右の結束線供給アーム９．９を
結束線把持位置まで上昇さ仕る。

（ｇ）結束線の絞り第１Ｏ図に示すように、結束線掴み部１５を閉じ、結束
線Ｓを把持する。

（ｈ）結束線の切断第１１図に示すように、左右の結束線供給アーム９を上
限まで上昇させるとともに、結束線切断装置（図示略）
を作動させ、結束線Ｓを切断する。

（ｉ）結束線の捩り第１２図に示すように、結束線掴み部１５を閉じて結束
線Ｓを把持した状態で、回転機構１７を作動させ、結束
線掴み部１５を回転させ結束線Ｓを捩る。

（Ｄ結束終了第１３図に示すように、結束線掴み部１５を開く。

本実施例の結束装置ｌによれば、従来人力によって行っ
ていた結束線の結束作業を自動化できるため、作業効率
の向上、特に繰り返し作業となる結束作業での効率向上
といった効果を奏する。特に、大径の結束作業をも自動
的に、かつ容易に行うことができるたぬ、結束装置の適
用範囲を拡大することができ、結束装置の凡用性を著し
く向上させることができるといった優れた効果を奏する
ことができる。

さらに、本発明の結束装置ｌは、鉄筋自動配筋装置と組
み合わせることにより、配筋から結束までの自動化を図
ることかできる。

「発明の効果」本発明の結束装置は、結束作業を行うへき所定位置に移
動さける移動装置に接続された結束装置であって、この
結束装置は、結束位置へ結束線を供給する結束線供給装
置と、結束位置において結束線を捩る捩り装置と、前記
結束線を所定位置で切断する結束線切断装置を備え、前記結束線供給装置は、被結束物をまたぐように伸縮自
在に設けられた一対の結束線供給アームと、これら各結
束線供給アームから延出され、その先端部が互いに近接
可能に設けられた結束アームと、この結束アームから延
出され、前記結束線を把持する把持グリップからなり、前記捩り装置は、前記結束線供給装置によって被結束物
を束ねるように案内された結束線を掴む掴み部と、前記
結束線を捩るように前記掴み部を回転させる回転機構か
らなり、結束線切断装置は、被結束物を束ねた状態で前記結束線
を切断するように設定されている構成としたので、従来
人力によって行っていた結束線の結束作業を自動化でき
るため、作業効率の向丘、特に繰り返し作業となる結束
作業での効率向上を図ることができる。特に、大径の結
束作業をも自動的に、かつ容易に行うことができるため
、結束装置の適用範囲を拡大することができ、結束装置
の凡用性を著しく向上させることができるといった優れ
た効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、本発明の結束装置の一実施例を
示す図であって、第１図は正面図、第２図は側面図、第
３図（ａ）ないしくｄ）は結束装置の使用状態図、第４
図ないし第１３図は本発明の結束装置による結束作業を
説明するための工程図である。１　・・・・・・結束装置、３　・・・　・結束線供給装置、５　・・・　捩り装置、７　・　・・　結束線切断装置、９　・・・　・　結束線供給アーム、１１　　・・・・・　結束アーム、１３　・　・・　把持グリップ、Ｉ５　・・・・・・掴み部、１７　・・・・・・回転機構、Ｓ　・・・・・結束線。

Claims

【特許請求の範囲】結束作業を行うべき所定位置に移動させる移動装置に接
続された結束装置であって、この結束装置は、結束位置
へ結束線を供給する結束線供給装置と、結束位置におい
て結束線を捩る捩り装置と、前記結束線を所定位置で切
断する結束線切断装置を備え、前記結束線供給装置は、被結束物をまたぐように伸縮自
在に設けられた一対の結束線供給アームと、これら各結
束線供給アームから延出され、その先端部が互いに近接
可能に設けられた結束アームと、この結束アームから延
出され、前記結束線を把持する把持グリップからなり、前記捩り装置は、前記結束線供給装置によって被結束物
を束ねるように案内された結束線を掴む掴み部と、前記
結束線を捩るように前記掴み部を回転させる回転機構か
らなり、結束線切断装置は、被結束物を束ねた状態で前記結束線
を切断するように設定されていることを特徴とする結束
装置。